TOEIC公式問題集のおすすめの使い方は?パート別の勉強法や直前期の対策まで徹底解説
「TOEIC公式問題集のおすすめの使い方は?」
「各パートはどう勉強するべき?直前期に良い対策は?」
などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。
TOEIC公式問題集は、実施団体のETSが本番と同じ形式で作った問題が収録されているかなり有用な教材です。
適切な使い方で勉強すれば、公式問題集だけでも十分なハイスコアが期待できます。
今回はTOEIC公式問題集のおすすめの使い方について、各パートの勉強法や直前期の対策法を含めて解説します。
これを参考に、公式問題集を有効活用してハイスコアを目指してください。
TOEIC公式問題集のおすすめの使い方をざっくり説明すると
- 実際の試験時間で解いて実力をチェックする
- 繰り返し解いて弱点を把握するべき
- 解き終わったら必ず復習する
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現在のTOEIC公式問題集のバージョンとは?
まずはTOEIC公式問題集の最新バージョンについて確認しておきましょう。
最新版は毎年出版される
現在の最新版のTOEIC公式問題集は、2022年10月発売の「公式TOEIC Listening&Reading 問題集9」です。
この問題集には、TOEICを実施するETSが本番のテストと同じプロセスで作成した問題が収録されています。
またリスニングとリーディングの音声もダウンロードできますが、こちらにも公式スピーカーが起用されているため、本番の形式に慣れるという意味では最適です。
なお、掲載問題数は400問で、これは試験2回分に相当します。
必ず改訂版を購入しよう
中古で公式問題集を購入する場合は、TOEICの出題形式が2016年に改定されているという点に注意しましょう。
必ず2016年以降の新形式に対応した改訂版の問題集を購入するべきです。それより前の旧版では出題形式が異なるため、有効な対策ができません。
よって中古で購入する場合でも、最新の「公式TOEIC Listening&Reading 問題集8」を入手するのが理想的です。
公式問題集の使用目的は主に2つ
TOEICの公式問題集には、主に2つの使用目的が存在します。
TOEICに適した英語力向上
TOEICの試験形式は例年固定的なので、出題内容や登場する単語には一定の傾向が認められます。そのため、スコアを伸ばすにはこの傾向を把握することが非常に重要です。
先述した通り、公式問題集に収録されている問題は本番と同じ方法で作成されているため、その傾向を捉えるにはこの上ない教材であると言えます。
問題集を使って演習を重ねれば、効果的に得点力を磨くことができるでしょう。
本番の作戦をばっちり練る
試験形式などに一定の傾向があるということは、それぞれの問題を解くための作戦を事前に決めた上で試験に臨めるということです。ハイスコアを出すにはこの作戦が非常に重要なので、よく練っておくのが良いでしょう。
具体的には以下の2つなどを事前に決めておくのがおすすめです。
- リスニングの先読みの方法
- リーディングの時間配分・解く順番
公式問題集を用いて色々と試してみて、最も効果的に得点できるような自分に合った方法を準備した上で試験に臨むことが大切です。
公式問題集おすすめの使い方
以下では公式問題集のおすすめの使い方を紹介します。
実際の時間内で解いて自分の実力を把握
公式問題集の問題は本番で出題されるものに限りなく近いので、初めて問題集を解く時にはテスト形式で点数を出してみるのが良いでしょう。
実際の試験時間に合わせて問題を解き、どれくらいのスコアが出るかを確認することで、自らの現状を客観視することができるため、その後の学習の方針が立てやすくなります。
なお、これを実践する時は自分の実力を正確に把握するためにも、本番や模擬試験のつもりで緊張感を持って取り組むのが良いでしょう。
繰り返し解くことで弱点を発見する
公式問題集には本試験2回分の問題が収録されています。そのため、全ての問題をマスターすればかなりの実力をつけることが可能です。
1周だけでやめてしまう人も多いですが、ハイスコアを出したいなら、何度も繰り返し解くのが良いでしょう。
反復して解くことでTOEIC特有の出題形式に慣れることができますし、何度も間違える問題をピックアップすれば自らの苦手分野を把握できます。
なお、多くの受験者は以下の弱点を持っているので、問題演習の際は自分にも当てはまるかどうかチェックしてみましょう。
- 語彙力不足
- 文法が理解できていない
- 音声のスピードについていけない
- 読解のスピードが遅い
具体的な回数はどれくらい?
繰り返すべき回数は人によって違いますが、少なくとも3回以上は反復して解くのが良いでしょう。基本的には繰り返せば繰り返すほど理解は深まっていくので、ハイスコアを目指すなら徹底的に解き直すべきです。
しかし、解き直しは正しい方法で行わなければ、何度繰り返したとしても満足な学習効果は得られないので注意しましょう。
正しい勉強法で反復学習を行って初めて、TOEICの試験形式や頻出内容が体得でき、解答のスピードも速くなっていくので、量以上に質を重視するべきです。
解答スピードが上がってくれば、より多くの問題演習をこなせるようになるため、量は自然とついてきます。
なお、正しい勉強法に関しては後述の内容を参考にして下さい。
本番と同じ形式で解いてスピードに慣れる
問題集を解く時は、本番と同じ時間設定で解くのがおすすめです。これによって時間内に問題を全て解き切るためのスピード感を養うことができます。
なお、解答スピードの目安としては以下の「WPM(words per minute=1分当たりの語数)」を参考にすると良いでしょう。
WPM | レベル |
---|---|
300 | ネイティブ黙読レベル |
200 | ネイティブ早口レベル |
150 | ネイティブ音読レベル |
75 | 日本人訳読レベル |
TOEICの問題を全部解き切るには150WPMでギリギリとされているので、まずはこの水準を目指し、そこからさらに上を狙うというのがおすすめです。
解き終わったら必ず復習を欠かさない
問題集による学習効果を高めるには、復習が必要不可欠です。問題演習が済んだら、毎回以下のような復習を行うと良いでしょう。
- 間違えた問題の分析・改善策の模索
- 知らない単語をまとめて覚える
- わからない英文の和訳を見て意味を確認
- ネイティブスピーカーの音声を聴きながら、登場した文章を音読
以下ではこれらの復習について、さらに詳しく解説します。
原因分析は英語以外の点も入念に
公式問題集で演習を行う段階では、すでに自らの英語力に関する弱点(リスニングができない等)は知っているはずなので、問題集の復習ではそれ以外の弱点に注目しましょう。
つまり英語力一般ではなく、問題の解き方に関する弱点に着目すべきだということです。それは具体的には以下のようなものです。
- リスニングの先読みがうまくできない
- 1回わからなくなるとその後は思考が止まってしまう
- 文章は読めるが、肝心の根拠がうまく見つけられない
これらは根本的な英語力というよりは、むしろテスト慣れしていないことが原因の弱点だと言えるでしょう。
よってそれらの弱点に対する改善策を考え、練習でそれを実践していけば、克服することができるはずです。
例えば、「わからなくなると思考がストップする」という弱点に対する改善策は、「誰にでも起こることと割り切り、それ以降の問題に集中するように心がける」などといったことが考えられます。
わからない単語はその回の復習で必ず定着
どれだけ読解力に長けていても、単語がわからなければ文意を正しく把握することはできません。単語の知識は英語力の根幹です。
単語を知らないとそこで一旦読解が止まってしまうので、特に短い時間で多くの問題をこなさないといけないTOEICにおいては、単語を覚えていないのは致命的な欠点と言えます。
よって問題集を解く中で発見したわからない単語はノートに意味をまとめたり、単語帳に印を付けておき、後から見直しやすいようにしておくのが良いでしょう。
英文の意味が解らなければ精読がおすすめ
どれだけ速く読み進められても、英文の意味がわかっていなければ元も子もないので、まずは英文の意味をきちんと捉える練習をする必要があります。
それには英文を精読するのが良いでしょう。精読とは簡単に言えばじっくり英文を読むということです。
具体的な手順ですが、まずは入念に英文を読み込み、意味を完全に理解することを目指します。そしてわからないところが出てきたら、その原因を分析します。
たいていの場合、意味がわからない原因は単語もしくは文法の知識不足のことが多いですが、原因がわかったらそれを解消するような復習を行いましょう。
解いた文章は音読で復習
公式問題集にはリスニングの音声に加え、リーディングの音声も付属しているので、問題演習の後は必ず該当する部分の音声を聞くのが良いでしょう。
音声は本番のリスニング問題と同じ公式スピーカーのものなので、この声に慣れておくことはリスニングセクションで声を聞き取りやすくする上でも重要です。
また音声をただ聞くだけではなく、それに合わせてシャドーイングすれば、より高い学習効果が期待できます。
ネイティブの発話スピードについていくのは最初は難しいですが、繰り返しやることで徐々にうまく発話できるようになるでしょう。
シャドーイングをすることで英語の正しい発音やリズムに慣れることができるので、聞き取る能力は格段に向上するはずです。
なお、聞き取れない文章ならシャドーイングをしてもあまり意味がないので、まずは簡単な文章から始めるのが良いでしょう。
音読筆写は単語の暗記に有効
単語は機械的に暗記するよりも、フレーズや文章で覚える方が効果的に知識が定着します。そのため、暗記学習には音読しながら英文を書き写す「音読筆写」がおすすめです。
公式問題集で演習を行ったら、登場した英文を書いて覚えるという習慣をつけるのも良いでしょう。
単語を覚えるだけでなく、スピーキングやライティングのスキルも鍛えられるので、勉強法としては非常に有意義です。
【850点越えが教える】各Part毎の勉強法
以下ではTOEICで850点以上を取るための勉強法をPartごとに解説します。
リスニングパートの勉強法
Part1〜4はリスニングセクションです。以下では各Partの勉強法を解説します。
Part1&2は問題数をこなすことが上達のカギ
Part1の写真描写問題(6問)とPart2(25問)の応答問題は、リスニングセクションの中でも比較的難易度が低いPartです。出題パターンも大方決まっているので、演習で傾向を把握して得点源にしましょう。
問題集を使った勉強法ですが、音声で聞き取りにくい箇所がある場合は、そこを付属のスクリプトで確認します。そこに印を付けておき、演習後に重点的にシャドーイングを行うと良いでしょう。
きちんと発音できるようになれば、次に聞く時は苦手だった単語や表現も聞き取れるようになるはずです。
また解答・解説に頻出の単語や表現が載っているため、それらはきちんと暗記しておきましょう。
Part3&4では先読みのコツをつかむ
2、3人の会話を設問に答えるPart3の会話問題(39問)と、アナウンスやナレーションなどを聞いて設問に答えるPart4の説明文問題(30問)で苦労する受験者は多いです。
これらではある程度長い文章を一気に聞いて、複数の設問に答えなければならないので、確かにある程度難しいと言えるでしょう。
これらを攻略する鍵は「先読み」、つまり先に設問を読んでしまうことです。予め質問される内容を頭に入れておけば、答えの部分だけを聞き取れば良いので、リスニングのハードルは格段に下がります。
しかし、音声を聞く前に与えられた時間は少ししかないので、瞬時に設問を読解できるようになるには慣れが必要です。
よって公式問題集を使って、先読みから解答までの流れをよく練習するのが良いでしょう。
リーディングパートの勉強法
続いてはPart5〜7のリーディングセクションの勉強法について解説します。
Part5はかける時間を極力少なくする
Par5は不完全な文章を完成させる短文穴埋め問題(30問)です。このPartは単語と文法の知識さえあれば解けるので、極力時間をかけずにスラスラこなしていくことが重要になります。
知識問題なのでわからない問題は、おそらく考えてもわかりません。よって問題演習のうちからそうした問題に見切りをつける練習もしておきましょう。
また復習では解説をよく読み込み、知らなかったイディオムや熟語を暗記して知識を確実に増やしていくことも大切です。
Part6は解答時間を測って練習
Part6はこちらも不完全な文章を完成させる長文穴埋め問題(16問)です。Part7の長文読解に極力多くの時間を残すためにも、このパートはできるだけ速く、尚且つ正確に解く必要があります。
よって公式問題集で演習をする際には、必ず解答時間を計測し、タイムを少しでも縮められるようにシビアに努力することが大切です。
なお、解答スピードを上げるためにも、1、2回読んだら文意を把握できるように練習するのが良いでしょう。また長文を全部読んだ上で解答に取り掛かるのではなく、読みながら適宜解答していくのが素早く解くコツです。
Part7は特に練習が必須
Part7はリーディングセクション最難関の長文読解問題です。1つの文書(29問)と複数の文書(25問)のそれぞれを読解して設問に答えます。
分量が非常に多いので、リーディングセクションではPart5&6を極力スピーディに済ませて、Part7に一番多くの時間をかけるべきです。
公式問題集の使い方ですが、まずは根本的な読解力を培うために先述した精読を行い、その後は制限時間を設けて、素早く解く練習をするのが良いでしょう。
なお、ある程度読解力はついたものの、速読の精度が上がらないという場合は、スキャニングという手法を意識するのがおすすめです。
スキャニングとはざっと読んで重要な情報だけを収集することを指します。制限時間内に隅々まで意味を理解するのは困難なので、解答に必要と思われる箇所だけをピックアップするような読み方を心がけるべきです。
本番直前にも問題集は効果的に使える
公式問題集は本番直前期の学習にも便利です。以下では直前期に実践するべき勉強法について解説します。
学んだ技術を試験で使える形にする
上記で解説した勉強法をきちんと実践すれば、時間制限がなければある程度のハイスコアが取れるような状態にはなるはずです。
しかし、実際の試験時間内ではそう上手くはいかないので、試験直前期には時間内でいかに実力を発揮できるかということにこだわりましょう。
具体的には、制限時間を踏まえた上で解法の工夫を実践するタイミングを考えたり、リーディング・Part7の時間を確保するための時間配分を決めておくことなどがおすすめです。
こうした計画を策定した上で実際に演習に取り組み、それを実践できるように練習しておくことで、本番でも得点力は大きく向上するでしょう。
長時間を集中する体力をつける
TOEICは合計2時間の長丁場です。そのため、特定のPartだけを演習して復習するというリズムに慣れていると、試験本番では体力が持たない可能性があります。
よって、直前期には模擬試験のように通しで問題演習を行い、2時間集中して試験に臨めるだけの体力をつけておくのが良いでしょう。
また試験本番に余裕を持って臨めるように、練習は本番の試験時間よりも少し短めの設定で行うというのもおすすめです。
公式問題集だけで点数は上がる?
公式問題集は本番と同様の形式でアウトプットができるため、得点する能力を磨くにはとても良い教材です。正しい方法で演習に取り組めば必ずスコアは伸びていくでしょう。
例えば、TOEIC初心者でも公式問題集の英文がスラスラ音読できるようになれば、本番で600点を目標にできるレベルにはなっているはずです。
しかし、TOEICの問題は基礎レベルよりも難しいので、基礎が固まっていない段階では公式問題集はまだ使うべきではありません。
問題を解きながら基礎固めをすれば良いと考える方もいるでしょうが、TOEICはビジネス英語に特化した試験なので、用いられる単語や文法には偏りがあります。よって基礎をバランスよく鍛えるには非効率です。
単語・文法の参考書は持っておくと便利
ビジネス系の単語に関してはある程度問題集を解きながら覚えるというのでも良いですが、基本的な単語に関しては逐一確認していてはキリがないので、単語帳を使ってまとめて暗記するのが良いでしょう。
なお、単語帳はTOEIC対策用のものを購入するのがおすすめです。
またPart5は知識問題であり、単純に知っているか知らないかで正誤が決まるので、これに関しても文法知識を中心にまとめて覚えてしまう方が効率的だと言えます。
頻出範囲を的確にカバーしたPart5専用の文法問題集が売っているので、公式問題集の前にそちらで基礎固めをしておきましょう。
以下ではおすすめのTOEIC対策用の単語帳とPart5対策の文法問題集を紹介します。
出る単特急 金のフレーズ
TOIEICの新形式を分析した上で作られた「100%の出る単語帳」です。600点・730点・860点・990点という目標スコアごとに覚えるべき単語が収録されているので、自分に合ったレベルの暗記学習ができます。
著者のTOEIC TEST講師・TEX加藤氏は、TOEICで何度も990点満点を取得している実力者なので、信頼性は抜群だと言えるでしょう。
単語とフレーズの無料音声を無料のスマホアプリで聞くこともできるので、リスニング力を底上げすることもできます。
なお、この単語帳の基本情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ |
出版社 | 朝日新聞出版 |
価格(税込) | 979円 |
ページ数 | 288ページ |
評判 | 他の勉強は何もせずこの単語帳をひたすら見続けただけで点数が200点以上上がった(625点→850点) |
世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part5&6 文法)
TOEICで990点満点を取得した経験もあるスタディサプリの人気講師・関正生先生が、Part5・Part6の奥義を公開した一冊です。
解説がわかりやすく丁寧であると評判なので、700点を目指すようなTOEIC初心者には良いでしょう。
この参考書の基本情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | 新形式問題対応 改訂版 世界一わかりやすいTOEICテストの授業(Part5&6 文法) |
出版社 | KADOKAWA |
価格(税込) | 1,540円 |
ページ数 | 191ページ |
評判 | 重要なポイントが的確にまとめられているのでTOEIC初心者にもわかりやすい |
なお、この参考書はどちらかというと初心者向けなので、900点超えのハイスコアを目指したいという方は以下の参考書を使うと良いでしょう。
900点特急II 究めるパート5
TOEICで900点超えを狙う上級者は、この参考書でPart5を極めるのがおすすめです。ハイスコアには欠かせない解答のコツが凝縮されているので、痒いところに手が届く一冊と言えるでしょう。
さすが初心者にはハードルが高すぎますが、解説が非常に丁寧かつ明快なので、中級者が少し背伸びして購入するのもおすすめです。
著者はこちらもTOEICで990点満点を取得しているカリスマ講師なので、信頼度も十分と言えるでしょう。
なお、この参考書の基本情報は以下の通りです。
項目 | 内容 |
---|---|
題名 | TOEIC L&R TEST 900点特急 パート5&6 |
出版社 | 朝日新聞出版 |
価格(税込) | 924円 |
ページ数 | 312ページ |
評判 | 高得点者が陥りがちな箇所に焦点を当てている良書なのでおすすめ |
公式問題集だけで900点は狙える
英語の基礎がある程度固まっているなら、公式問題集だけでも900点超えを狙うことができます。
それだけでは心許ないと感じる方もいるでしょうが、本番と同じ仕方で作られた問題が収録されている公式問題集はそれだけ優秀な教材なのです。
ただし、最新版の問題集だけでは演習量が足りないので、問題集4〜7も必要に応じて活用するのが良いでしょう。
通信講座を利用する選択肢も
どうやって勉強すればいいか分からない方や学習を継続する自信がない方などは通信講座を利用することも選択肢の1つです。
通信講座を利用する場合、公式問題集や単語帳などを使用して自習していくよりも費用がかかってしまう一方で、効率的にスコアアップを狙うことができます。
例えば、ベルリッツのTOEIC対策講座では550点、650点、750点を目標スコアとした3つのコースが用意されています。
そのため、TOEIC対策では現状のスコアや目標点数によって学習方法を変える必要がありますが、ベルリッツを利用することで容易に最適な学習アプローチを踏むことが可能です。
TOEIC公式問題集のおすすめの使い方まとめ
TOEIC公式問題集のおすすめの使い方まとめ
- 復習にはシャドーイングを取り入れるのがおすすめ
- 直前期には制限時間内で解き切る練習をする
- 2時間集中できるだけの体力をつけておくべき
公式問題集のおすすめの使い方について解説しました。
公式問題集を初めて解く際は、時間を測って点数を出してみるのが良いでしょう。現状のレベルを把握できるので、それ以降の計画が立てやすくなります。
また問題は3回以上は繰り返し解くべきです。反復することで苦手分野を発見できるはずなので、そこを重点的に対策しましょう。
さらにスコアの伸ばすには復習が不可欠です。シャドーイングなども取り入れて入念に復習を行いましょう。
なお、直前期には試験形式で実践練習を行い、2時間の長丁場に耐えられるだけの体力をつけておくべきです。
以上を参考に、公式問題集を有効活用し、ハイスコアを目指してください。