社労士に独学合格は無理なのか?独学で起こりうる悲劇や難易度の実態を解説!
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社労士
のんびり社労士いけい
「社労士の資格を取得したいけど、独学で合格って出来るものなの?」
「社労士に独学で挑んでみたけど、正直合格は無理な気がしてきた…」
このような疑問や悩みをお持ちの方も多いかと思います。
社労士は受験者数の多い資格であり、その中で独学で社労士資格の取得を目指している方も少なくありません。
しかし、社労士はご存知の通り非常に難易度が高い資格です。自分の力だけで合格を掴み取ることは現実的に可能なのでしょうか。
ここでは社労士の独学の実態について、難しい点やつまずきやすいポイントまで詳しく解説します!
社労士の独学についてざっくり説明すると
- 独学合格は無理ではないが、かなり難しい
- 科目ごとに足切りがあるため、苦手科目を捨てることができない
- モチベーションの維持ができず、途中で挫折してしまう人も多い
- 自己流の勉強法の悪いところが分からず、何年も不合格になってしまう恐れも
社労士の独学合格にこだわりすぎると起こる悲劇
社労士は毎年4万人近くの人が受験する人気の国家資格です。
独占業務があるため、独立開業ができるだけでなく転職にも有利になるのが人気の理由です。
また、受験者は30代から50代の方がメインとなっており、社会人として働きながら目指す方も多いのも特徴です。
社労士を目指す際にまずは独学から入る方も少なくありませんが、一度独学で勉強を始めるとなかなか予備校や通信講座に気持ちを切り替えができません。
そのため無理に独学にこだわりすぎてしまう人も多く、その結果何年も連続で不合格になってしまう例も多くあります。
以下では独学にこだわるあまり起こる失敗例をお伝えします。
いつまでたっても合格できない
独学は自分のペースで、無理なく好きな配分で勉強を進められることがメリットですが、いかんせん非効率な勉強をしてしまいがちです。
独学で非効率な勉強をしてしまうと、限界点が低くなるため途中から点数が伸びなくなってしまいます。
さらに自分では原因がわからないので、いつまでたっても合格できない悪循環に陥ってしまうことが多くあります。
また不合格を繰り返すことによって勉強期間と受験期間が長引き、心身ともに非常に疲弊してしまいます。
そのため途中で挫折してしまう人も多いのが実情です。
年齢を重ねすぎて転職に不利になる
社労士はただでさえ合格率1桁台の難関試験です。
独学だと予備校などを利用するよりも当然、合格までに時間がかかってしまいます。
途中で挫折せずに無事に合格できたとしても、受験に何年も時間をかけすぎると当然年齢を重ねることになります。
転職市場では若い層の方が採用が早く決まるため、あまり取得までに時間をかけすぎるとどんどん転職に不利になります。
そのため転職のために社労士を取得しようと考えている方はとても多いですが、独学にこだわりすぎると本末転倒になってしまいかねません。
講座の受講料以上にお金をかけてしまう
独学で勉強を進める人は必然的に市販のテキストに頼ることになりますが、勉強がうまくいかないともっといい教材を求めて様々な教材に手を出す傾向があります。
また、毎年受けるであろう模試の受験料や本試験の受験料も、数年積み重なればかなりの額になります。
その結果、通信教育や予備校にかける金額と同じかそれ以上のお金をかけてしまうことになる人も少なくありません。
コストがかからないから独学、という考え方は必ずしも正しいとは言えないでしょう。
社労士に独学合格するのは無理なのか?
独学で合格されている方も毎年いるため、不可能ということはありません。
ただし注意が必要なのは、「不可能ではないこと」と「誰でも独学で合格できる」ということは全く異なるということです。
科目も多く足切りもあるため、独学合格は実際のところかなり難しいのが実情です。
社労士試験の合格率は僅か6%前後
まず前提として抑えておく必要があるのが、社労士試験はかなりの難関資格です。合格率は概ね6パーセント前後となっています。
単純計算で100人に6人しか受かることができず、また10回受けても全て不合格になる可能性すらあります。
10年ほど前は合格率が10%台になったこともありますが、近年は低い水準で安定しており、特に難しく合格率が低かった年である平成27年度試験では合格率2.6%でした。
今後も難易度が下がることは考えずらく、これからも厳しい数字は続くと予想されます。
本当のライバルは独学者ではない
数少ない合格枠を奪い合うのは主に通信講座や通学制の予備校に通っていた人たちで、独学者がそこに割って入るのはとても難しいです。
独学者は自分の力だけでプロの指導を受けてきた受験生と勝負しなければならず、それまでの勉強量や質で差が出てきてしまうのは明らかです。
また通信講座や予備校を利用している受験者は「受講料を払っているからには絶対に受かる」というまた違ったモチベーションもあるため、どうしても独学者とは様々な面で差が出てきてしまうのです。
実際、大手予備校などのデータを参考にすると、社労士試験に合格する方の多くが予備校や通信講座などを利用していると推察されます。
継続して勉強するのが難しい
上記のような資格試験の予備校に通っていたり、通信講座などを受けていたりすれば、ライバルと自分の立ち位置などを把握することができ、周りからの刺激を受けてモチベーションを維持することができます。
しかし、独学の場合であれば、自分の立ち位置を把握できないのみならず、勉強に行き詰まった時に相談できる人もいません。
勉強の計画を立てて、モチベーションを継続させるのは非常に難しいと言えるでしょう。
試験に不合格になるのみならず、試験を受けることさえも諦めてしまう人もいます。
合格から逆算した計画づくりが難しい
社労士試験はその試験範囲も多岐に渡り、定められた一定の基準以上の得点を各科目でとらなければならない難易度の高い試験です。
そのため、社労士試験合格から逆算した勉強計画が必要です。
資格試験予備校や通信講座などであれば、講師の先生から合格する受験生がどの時期にどの程度の得点が取れているのかなどの情報を教えてもらい、長期的で効率的な勉強計画を立てることができるでしょう。
しかし、独学の場合は教材を選定するところから一人でやらねばならず、試験に合格した経験もないために効率的な勉強計画を立てるのは難しいです。
独学合格した人の声はあてにならない
インターネット上では「独学で〇ヶ月で合格!」といった声が散見されますが、こういった書き込みは参考にならないので無視すべきです。
こうした声は信憑性が皆無であり、そもそも本当に発信者が合格しているのかの真偽すら不明です。
また、仮に本当に合格者が発信していたとしても当然個人差もありますし、日々の生活で使える勉強時間など生活スタイルも全く自分とは異なるため、何れにせよほとんど参考にならないと考えてください。
毎年の法改正に対応できない
社労士試験に関わる法律はほぼ毎年のように改正が行われているため、法改正の全ての情報を自分で把握するのが難しく、最新の状況に対応した勉強ができない恐れがあります。
2022年にも
- 労働基準法
- 労働安全衛生法
- 労働保険徴収法
- 育児・介護休業法
- 次世代育成支援対策推進法 などで法改正がなされています
社労士試験の試験範囲は膨大であるためにこれらの法改正全てに自分だけで対応することは難しいと言えるでしょう。
結局独学合格は諦めるべき?
置かれている状況やバックグラウンド次第
独学での合格が難しいのは前述した通りですが、独学を全否定するわけではありません。
合格までに数年かかっても良い場合や、日程的な余裕があるのであれば、最初の一年独学してみて様子をみてから決めるのも良いでしょう。
また、すでに法律系の事前知識がある方や労働保険実務などに精通している方、人事としての実務経験が豊富な方など、他の受験生よりも大きなアドバンテージがある方であれば独学でも合格できる可能性は高いといえます。
ただし、一発合格を狙っているのであれば、合格する可能性や勉強に集中できる環境づくりなど総合的に判断すると独学は避け、予備校や通信講座を使うのが得策でしょう。
通信講座や予備校を使うメリット・デメリット
勉強に集中できる環境に身を置くことができる
独学で、高いモチベーションを保ち続けるのはとても難しいです。家の中には様々な誘惑があり、また目標を共有できる仲間などもいないため途中で挫折してしまうケースが多々あります。
予備校や通信講座だと効率的なカリキュラムが組まれ、受動的に勉強を進めていくだけでも自然と力がつくのでとても効率的です。
また社労士は時事や法改正に関する出題がよく狙われますが、予備校や通信講座ではこのような点にもきめ細かく対応しています。
独学だと新聞を隅々まで読んでも気づかないような法改正でも、直前講座などで教えてもらえるのでとても助かるのです。
わからない箇所の質問ができる
独学だともしわからない論点や問題があっても、身近に質問ができる人がいません。
そのため、何度繰り返しテキストを読んだり改札を読んだりしても理解ができない場合は放置されることにるので、捨てざるを得ません。
わからない問題を放置することは、各科目に足切りが設定されている社労士試験に臨む上で、非常にリスクが高いです。
一方で通信講座や予備校を利用することで気軽に講師の人に質問ができるので、モヤモヤせずに勉強を進めることができます。また、解決したことにより不安がなくなり、精神的にも楽になるでしょう。
自分がわからなくて質問した箇所などはメモなどで控えておき、重点的な取り組むと苦手意識を払拭することができます。
コストはかかる
当然ですが、独学に比べると予備校などを利用すると費用が嵩むケースが多いです。
特に通学制の予備校だと、入学金や受講料などで30万円以上かかるケースが一般的です。
しかし、その分効率的に、また最新の試験情報などを教えてもらえるので、何度も不合格になりやすい独学よりもコストパフォーマンスを上回るケースがあります。
コスパが良いのは通信講座
上述のように通学制の予備校だと30万円近くの出費は覚悟しなければなりませんが、通信講座であれば10万円以下で受講できるものも多いです。
また、通信講座の費用が安いのは講座が充実していないからではなく、通学制の予備校と比べて校舎の維持費等がかからないからであるので、講座の質はむしろ予備校を上回っているものも多いです。
通信講座では特にスマホ学習機能が優れており、通勤電車の中といった隙間時間でも効率的に勉強が進められるのも大きな魅力です。
おすすめはフォーサイトの通信講座
社労士の通信講座にも数多くの種類がありますが、その中でもずば抜けておすすめなのがフォーサイトの社労士講座です。
講座費用が70,000円前後と業界トップクラスの安さに加えて、受講者の合格率が全国平均の4.23倍という業界最高の合格実績を誇っています。(合格率は2022年度社労士試験のもの)
分かりやすいフルカラーテキストや特許取得のeラーニングシステムなど、講座内容の充実度も文句なしでしょう。
コスパ、講座内容、実績と、全てにおいて申し分ない極めておすすめできる通信講座です。
この機会にぜひ一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
社労士の独学は無理なのかまとめ
社労士の独学の実情まとめ
- 独学合格は無理ではないが、非常に苦労する
- 不合格を繰り返してしまうと社労士資格を取得するメリットを十分享受できなくなる
- 社労士試験の合格率は低くなっており、これからも難化の傾向は続くと推測される
- コストパフォーマンスが良いのは予備校よりも通信講座
社労士試験は独学で臨まない方が無難です。
本気で合格を目指すのであれば、予備校や通信教育を利用するべきでしょう。
独学で合格圏に到達できるのは、元々法律に詳しかったり、社会保険に関する実務に携わっている人など、ごく一部です。
時間とお金を無駄にしないためにも、自分に最適な勉強法を選択し、確実に社労士の合格を掴み取りましょう。