事務系資格ランキングTOP6!転職に役立つ資格やパソコンスキルが磨ける資格を解説
「事務系の仕事に就くにはどんな資格が有利なの?」
そんな疑問を抱いたことはありませんか?事務系の仕事は全般的に人気が高いため、資格を取得して差別化を図ろうとする人が多くいます。
ですが、実際に事務系の資格はたくさんあり、どれを取得すれば有利なのかわからないという人も多いのです。そこで、事務系資格をランキング形式でご紹介します。
この記事を読めばどんな事務系資格を取れば良いのかわかります。ぜひ参考にして、仕事内容やスキルアップのための資格取得を目指しましょう。
事務系資格についてざっくり説明すると
- パソコンやIT系の資格を取得すると幅が広がる
- AI時代が押し寄せても強い資格を取得するのがポイント
- 級は高い方が就職や転職に有利
事務系のおすすめ資格ランキング
1位:MOS(マイクロオフィススペシャリスト)
MOSとはマイクロソフトオフィススペシャリスト(Microsoft Office Specialist)の略です。マイクロソフトオフィスには、WordやExcelといったソフトがありますが、これらのソフトの機能を利用できることを証明する資格です。
MOS資格にはどのような特徴があるのでしょう。これから受験しようとしている人たちの中には、具体的な特徴をご存知ない人もいるでしょう。
そこで、受験資格や合格率、実用性などに焦点を当てて解説します。
気軽に目指せる資格
MOSはマイクロソフト社が提供するオフィスソフトを、仕事でスムーズに使用できることを証明するための資格です。そのため、試験までにしっかり対策をして勉強しておけば、試験自体の難易度は高くありません。
また、MOS試験に受験資格はありません。社会人はもちろん、学生も受験できるので受験ハードルも低く設定されています。ただし、未成年は受験に保護者の同意が必要です。
更に、再受験の際には条件が設けられています。同じ科目を2回受験する際には、前回の受験から最低24時間空ける必要があります。また、同じ科目を3回受験する際にはさらに倍の48時間空けなければいけません。
例えば、Excelの試験を続けて2回受験しようとしたとします。2回目のExcelの試験を受験するためには、1回目の受験後、1日以上時間を空けて受験しなければならないということです。
職に限定されない有益資格
コンピュータを使う仕事が多くなっているため、MOS資格は仕事に密着した資格と言えます。資格を持っているということは、それだけオフィスソフトのスキルが高いということになり、就職や転職で注目されることも多くあります。
芸能人の中でもMOS資格を取得している人たちが多くいます。SDN48の芹那さんが取得しいることは大変有名です。このように芸能人の中にもMOS資格を取得しているという点から、幅広い分野の人たちに注目されている資格とも言えるでしょう。
MOSが就職や転職の際、どのように活かせるのかについては以下の記事で紹介しています。
高い合格率
MOS資格にはスペシャリストとエキスパートの2種類があります。スペシャリストは一般的なレベル、エキスパートは特殊な使い方もできるという証明になりますので、スペシャリストよりもレベルは高く設定されています。
合格率で見ると、スペシャリストは約80%、エキスパートは約60%です。スペシャリストよりも比較的レベルが高く設定されているエキスパートでも、合格率は高めです。試験回数も月1回以上あるため、チャンスが多いという点で合格率も高くなっているのです。
MOS資格を受験するには、教材となっている教科書や問題集は書店で売られています。これらの教材を使って、自宅のコンピュータで何度も繰り返し勉強すれば、試験は充分合格できます。
また、パソコン初心者のためにはパソコン教室や通信講座もあります。これらを利用することで、パソコン初心者でも合格を狙うことは充分できるレベルです。
以下の記事ではMOSの合格率や合格点について詳しくリサーチしています。
受験者数も多い
MOSは受験者数が大変多いという特徴があります。2024年の時点での累計受験者数は500万人を超えています。この点から、多くの人たちから注目されている資格であることを窺い知ることができます。
ほとんどの企業ではパソコンを使っています。それだけパソコンを使った業務が多いということです。資料作成などにはほぼ必ずと言って良いほどマイクロソフト社のオフィスソフトを使用します。多くの機能を知っておくことで、スムーズにデスクワークをすることができるでしょう。
このような点から、MOS資格は大変実用性も注目度も高い資格と言えます。
ユーキャンでのMOS対策がおすすめ
MOS試験は独学でも合格が目指せる試験ではありますが、パソコンの操作に自信がない方は通信講座を有効活用して講座を受講した方が学習効率は高く、確実に合格が目指せます。
ユーキャンでは操作しているパソコン画面を図解しているため、初心者の方でもわかりやすい講座になっています。
さらに、ユーキャンでは本番さながらの独自の模擬試験問題も5回ついており、動画での解説講義も行っています。
2位:日商簿記2級
簿記は、企業の経営状況や財政といったお金にまつわる活動を、ある決められたルールに従って記録して整理する技術のことです。企業とお金は切っても切ることができません。決められたルールに沿って記録や整理をすることで、経営状態や今後の運営方針などを決めることにも役立ちます。
簿記は、企業活動においての根幹とも言える能力です。この能力が高いということは、それだけ企業にとって多くのメリットがあります。中でもに2級以上持っていることはそれだけ高いスキルを持っているということですから、就職や転職を有利に進めることができます。
簿記には、日商簿記・全商簿記・全経簿記の3種類あります。ですが、実際の就職や転職で活かすことができるのは、日商簿記だけです。
また、日商簿記にの中でも2級以上の能力が望ましいとされています。3級は簿記の基本的な部分のみなので、実際の業務では2級以上を持っていないと通用しないことが多々あるのです。
ここでは、特に日商簿記2級の特徴について解説します。
難易度は高くない
2級というとレベルが高いと感じる人もいるかもしれません。ですが、実際の日商簿記2級は特別難易度が高いというわけではありません。
日商簿記の公式サイトでは2級のレベルについて、「日商簿記2級は大学推薦入試で役立つ」という趣旨の説明が書かれています。言い換えるなら、日商簿記2級は高校生を受験層として考えて設定されているということです。
実際、試験の内容は高校卒業レベルに設定されています。毎年試験会場に集まる受験生の多くは、高校生が半数を占めています。彼らは将来経理関係の仕事に就くことを目指し、就職に役立つと考えて受験しています。
簿記試験の難易度については以下の記事で詳細を解説しています。
事務以外でも活躍の場が増える
日商簿記2級は事務仕事以外でも活かすことができます。その主な仕事として挙げられるのが経理、財務、会計事務所の3つです。
企業の経理で必要なのは簿記の知識です。特に経理部門では毎日の入出金管理から財務諸表などに至るまで、幅広く取り扱います。それだけ必要な知識量も幅も広くなるということです。身につけている簿記の知識が高ければ高いほど、企業の経理で役立つでしょう。
また、財務では資金の調達や運営が主な仕事です。経理と同じくお金に関係する仕事に携わりますが、財務の場合は簿記の知識も役立ちますが、ファイナンスに応用するという応用力も必要なスキルになります。基本は簿記の知識ですから、高い簿記の知識があると役立つでしょう。
最後の会計事務所では、個人や企業といった顧客の代わりに経理業務全般を行ないます。一般企業の経理や財務以上に高い知識が求められますから、2級でも不十分かもしれません。ほとんどの場合は1級が必要なスキルとされています。
また、税理士試験に受験する必要な条件として日商簿記1級取得があります。将来税理士や公認会計士を目指すのなら、まずは簿記1級を取得した後に会計事務所に就職し、実践を積みながら目指すことが可能になります。
合格率はバラバラ
日商簿記2級の合格率は、その年によってバラバラです。合格率が高い年では47.5%ですが、低い年では13.4%しかありません。その年によって試験のレベルが大きく異なっているのです。
ただ、直近10回の日商簿記2級の合格率は約20%です。日商簿記3級は平均して40~50%の合格率があるのに対し、2級は20%少ししかありません。10人の人が日商簿記2級を受験した場合、1~2人しか合格していないということです。決して簡単な試験とは言えないでしょう。
油断していると合格できないことも多々あります。しっかり勉強して必要な知識を身につけ、試験に臨むようにしましょう。
把握が難しい簿記2級の合格率事情については以下の記事で詳細をまとめています。
AI時代にも必要なスキル
多くの事務仕事はAIに取って代わられると言われています。経理の仕事も厳密にいえば事務仕事です。ですが、他の事務仕事と同じようにAIに取って代わられるかというとそうではありません。
簿記の能力を活かした経理の仕事は、臨機応変な対応が求められるからです。簿記の仕事は一応ルールが決められています。ですが、そのルールだけでは振り分けられないものも出てきます。その場合は、状況などに合わせて臨機応変な対応が求められます。
AIは同じ仕事は間違いなく、スピーディーに行なうことができます。ですが、臨機応変な対応はまだ難しいとされています。事務仕事中でも、簿記の知識を使った経理や財務などの仕事は、この臨機応変さが求められることが多くあるため、簿記のスキルも重要視されているのです。
また、経理や財務などの現場では、コミュニケーション能力も必要です。会計士事務所や税理士事務所では、顧客とのコミュニケーションを通じて仕事を進めていきます。AIでは、このようなコミュニケーション能力は人間のレベルに到底達していません。
簿記のスキルを活かすことができる事務職では、ルーチンワークのような事務仕事だけでなく、AIでは代替できない能力も不可欠です。このような点から、AI時代においても必要なスキルと考えられています。
簿記が役立つ場面については以下の記事で解説しています。併せてご参照ください。
スタディングでの対策がコスパ抜群
簿記試験の対策はスタディングの講座で行うことがおすすめです。スタディングの講座は他社の講座と比較しても圧倒的に安い費用で受講することができ、簿記3級合格コースはなんと3,850円という価格設定になっています。
教材自体もスマホでも効率良く学習を進められる設計になっており、忙しい方であってもスキマ時間を有効活用することができます。
3位:日商PC2級
パソコンの資格はたくさんありますが、その中でも特に最近注目を集めているのが、日商PCです。
日商PC資格は、日本商工会議所が主催しています。これは先ほどご紹介した日商簿記と同じです。
主な資格の特徴として、パソコンのスキルアップだけでなく、経営や国語力も身につけることができます。基本的なオフィスソフトのスキルだけではなく、簡単なデータからプレゼン資料を作るなどが、試験に盛り込まれているからです。
文書作成やデータ活用、プレゼン資料の作成などは、自分の言葉で説明を付け加えなければいけません。正しい日本語を使用して、相手にわかるように説明するスキルも求められるため、パソコン系の資格の中では一番難しいと言われています。
1から3級まであるがどれも難易度は高め
日商PCはBasicを始め、3~1級まであります。Basicはソフトの操作方法を見るための試験ですから、あまり難しくはありません。試験の内容も実技試験のみです。
ただし、3級以上からは実技試験だけではなく、知識問題もあります。ただ単に操作ができるだけではなく、「CCとBCCの違い」や「グループウェアについて」などの知識も求められます。ソフトの知識だけではないという点も難易度が高い理由です。
知識問題の試験内容についても、2級や3級は三択問題になっています。ですが、1級は論述式になっているため、さらに高い知識が必要です。企業責任者としての知識が求められているので、難易度は高いと言えます。
事務職には最適なスキルが身につく
事務職では、パソコンを使いこなすことができる人が仕事ができる人を意味しています。そのため、日商PCの資格を取得しておくと、事務職で必要なパソコンスキルだけではなく、知識も同時に身につけることができます。これらの知識や仕事だけなく、事務職に転職や就職する際にも大変役立ちます。
また、多くの企業ではデジタル化が進んでいます。紙媒体から電子化するという作業が増えつつあるのです。日商PCでは、このような電子化するという知識やスキルも身につきます。現在、多くの企業がこのスキルや知識を求めているため、大変有利になるでしょう。
一級合格は難しい
日商PCのBasicや3級は、合格率が80%を超えています。Basicはもちろん、3級でも基本的な問題が多いので、少し勉強すれば合格を目指すことは可能でしょう。
また、2級の合格率は65%前後です。Basicや3級に比べると合格率は落ちていますが、それでも半分以上は合格しています。1か月程度勉強すれば合格できると言われていますので、問題集や参考書などを使って独学で準備をすれば合格できるでしょう。
ただし、1級はそうはいきません。合格率は30%と一気に落ちています。この合格率の急激な下落からもわかるように、難易度が高いことを窺い知ることができます。10名が受験して3名程度しか合格していない計算になります。充分な試験対策をして試験に臨む必要があります。
IT時代に有益なスキル
今後、世の中はIT化が進んでいきます。当然、事務仕事でもITのスキルや知識は必要不可欠になります。特にパソコンスキルは持っていて当然という時代がすぐにやってくるでしょう。
日商PCは、このようなIT時代に必要なスキルが網羅されている資格です。資格を取得してスキルアップを図ることで、IT時代がさらに進んだ未来においても、素早く順応することができるでしょう。
4位:秘書検定
秘書検定という名前から、「秘書を目指す人のための試験」と思う人がいるかもしれません。ですが、実際は社会人としてのマナーを身につける試験です。
秘書検定資格には、1級・準1級・2級・3級の4段階あります。2級と3級は筆記試験のみですが、準1級以上では筆記試験とは別に面接試験も行なわれます。
受験層は学生が多く、その目的は就活対策です。就職活動では、面接が重視されます。この時、社会人としてのマナーが身についていないと就活で圧倒的不利です。
秘書検定では、社会人としてのマナーについての問題が多く出題されます。試験に合格することで、同時に社会人としてのマナーも身につけようと考える多くの学生が受験するのです。
また、人と接する機会が多い人も受験します。特に営業職や販売職に携わる場合は、お客様と接することが大変多くなります。その際に必要な礼儀作法などを身につけることを目的として、受験する人もいるのです。
一般常識で解ける問題も
秘書検定の試験内容の中には、社会人経験が少ない受験生が悩んでしまうような場面での常識問題なども数多く出題されます。ただ、それらは社会に出れば必ず訪れる状況でもあります。
相手の立場や状況によって、臨機応変に正しい行動ができるかどうか、ということを試験では見ています。そのため、ひっかけ問題が多いと言えるかもしれません。
一般常識内で溶ける問題もありますが、合格するには充分な対策が必要です。秘書検定の問題集や参考書は数多くあります。これらを使って万全に準備をしておくと良いでしょう。
試験に合格する目的で学んだ知識は、必ず社会人になった時に役に立ちます。就活だけではなく、仕事においても有益なスキルや知識が身につきますから、大変役立つ資格と言えます。
資格取得が条件の企業は少ない
就職活動で有利になると言われている秘書検定ですが、実際に秘書検定を持っていることを必要な条件として設定している企業は存在しません。言い換えれば、秘書検定を持っていないからと言って、不採用にする企業はないということです。
それでは、なぜ就職活動で有利だと言われているのかというと、秘書検定で問われている問題はすべて、社会人として知っていて当たり前のことだからです。
例えば面接で、ため口で面接に臨むのは社会人としてのマナーが疑われます。ですが、いざ敬語を使おうと思っても自分が普段使っている言葉をすべて敬語に直すことはできるでしょうか?
秘書検定ではこのような尊敬語・謙譲語・丁寧語の違いなども問題に出てきます。これらは社会人として当たり前の知識です。その知識を身につけるために、就職活動の一環として秘書検定を受験する人が多くなり、それが就活で有利になると言われるようになったのです。
秘書検定は社会人の必須資格ではないものの持っていると活かせる場面も多いです。以下の記事では秘書検定が就職で有利かについて解説しています。
合格率は級によって異なる
秘書検定の合格率は、級によって異なります。2級や3級は合格率が50~60%です。多少前後することもありますが、極端に合格率が下がったり上がったりすることはありません。
秘書検定の2級と3級では、合格率に大きな差はありません。これは言い換えるなら、試験の難易度もさほど変わらないということです。そのため、2級から受験する人も多くいます。
ただし、準1級からは30%まで合格率が落ちます。これは、筆記試験の難易度が上がっていることも挙げられますが、面接試験もあるからでしょう。面接試験では言葉遣いだけではなく、表情や仕草なども細かくチェックされます。
もし準1級以上の合格を目指すのなら、知識だけではなく、行動や態度なども普段から気をつけて癖づけておく必要があります。
秘書検定の級ごとの難易度や合格率については以下の記事で詳しく解説しています。
持っていて当然のスキル
秘書検定を持っているからと言って、特別に注目されるような資格ではありません。ただ、社会人として持っていて当然のスキルではあります。
相手に対して失礼にならないような言動やマナーを身につけておくことは、仕事をする上で重要です。これは事務仕事に限ったことではありません。
また、秘書検定は冠婚葬祭といった正式な場面でのビジネスマナーも身につけることができます。知っておいて損はない知識やスキルが多いので、資格を取得しておくと大変役立つでしょう。
秘書検定対策もユーキャンがおすすめ
秘書検定対策をする上でもユーキャンの講座はおすすめです。ユーキャンでは本とDVDに加えて、添削サポートも受けることができるので非常に良質と言えます。
講師に対してメールや郵送で質問をすることもできるため、秘書検定に関する知識やスキルに自信がないという方でも基礎から学ぶことが可能です。
5位:文書情報管理士
文書情報管理士は、公益社団法人日本文書情報マネジメント協会が設定している資格です。
IT化が進んでいる社会において、紙媒体の文書をデータ化するという動きが進められています。ですが、ただ単にデータ化して保管しておけば良いというものではありません。安全に保管し、効率よくデータを引き出せるようにしなければいけません。
文書情報管理士は、このような紙媒体の情報をデータ化して安全に、そして効率よく保管するという仕事を行なう上で必要なスキルや知識を持っています。
コンピュータ受験
試験はコンピュータで行なわれます。紙媒体のデータを電子化するための知識やスキルを見るための試験ですから、コンピュータで試験が行なわれるのは当然と言えます。
文書情報管理士は2級のみ受験資格がなく、誰でも受験することができます。ただし、1級は2級合格者のみ、上級は1級合格者のみが受験することができるという条件が設けられています。初めて文書情報管理士を受験する場合、いきなり1級や上級を受験するということはできないのです。
文書情報管理士の試験は全体的に比較的簡単です。ただ、段階を踏んで受験しなければならないので、上級まで取得しようとすると、それなりに時間がかかるということになります。
資格を就職に活かすのは難しい?
文書情報管理士の資格は、さまざまな企業で働くためにはメリットになることが多くあります。IT化が進んでいるとは言え、紙媒体のデータが残っている企業が多いからです。
ただ、文書情報管理士の資格を武器にして就職することは難しいでしょう。紙媒体のデータを電子化することのみに特化した仕事は、あまりないからです。多くの場合は他の事務仕事と並行して行なわれます。
そのため、他にも何らかの資格を取得している必要があります。紙媒体のデータを電子化するという仕事は事務仕事ですから、事務仕事に特化した他の資格を取得しておくと良いでしょう。ITなどに強い資格を取得すると、文書情報管理士の資格も活かすことができます。
合格率は高い
文書情報管理士試験の合格率は、2級で80%となっています。受験した人がほぼ合格している合格率になりますから、試験のレベルもあまり高くないと言えるでしょう。
ただし、文書情報管理士に関するテキストや問題集は、一般の書店では売られていません。公益社団法人日本文書情報マネジメント協会のホームページにて、参考書やガイドブックが売られています。これを購入して自分で勉強して試験に臨みます。
協会が発行しているテキストなので、試験合格に特化しています。また、ホームページでは模擬試験も行なうことができます。これらでしっかり準備をすれば、合格できるでしょう。
デジタル時代での活躍
現在、IT化が進むにつれて紙媒体のデジタル化も急ピッチで行なわれています。ですが、まだまだ紙媒体のデータが多く、デジタル化が追い付いているとは言えません。IT化は加速傾向にあるため、データのデジタル化も急がれています。
デジタル化を急ぐあまり、機密情報や個人情報の安全性がおろそかになり、流出してしまう可能性も高くなります。これらの流出は企業の倒産を引き起こす原因にもなります。
文書情報管理士は、機密情報や個人情報を安全に、そしてスムーズにデジタル化するスキルや能力を持っています。これからも多くの企業などでの需要は高まっていくでしょう。
文書管理能力検定の概要については以下の記事で詳しく解説しています。IT時代の文書管理スキルを高め、仕事で活かしたいとお考えの方は併せて是非ご覧下さい。
6位:ITパスポート
ITパスポートは正式名称を「ITパスポート試験」と言います。また、略称で「iパス」と呼ばれることもあります。名前は聞いたことがあるという人もいるかもしれません。
情報処理技術者試験の中でも、比較的簡単な部類に入る資格試験のため、多くの人たちが合格を目指して受験します。かなりメジャーな資格と言えるでしょう。
ITパスポート試験は、ITを利用したり活用したりする人たちが必要とするITの関連知識を持っていることを証明するための資格です。社会人だけでなく、学生も受験することが多いという特徴があります。
試験はCBT方式
ITパスポート試験の大きな特徴は、CBT方式で行なうという点です。CBTは「Computer Based Testing」の略称で、簡単に説明するとコンピュータが問題を出題し、受験者はマウスやキーボードを使って回答する方式のことです。
コンピュータが出題する問題は、その時々で変わります。これは言い換えるなら、10人の受験者がいた場合はコンピュータがそれぞれに別々の問題を出題するということです。まったく同じタイミングで受験しても隣の人と出題されている問題が異なるので、カンニングはできません。
解答は四肢択一式で、合計100問の出題に120分で回答します。
ITパスポートの試験会場については以下の記事で詳しく解説しています。
事務系の転職には有利
ITパスポートは、ITに関する基本的な知識やスキルを備えていることを証明するための試験です。新卒者や20代の若い人が転職する時、事務職に就くことを目的としているのなら、取得しておくと強みになる可能性はあります。
ですが、30代以上の人の転職やエンジニアなどのようなIT関連の専門職を希望する場合は、もっと高度な知識やスキルを身につけておく必要があります。ITパスポートの知識やスキルでは不十分だということです。
特にITパスポートという名前から、エンジニア関連の専門職を希望する際に取得しようとすることがあるかもしれません。ですが、レベルとしては不十分です。それよりも上位互換資格の情報処理技術者試験の取得を目指して勉強しましょう。
ITパスポートが転職でどのように活かせるのかについては以下の記事で詳しく解説しています。
独学も狙える?
ITパスポートの合格率は50%程度です。これは2人に1人が合格する割合ですから、かなり合格率の高い試験と言えます。このことから、独学で勉強しても充分合格を狙うことは可能です。
ITパスポートは、他の情報処理技術試験と比べても試験内容は比較的簡単です。出題範囲を抑えつつ、問題演習の回数や量を多くこなすことで、独学で合格する確率は高まります。実際、独学で合格している人が多い試験でもあります。
ただし、独学での勉強は勉強時間の確保やモチベーションの維持が難しいという問題もあります。ITパスポートの資格を取得するのなら、毎日決まった勉強時間を確保し、モチベーションを高く維持して準備を行ないましょう。
ITパスポート試験に独学で合格できるのかや、おすすめの独学の勉強方法については以下の記事で紹介しています。
IT時代における需要
現在は、さまざまな職種でITに関する知識やスキルが求められるようになっています。職種や企業内では、ITに関する知識やスキルはあって当たり前というところあるくらいです。
フォーサイトでの対策がおすすめ
ITパスポート試験対策を行うにはフォーサイトのITパスポート講座を利用することがおすすめです。
フォーサイトでは合格点突破にこだわって教材と講義を設計しており、ITに関する予備知識に自信がない方であっても独学で試験に挑戦するよりも圧倒的に対策がしやすいと言えます。
そのほかのおすすめ事務系人気資格
1~6位でご紹介した資格の他にも、事務系の人気資格はたくさんあります。その中でも、特に取得しておくと事務職で有利になる可能性が高い資格をご紹介します。
TOEIC
TOEICは、日本人に合わせて作られた英語資格です。名前が英語だからと言って、外国にもある英語の資格ではありません。試験にはリスニングとリーディングのみと、スピーキングとライティングの2種類あります。
英語の中でも特にビジネス英語に特化しているため、就職活動の一環で取得する人が多いという特徴があります。外資系の会社や英語を使う機会が多い企業などへの就職する際は、TOEICを持っていると大変有利です。
受験料は5,725円です。級や段などはありません。何回受験しても受験料が変わることはありません。試験会場や試験日程も大変豊富ですから、気軽に自分の英語力を図ることができます。
ちなみに履歴書に書く際は650点以上あると良いでしょう。
また、英語をよく使う外資系などの場合は、730点以上あると安心です。最低700点、欲を言えば800点以上が必要です。
TOEICで効率よく得点する方法については以下の記事で詳しく解説しています。興味のある方は併せてご参照ください。
基本情報について
TOEICは、ビジネス英語を扱った試験です。そのため、日本の企業に就職する際にはスコアが高いことが強みになるというメリットがあります。また、日本の企業側にとっても、TOEICのスコアが高いことは魅力になります。
ですが、TOEICは日本人に合わせて作られた試験ですから、海外では通用しないことが多々あります。海外留学はもちろん、海外での就職を考えている場合は、あまり意味のない資格になる可能性があるというデメリットがあります。
コスパ抜群の対策で600点以上を目指そう
スタディングではTOEIC990点取得者の早川講師がTOEICの指導を行っています。教材はオンライン上に集約されており、3ヶ月という短い期間でTOEIC600点以上取得を目指すことが可能です。
英語学習の指導において長年の実績があるアルクと共同で作成している講座であり、非常に良質と言えます。
社会保険労務士
社会保険労務士は、労務や保険、年金などの知識に特化した資格です。一般事務職においては、特に労務の面で活かすことができるでしょう。
一般企業に事務職として就職した場合、社会保険や年金などのような労務に関する業務に携わることがあります。このような場合には社会保険労務士の知識やスキルを活かしてアドバイスをしたり、業務を進めたりすることができます。
また、社会保険労務士の資格を活用して、コンサルタントとして開業することも可能です。企業では労働に関する問題や社会保険に関する知識を必要とすることが多々あります。そのような相談に乗ることで、多くの企業をサポートすることができるでしょう。
資格の基本情報
基本情報 | 内容 |
---|---|
受験資格 | 大学・短大・高専学校卒業のいずれかを卒業、実務経験、など |
受験形態 | 選択式試験と択一式試験の2つ |
試験形式 | 2つともマークシート形式 |
合格率 | 3~9% |
受験料 | 9,000円 |
社労士に関する基本情報は以下の記事で詳しく解説しています。
医療事務
医療事務の資格にはいくつかあります。その中でもここでは日本医療事務協会主催の医療事務検定についてご紹介します。
日本医療事務協会主催の医療事務検定は、保険制度や医療費の計算だけではなく、患者様への対応の仕方なども身につけることができる資格です。
医療事務という仕事は、医療報酬明細書(レセプト)を作成し、国や市区町村などに保険料を請求する手続きを行なうことがメインです。ですが、それ以外にも窓口業務や会計なども行なわなければいけません。それらがすべて網羅された資格となっています。
資格の基本情報
基本情報 | 内容 |
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受験資格 | 特になし |
受験形態 | テキストなどの持ち込み可 |
試験形式 | 記述形式 |
合格率 | 80% |
受験料 | 7,000円 |
医療事務分野の資格は複数あり、以下の記事では主要15資格について解説しています。併せてご参照ください。
司書
司書は、図書館で資料の選定や貸し出しなど、図書館での業務全般に携わる専門職です。司書は日本の図書館法定められた国家資格です。
図書館ではもちろん、学校に図書館がある場合はそこで司書として勤務することも可能です。ただ、IT化が進んだことで図書館自体の数が少なくなってきています。就職先も少なくなってきているため、将来性は不透明だと言わざるを得ません。
資格の基本情報
基本情報 | 内容 |
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受験資格 | 大学・短大において、資格取得に必要な科目を履修したのち、卒業する、など |
受験形態 | 司書試験というものは存在しない |
試験形式 | 学校においての卒業試験など |
合格率 | 不明 |
受験料 | 学校の授業料等に含まれる |
FASS検定
FASS検定とは、「経理・財務スキル検定」と言い、経理や財務の仕事に携わるための実務スキルを測るための検定です。特に企業の経理部門や財務部門の幹部が注目しており、高い得点を得るほど収入が増えるというケースが多く見られます。
ITやAI化が進む中で、経理や財務はこれらに影響されることが少ない分野とされています。それは臨機応変さが求められるからです。FASS検定では、そのような臨機応変な能力も測定されるため、将来性の高い資格と言われています。
資格の基本情報
基本情報 | 内容 |
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受験資格 | 特になし |
受験形態 | 試験センターでのコンピュータ受験 |
試験形式 | 四肢択一形式 |
合格率 | A:17.1%、B:16.5%、C:28.4%、D:27.3%、E:10.7% |
受験料 | 10,800円 |
給与計算実務能力検定
給与計算実務能力検定は、給与計算の実務能力を測定するための検定です。給与計算はもちろん、給与計算に関係する手続きや知識についても身につけることができます。
人事や経理などでは、給与計算業務はつきものです。正確にスピーディーに進めることが求められています。給与計算実務能力検定はそれらのスキルを身につけることができるため、取得すれば大変重宝されるでしょう。
また、最近では給与計算のみを独自に扱う会社も増えてきています。そのような形態は今後も増える傾向にあるため、資格の将来性は明るいと言えます。
資格の基本情報
基本情報 | 内容 |
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受験資格 | 特になし |
受験形態 | 択一問題と計算問題の2種類 |
試験形式 | 2級はどちらもマークシート形式、1級は計算問題のみ記述 |
合格率 | 2級:75%前後、1級:35%前後 |
受験料 | 2級:8,000円、1級:10,000円 |
ファイナンシャルプランナー
ファイナンシャルプランナーは、個人や企業に対して資産の運営計画などをアドバイスをする仕事です。資産全般を扱うことになるため、現金だけではなく不動産や株式など解いた幅広い知識が必要になります。それらの知識やスキルを身につけ、測定するための資格です。
主な活躍場所としては企業に属して資産運用などをアドバイスする企業FPと、ファイナンシャルプランナーとして独立開業する独立FPに分かれます。
グローバル化の影響で資産運用も多様化してきています。このことから、ファインシャルプランナーの助けを借りてより良い資産運営をしたいと思う企業や個人は増加傾向に会います。今後、ますます必要とされる資格と言って良いでしょう。
資格の基本情報
基本情報 | 内容 |
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受験資格 | 特になし |
受験形態 | 学科試験と実技試験の2種類 |
試験形式 | 学科試験はマークシート方式、実技試験は事例形式 |
合格率 | 3級:70%、2級:25%、1級:10%前後 |
受験料 | 3級:6,000円、2級:8,700円、1級:28,900~33,900円 |
FPに関する基礎知識については以下の記事でさらに詳しく紹介しています。
事務資格取得に当たって注意すべきポイント
事務資格を取得するに当たって、いくつかの注意すべきポイントがあります。これから事務資格の取得を目指す人は、ぜひ参考にしてください。
資格取得までにかかる時間
事務資格を取得するまでには、それなりの時間がかかります。どんな資格も同じことが言えますが、試験対策の為の準備が必要だからです。
社会人は日中は仕事をしているため、勉強時間が思うように確保できないこともあるでしょう。時間をかければかけるほど、学んだ知識やスキルを忘れてしまい、勉強が前に進まないということもあり得ます。
事務資格を取得する前に、取得までにどれだけの勉強時間が必要なのか、あらかじめ調べておきましょう。自分の生活スタイルを当てはめて、一日に必要な勉強時間を確保できるのかどうか考えてください。
資格取得にかかる費用
資格取得はただではありません。受験料はもちろん、受験するまでの準備にもお金がかかります。参考書や問題集などのテキストが複数ある場合は、それらをそろえるために費用がかかります。
また、資格によっては学校に通ったり通信講座を受けたりする必要も出てきます。当然、その場合にはテキスト代や受験料とは別に多くの費用がかかります。
資格は取得したいけれど費用は抑えたいという場合は、このような取得までにかかる費用についてもしっかり確認しておく必要があります。
キャリアにどう活かせるのか
せっかく資格を取得しても、キャリアに活かすことができなければ無駄になってしまうこともあります。使わなければスキルも知識も遠い過去の記憶として忘れ去られてしまうからです。
特に現在は働き方が多様化してきています。どんなスタイルで仕事をしたいのか、その中で取得しようと思っている資格は活かすことができるのかなど、自分が思い描いている未来を想像しながら、資格取得に取り組む必要があります。
事務系資格取得のメリット
事務系資格を取得する人は、毎年一定数います。それは、メリットがあるからです。どんなメリットがあるのかについて解説します。
就職・転職の時に有利になる
就職活動や転職活動では、就職試験や面接によって採用不採用が決まります。この時、その人にどんな能力やスキルがあるのかを正確に見抜くことは大変難しいというのが現状です。
もし、専門的なスキルや能力を示す資格を持っていたなら、人事担当者はその人にどんな知識やスキルを持っているのか明確に理解することができるでしょう。「この資格を持っているのなら、採用しても大丈夫」と思う人も多いはずです。
このように、事務系資格は短時間の面接や数字では判断できない能力を示す武器になります。
キャリアアップ・昇給も
会社によっては、特定の資格取得を昇給や昇進の条件として設定しているところがあります。
例えば、外資系の企業などではある程度の語学力が必要です。そこで「TOEICで700点以上」などのように、具体的に条件を提示し、クリアした場合は昇給や昇進という報酬が得られるという制度を設けています。
事務職から専門職への可能性も
事務資格には、特殊な資格もあります。そのような資格を取得することで、専門的な知識が必要な部署や、専門職へ異動したり転職したりすることも可能になります。
例えば、事務職に就いていた人が勉強をして日商簿記2級に合格したとします。すると、お金にまつわる活動を記録したり整理したりするスキルが身につきますから、経理や財務といった専門的な部署に異動することが可能になるのです。
また、会計事務所に転職し、税理士資格取得などのような更なるスキルアップを目指すという道も開けます。
事務系資格を取得するためには
事務系資格にはたくさんの種類があります。また、資格を取得する方法もさまざまです。
そこで、どのような計画を立ててどんな風に資格取得を目指せば良いのかについて解説します。
将来性・目的を明確にする
資格は持っているだけでは意味がありません。人間の記憶はどんどん上書きされてしまいます。せっかく時間をかけて取得した資格は、使わなければ忘れられてしまうのです。
事務系資格にはたくさんの種類があります。その中で、自分が目指している資格をどのような形で多くの人たちにアピールしていくのかということを、先に考えておく必要があります。
また、その資格が世間でどれくらい評価されているのかも調べておいた方が良いでしょう。高く評価されていれば、それだけアピールしやすくなりますし、活用する場も増えるからです。
教育訓練給付金制度もうまく活用する
資格取得には受験料以外にもそれなりにお金がかかります。物によっては学校に通わなければいけないものもあり、その場合の費用は莫大になることもしばしばです。資格を取得したくても費用がかかりすぎて断念せざるを得ないという人もいるです。
そのような時に便利なのが教育訓練給付金制度です。これは資格取得などのようなキャリアップ講座を受講した場合、その費用の一部をハローワークが負担してくれるという制度です。一定の条件はありますが、2018年から制度が拡充され、利用しやすくなっています。
上手に教育訓練給付金制度を使えば、10万円を上限として費用の20%を負担してもらえます。この制度を活用すれば、費用は安く抑えられるでしょう。
独学での勉強は非効率的
資格取得の費用を抑えるために、独学で勉強する人もいます。確かに学校に通うことを思えば費用はかなり抑えられます。ですが、状況によっては非効率になる場合も多々あります。
独学で勉強をするということは、自分で時間を調整して勉強時間を確保しなければならないということです。社会人などは普段仕事がありますから、どうしても勉強時間が確保できないという状況が増えてしまいます。
また、モチベーションが続かずに途中で挫折してしまう人も多くいます。「絶対に取らなければならない」という追い詰められた状況なら独学でも充分ですが、そうではない場合はあまりお勧めできません。
通信講座で取得する
事務系のおすすめ資格を取得する場合は、通信講座での勉強がおすすめです。
独学と異なり、わかりやすいテキストのもとで学習がはかどりやすくなり、モチベーションも維持しやすいです。
通信講座会社はたくさんありますが、選ぶ基準としてはわかりやすい講義と学習サポートの充実度を判断基準に選ぶことがおすすめです。
資格Timesではこの基準を基にして、おすすめの通信講座として「スタディング」をおすすめします。
スタディングはスマホでの学習が特徴的な通信講座であり、スキマ時間を利用した学習をサポートする体制が整っています。
また、講義も短時間でわかりやすく要点をつかめるものとなっており、わかりやすさには定評のある講座となっています。
事務系の資格を取得する際には、ぜひスタディングの講座を活用してみてください!
事務系資格についてまとめ
事務系資格についてまとめ
- 取得を目指す前に必要な勉強時間や将来性を確認しておく
- 教育訓練給付金制度を上手く利用する
- 独学は挫折する可能性があることを認識しておく
事務系資格について解説してきました。AI化が進む中で、事務系資格の業務が不要になってきている分野もいくつかあります。ですが、まだまだ人間の力に頼らなければならない分野もありますから、将来性についてはしっかり確認しておく必要があります。
事務系資格は就職や転職に大変有利なものも多くあります。自分の将来設計を見つめ、それに合った事務系資格を取得してスキルアップを図ってください。