社会福祉士の将来性は?給料や仕事の現状から今後の必要性についても解説!

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「社会福祉士を目指しているけれど、将来性ってあるの?」

「社会福祉士の仕事って今後も需要はあるの?」

こんな疑問をお持ちの方もいるのではないでしょうか?

社会福祉士を目指している人の中には、このような疑問や不安を感じている人もいるでしょう。同じ資格を取るのなら、将来性があった方が良いですよね。

結論から申し上げますと、社会福祉士の仕事は今後もなくなることはないと予想されています。現状として需要も高まっており、今後も社会福祉士の助けを求める人が増えていくと考えられているからです。

そこで、社会福祉士の今後について、現状での必要性や給料などを例に挙げながら解説していきます。この記事を読めば、社会福祉士の将来性についての不安はなくなるでしょう。

社会福祉士の将来性についてざっくり説明すると

  • 社会福祉士の必要性は高まってきているので仕事がなくなることはない
  • 専門性の高い社会福祉士の資格が誕生したので、将来性はある
  • 社会福祉の充実に伴い、就職先が多岐に渡る

社会福祉士の将来性

森の中にある橋

社会福祉士は、栄養士や作業療法士などのような名称独占の国家資格です。そのため、社会福祉士としての資格を持たない人は「社会福祉士」と名乗って業務に当たることができません。

社会福祉士の主な仕事に相談業務があります。相談をしたいと思って集まってくる人の多くは、少しで有益な情報やアドバイスが欲しいと考えています。

ここで有利になってくるのが、社会福祉士の資格です。資格があれば「社会福祉士」と名乗って相談業務を行なうことができます。相談に訪れる人たちの多くは肩書を頼りにやってきますから、資格があれば大変有利になります。

現在、福祉関係の専門職は待遇などの改善が進められています。特に安定雇用を中心にさまざまな取り組みがなされているため、専門職という地位の向上も期待されています。

社会福祉の充実に伴い活躍が期待される

現在、福祉の充実や苦情が話題になっています。その影響から、福祉サービスの内容が多様化し、福祉に携わるスタッフにも専門的な知識や高いスキルが求められています。

社会福祉士は国家試験を合格しているため、求められている専門的な知識や高いスキルを持っています。高い専門性があるため、今後も活躍が期待されています。

社会福祉士の需要は高まってきている一方で、福祉事業は深刻な人材不足に陥っています。特にスキルと専門性が高い優秀な人材が不足しているため、今後も需要は充分あると言えるでしょう。

認定社会福祉士は専門性が高い

2014年に「認定社会福祉士」が誕生しました。社会福祉士の専門性を更に高めるために作られた資格です。

一般の社会福祉士とは異なり、一定の実務経験と研修が求められます。この両方をクリアした人だけが「認定社会福祉士」や「認定上級社会福祉士」という資格を取得できます。

座学だけではなく、実務経験も有しているため、社会福祉士と比べると高いスキルや知識を持っています。優れた社会福祉士の必要性が高まっている現状で、認定社会福祉士の資格を持っていると、より将来性は安定するでしょう。

資格取得の大きな仕事の必要性

認定社会福祉士や認定上級福祉士の資格を取得することで、資格を持っていない場合に比べて福祉の分野でできることは広がっていくでしょう。これらの資格があるというだけで、活動などの改善にも携わることができるからです。

認定社会福祉士や認定上級福祉士の資格があれば、共に活動や運動をしてくれる人も増えていきます。場合によっては行政や団体などを巻き込んで地域福祉の改善をすることも可能になります。

認定社会福祉士も認定上級福祉士も、どちらも更新制です。社会福祉は日夜、変化し続けていますから、勉強をしていくことで社会福祉の変化にも対応できるでしょう。

公務員としても大活躍

社会福祉士は就職先として、公務員を選択することもできます。勤務先は公務員の福祉職です。

社会福祉士の資格を取得後、公務員として福祉職に従事すれば、安定した給与が保証されます。また、「社会福祉士」と「公務員」という2つの肩書も得ることもできます。

福祉関係の職種は受験する人があまり多くありません。学生に至っては受験する人が限られているため、行政職に比べて競争率はあまり高くなりません。そのため、公務員の福祉職は狙い目と言えるでしょう。

社会福祉士の需要は高くなっている

崖を飛び越える人

社会福祉士の需要や必要性は、現在高くなってきています。ただ、その一方でさまざまな問題を抱えているという現状もあります。

そこで、日本が抱える社会福祉に関する問題や社会福祉士の就職先について解説します。

日本が抱える諸問題はいずれも深刻

日本が抱えている多くの問題は、どれも深刻で、すぐに解決できるものではありません。これらのできるだけ素早く解決するためには、福祉の助けが必要であると考えられています。

福祉の助けを求める声が高まれば、当然福祉に携わる人の必要性や需要も高まってきます。福祉の助けを求める人は今後も増え続けると考えられているため、福祉に携わる人たちの需要も強く求められるようになるでしょう。

福祉に携わる人たちの中でも、特に強く求められているのが社会福祉士の存在です。専門的な知識と高いスキルを要しているため、即戦力として活躍できると考えられているからです。

これらのことから、社会福祉士の職業としての将来性は大変明るいと言えます。AI化が進む中で、さまざまな職業の将来性に不安を感じている人が多くいますが、社会福祉士の仕事がなくなることはないでしょう。

社会福祉士の就職先は多岐にわたる

社会福祉士の就職先は、他の職業に比べて大変多岐に渡っています。多くの人たちは福祉施設を想像するかもしれません。ですが、福祉サービスに関わる仕事はすべて携わることができるため、就職先の範囲は広いのです。

また、社会福祉士は持っている知識やスキルが多岐に渡っています。2人の社会福祉士がいても、どちらも同じ知識やスキルを持っているとは限らないのです。そのため、キャリア経験の豊富な人材が、より優遇されます。

社会福祉士として様々な経験を積み、福祉に関係する他の資格を取得して努力を積めば、更に就職先は広がっていきます。待遇面でも優遇され、安定した収入を得ることも可能になります。

介護分野では需要が高まる

高齢社会になり、介護を必要としている人が家族にいる、という人も増えてきています。それに伴って、介護の需要も高まっています。

ですが、介護施設を利用したくても入居待ちになってしまうことも多くあります。介護職の待遇や給与面は決して良いとは言えないため、人手が不足しているためです。

介護分野での人手不足を解消するため、社会福祉士が介護も行なっているというケースも多く見られます。相談業務に携わりつつ、同時に介護も行なうという業務スタイルです。ですが、まだまだ人では足りていません。

このような現状から、介護分野での社会福祉士の必要性は高まっていますし、今後もますます高まりつつあります。

介護における2025年問題

介護の分野においては、2025年問題というのが存在します。

2025年問題とは、2025年に65歳以上の高齢者数が30%を超えるというものです。 1947~1949年の「第一次ベビーブーム」に生まれた団塊の世代が2025年に75歳以上の後期高齢者となることと、それによって人口の四分の一が後期高齢者となることです。おもに介護業界や医療業界において大きな影響がおよぶとされています。

また、2025年には日本の高齢者数人口が3,657万人(全人口の約30%)に達し、2042年にピークを迎えると予想されます。このことから介護・医療関係施設では人手不足がより深刻になるといわれており、社会福祉士の活躍の場は広がると考えられるでしょう。

このことから、社会福祉士に対する需要は今後もさらなる増加の一途をたどることが想定され、職種として将来性がより高まると考えられます。

子供分野でも人材確保が進む

社会福祉士の必要性を訴える声は、子供分野でも高まりつつあります。特に必要性の声が高まっているのは児童相談所です。

児童相談所の業務は、年々増加傾向にあります。ですがその一方で、給料面で釣り合わないという理由から定着率が低く、人材が不足しています。

人材が不足すると、一人が抱える案件の数は増加します。すると、それぞれの案件に対して手厚いサポートをすることが難しくなります。

子供分野においては精神面などのデリケートな部分も多いため、資格を有している人や実務経験が豊富な人材が求められています。

医療現場の人気は高い

医療現場では、医療ソーシャルワーカーとして活躍している社会福祉士が大勢います。安定した収入を得られると考えている人が多いため、社会福祉士になったばかりの人たちの多くが就職先として選択します。

しかし、病院の規模によっては仕事の内容に対して給料が見合っていないということもあります。また、病院という場所柄、患者様や家族と医療関係者の間で板挟みになってしまうケースも多く見受けられます。

また、医療ソーシャルワーカーはその知名度があまり高くないため、専門職として認めてもらえないという悩みを抱えた社会福祉士も多いようです。

NPO団体ではより知識が必要になることも

社会福祉士の就職先として、NPO団体も挙げることができます。意外に感じられる人もいるかもしれませんが、最近では専門的な知識や経験を重視した人材を求めるNPO団体が増えてきているのです。

また、ある程度の実務経験を積んだ社会福祉士が独自にNPO団体を立ち上げるというケースも増えてきています。同じ分野で仕事をした経験があるため、待遇面も良く、給料面も安定していると人気が高まっています。

同じ目標を持った人たちが集まる職場でもあるため、自分なりのアイデアを提案しやすいというメリットもあります。自由な発想と行動で社会福祉の仕事に携わることができるので、希望する人は増えつつあります。

学校分野でも活躍が期待される

最近、社会福祉士の活躍で特に期待が高まっているのが学校分野です。学校分野で活躍する社会福祉士は、スクールソーシャルワーカーと呼ばれています。

学校では、いじめだけではなく、虐待や不登校などの問題も抱えています。これらの問題解決に取り組むことが、主な業務内容です。また、震災などで被災した子供たちの心のケアも行ないます。

ただ、スクールソーシャルワーカーを求める声は高まっていますが、人材は不足しています。高い知識やスキルが求められるため、スクールソーシャルワーカーとして勤められる人材が不足しているのです。

今後もスクールソーシャルワーカーを求める声は高まっていくでしょう。専門的な知識と充分な経験を積んだ社会福祉士の中には、学校分野に転職する人も増えてきています。

社会福祉士が活躍できる職場

前述のとおり、社会福祉士は様々な職場で働くことができます。社会福祉士が活躍できる職場について見ていきましょう。

各市区町村の福祉事務所

福祉事務所とは、各市区町村の役所などで社会福祉の行政を担います。具体的には、生活保護や児童、母子、老人、身体的・知的障害者などの支援や更生を目的とする事務業務の全般を業務内容とします。

福祉事務所に勤務する場合、公務員のため、社会福祉士の資格だけでなく、公務員試験に合格する必要があります。

学校や児童相談所

学校や児童相談所では、児童からの相談に応じて児童相談所や教育委員会などへの報告や調整を行います。児童虐待や発達障害、不登校などの悩みに応じることもあります。本人とのカウンセリングだけではなく、家族や周囲の人への声掛けも行います。

学校で勤務する場合はスクールソーシャルワーカーと呼ばれ、公立の学校に勤務する場合は公務員試験に合格する必要があります。また、児童相談所で勤務する場合は「児童福祉司」となり、公務員となります。

高齢者や障害者の福祉関連施設

高齢者のデイサービスや特別養護老人ホームなども社会福祉士の活躍の場です。「生活相談員」として利用者やその家族の悩みを聞いたり、関係機関との調整をしたりします。

障害者福祉施設の就労継続支援施設やグループホームなどでは、「生活指導員」として配置されるます。身体や精神に障害のある人が独立した生活を送るために訓練や支援を行います。

病院などの医療機関

病院などの医療機関で働く場合もあります。「医療ソーシャルワーカー(MSW)」という役割を担って活躍しています。

患者やその家族が抱える今後の社課題に対して、解決策を練ります。

将来的に仕事が奪われない社会福祉士とは?

海と虹

AI化が進む中で、さまざまな職業の将来性が危ぶまれています。AIが人間に取って代わって仕事を奪ってしまうと考えられているからです。

そのような中で、社会福祉士はどのように生き残っていけば良いのでしょうか。将来的に仕事が奪われない社会福祉になるにはどうすれば良いのか、解説します。

技術革新で奪われない仕事

社会福祉士の仕事はAIやロボットなどの技術革新によって、淘汰されない仕事です。昨今、様々な仕事が技術革新によって生み出された高性能AIに取って変わっていくことが問題視されています。

ですが、社会福祉士においては大きな心配は必要ありません

社会福祉士の業務内容は、コミュニケーションに重きを置いています。高齢者や障害者などの社会的弱者が直面している困難について、直接会って相談に乗ることが、主な業務内容となっています。人と人とのコミュニケーションがすべて機械化されるとは考えにくいでしょう。

福祉系の職業全般に、技術革新の影響が少ないことが挙げられます。このような面でも社会福祉士は将来性が高いといえます。

そもそも社会福祉士の仕事内容は?

社会福祉士の仕事にはどのようなものがあるのでしょう。将来性を不安視する前に、まずは社会福祉士の仕事内容を理解しておく必要があります。

メインとなる仕事は相談業務です。具体的には、高齢や障がいなどのような特定の理由で日常生活を送ることが難しくなった人の相談に乗り、福祉制度のアドバイスをしながら問題を解決するサポートをします。

現在、福祉の助けを求める人たちは増加傾向にあります。福祉制度はたくさんありますが、数が多すぎる、制度が複雑すぎるなどの難題があります。そのため、どんな福祉制度があるのかわからない、理解できないという人も多くいます。

福祉の助けを求める人が100人いれば、100人全員のニーズは異なります。それぞれに適した福祉サービスを紹介し、制度についても理解できるようにサポートを行なうのが、社会福祉士の役割です。

様々な呼び方がある

ここまで、「社会福祉士」という名称で解説を進めてきました。ですが、実際には同じ社会福祉士の資格を有していても、呼び方が異なっているということも多々あります。

その一例として、「生活相談員」や「ケースワーカー」などが挙げられます。彼らは呼び方は異なりますが、社会福祉の国家資格を有しています。

それ以外にも「医療ソーシャルワーカー」や「スクールソーシャルワーカー」と呼ばれている人たちもいます。「医療ソーシャルワーカー」は病院、「スクールソーシャルワーカー」は学校に勤めている社会福祉士です。

相談対応以外の業務も

社会福祉士のメインとなる仕事は、相談業務です。ですが、それ以外にも勤務先によってさまざまな業務に携わります。

例えば、高齢者の福祉施設で働いた場合は、利用している人たちの個別の援助計画を立案するという仕事があります。利用者が計画通りに生活を送ることができているかを定期的に評価し、見直すのです。

また、公的サービスを受けるための手続きを代行することもあります。サービスを必要としている人は高齢者が多いため、自分で手続きをすることが難しいためです。

更に、自宅で介護を受けている場合は、自宅のいたるところに手すりをつけたり、床をバリアフリーにしたりするための工事の手続きも行ないます。介護を必要としている人は自分でこれらの手続きができないからです。

メインは相談業務ですが、それに付随した仕事も数が多く、多岐に渡っています。支援を必要としている人がより良い生活を送るため、多方面でのサポートを引き受けるのが社会福祉士の仕事なのです。

生き残るのは誠実な社会福祉士

社会福祉士がこれからの将来で生き残っていくためには、すでに身につけている知識やスキルを磨き続けることが重要です。それと同時に、福祉に必要な新たなスキルを身につけることも大切と言えるでしょう。

社会福祉士は、さまざまな人たちと関わりあう仕事です。そのため、特に高いスキルが求められるのは対話能力です。多くの人たちから「この人にお願いしたい」と思ってもらえるような対話スキルを身につけることが重要です。

福祉職の面接試験では、社会的に弱い立場とされている人たちにとって優しくて親しみやすいと感じる人物かどうかが重視されます。誠実性と思いやりがある人物であることをアピールする必要があると言えるでしょう。

社会福祉士の受験資格を取得する方法

社会福祉士になるためには、国家試験の受験資格を満たすことが最初の目標となります。この条件を満たすためには、上述したように複数あるルートのうちのいずれかを選択し、必要な経験を積まなければなりません。

社会福祉士になるためには、国家試験の受験資格を満たすことが必要になります。条件を満たすためには、いくつかのルートのうちいずれかを選択する必要があります。

短期養成施設・一般養成施設

社会福祉士になるために必要となるのが、短期養成施設、もしくは一般養成施設での必要科目の履修です。

これらのうち短期養成施設とは、おもに通信で学習を進めていく専門学校のことを指します。9カ月程度の短期間で必要科目を履修していくことになります。

一方、一般養成施設とは一般の大学などの機関です。短期養成施設に比べて通学期間が長くなりますが、卒業と同時に受験資格が得られるので、人気のルートです。

福祉系大学・短大→短期養成機関

福祉系大学・短大ルートでは、在学中に必要科目の履修を済ませている必要があります。

4年制の大学の場合、必要科目を履修したうえで、卒業後6カ月以上の短期養成機関へ通うことで、国家試験の受験資格が得られます。

一方、短大で必要科目を履修した場合、別途相談援助実務経験を積むことが受験資格となります。経験期間は3年制短大の場合が2年、2年制短大の場合が1年となり、これを済ませた後に短期養成機関に通うことが受験資格を得る条件です。

一般大学・短大→一般養成機関

福祉系以外の一般大学・短大を卒業した場合、一般養成機関へ行く必要があります。

4年制大学の場合、卒業後すぐに一般養成機関へ通うことができますが、3年制・2年制大学の場合は、それぞれ1年間・2年間にわたって相談援助実務経験を積むことで一般養成機関へ通うことが可能となります。

社会福祉主事養成機関→短期養成機関

社会福祉主事とは、福祉施設で福祉系業務に携わる公務員です。その養成機関である社会福祉主事養成機関と短期養成機関を利用することで、受験資格を得られます。社会福祉主事養成機関で基礎科目を履修後、相談援助実務を2年以上経験し、さらに短期養成機関で6カ月以上の経験を積む必要があります。

実務経験→短期養成機関

福祉系の職種において4年以上の実務経験を積んでいる場合、短期養成機関へ通うだけで受験資格を得られます。対象となる福祉系の職種は、児童福祉士・身体障がい者福祉士・審査指導員・知的障がい者福祉士・老人福祉指導主事の5つです。

相談援助業務→一般養成機関

すでに相談援助業務に携わっている場合、一般養成機関で必要な経験を積むことで受験資格が得られます。ただし、相談援助業務の経験年数が4年以上であることが条件です。

今後社会福祉士は目指して大丈夫なのか

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これから社会福祉士を目指す人は、今後の社会福祉士が気になるところです。今後のことを見据えた場合、社会福祉士を目指して大丈夫なのか、不安に感じている人もいるでしょう。

そこで、多くの人たちが関心を持っているであろう給料面や現状、キャリアとしての将来性について解説します。

給料の現状と今後の年収

社会福祉士を目指そうとしている人の多くが気になるのが、給料や年収でしょう。現在の給料も気になりますが、今後の年収についても知りたいところです。

現在、社会福祉士の平均年収は男性で450万円、女性で380万円程度と言われています。国税庁が発表した2020年度版の日本人の平均年収は441万円だそうですから、平均的か少し低いと言えるかもしれません。

社会福祉士の認知度や求める声は、年々高まってきています。その現状を考えると、年収が急激に落ちることはないと予想されます。

また、現在社会福祉の制度は急ピッチで改善されています。深刻な人材不足問題を解決するためです。そのため、将来的には高い水準で安定していくと予想されます。

公務員福祉職としてのキャリアも

同じ福祉関連の仕事でも、公務員福祉職は平均年収が500万円程度と言われています。先ほどご紹介した社会福祉士の平均年収と比べると、高いことがわかります。

公務員福祉職になると、配属先は多岐に渡ります。主な配属先としては市役所内の福祉課や女性相談センター、児童相談所や自立支援施設などが挙げられます。それ以外にもリハビリセンターや福祉大学に配属されるケースもあります。

社会福祉士の基本的な仕事は相談業務であり、就職先も福祉施設や病院などがメインとなります。ですが、公務員福祉職に就くと、配属先の範囲はさらに広がるため、幅広いキャリアを積むことが可能です。

自分の将来を見据えた選択を

将来性のある社会福祉士を望むのなら、常に勉強し続けることが大切です。大変優秀な社会福祉士の人は、福祉の仕事に就いてからも常に勉強しています。

大切なのは資格を取得することではなく、資格を取った後です。自分がどのような社会福祉士になりたいのかをよく考え、プラスになる勉強をすることが重要です。

資格取得には通信講座がおすすめ

社会福祉士は需要の高い資格ですが、いざ資格を取ろうとするとそこには大きな壁が待ち受けています。

科目数の多さや、合格ライン突破などやるべきことは山ほどある試験であるといえるでしょう。

よって、資格を取得する際には通信講座を使って確実に合格を狙っていくのがおすすめです。

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社会福祉士の将来性についてまとめ

社会福祉士の将来性についてまとめ

  • 社会福祉士を求める声は高まってきているので将来性はあると言える
  • 公務員福祉職を目指せば、さらに幅広いキャリアを積むことができる
  • 将来性のある社会福祉士になるかどうかは自分次第

社会福祉士の将来性について解説してきました。社会福祉士の仕事としては、今後もニーズが高まっていくことが予想されているため、仕事がなくなるということはないでしょう。

それよりも大切なのは自分自身のイメージです。どのような社会福祉士として活躍したいのかを考え、そのための知識やスキルを磨いていくようにしましょう。

是非将来性のある社会福祉士を目指してください!

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