TOEIC900点突破の勉強法とは?目安の勉強時間からおすすめ参考書を東大塾講師が解説
「TOEICで900点を突破するにはどんな勉強をするべき?」
「目安の勉強時間はどのくらい?独学でのスケジュールの立て方は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
TOEICで900点を突破できるのは受験者全体の3%程度なので、そこを目指すなら勉強法を工夫する必要があります。
今回は東大生であり塾講師でもある筆者がおすすめするTOEICで900点を突破するための勉強法を紹介します。
目安の勉強時間やおすすめの参考書についても解説するので、是非参考にしてください。
TOEIC900点突破の勉強法についてざっくり説明すると
- 苦手パートをなくすことが必要不可欠
- 現状が450点なら1,000時間程度の勉強が必要
- 独学ならスタディサプリを活用するのがおすすめ
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TOEIC900点レベルはどれくらい高い?
TOEICは990点満点なので、900点は正答率にして実に90.9%です。よってTOEICの900点超えというのはかなり上級者の域に入ると言って良いでしょう。
受験者全体の上位3~4%程
TOEIC900点台の保持者は全体のわずか3〜4%程度しかいません。よって割合から見るとかなり難しいと言えるでしょう。
またTOEICにおける日本人の平均点は580点前後なので、この点からも900点超えがかなりハイレベルであることがわかります。
よって、TOEICで900点以上を取得すれば、胸を張って「英語ができる」と言って良いでしょう。
英検換算だと準1級~1級相当
中高生の時代に受験した人も多いであろう英検レベルに換算するなら、TOEICの900点以上は英検1級もしくは準1級に相当します。
詳しくはTOEICで955点以上なら英検1級、713〜954点なら英検準1級です。
よってTOEICで900点超えを目指すなら、少なくとも英検準1級には間違いなく合格できるというくらいの英語力がなければいけません。
TOEFLやIELTSと比較すると?
TOEICとTOEFL、IELTSの対応関係は以下の通りです。
TOEFL iBT | IELTS | TOEIC |
---|---|---|
120 | 9.0 | - |
119 | 8.5 | - |
117-118 | 8.0 | - |
109-116 | 7.5 | 970-990 |
100-108 | 7.0 | 870-970 |
90-99 | 6.5 | 820-870 |
上記を見ると国際規格であるTOEFLやIELTSに比べると、日本人向けのTOEICは簡単であることがわかります。
とはいえ、TOEIC900点以上に相当するTOEFL iBT100点以上、IELTS7.0以上というのはかなりのハイレベルなので、TOEICで900点を取るのはやはり難しいと言えるでしょう。
多くの勉強時間が必要
一般的にTOEICで900点以上を取るにはかなりの勉強時間が必要です。以下ではTOEICで各目標スコアを取るにはどのくらいの勉強時間が必要かを、現状のスコアごとに紹介します。
なお、出典はオックスフォード出版の「A Teacher’s Guide to TOEIC Listening and Reading Test Preparing Your Students for Success Contents」です。
<現状が250点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
350点 | 200時間 |
450点 | 425時間 |
550点 | 700時間 |
650点 | 950時間 |
750点 | 1150時間 |
850点 | 1450時間 |
950点 | 1750時間 |
<現状が350点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
450点 | 225時間 |
550点 | 450時間 |
650点 | 700時間 |
750点 | 950時間 |
850点 | 1225時間 |
950点 | 1550時間 |
<現状が450点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
550点 | 225時間 |
650点 | 450時間 |
750点 | 700時間 |
850点 | 975時間 |
950点 | 1300時間 |
<現状が550点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
650点 | 225時間 |
750点 | 450時間 |
850点 | 725時間 |
950点 | 1050時間 |
<現状が650点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
750点 | 225時間 |
850点 | 500時間 |
950点 | 825時間 |
<現状が750点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
850点 | 275時間 |
950点 | 600時間 |
<現状が850点の場合>
目標点数 | 必要勉強時間 |
---|---|
950点 | 325時間 |
上記より、TOEICで900点台を目指すには多くの人が1,000時間以上勉強しなければいけないということがわかります。
1,000時間を達成するには、1日3時間の勉強を休みなく続けたとしても334日かかるため、休日を入れれば約1年は勉強を継続しなければなりません。
このことから考えても、TOEICで900点超えというのはかなり難易度が高いと言えるでしょう。
就職で他の候補者と大きな差をつけられる
新卒の採用においては、多くの企業がTOEICのスコアを判断基準の一つにしています。
一般的な企業だと600〜700点前後あれば十分とされますが、業務で頻繁に英語を使う航空会社や商社なら800点程度は必要です。
以下ではTOEICを採用基準にしている企業とそのスコアを紹介します。
スコア | 企業名 |
---|---|
900点以上 | ジョンソンエンドジョンソン(ファイナンス職) |
800点以上 | 楽天・OSI Soft Japan |
700点以上 | ジョンソンエンドジョンソン(サプライチェーン職)・ ジョンソン・エンド・ジョンソン サプライチェーン職(700)・伊藤忠グループ 伊藤忠アビエーション(総合職・名古屋支店事務職) |
600点以上 | オリックス・ジョンソンエンドジョンソン(技術職)・三菱ロジスネクスト・日産車体コンピュータサービス |
先述した通り、TOEICの日本人の平均スコアは600点に満たないため、900点以上を取得すれば、就職においては周りと差別化を図る大きな武器となり得るでしょう。
転職の際にも大きく役に立つ
中途採用の際にTOEICのスコアをアピール材料にしたいなら、少なくとも700点以上は必要だと言われています。
もし周りが700点以上の中で、自分だけが900点以上を取得していれば、転職も有利に進めることができるでしょう。
なお、以下では先ほどと同様に、中途採用においてTOEICを採用基準にしている企業とそのスコアを紹介します。
スコア | 企業 |
---|---|
800点以上 | 楽天・日本IBM・プラダジャパン・日立製作所・京セラドキュメントソリューションズ |
700点以上 | シチズン時計・アクセンチュア・小松製作所・大和ハウス工業 |
以上より、TOEICで900点以上のスコアを取得していれば、大企業への転職においてもかなりのアピールになることがわかります。
900点突破に必要な英語力を知ろう
ここからはTOEICで900点を突破するために必要な英語力を明らかにしていきましょう。
必要単語数は1万語ほど
TOEICで900点以上を取得するには、1万ほどの単語を覚える必要があります。
これはテストで登場する単語のほぼ全てを知っているというレベルになるので、語彙力としてはかなりの完成度であると言えるでしょう。
TOEICはスピード勝負という側面もあるテストなので、900点を突破するにはわからない単語で立ち止まっている余裕はありません。
よってほぼ全ての単語の意味がすぐに思い浮かぶレベルまで暗記の精度を高めておくのが良いでしょう。
文法は高校レベルのものを完璧にすればOK
意外かも知れませんが、TOEICでは文法に関してはそれほど高い知識が求められるわけではありません。
高校で習う文法を完璧にしておけば、文法の知識としてつまずくことはほとんどないでしょう。よって対策はそれほど難しくないため、早いうちに文法は完璧にしてしまうのがおすすめです。
ただし、TOEICの文法問題は最後の長文読解に十分な時間を残すためにもかなり速いスピードで解き進めなければなりません。よって求められる知識レベルとしてはそれほど高くないものの、それなりの対策は必要です。
リスニングパートは高い完成度が必須
TOEICのリスニングセクションは比較的点数が取りやすいので、900点以上を狙うなら満点近い点数を取ってスコアを稼ぎたい)ところです。
リーディングセクションはより難しいことを考えると、少なくとも450点以上取っておく必要があるでしょう。
ちなみに450点以上を狙うなら、音声の内容はほぼ全て理解できるというレベルまで仕上げておかなければいけません。
これは海外ニュースの内容を問題なく理解できたり、職場での課題に関する議論をすんなり理解できるというレベルです。
リスニング満点=英語ペラペラではない
TOEICはビジネスシーンに特化した日本人向けの英語テストなので、リスニングで満点が取れるようになっても、英語がペラペラに話せるようにはならないということは理解しておきましょう。
かなりのことを聞き取れるようにはなるものの、海外ドラマに登場するようなネイティブの言い回しやスピードに完璧についていけるようにはおそらくなりません。
また一方的な情報を聞き取る能力については身に付きますが、言われたことに反応したり、微妙なニュアンスから感情の機微を読み取ったりする実践的な英会話のスキルまでTOEICで習得するのは困難です。
そのレベルが、TOEICには換算できないTOEFL iBT117以上やIELTS8.0以上という境地になるのでしょう。
リーディングパートは全てを解ききれる力が必須
リーディングセクションに関しては、難問以外は全て完璧に解けるという状態まで仕上げるのが理想的です。点数で言うと430〜450点といったところでしょう。
特にPart5・Part6は語彙・文法の知識問題なので、ほぼ全問正解することを目指すべきです。
またリーディングセクションは時間との戦いでもあるので、430点以上取るには速読力が必要になります。なお、時間配分としては以下を参考にしてください。
Part | 時間 |
---|---|
5 | 20秒/問×30=10分 |
6 | 30秒/問×16=8分 |
7 | 1分/問×54=54分 |
上記のペースで解答し、430点以上を取得できるようになれば、自社製品の契約書類の内容を正確に理解できたり、英語で書かれたHPから必要な情報を的確に収集できるレベルにはなっていると言えるでしょう。
900点に向けた基本勉強法
以下ではTOEICで900点を突破するための勉強法の基本について解説します。
苦手パートをなくす
冒頭でも述べた通り、900点は正答率にすると90%を超えているので、各パートでは最低でも9割は取らないと900点突破は厳しいでしょう。
よって苦手なパートを作っている余裕は到底ありません。苦手なパートがあれば他のパートで盛り返さないといけませんが、ベースが9割なのでそれは相当大変です。
そのため、苦手パートをなくすということが900点を超えるための鉄則になります。もし苦手なパートがある場合は、徹底的に対策して少なくとも9割近くは取れるように仕上げておきましょう。
あやふやな部分を徹底的につぶす
TOEICはマークシート方式で実施されるので、わからない問題でも勘で正解できてしまうことがあります。
本番ならもちろんそれでも良いわけですが、練習段階ではそのような「ラッキー」は見逃さずきちんと理解した上で解けるように復習しましょう。
間違えた問題だけでなく、あやふやな問題についてもきちんと復習することで、点数は効果的に伸びていくはずです。
音読で記憶の強化を図る
900点を突破するには単語をはじめとして膨大な知識を記憶する必要があります。そのため、ただ機械的に丸暗記するだけでは、とてもではありませんが覚えきれません。
そこでおすすめなのが暗記学習に音読を取り入れることです。口を動かして、耳で聞きながら覚えるという能動的なスタイルであれば、複数の感覚が揺さぶられるため、記憶に残りやすいでしょう。
またリスニングにおいては、正しく発音できる音でないと正しく認識できないという法則があるため、聞き取れるようになるにはまずは発音できるようになることが大切です。
音読を繰り返すことで発音のスキルを向上させれば、聞き取るスキルも自然と高まっていくでしょう。
TOEIC900点越えに向けた分野別勉強法
ここからはTOEIC900点越えのための勉強法を分野ごとに紹介します。なお、TOEICのスコアに関わる分野とは以下の3つです。
- リスニング(力)
- リーディング(力)
- 単語・文法(力)
以下ではそれぞれについて解説します。
リスニングは満点レベルにまで仕上げる
先述した通り、900点以上を取りたいならリスニングセクションでは満点を狙うべきです。
勉強法ですが、適宜品詞分解も行ってスクリプトの意味を理解した状態で何度も英文を聞き、英文を英文のまま理解できるようにするという練習を繰り返すのが良いでしょう。
なお、この練習は毎日30分くらい欠かさず続けるのがおすすめです。近道はないと思ってコツコツ根気よく継続しましょう。
聞く英文ですが、ビジネス関連の文章を中心の多様なテーマを聞くようにすれば、TOEICに出るような単語や表現のボキャブラリーを増やすことができます。
Partごとの具体的な勉強法については以下の参考にしてください。
Part1&2は状況をイメージできることが大切
Part1&2を攻略するには、短い会話を聞いてその内容をいかに明瞭にイメージできるようになるかということが重要です。
それを実現するには場面の想像しながらオーバーラッピングをするのが良いでしょう。
なお、オーバーラッピングとは、スクリプトを確認した上で音声と同時に英文を発音していくことです。
Part3&4は苦手箇所を中心に演習
ある程度は音声を聞き取れるという人は、一度公式問題集で様々なパターンの問題を解いてみると良いでしょう。
おそらくPart3&4に関しては、楽勝にできる回もあれば、いまいちよくわからないという回も出てくるはずです。
安定して満点近いスコアが取れるようになるには、後者のような会話・場面をできるだけ少なくしなければなりません。よって聞き取りにくかった会話やフレーズはきちんと覚えるようにしましょう。
なお、Part3&4に関しても場面をイメージしながら取り組むようにすると内容理解が捗りやすいのでおすすめです。
リーディングは速読力を高める
リーディングセクションのスコアを上げるには、主に以下の3つが必要になります。
- とにかく速読力を上げる
- 英語を英語のまま理解できるようにする
- 英文のテーマを素早く把握できるようになる
これらを実現するためには、たくさんの文章を読むことが大切です。正しい仕方で多読すれば、自然と上記のような読解力は向上していくでしょう。
また英語を英語のまま理解するスキルを培うには、意味を考えながら音読するのがおすすめです。
音読するスピードに合わせて意味を理解しようとすれば、日本語に変換している暇はないので、否応なしに英語のまま理解する力が伸びていきます。
Part5&6は大量の文法インプットがスピード向上に直結
Part5&6では、短文穴埋め問題と長文穴埋め問題計46問を約18分という短時間で処理しなければいけません。よって解答のスピードと正確性が高いレベルで要求されます。
900点以上を狙う人は語彙や文法に関する基本知識はある程度身についているはずなので、インプットよりもとにかくアウトプットの方が大切です。
大量に問題をこなすことで、持っている文法知識を素早くかつ正確に運用できるようになることを目指しましょう。
Part7はkwに関する2つのポイントを鍛える
Part7の長文読解に関しては、キーワードに関する2つのポイントに着目しましょう。
一つ目はキーワードの言い換えです。TOEICでは問題文から設問に移る際にkwが異なる表現に言い換えられることがあります。
よってまずはこの言い換えに対応できるだけの語彙力を身に付けることが必要です。ちなみにこの言い換えには頻出のパターンがあるので、問題演習を繰り返すうちに自然と身についてくる部分もあるでしょう。
さて、もう一つ重要なのはキーワード自体を的確に把握することです。キーワードとは状況を端的に表す単語・表現のことで、これらをきちんと捉えることで格段に文意は把握しやすくなります。
なお、kwが把握できるようになるには、やはりたくさんの文章を読むこと、つまり慣れが必要です。また解説の中でkwについて説明がなされることもあるので、それも参考にして読解の仕方を学ぶのが良いでしょう。
頻出単語を抜け目なく押さえる
TOEICでは高校レベルの英単語に加えて、TOEICに頻出の単語もきちんと覚える必要があります。
900点以上を狙う人向けの単語帳も販売されているので、そうしたものを購入して抜かりなく暗記するのが良いでしょう。
また単語はいったん覚えてもすぐに忘れてしまうので、一回の学習で覚え切ろうとするのではなく、短時間の暗記を何度も継続的に行うのがおすすめです。
わからない単語があると、どうしてもそこでつまずいてしまうので、スピード勝負のTOEIC900点を取るには必ず単語は完璧にしておく必要があります。
独学で勉強を進める際のスケジュールの立て方
ただ闇雲に勉強するだけでは、900点を突破するために必要な要素を全て押さえることはできないので、学習は計画的に行う必要があります。
まずは必要事項を網羅的にリストアップし、それを全てこなせるようなスケジュールを立てることがハイスコアを取るためのコツです。
まずは自分の苦手箇所を明らかにする
TOEIC900点というのは、全体で数問しか落としてはいけないというような世界なので、苦手箇所があると一気に状況は不利になります。
そのため、まずは自らの苦手箇所を把握し、それを克服できるようなスケジュールを立てるのが良いでしょう。
なお、苦手箇所とは問題演習を繰り返す中で何度も間違えてしまうような部分のことです。演習の際は間違えた箇所をメモしておき、できるだけ細かく自分の苦手を洗い出すことをおすすめします。
パートごとに計画を立てていく
学習スケジュールは、Part1&2、3&4、5&6、7の4種類についてそれぞれ立てるのが良いでしょう。
なお、スケジュールは各パートの弱点を克服するために必要な演習量をベースにして具体的に定めるのがおすすめです。
「参考書を3周する」など、はっきりとわかりやすい計画にしておく方が勉強が継続しやすいでしょう。
スケジュールは1週間単位で立てる
スケジュールは1週間単位で立てるのがおすすめです。1日単位で立ててしまうと、急な予定が入ったらすぐに計画が崩れてしまうので、1週間で必要な演習量を達成するという発想で取り組むのが良いでしょう。
なお、スケジュールには演習の時間だけでなく、復習の時間も必ず盛り込んでおくべきです。演習の後に十分な復習を行ってこそ、スコアを効果的に伸ばすことができます。
900点突破におすすめの参考書7選
ここからはTOEICで900点を突破するためにおすすめの参考書を7冊紹介します。
TOEIC L&Rテスト990点攻略
上級者が間違えやすい難問や陥りやすいミスを、パートごとに厳選して解説してくれる1冊です。 2022年には文法・語彙に特化したテキストも出版されました。
新形式問題で990点を目指すためのアプローチが随所に含まれているため、900点を超えを目指す方にはもってこいの参考書だと言えます。
またハイレベルな模試が1回分付属しているので、学んだコツやテクニックを実践的に試すことができて魅力的です。
なお、著者はTOEICで990点満点を何度も取得している人気講師なので、解説の説得力は十分と言えるでしょう。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC L&Rテスト990点攻略 |
著者 | 濱崎 潤之輔 |
出版社 | 旺文社 |
価格(税込) | 2,530円・2,640円 |
ページ数 | 224ページ・448ページ |
評判 | 大幅に点数がアップできる費用対効果の高いノウハウ本 |
TOEIC®テスト 990点新・全方位リスニング
複数正解がある選択問題をこなしたり、通常の倍の設問を解くなど、TOEIC本番よりも2、3倍負荷がかかったトレーニング問題で実力を鍛えられる1冊です。
「鉄壁の実力」が培えるとされる高負荷トレーニングは、実際のTOEICよりも格段に大変なので、本番には余裕を持って臨むことができるでしょう。
またこちらも巻末に「総仕上げ模試」がついているので、トレーニングの成果を実践的な演習で確認することができます。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC®テスト 990点 新・全方位 リスニング |
著者 | 中村 紳一郎 他 |
出版社 | ジャパンタイムズ |
価格(税込) | 2,200円 |
ページ数 | 384ページ |
評判 | 設問数が多くトレーニングにはもってこいの1冊 |
TOEIC L&R TEST 900点特急パート5&6
出題者の癖やパターンに加え、上級者にありがちな誤答にも精通した筆者(エッセンスイングリッシュスクールの主任講師)が、上級者の弱点克服のために書いた一冊です。
上級者には、正確かつ素早い解答で満点を狙いたいPart5&6の仕上げとしてこれを使うことをおすすめします。
解説が非常に丁寧だと評判なので、中級者が少し背伸びして挑戦するのも良いでしょう。しっかり考えないと間違えてしまう問題が多いですが、頑張って食らいつけば必ず実力がついてくるはずです。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 |
著者 | 加藤 優 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
価格(税込) | 924円 |
ページ数 | 312ページ |
評判 | 正解だけでなく間違いの選択肢についても解説されているので納得感が他とは違う |
極めろ!TOEIC L&R TEST 990点リーディング特訓
TOEIC対策に終始するのではなく、本質的な英語力を底上げすることによって、結果的にTOEICでも満点が取れるようなるという趣旨の参考書です。
リーディングセクションのテクニックが学べるだけでなく、英語力を格段に高めることができるので、純粋に英語が得意になりたいという方にもおすすめできます。
模試形式のテスト100問に復習用のフォローアップ問題が200問というセットが2つ(計600問)含まれているので、十分な演習量を積むことができるでしょう。
本書の問題は本番よりもかなり難しいので、この模試で制限時間内にハイスコアが出せるようにしておけば、本番で900点を突破できる可能性は高いです。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | 極めろ! TOEIC® L&R TEST 990点 リーディング特訓 |
著者 | 大里秀介 |
出版社 | スリーエーネットワーク |
価格(税込) | 2,640円 |
ページ数 | 351ページ |
評判 | 公式問題集よりもかなり難しいので実力をつけるには大いに活用できる |
TOEIC L&R TEST 990点獲得最強Part7解説
Part7で失点してしまい満点が取れない、900点を突破できないという方におすすめの参考書です。
英文の意味は理解できているのに、解答の根拠が探すのに手間取って間違ってしまったり、間に合わなくなってしまうという悩みを解消することができます。
要領よく解答するコツやテクニックを学ぶのではなく、精読と速読のトレーニングをベースに本質的な読解力を鍛えることができるので、非常にためになる一冊です。
速読トレーニング用の音声も付いており、徹底的に英語を速く読む力を培うことができます。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC L&R TEST 990点獲得 最強Part7模試 |
著者 | メディアビーコン |
出版社 | ベレ出版 |
価格(税込) | 2,420円 |
ページ数 | 207ページ |
評判 | パート7の難易度が忠実に再現された良書 |
TOEIC L&Rテスト 文法問題でる1000問
TOEICの文法対策の参考書として抜群の売れ行きを誇っている1冊です。各書店の「TOEIC L&R 文法部門」でずっとNo.1に君臨している参考書なので、信頼度は申し分ないでしょう。
クオリティの高さもさることながら、本書の特徴は1,049問収録という圧倒的なボリュームです。Part5の文法事項が網羅的に収録されているため、これ一冊完璧にすればTOEICに必要な文法知識は完成するでしょう。
また解説がわかりやすいというのも本書の魅力です。解答のプロセスが論理的かつ丁寧に解説されており、間違いの選択肢が間違いである理由まで掲載されています。
よって解説を十分に読み込めば、かなりの実力がつくはずです。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問 |
著者 | TEX加藤 |
出版社 | アスク |
価格(税込) | 2,530円 |
ページ数 | 656ページ |
評判 | 問いと答えが見開きで見られる構成なのでとても勉強しやすい |
900点突破におすすめアプリ3選
900点を突破するには以下のアプリを有効活用するのもおすすめです。
mikan TOEIC
mikan TOEICは、TOEIC向けの単語帳として大変人気なJリサーチ出版の「TOEIC®TEST必ずでる単スピードマスター」の1,000語を学習できるアプリです。
知っていたら右に、知らなかったら左にスクロールすることで知らない英単語ばかりを学習できるようになっているので、スキマ時間に語彙力を強化するには最適の教材であると言えるでしょう。
単語の知識はTOEICで900点を突破するための基礎となるため、このアプリを利用してしっかり暗記・復習するべきです。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | mikan TOEIC |
会社 | mikan Co.,Ltd. |
価格 | 490円 |
ストア | Apple Store |
レビュー | 使い方がわかりやすく覚えられていない単語を効率的に学習できるので非常に良い |
TOEIC テスト文法640問2
TOEICの傾向を徹底分析した上で作成された文法問題640問(Part5・21回分)を収録したボリューム満点の文法対策アプリです。
1問1問に詳しい解説が付いているため、わからなかった問題を復習することでさらに知識を深めることもできます。
また問題は470点・600点・730点・860点の目標スコアごとに出題されるので、このアプリの問題が完璧に解けるようになれば、900点突破に大きく近くでしょう。
さらに1問あたりの制限時間を設定して問題に取り組むこともできるので、スキマ時間の学習でもリーディングセクション攻略に必要なスピード感を養うことが可能です。
項目 | 内容 |
---|---|
名称 | 文法問題640問2 - TOEIC®テストPart5対策 |
会社 | 株式会社LATIKA |
価格 | 300円 |
ストア | Google Play |
レビュー | スキマ時間で片手で手軽に取り組めるのが良い |
スタディサプリが最もおすすめ
スタディサプリのTOEIC講座であれば、スマホ一つでTOEIC対策の学習をほぼ全て行うことができます。
特に、関正生先生のわかりやすい講義やテスト約20回分の豊富な演習問題は、他のTOEIC対策アプリ・通信講座にはない非常に大きな受講メリットです。
さらに「パーソナルコーチプラン」では、専任コーチが学習スケジュールの組み立てや進捗の管理を行ってくれます。
そのため、より安定して得点アップを目指したい場合には、こちらのプランを利用すると良いでしょう。
ベルリッツで効率的にスコアアップ
ベルリッツのTOEIC® マンツーマンコーチングでは、受講者の都合や現在の英語力、目標スコアに応じてカスタマイズされた学習スケジュールを作成してもらうことができます。
また、1レッスン120分と実際のTOEICの試験時間と同じ長さなので、本番で必要な集中力を講座を受講することで自然に身につけることができるでしょう。
この様に、ベルリッツのTOEIC対策講座は自分のペースで学習しながら直ぐにTOEICのスコアを上げたいと考えている方へ特におすすめの講座です。
TOEIC900点突破の勉強法についてまとめ
TOEIC900点突破の勉強法についてまとめ
- ひたすら英文を聞いてリスニングでは満点を狙う
- リーディングは音読も取り入れながら速読力を磨くべき
- 頻出単語は抜け目なく覚える
TOEICで900点を突破するための勉強法について解説しました。
900点を取るには各パートで9割は取らないといけないので、まずは苦手パートをなくすことに取り組むのが良いでしょう。
リスニングはビジネス関連のテーマのものを中心にひたすら英文を聞き、満点を狙うべきです。
またリーディングは時間との戦いになるので、意味を考えながら音読する練習も取り入れつつ、速読力を磨きましょう。
さらにほとんどの単語を覚えているという状態が望ましいので、暗記学習にも力を入れるべきです。
なお、独学ならスタディサプリを活用するのも良いでしょう。
以上を参考に、ご自身の勉強法を見直してみてください。