転職に有利な資格とは?未経験・中途採用から年収アップが狙える資格を完全解説!

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「資格があると転職に有利」と考えている人も多いのではないかと思います。でも、「転職に有利なのはどの資格か?」と聞かれるとちょっと戸惑ってしまう方も多いのではないでしょうか。

最難関の国家資格から趣味系資格まで、一言で「資格」といっても、現代には本当にたくさんの資格が存在しています。

この記事では、未経験や中途採用での転職で年収アップを目指せる資格についてまとめています。

転職で役立つ資格についてざっくり説明すると

  • 特定の資格がないと出来ない仕事がある
  • どの業務にも広く使える・汎用できる資格がある
  • 各種業界・職種向けの専門的な資格がある

転職に役立つ資格とは

カラフルなペン

就職活動や転職、キャリアアップを目指す際、何か資格を取ろうと考える人は多くいます。しかし、資格には国家資格から民間資格まで数多く存在していますし、さらに、資格を持っていても、その資格が自分の志望する業界にとってあまり意味がないものであれば、有利に働くこともありません。

そもそも転職に資格は必要なのか

転職するのに資格が必要か、との問いに単純に答えるだけであれば、必ずしも必要ではない、という答えになるでしょう。

しかし、特定の資格を保有していることが応募の必須条件となっている職業も存在します。特に、専門性の非常に高い分野・業界ではこのような条件が課されていることが多いです。

以下、資格が必須の職業を紹介していきます。

資格が必要な業種・職業

  • 人命に関わる職業(薬剤師・看護師・医師・放射線技師など)

  • 法務系資格(弁護士・司法書士など)

  • 建築系資格(建築士・施工管理士・電気工事士など)

  • その他専門性の高い資格(天気予報士や管理栄養士など)

私たちの暮らしや生命に直結するような職業については、やはり専門的で高度な知識や技術を要するため、資格が必須となると言えます。

どの業界においても有利・仕事に活かせる資格

笑顔の女性 転職先の業界にかかわらずどこでも役に立つような資格も存在します。以下ではこのような資格について紹介します。

TOEIC

世界約160カ国で実施されている、英語のグローバルスタンダードと言える資格です。試験結果は「合格・不合格」ではなくスコアで表示されるため、自分の英語力の今時点の実力を把握できます。

一定程度以上のスコアを取得しているということで、客観的な英語力の証明になり、企業などで英語を使った国際的な業務に対応することができます。

基本情報について

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 マークシート方式
合格率 990点満点のスコア制
難易度 目標点数によって異なる
受験料 6,490円(10%税込)
独学可能か 独学も一般的

TOEICのスコア別の概要は以下の記事をチェックしてみてください。

自動車免許

「第一種運転免許」「第二種運転免許」の区分があります。免許の種類は「普通免許」「中型免許」「大型免許」など運転できる車の種類によって細かく分けられています。

車を運転することが仕事となる職種であればもちろんそれに応じた種類の免許が必要になります。

学生の方は、就職する前の比較的時間の余裕があるときに取得しておいた方がよいでしょう。

事務・経理系の業界でおすすめ資格

電卓と資料 事務や経理系の職に転職、就職を考えている人におすすめの資格は以下のようなものがあります。

MOS

MOSとは、マイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist)の略で、アメリカのMicrosoft社が認定している、Microsoft Office製品の取り扱いに関する資格です。

一般に「ワード(Word)」「エクセル(Excel)」「パワーポイント(Power Point)」「アクセス(Access)」と呼ばれるソフトの使い方をよく知っている、ということを証明する資格です。

これらのソフト(特にWord、Excel)は職種に限らず業務報告や資料作成などでよく使いますし、特に事務系職種でデスクワークが多くなると頻繁に使用することになるため、使い方を熟知しているということは強みになります。

基本情報について

MOS(スペシャリスト)の場合の試験情報については以下の表の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 全国一斉試験or随時試験
合格率 公式な発表はないが80~90%といわれている
難易度 Excelの試験は比較的難易度が高め
受験料 一科目10,780円(10%税込) ※学割あり
独学可能か 独学も可

スペシャリスト資格については以下の記事を参考にしてみてください。

ユーキャンでMOS資格を効率よく取得

MOS資格を取得する際は、ユーキャンのMOS講座を受講するのがおすすめです

講座の安さと教材・サポート体制の充実度など、バランスの取れたサポート体制が大きな売りとなっています。

初めての人でも安心して合格をつかみ取れる講座になっているといえるでしょう。

日商簿記2級以上

簿記資格はいくつかありますが、一般的なのは「日商簿記」です。3級からありますが、評価されるのは2級からです。

企業の経営状況を理解することができる簿記の資格を持つことは、経理事務などでは即戦力として期待されるでしょう。

事務職だけでなく、営業職志望などでも、持っていれば印象は変わります。企業によっては、新卒内定者向けの研修に簿記が組み込まれているところもあります。

面接の際には、資格をどう活かしたいかをしっかりアピールすると良いでしょう。

基本情報について

日商簿記2級の場合の試験情報について紹介します。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 記述式
合格率 15~30%前後
難易度 やや高め
受験料 4,720円
独学可能か 独学も可能

簿記2級のさらなる詳細は下記の記事を確認してください。

簿記2級対策はスタディングがおすすめ

簿記2級対策を行う際は、スタディングの簿記講座を受講することがおすすめです。

業界最安値の価格を誇る講座であり、スマホですべての学習を完結できる点が非常に特徴的な講座となっています。

よって、仕事でなかなか勉強時間が取れない人に特におすすめの講座であるといえるでしょう。

スタディングの公式サイトはこちら

金融・不動産・保険業界でおすすめの資格

MarketingとStrategyの標識 金融・不動産・保険業界でおすすめの資格にはどのようなものがあるのでしょうか。有名資格を中心に紹介していきます。

ファイナンシャルプランナー

ファイナンシャルプランナー(FP)は、個人の「暮らし」と「お金」についての相談に応じる専門家です。税金・保険・年金・不動産・住宅ローン・教育資金など幅広い知識を持って、相談者の人生設計を経済的な切り口からアドバイスしていきます。

FPは国家資格の中でも非常に人気のある資格です。副業ができるといったことも理由ですが、何よりもお金に関する様々な知識を身に付けることが出来、自分自身の生活について大いに役立つからです。

基本情報について

FP3級の場合を例に紹介します。

試験情報 内容
受験資格 FP業務に従事しているか、従事しようとしていること
試験形式 学科・実技試験ともに筆記形式
合格率 80%前後
難易度 しっかりと対策すれば難しくない
受験料 6,000円
独学可能か 独学可能

多くの方が受験するFP2・3級については下記の記事で詳しく確認してください。

FP資格を取るならフォーサイトが最適

FPを取得する場合は、高い合格実績を誇るフォーサイトの講座で実力を伸ばしていくのがおすすめです。

毎年全国平均の約2倍を誇る非常に高い合格率を叩き出しており、その講座のクオリティは他の講座と比較しても頭一つ抜け出ています。

合格点を意識して、短期間で合格をつかめる工夫が満載であるため、数多くの方が納得のいく学習を進められること間違いなしです。

証券アナリスト

証券アナリストとは、金融市場を分析・調査し、証券投資や企業評価を行う専門家です。この資格を取得することで、特に金融業界への就職・転職がかなり有利になります。

金融業界はもともと高収入の水準にありますが、外資系の証券会社などに就職・転職することが出来ればキャリアアップ・高収入がかなり現実的に見えてくると言えます。

基本情報について

証券アナリストの基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 日本証券アナリスト協会の通信講座を受講すること
試験形式 一次試験:マークシート方式 二次試験:記述式
合格率 25%前後
難易度 難関といわれる資格と比較すれば難しくはない
受験料 一次試験:12,400円 二次試験:8,200円 ※講座受講費用は別途必要
独学可能か 独学は不可。協会指定の通信講座を受講必須

証券アナリスト資格の詳細は以下の記事で確認してください。

中小企業診断士

ビジネスパーソンが新たに取得したい資格の1位がこの中小企業診断士です。

中小企業診断士はクライアントである中小企業の経営上の問題点を見つけて分析し、課題解決のためのアドバイスを行います。

「診断」するだけでなく、それに基づいて企業がよりよい方向に進んでいけるように助言を行うコンサル的な業務も大きな役割です。

「日本版MBA」とも呼ばれており、非常に需要が高い資格となっています。

転職の資格としておすすめなわけ

中小企業診断士の資格は難易度もかなり高く、企業側もそれを理解していることが多いため、資格を持っていることを上手くアピール出来れば、待遇や資格手当などより好条件での就職が望めます。

中小企業診断士の転職事情は以下の記事で詳しく解説しています。

基本情報について

中小企業診断士の資格の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 一次試験:マークシート 二次試験:筆記及び口述
合格率 4%程度
難易度 高い。難関試験と呼ばれるものの一つ
受験料 一次:13,000円 二次:17,200円
独学可能か 独学での合格も不可能ではないがハードルはかなり高い。

忙しい方はスタディングの講座がおすすめ

転職のアピール材料として中小企業診断士を取得したいと考えている人は、スタディングの通信講座を受講するとよいでしょう。

一番のおすすめポイントはすべての学習をスマホ一つで完結できる点にあり、忙しい方でも隙間時間を縫って実力を引き上げられるのです。

宅地建物取引士

就職に有利な資格、と聞いてまず名前が挙がるのがこの宅地建物取引士(宅建士)ではないでしょうか。実際、国家資格の中でも受験者数が圧倒的に多い、“超大人気”資格です。

就職や転職に際して直接的に有利になる業界は限られますが、それ以外の業界であっても、国家資格である宅建士試験を突破した努力や、積極的に学び続ける姿勢というのは人物面でのプラス評価に繋がります。

また、宅建士試験で学ぶ内容には、ビジネスにおいて必要な民法や商法も含まれているため、宅建士資格の所持は社会人としてのベースとなる知識を備えていることの証明にもなります。

宅建士の転職事情については下記の記事をご覧ください。

基本情報について

大人気の宅建資格の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 マークシート含む筆記形式
合格率 15%前後
難易度 中程度とされるが、勉強せずに受かるような簡単な試験ではない
受験料 7,000円
独学可能か 独学可能

実績抜群のフォーサイトがおすすめ

宅建の通信講座は豊富に存在しますが、その中でもフォーサイトの宅建講座を受講するのがおすすめです。

合格率の高さに加えて、不合格時の全額返金保証制度が大きな魅力となっており、万が一の結果になってもリスクを最小限に抑えられます。

不動産鑑定士

不動産鑑定士は、国や地方自治体などの公的組織や個人の依頼を受けて、対象となる土地や建物(不動産)の価値や価格を評価するのが仕事です。また、不動産活用のコンサルティングや、トラブルの未然防止などを行うのも主な仕事となります。

不動産の価値は複雑な権利関係が絡み合っており、また、時代や社会情勢も大きく関わってきます。そのため、不動産の価値を評価するには高度な専門知識を持つ専門家、不動産鑑定士の存在が欠かせません。

基本情報について

不動産鑑定士の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 一次試験:短答式(マークシート) 二次試験:論述式
合格率 短答式:30%強 論文式:15%弱
難易度 きわめて高い。
受験料 12,800~13,000円(申請方式による)
独学可能か 制度上は独学での合格も可能だが、非常に難しい。

マンション管理士

マンション管理士は、主に分譲マンションの管理組合を顧客とし、マンションの維持・管理についてアドバイスなどを行うコンサルタントです。

独占業務はありませんが、マンションに関するコンサルティングの仕事はマンション管理士に委託されるケースが多く、決められた業務範囲がないからこそ、自分の裁量で様々な領域の業務を行う事ができます。

主な仕事内容は、マンションの管理規約を見直したり、分譲の相談に乗ったりすることです。また、建物の大規模修繕工事に際して、施行する工事会社の選定役を担うこともあります。

基本情報について

マンション管理士の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 マークシート形式
合格率 8%前後
難易度 合格率は低いが、しっかりと対策すれば十分に合格を狙える
受験料 9,400円
独学可能か 独学可能。

マンション管理士試験の難易度については下記の記事をご覧ください。

圧倒的合格率を誇るフォーサイトがおすすめ

マンション管理士試験の合格を狙うなら、フォーサイトの通信講座で効率よく学習を進めてみてはいかがでしょうか?

合格率は2018年には全国平均の4.68倍を記録するなど、その圧倒的実績により安心感は抜群です。

ManaBunのスマホ学習も充実しているなど、あらゆる面で隙の無い講座であるといえるでしょう。

メーカー・建築業界でおすすめ資格

机と椅子とステーショナリー メーカー・建築業界でおすすめ資格にはどのような資格があるのでしょうか。

あまり知られていないマイナー資格についても紹介します。

インテリアコーディネーター

インテリアコーディネーターは、いわば「住まいの専門家」です。住宅・インテリア・各種商品についての幅広い知識と専門家としての知見を活用して、内装や家具を総合的にコーディネートし、お客様の希望に最適なプランを規格・提案するのが仕事です。

モデルルームなどのオシャレでモダンなお部屋をコーディネートするイメージもありますが、高齢化社会が進行しており、高齢者や介護の必要な人が日々の生活を快適に過ごせる部屋づくりといったニーズが近年では高まってきています。

みなさん気になるインテリアコーディネーターの需要については以下の記事をご覧ください。

基本情報について

インテリアコーディネーターについての基本情報について紹介します。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 一次試験:マークシート 二次試験:プレゼンテーション(製図)・論文(記述式)
合格率 一次・二次試験を通した合格率は23%前後
難易度 やや高め。一次・二次それぞれにしっかりと対策が必要
受験料 一次試験のみ:11,550円 一次・二次両方:14,850円 二次試験のみ(一次免除):11,550円
独学可能か 独学も可

CAD利用技術者試験

CADは近年、幅広い分野に取り入れられており、システムを使える人材は広く求められています。それに伴い、CADシステムに関する知識やスキルを証明できる「CAD利用技術者試験」も人気が上昇している資格です。

CADには「2次元CAD」「3次元CAD」があり、試験もそれぞれに対し複数のグレードが設定されています。ここでは、入門編の「2次元CAD利用技術者試験基礎」の情報を記載します。

基本情報について

2次元CAD利用技術者試験基礎についての基本情報は以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 IBT方式
合格率 60~70%程度
難易度 しっかりと対策すれば難しくない
受験料 4,000円+税
独学可能か 独学可能。パソコンとCADソフト、公式ガイドブックが必須

CAD利用技術者の詳細は下記の記事をチェックしてください。

危険物取扱者

危険物を貯蔵または取り扱う事業場(化学工場、石油貯蔵タンク、タンクローリー、ガソリンスタンドなど)には、危険物取扱者を必ず置かなければなりません。

上記の他、灯油などを扱う販売店や、研究所、消防士など、活躍できる分野は広く、常に需要がある資格です。

通称「乙4(おつよん)」と呼ばれる乙種第4類(ガソリンスタンドで必要)が有名ですが、危険物取扱者はその取り扱う危険物によって「甲種」「乙種(1~6類)」「丙種」と細かく種類が分かれています。

有名な乙4資格については以下の記事で詳しく解説しています。

基本情報について

危険物取扱者についての基本情報は以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 乙種・丙種は特になし 甲種は受験資格あり(要確認)
試験形式 マークシート形式
合格率 甲種:概むね33%前後 乙種(6種合計):36~40%前後 丙種:50%程度
難易度 甲種はやや難しい。乙種・丙種はしっかりと対策すれば合格出来る
受験料 甲種:6,600円 乙種:4,600円 丙種:3,700円
独学可能か 独学可能

対策はユーキャンが最もおすすめ

危険物取扱者の対策を行うなら、ユーキャンの通信講座を活用するのが最もおすすめとなります。

乙4と丙種の2種類の合格に対応している講座であり、丁寧に解説されたテキストを基に多くの方が学習しやすい講座に仕上がっているのです。

医療・介護系の業界でおすすめ資格

ハーブと小瓶 医療・介護系の業界で役立つ資格はたくさん存在しますが、ここでは特におすすめの資格をいくつか紹介します。

医療事務

医療機関で患者の受付から診療報酬明細書の作成、カルテ管理など、医療事務全般の能力を評価・認定する資格です。医療事務自体は資格がなくても出来ますが、専門的な知識が求められるため、資格所有者は優遇されます。

主な医療事務系資格として、「医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)」「医療事務管理士技能認定試験」「診療報酬請求事務能力認定試験」「医療事務認定実務者」の4つがあります。(他にも多数あります。)

資格に優劣があるわけではなく、どの資格を取得しても実際の業務内容は基本的に同じです。

基本情報について

ここでは医療事務技能審査試験(メディカルクラーク)の場合の試験情報について紹介します。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 選択・記述式
合格率 60%強
難易度 中程度。学科試験は持ち込み可
受験料 7,500円
独学可能か 独学可

メディカルクラークについては以下の記事も併せてご覧ください。

資格取得はユーキャンがおすすめ

医療事務の資格を取るならユーキャンの医療事務講座がおすすめです。

知名度抜群のユーキャンの通信講座の中でも人気講座ランキング1位を獲得している講座となっており、その講座クオリティは非常に高いものとなっています。

調剤薬局事務

調剤薬局事務も医療事務同様、それ自体は「職種」であり、関連する資格が複数存在します。

資格が無くてもできる業務なので取得必須ではないですが、持っていると就職・転職活動において非常に有利です。

代表的なものに、「調剤報酬請求事務専門士」「調剤事務実務士」「調剤事務管理士」などがあります。

基本情報について

ここでは調剤報酬請求事務専門士2級の試験情報について紹介します。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 マークシート形式
合格率 30~40%
難易度 やや高め
受験料 5,280円~9,680円 受験が個人・法人・通信かで異なる
独学可能か 独学可

歯科助手

歯科助手は歯科医療業務は行えませんが、それ以外の歯科医院における業務全般を広く行います。

[ 「歯科助手」という資格が存在する訳ではありませんが、業務上高い専門性が求められ、専門用語なども多用されるため、歯科助手系資格を取得する人が多くいます。

歯科助手系資格の代表的なものには「歯科助手資格認定制度」「歯科アシスタント検定試験」「歯科医療事務管理士」などがあります。

「歯科助手資格認定制度」は日本歯科医師会による認定制度で歯科助手系資格の代表格です。

歯科助手資格の種類については以下の記事で詳しく確認してください。

基本情報について

ここでは歯科助手資格認定制度(乙種第一)の場合について紹介します。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 指定機関での訓練受講
難易度 乙種第一は52時間の講習
受験料 実施機関ごとに異なる
独学可能か 講習を受けての認定制度のため独学不可

介護初任者研修

従来の「ホームヘルパー2級」に相当する資格で、介護職を希望する人のファーストステップであると言える資格です。ヘルパー2級と違うところは、実習がなくなり、新たに研修修了時に試験が課せられるようになったことです。

資格がなくても介護に携わることは出来ますが、利用者の身体に直接触れる「身体介護」を行うためには、必ず介護の資格を保有しておかなければなりません。

介護業界は現在売り手市場でもあります。介護初任者研修を取得していることで「未経験だが介護職に転職したい」というときも活動がしやすかったり、資格手当などで給与アップに繋がったりすることもあるでしょう。

基本情報について

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 130時間の講習(通学と自宅学習を含む)を受講。修了後に試験
合格率 公表はないがほぼ100%
難易度 難易度は低め
受験料 研修実施校によって異なるが、概ね6万円~15万円程度。ハローワークで無料の講習を紹介してくれることも。
独学可能か 講習受講必須のため、独学は不可

アロマセラピスト

アロマセラピストは、アロマテラピーのプロとして一般の方にアロマトリートメントやコンサルテーションを実践できる能力を認定した資格です。資格取得には、学科試験に合格後、実技試験を受ける必要があります。

資格を運営している「AEAJ」は内閣府から認定を受けた公益法人で、精油に関する正しい知識を持ち、適切にアロマの施術が出来る専門人材は需要が伸びています。

基本情報について

アロマテラピスト学科試験についての基本情報は以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 あり。AEAJへの入会他、複数条件あり
試験形式 マークシート形式
合格率 70~80%
難易度 プロセスは複雑だが、試験の難易度自体は高くない
受験料 5,326円
独学可能か 独学不可。認定スクールでの履修必須

WEB・IT業界でおすすめの資格

ノートパソコンのモニター これからの時代でさらに需要が高まってくると思われるWEB・IT業界でおすすめの資格について4つほど紹介します。

ITパスポート

ITパスポートはITを利用・活用する全ての社会人・学生が身に付ける必要があるIT関連知識の証明を目的とした資格で、「Iパス」と呼ばれたりもします。

情報処理技術関係の中でも最も簡単なレベルの試験であり、「情報処理の促進に関する法律」によって誕生した国家資格です。

現在ではどのような職種でもITに関する知識が必要とされ、グローバル化の際に必要になる英語力の様な形でIT力も求められています。

平成21年4月から始まった新しい国家資格ですが、平成30年度の時点で既に応募者数が約98万人超と、超人気資格となっています。

転職の資格としておすすめなわけ

今や営業系・事務系・技術系など、どのような分野においても、IT力は必要なスキルとなっています。実際に、新卒社員の入社後最初の研修の中にIパス受験を組み込んでいる企業も多く存在します。

ITパスポートの転職については下記の記事を詳しくご覧ください。

基本情報について

ITパスポートについての基本情報は以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 CBT(Computer Based Testing)方式
合格率 70%前後
難易度 普段からPCに触れている人であれば高くない。
受験料 5,700円
独学可能か 独学可能。市販のテキストも豊富

スタディングで短期間取得を実現

ITパスポートを短期間で取得したいと考えている方は、スタディングの講座を受講するとよいでしょう。

講義動画とスマホでの問題演習の反復学習を実施することで、広範な範囲を効率よく学習できるようになっており、忙しい人でも短期間の資格取得を実現できるのです。

スタディングの公式サイトはこちら

ウェブ解析士

企業のWeb担当者の方などは常に「Web解析」といわれる作業を行っていると思います。「ウェブ解析士」は、Web解析の専門的な知識を持っていることを証明するための資格です。

ウェブ解析士の資格を取得するには、講座を受講して試験を受ける方法と、直接試験を受験する方法の二つあります。

基本情報について

ウェブ解析士の試験の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 会場受験or在宅試験(オンライン)
合格率 50~70%で推移
難易度 それなりに高い
受験料 17,280円(初回) 講座受講料10,800円 公式テキスト代4,320円(購入必須)
独学可能か 独学での合格も可能だが、費用もそれほど変わらないため講座受講をおすすめ。

Googleアナリティクス個人認定資格

Web解析を行うツールとして多くの企業で活用されている「Googleアナリティクス」です。その習熟度を公式に認定する資格として、Googleが提供しているのが「Googleアナリティクス個人認定資格」です。

オンラインテストとして実施され、誰でも無料で受験できます。

基本情報について

Googleアナリティクス個人認定資格の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 選択式(オンラインテスト)
合格基準 正解率80%以上で合格
難易度 Web解析に慣れているかどうか難易度は大きく異なる
受験料 無料
独学可能か 独学可能

Google Adwords認定資格

Google Adwordsも、上記の「アナリティクス」同様、基礎知識や応用力、実務能力に優れた個人をGoogleが公式に認定しています。

試験は「Adwords基礎」に合格した後、5つの分野(「検索」「ディスプレイ」「モバイル」「動画」「ショッピング」)から一つ選択して受け、基礎+選択の両方に合格して資格取得となります。

基本情報について

Google Adwords認定資格の基本情報については以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 選択式(オンラインテスト)
合格基準 正解率80%で合格
難易度 全くの初学者か経験者か難易度は大きく異なる
受験料 無料
独学可能か 独学は可能だが、実際にAdwordsを運用したことがなければ難しい

観光業界でおすすめの資格

旅をする女性 観光業界でおすすめの資格を2つ紹介します。

通訳案内士

日本を訪れる外国人の方に対して英語や他の言語で通訳や格好案内をする仕事です。「通訳ガイド」と呼ばれたりもします。

「全国通訳案内士」と「地域通訳案内士」がありますが、国家試験に合格した人のみが名乗れるのが「全国通訳案内士」です。

基本情報について

通訳案内士についての基本情報は以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 特になし
試験形式 一次:筆記(言語によりマークシートのみ・マークシートと記述式併用・記述式のみの3形式で異なる 二次:面接
合格率 直近15年の平均では16%程度だが、開催年によっては一桁台のことも
難易度 中程度。筆記試験が難関。英語なら英検2級、中国語であれば中検2級くらいが受験を目指せる最初のレベル。地理・歴史も必須。
受験料 11,700円
独学可能か 独学可能

旅程管理主任者

資格がないと仕事ができないわけではないものの、添乗業務を行う際は1名以上の資格保有者の同行が旅行業法で規定されています。「国内旅程管理主任者」「総合旅程管理主任者」の2つがあります。

実務経験が必要な資格であるため、ツアーコンダクターとして働きながら取得を目指す人が多い資格です。

基本情報について

旅程管理主任者についての基本情報は以下の通りです。

試験情報 内容
受験資格 あり(要確認)
試験形式 基礎研修及び管理研修の受講、受講修了後の試験 ※その後実務研修も必要
合格率 国内:98%程度 総合:70~80%程度
難易度 高くない
受験料 基礎:9,800円 国内:26,000円 総合:36,000円
独学可能か 不可。指定の研修の修了が必須

就職・転職活動や履歴書で資格をどのように生かすのか

考える少年

頑張って取得した資格をキャリアアップや転職に活かすためには、その資格を見る面接官や人事担当者にしっかりと伝わるようにしなければなりません。

履歴書に正確に記載する、面接時の自己PRの際に自分から資格について触れる、など、積極的に資格を持っていること・それを業務に活かせることについてアピールした方がよいでしょう。

資格取得経緯について整理する

面接官に資格をアピールするためには、「ただなんとなく資格を取ってみました・・・」というような理由では良い印象を与えることはできません。良い印象どころか、「考えの浅い人なのかな・・・」とマイナス評価をされかねません。

なぜその資格を取得しようと考えたのか、その経緯と、その資格があることでどのように仕事に活かせると考えているのかをしっかりと言語化しておく必要があります。

努力過程について伝える

資格取得の経緯についてしっかりと言語化して表現できる様になったら、次はその資格を取得するためにどのように努力してきたか、どのような勉強方法を用いてきたかも伝える必要があります。

出来るだけ具体的に努力の方法が伝わるように、ストーリー仕立てにしてみるなど、面接用・履歴書用などそれぞれに表現を工夫しましょう。

仕事に活かせるかを伝える

どんなに難関資格であっても、自分の志望する職種や受けている企業がその資格と何も関係が無ければ、仕事に活かせることもなく、努力して資格を取得した意味がありません。

法務系の資格を取得したのであれば、その分野の業務に貢献できることを伝えたり、言語系の資格なら、国際的な業務を担当する部署に関わりたいと希望してみることも必要です。

自分の希望する分野とマッチする資格かどうか

資格は持っているだけでは意味がありません。自分が働く上で、仕事に活かせるような資格を持っていなければなりません。専門性があり、且つ自分が働きたいと希望する分野において関連のある資格を取得することが重要です。

ダブルライセンスも有効

2個のりんご

ダブルライセンスとは、複数の資格を持っていることです。いくつかの資格を組み合わせることで、業務の幅を広げることが出来ます。

何でも組み合わせれば良いということではなく、難関資格を複数持っていても十分に活かし切れないこともあれば、比較的難易度の低い資格でも、組み合わせ次第では同時の業務領域を創り出し「希少な人材」となり得ます。

同分野の資格の組み合わせもあれば、異分野の資格の掛け合わせもあるでしょう。今持っている資格に何かをプラスする、というだけでも十分に効果は期待できますTOEICなどの英語系資格やファイナンシャルプランナー簿記2級などは、難易度もそこまで高くなく自分のペースで独学も可能で、様々な資格やスキルと組み合わせやすく汎用性の高い資格であり、おすすめです。

一人で複数資格分の働きが出来るということで、面接時の大きなアピールにもなるでしょう。

資格取得で転職を成功させるためには

Success行きの標識

本当に必要な資格かを見極める

とにかく何か資格を取れば良い、という訳ではありません。今より高収入を目指すために資格の取得を考えているのなら、取ろうとしている資格が実際にどのくらい評価されているのかなどの情報をまずはしっかりと集めることが大事です。その上で、その資格を取得することが仕事に活かせるのか、今後のキャリアにプラスとなるのかを見極めることが重要です。

効率よく勉強する

社会人など時間に余裕のない人は、資格取得のための勉強はとにかく効率的に進める必要があります。試験当日までの限られた時間の中で出題範囲を網羅するためには、スケジュール管理も必要ですし、内容も無駄の無いようにしなければなりません。

独学に慣れている人は良いですが、そうでないなら通信講座等の利用が効率的です。時間的に余裕がある場合でも、独学に不安・抵抗感がある人は、通信講座を受講することをおすすめします

通信講座で取得する

資格の中には難易度の高いものも数多くあるため、通信講座の受講はおすすめです。

通信講座の取り扱い資格は数多くあり、紹介してきた中で代表に挙げられる資格には、中小企業診断士や宅建、マンション管理士などです。

通信講座会社で勉強を開始する場合には、どの講座で勉強するかでその後の実力の伸びが変わってくるのでとても重要です。

資格Timesではたくさんの通信講座会社の中でも転職系の資格を取得する際は、「フォーサイト」の通信講座をおすすめします。

フォーサイトは教材のクオリティの高さが一番の売りとなっており、図や表を用いたわかりやすい説明が最大の売りとなっています。

ここまで紹介してきた資格も数多く取り扱っているので、ぜひ一度チェックしてみてください!

転職に有利な資格についてまとめ

転職に有利な資格まとめ

  • 資格により試験形式・難易度・独学が可能かどうかは異なる
  • 自分が働きたい分野や仕事に活かせる資格を選ぶ
  • 資格を取得した目的・経緯・過程を伝えられる様にしておく

資格にはいろんな種類があります。難易度や受験の方式もそれぞれ、独学で合格を目指せるものから、指定の講座や研修を受けなければ受験できないものまで様々です。

自分の希望する分野や合格を目指せそうなレベルなのかどうかなど、しっかり吟味した上で資格を取得し、就職や転職に活かして下さい!

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