保育士のおすすめ勉強法とは?勉強時間からおすすめ参考書・問題集まで徹底解説!
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「保育士のおすすめの勉強法はあるの?」
「保育士は独学でも合格できるる?」
保育士試験の勉強を始める人の中で、このような疑問を抱いている人はいらっしゃいませんか?
保育士は保育園や幼稚園で活躍している人であり、子供の健やかな成長に立ち会うことができる仕事です。
保育士を目指す人は多くいますが、資格の取得にあたってどのような勉強法で進めればいいのか、独学でも合格できるのか気になる人は多いと思います。
こちらの記事では、保育士の勉強法やおすすめの参考書などについて解説していきます!
保育士試験についてざっくり説明すると
- 保育士試験の出題科目は多く、勉強するべき量もかなり多い
- 合格率も20%程度とかなり低いため、難関試験と言える
- 科目ごとに基準点が設定されているため、足切りに引っかからないように注意
- インプットとアウトプットのバランスを意識することが大切
保育士の勉強法を学ぶ前に確認したいこと
試験の基本をまずは理解しよう
保育士試験は、筆記試験と実技試験で構成されています。
筆記試験はすべてマークシート方式で行われ、各教科100点満点の試験となっています。
筆記試験は9科目の試験範囲をこなさなけれないけならず、この試験範囲の広さが難易度をアップさせている要因の1つとなっています。
なお、筆記試験の出題内容は以下の表のようになっています。
科目名 | 問題数 | 試験時間 |
---|---|---|
保育の心理学 | 20問 | 60分 |
保育原理 | 20問 | 60分 |
子ども家庭福祉 | 20問 | 60分 |
社会福祉 | 20問 | 60分 |
教育原理 | 10問 | 30分 |
社会的養護 | 10問 | 30分 |
子どもの保健 | 20問 | 60分 |
子どもの食と栄養 | 20問 | 60分 |
保健実習理論 | 20問 | 60分 |
実技試験では「音楽表現に関する技術」「造形表現に関する技術」「言語技術に関する技術」の3つの分野に分かれています。
実技試験は筆記試験を突破した人しか受験することができず、3分野の中から2つを選択して試験を受験する形式です。
試験は年2回開催
保育士試験は、以前は年1回の実施でしたが、保育士不足が深刻化し人員を補う必要性が高まったことから年2回になりました。
保育士の前期日程は、筆記試験が例年4月第3週の土曜と日曜、実技試験は6月第4週の日曜日に行われます。
後期日程は、筆記試験が例年10月第3週の土曜と日曜、実技試験は12月第4週の日曜日に行われます。
なお、令和5年度の試験日程に関しては、以下のようになっています。
- 前期日程
筆記試験は4月22日(土)・4月23日(日)で、実技試験は7月2日(日)に行われる予定です。
- 後期日程
筆記試験は10月21日(土)・10月22日(日)で、実技試験は12月10日(日)に行われる予定です。
あらかじめきちんと日程を確認しておき、目標を明確にしておく必要があります。
学習の際に意識すべきこと
筆記試験は9科目と膨大な範囲となっていることに加えて、合格ラインもそれぞれの科目で定められています。
よって、安易に捨て科目を作らず、苦手科目も合わせて勉強を進めていくことが大切です。
足切りに引っかかってしまうと不合格となってしまうため、苦手分野を作らない勉強が必要になります。
特に、教育原理と社会的養護は2つの科目が一つの括りで出題されるので、それぞれで苦手を作らないように注意が必要です。
また、内容が科目間で重複していたり繋がりのある場合があるので、これらは横断的に対策することで効率的な勉強となります。
実技試験は、まず自分の受験する科目をきちんと把握したうえで学習を進めることが重要です。
各科目で独自の確認事項があるため、過去問などを通じてその情報の把握するようにしましょう。
保育士の難易度と合格率
保育士試験の合格率は以下のとおりです。
このグラフからわかるように、保育士試験の合格率は近年上昇傾向にあり、平成21年度からの13年間で合格率は10%程度でから20%程度へと変化しています。
しかし、上昇傾向にあるとはいえ、依然として合格率は5人に1人程度しか合格できない水準であるため難易度は高いと言えるでしょう。
そのため、競争率の観点から見ると難しい試験であるため、長期にわたり丁寧に勉強していかなければなりません。
なお、保育士の難易度を偏差値で表すと58となっており、ここからも難易度の高さが伺えます。
合格のための勉強時間はどれくらい?
保育士試験を独学で勉強する場合には、必要な勉強期間は1~6か月程度が目安となります。
これは、専門学校の人が複数年かける場合と比較すると短い期間となるため、短期間で合格を狙える点は独学のメリットと言えます。
しかし、独学の場合は勉強のスケジュールを自分で考えなければならず、かなりの手間がかかります。
また、疑問点があっても気軽に質問できる相手がおらず、わからない部分を自力で解決しなければいけないなど、非常に負担が大きいデメリットがあります。
加えて、モチベーションの維持にも注意を払う必要があるため、独学慣れしていない人にはハードルが高いと言えます。
合格基準点は全科目で6割
保育士試験は、筆記試験の9科目すべてで6割以上の合格点を超える必要があります。
1科目でも6割を下回ってしまうと不合格となるため、苦手科目を作らないように万遍なく勉強を進めていく必要があります。
特に、さきほど紹介した3科目に関しては合格点を超えるのが難しく、多くの受験生が対策に苦労しています。
そのため、勉強を進めていく中で不安が出てきた場合は、重点的に対策して苦手意識を払拭するようにしましょう。
また、実技試験の選択2科目でも6割を超える必要があるため、こちらでも苦手分野を極力作らないように対策していく必要があります。
合格に近づくための勉強法の基本
こちらのトピックで、各試験で基本となる勉強法を解説していきます。
筆記試験はインプットとアウトプットの両輪がカギ
保育士試験の対策に当たって、まずはテキストに目を通して基本知識や全体像をインプットする作業が大切になります。
インプットをしていく際には、重要な論点やキーワードをノートにまとめるなどして丁寧に覚えていくと効果的です。
インプットは繰り返し行うことが大切で、何度も何度もしつこく繰り返すことで知識が徐々に定着していきます。
最初の1~2回ではなかなかインプットができておらず自信を喪失してしまうかもしれませんが、何度も繰り返せば問題ないため辛抱強く勉強していきましょう。
また、ある程度知識が固まったらアウトプットを行って、実際に問題を解く中で試験で使える応用力を鍛えていくと良いでしょう。
テキストを読んだだけでは分からなかった内容であっても問題を繰り返し解き出題傾向を体に染み込ませることで得点力がアップしていきます。
この際、間違えた問題は放置するのではなく必ずテキストに戻ってインプットしなおすようにしましょう。
不明点や分からなかった問題を放置してしまうと、そのまま忘れ去られて復習するときに苦労してしまいます。
非効率な勉強を避けるためにも、不明点が出てきたらその都度丁寧にインプットしなおすことを意識しましょう。
実技試験は科目選びが重要
実技試験で重要なのは、まずは3つある科目の中から2つの科目を的確に選ぶことです。
理由としては、実技試験の合格率は一般的に8~9割の間で推移しており、科目選びを間違えなければほぼ合格することができる難易度であるためです。
科目選びの際に重視するべき点は、実際に保育士になったことを考えて決めるのではなくまずは試験に合格することを最優先して、自分の得意分野を選択することです。
選択する際に将来のことを見据えて苦手な分野を選択してしまうと不覚を取ってしまうことがありため、要注意です。
科目選びをきちんとした上で後述する各科目ごとの勉強法を実践することで、合格する確率を高めることができます。
筆記試験の学習スケジュール
こちらのトピックでは、特に苦戦が予想される筆記試験の学習スケジュールを解説していきます。
なお、こちらの記事では3か月で保育士試験に合格する想定でスケジュールを紹介していきます。
初めの1か月はテキストでインプット
当然、いきなり問題に取り組んでも解けるはずはないので、まずテキストを読み込んで知識をインプットするようにしましょう。
なお、テキストを選ぶ際のポイントは、内容が詳しく記されており自分にとってわかりやすいテキストを使うことです。
もし分かりづらいテキストを選んでしまうと非効率な勉強になってしまい、モチベーションも失われてしまいます。
まずはテキスト全体を読み全体像を把握してから、重要ポイントや頻出論点を把握することが大切です。
このような手順で勉強することで、苦手な部分を中心にインプットを効率よく進めることができます。
残りはアウトプット中心
インプットで知識をざっくり詰め込んだ後は、実際に問題に取り組みアウトプットを進めていきましょう。
アウトプットをする際には、特に過去問を使用することがおすすめです。
アウトプットは、問題に慣れると同時に自分の苦手箇所を認識して、苦手意識を払拭するという意味合いも含んでいます。
もし途中で分からない問題やインプットしきれていない問題が出てきた場合は、答え合わせの段階で印をつけるなどして把握することが重要です。
苦手を把握した後は再びテキストを理解できるまで読み込み、苦手を一つずつ丁寧につぶしていくことが大切です。
アウトプットを数多くこなせば、本番への対応力や実践力が磨かれるため本番までにできるだけ多くの問題を解くようにしましょう。
筆記試験の科目ごとの勉強ポイント
こちらでは、主に筆記試験の勉強法を科目ごとに解説していきます。
保育の心理学
保育の心理学は、子どもの発達に関する問題、心理学の言葉と意味についての出題が多いです。
具体的には喧嘩へのトラブルが発生した時の対応や、乳児が泣くことに対してどのように対応するべきかなどの内容が出題されます。
事例問題の出題もあるため、過去問題でどのような切り口で出題されているのか確認しておきましょう。
学習ポイントとしては、子どもの発達に関してはその特徴だけでなく保育士として子供とどのように関わっていくかなど、実践的な視点を持ったうえで勉強することが大切です。
また、発達の各段階の特徴を連続的に捉えて理解することが大切であるため、自分なりにノートにまとめて覚えるようにしましょう。
保育原理
保育原理は保育の根幹となる科目であり、保育所保育のガイドラインである「保育所保育指針」に関する出題が半数を占めています。
また、実践力を問う問題が他の科目よりも多い傾向にあるため、かなり難易度は高いと言えます。
具体的には、子どもや保護者への対応に関する出題が出されます。
学習のポイントとしては、出題の多くを占める「保育所保育指針」に関して繰り返し目を通して、重要な論点を理解することです。
この指針の中でも「総則」「保育の内容」「職員の資質向上」の各章については正誤式や空欄補充の形式で出題されるため、特に入念な学習が必要となります。
事例問題では「子育て支援」が頻繁に出題される分野であるため、過去問をしっかりと見直しておき内容を把握しておくように心がけましょう。
逆に、この「保育所保育指針」をしっかりと満遍なく理解しておけばそこまで苦にならない科目であるとも言えます。
子ども家庭福祉
この科目は、以前は「児童家庭福祉」と呼ばれていて児童六法からの出題が多く出題範囲が広いという特徴があります。
具体的には、児童育成関連の理念・行政の役割や関連職員などが出題されますが、他の科目と重なる部分もあるため比較的学習しやすいです。
また、注意点は近年新たに始まった「子ども・子育て支援法」に基づく新制度の出題です。
新制度なだけあって出題の割合が全体の5分の1を占めており、重点的に対策しておくと良いでしょう。
学習のポイントとしては、内容の重複している分野が多いため他の科目の学習と横断的に進めていくことで効率的な勉強となります。
そのため、児童家庭福祉の科目だけ集中的に勉強するのではなく、幅広い知識を取り入れることを意識すると良いでしょう。
広く浅く勉強して、分からない問題が出てきても他の科目も併せて勉強することで、徐々に弱点を補うことができます。
社会福祉
社会福祉は法令慣例の出題が半分を占めており、具体的には社会福祉法・生活保護法・介護保険法などの法令が特に多く出題されます。
社会福祉法の中でも、社会福祉事業・社会福祉法人・地域福祉の推進などは毎年のように出題されているため重点的に対策をしておきましょう。
また、福祉サービス利用者の権利擁護に関しては、情報提供や苦情解決などの内容がよく出題されるため併せて確認しておくと良いでしょう。
学習のポイントとしては、重要な知識を確実にインプットすることです。
法令に関する勉強が肝となりますが、ただ暗記するだけでなく内容を理解することが重要です。
社会福祉は実生活にも繋がる勉強しやすい科目なので、身近に役立つ情報として理解するとスムーズに勉強できます。
教育原理
教育原理では、教育思想を提唱した人とその内容、影響力も併せて出題されます。
また、教育関連の法令についても「教育基本法」をはじめとした様々な法律が、過去に空欄補充形式で出題されています。
教育思想と教育法規に関する出題が5~6割を占めており、特に近年は教育基本法の出題頻度が高くなっています。
学習のポイントは、頻出の教育思想に関しては教育思想の内容とそれを提唱した人・学習方法の内容とそれを提唱した人・本の名前とその著者などの知識を自分なりに整理しておき、混乱しないように正確に覚えることです。
教育法規では、教育基本法について要点を整理しながら学習を進めていくと良いでしょう。
社会的養護
出題テーマとしては、児童福祉施設に関する施設養護の分野の出題が半分以上を占めています。
特に、社会用語にかかわる施設を中心に「児童福祉法」や「児童福祉施設の設備及び運営に関する基準」は毎回のように出題されているため、必ず押さえておいてください。
学習のポイントとしては、まず社会的養護は子ども家庭福祉の一分野であるため、行政機関の役割や児童虐待施策などは同時並行で進めると良いでしょう。
横断的に勉強して、徐々に内容を理解していくと効率の良い学習方法となります。
また、養護の考えについてはまず子供の立場に立って考えながら、なぜ社会的養護が必要なのかを理解していくとスムーズに理解ができるようになります。
子どもの保健
子どもの保健分野では、感染症や発達障害などの子どもの病気に関する出題が毎年5割を占めています。
また、子供の発育・発達に関する問題や日常の保健活動問題に関わるテーマも毎回のように出題されているため、重点的に対策をしておきましょう。
安全な保育環境づくりや病気予防のための保育活動なども重要テーマなので、こちらも苦手としないように対策してください。
学習のポイントとしては、乳幼児期の発達の特徴をきちんと理解することが重要です。
アレルギーや発達障害などの症状に関しては、他の科目も併せて学習した上でその特徴と対応を学ぶこと良いでしょう。
子どもの食と栄養
この科目の特徴は、出題範囲が広く知識問題が多い傾向にあることです。
五大栄養素や「授乳・離乳の支援ガイド」、特別な配慮が必要な子供の食と栄養については出題が多く重要テーマであるため、特に意識して勉強するようにしましょう。
また、「日本人の食事摂取基準」「乳幼児栄養調査」「授乳・離乳の支援ガイド」などは資料からの出題となり、このパターンも毎回出題されているため過去問を通じてチェックしておくようにしましょう。
図表問題や調理一般の知識も問われるため、非常に出題の幅は広く対策に時間がかかってしまうでしょう。
学習のポイントとしては、暗記内容が多いため、しっかりと出題傾向を掴むことを心掛けることです。
出題傾向を掴むことで対策を立てやすくなり、メリハリをつけた勉強が可能になります。
具体的な勉強方法としては、過去問をフル活用して過去の重要論点や頻出問題を把握すると良いでしょう。
また資料問題や図表問題などの対策も必要になるため、暗記と理解の両方を意識しながら勉強を進めることが大事です。
保育実習理論
この科目では、音楽・絵画・言語・保育内容・施設支援などの保育士として実際に現場で生きる知識が問われます。
音楽は五線譜や音符の解読が求められるため、音楽に関する知識も必須となります。
絵画は、子どもの年齢ごとの絵の特徴や実際の創作活動に関する問題が出題されます。
言語は、言葉の発達や言語の発達段階に応じた絵本への理解が求められます。
学習のポイントとしては、音楽は毎回6問が出題されてテーマと形式が同じであるため、過去問を分析して出題の特徴を掴むことです。
絵画は、子供の成長をイメージしながら年齢ごとの描写表現を理解することを意識すると良いでしょう。
言語は幼児向けの絵本・童話の作者とそれぞれの内容を押さえることで得点につながるため、暗記が軸となります。
実技試験の対策法
実技試験は、筆記試験とは異なる対策が必要になります。
音楽表現は課題曲を中心に対策
音楽表現では、課題曲が2曲出題され、それをピアノ・ギター・アコーディオンのいずれかを使って演奏することが求められます。
そのため、楽器に腕の覚えがある人はぜひこの音楽表現を選びましょう。
この課題曲はあらかじめ「受験申請の手引き」に発表されるため、まずは曲の内容を確認して、本番前はその曲を集中的に練習していくことが大事になります。
練習方法としては、まず課題曲をしっかり歌えるように練習し、頭の中でメロディーを完璧にイメージできるまで我慢強く練習すると体で覚えることができます。
また、歌を生かす伴奏の練習も必要になるため、歌に差し障りが出ないレベルで伴奏することも重要です。
歌唱と伴奏は、最初は別々に練習して本番直前になったら合わせて練習すると効率よく腕前を上げることができます。
造形表現は場面に応じた描写力が大事
造形表現試験は、保育のある場面をテーマとして絵画を45分以内で指定用紙に書く試験です。
実際のテーマは当日に発表されるため、事前に決まったテーマの練習をすることはできない点は難しいポイントと言えます。
練習方法としては、まず保育の場面を想定できるように資料や絵本に目を通しておき、具体的な場面を知ることが大切です。
その上で、登場する人物の様々な表情や様子を実際に描いて練習しておくと良いでしょう。
また、背景については想定場面ごとにすぐにイメージして描けるよう練習していくことが必要です。
色合いに関しても、場面に応じて適切に塗り分けられるように、何度も練習を重ねて感覚をつかむことが重要です。
最後は、制限時間である45分間で書ききれるように時間配分も意識した実践的な練習をしておくと、本番でも対応できる力が身に着きます。
言語表現は事前の台本準備が大切
言語表現の試験は、3歳児クラスに3分間のお話をすることを想定した試験となっています。
事前に示された4つのお話の中から1つを選んで、子どもが集中して聞けるようにお話をしていく試験です。
注意点としては、試験は読み聞かせのように道具を使わず、声だけでお話を展開するスキルを試されていることです。
具体的な練習方法は、以下の方法がおすすめです。
-
3分間お話をするための台本をつくる
-
実際に声を出して練習してみる
この段階では、台本を見ながら話をしても問題ありません。
スムーズに読めるかを確認して、適宜修正を加えていくことが重要です。
- 3分以内に収まる内容であるか確認
早口ではなく、読み聞かせるような落ち着いたスピードで3分以内に収まるか確認する必要があります。
また、話の時間の間隔もこの段階で身に着けることが重要です。
他にも、実践練習として他の人に聞いてもらい、話し方やストーリー展開のフィードバックをもらうと有意義です。
また、段々と慣れてきたら子どもの興味が湧くような読み方を意識し、実践することが重要です。
保育士は独学で合格を狙える?
保育士試験は独学でも十分に合格を狙える試験です。
独学は、紹介した勉強法を実践した上で、スケジュール管理とモチベーション管理の2つが重要になります。
スケジュール管理に関しては、試験範囲をしっかりと把握してどれくらいの勉強期間が必要であるかを把握することが大切です。
頻出範囲の学習を苦手を作らないようにを進めることができるよう、学習スケジュールを立てていくことが特に重要です。
また、試験に合格するという目標だけでなく「ここまでにどの範囲までを終わらせる」「この時期に○○点取れるレベルを目指す」などの短期目標を立てることで、モチベーションの維持もしやすくなります。
このように、短期目標を設定しておかないと、日々の実力の伸びを実感しにくくなりモチベーションの維持もしづらくなります。
スケジュール管理とモチベーションの維持を意識した上で勉強することで、継続的に質の高い勉強をすることが可能になります。
独学合格のためのおすすめテキスト
独学の際には、内容を理解するためのテキスト選びが非常に重要です。
テキストや参考書選びを間違えてしまうと、なかなか学力が伸びずに試験を迎える可能性があるので、口コミを見たり実際に店舗で見てみるなど入念に調べた上で購入するようにしましょう。
選び方の基準としては「わかりやすいテキストであるかどうか」「解説が充実しているかどうか」という2点を特に重視して決めましょう。
このポイントを踏まえた上で、おすすめのテキストとしては「一番わかりやすい保育士合格テキスト上・下」です。
このテキストは上・下でそれぞれテキストが分かれており、2つで筆記試験の全科目を網羅することができます。
図表が多く用いられており、また解説もわかりやすいので、多くの人が無理なく学べるテキスト設計になっている点が魅力です。
1問1答も用意されているため、テキストを読んだあとにすぐ知識の定着度をチェックすることも可能です。
また、問題集としては「保育士完全合格問題集2023年版」がおすすめです。
この問題集は、過去10年分以上の本試験の中から頻出の556問を厳選してくれています。
これにより、重要論点や頻出問題に的を絞った対策ができるため、非常に効率よくアウトプットをすることができます。
さらに、2021年度の本試験も1回分収録されていることから、直前の演習をこなすときにもピッタリの教材となっています。
独学が難しい際は通信講座がおすすめ
ここまで独学での勉強に大事なポイントについて紹介してきましたが、1人でやる気を保ちきれない・1人での勉強が不安という人も多いでしょう。
そのような場合には通信講座の受講をおすすめします。通信講座は勉強のカリキュラムがしっかり組まれているため、日々やるべきことが明確になり勉強のモチベーションを保ちながら勉強を進められます。
また、テキストも質の高いものを使うので、理解もスムーズに進むこと間違いなしです。
資格Timesでは保育士通信講座の中でもユーキャンの保育士講座を特におすすめしています。
ユーキャンの講座は保育士試験全体の合格者の10%にあたる多数の合格者を輩出した高い実績を持つ講座となっており、講座内容もとても優れています。
具体的には、試験の頻出分野を徹底的に学べるオリジナル教材や、質問対応などによる万全の学習サポートなど、受験生の学習を強力に後押しするコンテンツが満載です。
これから保育士試験の勉強を始めようとしている方は、ぜひユーキャンの保育士講座で勉強を始めてみてはいかがでしょうか?
保育士試験の勉強法まとめ
保育士試験の勉強法まとめ
- 自分のわかりやすい参考書や過去問を準備し、しっかりと勉強時間を確保しよう
- 科目ごとの足切り基準には要注意で、苦手を作らないような勉強が求められる
- 科目ごとに重要論点や頻出問題を押さえて、重点的に対策していこう
- 実技試験の対策も忘れずに行おう
保育士は子どもの健やかな成長に寄与するための様々な専門的な知識が求められます。
そのため、難易度は高く長期に渡る勉強が求められますが、メリハリをつけた勉強を意識することで着実に合格に近づくことができます。
少子化を止めるためにも保育士の価値は今後ますます高まっていくため、非常にやりがいは大きい仕事と言えるでしょう。
保育士は取得が容易ではなく、仕事がハードな面もありますが、興味がある人はぜひ取得を目指してみてください!