TOEIC400点のレベルは?英語力や就活での評価・スコアを伸ばせる勉強法も紹介
「TOEICで400点取るってどのくらいのレベル?」
「TOEICで400点だったんだけど、もっと高いスコアが取りたい!」
TOEICを受けている方の中には、400点台程度のスコアを取る方も少なくありません。
この記事では、TOEIC400点はどのくらいのレベルなのかや、400点からさらにスコアアップするための勉強法などについて解説しています。
また、400点を取るための勉強法やおすすめの参考書、さらには400点からスコアアップするための勉強法やおすすめの参考書についてもご紹介しています。
TOEIC初心者の方や英語が苦手な方でも、今回ご紹介する勉強法や参考書を駆使すれば、スコアアップが狙えます。
スコアアップを目指すために有用な情報が満載です。ぜひ参考にしてください!
TOEIC400点についてざっくり説明すると
- TOEIC400点から600点を目指すためには450時間程度の勉強時間が必要
- TOEIC400点から600点を目指すには、音読をしてリスニング能力を上げることが効果的
- TOEIC400点を目指すためには、英語初心者向けの参考書を勉強することから始めるのがよい
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TOEIC400点のレベルはどのくらい?
初めてTOEICを受験する方や、今まで長い間英語学習から遠ざかっていた方の場合、400点になることは少なくありません。
では、そのTOEIC400点とはどのくらいのレベルなのでしょうか。詳しく解説をしていきます。
TOEICテストのスコア分布
2021年度TOEIC試験の公開テスト、企業や学校などで受験するIPテストでの受験者数と得点分布は以下の通りです。
- TOEIC 公開テスト スコア分布(全受験者数900,684人)
スコア | 人数 | 割合 |
---|---|---|
895~ | 37,974人 | 4.2% |
845~ | 44,481人 | 4.9% |
795~ | 60,945人 | 6.8% |
745~ | 73,308人 | 8.1% |
695~ | 84,116人 | 9.3% |
645~ | 92,434人 | 10.3% |
595~ | 96,044人 | 10.7% |
545~ | 93,417人 | 10.4% |
495~ | 85,259人 | 9.5% |
445~ | 73,302人 | 8.1% |
395~ | 60,132人 | 6.7% |
345~ | 45,903人 | 5.1% |
295~ | 29,639人 | 3.3% |
245~ | 15,694人 | 1.8% |
195~ | 6,151 | 0.7% |
145~ | 1,615人 | 0.1% |
- TOEIC IPテスト スコア分布(全受験者数1,010,779人)
スコア | 人数 | 割合 |
---|---|---|
895~ | 19,029人 | 1.9% |
845~ | 20,530人 | 2.0% |
795~ | 28,737人 | 2.8% |
745~ | 36,913人 | 3.7% |
695~ | 48,457人 | 4.8% |
645~ | 60,593人 | 6.0% |
595~ | 76,685人 | 7.6% |
545~ | 92,426人 | 9.1% |
495~ | 104,988人 | 10.4% |
445~ | 109,491人 | 10.8% |
395~ | 106,701人 | 10.6% |
345~ | 99,251人 | 9.8% |
295~ | 81,095人 | 8.0% |
245~ | 59,848人 | 5.9% |
195~ | 41,190人 | 4.1% |
145~ | 24,845人 | 2.5% |
このように、公開テストの場合だと400点は低いレベルだと言えます。一方、IPテストでは、400点台以下の人は多いことから、400点は一般的な学生、社会人と同じレベルになります。
TOEIC400点は英語力が足りていない
TOEIC400点は、読む・聞く・話すという点で英語力が不足しているレベルであると言えます。
例えば、ごく簡単なビジネスメールやチャットなどの英文は読むことができますが、洋書を読んだり英語のニュースを聞いたりすることはできないレベルです。
400点の方は、大学合格に必要となるような基礎的な英語から学び直す必要があります。例えば高校生用の英語の参考書や、大学受験用の英単語帳などで学び直すのがよいでしょう。
TOEIC400点と他の英語試験との比較
TOEIC400点を他の英語力が測定できる試験と比較すると、以下のようなレベルであると言えます。
- TOEFL IBT:38点前後
- TOEFL PBT:430点前後
- IELTS:3.5~3
- 英検:3級以上準2級未満
TOEIC400点を英検と比べると、英検3級以上準2級未満です。英検3級は中学卒業程度、英検準2級は高校中級程度であるため、TOEIC400点は、高校中級未満レベルということになってしまいます。
つまり、大学受験に必要な基礎的な英語も習得できていないレベルであると言えるのです。
そのため、TOEICで400点を取ってしまった場合、高校英文法の基礎的な復習から始め、まずは高校レベルの英語力の基礎を身に付ける必要があります。
そして、高校レベルの英語力が身に付いたら大学入試レベルの英語学習を始め、段階的にレベルを高めていきましょう。
TOEIC400点は就職・転職で有利?
TOEICは就職や転職で有利に働くことがありますが、400点の場合も有利になるのでしょうか。
ここからは、TOEICのスコアと就職・転職に与える影響について詳しく解説します。
採用時にTOEICスコアを考慮する企業
「2013年度上場企業における英語活用実態調査」によると、「採用時にTOEICスコアを参考にするか」と上場企業に聞いたところ、以下のような回答結果になりました。
- 参考にすることがある:41.7%
- 参考にしている:27.6%
- 参考にしていないが、将来的にはそうしたい:14.0%
- 参考にしていないし、今後もその予定はない:11.4%
2013年の結果では、採用の際にTOEICスコアを「参考にする」「参考にすることがある」という企業は70%近くありました。
最近では、企業の海外進出や、社内で英語を公用語化する企業が増えたこと、外国人社員が増えたことなどにより英語の需要が高まっています。
上記の調査は2013年ですが、2020年現在では90%以上の上場企業がTOEICスコアを参考にしているとも考えられます。
そのため、就職・転職においてはTOEICスコアが高いほど有利になることは間違いありません。
内定者や社会人のスコアと比較
ここで、内定者や社会人はどのくらいのスコアを取っているのか見てみましょう。2021年度の会社員や内定者のTOEICスコアの平均点は以下のとおりです。
受験者区分 | 人数 | リスニング平均スコア | リーディング平均スコア | 全体平均スコア |
---|---|---|---|---|
内定者 | 13,722人 | 345点 | 298点 | 643点 |
新入社員 | 51,502人 | 295点 | 243点 | 538点 |
入社2~5年目 | 77,533人 | 305点 | 245点 | 550点 |
入社6~10年目 | 49,909人 | 306点 | 245点 | 551点 |
入社11年目以上 | 122,478人 | 285点 | 222点 | 507点 |
このように、内定者の平均スコアは550点で、多くの社員も500点前後であるという結果が出たことから、TOEIC400点では就職・転職に有利になるとは言えないということになります。
英語を使った業務は600点から可能
グローバル化に伴い、現在企業が求めるTOEICスコアの平均は600点以上と言われています。現在の企業で英語を使って業務ができるようになるには600点程度の英語スキルが必要なのです。
600点はTOEICのどの年度でも受験者の平均点以上のスコアですので、英語力があることの証拠になります。
600点以上取っている場合、就職・転職活動では安心してアピールできるレベルだと言えるでしょう。
そのため現在400点程度の英語力である場合は、就職・転職のタイミングまでに600点を取れるように計画的に学習を行う必要があります。
600点レベルなら留学でも有利
TOEIC600点以上を取得していると、就職・転職活動だけではなくワーキングホリデーや語学留学でも非常に有利です。
600点を取れるレベルであれば、基礎的な英語力を備えている状態だと言えます。そのため、現地の方との簡単な英会話ならできるレベルになっています。
英語力がないまま語学留学・ワーキングホリデーに行った方よりも現地の方とのコミュニケーションが上手く取れる状態であり、充実した日々を送ることができるでしょう。
また、基礎的な英語力を身に付けていると、知らない英語表現があっても理解して覚える力が付いているため、英語力をどんどん伸ばしていくこともできます。
400点から600点にスコアアップする勉強法
ここまで、TOEICのスコアは600点以上が望ましいという解説をしました。
それでは、400点から600点までスコアをアップさせるためには、どのような勉強法がよいのでしょうか。具体的に紹介していきます。
600点までには450時間の勉強時間が必要
一般的に、400点から500点へのステップアップでは200時間、500点から600点へのステップアップでは250時間の勉強時間が必要であると言われています。
つまり、400点から600点までステップアップするには450時間が必要です。
450時間とは、一日に平均3時間勉強すると半年かかる計算になります。長期的な勉強プランを立てて勉強しましょう。
ただし、何度もTOEICを受験している中での最高スコアが400点だという場合は、英語の基礎的な知識が身に付いていないと言えますので、英語の基本的な部分から勉強し直さなければなりません。
場合によっては、450時間よりもっと長い勉強時間がかかることもあるでしょう。そのため、受験者一人一人で時間は大きく変わってきます。
まずは基本的な単語・文法から勉強
まずは、英語の全ての基礎となる英単語、文法から勉強し、基礎を固めていくことがおすすめです。
英単語や文法はリーディング・リスニング両面で必要不可欠な要素です。
この部分がどれだけ身に付けているかによって、その後の問題演習の理解度が変わってしまいます。
さらに、英単語や文法の知識がないまま受験すると問題の内容が理解できず、正解率が大きく下がってしまいます。
また、内容がわからないまま問題を解き進めていくと時間がかかり、効率が悪くなってしまうという点もデメリットです。
そのため、TOEICでよいスコアを取りたいのであれば、英単語と文法は一番最初に学習すべき項目だと言えるのです。
英文を品詞分解しながら精読する
リーディングで読解力を高めるためには、品詞分解をしながら精読を進めていくことがおすすめです。
品詞分解とは、英文を名詞、動詞、副詞、形容詞、前置詞などに分けながら読み進める方法です。
このような読み進め方を練習することによって、英文の構造が理解しやすくなり、英文の意味が素早くわかるようになります。
初めは時間がかかってしまい大変ではありますが、スムーズに読み進められるようになるためには品詞分解の練習は必須です。
品詞分解をしながら英文を読むようにしていると、次第に初見の文章でもすぐに文法構造がわかるようになります。そのレベルになることができれば、リーディングを得点源にすることが可能です。
英文や英単語を音読する
英語の勉強をする際には、紙に書いたり頭の中で読んだりするだけではなく、音読という勉強法も取り入れることがおすすめです。
書いて覚えるだけではなく声に出して覚えることで五感をフルに活用することができ、記憶に定着しやすくなります。
また、音読をすることで単語と発音が結びつき、リスニング能力の向上にも繋がります。
寝る前に勉強したことは寝ている間に脳で整理され覚えやすいとされているため、音読は寝る前にすることがおすすめです。
とにかく英語を聞いてリスニング対策
リスニング対策では、とにかく英語の文章を聴き「英語の耳を作る」ということも、必ずやるべき勉強法の一つです。
通勤・通学時間などの隙間時間に、音楽を聴く代わりに英単語や英語の文章を聴くようにし、英語を聴く習慣をつけましょう。
英語を聴いているうちに、発音や英語特有のイントネーションなどが身に付いてきます。また、リスニングのスピードについていけないという方でも、毎日英語を聴いているうちにネイティブの話すスピードに慣れてきます。
このように、英語を聴く習慣をつけると英文が聴き取れるようになっていくため、TOEICのリスニングも聴き取れるようになるのです。
通信講座なら最短ルートで得点アップ
TOEIC対策用の通信講座を受講することで、独学よりも圧倒的に効率よくで600点を達成することができます。
多くの通信講座の中でも最もおすすめなのは「スタディングのTOEIC対策講座」です。
この講座は難関資格の短期合格実績多数の「スタディング」と英語教材で高い評価を受ける「アルク」が共同開発した講座となっています。
両者のメソッドが盛り込まれた講座となっており、特に教材のクオリティが抜群に高いです。
400点から600点を目指すためのおすすめ参考書
ここからは、400点から600点を目指すためにおすすめの参考書をご紹介します。
以下の参考書を使いながら先ほどご紹介した勉強法を実践すると、効果的な学習ができるようになるでしょう。
大学受験レベルの基礎単語帳で復習
TOEIC400点は、大学受験に必要である英語の基礎的な知識が習得できていないレベルです。そのため、まずは大学受験用の英単語帳を勉強し、英単語を覚えることから始めるのがよいでしょう。
おすすめの英単語帳は『速読英単語 必修編[改訂第7版増補版](Z会文章の中で覚える大学受験英単語シリーズ)』です。
こちらの英単語帳は、英語のフレーズを読みながら単語を自然に学ぶことができます。TOEICでは文法対策、リスニング対策が重要となるため、TOEICの勉強には適していると言えます。
TOEIC600点以上をカバーできるおすすめ単語帳
『速読英単語 必修編』で基本的な英単語帳を学び終わったら、TOEIC600点以上をのレベルをカバーできる英単語帳に進みましょう。
おすすめの英単語帳は『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ)』です。
この英単語帳はTOEIC用の単語帳として最も高い販売実績を誇り、人気の単語帳です。どのようなレベルの受験者にも幅広くおすすめができます。
この単語帳もフレーズを読みながら単語を覚えるスタイルなので、単語の使い方や意味を覚えやすくなっています。
より実践に近い形で単語の暗記ができることもメリットです。
英文法・語彙は演習量の多い参考書を
TOEICテストでは文法問題も出題されます。文法を学びたい方は、多くの問題を解いて文法を網羅的に学べる参考書を選ぶのがよいでしょう。
おすすめは『TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問』です。
こちらは、先に紹介した『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』のTEX加藤氏が著者であり、文法分野でトップの販売実績を誇っています。
この本は文法問題が1049問もあるため、TOEICで出題される文法・語彙項目を網羅的に学ぶことが可能です。
長文読解は大学入試レベルから始める
400点レベルの受験者の場合は、いきなりTOEICの長文問題を解いてみると難しく感じると考えられます。
そのため、まずは大学入試のための長文読解用の参考書から勉強をやり直すのがよいでしょう。
おすすめの参考書は『英文解釈の技術100 (大学受験スーパーゼミ徹底攻略)』です。
こちらは大学受験用の参考書ではありますが、付属のCDを使って音読の練習やディクテーションができるため、TOEICの長文読解の勉強法として効果的です。
TOEIC公式問題集は必ず用意しよう
TOEICのスコアにかかわらず、TOEICの公式問題集は必ず購入し勉強しましょう。本番形式の問題を解き慣れておくことが得点アップに繋がります。
TOEICの公式問題集のおすすめは『 公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 』です。
こちらはTOEICテストを実施しているETS (Educational Testing Service)が本番のテストと同じ形式で作成した問題集で、全ての受験者が勉強すべき問題集と言っても過言ではありません。
TOEICの受験を考えているのであれば、必ず購入した方がよいでしょう。
参考書は一冊を完璧にする意識で
参考書は何冊にも手を出すのでなく、「1冊を極める」という意識を持ち勉強することが最も大切です。
いくつもの参考書・問題集に手を出してしまうと、結果的に全て中途半端に終わってしまう恐れがあります。このようなことはスコアが上がらない人がやってしまいがちなことだと言えます。
「英単語はこの単語帳」「文法はこの参考書」というように、項目ごとに勉強するものを一冊に決め、それを100%理解できたと自信を持って言えるくらいまで勉強すると、知識がしっかり定着しやすいためおすすめです。
アプリを使っての学習もおすすめ
英語を短期でマスターしたい場合、隙間時間で英語学習を行うことが必須となるでしょう。そんな時に活躍するのが、TOEIC対策用アプリです。
数あるアプリの中でも「スタディサプリ TOEICテスト対策」は特にクオリティが高く、TOEIC受験者全員におすすめできる内容となっています。
関正生先生の神講義を視聴できるだけでなく、豊富な演習問題、単語帳機能、基礎講義など便利なサービスが満載です。
TOEIC400点を目指す勉強法と参考書は?
TOEICのテストを受けてみたけれどもまだ400点以上のスコアが取れないという方は、どのような参考書を使ってどのように勉強すればよいでしょうか。以下に、具体的な勉強法をご紹介します。
400点の勉強時間は250時間程度
現在350点近いスコアを取れている場合には、225~250時間程度勉強すると、450点までスコアアップするとされています。
225時間は、平均で1日3時間勉強できる場合2.5ヶ月程度かかる計算です。また、250時間は同じように1日3時間勉強すると仮定して計算すると2.7ヶ月になりますので、3ヶ月弱の勉強期間になります。
ただ、勉強を始める際の英語のレベルにより必要な学習時間は大きく変わってきます。
350点近いスコアの方の場合、高校の基本的な英語から学び直す必要があるため、人によっては250時間以上の勉強時間が必要です。
単語・文法の定着で英語力を高める
400点から600点台にスコアアップすることを目指すときと同じように、400点台以下の方が400点を目指す際にも基本的な英単語と英文法の学び直しから始めましょう。
400点以下のスコアの方は、より簡単で基本的な英単語・英文法から学ぶことが重要です。
その際には、英語初心者向けのテキストがおすすめです。難易度が高くはなく情報量も多すぎないため、ストレスを感じることなく勉強を進めることができます。
おすすめのテキストは以下の二つです。
『世界一わかりやすい TOEICテストの英単語』
こちらは学習者に暗記させるのではなく、よく出題される単語を解説することによって自然に覚えられるようになっています。
また、文法学習の参考書としては以下がおすすめでしょう。
頻出する文法事項をもれなく収録した内容となっているため、part5の得点がスムーズにアップするでしょう。
リスニングは設問になれることを重視
リスニングは初心者にとって最初の難関になりやすい分野です。初心者の方は、まずは音を聴き取れるようになることと、頻出の出題パターンに慣れておく必要があります。
TOEICのPart1とPart2では短文のリスニングが出題されますが、初心者の方はまずこのPart1とPart2の練習をするのがよいでしょう。
Part1とPart2の練習をするためにおすすめのテキストは『TOEIC L&R TEST 初心者特急 パート1・2 (TOEIC TEST 特急シリーズ)』です。
本番で出題されやすい動詞やフレーズが収録されているため、この本でリスニング対策をすれば本番のパターンに慣れることができるでしょう。
英語初心者向けの文章から読解を始める
上記でご紹介した全ての学習が一通り終わったら、リーディングの練習も始め、長文の穴埋め問題のPart6、長文読解問題のPart7でも得点が取れるようにしておきましょう。
長文問題はリーディングセクションの大部分を占めます。そのため、たとえ目指すスコアが400点でもリーディング対策は避けては通れません。
英語初心者の方のための長文対策問題集としては、『新TOEIC TEST 初心者特急 読解編』がおすすめです。
こちらは、実際のTOEICテストより難易度が易しくなっており、初心者の方でも学びやすくなっています。
また、この本は500点を目指す方向けに作られているため、400点を目指す方はこの本で十分に長文問題対策ができます。
本番試験対策も忘れずに行う
分野別に対策を行うだけではなく、本番と同じ形式で全体の問題を解く練習をすることも必ずしておきましょう。
そのためには、公式問題集を利用することもよいですが、「400点以上のスコアを取ること」にフォーカスするのであれば、400点台のスコアを取るための参考書・問題集を利用することがおすすめです。
400点以上のスコアを取れるような解き方のテクニックを身に付けられる、以下の問題集や総合対策用参考書をおすすめします。
『TOEIC L&Rテスト 470点奪取の方法 (目標スコア奪取シリーズ 1) 』
こちらは、TOEIC初心者の方や英語が苦手な方向けに、本番でよく出題される問題を学べるようになっています。
また、本で学んだ単語は、別冊の「FUKUTAN」という単語集で復習することもできるため、知識の定着に役立ちます。
『TOEIC L&Rテスト レベル別問題集 470点突破 (東進ブックス レベル別問題集)』
こちらは本番より難易度が易しくなっており、英語が苦手な方でも取り組みやすい内容になっています。また、1回10分のリスニング問題が12回、同じく10分のリーディング問題が12回入っており、毎日コツコツ勉強できることも特徴です。
通信講座を利用することもおすすめ
通信講座を利用することで独学に比べて費用面がかかってしまいますが、目標に向けて効率的な勉強を行うことができます。通信講座によっては受講者にカスタマイズされた学習プランを提供してくれるところもあります。
特に、ベルリッツのTOEIC® 個人レッスンプログラムは、受講者のスケジュール、英語力、及び目指すTOEICスコアに基づいて、パーソナライズされた学習計画を提供します。
これによって、難しすぎる内容を学習することなく自分のレベルに合わせた内容を着実に学習することができるため、TOEIC400点を目指す方にとってベルリッツの通信講座は検討してみることをおすすめする通信講座です。
TOEIC400点についてまとめ
TOEIC400点についてまとめ
- 就職や転職では400点のスコアでは有利にならず、600点以上のスコアが必要になる
- TOEIC400点から600点を目指すためには、まず大学受験レベルの単語帳で基礎的な知識を学ぶのがよい
- スコアアップするためには、公式問題集で本番の出題形式に慣れておくことが必須
TOEIC400点のレベルや、400点を目指す方法、400点からスコアアップする方法などについて解説しました。
現在400点が取れないという方でも、基礎的な英単語や文法を復習することによって400点を目指せるようになります。
さらに大学受験レベルの英語知識を身につけられるように勉強をすれば、400点以上を目指すことが可能になります。
今回ご紹介した勉強法、参考書でぜひTOEICのスコアアップを目指していきましょう!