TOEICは就職活動で有利になる?企業が求めるスコアから得点アップの方法まで解説

「TOEICは就職活動で有利になるの?」

「各企業はどのくらいのスコアを求めているの?得点アップの方法は?」

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

昨今はグローバル化の進展とともに英語力の重要性も増しているため、TOEICでのハイスコアを評価する企業は多いです。

今回はTOEICは就職活動で有利になるのかについて、各企業が就活者に求めるスコアや得点アップの方法などを含めて解説します。

これを読めば、TOEICのハイスコアの魅力や取得するための方法などがよくわかるはずです。

TOEICの就職活動での有用性についてざっくり説明すると

  • 英語力及びその他の能力をアピールできる
  • 就活で利用するなら600点以上は必要
  • 最短でのスコアアップには通信講座を活用すべき

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TOEICスコアは就職・転職において重要

パソコンを見る女性

TOEICでのハイスコアは就職・転職の際に役立つというのはよく聞く話ですが、実際のところ、TOEICのスコアはどれほどの影響を就活・転活に与えているのでしょうか

グローバル化と共に英語力は必須に

外務省の「海外進出日系企業実態調査」によると、令和3年10月1日時点での海外に拠点を持つ日系企業の総数は、757,551拠点にのぼります。

日本の国内市場はすでに飽和状態にあることから、海外へと進出する日系企業の数は増加傾向にあるため、それに比例して日本人にとっての英語の重要性も増していると言えるでしょう。

しかし、日本の英語教育が他国に遅れているということもあり、現状は英語ができる日本人の人材が十分に揃っているとはとても言えません。

そのため、英語力を持つ人材の市場価値は高いと言えるでしょう。TOEICでのハイスコアは高い英語力を持つという客観的な証明となるため、就活・転活に与える影響は絶大です。

TOEICスコアを参考にする企業の割合

TOEICを運営するETSが2019年に上場企業に対して行ったアンケート調査では、「新卒採用時にTOEICのスコアを参考にしているか」という質問に各企業は以下のように回答しています。

  • 「要件としている:4.2%
  • 「参考にしている」:44.9%
  • 「参考にすることがある」:6.3%

2019年でさえ半数以上の企業がTOEICのスコアを参考にしているため、上述したようなグローバル化の流れを踏まえると、2023年現在ではさらに多くの企業がTOEICのスコアを気にしていると言えるでしょう。

あくまで推測ですが、少なくとも60~70%以上の企業はTOEICのスコアも考慮に入れて採用を行っていると考えられます。

TOEICスコアを足切りに使う企業も

外資系企業をはじめ、業務で日常的に英語を使用する企業では、募集要項に「TOEIC800点以上」や「〇〇商事総合職 TOEIC700点以上必須」のようにTOEICのスコアの足切りが設けられていることも多いです。

大企業になればなるほど、このような「英語力フィルター」がかけられる確率は高くなり、また求められるスコアも高くなっていくので、大企業を目指すならTOEICでのハイスコアは必須だと言えます。

なお、業務で英語を頻繁に使うような職場であれば、TOEICである程度のハイスコアが取れるだけの英語力がなければ、業務に支障をきたす可能性が高いです。

TOEICスコアでアピールできるスキル

TOEICのスコアは、自ら進んでTOEICを受験したという点では「向上心」の、しっかり試験勉強を行って目標スコアを達成したという点では「目標達成能力」や「忍耐力」などのアピール材料にもなります。

またそれがハイスコアである場合には、「分析能力」などが評価されることもあるでしょう。

つまり、英語力や海外志向をアピールできるだけでなく、その他の能力が合わせて評価される可能性もあるということです。

ただし、TOEIC L&Rテストの場合、試験が課されるのはリスニング・リーディングだけなので、ライティング・スピーキングのスキルに関しては十分なアピールにはならない可能性もあります

TOEICスコアの取得状況

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どのくらいのスコアを取ればより良いアピールになるのかということを知るために、TOEICの平均スコアやスコア分布などを確かめてみましょう。

TOEICの平均スコア・スコア分布

TOEICの公式サイトでは、2023年5月21日に実際された第322・323回TOEIC L&Rテストのスコア分布・平均スコアが開示されています。詳細は以下の通りです。

<第322回>

  • 平均スコア:614.4点
  • スコア分布
スコア区分 人数 累計割合
895〜 1,240人 95.9%
845〜 1,519人 91.0%
795〜 1,986人 84.4%
745〜 2,472人 76.3%
695〜 2,894人 66.9%
645〜 3,327人 55.9%
595〜 3,458人 44.6%
545〜 3,323人 33.7%
495〜 2,947人 24.1%
445〜 2,381人 16.3%

出典:ETS 平均スコア・スコア分布 詳細 (2023年5月21日 午前)

<第323回>

  • 平均スコア:608.4点
  • スコア分布
スコア区分 人数 累計割合
895〜 1,123人 96.0%
845〜 1,226人 91.7%
795〜 1,727人 85.5%
745〜 2,107人 78.1%
695〜 2,649人 68.6%
645〜 3,045人 57.8%
595〜 3,242人 46.3%
545〜 3,172人 35.1%
495〜 2,817人 25.1%
445〜 2,378人 16.6%

出典:ETS 平均スコア・スコア分布 詳細 (2023年5月21日 午後)

上記より、800点以上の取得者は全体の10%未満に過ぎないので、TOEICでのハイスコアは非常に価値があると言えるでしょう。

アピールできるスコアは企業ごとに異なる

TOEICでのスコアが高くなればなるほど、人材としての希少価値は高まっていくと言えるので、できる限りのハイスコアを目指すということは非常に大切です。

しかし、採用の段階で求められるTOEICのスコア及び英語力のレベルは企業によって大きく異なるため、自分が就職・転職を希望する企業が求めるTOEICのスコアを確認しておくのが良いでしょう。

例えば、700点で入社できる企業なら800点を取る必要はありません。もちろん800点は良いアピールにはなりますが、スコアを100点上げる労力を考えれば、他のことに時間を使った方が良い場合もあります。

一方で外資系企業や商社など、業務で積極的に英語を活用する業界・職場に入りたい場合は、十分なハイスコアを目指すべきです。中にはTOEIC満点を引っ提げて応募する者もいるので、最大限努力するのが良いでしょう。

TOEICは何点から就職に利用できる?

疑問を持つ女

就職活動で活用できるTOEICのスコアの最低ラインはどのくらいなのかと気になる方は、以下の内容を参考にしてください。

就活で利用するなら600点以上は必要

就活でTOEICの点数をアピール材料とするなら、少なくとも平均スコアは超えている必要があるでしょう。

先述した通り、第247回の平均スコアは581.2点です。TOEICの平均スコアは毎回大体同じくらいなので、就職で英語力をアピールするには最低でも600点以上はあった方が良いでしょう。

実際、TOEICのスコアの足切りを設けている企業では、600点が足切りになっていることが多いので、就活の場面では600点が必須だと言えます。

職種によっても必要スコアは異なる

同じ企業であっても、属する部署や職種によって求められる英語力のレベルは異なります。よって就活の際に必要なTOEICのスコアも、希望する部署や職種によって様々です。

例えば、各企業の国際部門の平均足切りスコアは750点であるのに対し、営業部門のそれは650点なので、両者の間には100点もの差が認められます。

当たり前のようですが、国際部門のように英語を日々活用しなければならない職場においてはより高いスコアが求められますが、英語の使用頻度が低い職場だとそれほどの英語力は求められません。

就職後に必要となるTOEICスコア

先ほども言及したETSのアンケート調査(2019年)によると、「TOEICスコアを異動・昇進・昇格の要件にするか」という質問に対して各上場企業は以下のように回答しています。

  • 要件にしている:15.8%
  • 将来的にそうする可能性はある:45.2%

先ほどと同様、ここ7年でグローバル化が大きく進展しているということを加味すれば、現在TOEICのスコアを異動・昇進・昇格の要件は、少なくとも30%以上であるということが予想されます。

つまり就職後にTOEICを受験してハイスコアを取得することにも十分価値があるということです。

転職の際に求められるスコア

新卒採用なら600点程度でも英語力をある程度アピールすることができますが、中途採用の場合は即戦力の人材が評価されるため、それ以上のハイスコアが必要になる場合がほとんどです。

なお、昨今は8割以上の企業が社員の英語教育を支援しているという背景もあり、転職組に求められる英語力の水準も年々高くなっています。

よって転職の場合は英語力により磨きをかけて臨むのが良いでしょう。具体的にはTOEICなら700点以上を取得することが望ましいです。

就職・転職活動が有利になるTOEICスコア

成功の看板

就職なら600点、転職なら700点というのは英語力は問題ないということを示す「最低水準」です。応募者の多くはその水準を超えてくるので、周りと差をつけるほどの大きなアピール材料にはならないでしょう。

よって、続いては就職や転職を有利に進められるTOEICのスコアはどの程度のものかということについて解説します。

履歴書に書いて大きくアピールできるスコア

履歴書に書けば周囲に比べて自分を大きく際立たせることができるスコアは、830点以上といったところでしょう。

先ほどの表で解説した通り、TOEICでの800点以上の取得者は全体の10%に満たないわけですから、800点を超えれば日本の中では間違いなく「英語上級者」です。

それをETS公式から客観的に証明されるわけですから、この上ないアピールと言えるでしょう。

実際、TOEICで830点以上を取得すればほとんどの企業の足切りを突破することができるので、就職・転職の場面で英語力がネックになることはまずありません。

TOEICは努力次第でスコアアップ可能

TOEIC830点は上位10%に入る優れたハイスコアではありますが、900点以上や990点満点などの超ハイレベルに比べると取得者もそれなりにいます。

よって、830点は確かに高い正答率が求められるので難しいものの、努力すればおそらく誰でも取得可能なスコアです。

なお、努力がスコアに反映されやすいのは800点前後が限界と言われており、それ以上を取得するとなるとさらに大きな労力や特別な対策、運などが必要になります。

よって努力してスコアを限界まで上げたいというような場合は、830点を一つの目安に頑張ると良いでしょう。

大企業が就活で求めるTOEICスコア

大企業に入るためにTOEICでハイスコアを取りたいという人のために、以下では各大企業が就活者に求めるTOEICのスコアの例をいくつか紹介します。

<700点以上>

  • ユニリーバ 720点以上 新卒採用
  • 日産730点以上 新卒採用
  • 武田薬品工業 730点以上 新卒採用
  • アビームコサルティング 730点以上 入社時
  • 東京海上日動 TOKIO MARINE Premium Seminar(2DAYS) /グローバルビジネス編 730点以上
  • GE Healthcare EEDP・OMLP部門(理系)740点以上

<800点以上>

  • 楽天 入社時 800点以上
  • USB証券 In-House Environment Program Part Time 800点以上
  • 日本IBM マーケットデベロップメント部門(インターン) 800点以上
  • GE Corporate FMP 860点以上
  • 野村ホールディングス グローバル型社員 860点以上
  • 三菱東京UFJ銀行 グローバルCIB 900点以上

トップ企業では900点以上が必要な場合も

外資系企業や大手総合商社など、業務において頻繁に英語を活用するトップ企業の場合、TOEIC800点以上は「最低水準」と捉えられていることも多いです。

参考までに外資就活ドットコムの調査(2017年)より、外資系などの大手企業内定者のTOEICスコアはどのくらいなのかを紹介します。

企業区分 平均点 最高点 最低点
外資系投資銀行 922点 990点 860点
外資系コンサルティングファーム 819点 950点 685点
大手総合商社 868点 980点 730点

上記より、外資系などの大手企業では平均点が800点を上回っているため、800点ではアピール材料にはならないことがわかります。

またこうした企業の場合、TOEIC L&Rでは試験が課せられないスピーキングのスキルも求められることが多いです。

就職以外のTOEIC高スコアのメリット

笑顔の少女

就職・転職の際に有利になるということ以外にも、TOEICでハイスコアを取得することのメリットはあります。

就職後も昇進・昇格に使える

各企業では、課長・部長・役員などのポストには一般的な社員よりも高い英語力が求められるということが多いので、TOEICのスコアが昇進・昇格の要件となることも珍しくありません。

ちなみに英語活用実態調査(2019年)によると、各業種における昇進・昇格のスコア要件は以下の通りです。

業種 従業員数 係長 課長 部長 役員
商社 10,000-49,999人 700点 700点 700点 700点
化学・薬品 299人以下 600点 600点 600点 600点
10,000-49,999人 500点 500点 500点 500点
食品 2,000-4,999人 600点 600点 - -
電気・精密機器 299人以下 650点 700点 700点 700点
1,000-1,999人 500点 500点 500点 -
2,000-4,999人 400点 400点 500点 500点
5,000-9,999人 500点 550点 600点 -
情報通信・通信サービス 300-499人 700点 700点 700点 700点
500-999人 500点 600点 720点 720点
10,000-49,999人 600点 600点 600点 600点
飲食・宿泊 500-999人 500点 600点 600点 600点
その他サービス業 500-999人 400点 400点 500点 600点

上記の通り、TOEIC600点〜700点を昇進・昇格の要件としている業種が多いです。

報奨金や資格手当をもらえる場合も

昇進や昇格につながるだけでなく、TOEICでハイスコアを取得することによって報奨金や資格手当が支給される企業も多いです。

以下では報奨金や資格手当支給の具体例を業種ごとに紹介します。

  • 報奨金金額やスコアの例
業種 従業員数 スコア 金額
商社 299人以下 940点 5,725円
700点 50,000円
2,000-4,999人 800点 5,000円
化学・薬品 299人以下 990点 300,000円
1,000-1,999人 730点 30,000円
2,000-4,999人 920点 50,000円
食品 299人以下 860点 30,000円
2,000-4,999人 730点 20,000円
電気・精密機器 1,000-1,999人 800点 100,000円
5,000-9,999人 875点 100,000円
10,000-49,999人 990点 1,000,000円
  • 資格手当金額やスコアの例
業種 従業員数 スコア 金額
電気・精密機器 2,000-4,999人 860点 100,000円
5,000-9,999人 875点 7,500円
卸売・小売 500-999人 800点 10,000円
飲食・宿泊 299人以下 800点 30,000円
その他サービス業 500-999人 990点 5,000円

就活に向けてTOEICを受験する際の注意点

指を立てる女性

就活に向けてTOEICを受験しようと考えている方は、試験勉強を始める前に以下の内容を頭に入れておくべきです。

TOEIC受験は就活時期に合わせて計画的に

TOEICの試験勉強及び受験は、就活の時期に目標スコアが取得できているという状態を作るために計画的に行わなくてはなりません

TOEICでは受験から結果が出るまでに1ヶ月程度かかるため、遅くとも就活が始まる1ヶ月半前には受験しておくのが無難です。

よって学習スケジュールは1ヶ月半前の受験で目標スコアが取得できるように立ててください

またもし時間が余裕があるなら、一回で目標スコアが取得できない可能性も見越して、もう少し前から何度か受験するというのも良いでしょう。試験に慣れるという意味でも複数回受験するのはおすすめです。

全ての企業でTOEICが有利とは限らない

全ての企業が採用時にTOEICのスコアを参考にしているとは限りません。企業によってはTOEFLやIELTSのスコアがより重視されるということもあります

よって自らが希望する企業や職種の状況をよく調べ、より良いアピールとなる試験を受験すべきです。

特に外資系企業では、ライティングやスピーキングのテストもあり、国際的にはTOEICよりもずっと知名度の高いTOEFLやIETLSのスコアが参考にされることも多いので注意しましょう。

また業種などによっては、英語力よりもその他の専門スキルの方が評価されるという場合もあります。

例えば、英語を使う余地が全くないような技術職の場合なら、TOEICよりも専門技術に関する資格を取得する方がアピール材料としては適切でしょう。

転職では有利なスコアが変わる場合も

先述した通り、社員に英語力のレベルアップを求める企業も多いため、転職では就職時よりも高い英語力が求められるということも珍しくありません。

そのため、就職では有利になるようなハイスコアも、転職ではあまりアピール材料にはならないというようなケースも考えられるので注意しましょう。

よって、転職時にもやはり事前にきちんとリサーチをした上で、より良い目標スコアを設定する必要があります。

一般的に転職時にTOEICのスコアでアピールするには700点以上が必要と言われていますが、周囲と大きく差をつけたいなら、やはり800点、900点を狙うのが良いでしょう。

就職以外のTOEICスコア活用方法

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TOEICでのハイスコアは、就職・転職時以外にも以下のように活用することができます。

大学生ならインターン採用が有利に

大学生のインターンでも、一定の英語力が必要となる職場ではTOEICのスコアが応募要件に含まれる場合があります。

また応募要件にはなっていなくとも、TOEICでハイスコアを取得しておけば、総合商社や外資系企業のインターンでは採用される確率が高まるでしょう。

さらに先述した通り、TOEICでのハイスコアは英語力だけでなく、その他の人間的能力が評価される契機にもなります。試験勉強で苦労した体験を話すこともできますし、多様な恩恵を受けることができるでしょう。

そのため、特別英語力が求められるわけではない職場においても、プラスに働くことが多いはずです。

海外出張・赴任者選抜でも有利に

海外出張や海外赴任の適任者を選抜するための要件としてTOEICのスコアを活用している企業も多いです。

具体的には620~640点程度で定められていることが多いようですが、企業によっては800点や900点以上が必要になることもあります。

無論、実際に海外で働くわけですから、英語力は高いに越したことはありません。600点程度で臨むよりも、800点以上を取得した上で海外に行く方がスムーズに業務を遂行できるでしょう。

よって海外出張や海外赴任で活躍することを念頭にTOEICでのハイスコアを目指すというのは非常に有意義です。

スコアアップのための試験対策・勉強法

勉強する少女

ここからはTOEICでハイスコアを取るための効率的な試験対策の方法や勉強法を解説します。

公式問題集の徹底的なやり込みが必須

TOEIC対策の参考書や問題集は良質なものが多数出版されていますが、中でも==全受験者に

必携の教材と言えるのが「公式問題集」です。

公式問題集には、ETSが本番の試験と同様に作った問題が収録されているため、パートごとに試験形式や出題傾向に慣れるにはうってつけの教材であると言えます。

そのため、ほぼ丸暗記するくらいの気持ちで徹底的にやり込むのが良いでしょう。

なお、公式問題集は最新版の「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集 6」を含めて計6冊出版されているので、何冊か購入すればアウトプットは公式問題集だけでも十分です。

TOEIC用の単語帳を携帯する

TOEICはビジネス英語に特化した試験なので、登場する単語やその意味・用法は「TOEICらしさ」があります。

そのため、単語の暗記学習にはTOEIC専用の単語帳を用いるのが良いでしょう。ある程度のレベルまでは大学受験用の単語帳でも対応できますが、800点以上などのハイスコアを目指すなら専用の単語帳がおすすめです。

なお、単語の暗記学習はスキマ時間も有用利用しつつ、毎日コツコツ続けることが大切になります。

空いた時間でこまめに単語帳を見るようにすれば、短時間・短期間で多くの単語を効率よく習得することができるので、単語帳は常に携帯しておきましょう。

英語学習の習慣をまずは身につける

英語力を順調に伸ばしていくには学習を継続することが必要ですが、初心者であればあるほど勉強を続けるのは大変に感じるはずです。

よってハイスコアを目指すなら、まずは毎日勉強する習慣を付けることから始めるのが良いでしょう。

初めは短い時間でも構わないので、とにかく毎日続けるということを重視し、習慣が付いてきたら徐々に学習時間を伸ばしていくというのがおすすめです。

なお、TOEICは合計で3時間半にも及ぶ長丁場なので、最終的にはそれほどの長時間高いパフォーマンスを維持できるだけの集中力を身に付けるのが理想的だと言えます。

リーディング・リスニングは苦手克服中心

リーディングセクションとリスニングセクションの配点は同じですが、両者を同様に対策するというのではなく、苦手なセクションにより多くの時間を使うのが良いでしょう。

なお、TOEIC初心者が短期間でのスコアアップを望む場合は、まずは得点が伸ばしやすいと言わているリスニングセクションの方から攻めるのがおすすめです。

特に大学受験まで英語をしっかり勉強してきたという人は、リーディングに偏った勉強をしてきたケースが多いはずなので、リスニングを重点的に特訓すればある程度一気に点数が伸びるでしょう。

またリーディングに関しては基礎ができているでしょうから、単語を覚えて、問題演習を重ねれば、こちらも比較的点数が伸ばしやすいはずです。

アプリを利用した隙間時間の学習も必須

英語力を高めるためには、隙間時間を利用した学習も必須と言えるでしょう。勉強期間を大幅に短縮しつつ、目標スコア達成をすることができます。

通勤時間・通学時間を利用するのであれば、やはり参考書よりもTOEIC対策用のアプリで学習をすることが適しているでしょう。

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TOEICの就職活動での有用性まとめ

TOEICの就職活動での有用性まとめ

  • 830点以上なら強力なアピール材料になる
  • 転職ならより高いスコアが必要
  • 効率を考えるなら通信講座やアプリを活用するのがおすすめ

TOEICは就職活動で有利になるのかについて解説しました。

グローバル化に伴って英語力の重要性は増しているため、TOEICでのハイスコアは就職時の良いアピール材料になります。また向上心や分析能力などその他の性質・スキルが評価されることもあるので魅力的です。

なお、就活でのアピール材料にするには少なくとも600点以上は必要になります。またより大きくアピールしたいなら、830点以上の取得を目指すのが良いでしょう。

ちなみに短期間で効率よくスコアアップを目指したいなら、通信講座やアプリを活用するのがおすすめです。

以上より、TOEICでのハイスコア取得には大きなメリットがあるため、就活前にはぜひ受験してみましょう。

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