保育士の基礎知識(仕事・試験難易度・勉強方法・現状など)をすべて解説!
多くの人々にとって身近な存在である保育士。子供の頃、保育士に憧れていた方も多いかと思います。
職業の知名度が高い保育士ですが、資格についてはよく知らないという方もいらっしゃるのではないでしょうか。
そこで、この記事では保育士の基本知識をすべて紹介します。
保育士の仕事内容や人手不足問題、試験の勉強法やおすすめの通信講座まで、一通り知ることができます。
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保育士はどんな資格なのか
保育士資格は、子どもの保育や保護者への保育指導ができる資格です。預かった子供を安全に保育するために、専門知識やスキルが求められます。
保育士資格を取得する難易度
保育士試験の合格率は例年20%前後となっています。合格率は決して高いとはいえませんが、国家資格の中では難易度が低いといえます。受験資格も易しく勉強期間も短いです。
取得後のメリットの大きさを考えれば、取得するべき資格といえるでしょう。
保育士資格の難易度についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士資格には更新が必要?
保育士として働くには、保育士試験に合格した後、保育士登録をして保育士証を受け取る必要があります。
また、資格自体に更新の必要性はありませんが、記載内容に変化があった場合は紛失・破損した場合は更新手続きが必要です。
保育士登録や資格の更新手続きについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
いくつになっても役立つ資格
保育士試験の受験には年齢制限がないため、保育士はいくつになっても取得できる資格です。
さらに、体力をあまり使わない仕事が用意されていたり、社会人しての経験や子育て経験が役に立ったりするため、保育士は幅広い年齢層の方が活躍できる仕事です。
保育士の年齢事情についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の仕事
ここでは、保育士の仕事内容ややりがい、就職・転職方法などのについて紹介します。
保育士の仕事内容
保育士の仕事は、子どもの世話の他にも、保護者対応、連絡帳や園だよりといった書類作成、保育カリキュラムの策定、行事の計画・実施など、多岐に渡ります。
特に子供に対しては、子供の基本的な生活習慣を身につける手助けをしたり、社会性を養う手助けをしたりと、子供のその後の成長のための重要な仕事であるといえるでしょう。
保育士はピアノを弾ける必要がある?
保育士はピアノを弾けるというイメージを持っている方も多いと思います。確かにピアノが弾けるのは役立ちますが、必ずしも必須ではありません。
ピアノの練習方法や、ピアノを使わない働き方についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の服装や髪型
保育士は、子どもの安全確保や保護者への印象といった観点から、服装や髪型に気を遣う必要があります。また仕事中によく動くので、服装は機能性を重視するとよいです。
保育士の服装や髪型についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の仕事は大変?
保育士は仕事量が多いため、勤務時間が長くなったり残業や休日出勤が多くなったりしてしまうことがあります。
仕事の大変さについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士によくある悩み
保育士は仕事量の多さに加えて、保護者対応や人間関係が上手くいかなくて悩みを抱えることもあります。保育士として働き続けるには、悩みの解消方法を知っておくことが必要です。
保育士の悩みや保育園での人間関係についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
一年目は特に大変
一年目は仕事に慣れておらず、先輩保育士との関わり方などで苦労することも多いかと思います。ですが、周囲に助けられながら一つずつ仕事を覚えていけば、楽しさを感じられるようになっていきます。
保育士の一年目についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士を辞めたくなったら
悩みが深刻になり、保育士を辞めたくなった方もいらっしゃるでしょう。せっかく保育士になったのに辞めるのはもったいないですが、どうしても辞めたい場合は勤務先に配慮して辞めましょう。
辞めたくなった時の対処法や適切な辞め方についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士はやりがいが大きい仕事
確かに保育士の仕事は大変ですが、子どもの成長を支えることができ、やりがいが非常の大きいです。また仕事に疲れていても、子どもの笑顔に癒やされることができます。
さらに近年は共働きの家庭が増えており、待機児童も大きな社会問題となっています。これらのことから、保育士は社会に大きく貢献しているといえます。
保育士のやりがいについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の就職・転職方法
保育士は現在需要が高いため、就職・転職で困ることはあまりないでしょう。それでも、より良い条件で就職・転職するにはきちんと対策することが必要です。
履歴書・職務経歴書の書き方
履歴書・職務経歴書を書く上で、まずは基本の書き方を知ることが必要です。さらに、保育士として採用されやすい志望動機や自己PRのコツを知っておくとよいでしょう。
保育士の履歴書・職務経歴書についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
面接で採用されるには
面接においても、基本のマナーや好印象を持たれる受け答え方を知っておくことが効果的です。また、本番で聞かれやすい質問を事前に対策しておくことで、スムーズに応えることができます。
保育士の面接試験や、採用全体における自己PRについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
公務員保育士として働く方法も
公務員保育士とは、地方公務員として公立保育園で働く保育士のことです。待遇が安定していて福利厚生も手厚いのが特徴です。
その一方で、公務員試験に合格する必要がある、採用数が少ないといったデメリットもあります。興味がある方は、公務員保育士についてよく知った上で、自分がなるかどうか判断するとよいでしょう。
公務員保育士についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の年収事情
保育士の平均年収は約300万円であり、仕事の大変さから考えると給料が良いとはいえません。しかし近年は、保育士の数を増やすために給料が徐々に改善されています。
保育士の年収についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の退職金はどのくらい?
保育士の退職金は公立の場合は自治体、私立の場合は運営団体・企業によって金額が異なり、全くもらえないこともあります。退職金については自分の勤務先に必ず確認しましょう。
保育士の退職金についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士として独立するには
保育士は保育園に所属して働く以外にも、フリーランスやベビーシッターとして働く、様々な子育て支援事業に携わる、といった選択肢があります。
また最近は各自治体の条件を満たせば、保育ママとして自宅で子どもを預かることもできます。
保育士として独立する方法をより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
男性保育士の実情
保育士の9割以上は女性ですが、男性保育士も一定数います。保育士が人手不足である今、男性保育士の需要はますます高まっています。
女性ばかりの環境で息苦しいといった現状もありますが、男の子の対応や力仕事に長けているといった強みもあります。よって、男性でも保育士として十分活躍できます。
男性が保育士になることについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士は現在人手不足
近年、保育士が人手不足だという報道をよく目にします。ここでは、人手不足の実態やその原因・対策について解説します。
保育士には配置基準がある
配置基準とは、保育士1人が保育できる子どもの数のことです。この配置基準があるため、子どもの多く受け入るためには保育士を増やすことが必要なのです。
基準は国や自治体によって変わるため、自分の勤務先のものを調べるとよいでしょう。近年は待機児童問題などから、基準の緩和が行われています。
保育士の配置基準についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
処遇改善で人手不足解消の動きが進んでいる
近年、人手不足解消のために、国や自治体が処遇改善に取り組んでいます。その一つが、国が2度にわたって行った「処遇改善等加算」です。
具体的には、保育士の賃金を増やす、役職を設けることでキャリアアップしやすい環境を整える、といったことが行われました。
これらの処遇改善についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の将来性
現在、保育士の需要はますます高まっており、保育士が活躍できる場は幅広いことから、保育士は将来性が高い仕事だといえます。
また、仕事がAIに代替されてしまうという話もありますが、保育士の仕事は人の気持ちを理解することが必要不可欠です。ですので、AIによって保育士の必要性がなくなることはありません。
保育士の将来性についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の恋愛事情
ここでは保育士の出会いや結婚など、リアルな恋愛事情に迫っていきます。
保育士に出会いはある?
保育士は男性からモテる一方で、職場に女性が多く出会いが少ないのが現状です。そのため保育士が出会うためには、自ら積極的に行動する必要があります。
出会いの場としては例えば、友人からの紹介や学校、マッチングサービスがあげられます。
保育士が出会う方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士が結婚するには
保育士の中で結婚したいという方は多いかと思います。上記でも述べた通り保育士は出会いが少ないので、婚活も積極的に行いましょう。
いざ結婚するとなった場合、現在の仕事や自身のキャリアとの両立を考えましょう。子どもが生まれた後の働き方についても考える必要があります。
保育士の結婚についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の彼女の特徴
保育士の彼女は包容力があり気遣い上手なので、男性に非常に人気です。さらに浮気の心配も少なく子どもの扱いが上手いので、将来も安心です。
その一方で、仕事の忙しさからあまり会えない、愚痴をよく聞かされるといったこともあります。保育士と付き合うには、そういった事情を理解してあげることが必要です。
保育士の彼女についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の資格試験について
ここでは、保育士試験の日程や受験資格、合格率や出題範囲について紹介します。
保育士試験の受験資格
保育士試験を受験するには、以下のいずれかを満たす必要があります。
- 大学・短大・専門学校などを卒業する、または2年以上在籍して62単位を取得する(見込みでも可)
- 平成3年3月31日以前に高等学校を卒業する
- 高校または中等教育学校等を卒業し、児童福祉施設にて2年以上かつ2880時間の実務経験がある
- 義務教育を修了し、児童福祉施設にて5年以上かつ7200時間の実務経験がある
保育士試験の概要
保育士試験は年に2回行われます。前期日程では筆記試験が4月、実技試験が7月に行われ、後期日程では筆記試験が10月、実技試験が12月に行われます。
試験会場は都道府県によって異なりますが、主に大学などで行われます。
受験料は受験手数料12,700円+申請の手引き郵送料250円で、合計12,950円となっています。
保育士の合格率は約20%
令和3年度試験の合格率は20.0%であり、毎年20%前後となっています。試験回数の増加などにより、ここ10年で合格率は10%ほど上がってますが、依然として低いままです。
その要因として、筆記試験の科目数が多く、実技試験が存在することがあげられます。ですが、しっかり対策すれば合格は決して難しくありません。
保育士の合格率についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士の試験科目・合格基準
筆記試験の科目は、保育原理・教育原理・社会的養護・児童家庭福祉・社会福祉・保育の心理学・子どもの保健・子どもの食と栄養・保育実習理論の計9科目となっています。
また実技試験は、音楽表現に関する技術、造形表現に関する技術、言語表現に関する技術の計3科目のうち、2科目を選ぶことになっています。
保育士試験ではまず、筆記試験の全科目に合格する必要があります。合格ラインは全科目6割です。筆記試験に全て合格した後、実技試験に合格すれば、保育士資格を取得できます。
保育士試験に合格する方法
ここでは、保育士試験の勉強時間や合格するコツを紹介します。
保育士試験の勉強法
保育士試験の勉強は、試験の特徴を捉えて効率よく勉強することが必要です。
例えば、筆記試験では全科目6割以上とる必要があるので、苦手科目を作らないようにまんべんなく勉強するべきです。また、テキストを読んでインプットするだけでなく、問題演習でアウトプットすることが大切です。
保育士試験の勉強法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
合格に必要な勉強時間
保育士試験に必要な勉強時間は90時間程度といわれています。これは1日1時間勉強したとすると、3ヶ月程度になります。
勉強のモチベーションを長期間維持することは難しいので、短期間で集中して勉強しましょう。勉強時間を確保するのが難しい方は、通勤中などの隙間時間を活用するとよいです。
保育士試験の勉強時間についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士は独学で合格できる?
保育士試験に独学で合格することは可能であり、実際に独学で合格した方も多く見受けられます。独学のメリットとしては、費用を抑えられること、自分のペースで勉強できることがあげられます。
ただし独学は、自分でやる気を維持できない、最新情報を入手しにくいといったデメリットもあります。効率良く確実に合格したい方は通信講座がおすすめです。
独学での合格についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
高卒や主婦が合格するには
まずは受験資格を満たすことが必要です。例えば高卒の場合、児童福祉施設で2年以上かつ2880時間の実務経験を積む必要があります。
高卒や主婦でも、きちんと勉強すれば試験の合格は十分可能です。勉強に不安がある方は、通信講座を利用するとよいでしょう。
高卒や主婦が保育士になる方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士試験におすすめの通信講座
ここでは、保育士通信講座のおすすめランキングや、それぞれの通信講座の特徴を解説します。
通信講座おすすめランキング
以下の記事では、保育士の通信講座をランキング形式で紹介しています。
保育士講座をお探しの方、各講座の違いを知りたいという方におすすめです。
ユーキャンの通信講座の評判は?
通信講座大手のユーキャンですが、保育士講座も30年以上の実績があります。2018年度の保育士試験では、なんと合格者の約10%がユーキャンの受講生でした。
この実績の要因となっているのが、試験に出るポイントだけをまとめたテキストや、計10回の充実した添削サービスです。費用は59,000円で相場と同じくらいです。
ユーキャンの保育士講座についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
フォーサイトの通信講座の評判は?
フォーサイトは、社労士や宅建士などの難関国家資格を中心に圧倒的な合格率を誇る通信講座です。
そんなフォーサイトが満を持して、保育士講座をリリースし、多くの人を合格まで導いたメソッドを基に学習を進めることができます。
テキスト・講義のクオリティはもちろん、保育士講座ではあまり見ないスマホ学習機能も非常に充実しているため、教材のクオリティは他の講座と比べてもピカイチであるといえるでしょう。
フォーサイトの保育士講座についてより詳しく知りたい方は、以下の記事もご覧になってください。
たのまなの通信講座の評判は?
たのまなでは動画、音声、テキストの3種類の教材が揃っており、初心者でも勉強しやすくなっています。さらに実技試験についても、プロが解説や添削を行ってくれます。
講座の質の高さから、たのまなの保育士講座は68.9%という高い合格率を誇っています。これは全国平均の約3.2倍です。費用はDVD学習がついて59,000円、DVD学習無しで46,000円となっています。
たのまなの保育士講座についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
保育士についてまとめ
保育士まとめ
- 保育士資格の難易度は高くなく、どの年齢層の方にも役立つ資格である
- 子供のお世話以外にも保護者対応など仕事は多岐にわたる
- 保育士の仕事は確かに大変だが、それ以上にやりがいが大きい
- 保育士の出会いは少ないので、恋愛したいなら積極的に行動するべき
- 保育士は現在人手不足であり、国や自治体が処遇改善も行っている
- 保育士の勉強期間は3か月程度で、通信講座の利用がおすすめ
保育士について知っておきたい基本知識をすべて紹介しました。
保育士は現在人手不足となっており、非常に需要が高い職業です。
是非、資格を取得してみてはいかがでしょうか。
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