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社労士試験の難易度は?合格率や勉強時間・他資格との差まで徹底考察

更新日時 2019/11/09

「社労士の資格に興味があるけど、実際どれくらい難しいの?」

そんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

社労士は一般に取得難易度の高い資格だと言われていますが、何と比べて難しいのか、難しくても合格チャンスはあるのかなど、明確でないことも多いと思います。

この記事では社労士試験の難易度をあらゆる面から分析して、その結果を分かりやすく解説していきます。

読み終わった頃には、社労士試験の難易度について明確に理解し、社労士試験に対する正しい向き合い方まで分かるはずです!

社労士の難易度をざっくり説明すると
  • 社労士試験は難しいが誰でも合格が目指せるレベル
  • 合格までには1年程度の学習が必要
  • 合格率は約6%だが近年回復傾向にある

社労士試験の難易度はどれくらい?

考える女性の写真 社会保険労務士(以下、社労士)は毎年5万人近くの人が取得を目指す大人気の国家資格であり、その資格試験の難易度は高いです。

では、なぜ社労士試験の難易度が高いと言えるのか、その理由を具体的に見ていきましょう!

試験範囲が広くて難しい

社労士試験の試験科目数は8科目となっており、他の資格と比べて多いことが特徴です。

学習範囲には「雇用保険法」や「国民年金法」といった様々な法律が含まれており、それぞれが試験科目として出題されます。

また、試験科目それぞれに合格基準点が設定されているので、苦手科目を捨てるといった戦法を取ることができません。

どの科目も満遍なく理解しなければいけないことも難易度が高い要因となっています。

「一般常識」に注意しよう

社労士の試験科目の中で特に曲者なのがこの「一般常識」です。 一般常識といっても、漢字の読み書きや世界情勢について問われるものではなく、「労働管理・社会保険」に関する一般常識が出題されます。

試験が行われる年の前年度に行われた、政策の報道発表や総務省等の報告書などが出題範囲となり、問題が作成されます。

過去問などによる対策がしにくい分野ですので、予備校や通信講座が毎年作成している予想問題を活用するのが一般的です。

社労士試験合格に必要な勉強時間は?

一般に、社労士試験合格までに必要な勉強時間は1000時間程度と言われています。

1000時間というと、1日平均3時間勉強しても合格までに1年弱かかることになります。実際毎日3時間の勉強時間を確保するのは難しく、合格までに2年以上かかる人も少なくないのが実情です。

もちろん勉強時間は個人差が大きいものではありますが、合格までには1年程度は勉強が必要ということは覚えておくと良いでしょう。

社労士の資格取得までの勉強時間については、以下の記事で詳しく解説しています。

試験当日は長期戦

試験を受けるまでの勉強が大変であるのに加えて、試験当日もなかなかハードなのが社労士試験です。

試験当日は午前に80分、午後に210分の合計290分もの試験を乗り越えなければいけません。朝10:30から午後4:50まで続く長期戦です(途中休憩含む)。

学生時代であれば、1日中試験を受けるのはよくある話でした。しかし、多くの社会人の人にとって、プレッシャーのかかった状況で1日中集中力を保ち続けるのは厳しいものがあります。

本番で実力を出しきるのが難しいのも、難易度が高い1つの要因です。 外部模試を受けるなどして、長丁場の試験に慣れておくことは必須でしょう

社労士試験の合格率

喜ぶ女性の写真 社労士の難易度を調べるにあたって、試験の合格率が気になる人も多いのではないでしょうか。

ここでは社労士試験の合格率や合格基準点の推移から、社労士の難易度を見ていきましょう。

社労士の合格率は6%前後

社労士試験は年に一度実施されます。 次のグラフは社労士試験の直近10回の合格率の推移です。

社労士試験の合格率は約6%を平均に推移しています。合格率が1桁を超えることはここ10年で一度もなく、難易度が高い試験であることが伺えます。

社労士試験は2015年に2.6%という驚愕の合格率を記録し、その翌年も4.4%と低い合格率が続いていましたが、近年は回復傾向にあります。

社労士の合格者数は毎年変動するので定員は決まっていませんが、結果から判断すれば受験倍率は高い年で20倍以上、低い年でも10倍以上となっています。

社労士試験の合格率が低い理由

特に独学で勉強している人は、受験本番を待たずして合格を諦めてしまう人も多いです。実に2割以上の受験生が、受験申し込みをしたものの受験を受けることすらしないで諦めてしまっています

また、仕事の都合などで思うように勉強が進まず、「一応申し込みしたから・・・」 と、勉強量が不十分なまま受けにくる人も大勢います。

合格率が6%程度と聞くと気負いしてしまいそうですが、実際に十分な勉強を積んで試験に臨む人は多くないことを考えれば、合格可能性は数値が示すほど低くはないと言えます。

社労士試験の合格率については、以下の記事でより詳しく解説しています。

社労士の試験の合格ラインは?

社労士試験では合計点数だけで合否は決まらず、各科目それぞれで定められた合格基準点を超えている必要があります

合格基準点は毎年変わりますが、それぞれおよそ6割以上の正答率が必要になります。苦手科目を作らないように意識して学習しましょう。

社労士試験の合格ラインについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社労士試験の受験者層

社労士試験を受ける人はどんな人が多いのでしょうか。試験の難易度を知る上で受験者層の把握は欠かせません。

例えば合格率70%の試験と言われても、試験を受ける人がみんな東大生となれば難易度が低いとは言い難いでしょう。

ここでは受験者層の観点から社労士試験の難易度を解説していきます。

合格者の年齢層は?

以下は2018年の社労士試験合格者の年齢分布です。

データから社労士の受験者のうち9割は30歳以上の社会人であることが分かります。

社労士試験は「働きながら」あるいは「家事・育児をしながら」でも、十分合格を目指せる試験であると言えるでしょう。

合格者の男女比は?

毎年変動はあるものの、社労士の合格者のうち約35%は女性であること公式に発表されています。これは難関国家資格の中では非常に高い割合です

社労士は男女問わず活躍の場が豊富な資格であることが伺えます。

社労士試験の受験者層についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社労士の国家資格難易度ランキング

考える男性の写真 社労士の難易度の把握には他資格との比較が有効です。

主な国家資格の難易度ランキングは次のようになっています。

資格 難易度 勉強時間の目安
FP2級 普通 150~300時間
FP1級 やや難 500時間
行政書士 やや難 500~800時間
社労士 難関 1000時間
中小企業診断士 難関 1000時間
税理士 超難関 3000時間以上
司法書士 超難関 3000時間以上

自分のよく知る資格や身近な資格と比べて、社労士がどれくらいの難しさなのかを見てみてください。

社労士の国家資格難易度ランキングについては、以下の記事でより詳しく確認できます。

社労士と難易度が近い資格

FPと社労士の難易度比較

社労士と同じく、大人気国家資格であるFPと社労士の難易度を比較してみます。

FP2級と社労士であれば、比較にならないほどFP2級の方が簡単です。

また、FP1級の合格に必要な勉強時間は約500時間、合格率は10%程度です。やはりFPの方が易しい資格であると言えるでしょう。

ただし、FP1級にはいくつか受験資格が存在するため、それを考慮すると資格取得難易度はだいたい同じくらいだと言えるかもしれません。

行政書士と社労士の難易度比較

行政書士の合格に必要な勉強時間は500~800時間と言われています。また、試験の合格率は約10%と、社労士よりもやや易しい試験であると言えます。

学習内容の親和性が高いため、行政書士と社労士のダブルライセンスを取得する方が多いことも知っておきましょう。

中小企業診断士と社労士の難易度比較

中小企業診断士の試験は、必要勉強時間1000時間、試験の合格率約4%と、社労士試験とほぼ同じ難易度であると言えます。

ただし、資格取得後のキャリアの方向性は大きく異なります。どちらの資格を目指すかは、はっきりと将来像を定めてから決めるべきでしょう。

超難関資格と社労士の難易度差

税理士

税理士の試験は数的処理が求められる問題が多く、数学が苦手な方にとっては紛れもなく超難関の資格となっています。

一方で、一発勝負の社労士とは異なり、税理士試験では1科目毎に合格を積み上げられるという特徴があります。5年以上かけて合格する人も多い、非常に難しい国家資格です。

司法書士

司法書士は、合格までに5年は必要と言われる超難関資格です。合格率は平均3%程度と、勉強時間の面でも合格率の面でも比較にならないほど難関だと言えます。

司法書士と比べれば、社労士試験は非常に簡単に思えてくるはずです。

社労士の難易度は偏差値でいうとどれくらい?

読書する少女の写真

一般に社労士試験の難易度は偏差値でいうと60程度だと言われています。

社労士の資格試験の受験資格に「出身大学」といった制限は設けられておらず、実務経験さえあれば学歴に関わらず受験が可能です。

また、社労士試験で問われる内容は大学で学ぶ内容はほとんど含まれておらず、一部の法学部生以外は学歴によらず同じ条件で試験に臨むことになります

偏差値の高い大学に通っていると試験に有利になる、ということは全くありません。

実情を見てみても、社労士の資格取得者は高卒の方から東大出身の方まで様々です。資格の偏差値は他の資格との比較に役立つ程度なので、参考程度に留めておきましょう。

ちなみに、司法書士や税理士は偏差値70以上、中小企業診断士は社労士と同じく偏差値60程度だと言われています。

社労士試験の受験資格

本とメガネの画像 社労士試験の受験資格は主に以下の3つです。これらのうちどれか1つでも満たしていれば、受験資格を得ることができます。

  • 大卒・専門学校卒等の学歴
  • 3年以上の実務経験
  • 指定された国家資格の保有

高卒の方や中卒の方は学歴要件を満たすことができないので、行政書士などの国家資格を取得してから、社労士試験を目指される方が多いです。

高卒の方が社労士の受験資格を得る方法については、以下の記事を参考にしてください。

受験資格についての詳細は社労士試験の公式サイトでもご確認いただけます。

社労士は独学で合格できる?

勉強する男性の写真 社労士を独学で目指そうと考えておられる方もいらっしゃると思います。独学は学習費用を抑えられるという大きなメリットがあるので、難易度の低い試験にはおすすめの勉強法です。

一方で、これまでみてきたように社労士試験は難易度が高く、独学で合格するのは簡単ではありません。その上で独学合格を目指すのであれば、試験の特徴を理解し、効率的な学習を徹底することが大切です。

独学合格を目指す上で注意すべきことは?

独学合格を目指す場合、予備校や通信講座で受けられるサポートがない中で、独自で学習スケジュールを組まなければなりません。

そんな中、何も知らずに闇雲に勉強に取り掛かるのは非効率です。以下では独学合格を目指す方が特に気をつけるべきポイントを解説していきます。

法改正

社労士試験の問題は税法などの法改正を毎年反映するので注意が必要です。独学する場合は自分で法改正の情報を集める必要があります。

具体的な対策として、テキストや問題集は必ず最新版を購入するようにしましょう

合格基準点

社労士試験の特徴として、各科目それぞれに合格基準点が存在します。したがって苦手科目や勉強不足の科目があってはならず、全科目で漏れなく得点できるようになっておかなければなりません

全国模試の受験

独学者にとっては、本番の試験環境に慣れる機会であるのに加えて、自分の相対的な順位を知る唯一の場です。

自分の苦手科目を把握するためにも、必ず模試は受験しましょう

独学で合格するための勉強法は?

独学での学習において、最も大切なのは大まかな学習スケジュールを立てることです。一年で合格を目指すのであれば、まずは1科目につき1ヵ月程度の学習期間を見込んでおきましょう。

各科目の学習が済んだら(ここまで約8ヵ月)、それぞれの科目で7割以上が取れるまで復習を繰り返します。

ここで重要なのが、学習のメインをテキストではなく過去問や問題集にすることです。本番試験の接近に合わせて、意識的にアウトプットの量を増やしていきましょう。

社労士試験に向けた独学での勉強法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

独学者におすすめのテキスト

資格学習のテキストは大手のTAC出版のものが高品質でおすすめです。

TAC出版の中でも、特に 「みんなが欲しかった!社労士」シリーズは図やイラストによる解説も豊富で、初学者でも非常に勉強しやすいものとなっています。

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テキストを購入する際の注意点としては、以下の2点が挙げられます。

  • 必ず問題集とセットで購入すること
  • 最新版のものを購入すること

基本的に、問題集を解く方がテキストで学習するよりも学習効率が高いです。問題集をメインとして、テキストは問題集の補助として活用するようにしましょう。

また、既に述べたように法改正に対応するために、テキストは必ず最新版を購入する必要があります。ご購入の際は出版時期の確認をお忘れなく。

以下の記事では社労士テキストのおすすめ人気ランキングを紹介しています。ぜひチェックしてみてください。

独学者におすすめの「社労士試験攻略本」

難易度の高い社労士試験において、独学での合格には様々な困難が生じます。

特に学習スケジュールの管理や勉強法などは自分では正解がよく分かりませんよね。

そんな方におすすめなのが、大手資格学校のクレアールが出版している 「社労士試験の攻略本」 です。

これには社労士試験のプロの視点から勉強すべき順番や科目別の対策について解説がされており、独学で勉強する方にとっては極めて参考になる内容となっています。

現在クレアールではこの「攻略本」を無料でプレゼントしています。

クレアールの大人気講師が執筆した社労士試験合格のノウハウ本を無料で手に入れるチャンスです。通信講座を受講するつもりのない方でも、手に入れておいて損はないでしょう

先着100名限定 となっているので、無くならないうちに貰っておきましょう!

社労士試験には通信講座がおすすめ

勉強する女性 これまで独学合格について言及してきましたが、社労士の難易度を考えればやはり圧倒的に通信講座の受講がおすすめです。実際、合格者の8割は通信講座または予備校を利用しています

通信講座の中には費用が独学とあまり変わらないものも多く、通信講座を利用しない手はないと断言できます。

資格Timesではフォーサイトの通信講座を1番おすすめしています。フォーサイト受講生の合格率は全国平均のなんと4.08倍。社労士試験において通信講座がいかに有効であるかがよく分かる数値となっています。

フォーサイトの公式サイトはこちら

以下の記事では社労士通信講座のおすすめ人気ランキングを紹介しています。是非チェックしてみてください。

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社労士資格を取るメリット

微笑む女性の写真 ここまで社労士試験の難易度が高いことを確認してきました。

社労士は簡単に取得できる資格ではありませんが、努力して取得する価値のある資格なのは間違いありません

それでは、社労士の資格を得る具体的なメリットをみていきましょう。

昇格や収入アップに直結する

社労士資格を保有していることで、毎月数万円の資格手当がつく場合があります。

また、社労士の有資格者であることで必ず企業内での信頼は高まるので、昇格にも繋がります。

就職や転職で有利になる

社労士資格を取得する上で最も想起しやすいメリットだと思います。

企業にとって、労務管理のできる社労士は必要不可欠な存在です。社労士資格を持っているということは、就職・転職活動において非常に大きな武器となります

独立して高収入を目指せる

社労士には 「独占業務」 と呼ばれる、有資格者にしかできない仕事内容があります。そのため、専門知識を生かして独立開業することは難しくありません。実際、社労士資格取得者の約半数が開業しています

独立開業には多少のリスクは伴いますが、1000万以上の年収も現実的になります

自分の力だけで稼ぐ力を身につけておくのは、変化の激しい現代において非常に大切なことだと言えるでしょう。

社労士資格を取得するメリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社労士の難易度まとめ

社労士の難易度まとめ
  • 社労士は合格率6%の高難度資格
  • 合格までには約1000時間の勉強が必要
  • 独学でも合格可能だが、通信講座などを利用するのがおすすめ
  • 資格取得のメリットは非常に大きい

社労士の難易度について様々な側面から解説してきました!

魅力的な国家資格である社労士、是非一度取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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