保育士の仕事のやりがいとは?仕事の魅力から大変な側面まで徹底解説!

更新日時 2020/06/22

「保育士ってどんな仕事?」

「保育士のやりがいはどんなところにあるの?」

保育士に関して、このような疑問を持っている方は多いのではないでしょうか。

この記事では、保育士の仕事で感じることができるやりがいや、保育士の仕事の魅力、大変な面など、保育士の仕事の特徴を分かりやすく解説します!

保育士の仕事に興味がある方はぜひご覧ください!

保育士の仕事のやりがいについてざっくり説明すると

  • 日々子供たちの成長を見ることにやりがいを感じられる
  • 保護者から育児に関して頼られる喜びも
  • 園全体で協力して行事を成功させたときの達成感も魅力
目次
  • 保育士の基本的な仕事内容

  • 保育士はやりがいの大きい仕事

  • 保育士の仕事には大変なことも

  • 保育士の仕事のやりがいについてまとめ

保育士の基本的な仕事内容

クエスチョンマーク

保育士の仕事は、子供の保育、保護者への子育て支援、事務作業などに分かれます。

保育士は、保育所などの児童福祉施設で0歳~6歳までの未習熟児を預かり、子供の保育をしたり保護者へ保育指導を行ったりすることが主な仕事です。

子供の保育では、基本的な生活習慣を身に付けるための支援や、子供の身の回りの世話をします。また、子供たちに集団生活をさせることで社会性を養えるようにすることなども大切な仕事の一つです。

保護者への保育指導では、保護者と頻繁にコミュニケーションを取り、保護者が子供と離れている間の子供の成長を伝えることは大切な業務です。

特に、相談相手がおらず、育児に関して孤立している保護者への支援は重要になります。このような保護者には、子供の成長を伝えるだけではなく、日常生活で困っている点の聞き取りなども必要になってきます。

そして、保護者が困っているところがあれば、保育士としてアドバイスできる点はアドバイスをします。また、保健所など他の専門家の助けが必要であれば、そちらの機関に繋ぐことも重要です。

その他の事務作業としては、保育計画書の作成、教材準備、掲示物の作成などを行います。また、遠足や運動会の行事の際には、企画、準備、運営も自分たちで行います。

保育士はやりがいの大きい仕事

腕を伸ばす女性

保育士は、さまざまなやりがいを感じられる仕事だと言えます。

ここでは、保育士の仕事のやりがいにはどのようなものがあるのかご紹介します。

日々子供の成長を見れる

幼少期の子供を受け持つ場合、保育士は子供の成長を間近で見られることが多いです。

例えば、保育士は、子供が初めて歩けるようになった瞬間に立ち会うこともあります。

また、友達に「ありがとう」と言えたり、仲良く遊べたりするといったコミュニケーション能力が成長していく場面も見ることがあります。

他にも、昼食の時間であれば、以前なら嫌いな食べ物を残していた子供が今では頑張って食べているところを見ると成長を感じられます。

また、遊びの時間では、逆上がりや前転を初めてすることが出来たなど、体や運動機能の成長を感じられる場面は多いです。

子供たちは毎日成長をしていきます。保育士は子供たちの成長を日々近くで目の当たりにできる職業であり、そのことにやりがいを感じるという保育士は多いのです。

卒園式は特に感慨深いものに

卒園式では、何年間も見てきた子供が入園したときと比べると心身共にすっかり成長した姿に感動を覚えます。

子供たちが保育園を卒園することは寂しくはありますが、保育士としては、子供たちが成長して次のステップに進むことへの感動の方が大きいのです。

特に、自分が担当していた子供たちが卒園式で立派な姿を見せることに感動することが多く、そんなとき「この仕事をやっていていよかった」とやりがいを感じる保育士は多いです。

また、卒園後に子供たちと再会するときがあると、子供たちがさらに成長している姿を見られるため、大きな喜びを感じられます。

子どものかわいい笑顔が見れることは大きな魅力

子供たちが可愛い笑顔を日々見せてくれることも保育士の仕事の大きな魅力の一つです。

仕事の内容も量も大変な保育士ですが、子供たちが屈託のない笑顔を見せてくれる瞬間は癒されるかけがいのない時間です。

子供たちは「先生、大好き!」と言いながら抱き着いてきたり、手をぎゅっと握ってきたりしますが、いくら疲れているときでも、子供たちからのそのような愛情表現には疲れが吹っ飛ぶほどの喜びがあります。

また、子供が笑顔を見せてくれるということは保育士を信頼してくれていることです。子供たちが笑顔をたくさん見せてくれるということは、保育士として子供たちとよい関係性が築けており、頼られているという証であり、自信にも繋がります。

保護者から頼られるとき

保育士は、保護者の代わりに日々子供の世話をしてくれる存在であり、保護者にとってはありがたい存在です。

特に、最近では共働き家庭が増えて育児に時間をかけられなくなった家庭が増えているため、保育士の重要度は増してきています。

また、核家庭化が進んでいることにより自分や配偶者の親など身内に育児相談をする機会が減ったこともあり、保育士に子供についての悩みを相談する保護者もいます。

例えば「落ち着きがないけれど大丈夫でしょうか」「親に心を開いてくれないんですが」などといった内容です。

保護者は保育士を子育てのプロであると期待して、さまざまなアドバイスを求めてきます。このように保護者からプロとして頼られるときにやりがいを感じる保育士も多いでしょう。

保護者から感謝されることも

子供に親身になって向き合うことで、保護者から感謝されることもあります。

例えば、子供を注意深く観察していく中で子供同士の喧嘩に気付いたり、子供が内に抱えていたストレスに気付いたりすることがあります。

そのようなことを保護者に報告するときに「先生でよかった」「ありがとうございます」など、保護者から感謝の気持ちを伝えられるときは、やりがいや喜びを感じられる瞬間です。

そして、このような機会は、今まで子供たちと向き合ってきた苦労が報われる瞬間でもあります。

行事を成功させたとき

行事は、子供たちだけではなく、保育士同士でも協力して進めていくため、終わったあとは言葉では表せないほどの達成感を味わうことができます。

また、自分たちが企画したもので園児や保護者が楽しんでくれ、歓声が上がったりすると、行事の準備を頑張ってきてよかったとやりがいを感じることができます。

行事はただ遊ぶだけではなく、子供たちの成長を促す重要なイベントです。

例えばお遊戯会ではダンスや歌などのプログラムを一生懸命練習して覚えたり、運動会では全体での動き方や種目のやり方を覚えたりしなければなりません。

保育士は、子供たちが行事で覚えること、やらなければならないことをサポートする役目があります。サポートをする中で、子供たちはいろいろなことを吸収し成長をしていきますから、そんな姿を見られることも保育士としてのやりがいの一つです。

また、保育士同士皆で団結し、計画・運営をすることやトラブルに対応することなどさまざまな苦労を共にする中で連帯感が生まれますし、行事が成功したときは達成感や感動を皆で味わうことができます。

自分の成長を実感する時

保育士の仕事は忙しく、こなさなければならない仕事の量も多くて大変な仕事だと言えます。しかし、その分自分自身が成長できる機会も多い仕事です。

例えば、保護者に配布するお便りを上手く作成できたとき、園でのプログラムで司会進行を上手くできたときなどに他の保育士から評価されれば、自分の成長を実感できます。

そして「次も成功できるようにしよう」という仕事へのモチベーションも生まれ、さらなる成長に向けて努力していくことができます。

保育士の仕事には大変なことも

YESとNO

ここまで、保育士の仕事のやりがいなど、保育士の仕事のプラスなイメージについて解説してきました。しかし、保育士の仕事は魅力だけではなく、大変な面、厳しい面もある仕事です。

以下ご紹介する保育士のマイナスなイメージについては、「保育士あるある」として保育士が語ることもあるほど、保育士をする中でよくあることです。

このようなデメリットに苦しみながらも「子供が好きだから」「この仕事が好きだから」と保育士を続けている方が多いのです。

人間関係で苦戦することも

保育士は9割以上を女性が占めている職業です。女性特有の複雑な人間関係が繰り広げられる場合が多々あり、それに悩まされる保育士は少なくありません。保育士が人間関係に悩むというのは「保育士あるある」の代表的なものです。

例えば、チームで保育をする際、リーダーや仲間と馬が合わないことで、自分がしたことに文句を言われてしまったり、最悪の場合には無視をされたりすることもあり得ます。

保育士の人間関係の悩みでは、特に上下関係についての悩みが多くみられます。例えば、

  • 先輩に雑用をさせないようにしなければならないこと
  • 先輩と会話をするときは、作業を止めなければならないこと
  • 先輩が嫉妬して嫌味を言ってくること

などに悩んでいる保育士が多いようです。保育園は閉鎖的な環境ということもあり、そのような人間関係からくるストレスが溜まりやすいと言えます。

給料が労働量と釣り合わない

保育士は激務にもかかわらず給料が安いということも「保育士あるある」の一つです。最近では、保育士の給料が低すぎるということが社会問題化しているほど深刻な問題となっています。

私立保育園の保育士の平均月収は約23万円、年収は342万円です。ここから税金などが引かれると手取りはさらに低くなります。

この額は、サラリーマンの平均年収である420万円と比較しても、100万円ほども低い数字になっています。

保育士は、肉体労働も多く長時間勤務であるにもかかわらず、年収がこのように一般の職業よりも低いことで、働くモチベーションが持ちにくくなってしまいます。

実際に、生活が出来ないからと保育士を辞めてしまう人もいるほどです。

体力を使う仕事が多い

子供たち相手の仕事は体に負担がかからないというイメージがある方もいるかもしれませんが、実際には保育士の仕事は体に大きな負担がかかり、体力も必要な仕事です。

まず、毎日体を使った長時間の過度な労働が続くことにより、保育士は心身ともに疲労が蓄積している状態になっています。

そんな中、子供の昼寝用の布団などを毎日持ち運びすることや、子供と遊ぶことにより体に負担がかかっていきます。

また、乳幼児のクラスでは抱っこやおんぶをすることが多いため、疲労が溜まりやすくなっています。

そんな中、毎日体に負担がかかる仕事が続いていくことで、体へのダメージは広がり重症化していき、肩こりや腰痛などが発症することもあるのです。

長時間労働を覚悟する必要がある

ある調査結果では、保育士の9割近い人が労働環境の問題について「勤務時間の長さ」を指摘しています。

保育士は仕事量が多すぎるにもかかわらず人員が足りていないために、どうしても長時間労働にならざるを得ないのです。

保育士の仕事は、子供の世話だけにはとどまりません。書類作成、事務作業、研修、会議など、子供の世話以外にもこなさなければならない仕事が山のようにあります。

しかも、これらの仕事は子供の世話をする時間以外でこなさなければならないのです。必然的に休憩の時間がなくなったり、昼食の時間も早く食べて仕事をしたりと、時間を切り詰めて仕事を進めていかなければなりません。

休日に仕事をしなければいけないことも

仕事量が多すぎることから保育士は休日も休めない場合が多く、行事の直前などは休日出勤が多くなります。

終わらなかった仕事は家に持ち帰り、夜寝ないで仕事をしたり、休みの日に自宅で仕事を続けたりしなければ仕事が終わらないという場合もあります。そのためプライベートの時間がなくなってしまうことも保育士にはよくあることです。

仕事中も休日も休む暇がなく、心身ともに疲れ切ってしまう保育士は少なくありません。

労働環境は改善しつつある

保育士の労働環境が過酷であることを受けて、現在ではほとんどの保育園が職場改革を行い、より働きやすく、続けやすい環境を整えています

実際、保育士の年収は2013年から右肩上がりで上昇を続けているなど、改善の動きは顕著に現れています。

この動きを受けて、保育士の人数も増加し続けているので、人手不足の問題も昔ほど深刻ではなくなってきています。

そのため、保育士の労働環境について悲観的になりすぎる必要はないと言えるでしょう。

保育士の仕事のやりがいについてまとめ

保育士の仕事のやりがいについてまとめ

  • 保育士はやりがいも魅力もある素晴らしい仕事である
  • 給料は一般的な仕事に比べて低めであり、労働量から見ても割に合わない部分がある
  • 現在では労働環境の改善が勧められていることもあり、やりがいのある保育士という仕事を選択する人は増えている

保育士の仕事のやりがいについて解説しました。

保育士は、給料が低めである点、肉体労働が多い点、労働量が多い点、プライベートの時間がおろそかになりがちな点など、デメリットになってしまう点もさまざまあります。

しかし、保育士は、子供が好きな人であれば、さまざまな場面でやりがいを感じることができる素晴らしい職業です。

また、近年では保育士の労働環境の改善が盛んに行われているので、上述のような負の側面は徐々に減ってきています。

今回ご紹介したようなやりがいを感じながら働きたいという方は、保育士を目指してみてはいかがでしょうか。