【2024年】AI資格おすすめ14選|AIエンジニア・機械学習が学べる資格を紹介
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「AI資格に興味があるが、どの検定を受ければ良いだろう」
「機械学習関連の資格を知りたい!」
今後は今よりもさらに情報を駆使した社会になることが予想されますし、Chat GPT等のジェネラティブAIの登場によりAI資格に興味がある方はますます増えていくことでしょう。
そこでこの記事では現在注目を集めているAI資格を厳選してご紹介します。
どのような資格検定があるかはもちろんのこと、それぞれの資格の内容もご紹介いたしますので、資格取得の際にはぜひ参考にしてくださいね。
AI(人工知能)のおすすめ資格一覧
- G検定
- E資格
- Ai人材検定 for Business / Engineer
- 画像処理エンジニア検定
- 統計検定
AI資格取得を目指すメリット
まずは、AI資格を取得することでどのようなメリットがあるのかをご紹介いたします。
道筋が明確になる
AI(人工知能)については、専門業務にある程度関わっていればそれなりに知識をつけることができます。
しかし資格取得を目標にすれば、そのためにやることや身に付けるべきことが明確になります。漠然とキャリアを考えるよりもビジョンがはっきりしますし、効率良く勉強していくためにはAI資格の取得を目指すことは効果的と言えるでしょう。
資格取得を目標にすればモチベーションも上がります。勉強もはかどるはずですよ。
客観的に能力をアピールできる
AI関連のスキルを実務内で習得していたとしても、それを証明することはなかなか難しいものです。実務で証明できないことはないですが、就職や転職において、書類審査の段階でジャッジしてもらうことは困難でしょう。
AI資格を持っていれば、ご自身にどういったスキルがあるかを書類だけで証明することができます。また、もしAI関連の実務資格がない場合でも、AI資格を持っていることで実務に劣らない評価を得ることができる可能性もあります。
資格取得者によるカンファレンスも
AI資格の取得を目指して勉強していきますと、資格取得者同士のコミュニティに参加することができます。 例えば日本ディープラーニング協会などでは合格者限定のコミュニティがありますので、同じ目標を掲げた人たちと交流することができます。
このようなコミュニティを通じて知り合った人たちとは、資格取得後も交流が続くことでしょう。お互いに刺激し合いながらキャリアを積んでいくことができますよ。
どのような人がAI資格取得しているのか
AI資格はただ取れば良いというわけではなく、適した職種があります。
ここではどのような職業の方がAI資格を取得しているかをご紹介いたします。
AI(人工知能)エンジニア
AIを駆使した職業として第一に挙げられるのが、AI(人工知能)エンジニアです。主にAIの開発や保守、運用を担う職業となります。
AIエンジニアは、AI資格を持っていなくても業務を行うことはできます。ただ、AIエンジニアと一言で言っても必要なスキルや知識は多岐にわたります。どの分野においてのプロフェッショナルであるかを可視化するために、AI資格が役立つことでしょう。
転職や就職の際にも資格が有利になる場合がありますので、AIエンジニアを目指す方はAI資格の取得を検討してみてください。
データサイエンティスト
データサイエンティストとは、膨大なデータを分析しながらビジネスに活用するための新たな情報を構築していく職業です。
以前は非常に活躍していた職種なのですが、近年はAIの普及によってデータサイエンティストのポジションは必要なくなるとも言われています。
しかしAIはあくまでもツールですので、それを使いこなす人材は変わらず必要と考えられています。AIを使いこなすためには相応の知識が必要ですから、AI資格を取得することでデータサイエンティストとしてのスキルをより高めることができるでしょう。
実際のデータサイエンティストの現場でも、AI資格を目指す方は非常に多くなっています。これからこの分野を目指す方は事前にAI資格を取っておくと、就職活動がスムーズになるはずです。
データサイエンティストの領域にも多数の資格があるため、データサイエンティスト職に興味がある方は以下の記事からどのような資格があるのか確認するとよいでしょう。
AI関連のおすすめ資格
AI関連の資格にも色々なものがあります。ここでは主要なAI資格をご紹介いたしますので、ご自身のスキルに一番近いものから検討してみてはいかがでしょうか。
G検定
G検定は日本ディープラーニング協会が運営している資格です。取得するとディープラーニングに関する知識を活用し、事業へ応用することができるという証明になります。
日本ディープラーニング協会は、ディープラーニングを中心とする技術の普及を目的として設立された団体です。
ディープラーニングとは
ディープラーニングは直訳すると「深層学習」で、人の手ではなくコンピュータが自動的にデータの特徴を発見するという技術です。
典型的な機械学習技術の一つですが、囲碁でプロに勝つプログラムを構築したりと近年話題になることが増えてきました。
資格の概要について
G検定はオンラインで受験できますので、自宅受験が可能です。ただしテキストを見ながら解くような余裕はありませんので、受験の際には知識をしっかり頭に入れておく必要があります。
その他の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | オンラインによる多肢選択方式 |
合格率 | およそ70% |
受験料 | 12,000円(学割も存在する) |
合格率については、2022年は62.22%でした。今後も60%~70%くらいの合格率で推移していくものと考えられます。
なお受験料には学割があり、学生の方は5,000円で受験することができます。
G検定合格の難易度や取得のメリットについては以下の記事でさらに詳しく解説しています。併せてご確認下さい。
おすすめの対策方法を紹介
G検定は独学で対策することもある程度可能です。しかし、特に初めて深層学習等について学ぶ場合には、講師からわかりやすい指導を受けることができる通信講座を受講した方がスムーズに学習を進めることができるでしょう。
特にアガルートのG検定対策講座では、汎用的な知識から合格に必須の知識までもれなく習得できる講座として受講がおすすめです。
G検定に合格したいと考えている方は一度、アガルートの講座をチェックしてみることがおすすめと言えるでしょう。
E資格
E資格もG資格と同じく、日本ディープラーニング協会が運営している資格です。 エンジニアとしてディープラーニングなどの機械学習を実装できるようになるための知識を身に付ける資格となります。
E資格はエンジニアとしてディープラーニングを実装したい方や、AIの分野でキャリアアップを目指している方には特におすすめできる資格です。
E資格の合格率もG資格と同じく60~70%程度ですが、AI関連の素養を持っている方でもこのくらいしか合格できていないことから、難易度はかなり高いと言われています。また受験料が1回あたり約3万円と高額で、何度も受験すると費用がかなりかかることになります。
資格の概要について
E資格はG検定とは違い、自宅受験はできません。指定の会場に出向いての受験となります。
その他の概要もまとめましたのでこちらも参考にしてください。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | JDLA認定プログラムを過去2年以内に修了している方 |
試験形式 | 知識問題(多肢選択式で100問程度) |
合格率 | 60~70% |
受験料 | 33,000円 |
なお上記の受験料は一般の方向けです。学生の方は22,000円、日本ディープラーニング協会会員の方は27,500円となります。
E資格はG検定の上位資格にあたるG検定の上位資格です。以下の記事ではE資格について詳しく解説しています。
Ai人材検定 for Business / Engineer
Society 5.0時代に適応した新たなサービスを作っていくにあたり、自社データを有効活用できる人材や、AIによる学習・データ解析技能を行えるエンジニアリング力を持つ人材の採用・育成の需要が急速に高まっています。
このような背景を受けて、Ai人材検定 for Business / Engineerは主にAI初心者のビジネスパーソン向けの「for Business」、エンジニア向けの「for Engineer」の2種類の資格が誕生しました。
これらは2021年に新しくできたばかりの資格ですが、現代に求められる最先端の知識・スキルを手軽に習得・確認できるため、AI関連の知識を求めている方はぜひ一度受験してみることをおすすめします。
画像処理エンジニア検定
画像処理エンジニア検定は、公益財団法人 画像情報教育振興協会( CG-ARTS協会)が主催している資格です。AIや機械学習に直接関わる内容ではなく、画像処理に特化した資格となります。
CG-ARTS協会とは、画像情報分野において優れた人を育成し社会に送り出すことを目的として設立された団体です。
画像処理エンジニア検定をおすすめしたいのは、画像処理技術を必要とするエンジニアの方です。開発や設計の際に求められるスキルを習得することができます。
画像処理エンジニア検定にはベーシックとエキスパートがあり、ベーシックであればそこまで難易度は高くありません。しかしエキスパートについては合格率が2割~4割程度と難関の資格になっています。
資格の概要について
画像処理エンジニア検定の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート方式 |
合格率 | 60~70%(ベーシック)20~40%(エキスパート) |
受験料 | ベーシック 5,600円 エキスパート 6,700円 |
問題数はベーシック、エキスパート共に10問で、制限時間はそれぞれ60分、80分です。
画像処理エンジニア検定の難易度や検定の概要については以下の記事でさらに紹介しています。併せてご参照下さい。
統計検定
統計検定は、一般財団法人 統計質保証推進協会が主催している資格です。統計に関する知識、活用力を身に付けていることを証明できる資格となります。
統計質保証推進協会は、統計の質の保証に寄与することを目的として設立された団体です。統計制度、統計調査、統計情報、統計教育など、統計に関するあらゆる調査や研究を行い、後進の育成にも力を入れています。
統計検定をおすすめしたいのは、データサイエンティストの業務についている方、もしくはそれを目指す方です。統計についてのあらゆる知識が身に付きますので、よりAIを使いこなすことができるようになります。
統計検定は4級~1級、統計調査士、専門統計調査士、データサイエンス基礎と8つの区分に分かれていますので、難易度はそれぞれ異なります。詳しくは次の段落でご紹介いたします。
資格の概要について
統計検定には受験資格が特に設定されていません。各級ともにどなたでも受験可能となっています。
その他、概要は以下の通りです。
- 1級
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | 論述式 |
合格率 | 2割前後 |
受験料 | 統計数理・統計応用 各6,000円 同時受験で10,000円 |
- 準1級
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 2割前後 |
受験料 | 8,000円 |
- 2級
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 4割前後 |
受験料 | 5,000円 |
- 3級
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 6割前後 |
受験料 | 4,000円 |
- 4級
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 6割前後 |
受験料 | 3,000円 |
- 統計調査士
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 5割程度 |
受験料 | 5,000円 |
- 専門統計調査士
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 3割程度 |
受験料 | 10,000円 |
- データサイエンス基礎
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | CBT形式 |
合格率 | 未実施の項目もあるため不明 |
受験料 | 未定 |
データサイエンス基礎については始まったばかりであり、未定の部分も多くなっています。今後の情報をチェックしてください。
統計検定については以下の記事でさらに解説しています。統計分野に興味があるという方は併せてご参照ください。
認定AI・IoTコンサルタント
認定AI・IoTコンサルタント(AIC)は日本初のAI×IoTに特化したコンサルタント資格であり、内閣府が推し進めるSociety5.0や経産省のConnected Industriesを実践するための知識を身に付けることができます。
資格のレベルは以下の3段階に分かれており、ジュニア→シニア→マスターの順に難易度が上がります。
レベル | 資格取得条件 | 資格取得後の姿 |
---|---|---|
AI・IoTマスターコンサルタント | ・資格取得研修 ・AISC取得が必須 ・75,000円(税込) |
・AI・IoTについての指導やコンサルが可能 ・講演などを行うことが可能 等 |
AI・IoTシニアコンサルタント | ・資格取得研修(2日) AIJC取得者のみ ・50,000円(税込) |
・AIやIoTのコンサルやツールの販売が可能等 |
AI・IoTジュニアコンサルタント | ・資格取得研修(半日) ・15,000円(税込) |
AIやIoTの基本知識が身につく |
参考:AIPA公式HP
ジュニアからAI・IoTの基本・応用知識を段階的に身に付けることができる魅力的な資格であるので、この分野に興味をお持ちの方は、ぜひ一度取得を検討してみるとよいでしょう。
AI実装検定
AI実装検定は、「AIを100万人が学ぶこと」を設立意義に立ち上がった検定試験であり、AI学習で必須の基本スキルを認定する資格です。
具体的には
- ディープラーニングの実装に必要な数学の知識
- ディープラーニングの実装に必要なプログラミングの知識
- ディープラーニングの実装について基礎理論の理解
の3つの分野の基本知識の習得具合をチェックする資格であり、当資格を取得することで、体系的なディープラーニングの実装知識・スキルを客観的に証明することができます。
AIに興味をお持ちの方や実務で活用されているAI知識を体系的に学習したい方、E資格に挑戦するための基本知識を身に付けたいとお考えの方におすすめの資格です。
資格の概要について
AI実装検定はS・A・Bの3つのレベルに分かれており、今回はA級の試験概要について解説していきます。
試験情報 | 内容 |
---|---|
レベル | AI資格試験の最高峰であるE資格の認定プログラムにも挑戦できる |
試験形式 | 自宅でのオンライン受験 |
合格基準 | 各回毎の基準点(3科目の合計) |
受験料 | 3,850円(税込) |
人工知能プロジェクトマネージャー試験
人工知能プロジェクトマネージャー試験は、「AI構築に関する専門知識の全体像を理解し、自身でもAI構築可能な技術的背景を持ちつつ、”組織に成果をもたらせるAI”の構築のために目標を設定し、責任を持ってチームを牽引して、予算、品質、スケジュールの面で計画通りプロジェクトをマネジメントできる人材」を証明する資格です。
技術的背景を理解する能力・それをビジネス向けに変換する能力を併せ持つ人材はAI業界で少ないため、この資格を取得することで、自らがそのような貴重な人材であることを証明することができるのです。
試験は品質管理の最後の砦であるプロジェクトマネージャーとして各分野での高い知識力を求めており、これは合格正答率が85%と非常に高い点からもうかがえます。
資格の概要について
試験情報 | 内容 |
---|---|
試験時間・出題数 | 90分で大門78問 |
試験形式 | 択一式 |
合格基準 | 85%程度の正答率 |
受験料 | 18,700円(税込) |
データサイエンティストに特におすすめ資格
はじめの方でご紹介したデータサイエンティストという職種ですが、この職業の方には特におすすめできるAI資格があります。
こちらについてもそれぞれご紹介いたします。
Pythonエンジニア認定データ分析試験
Pythonエンジニア認定データ分析試験は、一般社団法人 Pythonエンジニア育成推進協会によって主催されている資格試験です。
Pythonエンジニア認定データ分析試験は「Python」を使ったデータ分析の方法、その基礎が習得できているかを判断する試験です。Pythonは汎用のプログラミング言語で、プログラミングを仕事にしている方にとっては必須の知識となります。
機械学習に携わる業種、特にPythonを使ったプログラミングが必須なIT関係の業種の方におすすめできる資格試験です。基礎的な試験であることからそこまで難易度は高くありません。
資格の概要について
Pythonエンジニア認定データ分析試験の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | CBT方式 |
合格率 | 70~80% |
受験料 | 10,000円(学生の方は5,000円) |
受験資格はありませんが、プログラミングを目的とした内容ですので、IT関連の業務についている方が受験することを想定しています。その点をご留意ください。
Pythonエンジニア認定試験については以下の記事で詳しく解説しています。この記事を読めば、エンジニアとしてのスキルを証明する上で、資格取得という選択が適しているのかも知ることができるでしょう。
データベーススペシャリスト試験
データベーススペシャリスト試験は先ほどご紹介した「ITパスポート」「基本情報技術者試験」と同じく、独立行政法人 情報処理推進機構が主催している資格です。
膨大なデータを管理しながら、パフォーマンスの高いデータベースシステムを構築することができる技術を測る試験となっています。
企業活動を支える「データベース管理者」もしくは「インフラ系エンジニア」など、機械学習に携わる職種を目指す方に特におすすめできる資格です。
機械学習を構築するタイプの資格の中でも難易度はかなり高く、まさに「スペシャリスト」向けの資格です。
資格の概要について
データベーススペシャリスト試験の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
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受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート・記述式 |
合格率 | 1割前後 |
受験料 | 5,700円 |
合格率は例年10%ほどとなっており、独学が難しい試験と言われています。各種講座が開講されていますので、受験対策にはそちらを利用すると良いでしょう。
データベーススペシャリスト資格の将来性やさらなる上位スキルを目指す上でどのような取得のメリットがあるのかについては以下の記事で詳しく解説しています。
ITパスポート
ITパスポートは、独立行政法人 情報処理推進機構が主催している資格です。情報処理推進機構は、頼れるIT社会の実現を目指して設立された団体です。
ITパスポートの資格は、ITに関する基礎的な知識が証明できる国家試験です。データサイエンティストの基本の知見を学べる資格でありながら国家資格を取得できるということで人気は非常に高いです。
データサイエンティスト関連の全ての職種に活用できますので、エンジニアや機械学習関連の職種の方はもちろんのこと、企画や経営などほとんどの職種の方におすすめできる資格です。特に事務系の方はPCを多用しますので、就職や転職に有利になると言われています。
難易度は人によって異なる
難易度としては、既にPCスキルをある程度お持ちの方にとってはそこまで高いものではありません。ただ、これからPC操作を勉強しようと思っている方にとっては少し難しい試験になることでしょう。
PCの操作に自信が無い方は、普段の生活で少しずつ慣れていくと良いかもしれません。
資格の概要について
ITパスポートの資格について、概要をまとめましたのでご覧ください。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | CBT形式(四肢択一) |
合格率 | 5割程度 |
受験料 | 5,700円 |
なおCBT形式とは、コンピュータを使って実施する試験です。ここでもPCスキルが問われますので、受験対策の段階から操作に慣れておく必要があります。
ITパスポート資格の概要や取得のメリットについては以下の記事で詳しく解説しています。エンジニアでない職種の方でも役に立つ資格なので、社会人や学生の方も併せて是非ご参照ください。
基本情報技術者試験
基本情報技術者試験もITパスポートと同じく、独立行政法人 情報処理推進機構が主催している資格です。
基本情報技術者試験は簡単に言うと「IT技術を提供する側」のスキルを身に付ける検定です。本質的なITに関する知識を備えることで、新たな技術や手法を理解しやすくなり、幅広い知識を持つことができるようになります。
エンジニアの方に特におすすめしたい試験で、キャリア形成には必須と言われています。IT分野でエンジニアを目指す方は最初に取得しておくと良いでしょう。
難易度はITパスポートよりもかなり高くなっています。専門的な知識が必要な試験です。
資格の概要について
基本情報技術者試験の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート |
合格率 | 23~25% |
受験料 | 5,700円 |
試験は午前と午後に150分ずつ実施され、合計5時間というかなり長いものとなっています。集中力が必要ですので受験の対策時にはその点も考慮に入れておきましょう。
基本情報技術者は情報技術者を目指す人に取っては必須レベルの知識が要求される試験です。以下の記事では実際にどのくらいの難易度の試験でどの程度取得のメリットがあるのかわかりやすく解説しています。
応用情報技術者試験
応用情報技術者試験も、独立行政法人 情報処理推進機構が主催している資格です。前の項目でご紹介した「基本情報技術者試験」の上級タイプと言える資格で、よりランクの高いITエンジニアであることを証明できる資格です。
ITエンジニアとしてより高いキャリアを積みたい方に非常におすすめできる資格です。
合格率は基本情報技術者試験とあまり変わりませんが、より深い知識を求められるためかなり難しい試験になっています。
資格の概要について
応用情報技術者試験の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | マークシート・記述式 |
合格率 | 2割前後 |
受験料 | 5,700円 |
基本情報技術者試験と異なり、記述式の問題も出題されます。ITの知識をご自身の中で消化した上で、ご自身の言葉で説明する必要があり、この点も難易度を上げる要素になっています。
応用情報技術者は基本情報技術者の上位資格と位置づけられており、取得の難易度は上がりますが、どのような取得のメリットがあるのでしょうか?以下の記事で詳しく解説しています。
オープンソースデータベース技術者認定試験
オープンソースデータベース技術者認定試験はLPI-JAPANが主催している資格です。LPI-JAPANはグローバルなオープンソースや人材を育成することを目的としている団体です。
オープンソースデータベース技術者認定試験は「OSS-DB技術者認定資格」と略されます。データベースの設計や運用といった基本技術、さらに大規模運用まで見据えた技術力を認定する試験です。
基本的な知識やスキルを習得することのできる「OSS-DB Silver」、さらに深い知識とスキルを習得することのできる「Gold」とランクが分かれてますので、ご自身のレベルに合わせて受験してください。
IT関連の技術でデータを運用する仕事をしている方には非常におすすめできる資格です。合格率は70%ほどで、学生の方でも取得できるとされています。
資格の概要について
オープンソースデータベース技術者認定試験の概要は以下の通りです。
試験情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | なし |
試験形式 | CBT方式 |
合格率 | 70%前後 |
受験料 | 15,000円 |
なお、受験料は「OSS-DB Silver」「Gold」ともに同じ値段となっています。
AI資格を効率的に取得するために
AI資格を取得する際には、ただ受験すれば良いというものではありません。AI資格を取る時に注意しておきたいことを解説いたします。
将来性も考えておく
AI資格に限ったことではありませんが、資格は持っているだけでは意味がありません。資格を所持していることをアピールすることも大切ですので、就職や転職の際にどのように活用できるかを考えておきましょう。
また、高度な資格でも活用できる場がなければ宝の持ち腐れになってしまいます。取得を予定している資格が社会でどのように評価され、必要とされているのかをしっかり調べておきましょう。
効率的学習の方法
AI資格は難易度が高いものも多く、闇雲に勉強してもモチベーションが続きません。特に社会人の方は勉強時間を取ることが難しいため、途中で挫折してしまう方も多いと言われています。
勉強を始める時には、いかに効率良く学習を進めるかが重要です。独学でも可能な資格はありますが、一人で勉強することに自信がない方は通信講座や講習などを上手に利用していきましょう。
参考図書を購入
AI資格はそれぞれ、勉強するための参考図書が明示されていることが多いです。各資格の概要を確認の上、推奨されている参考図書を全て入手しておいてください。
大抵のAI資格は推奨の参考図書から出題されますので、しっかり網羅して頭に叩き込んでおくことをおすすめします。
通信講座も上手に活用しよう
現状では最先端のAI技術を学べる通信講座は少数ながら存在しています。
また、実際問題AIに関する知識が仕事に直結するという場面はまだ少ないというのも現状で、代わりにより仕事上即戦力となるマイクロソフトオフィスやプログラミングといったスキルを身につけることにも根強い人気があります。
たのまなでは、MOSやITパスポート・初心者向けのプログラミング用数学など多数のIT・情報系資格の講座も多数取り揃えてられています。
たのまなの通信講座は受講者の満足度も高く、受講が特におすすめといえる通信講座です。
AI(人工知能)資格まとめ
AI(人工知能)資格まとめ
- AI資格はそれぞれの職種に合ったものが色々あるのでキャリア形成を考えながら選ぶべし
- 独学が難しいものは通信講座も利用して効率良く勉強をしていこう
- 資格取得にかかる費用も事前に調べておくこと
AI資格は、ITがますます発展していくと思われる世の中では必須の資格と言えます。
ぜひ効率良く資格を取得して、キャリアアップをしていきましょう!