社労士合格者の年齢層・職業別割合|社労士は会社員でも合格できるか
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社労士
のんびり社労士いけい
「社労士資格が欲しいけど、自分の年齢じゃあ今更目指せないかも・・・」
このようにお考えの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
この疑問に応えるため、この記事では実際の社労士試験合格者の年代別割合や社労士としての年齢別の働き方まで、気になる点を徹底解説します!
この記事を読めば、社労士の年齢層は幅広く、年齢を理由に資格を諦める必要はないことが分かるはずです!
社労士と年齢の関係についてざっくり説明すると
- 社労士試験合格者の年齢層は高い
- 社労士試験合格者のほとんどが会社員などの社会人
- 資格取得の年齢で社労士としての働き方も変わる
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社労士試験合格者の年齢層
上の円グラフは社労士試験合格者の年代別割合を表しています
(社会保険労務士試験の合格者の発表についてより作成)
グラフをみて分かるように、社労士試験の合格者の9割弱が30歳以上の方となっています。資格取得者のうち最も多いのが30代の方で、全体の約3分の1を占めています。
また、全体の4分の1弱の方が50歳以上になってから社労士資格を取得されています。
これを見れば、40~50代で社労士を目指すのは無謀でもなんでもなく、むしろ普通のことであると分かっていただけるかと思います。
令和5年度の最高齢合格者は76歳!
令和5年度は76歳で社労士試験に合格された方もいらっしゃるようです。また、令和4年度試験の最高齢合格者も75歳となっています。
このように高齢の方が社労士試験を突破するのは珍しいことではなく、毎年のように70~90歳の方が見事試験に合格されています。
こういった方々の存在を知れば、年齢を理由に社労士を諦めなくても大丈夫だと思えますよね。
社労士試験合格者の職業・男女比
社労士に向けた勉強が不安な理由として、今の仕事や家事が忙しいことが挙げられるかと思います。
同じ社労士を志す人たちはどういった経歴を持っているのでしょうか。
社労士試験合格者の職業別割合
上のグラフは社労士試験合格者の職業別割合を表しています(社会保険労務士試験の合格者の発表についてより作成)
グラフから社労士資格取得者の過半数が会社員の方であることがわかります。
会社員でなくても、何かしら仕事をしながら試験に臨む人は全体の7割以上です。
皆さん社会人としてお忙しい中、仕事の合間をぬって試験勉強をされていることが分かります。
社労士試験合格者の男女比
この記事を読まれている方の中には家事や育児に忙しい主婦の方や、社会人としてバリバリ働いている女性の方もいらっしゃるかと思います。
社労士の資格は女性のキャリアアップにも非常に有効な資格となっています。
以下の表は各士業の資格試験合格者における男女比率を表しています(いずれも2022年度試験結果より)。
男性 | 女性 | |
---|---|---|
社労士 | 61.9% | 38.1% |
税理士 | 70.0% | 30.0% |
司法書士 | 72.4% | 27.6% |
中小企業診断士 | 92.1% | 7.9% |
表を見て分かるように、社労士の女性比率は他の士業と比較しても非常に大きいです。これは女性社労士という働き方が世間一般に広く受け入れられていることを表しています。
男女の区別なく活躍の場が与えられているのは素晴らしいことですね。
社労士合格後の年齢別働き方
社労士試験合格後の働き方は、年齢によっても様々です。
ここでは社労士の年齢別働き方の一例を見ていきましょう。
20代で社労士資格を取得した方
若くして社労士資格を取得された方は、資格をまずは就職活動や転職活動に活かすことが多いでしょう。
就職直後は実務経験がないことが多いため、まずは社労士事務所や企業に勤務しつつ社労士としての腕を磨き、独立や更なるキャリアアップを目指す人が多いです。
30代で社労士資格を取得した方
すでに人事や労務関係の実務経験がある方が多いかと思います。社労士資格を取得後はその実務経験を生かして開業する方も多いようです。
また、社労士の求人は実務経験が重視される場合も多いので、経験豊富な社労士として経営コンサルティング会社や人事の統括幹部として転職される方もいらっしゃいます。
いずれも高い給与が期待できる魅力的な働き方です。
40代以上で社労士資格を取得した方
ほとんどの方が豊富な実務経験をもち、これまでに数多くの人脈を培ってきたと思います。
よって、「これまでのキャリアを一変させてチャレンジしたい!」「心機一転して1から挑戦する覚悟がある」等の考えをお持ちの方は、実務経験と人脈を生かし独立開業をするのがおすすめです。
集客がしやすく顧客からの信頼も得やすい上、若いうちから開業する場合と異なり、すでに貯蓄もあるはずなので開業直後の収入が少ない時期も安心です。
また、そのまま今の企業にお勤めになる場合でも、社労士資格によって資格手当がもらえたり、社内での地位向上が狙えるはずです。
会社に勤めながら社労士試験を突破するには
ご存知の通り社労士試験は難易度の高い試験であり、独学での合格は正直かなり難しいです。
ましてや社会人として忙しい中自分の力だけで勉強するのは、途中で挫折してしまうリスクがかなり大きく、合格にはかなり苦労することと思います。
事実、社労士合格者のほとんどが予備校や通信講座を利用していると推定されます。
※各予備校・通信講座の合格者数から推定
しかし、予備校や通信講座にはお金がかかることも事実です。相場としては予備校ですと20万円以上、通信講座でも10万円程度かかってしまいます。
そこで、資格Timesではフォーサイトの社労士通信講座を1番おすすめしています。
フォーサイトの通信講座は講座費用が78,800円と相場よりもかなり安い上に、講座受講生の合格率はなんと全国平均の4.23倍となっています(2022年度合格実績)。
社労士試験と年齢の関係まとめ
社労士と年齢まとめ
- 社労士合格者の90%弱が30歳以上の社会人
- 社労士には女性で活躍される方も多い
- 会社に勤めながら合格するには通信講座がおすすめ
社労士試験と年齢についての関係を説明しました!
社労士は年齢や性別によらず、多くの人に活躍の場を与えてくれる資格だということが分かっていただけたでしょうか。
この記事を読んだ皆さんが、社労士としての輝かしいキャリアを叶えることを心よりお祈りしています!