TOEIC730点の英語レベルは?社会的な評価やおすすめの勉強方法・参考書も紹介!
「TOEICの730点って自慢できるレベルなの?」
「TOEICで730点を取るための勉強方法や必要な勉強時間について知りたい!」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
TOEICは多くの企業が就職や転職の場で参考にしている英語のスコアであり、高得点をマークしていればその分高い評価を得ることができます。
TOEICの730点を目標にしている方は多くいますが、具体的にどのような評価を得ることができるのか、気になりますよね。
こちらの記事では、TOEIC730点の難易度やレベル、おすすめの勉強方法などについて解説していきます!
TOEIC730点についてざっくり説明すると
- 難易度はかなり高く、上位20%程度の位置
- 英語を使った仕事が可能なレベル
- 就職や転職活動でも有利になる
TOEIC730点は全体の何%?
TOEICの公式webサイトによると、2018年度のTOEIC公開テストの受験者数は979,474人となっており、非常に多くの方が受験していることが分かります。
どれほどの人数が730点を取得しているのか、またTOEIC730点を取得するのはどれほどの難易度なのかを解説していきます。
TOEIC730点は上位20%程度
2018年度TOEIC L&R試験の公開テストTotalスコア分布をまとめると、以下の表のようになります。
- 全受験者数:979,474人、平均スコア580点
スコア | 人数 | 割合 |
---|---|---|
895~ | 33,541人 | 3.4% |
845~ | 38,501人 | 3.9% |
795~ | 53,733人 | 5.5% |
745~ | 65,288人 | 6.7% |
695~ | 77,245人 | 7.9% |
645~ | 88,497人 | 9.0% |
595~ | 98,340人 | 10.0% |
545~ | 102,188人 | 12.4% |
495~ | 99,725人 | 10.2% |
445~ | 92,183人 | 9.4% |
395~ | 80,931人 | 8.3% |
345~ | 66,405人 | 6.8% |
295~ | 45,100人 | 4.6% |
245~ | 25,014人 | 2.6% |
195~ | 10,386人 | 1.1% |
145~ | 1,944人 | 0.2% |
このように、745点以上のスコアをマークした人の割合は19.5%となっています。
つまり、730点以上は上位20%程度に入っていることになるため、かなり高い英語力を備えていることが分かります。
TOEIC対策の勉強をしている人の中でもかなり高めの点数となっており、730点をマークするための難易度はかなり高いと言えます。
英語力を活かして就職や転職活動で活かしたいと考えている方は、まず730点を目標にすると良いでしょう。
IPテストでは全体の7%程度
一方で、IPテストのスコア分布は以下のようになっています。
スコア | 人数 | 割合 |
---|---|---|
895~ | 16,990人 | 1.4% |
845~ | 17,569人 | 1.4% |
795~ | 26,115人 | 2.1% |
745~ | 35,443人 | 2.8% |
695~ | 47,068人 | 3.8% |
645~ | 62,637人 | 5.0% |
595~ | 81,467人 | 6.5% |
545~ | 100,838人 | 8.1% |
495~ | 118.386人 | 9.5% |
445~ | 134,140人 | 10.8% |
395~ | 143,553人 | 11.5% |
345~ | 145,578人 | 11.7% |
295~ | 129,386人 | 10.4% |
245~ | 100,427人 | 8.1% |
195~ | 65,542人 | 5.3% |
145~ | 17,226人 | 1.4% |
このように、IPテストの場合は745点以上が6.7%程度であることから、730点以上をマークできれば上位7.5%程度に入れます。
英語を話すことができない日本人は非常に多いため、このレベルの英語力がある人材はかなり希少性の高い存在であると言えます。
TOEICの平均スコアと比較すると
TOEICの公式データによると、2018年度のTOEICスコアの日本人平均点は520点という結果でした。
つまり、730点という数字は平均よりもかなり高く、レベルの高い英語力を身に着けている証明になります。
TOEICテストは毎年同じような難易度になるように作られているため、日本人平均点は毎年600点以下で推移しています。
700点を超えれば平均以上のスコアであるため、大きなアピール材料となり就職や転職において武器となるのは間違いありません。
TOEIC公式では「Bランク」の評価
なお、TOEICのテストはスコアによって英語のレベルがA〜Dまでランク付けされており、具体的には以下のスコアによって区切られています。
-
Aランク:860〜
-
Bランク:730〜
-
Cランク:470〜
-
Dランク:220〜
730点はBランクの評価を受けることから、TOEIC730点は「TOEIC上級者への入り口」と言えるでしょう。
元々英語が得意な方でない限り、いきなりAランクを目指すのは無理があるため、まずは730点をクリアしてさらなるステップアップを図るのがおすすめです。
TOEIC730点の英語力・レベル
TOEIC730点に必要な単語数
TOEICで730点を取得するためには、一般的に8,000語程度の単語数が必要と言われています。
一般的に大学受験に必要となる英単語数は約5,000語程度であるため、730点を目指すためには最難関大学受験レベルの単語学習をする必要があるのです。
かなり細部に渡って単語をインプットする必要があるため、TOEIC対策の単語帳は繰り返し読み、コツコツと努力を続けていくことが大切です。
730点なら英語を積極的に使って仕事ができる
前述したTOEIC公式によるBランク評価では「どんな状況でも適切にコミュニケーションができる素地がある」というレベルであると定義されています。
具体的に言うと、リスニングも長文まで細かく聞き取ることができ、またビジネスの場においても自分の英語を述べたり複雑な要求に応えることが可能なレベルです。
このレベルの英語力は非常に高く、長期に渡って勉強しなければ到達することはできません。
スピーキング・ライティングの英語力は?
多くの人が一般的に受験している「TOEIC L&Rテスト」では、リスニングとリーディングの技能しか測ることができません。
そのため、TOEICで730点をマークできたとしても、スピーキングとライティングの能力が伴っているとは必ずしも言えないのです。
実際に聞き取ることはできても自分の意見を伝えるスピーキングは不得意な人は多いため、このスコアでも実際にネイティブと英語で会話するのが難しいと感じる人も多くいるのが実情です。
英検・IELTS・TOEFLで換算すると
TOEIC730点を他の英語検定試験と比べてみると、概ね以下のようになります。
- 英検:2級〜準1級
- TOEFl:90点程度
- IELTS:6.0〜6.5
ただし、TOEFLでは英語の4技能の試験が出題されるため、TOEICと一概に比較することはできません。
そのため、他の資格との比較はあくまでも参考程度に留めておき、指標程度に使うと良いでしょう。
TOEIC600点台との英語力の違い
TOEIC730点を実際に取得した人によると、700点台に乗るレベルになると明らかに「英語への抵抗感の無さ」を感じるようです。
つまり、英語を自然体で受け入れることができ、日本語を理解するのと同様にスムーズに聞き取ることができるレベルです。
実際、700点を超えるような方々は自信を持って英語を用いることができるレベルに到達しており、堂々と聞いたり話したりしています。
対外的にも「高い英語力を身に着けている人」として評価してもらえるスコアであるため、就職や転職の場でも有利になるでしょう。
TOEIC730点の社会的評価や活用方法
非常に高いレベルの英語力であるTOEIC730点ですが、こちらのトピックでは具体的にどのようにスコアを活用できるのかを解説していきます。
学生と社会人の場合に分けて社会的評価を解説していくため、ぜひ参考にしてみてください。
高校生・大学生の場合の評価
高校生の場合は、大学入試の英語の試験の免除や出願要件を満たすなどの目的でスコアを活用することができます。
つまり、高い評価を得て大学入試を有利に運ぶために活用する高校生が多いです。
大学生の場合は主に就職活動で利用することができ、日産自動車やソフトバンクではTOEIC730点以上が条件として求められています。
また、700点以上であれば、商社の総合職の要件も満たすことができるため、就職活動において大きな武器にすることが可能です。
「学生時代に頑張ったこと」としてアピールすることもできるため、TOEICの勉強をした経験は様々な場面で役に立つでしょう。
東大生のTOEICスコアと比較
東大生の場合は、730点以上のスコア保持者が83.9%、860点以上の取得者が38.2%となっています。
このように、高スコア取得者が非常に多くいるため、東大生は非常に英語力が高く就職活動でも高い評価を得ています。
このことから、グローバルに事業を展開している一流企業の中でも英語を使う職種を志望する大学生は、東大生と競い合わなければなりません。
英語能力で遅れを取らないようにするためにも、できれば860点以上を目指すと良いでしょう。
就職・転職においても有利なスコア
社会人の場合、小松製作所やアクセンチュアなどの企業が中途採用者に対してTOEIC730点以上を求めています。
つまり、Bランクをクリアすることができれば一般的な企業の転職活動においてかなり有利に立ち回ることができることが分かります。
730点以上なら外資系企業などの応募要件も満たすことができますが、一方で730点は最低ラインであります。
国際部門の社員に対しては750点以上を求めることが多いため、ビジネスで活躍したいと考えているなら730点で満足せずにより高いスコアを目指さなければなりません。
TOEIC730点取得によるその他のメリット
TOEICで730点程度を取得した日本人ビジネスパーソンの多くが「スキルアップが認められて収入が増えた」「仕事の選択肢が多様になった」「英語を話せることで知人の数が増えた」などのメリットを感じています。
つまり、グローバル化がどんどん進んでいく現代においては英語力は必須であり、高い年収や名声を得るためにはTOEICの高スコアは欠かせません。
特に、年収に関してはTOEICのスコアがない人に比べて、高スコア取得者の平均年収は約100万円高いというデータもあります。
このように、高スコアをマークすることによるメリットは非常に多いため、ぜひ高みを目指して努力を続けていきましょう。
TOEIC730点取得までの勉強時間
こちらのトピックでは、実際にTOEIC730点を取得するためにはどれくらいの勉強が必要となるのかを解説していきます。
現在のスコアごとの必要勉強時間を紹介していくため、自身のスコアと比較してみてください。
300点・400点台の必要勉強時間
オックスフォード大学が作成したTOEICを受験する生徒の講師向けた指南書によると、350点・450点の人が750点を取得するには以下のような勉強時間が必要です。
-
350点:950時間
-
450点:700時間
このように、長期間に渡る勉強が求められることになります。
一日平均3時間勉強をするとして、300点台の人は10ヶ月程度、400点台の人は8ヶ月程度の勉強期間を見積もっておく必要があります。
もちろん、ただガムシャラにこなすだけでなく丁寧にインプットする質も求められるため、集中して勉強することを心掛けましょう。
500点・600点台の必要勉強時間
同様のデータによると、550点・650点の人が750点を取得するためには、以下のような勉強時間が必要です。
-
550点:450時間
-
650点:225時間
これらのデータを総合すると分かるように、225時間の勉強をこなすごとに100点アップが期待できます。
とはいえ、これはあくまでもおよその勉強時間の目安となっているため、必ずしも全員に当てはまるわけではありません。
また、低スコア者が100点アップを目指すのは簡単ですが、高スコア者がさらに100点アップさせるのは容易ではありません。
このように、現在のスコアに応じてスコアアップで必要となる勉強時間は異なるため、余裕を持った勉強スケジュールを組んでおくことも重要です。
TOEIC730点を取得するための勉強方法
こちらのトピックでは、TOEICで730点を突破するのに必要な勉強方法を紹介していきます。
730点に向けた勉強法(単語編)
TOEICで高得点をマークするためには、リスニングとリーディングともに単語力が非常に重要となります。
単語力は肝になる非常に重要なポイントなので、730点レベルの単語力を備えていない方はまずは単語力を鍛えましょう。
また、単語力を優先して鍛える勉強方法を実践することで、長文読解などの学習効率を高めることができます。
TOEIC対策の単語帳を手元に置いておき、ちょっとした隙間時間があれば目を通すなどして、コツコツと努力を重ねていきましょう。
単語は語源から覚える
単純に単語を覚えるよりも、法則や語源などを見つけることで効率よく覚えることができます。
具体的には、語根や接尾辞などのパーツごとの意味から単語を覚えていくことがおすすめです。
例えば「preceed(先行する)」と「proceed(前進する)」という単語からは「ceed=進む」というイメージを連想することができます。
また、頭に「dis」が付くと反対の意味やマイナスの意味を持つ、という法則を見つけることができれば例え知らない単語でもある程度の意味は理解できるでしょう。
このように、様々な工夫を重ねて単語力を鍛えていきましょう。
必ずTOEICの単語帳で学習する
単語学習をする際には、必ずTOEIC対策用の単語帳を用いて学習をしましょう。
TOEICは英検などとは違いビジネス英語に特化した英語検定であるため、単語の用法・意味にもTOEIC特有のものが出てきます。
そのため、TOEICに適した参考書で学ばないと対応できない場合も多いのです。
学校の教科書や英検のテキストを使うのではなく、TOEIC対策専用の教材を準備して勉強していきましょう。
730点に向けた勉強法(文法編)
文法も、リスニングとリーディングの得力を伸ばすための「基礎固め」の一つなので、早い段階で学習を進めておくことがおすすめです。
日本語とは違う文法をしっかり意識して、英語脳を身に着けるようにしてください。
基本的な文法事項を完璧にする
TOEIC600点台未満の方であれば、まだ英語の文法を理解できていないケースが考えられます。
そのため、まずは基本的な文法事項を完璧に仕上げることを優先して、基礎を固めることを意識してください。
参考書によっては文法事項のレベル・頻出度が示されている場合があるため、その中でも頻出度の高い項目から網羅的に学ぶと良いでしょう。
基本的な文法を理解できれば得点アップが期待できるため、基礎は非常に大切であることを心に留めておいてください。
Part5を解けるように学習をする
TOEICのpart5は文法問題となっており、まずはPart5で得点を稼げるようにしましょう。
過去問などを活用して、問題演習を行いながら文法事項を暗記していくと効率の良い勉強となります。
中でも、穴埋めの問題形式で学習ができる文法参考書がおすすめで、この形式の問題をこなすことで英語の文法を理解することができます。
英語脳を鍛えるためにも非常に有意義な演習なので、ぜひたくさんトレーニングを積んでください。
730点に向けた勉強法(リスニング編)
リスニングパートで得点が伸びずに悩んでいる方は多くいます。
リスニングでつまずいてしまうポイントとして、
- 聞かれているポイントが何か分からない
- 解答ポイントがどこか分からない
以上2つの理由が挙げられます。
そのため、この2つのポイントを頭に入れながらリスニングの演習を積み重ねることで、解答のコツを掴むことができます。
また、演習の絶対量も足りていないと得点は伸びないので、紹介したポイントを意識しながら正しく演習を積み重ねることを意識しましょう。
また、慣れてきたら量を重ねてどんどん問題慣れすると良いでしょう。
Part1
Part1のよくある引っかけのパターンとして、写真と異なる動詞の選択肢を用意している点が挙げられます。
つまり、動詞をしっかりと聞き取った上で正確に意味を把握することが大切です。
動詞の意味に気を付けながらリスニングを繰り返すことでPart1の対策はでき、その結果正答率を高めることができます。
Part2
Part2では問題文が英語で流れ、その後に答えの選択肢が3つ英語で流れるため、終始英語を聞き取らなければなりません。
質問や選択肢はテスト問題には印刷されていないため、聞き漏らさないように気をつける必要があります。
Part2を攻略するためには、疑問詞の聞き取りを習慣づけて演習を重ねることが重要です。
具体的な例だと、場所について聞かれた場合であればそれに関連する単語や前置詞をイメージすると良いでしょう。
このようなクセを身に着けることができればスムーズに解答を組み立てることができるため、この聞き取り演習は非常に重要です。
Part3
Part3では、まず英語の会話文を聞き取ってからテストに記載されている問題に取り組むことになるため、質問とその選択肢の先読みをしておくと良いです。
Part3ではまとまった文章が出てくるため、先に問題文と解答に目を通しておき内容を押さえることで、その後の問題への理解度が大きく変わってきます。
解答の根拠となるポイントを予測しながら聞くことができるメリットがあるため、素早く問題文に目を通すクセを付けましょう。
演習の段階から問題文を先読みして情報をインプットする解く流れを徹底させ、慣れることが重要です。
Part4
Part4の対策もPart3同様に、問題文と解答の部分を先読みして解答の肝となる部分を理解しておくと効果的です。
留守電メッセージやミーティングなどの場面に関する比較的長い英文が流れるため、集中して聞き取ることを意識してください。
なお、音声のはじめの方に「何の話が流れるのか」教えてくれる場合があるため、逃さずに聞くようにしてください。
英語の文章が長いため、予め問題文を把握しておくことで解答に必要な箇所を集中して聞くなどの柔軟な対応もできるようになります。
730点に向けた勉強法(リーディング編)
リーディングはPart5〜7に分かれていますが、Part5と6から対策して得点力を高めていくのが王道の勉強法です。
Part5と6はPart7の長文読解と異なり、構文の知識を駆使してスラスラ解ける問題なので、得点源にしやすいPartであるからです。
時間は限られているため、Part5と6をできるだけ早く解き終わるように繰り返し演習を積んでいくことが重要となります。
なお、具体的な目安時間としてはPart5・6で10分ずつ、7で55分くらいの時間を確保できると理想的です。
Part5
Part5は文章中の空欄を埋める問題が出され、比較的難易度は低いPartなのでできるだけ早く問題を解く必要があります。
文法事項の知識だけで解ける問題なので、あまり時間をかけずにスラスラ解くことを心掛けましょう。
解き方のコツは、空欄の前後の単語の品詞を確認して、文法のルールに当てはまる選択肢を選ぶのが鉄則です。
慣れてくれば瞬時に解くことができるので、文法集を解くなどの対策を行い瞬発力を鍛えておくと良いでしょう。
Part5は1問あたり数秒〜15秒程度で解けるレベルを目指しましょう。
Part6
Part6は短文の空欄を埋める問題が出題され、文法的アプローチと内容を理解のアプローチの両方が必要となります。
文法の理解だけでなく、空欄の前後の内容理解を中心に本文を読みながら選択肢を切っていくことが重要です。
全文を読む必要は無いものの、文章の肝を押さえて全体の流れを掴んでおかないと解くことができないため、素早く内容理解をできるように演習しておいてください。
Part7
Part7は長文の問題を読んで複数の質問に答える問題が出題され、多くの受験生が対策に苦慮しています。
Part7を攻略するためには、長文の中で重要論点を拾うスキミングの技術が大切です。
スキミングとは、英語の文章を素早く斜め読みしながら文章全体の内容を把握することで、長文を読む上では欠かせないスキルです。
長文の中の重要論点を拾うためには、その段落の中で最重要の単語を見つけることが非常に重要となります。
Part7で苦労している方は、スキミングや重要なポイントを押さえることを意識しましょう。
TOEIC730点を目指す人におすすめの参考書・アプリ
TOEICで高得点を狙うためには、おすすめの参考書やアプリを用いて勉強を行うことがおすすめです。
以下で紹介する教材を使えば、より効率良く得点アップが期待できるでしょう。
単語帳は安定の「金フレ」
まず、単語帳でおすすめなのが「TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ (TOEIC TEST 特急シリーズ) 」です。
単語帳では900点以上の高いスコアまでカバーできる「金フレ」が最も安定感があり、多くの受験生からも高い評価を受けています。
フレーズごとに単語を覚えることができるため、得点源となりやすいpart5対策にも有効です。
全単語に無料音声が付いており、スマートフォン無料アプリにも対応しているため隙間時間を活用した勉強も可能な点が魅力です。
文法は基礎を網羅的に学べる参考書
次に、文法をしっかり学ぶためにオススメなのが「TOEIC L&Rテスト 文法問題 でる1000問」です。
730点の取得を目指すためには、part5・6対策だけでなく長文のスムーズな読解が求められます。
文法理解は文章の内容を理解するためにも非常に重要なので、できる限り早い段階で文法をマスターすると良いでしょう。
この参考書では文法を網羅的に学べるため、文法事項を習得するためにも何度も繰り返し解くことがおすすめです。
リーディング・リスニングは公式の問題集
リーディングとリスニング対策でおすすめなのが「公式TOEIC Listening & Reading プラクティス 」です。
このテキストは公式から出版されている問題集なので、本番と似た形式で問題演習に取り組むことができます。
リーディングは全部で318問、リスニングは全部で333問の公式問題を収録しているため、何度も繰り返し演習すれば着実に得点力を伸ばせるでしょう。
演習をこなすことで着実に得点が伸びるようになるため、730点を目指す方は根気強く演習と復習に取り組んでください。
本番形式の参考書も必ず用意
本番に近い実践演習を積みたい方は「公式 TOEIC Listening & Reading 問題集」がおすすめです。
この公式問題集は最も本番に近い演習ができる教材なので、目指すスコアに関係なく全受験者必携です。
ETSが本番のテストと同じプロセスで作った問題となっているため、全て暗記してしまうくらいまでやり込むと良いでしょう。
本番の出題にも慣れることができるため、ぜひ有効活用してください。
スコアに伸び悩んだ人向けの参考書
スコアがなかなか伸びずに悩んでいる方は「TOEIC® L&R TEST 730点攻略完全パッケージ」を使うと良いでしょう。
この参考書は、TOEICの対策上必ず押さえておきたい頻出事項の解説はもちろん、トレーニング問題や実戦問題も収録しています。
1ユニットごとに取り組みやすい分量になっているので、忙しい方も取り組みやすい構成である点も魅力です。
700点に近い英語力を身に着けている方が730点を目指す際におすすめの1冊であり、「あと一伸び」で悩んでいる方はぜひ手に取ってみてください。
スタディサプリのアプリで隙間時間を活用
アプリを活用してTOEIC対策を行いたい場合は、スタディサプリを活用することがおすすめです。
1回3分から学習することが可能になっており、電車や会社でのスキマ時間を有効活用して、勉強を進められる点は大きな魅力となっています。
TOEICに必須の文法や各パートごとのコツまで短時間の授業で余すところなく解説してくれるので、忙しい人でも効率よく試験対策を行えるアプリであるといえるでしょう。
今なら7日間の無料体験がついているので、興味のある方はぜひ一度体験でその効果を実感してみてください。
TOEIC730点を取得するための解答テクニック・コツ
こちらのトピックでは、730点取得を目指す際に役立つ、ちょっとしたテクニックやコツをいくつか紹介していきます。
マークシートを少しだけ塗っておく
リスニングセクションでは音声を聴きながら問題に取り組む必要があるため、一問ごとにマークシートを塗りつぶしていると次の問題に対応できないことがあります。
そのため、薄く塗ったりチェックをつけるなどして目印をつけておき、後でまとめて塗りつぶすという方法がおすすめです。
このようなちょっとしたテクニックも試験対策上有効なので、ぜひ試してみてください。
問題を先に読んでおく
問題に取り組む上で、先に設問を頭に入れておくとスムーズです。
メリハリをつけて問題に取り組むことができるようになるため、問題を先に読んでおくことは非常に効率が良い手段なのです。
また、リスニング問題では「どのような文章が読まれるか」ある程度予想しておくと良いでしょう。
多くの演習をこなすと推理力も鍛えられるため、ぜひ色々な工夫を重ねてみてください。
TOEIC730点以上にスコアアップするには
外資系企業や超大手企業など、英語を積極的に活用する仕事を目指している場合は、730点ではまだスコア不足です。
こちらのトピックでは、さらに高いレベルであるAランク評価にあたる860点を目指す際のポイントについて解説していきます。
スコアアップに必要な勉強時間
現在のスコアが750点程度である場合、860点をクリアするための目安として275時間の勉強が必要と言われています。
この時間をこなすためには、毎日3時間程度学習する場合でも3ヶ月強の学習が必要となります。
とはいえ、リスニング・リーディングの得意不得意によって必要な学習時間が異なるため、4ヶ月程度の勉強期間の目安にすると良いでしょう。
また、アプリを用いて隙間時間を上手に活用することで、勉強時間を短縮することができるでしょう。
TOEICで高いスコアを出している方の多くは隙間時間で効率よく学習しているため、寸暇を惜しんで勉強する姿勢が重要と言えます。
TOEIC730点以上との英語力の違い
TOEIC860点レベルになると「リスニングは内容が概ね全て聞き取れるレベル」「リーディングは時間内に全ての問題を解き切れるレベル」の英語力を身に着けている証明となります。
難易度は高いもののBランクとの差は大きくなく、勉強方法にも大きな差はありません。
そのため、たくさんの演習量を積んで解くスピードと英語を聞き取る耳を鍛えることに注力することで、860点以上を視野に入れることができるでしょう。
より難易度の高い参考書で演習を積む
高いレベルの演習を積みたい場合は「TOEIC®テスト新形式精選模試リーディング2」を活用すると良いでしょう。
TOEIC860点を目標にする場合、リスニングはある程度聞き取れているレベル、リーディングは概ね解き終えているレベルである必要があります。
そこで、この参考書を活用して演習量を積み、リスニング能力を鍛えたり解くスピードを早めることがおすすめです。
ハイスコアを目指す人におすすめの通信講座
ハイスコアを目指す人ならアルクのTOEIC講座を受講することをおすすめします。
アルクでは「完全攻略800・900点コース」を開講しており、ハイスコアを目指す人は自分の目的に合わせてこのどちらかの講座を受講するとよいでしょう。
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これらの内容は専属のコーチがつきっきりで教えてくれるので、高い学習効果が生まれること間違いなしです。
TOEIC730点まとめ
TOEIC730点
- 難易度は高く様々なメリットを享受できる点数
- 単語と文法の知識を固めることが到達への近道
- 730点をクリアできたら、さらに上を目指すことがおすすめ
TOEICで730点を取得するには相当な努力が必要になりますが、その分クリアできた時のメリットは大きいです。
英語を使った仕事をする上では欠かせないスコアなので、ぜひ730点を目指して頑張りましょう。
こちらの記事で紹介した勉強方法を参考にして、コツコツと英語力を鍛えていってください!