TOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由とは?その他の禁止事項や罰則も併せて解説!

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「TOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由は?」

「その他の禁止事項や罰則は何か?」

このような疑問を感じている方もいるでしょう。

TOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由は何なのか気になるはずです

また、その他の禁止事項や罰則についても見ていきましょう。

最後まで読み終わった方は、TOEICに向けてしっかりと対策をすることができるはずです。

TOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由についてざっくり説明すると

  • 書き込みが禁止の理由の1つとして試験問題漏洩の防止が挙げられる
  • 中学から大学受験で出題される英語は、書き込んで問題を解くことが当たり前なので注意
  • 書き込まなくても大丈夫なように十分に力をつけることが大事

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TOEICの問題用紙への書き込みが禁止って本当?

本当はどうなのか?

TOEICの試験では、問題用紙への書き込みが禁止になっています。また、近年では漏れについて一段と厳しく取り締まっています。

リスニングの問題ではメモを取ること・リーディングの問題は線を引いて解いていくなど試験でよく行う書き込みが全て禁止になっています

そのため、試験が終わった後に自己採点をすることができません。受験者の中には自己採点したい方もいるはずです。更に復習をすることができないなどのデメリットがあります。

このようなスタイルになった理由はいくつかあります。以下に詳しく説明していきましょう。

試験問題漏洩の防止

問題用紙への書き込みが禁止になった理由の1つとして、試験問題の漏洩の防止が挙げられるでしょう。

受験者の中には試験で出た言葉をメモする方がいます。

もし、このメモが世間に出回ってしまうと試験内容が知られてしまいます。すると受験者の実力ではなく、テクニックで点数が取れるようになってしまう可能性が出てくるでしょう。

これでは受験者の英語力を測ることできず、試験自体の価値が落ちてしまいます。そのため、試験問題の漏洩を防止する必要があるのです。

純粋な英語力をしっかりと測定するため

試験の問題用紙に書き込みをすることで、読解するテクニック・消去法などで点数を取れる方が増える可能性があります。このようなことを防止するために書き込みを禁止しているのです

また、読解するテクニック・消去法などの英語力以外で点数が取る方の割合を減らす目的があります。これはTOEICの試験自体の価値を高めることにも繋がっていくでしょう。

TOEICは英語力を測る試験でありテクニックではなく受験者の実力を発揮する大事な試験になのです

実力のある人はテクニック関係なく点を取ってくる

試験では、英語力以外のテクニックなど点数を取る方がいます。しかし、問題用紙に書き込みが禁止になっている状況でも自らの実力で高得点を取っている方は多います

テクニックではなく英語力を身につけることで点数を伸ばすことが可能です。

ただ、英語力を身につけるためには日々勉強をする必要があります。更に簡単には試験で点数は取れず、結果が出ない時期もある可能性があるでしょう。このように結果が出ない時期でも諦めずに粘り強く勉強を続けていきましょう。

現場の会話でメモする機会はあまりない

TOEICは、日常生活で活かせる英語力が身につけることを目的にしています。また、その英語力がどれぐらい身についているのか、テストで測るようになっているのです。

日常生活の中で「外国人と話をする」・「書籍・サイトを読む」などの場合に、メモを取ることはないでしょう。人によってメモを取る場合もある可能性もありますが、細かく書くことはありません。

そのため、上記のような状況に慣れていることでテストでも実力を発揮できるでしょう。日常生活からテストと同じ状況を経験するようにしておくことが大事です。

カンニング防止の意味も含まれる

試験中に問題用紙への書き込みの禁止は、怪しいメモを書くことについて防止できます。これは隣の受験者に解答がバレるリスクを減らすことができます。

受験者の中には、自らの解答を問題用紙に一度書いておく方もいるでしょう。このことにより、その解答を隣の方が見てしまう可能性があるでしょう。そのまま、同じ解答をする場合もあるため、未然に防ぐ必要があります。

試験でカンニングを防止するためにも問題用紙にメモをしないように気をつけましょう。

書き込みをせずに問題を解くための勉強法

勉強する方法。

次に、問題用紙に書き込みをせずに問題を解くための勉強法について解説していきます。

まず書き込みNGであることを徹底認識

中学から大学受験で出題される英語は、書き込んで問題を解くことが当たり前になっています。この当たり前となっている認識を変える必要があり、試験では書き込みができないことをしっかりと理解しましょう。

大学受験では難易度の高い文章を読み解く力が必要ではなりません。これは基礎的な英語を素早く正確に読めるのかが問われていると言えるでしょう。

そのため、書き込みをしなくても問題を解けるようになっています。このことをしっかりと認識しておくことが大事です。

本番の環境を想定して事前に演習しておく

日頃から試験本番の状況を想定して、問題を解いていく練習をしておきましょう。問題を解く際に書きこみをしないようにしておくと、本番試験でもスムーズに進めることができます。

この試験本番を想定した方法として、TOEICの公式が出している問題集がおすすめです。問題集では試験と同じマークシートが付いてるため、本番に近い状況で勉強をすることができます。

試験前に本番と同じやり方で演習をすることで、試験当日には自らの実力を思う存分発揮することが可能です

解答用紙に薄く書きこむ

問題用紙に書き込むことが禁止されていますが、解答用紙への書き込むことは可能です。そのため、大事なことなどを解答用紙に書き込むことができるのです。

しかし、解答用紙でも指定欄以外に解答を書くことは禁止になっています。解答用紙に書き込みをした場合は、必ず消すことを忘れないようにしましょう。もし、書き込みをする場合は薄く書くことをおすすめします。

例えば、消去法を用いた際に間違っていると判断した選択肢にチェックを入れるなどがあります。効率的に問題を解くためにも、薄く書き込む方法も使ってみましょう。

選択肢の可否は指を使って判断

リスニングの問題では、複数の選択肢の中から正しい答えを導かなければなりません。試験では1問あたりに使うことができる時間は短く、効率的に問題を解いていく必要があります。

そのため、複数の選択肢を何度も確認することは時間の無駄になるでしょう。これを防ぐためにも一度解いた選択肢については、指を使って答えを判別しておくと良いです。

具体的には選択肢ごとに各指を「伸ばす」・「折りたたむ」など合っているのか判断しましょう。問題用紙に書き込みができないので、指を使う方法は有効になります。

鉛筆で判断するのもあり

指を使う方法以外にも鉛筆でも答えを判断することができます

例えば、3つの選択肢がある場合は「1の選択肢を聞く時は、1の上に鉛筆を置く」など各選択肢で同じような行動をしていきましょう。

そして、正解だと判断した選択肢のマークシートを塗りつぶすという流れになります。これは、英語を聴き取りやすくするための方法ではありません。問題を解いている際にどこの選択肢を解いているのか、把握する方法です。

書く以外で目に見える方法としてはおすすめです。

リーディングは特に書き込まずに読む特訓が必須

リーディングでは問題量が多く、メモをしながら解きたくなります。

しかし、メモを取ることは禁止になってるため、メモを取らずに問題を解くことを意識しておきましょう。そして、メモを取らずに演習問題に取り組んでいくと良いです。

リーディングは英語を理解して、素早く解答を答えていく能力が必要となります。そのため、基本的な解き方を練習して英語力を身につけるようにしましょう。これができれば、試験でも点数を伸ばすことができるはずです。

本番で書き込みがばれた際の対処法

対処の方法。

ここでは、本番で書き込みがばれた際の対処方法について紹介していきます。試験中は試験官が回ってきて、書き込みがばれてしまうでしょう。その場合に取るべき行動を見ていきましょう。

減点はされないので安心

TOEICで問題用紙に書き込みをした場合に減点されることはありません。もし、試験官に問題用紙の書き込みが見つかった場合、書き込みを止めるように黄色い紙で注意を受けます。

この時に素直に書き込みを止めれば、解答用紙を採点してもらえます。しかし、注意を受けても書き込みを止めなかった場合は「途中退出」や「採点してもらえない」などの厳しい対応を取られる可能性があります。

試験中に注意を受け場合は試験官の指示に従うようにしましょう。

退場処分はよほどのことがない限りない

上記でも説明しましたが、問題用紙への書き込みがばれた場合は黄色い紙で注意を受けます。この時に書き込みを止めることで退場を免れるでしょう。

しかし、試験官からの警告を無視して書き込みを続けていると退場になります。試験中に退場することはほとんどありませんので、過度に心配しないようにしましょう。

もし、注意を受けてしまった場合は指示に従って、書き込みをせずに問題を解いていくようにしましょう。

間違って書いたら消しゴムで消してOK

試験を受けている際に間違えて問題用紙に書き込みをした場合は、消しゴムで素早く消すようにすると良いです。日頃、演習問題で書き込みをしないように気をつけていても、間違って書いてしまうことはあり得ます。

更に無意識で問題用紙に書き込みをしてしまった場合も同じように、消しゴムで素早く消すようにしましょう。本番では焦ることがないように、間違った場合の対処をしっかりと覚えておきましょう。

本番で禁止されている事項一覧

一覧を紹介。

次に本番で禁止されている事項について、紹介していきます。試験中にどのようなことをしたらいけないのか、改めて確認しておきましょう。

問題用紙を持ち帰る

問題用紙の持ち帰る行動は多くの方が行ってしまうミスの1つです。

試験で問題用紙には名前を書きますが、この理由としては問題用紙の持ち帰りを防止するためです。TOEICでは問題内容の漏洩を防ぐために、問題用紙の持ち帰りが禁止されています。

特に初心者によくあるミスになっており点数に響く可能性があるため、注意しましょう

異なるセクションの問題を解く

TOEICは「リスニング」と「リーディング」の2つのセクションに分かれています。

この2つには「リスニング」が45分、「リーディング」は75分と時間が決まっています。決まった時間でセクションごとに問題を解かなければなりません。

そのため、「リスニング」のセクション中に「リーディング」のセクションを開くなど異なるセクションを解くことは禁止になっています。

同一セクション内ならどこから解いてもOK

リーディングのセクションを解く際は、同じセクション内でしたらどこから解いても問題ありません。例えば、Part5からではなくPart7から解き始めるなどが可能です。

この方法で試験の点数が大きく変わるため、しっかりと知っておきましょう。

撮影・録画は当然NG

TOEICだけではなく他の試験でも共通していますが、「撮影」・「録画」・「録音」・「複写」は禁止になっています。この4つは禁止されていることなので、しっかりと覚えておく必要があります。

もし、試験中に「撮影」・「録画」・「録音」・「複写」をしているところを試験官に注意された場合は、その後の試験を受けることができなくなる可能性があります。このような行為を試験ですることのないよう注意が必要です。

携帯等電子機器の使用

TOEICの試験中に携帯電話などの、電子機器を使用することが禁止されております。これは他の試験にも共通していますが、一部の試験では「電卓」・「辞書」などの使用が認められていることがあります。

試験前には携帯電話の電源は切っておくようにしましょう。もし、試験中に携帯電話が鳴ってしまった場合は「途中退場」になってしまいます。このようなことがないように気をつけておきましょう。

カンニング行為は絶対やってはいけない

TOEICの試験だけではなく、他の試験中でもカンニングは禁止されています。試験では受験者の実力を測るようになっているため、カンニングは必要ありません。

もし、試験でカンニングをして高得点が取れたとしても本当の実力ではないでしょう。また、TOEICの試験は受けるためにはお金が必要となるので、無駄になってしまいます。

オンライン試験の注意点を理解しよう

理解するべきこと。

新型コロナウイルスの影響を受けて、現在「TOEICIPテスト」というオンラインテストが始まっています。このテストは時間が1時間となっていたり、試験官がいないなど公開テストとは受験環境が異なるでしょう。

以下にIPテストを受験する際の注意点について解説していきます。どのような注意点があるのか、しっかりと確認しておきましょう。

監視がないのでカンニングできてしまう

オンライン試験は監視官がいないためカンニングがしやすくなっています。

しかし、カンニングをしたとしても高得点は取れないでしょう。それは試験時間が1時間で問題数が90問となっているため、調べていると時間が足りないからです。

この試験はカンニングがしやすい受験環境になっていますが、高得点が取れるわけではありません。むしろ、短い時間で多くの問題を解くために効率良く解いていく必要があります。

カンニングなどの禁止行為はせずに、試験に向けてしっかりと勉強をして英語力を身につけるようにしましょう。

替え玉での受験も残念ながら可能

オンライン受験では替え玉の受験も可能になります。これは試験官がおらず見張りできる方がいないためです。しかし、このような行為をすると後で後悔するでしょう。

これでは自らの能力が足りないことがバレてしまう可能性があります。また、禁止行為をしたとしてもメリットはありません。自らの英語力をしっかりと身につけるためにも禁止行為をせず、コツコツと勉強をして実力をつけていきましょう。

日頃から勉強を行っていた成果は試験だけではなく、他の場面でも役に立つ可能性もあります。また、英語力を身につけることで自信にも繋がるはずです。

日々の勉強が大事になる

勉強が大事。

上記でTOEICの試験の禁止事項について、紹介してきました。必ず禁止されていることを試験でしないようにしましょう。もし、試験で禁止事項をしたとしてもその結果が本当の実力とは言えません。

試験で良い結果を出すためには、日頃から勉強をしておきましょう。最初の内はなかなか良い結果が出てない可能性があります。しかし、根気強く勉強を積み重ねていくと英語力が徐々に身についてくるはずです。

勉強する際は一気に進めていくのではなく、無理なく少しずつしていきましょう。日々継続して、少しずつ知識を深めていき試験で良い結果を出せるようにしましょう。

通信講座を利用して効率的な勉強を

通信講座の利用は、独学などに比べて費用がかかってしまう一方で、効率的に学習を進めることができるメリットがあります。

特に、ベルリッツのTOEIC対応プログラムでは、目指すスコア550点、650点、750点を目標とするための3つの異なるレベルのコースが提供されているため、全ての学習者が自分の能力に適したコースを選び、受けることができます。

そのため、受講者は難しすぎる内容や既に理解している内容を再び学ぶことなく学習を進めることができるため、自分のレベルと目標に合わせた効率的な英語学習を行うことができるでしょう。

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TOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由についてまとめ

TOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由についてまとめ

  • 書き込みをせずに問題を解くための勉強法を覚える
  • 本番で書き込みがバレた際は、試験官の指示に従う
  • 本番で禁止されている事項を確認しておく必要がある

この記事ではTOEICの問題用紙への書き込み禁止の理由について、紹介してきました。

また、その他の禁止事項や罰則も解説してきました。

TOEICの問題用紙への書き込みは禁止されているので、本番ではしないように気をつけましょう

本番で問題用紙への書き込みをしないためにも意識するだけではなく、日頃から練習しておくと良いです。

TOEICの試験で満足できる結果を出せるようにするためにしっかりと勉強をしましょう。

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