社労士は独学合格できる?必要な勉強時間や学習スケジュールを公開!

社労士は独学合格できる?必要な勉強時間や学習スケジュールを公開!

この記事は専門家に監修されています

社労士

のんびり社労士いけい

「社労士の資格が欲しいけど、独学で合格って出来るのかな・・・」

そんな疑問をお持ちの方も多いのではないでしょうか。

社会保険労務士(以下、社労士)は毎年多くの人がチャレンジする大人気の国家資格ですが、独学で目指してよいものか悩み、なかなか勉強に踏み出せない人も多いです。

この記事では社労士を独学で取得を目指す際に注意すべき点や、独学者向けの効率的な勉強法を丁寧に解説しています

読み終わった頃には、社労士試験に独学で合格する道筋が具体的に見えるようになっているはずです!

社労士の独学についてざっくり説明すると

  • 社労士の独学合格は可能だが、難易度が高い
  • 独学では学習スケジュールの管理が最も大切
  • 独学者向けの便利なアプリやサイトがある

このページにはプロモーションが含まれています

社労士試験は独学で合格できるのか

社労士の独学表

そもそも社労士試験に独学で合格する人はどれくらいいるのでしょうか。各予備校・通信講座が出している講座受講生の合格率は非常に高く、合格者の過半数は予備校や通信講座等を利用していると推定されます。

一方で、実際独学で合格されたという方も多くいらっしゃいます。独学者向けの良質なテキストやスマホアプリなども充実しており、独学でも十分合格を目指せる環境は整っています

独学は難しいが、決して無謀な挑戦ではない」というのが資格Timesの見解です。

社労士は独学合格が狙える難易度なのか

社労士試験は合格率が低く、合格までに必要な勉強時間も多いです。さらにライバル達の多くは予備校や通信講座を利用しています。独学で合格するのは簡単なことではありません

一方で、試験で問われる内容自体は難解なものは少なく、「知っていれば解ける」問題がほとんどです。内容理解に、予備校の講義の受講が必須と言えるレベルの問題はあまりありません。

したがって、社労士は独学でも合格が狙える難易度であると言えます。

社労士試験の合格率は本当に低い?

直近10年の社労士試験の合格率は平均すると約6.3%となっています。

合格率だけを見ると非常に難易度の高い試験である印象を受けますが、実は受験生の7割以上が仕事の合間に勉強している社会人であり、多くの方が十分に勉強時間が取れない中で試験を受けに来ています。

したがって、合格率が示す数値ほど実際の難易度は高くないです。

社労士試験の難易度や合格率についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

社労士の独学合格に必要な勉強時間は?

社労士資格の取得にかかる勉強時間は一般に1000時間と言われています。1日平均3時間勉強したとしても約1年かかる勉強時間です。実際、合格までに2年以上勉強したという方も少なくありません。

勉強時間には個人差が大きいものの、合格までに最低1年間は勉強する必要があることは覚えておくと良いでしょう。

社労士の詳しい勉強時間についての詳細は、以下の記事も併せて参考にしてみてください。

独学合格する人の割合は?

疑問と驚き

社労士試験に独学で合格しているのは、合格者全体の何割くらいなのでしょうか。

この疑問を解き明かすために、資格Timesでは過去9年間の大手予備校・通信講座各社が公表している合格実績および各年度の社労士合格者数から社労士の独学合格者の割合を推定してみました

ここでは細かい計算は省きますが、調査の結果社労士試験に独学合格しているのは全体の37.79%以下であると算出されました。最大で37.79%なので、おそらく実際には30%前後なのでしょう。

この結果について実際に社労士の方にインタビューを行ったところ、「独学者は3割もいないという印象なので、概ね妥当そう」というコメントをいただきました。

したがって、やはり合格者の大部分は予備校や通信講座を利用しているものの、独学で合格されている方も少なからずいらっしゃることが分かりました。

独学で勉強するメリット

社労士を独学で目指すメリット

独学が悪いことばかりであるなら、独学で合格を目指す人は1人もいません。

ここでは独学で合格を目指すことのメリットを具体的に確認し、自分がなぜ独学での合格を考えているのかを整理しましょう。

費用を抑えて勉強できる

安い費用で社労士資格を得られるのが独学の最も大きなメリットです。では実際にどれくらい費用を抑えられるのでしょうか。

社労士の独学に必要な参考書や問題集、過去問集といった書籍の購入には大体15,000円程度かかります。

一方で予備校に通った場合は約200,000円、通信講座を利用した場合は約100,000円の費用がかかります。

独学合格を達成した場合、85,000~18,5000円程度のお金を節約できることになります。独学での勉強がいかにお得かがよく分かります。

自分の状況にあった進め方ができる

既に他の資格を持っていて労務関係の知識を持っている人、或いは会社で社労士の業務に近い仕事をされている人には、独学だと自分でやる範囲を選択して勉強できます。

予備校だと、カリキュラムに沿ってわかっている部分にも時間をかけなくてはいけないので、この点は非常に大きなメリットであるといえるでしょう。

また、1度社労士試験に落ちてしまい再チャレンジを考えている人にも、自分の苦手分野だけを重点的に勉強できる点も独学のメリットとなるでしょう。

よって、やるべき範囲が見つかっている人にとっては独学での勉強のほうが効率がいいパターンもあるのです。

自分好みの問題集を選べる

独学で社労士を学習する場合には、自分に合った問題集を選ぶことができます。一方で予備校に通う場合には、その予備校が用意した教材を使用することになり、教材が自分に適していないと感じることもあるでしょう。

自分に合わない教材を使用するのは、長い間学習するのにストレスに感じることもあります。自分好みの教材を使用できれば、勉強公立を最大限高めることができるでしょう。

独学で社労士を目指すデメリット

社労士を独学するデメリット

独学は資格取得にかかる費用を大きく削減できますが、当然予備校や通信講座と比較すると不利な点も多いです。

ここでは独学で勉強するデメリットを整理していきます。

学習スケジュールの管理が難しい

独学の大きなデメリットの1つです。

「どの分野から勉強すればいいのか」「過去問はいつから解けばいいのか」など、独学者には分からないことだらけです。そんな中、自分の力だけで学習スケジュールを管理するのは至難の業です。

社労士試験は試験範囲が広いことに加えて、試験は年に1度しかありません。適切なスケジュールを立てることができなければ、合格は非常に厳しいものになるでしょう

質問対応等の学習サポートが少ない

社労士試験は試験範囲が広いだけでなく、専門的な法律の知識も問われます。自分の力だけでは理解できない事柄が出てきた時、周りに誰も頼れる人がいないのは大きな痛手です

質問相手がいないと、多くの場合疑問点がたまって苦手につながったりと、勉強の進捗に大きく影響を与えかねません。

独学で試験に臨む場合、テキストや問題集はなるべく解説が丁寧で分かりやすいものを選ぶなど、疑問点を自力で解決できる環境を整えておく必要があります。

途中で挫折してしまう可能性が高い

予備校や通信講座では学習スケジュールの管理はもちろん、合格まで勉強を継続できるような様々な特典やサポートがついていることが多いです。

一方、独学では1年近くたった独りで勉強し続ける必要があります。先が見えずモチベーションを保つのが難しくなることも多いです。

また、独学はライバルとなる存在がいないため、緊張感を長期間保って集中的に勉強することが難しく、その点も挫折につながります。

万一途中で諦めてしまうと多くの時間とお金を無駄にすることになってしまいます

独学で合格を目指す場合は、何よりもまず自分が勉強を合格まで続けられるかどうかをよく考えましょう。

最新情報にアクセスしづらい

見落としがちなポイントとして、独学者は社労試験の最新情報にアクセスしづらいというデメリットもあります。

具体的に合格に関わる最新情報とは、法改正と試験傾向の2つが挙げられます。

法改正

法律は年々変化していくため、法律を扱う社労士もそれに対応していく必要があります

そのため、社労士試験の出題範囲は「試験年4月上旬時点まで」の法改正を含むことになっています。

予備校や通信講座の受講生であればアナウンスがもらえることが多く、受動的に情報にアクセスできますが、独学の人は自分で法改正を確認して勉強する必要があるので注意が必要です。

試験傾向

試験傾向に関しては、独学では他の人からの情報を得ることは難しいです

予備校や通信講座の講師は、自分の講座の合格実績を上げるためにも独自に情報を分析していますが、それは受講生以外に教えてくれるとは考えづらいでしょう。

そのため、自分で過去問を解く中で考えるか、予備校の直前講座などをスポットで受講して情報をキャッチするしかないでしょう。

独学者は社労士試験攻略本を手に入れよう

独学での学習は様々な困難があり、自分の力だけでこれらすべてを完璧にカバーするのは非常に難しいです。

「とはいえ通信講座の受講にはなかなか踏み切れない・・・」

そう感じる方に朗報なのですが、通信講座を使わずとも大手資格学校のノウハウを学ぶ方法があります

現在、大手資格学校である「クレアール」では、資料請求してくれた方に特典として、長年の社労士試験のノウハウを凝縮した社労士試験の「攻略本」を無料でプレゼントしています!

「学習スケジュールの立て方」「勉強法」など、独学者がつまずきやすいポイントを丁寧に解説しているので、社労士試験の受験生であれば手に入れない手はないでしょう。

先着100名様限定ですので、この機会を逃さずゲットしておきましょう!

社労士の独学が向いている人の特徴

社労士の独学が向いている人

社労士の知識・経験をすでに持ってる人

実務経験の中で社労士の知識を持っている人であれば、用語の意味やその繋がりを把握できているので、独学で学習する場合でもつまずくことは少ないはずです。

また社労士試験に何度か挑戦したことのある人であれば、自分がどの箇所で失点して、どこが得意かなどを嫌というほど把握しているはずです。

改めて通信講座などを受講するメリットは少ないので、自分の苦手分野を重点的に学習して、次こそ合格を目指しましょう。

独学で受験を突破した経験がある人

過去に大学受験や資格試験において、予備校や通信講座を使わず独学で合格を掴んだ経験のある方は独学に適性があると言えます。

これに該当する人たちは、

  • 長期間勉強を持続させるコツを体で会得している
  • 知識を効率よく吸収するコツや演習のやり方なども熟知している

可能性が高いです。

自分なりに勉強のペースを作る方法をお持ちだと思うので、社労士試験でもその力を生かして、合格まで突き進むことがおすすめです。

たくさんの学習量を積み重ねる体力・時間がある人

社労士は先ほども述べたように1,000時間ほどのまとまった学習時間を確保しないと合格は厳しいため、独学の場合は特に自分にまとまった時間学習できる体力や時間がないと合格は厳しいでしょう。

社労士試験は他の国家資格と比較しても合格者の平均年齢が高く、9割以上を30歳以上の方が占めています。

よって、時間や体力面で20代までのころと比較しても学習に割ける時間が少ないことが予想されるため、特に体の衰えや時間的余裕がないと考えている人は通信講座などで効率よく学習することも併せて検討してみてもよいでしょう。

社労士の独学が向いていない人の特徴

社労士の独学が向いていない人

学習時間の確保が難しい人

社労士の勉強時間は約800~1000時間と言われており、長期にわたって学習が必要となります。独学で学習する際には、予備校や通信講座と比較しても、より時間がかかると言われています。

仕事の影響で学習時間を捻出することが難しいという人は、予備校や通信講座を利用した方が、効率よく学習を進めることができるでしょう。

最短の期間で合格したい人

最も効率よく最短で合格したい人は、通信講座や予備校に通うことがおすすめです。 独学で学習を進める際には、自身で勉強スケジュールや試験日程の管理をする必要があります。

講座を受講した際には、スケジュール管理や、受験に必要な情報を教えてくれるため、より勉強に集中することが可能となるでしょう。

疑問を解消できる環境がない人

周囲に勉強の質問ができる人がいない場合には、独学の学習はあまり向いていないでしょう。

理解できない問題があった場合、毎回自分で調べるのはかなりの時間がかかります。 質問をすぐに答えてくれる環境があることで、疑問点をスムーズに解消でき、新たな学習に充てられる時間が増えるでしょう。

独学におすすめの社労士の参考書・問題集

社労士の勉強をするにあたって、参考書選びは欠かせません。独学者にとって良質な参考書を選べるかどうかは合格できるかどうかに直結します

資格Timesでは「みんなが欲しかった!社労士の教科書」を1番おすすめしています。

テキストはフルカラーで構成されており、図やイラストも多いので、初学者にも学びやすい設計になっています。解説もかなり詳しいので質問ができない独学者にはありがたいです。

みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2024年度
4290円
みんなが欲しかった! 社労士の教科書 2024年度
4290円

同シリーズの問題集として、「みんなが欲しかった!社労士の問題集」も販売しており、こちらも併せて使用することでインプット・アウトプットの学習効果は大きく高まるでしょう。

解説は1問ずつ丁寧に解説していることから、復習もばっちりです。

みんなが欲しかった! 社労士の問題集 2024年度
3520円
みんなが欲しかった! 社労士の問題集 2024年度
3520円

以下の記事では社労士のテキストのおすすめ人気ランキングを紹介しているので、テキスト購入の際にはぜひ参考にしてください。

参考書選びで注意すべきことは?

いざ社労士の参考書を探してみると、世の中には非常に多くの参考書が出回っていることが分かります。よく分からず適当に選んでしまい、後で後悔する人も少なくありません。

参考書を選ぶ際は、最低でも以下の2点には注意するようにしましょう

必ず最新のテキストを購入する

社労士の試験で扱う法律には毎年法改正がなされています。そのため、古いテキストで勉強していると最新の法改正に対応できなくなってしまいます

中古のテキストは安くて魅力的ですが、社労士の勉強においては役に立ちません。必ず最新版のテキストを購入するように気をつけてください。

テキストと問題集はセットで購入する

社労士の参考書はテキストと問題集が同じシリーズとしてセットで販売されていることがほとんどです。購入の際はシリーズで統一したものにするのが良いです。

テキストと問題集が別のシリーズだと、科目のカバー範囲にズレが生じたり問題の解説が両者で異なっていたりと、混乱の元となってしまうので避けましょう

社労士アプリ・サイトは独学の助けにも

スマホを触る人

意外と知られていないのが社労士の学習用アプリやサイトです。例えばアプリでは、大手予備校のTACや資格の大原等も最新のものを出しています。

通勤電車の中や仕事の休憩時間でも、スマホでいつでもどこでも勉強できるので、忙しい社会人の方には非常に助かる存在です。

社労士トレ問スマホアプリ

ちなみに社労士のアプリの中ではダントツで社労士トレ問スマホアプリが使いやすいです。

資格の大原作成のアプリなので安心ですし、無料で挑戦できる問題が多いのでスマホユーザーであればダウンロードしない理由はないでしょう。

社労士の勉強に限ったものではありませんが、他にも学習スケジュールの管理ができるアプリも豊富に存在するので、学習進捗の管理に課題を感じている方は探してみると良いでしょう。

社労士過去問ランド

社労士過去問ランド

社労士過去問ランドは、過去問と解答が10年分以上も掲載されている受験生必見のwebサイトです

無料の会員登録機能もあり、受験生同士で交流したりスコアを競い合うこともできるのでモチベーションアップにも繋がるでしょう。

なお、主な機能としては以下のようなものがあります。

  • 過去問の閲覧
  • 過去問からの一問一答
  • 会員間の交流掲示板
  • 学習日記などのブログ
  • ネット対局
  • 実戦テスト

独学でのおすすめ勉強法は?

独学する人

難易度の高い社労士試験において、闇雲に勉強して独学合格できる人はほとんどいません。合格に向けた作戦を練り、戦略的に合格を目指さなければなりません。

ここでは独学合格するための勉強方法について解説していきます。

大まかな学習計画を必ず立てる

自分の力だけで合格するためには、まずは合格までの道筋を立てることが重要です。学習スケジュールを立てる際のポイントとして以下の3つが挙げられます

  • 1~2科目ずつ学習を進める
  • 暗記科目は後半に学習する
  • 全科目必ず2周以上する

それぞれの理由について、以下で解説していきます。

ただし、学習スケジュールは実際の勉強の進行具合によって随時変更を加えるものです。大筋は変えないにせよ、最初に立てたスケジュール通りに完璧に進めていく必要はないことも頭に入れておきましょう。

1~2科目ずつ学習を進める

1科目ずつ、或いは2科目ごとに注力して学習を進めることで、その科目の知識を体系的に整理しやすくなります。知識が整理されているか否かで記憶への定着率は大きく変わります。

一見すると複数科目を同時に進めたほうが早そうですが、これが勉強時間を最も短縮できる勉強法です

また、多くの科目を同時に学習すると科目をまたいで知識が混在しやすいです。さらに、各科目の勉強の進行具合の把握が難しくなり、学習スケジュールが管理できなくなってしまう恐れもあります。

暗記科目は後半に学習する

1科目ずつ勉強を進める場合、暗記科目を後半に持ってくるのは必須です。

暗記系の知識は最初に覚えても、復習を挟まないと忘れてしまい、後で二度手間になってしまいます。

本番試験までなるべく時間をあけないことで、覚えた知識が抜けてしまう前に試験を迎えられるようにしましょう。

全科目必ず2周以上する

科目別で学習を進めていると、どうしても最初の方に勉強した科目は忘れやすくなります。出来るだけ多く周回することで知識の完全定着を測りましょう

1年で合格を目指す場合は、目安としては1周目に6ヶ月、2周目に2ヶ月程度の時間をかけ、残りの期間は苦手科目の重点的な学びなおしや過去問演習に時間を使いましょう。

もちろん時間に余裕があれば3周目に入るのも良い方法です。

テキスト全てを完璧にする必要はない

社労士試験の特徴として、各科目それぞれに合格基準点が設定されているというものがあります。すなわち、全科目満遍なく学習する必要があり、苦手科目を作ってはいけないということです。

一方で各科目の合格基準点は、毎年変動はあるものの65%程度の得点です。つまりそれぞれの科目を100%理解する必要はありません

各科目で出題頻度の高い問題を重点的に学習し、得点率8割を目指して勉強することが効率の良い勉強法です。出題頻度の低い難問は捨てる勇気も大切です。

最短で知識を定着させる復習方法

知識を最短ルートで定着させる復習方法として、新しい科目をやりながら前の科目も同時並行で復習するという方法が挙げられます。

これにより、1度身に着けた知識がしばらく経って抜けるという事態を防ぐことができるので、複数の科目の知識を同時並行で習得することができるのです。

具体的には、労働基準法を1周終えて、労働安全衛生法を新しくやるのと並行して労働基準法の内容を復習していくという流れになります。

この方法は、特に最短ルートでの合格を狙っている場合に活用していくことがおすすめです。

頻出の問題はマスターする

上記のことに関連して、出題頻度の低い問題にあまり目を向けない中、出題頻度の高い問題も落としていては、ただの得点率の低い人になってしまいます。

頻出問題は、多くの人が完璧に解けるように仕上げてくるので、落としてしまうと、それだけで合格から一気に遠のいてしまうことは頭に入れておきましょう。

頻出の問題は何度も繰り返し解くことで理解を深め、本番で出題されたら確実に解けるようにしておきます

「問題文を見た瞬間に手が動く」くらいにまで演習を重ねて、解法を頭に叩き込むようにしましょう。

問題演習をメインに学習を進める

問題演習を中心に学習を進めることには多くのメリットがありますが、例えば以下のようなことが期待されます。

  • テキスト中のどの部分が実際に問われるのかが分かる
  • 問題を解くことで知識が定着する
  • 知識のアウトプットに慣れ、問題を解くスピードが上がる

これに対し、多くの人がやってしまいがちな、間違った勉強法の例として

「テキストをじっくり読み込む→分からないところを頑張って調べる→問題演習に取り掛かる」

というものがあります。これでは出題頻度の低いところまで必要以上に理解を深めてしまうことになり、勉強時間を浪費することになります。さらに問題演習の機会が少ないので問題を解くスピードも上がりません。

正しい勉強の流れは次のようなものです

正しい勉強の流れ

  1. 入門書やテキストを軽く一読する
  2. 該当範囲の問題を解く
  3. 解いた問題の内容をテキストで確認する
  4. 理解したらもう一度問題を解く

これを細かいスパンで繰り返していきます。

問題演習はやった数だけ力になります。試験本番までにテキストが綺麗なままでも構いませんが、問題集はボロボロになるまで使い倒しましょう

過去問は完璧にしておく

過去問演習は最も効率の良い勉強法の1つです。本番試験では過去問の類題が出題されることが非常に多く、過去問の丸暗記だけでもある程度の得点が見込めるほどです。

多くの受験生はそのことを知っているので、過去問対策をしっかり行い、過去問にある問題は確実に得点してくるはずです。その中で過去問の問題を失点してしまうと、多くの受験生に差をつけられてしまいます

過去問は最低でも5年分は解いておきましょう。いずれも満点が取れるくらいに完璧にしておくことが大切です。

効率の良い解き方を模索する上でも過去問は大切

実際の試験では、基本的な問題と得点する必要のない難問が混ざっているため、難問に時間をかけず如何に基本問題で得点を重ねるかが求められます。

よって、過去問を解く目的として、基本的問題と難問の時間配分を区別して、時間内に得点を最大化する解き方をマスターすることも挙げられるのです。

過去問を解く際には、基本問題に多く時間をかけ、難問は見切りをつけることを意識的に繰り返すことを意識するようにしましょう。

これにより、試験時間内に効率よく問題を解き進められ、本番の緊張感の中でも落ち着いて一定以上の得点を積み重ねられるようになる効果が期待できるのです。

社労士は独学と通信講座どっちがおすすめ?

which

難易度の低い資格であれば、高い費用をかけて通信講座を受講するのは無駄が多いです。しかし、社労士のような難易度の高い資格であれば話は別です。

実際、合格者の過半数が予備校や通信講座の受講生だと推定されます。独学合格も不可能ではありませんが、明らかに講座受講生が有利な試験であるのは間違いありません。

確実に社労士資格を取得したいのであれば、通信講座の受講をおすすめします。

社労士の通信講座を受講するなら

社労士の通信講座を提供している会社は数多く存在しますが、資格Timesの1番のおすすめはフォーサイトの社労士講座です。

社労士通信講座の費用相場は100,000円前後ですが、フォーサイトの通信講座はなんと78,800円

さらに不合格時には全額返金保証制度も付いているので、安心して講座を受講できます。

また、フォーサイト受講生の合格率は全国平均の4.23倍!(2022年度試験結果)

質問対応や学習スケジュール管理といったサポート体制も万全です。この機会にチェックしてみてはいかがでしょうか。

フォーサイトの公式サイトはこちら

以下の記事では社労士通信講座のおすすめ人気ランキングを紹介しています。こちらも合わせてご確認ください。

社労士の独学についてまとめ

社労士の独学まとめ

  • 独学では8万円程度安く資格を取得可能
  • 独学合格するためには効率的な勉強が必要
  • 独学合格者は合格者全体の3割程度と少ない
  • 確実に合格を目指すなら通信講座がおすすめ

社労士の独学について説明しました。

資格取得への道のりは決して楽ではありませんが、社労士は努力して取得する価値のある資格です。

資格Timesはあなたの挑戦を応援しております。頑張っていきましょう!

資格Timesは資格総合サイト信頼度No.1