TOEICのスコア別難易度一覧|独学での勉強法からおすすめ参考書まで詳しく解説!

「TOEICのスコア別の難易度はどれくらい?」

「TOEICの受験をしたいのだけれど具体的なレベルが知りたい」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

TOEICは初心者の人から何度も受験したことがある人まで、さまざまな英語レベルの人が同じ試験問題を解きます。そのため、TOEIC初心者の中には、どれくらいのスコアを目指せば良いのかわからないという人も存在します。

そこで、この記事ではTOEICのスコア別難易度やレベルについてわかりやすく解説します。あわせて、TOEICの出題内容についても紹介しますので、ぜひ参考にしてください。

TOEICのスコア別難易度についてざっくり説明すると

  • 少なくとも高校卒業レベルの英文法が必要
  • リスニング力とリーディング力はどちらも必須能力
  • 最初は500点から目指すと良い

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TOEICテストの難易度は高い?

黒板に白チョークで書かれたクエスチョンマーク TOEICテストで出題される内容は、どれくらい難易度が高いのでしょうか?

スコア別の難易度を解説する前に、まずはTOEICテスト全体における難易度について解説します。

純ジャパには難易度の高いテスト

TOEIC試験そのものは、純粋な日本人にとってな難易度が高いと感じられるテストと言えます。その理由として、英語のさまざまな知識な能力が問われるからです。

TOEICで出題される問題をスムーズに解くためには、英語力や文法力だけでは不充分です。TOEICで出題される問題の中には、英語での読み上げもあり、長文読解の問題も出題されます。

読み上げられる問題をすべて確実に聴き取るためには、リスニング力が必要ですし、長文読解の問題をスムーズに解くためには、高いリーディング力も必要不可欠です。

純粋な日本人の中で、高い英語力や文法力を持ち、さらにはリスニング力やリーディング力を持ち合わせている人はほとんどいないと言っても過言ではないでしょう。よってバイリンガルでもない限り難易度が高いと感じる試験です。

英検2級レベルの単語力

TOEIC全体を満足に解くためには、単語力を身に着けておく必要があります。必要とされている単語力は、英検2級レベルだと言われています。

このレベルはあくまで最低レベルです。英検2級レベルの単語力がなければ、TOEICの問題のほとんどは意味がわからず、正しい解答を導き出すことも困難になるでしょう。

高校卒業レベルの英文法が必須

TOEICを受験する上で、絶対に学習しておかなければならないのが文法です。TOEICに限らず英語力を試す試験はすべて基礎的な英文法が出題の基盤となっています。

必要とされる文法力は、高校卒業レベルと言われています。高校卒業までに学習する英文法すべてを学習し、それらを正確に使いこなせるようにする必要があるのです。

リスニングは多聴力が大事

TOEICの試験では、ネイティブな発音で問題文が読み上げられます。問題文は試験用紙には印刷されているため、正しく読み上げられる英文を聴き取る力が必要だということです。

ネイティブな英語を正確に聴き取るためには、多聴力が必要です。多くのネイティブな英語に触れ、耳を慣らしておく必要があります。

リーディングは読解スピードが必要

TOEICの試験で出題されるのはリスニング問題ばかりではありません。ビジネス英語に特化した長文問題も出題されます。

長文問題は問題の量が多いため、いかに早く英文を読み解き、解答を導き出すかが鍵です。そのためには、高いリーディング力が必要です。

長文を時間をかけて読み進めていたのでは、問題を解く時間は少なくなってしまうため、いかに正確に素早く読み解くことができるかが重要なのです。

TOEICのパート別難易度

TOEICは全部で7パートに分かれており、それぞれのパートごとに出題される問題の特徴が異なります。

そこで、各パートごとの特徴について紹介します。

パート1

パート1はリスニング形式で、写真描写の問題が出題されます。問題用紙には写真が印刷と解答の英文が印刷されています。

写真描写と言っても人物や風景など、さまざまなパターンがあります。特に風景写真は状況が掴みにくいという点もあり、苦手意識を持っている人も多く存在しているのです。

パート2

パート2もリスニング形式ですが、こちらは応答形式の問題が出題されます。問題用紙には問題文はもちろん、解答である選択肢の英文すら印刷されていません。

リスニング問題の中では、比較的英文が短いという特徴があります。リスニングの特訓を繰り返し行うことで、比較的スコアが取りやすいパートです。

パート3&4

パート3と4も引き続きリスニング形式の問題となっていますが、パート1や2に比べて少し難易度は高めと言えるでしょう。

パート3は会話形式の問題が出題されます。複数の登場人物の会話を聴き取り、設問に答えるというスタイルであるため、ネイティブなスピードで会話が流れ、パート2以上のリスニング力が必要です。

さらにパート4はナレーション形式の問題が出題されます。こちらはパート3よりも問題文がさらに長めであり、リスニングセクションの中では最も高めの難易度と言えるでしょう。

パート5&6

パート5と6はリーディング問題です。どちらも空欄に単語や文章を挿入する形式の問題が出題されます。

このパートは文法事項に直結する問題であり、英文法をしっかり学習することで高いスコアを取ることが可能です。

リーディングセクションはパート5~7までの3つですが、その中でも5と6は難易度が低めの問題と言えます。素早く問題を解いて、パート7に時間を残す工夫が必要になるでしょう。

パート7

パート7は長文読解の問題が出題されます。出題される長文は他のパートとは比べ物にならないほど長いため、精読と速読の両方が必要となる問題でもあります。

複数パッセージを読むという出題パターンなので、いかに多くの文法や英単語を知り、それを短い制限時間の中で使いこなせるかという勝負になります。

TOEICテストを偏差値に換算すると

TOEICテストに合否は存在せず、合格のためのボーダーラインも存在しないという特徴があります。そのため、偏差値として数値化することは不可能です。

TOEICは自分が取得したいスコアを目標にして、そのために必要な英語力を身につけるという試験です。簡単言えば、合格ラインは自分で決めるということです。

TOEICテストで目標スコアを設定するためには、まずは自分の現在の英語力を知ることも重要です。その上で、段階的に目標スコアを上げて学習を進めましょう。

TOEICのスコア分布・平均点

丸メガネをかけた白い鳥の人形 TOEICのスコア分布や平均点はどのようになっているのでしょうか?

具体的な数字で見るために、第247回(2020年1月実施)の結果を参照して解説します。

なお、2020年9月に第252回は実施されましたが、感染症の影響で受験者数が減少しました。例年通りのデータが取れたとは言い難いため、あえて第247回のデータを用いて解説します。

TOEICの平均は580点前後

リスニングセクション リーディングセクション トータル
最高スコア 495 495 990
最低スコア 5 5 10
平均スコア 320.6 260.6 581.2
標準偏差 85.8 96.3 173.6

上記は、平均値や標準偏差値をまとめた一覧表です。あわせて最高スコアと最低スコアも一覧表に掲載しています。

TOEICは毎回同じような難易度になるように調整して作られています。そのため、第252回のように感染症の影響で極端に受験者数が少ないということでもない限り、大幅に平均点が上下するということはありません。

上記の一覧表ではトータルの平均スコアは「581.2」となっています。これは第247回に限ったことではなく、どの試験でも580点前後を推移しています。

つまり毎回580点前後の平均点になるように作られているということです。

TOEIC受験者のスコア分布

スコア区分 人数(人) 上位〇%
895~ 3.910 3.5
845~ 4.492 7.6
795~ 6,358 13.3
745~ 7,535 20.1
695~ 8,683 27.9
645~ 9,903 36.8
595~ 11,116 46.8
545~ 11,477 57.1
495~ 10,872 66.9
445~ 10,273 76.2
395~ 9,138 84.4
345~ 7,552 91.2
295~ 5,385 96.0
245~ 2,902 98.7
195~ 1,202 99.7

上記は、TOEIC受験者のスコア分布の一覧表です。人数と割合に若干のずれは見られますが、445~595辺りの割合が最も高くなっていることがわかります。

TOEICのスコア別難易度

棒グラフと折れ線グラフが書かれた紙を指さす人 TOEICはスコア別に難易度が変わります。ここでは、大きな壁となる500点、600点、700点、800点、900点、990点のスコアに分けてそれぞれの難度を解説します。

TOEIC500点の難易度やレベル

TOEICで500点以上というスコアは、約68%以上の受験者が達成しているスコアです。つまりTOEIC受験者の半数以上が達成しているスコアということになります。

具体的な難易度や評価・有効度について見ていきましょう。

TOEIC500点は比較的やさしい

TOEIC500点は、比較的取得が簡単なスコアと言えます。英語力がまったくない状態でTOEICを学習した場合、必要な勉強時間は450時間と言われています。

ただし、最低でも高校卒業レベルの英文法や英検2級程度の単語力は必要です。これらをスムーズに習得できなければ、必要な勉強時間は450時間を軽く超えるでしょう。

TOEIC500点は、TOEIC全体から見れば比較的取得が簡単なスコアです。しかし、TOEIC初心者や英語力がまったくない人にとっては、最初の難関となるスコアと言えるでしょう。

TOEIC500点の評価・有効度

TOEIC500点は、英語の基礎的な能力があると評価されるレベルで、ある程度の長文なら読み解くことができるでしょう。

しかし、英文法や単語力は充分とは言えないレベルでもあります。難しい単語や表現が出てくると、読み間違いや意味が理解できない部分も多く出てきます。

就職や転職の際には、履歴書に書いても、プラス評価になることはあまりないでしょう。英語力がゼロの人に比べたら多少あると評価される程度の有効度です。

TOEIC500点について、より詳細な内容は以下の記事で解説をしています。

TOEIC600点の難易度やレベル

TOEIC600点以上は、平均点よりも少し上のスコアです。TOEIC受験者のレベルで見た場合、上位46%に入るレベルでもあります。

具体的な難易度や評価・有効度について、さらに掘り下げてみていきましょう。

600点は標準程度の難易度

TOEIC600点は、全体から見ると標準程度の難易度と言えます。取得するには決して簡単とは言えませんが、特別難しいレベルでもありません。

TOEICに特化した対策をある程度行っていれば、600点以上のスコアを取ることは可能でしょう。TOEICの公式問題集などを活用して学習することで、スコアを近づけることができます。

TOEIC600点の評価・有効度

TOEIC600点は、英語の細部まで詳細に理解できるというレベルではありません。しかし、相手の英語を聞き、自分の意見を英語で言うくらいのことは可能なレベルです。

就職や転職の際には、履歴書に書いても問題ないレベルです。平均点が580点程度ですから、それよりもスコアが上だということになります。この点からもある程度の英語力があるという高い評価が得られるでしょう。

TOEIC700点の難易度やレベル

TOEIC700点以上は、上位27%ほどの受験者が達成しているスコアです。決して多いと言える割合ではなく、難易度はそこそこ高いと言えます。TOEIC受験者の中でも700点越えは一つの大きな壁となっています。

具体的な難易度や評価・有効度について以下で詳しく解説します。

700点はやや高めの難易度

TOEICで700点と言うと、多くの受験者が苦しむスコアです。600点台までなら何とか取得できますが、700点の壁を超えることは容易ではないため、取得難易度はやや高いスコアと言えるでしょう。

英語力がまったくない人がいきなり700点を目指す場合、必要な勉強時間は最低でも950時間と言われています。毎日確実に3時間ずつ勉強したとして、約1年かかる計算です。

TOEIC700点の評価・有効度

TOEIC700点以上を安定して取るためには、かなりの努力が必要な難易度が高いスコアです。しかしその分、英語の文章は細部まで詳細に理解できるレベルに達しています。

就職や転職の際、履歴書にスコアを書くと高い評価が得られるでしょう。自分の英語力を充分アピールできるスコアだということです。

また、TOEIC730点以上を取得できれば、上位約20%のトップ層に仲間入りすることができます。

TOEIC800点の難易度やレベル

TOEIC800点以上のスコアは、上位約13%に入るレベルです。割合だけで見てもその数字の低さから、難易度が高いことがわかります。

具体的な難易度や評価・有効度について見ていきましょう。

800点は高めの難易度

TOEICでの800点以上は難易度が高めのレベルです。英検で例えるなら準1級のレベルに相当します。

英語力がまったくない人が800点取得に向けて学習した場合、最低でも1225時間の勉強時間が必要です。毎日約3時間半の勉強時間を設けて、1年程度で取得できるレベルです。

TOEIC800点の評価・有効度

TOEICで800点以上を取得していれば、複雑な表現が入った英語も理解可能です。自分の考えや意見も英語でしっかり相手に伝えることができるでしょう。

外資系企業ではTOEICの足切りレベルとして800点を要求しているところが多数あります。足切りレベルも突破できる英語力を身につけているため、履歴書に書いても高い評価が得られるでしょう。

また、860点以上取得者の英語力は特に高く、TOEIC公式からAランク(最高レベル)評価を受けています。

TOEIC900点の英語力やレベル

TOEICで900点以上を取得することは、上位約3%のレベルに属しているということです。大変貴重な人材であると言えるでしょう。

具体的な難易度や評価・有効度について以下で解説します。

900点は非常に高い難易度

TOEIC900点は、満点に近いスコアでもあるため、難易度は非常に高いと言えます。英検で例えるなら、英検1級に相当するレベルです。

900点を取得するためには、最低でも1550時間程度の学習時間が必要だと言われています。毎日約4時間半の勉強を確保して、1年でクリアできるレベルです。

TOEIC900点の評価・有効度

TOEICで900点以上を取得していれば、英会話は細部まで正確に聴き取ることが可能です。高度な内容の英文も誤りなく読み取ることができ、大変高いリスニング力とリーディング力を有しているということになります。

900点以上を取得していれば、ほとんどの商社や外資系企業で高い評価を得ることができます。就職や転職の際には、ライバルと大きな差をつけることができるでしょう。

TOEIC990点満点の難易度やレベル

TOEICでの990点は、満点を意味しています。990点のスコアを取得している人は1%にも満たないほどで、ほとんどいません。

具体的な難易度や評価・有効度について見ていきます。

990満点は不可能に近い

990点の満点を取得することは1問のミスも許されないため、不可能に近いと言わざるを得ません。

990点を取るために必要な勉強時間は少なく見積もっても2000時間以上と言われています。毎日約5時間半の勉強時間を確保して、1年で達成できるかできないかというレベルです。

また、TOEICでは選択肢が大変曖昧な問題も出題されます。そのような問題に当たってしまうと、不正解になる確率は高くなってしまうため、英語力だけではなく、運の良さも関係してくるということです。

本人の努力ではどうしようもない部分も出てくるため、990点の満点を取得することはほぼ不可能に近いと言えます。

TOEIC990点満点の評価・有効度

TOEIC990点を英語力だけで見るなら、ネイティブな人と比べても遜色がないほど、高い英語力を持っていると言えます。その非常に高い英語力は、大いに評価してもらえるでしょう。

しかし、990点は運次第という一面も持っています。また、大手の外資系企業でも、求めるTOEICのレベルは900点止まりであり、990点を求めている企業はありません。

これらの点から、就職や転職の際の評価は、900点以上でも990点でもあまり変わらないと言えます。990点を取っているから特別に高い評価が得られる、というわけではないということです。

TOEICが人気な英語検定である理由

帽子を上空へ放り投げる人たち TOEICは他の英語関連の試験に比べて、非常に受験者が多いという特徴があります。それだけ人気が高い英語検定だということです。

人気が高い理由に、企業などからの恩恵を受けやすいという理由が挙げられます。具体的にどのような恩恵を受けることができるのか、以下の項目で解説していきます。

TOEICスコアは就職で役立つ

TOEICはビジネス英語に特化した英語検定です。試験では、ビジネスで活用できる英語が多く出題されるため、多くの企業が注目している英語検定でもあります。

企業の中でも英語を使うことが多い所では、就職や転職の際に高く評価される試験の1つです。スコアが高ければ高いほど英語力の高さが鮮明になるため、採用条件の一つに盛り込んでいる企業も多数存在します。

また、就職後にTOEICで高いスコアを取得すると、資格手当がもらえる企業も存在します。給料に直結する英語検定でもあるので、人気が高くなっているのです。

英語ができる人材は需要がある

英語力を求める企業は海外企業だけではありません。グローバル化の影響で、日本企業でも英語力を求めるところが増加しています。

上場企業の70%以上は、就職の際にTOEICスコアを参考にしていると言われています。これは、採用条件にTOEICスコアが盛り込まれていないケースも含めての数字です。

今後も英語ができる人材の需要は増加していくでしょう。TOEICはビジネス英語に特化した試験ですから、高いスコアを取得しておけば、就職や転職で困ることがないと言えます。

就職の際に足切りで使われることも

TOEICスコアの足切りライン 企業名
600点 ANA(入社)
日本IBM(入社)
640点 JICA(グローバル人材育成プログラム)
720点 ユニリーバ(新卒)
730点 日産(新卒)
武田薬品工業(新卒)
アビームコンサルティング(入社)
東京海上日動 TOKIO MARINE Premium Seminar(2DAYS) /グローバルビジネス編
740点 GE Healthcare(EEDP・OMLP部門、理系)
800点 楽天(入社)
UBS証券(In-House Environment Program Part Time)
日本IBM(マーケットデベロップメント部門インターン)
860点 GE Corporate FMP (Financial Management Program)
野村ホールディングス(グローバル型社員)
900点 三菱東京UFJ銀行(グローバルCIB)

上記は、TOEICのスコアを足切りラインとして活用している企業や部署とスコアの一覧表です。足切りラインより上のスコアを取っていないと、採用試験にすら臨むことができない企業も多く存在します

ただ、言い換えるなら足切りラインより上のスコアを取得していれば、採用される可能性は高いということです。多くの就職者や転職者にとっての目安ともなっていると言えるでしょう。

超一流企業就職に必要なTOEICスコア

超一流企業と言われる「外資系投資銀行」や「外資系コンサルティングファーム」などに就職する際には、TOEICスコアは必要不可欠です。これら超一流企業の内定者の平均点は以下の通りです。

  • 外資系投資銀行:922点
  • 外資系コンサルティングファーム:819点
  • 大手総合商社:868点

最も低い「外資系コンサルティングファーム」でさえも、800点以上を取得していることがわかります。ただし、800点以上のスコアを取っていれば、これら超一流企業への就職や転職も夢ではないということです。

TOEICは独学でも高スコアが取れる?

ページが開いた赤い表紙の本 TOEICは高スコアになればなるほど高い評価が得られる英語検定です。しかし、取得することは簡単なことではありません。

独学だけでTOEICで高スコア取得することはできるのでしょうか。注意点や勉強法と合わせて解説します。

TOEICを独学で勉強する際の注意点

独学でTOEIC高得点を目指すことは、決して不可能ではありません。ただし、勉強する際にいくつかの注意点があります。

試験の出題傾向をまずは理解する

TOEIC対策を行うためには、まずは試験の出題傾向を把握することが重要です。どのような問題がどのように出るのかを知っておかなければ、対策の立てようがないからです。

試験の出題傾向を知るには、公式問題集を解いてみることをおすすめします。試験本番さながらの構成で問題が収録されているため、試験形式に慣れることができるというメリットがあります。

学習スケジュールを必ず立てる

独学で高スコアを目指すためには、学習スケジュールを必ず立てることも重要なポイントです。何故なら、高スコアを取るためには長期的な学習がどうしても必要だからです。

まずは目標スコアにかかる目安の勉強時間と、一日に可能な学習時間を明確にしましょう。必要時間を可能な学習時間で割れば、おおよその学習期間が計算できます。

さらに、1週間ごとの学習計画も立ててください。セクションやパートごとにどのように勉強するのかを細かく決めることが重要です。

あとは、立てた学習計画通りに毎日勉強を進めれば良いでしょう。ただ、計画通りにいかないことも考えられるので、ゆとりをもってスケジュールを立てることをおすすめします。

TOEICを独学する際の勉強法

独学でTOEIC対策を行う際には、勉強法においていくつかのポイントがあります。そのポイントを紹介しますので、ご自身の勉強法に取り入れてみてください。

単語や語彙は類義語も一緒に覚える

TOEICでは、本文に登場する単語やフレーズの言い換え表現が、選択肢としてよく登場します。類義語が選択肢として出てくるということです。

単語や熟語などの語彙を学習する際には、言い換えの表現も同時に暗記しましょう。

このボキャブラリーのストックが増えるほど、言い換え問題を解けることはもちろん、そのスピードも速まるのです。

リーディングは時間配分を意識して演習

TOEICのリーディングセクションは、時間が厳しめに設定されています。時間配分を考えて問題を解かなければ、パート7までたどり着くことは難しくなるでしょう。

普段から、時間配分を意識した演習を行うことが重要です。試験本番では緊張から思うように問題に集中できないなどのトラブルも生じる可能性があるため、制限時間よりも短めに設定して演習することがおすすめです。

ただ英語初心者の場合は、スピードを高めるために精読からスタートしましょう。リーディングに慣れるまでは丁寧に読み進め、文法構造を把握してください。回数を重ねればリーディング速度も徐々に速くなります。

リスニングは多聴力を身につける

リスニングは、多聴力を鍛えることが重要です。簡単に言うなら、「英語をたくさん聴く」ということです。

通勤通学などのスキマ時間を徹底的に活用し、英語の音声をたくさん聴きましょう。英語をたくさん聴けば聴くほど耳が英語に慣れ、リスニングの正確性も上がるのでおすすめです。

独学の際におすすめの参考書

独学でTOEIC対策を行うためには、参考書や問題集選びも重要です。学習効率を大きく高める参考書や問題集を紹介しますので、参考にしてください。

全スコアレベルにおすすめの単語帳

TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)
979円
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979円

全スコアレベルを上げるのなら、「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ」がおすすめです。

数あるTOEICの単語帳の中でも、最も人気が高いのが「金フレ」です。頻出度が高い順に効率良く学習できるように構成されています。

また、レベル別に単語が掲載されている点も魅力となっており、初心者から900点以上を目指す人まで幅広く活用することができるおすすめの1冊です。

公式問題集は全受験者必携

公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9
3300円
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3300円

TOEIC対策を行うのなら、「公式TOEIC Listening & Reading 問題集 9」は絶対に外せない問題集です。

本番と同じ形式で問題が収録されています。自宅で本試験形式の学習ができるので、試験そのものの感覚を掴むことも可能です。

TOEICに関する参考書や問題集は多数ありますが、その中でも本書はTOEIC受験者なら必携すべき1冊であるといえるでしょう。

隙間時間の勉強に役立つアプリ

TOIECの学習には、隙間時間を有効活用して英語に触れる時間を長くするのは、実力をあげるうえで有効な一手となります。

短い時間の中で最大限の学習効果を生むためには、短時間での学習に特化した学習アプリを活用するとよいでしょう。

特に、スタディサプリENGLISHは1回3分から始める英語学習という合言葉のもと、学習効果の高い講義や演習コンテンツを提供している1番のおすすめアプリです。

効果は7日間の無料体験で十分試すことができるため、まずは一度申し込んでみることをおすすめします。

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通信講座で最速スコアアップ

通信講座を使って最短ルートで実力を伸ばしたい人は、通信講座を使って効率よく学習を進めていくとよいでしょう。

特に、初心者の方におすすめなのが、600点の壁を超えることに重きを置いたスタディングのTOEIC講座になります。

講座は、あのアルクと共同開発した非常にクオリティの高いものとなっており、3か月間で確実に600点の壁を突破できるしようとなっています。

他にも充実の機能が盛りだくさんなので、スコアを短期間で確実に上げたいと考えている方は、ぜひ受講を検討してみてください。

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ベルリッツで目標スコアに合した学習を

ベルリッツのTOEIC対策講座は、各学習者の英語力と目標を細かく分析し、それに応じたカスタマイズされた学習計画を提供することに重点を置いています。

また、550点、650点、750点の目標スコアを達成することを目的とした三つのレベル別コースがあります。これにより、英語の初心者から上級者まで、自身のレベルに適したコースを選ぶことが可能です。

このアプローチにより、学習者は自分にとって過度に難しいまたは簡単すぎる学習を避けることができるため、目標スコアに向かって効率的な学習を行うことが期待できます。

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TOEICのスコア別難易度についてまとめ

TOEICのスコア別難易度についてまとめ

  • TOEICスコアは600点以上で標準レベル
  • 800点以上を取れば就職や転職で有利になる
  • TOEICの高スコアは独学でも取得可能

TOEICのスコア別難易度について解説してきました。初心者はまず600点取得を目指して頑張ると良いでしょう。平均580点を超えれば、一定の評価が得られます。

酒食や転職を有利に進めたい場合は、800点以上を目指してください。これだけのスコアを取得できれば、多くの企業で内定を勝ち取ることができるので頑張ってください。

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