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社会福祉士の基礎知識(仕事・難易度・勉強方法・他資格との比較)をすべて解説!

更新日時 2020/07/30

少子高齢化が進む中、今非常に需要が高まっている社会福祉士。

福祉に関わる様々な分野で活躍する社会福祉士ですが、「どんな資格なのか正直よくわからない・・・」という方もいらっしゃるかと思います。

そこで、この記事では社会福祉士の基本知識を全て紹介します!

社会福祉士の仕事内容や将来性、国家試験の難易度や勉強方法まで、一通りのことはバッチリわかります!

社会福祉士はどんな資格なのか

社会福祉士は1987年に「社会福祉士及び介護福祉士法」が制定されたことで誕生した国家資格です。

主な仕事として、身体上・精神上・環境上の様々な理由で日常生活で課題を抱える人々の相談に応じ、適切な助言や支援を行います。福祉系資格の最高峰とされており、介護・医療・福祉など幅広い分野で活躍できます

業務独占資格ではないので、資格がなくても社会福祉士の業務を行うことはできますが、名称独占資格なので資格がないと「社会福祉士」と名乗ることができません。

現在、少子高齢化や福祉サービスの多様化に伴って需要が拡大しています。受験資格を得るために学校に通うなどする必要があり、試験の難易度は高いですが、取得する価値のある資格です。

社会福祉士の仕事

ここでは、社会福祉士の仕事内容や勤務先、給料事情などについて紹介していきます。

社会福祉士の役割

社会福祉士の仕事は多岐に渡ります。高齢者や障がい者、ひとり親家庭など幅広い人々の相談に乗り、行政や医療機関など関係機関との調整を行いながら、1人1人の状況に応じたアドバイス・支援を行っていきます。

病院なら「医療ソーシャルワーカー」、老人福祉施設なら「生活相談員」などと呼ばれ、勤務先によって役割は大きく変わります。社会福祉士には、それぞれの職種に合わせた専門性が求められているのです。

社会福祉士の役割についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士の仕事は大変?

医療現場では看護師などに引け目を感じてしまったり、グループホームでは孤独感を感じてしまったりと、それぞれの職場で大変だと思うこともあるそうです。

ですが、支援した人の生活が改善された時に大きな達成感を感じ、感謝されることも多い職業です。また自分の専門性を活かして主体的に働けるので、やりがいを感じられます。

社会福祉士の仕事の実情についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士は独立できるのか

社会福祉士の独立は可能であり、最近は日本社会福祉士会も独立型社会福祉士の養成に力を入れています。

ただし独立する際は、日本社会福祉士会への名簿登録が必須で、経営をしていくための資金やスキルも必要です。

さらに社会福祉士の業務だけで収益を上げることは難しく、多くの独立型社会福祉士は行政書士などと兼業したり、成年後見人、大学の講師といった業務も引き受けているのが現状です。

社会福祉士の独立開業についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士の就職・転職事情

社会福祉士の就職先は老人ホームや障がい者福祉施設、児童養護施設や医療機関など多岐に渡ります。

需要も高いため、就職先で困ることはないでしょう。そのため、自分が社会福祉士として支援したい対象・活躍したい分野を考えて就職先を決めるのがおすすめです。

転職も十分可能で、社会人経験がある人は新卒より優遇されることもあります。またダブルライセンスは、就職・転職のどちらにおいても有利に働きます。

社会福祉士の就職先についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

公務員として働く方法も

社会福祉士は公務員として、行政機関や公立病院、地域包括支援センターなどで働くことが可能です。そのためには、難易度の高い公務員試験を受験する必要があります。

公務員として働くと、収入が安定し自治体の各種手当てを受けられる上に、仕事とプライベートを両立させやすくなります。メリットが非常に大きいため、資格取得後は公務員として働くことを考えてみてはいかがでしょうか。

社会福祉士が公務員として働く方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士の平均年収

厚生労働省の調査によると、社会福祉士の平均年収は約476万円です。大卒の初任給でも、年収は300万円程度になります。福祉職の中でも年収は高い方で、資格手当・役職手当もつくことも多いです。

ただし、年齢や勤務先、正規か非正規かによって年収は大きく変わるので、注意しましょう。特に社会福祉士は勤務先が幅広いため、自分が希望する勤務先の給料事情を知っておくことが大切です。

社会福祉士の年収についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士の将来性

介護や貧困、児童虐待、DVといった社会福祉士が取り組む課題の多くは、日本で深刻化していてすぐには解決しないものばかりです。また少子高齢化は歯止めがかからず、福祉サービスを必要としている人は増加しています。

また福祉サービスは多様化しており、これらの事情から福祉業界は人手不足に悩まされています。よって、社会福祉士の需要はこれからも増加すると予想されます。

社会福祉士の将来性についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士の資格試験について

ここでは、社会福祉士試験の受験資格や合格率、試験科目や合格基準などを見ていきます。

社会福祉士の受験資格

社会福祉士試験の受験資格を得るには、

  • 福祉系の4年制大学で指定科目を履修する
  • 福祉系の短大で指定科目を履修し、実務経験を1~2年積む
  • 一般の4年制大学を卒業し、一般養成施設に1年以上通う
  • 一般の短大を卒業し、実務経験を1~2年積み、一般養成施設に1年以上通う
  • 実務経験を4年以上積み、一般養成施設に1年以上通う

といった方法があります。人によって受験資格を取得するための期間は異なりますが、最短で取得したい場合は福祉系の大学を卒業するのがおすすめです。

社会福祉士試験に合格する難易度

社会福祉士試験の合格率は例年25~30%の間で推移しており、他の福祉系資格に比べて難易度が高くなっています。必要な勉強時間は300時間以上となっており、合格するには相当の勉強量が必要です。

社会福祉士試験の難易度についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士の合格率はなぜ低い?

社会福祉士の合格率が低い理由として、試験科目が18科目もあり全ての科目で得点する必要があるため、膨大な試験範囲を勉強する必要があることがあげられます。

また、受験資格を得るために学校に通いながら独自に試験対策を行ったり、仕事や家事と勉強を両立したりしていて、勉強時間の確保に苦労している方も多くいます。

社会福祉士の合格率が低い理由についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

試験の合格ライン

社会福祉士試験に合格するには、18科目全てで最低1問は正解した上で、総得点150点のうち約6割程度以上とる必要があります。

総得点における合格基準点は、毎年問題の難易度によって変化しており、基本的に150点中90点以上とれるようにしておきましょう。また、18科目全てで得点する必要があるので、広く浅く勉強することが合格のポイントです。

社会福祉士試験の合格ラインについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士試験の概要

ここでは、社会福祉士試験の日程や会場など基本知識を見ていきます。

社会福祉士の試験日程

社会福祉士試験は毎年2月の第1週の日曜日に行われます。次回の試験日は令和3年2月7日(日)です。

試験は年に1度しか行われないため、1回1回の試験を大切にし、十分な準備をしてから望むようにしましょう。また毎年寒い時期に実施されるため、風邪やインフルエンザにかからないよう、体調管理をしっかりすることが大切です。

社会福祉士の試験会場

社会福祉試験は全国で24ヶ所で行われます。残念ながら全ての都道府県で実施されているわけではなく、試験会場が遠くなる可能性もあるのが現状です。

試験会場は大学のキャンパスや大規模なイベント会場など様々ありますが、毎年変わるため、申し込んでから届く受験票を見て初めて、自分が利用する試験会場がわかります。

社会福祉士試験の受験料

社会福祉士試験の受験料は15,400円です。「受験の手引」の中に受験手数料の払込用紙が同封されており、コンビニエンスストア等で払うことになっています。

平成28年に介護福祉士・精神保健福祉士を含めた三大福祉系国家資格の受験料の値上げが行われ、社会福祉士の受験料も7,540円から2倍以上に値上がりしました。

今後、受験料がどうなるかは不明ですが、再び値上がりしないうちに受験するのがおすすめです。

高卒での合格は可能?

高卒で社会福祉士試験に合格することは十分可能ですが、まずは受験資格を満たす必要があります

おすすめは福祉系の4年制大学に通うことですが、実務経験を4年以上積んで一般養成施設で学べば、学校に通わなくても受験資格を得ることができます。

国家試験の合格に関しては、一般の大学で福祉について学ぶ機会は少ないため、学歴はあまり関係ありません。

高卒の方が社会福祉士になる方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士試験に合格する方法

上記で述べた通り、社会福祉士試験は7割以上が不合格となっている難関試験です。

ここでは、そんな社会福祉士試験に合格するための勉強方法やテキストについて解説します。

社会福祉士試験の勉強方法

社会福祉士試験に効率よく合格するには、合格基準に合った勉強をすることが大切です。試験は18科目全てで得点する必要がありますが、満点をとる必要はありません。ですので、出題範囲を広く浅く網羅していきましょう。

また、インプットとアウトプットを行うことが効果的です。過去問演習ではアウトプットと同時に試験の形式に慣れることができるので、特に重点的に行いましょう

模擬試験を受験すれば、自分の実力をより客観的に知ることができる上、試験当日の緊張感や1日の過ごし方を把握できるのでおすすめです。

社会福祉士試験の勉強方法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士試験におすすめのテキスト

資格試験に向けたものに限らず、勉強する際はやみくもに色んなテキストに手を出すのではなく、1冊のテキストを使いこんだほうがよいと言われています。そのため、テキストを購入する際は、その都度慎重に選びましょう。

また社会福祉士試験に関しては、膨大な出題範囲をコンパクトにまとめたもの、最新情報が反映されているものなどがおすすめです。

社会福祉士試験におすすめのテキストやテキストの選び方についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士は独学合格できる?

社会福祉士試験では、受験資格を得るために大学や養成施設で学ぶ必要があるため、完全に独学で合格することはできません

ただし国家試験の対策自体は、独学だけで行うことは可能です。実際に独学で合格する人も一定数いますが、試験の難易度が高いため、確実に合格したい方は通信講座や予備校の利用がおすすめです。

独学,・通信講座のそれぞれのメリット・デメリットをよく理解した上で、自分の勉強方法を決めるようにしましょう。

社会福祉士の独学についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士におすすめの通信講座

ここでは、社会福祉士通信講座のおすすめランキングや、それぞれの通信講座の特徴を紹介していきます。

社会福祉士講座おすすめ人気ランキング

社会福祉士試験の通信講座は相場が50,000円程度で決して安くありません。ですので、通信講座を選ぶ際は教材やサポートの内容、会社の信頼性などを比較して慎重に選びましょう。

以下の記事では、社会福祉士通信講座のおすすめランキングを紹介しています。

各講座を比較しながら特徴・口コミなどが解説されており、社会福祉士講座をお探しの方は必見です

ユーキャンの社会福祉士講座の評判は?

ユーキャンの通信講座は、テキストがわかりやすく学習サポートが充実していることが特徴です。特に添削指導を6回行ってくれるので、自分の苦手箇所を重点的に勉強することができるでしょう。

CMなどでユーキャンの名前を聞いたことがある方も多いかと思いますが、社会福祉士講座に関しても2004年から2018年までの間に6,500人以上の合格者を輩出しており、会社の信頼性は非常に高いです。

ユーキャンの通信講座についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士と他の資格を比較

ここでは、社会福祉士と他の国家資格を比較していきます。

社会福祉士と他の資格とでどちらを取得するか迷っている方や、ダブルライセンスや転職を考えている方は必見です。

精神保健福祉士

どちらも福祉系の資格ですが、社会福祉士は日常生活に問題を抱えている人々を幅広く支援する一方、精神保健福祉士は統合失調症やうつ病など、精神に問題を抱えている人々の支援に特化しています

社会福祉士と精神保健福祉士は試験で共通科目があり、どちらか一方の資格を取得していれば科目免除が適用されます。仕事内容や活躍の場においても共通点が多く、両方の資格を取得している人も多いです

社会福祉士と精神保健福祉士の違いやダブルライセンスについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

保育士

保育士の主な仕事は、保育園で預かった子どもの世話をすることで、子育て支援や保護者支援に特化しています。

社会福祉士はひとり親家庭や虐待を受けている子どもの援助をすることもあるため、保育士としての知識や経験を活かすことができます。よって、保育士から社会福祉士への転職はおすすめです

また社会福祉士から保育士に転職しても、児童養護施設や障がい児施設でソーシャルワーカーとして活躍できます。

保育士と社会福祉士の関係についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社会福祉士についてまとめ

社会福祉士まとめ

  • 社会福祉士は日常生活で困っている人を幅広く支援する
  • 少子高齢化に伴い、社会福祉士の需要は増加している
  • 資格試験は合格率が27%程度と難易度が高い
  • 独学での試験対策は可能だが、通信講座の利用がおすすめ
  • 精神保健福祉士などとのダブルライセンスをするとよい

社会福祉士の基本事項を全て紹介しました!

社会福祉士は近年需要ますます高まっている国家資格です。

是非、取得を検討してみてはいかがでしょうか。

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