英語資格のおすすめは?転職や仕事・ビジネスで使える英語資格を完全解説!

更新日時 2020/05/13

「英語を自分のスキルとして証明したい」「もっと英語のスキルアップするにはどうすればいいの?」

グローバル化が進み、英語のスキルをどう表現すれば自分の武器になるのか、困っている方も多いのではないでしょうか。

英語の資格は大きく分けて、「英語の能力を証明するもの」と「英語の能力+仕事の能力を証明するもの」の2種類があります。進みたい業種や、転職先によって求められる英語力は異なるので、挑戦する資格は慎重に選びましょう。

そこで今回は、英語の資格を取ることのメリットと、目的別英語の資格をご紹介していきます。これを読めば、どの資格を目標に目指せばいいのか明確になるはずです。ぜひ読み進めてください。

英語の資格についてざっくり説明すると

  • 自分の英語力を証明する武器
  • 取得する検定によっては、他者との差をだせる
  • 就職でスキルを示したいなら、認知度が高くハイレベルの結果を示すことが大切

英語資格を取得するメリット

英語で書類作成

「英語が話せます」より、「英語の資格を持っています」といった方の方が、就職や転職に有利に働く傾向があります。そこで、どうして英語の資格を持っていた方が有利に働きやすいのか解説していきましょう。

英語力の証明になる

単純に、英語の資格を持っているだけで、「英語ができる」という証明になります。留学や家庭の都合で海外に住んでいたので「英語が得意だ」と伝えたとしても、実際の英語力を証明することができません

また、得意といっても人の観点によってその程度が異なるので、日常会話程度なのか、それともビジネス会話ができるのかなど、採用者としても判断がつかず不明確なものになります。

そこで、英語の資格を持っていることで、その人が持つ英語力を推し量ることができます。つまり、経験ではなく認定された資格で明確に証明することで、英語の能力に信憑性がでて信頼されるのです。

英語の試験を受けることによって、自分の英語力がどの程度なのか判断することもできるので、入社後に自分の英語力に落胆することも少なくなるでしょう。

グローバルに活躍する機会がある

日本はグローバル化が進み、英語に自信のある方の活躍の場が増えています。特に、外資系や日系の企業でも海外に事業を展開するなど、近年では英語力を必要とされる機会が増えました。

それと同時に、英語を得意とする方も増えています。そのため、ただ英語力が高いというだけでは採用者の目に留まりにくくなっているという事実もあるのです。

また、企業で使われるのはビジネス英語であることが多く、日常会話とは異なり難しくなります。

そこで、ビジネスにも役立つ英語の資格を持っていれば、「ビジネスでも英語を扱える」というアピールポイントになります。ほかの受験者との差をつけることも可能です。また就職後も、グローバルに活躍する機会も増え、仕事の幅も広がるでしょう。

努力のできる人であることをアピールすることができる

日本では、海外の生活経験がある方よりも、自分の努力によって英語力を身につけた人を高く評価する傾向にあります。

高い英語力は、短時間では身につかず長期間の学習とそれにともなう継続的な努力を必要とするため、採用者には「努力をする人」という印象を持たせることができるからです。

継続的な努力は、言葉では簡単ですが誰もができることではありません。あらゆることを乗り越えて得た高い英語力によって、評価に値する人材だとアピールできます。

転職者が英語資格を取得するメリットは?

就職先を勝ち取った

転職者は、新卒者と違い「経験者」として扱われます。その分、給料などは新卒者に比べて年齢・経験を考慮されたうえで設定されます。つまり、転職者はとくに働ける人でなければ、新卒者よりも多く給料を支払う意味がないので、採用側としても審査は慎重になります。

もし英語力を必要とする職業への転職を考えているのであれば、まずは「英語力があって企業にとって有益な人材である」ということを、審査の段階で示さなくてはいけません。

書類審査から入る企業も多いため、まずは履歴書でほかの応募者と違うということを見せておく必要があります。そのためには、仕事に直結した英語力があることを見せることができる英語の資格が有効手段になります。

4大英語系資格

テスト

英語系の資格といっても、自分の英語力をアピールするための資格は主に次の4つがあります。

  • 実用英語技能検定
  • TOEIC(トーイック)
  • TOEFL(トーフル)
  • IELTS(アイエルツ)

それぞれ有名でもあり、難易度が高い資格ですが特徴が異なります。そのため、以下の表のようにアピールしたい企業によって受ける資格を選ぶのがおすすめです。

おすすめする人 英語系資格
国内企業の海外部署・外資系の企業へ就職したい人 ・実用英語技能検定・TOEIC
留学・海外への移住・海外企業への就職を考えている人 ・TOEFL・IELTS

とにかく自分の英語力を証明するために、英語系の資格を取得したいのであれば、TOEICもしくは実用英語技能検定がおすすめです。

また、本格的に海外に移住・留学をしたい、海外の企業で働きたいという場合は、TOEFL・IELTSといったように、目的別で英語資格に挑戦してみましょう。

そこで、ここからは上記4つの資格がもつ特徴や受験費用なども含めて、細かく解説していくのでぜひ参考にしてください。

実用英語技能検定

昔から英検として親しまれている「実用英語技能検定」は、公益財団法人「日本英語検定協会」が運営する日本発祥の英語の資格です。学生時代に英検の資格取得をすすめられることもあるため、一度は受けたことがあるという方も多いのではないでしょうか。

「実用英語技能検定」は、英語のコミュニケーション能力なども重視されている資格になります。英検の取得級によっては大学の入試試験で一部免除や加点といったこともあるので、英語が得意な方は取得しておいて損はない資格といえるでしょう。

また、履歴書に英語能力として示すのであれば、2級以上が望ましいです。とくに他者との差をつけるのであれば、1級や準1級というのは難易度が高く、取得できる方も少ないためおすすめです。

基本情報について

英検は1級~5級まであり、2級と1級に関しては、準2級と準1級という前段階があるので、計7段階の階級に分かれています。

それぞれのレベル、受験費用、試験内容については、以下の表を参考にしてください

英検級 レベル 受験費用(本会場) 受験費用(準会場)
1級 大学上級程度 10,300円
準1級 大学中級程度 8,400円
2級 高校卒業程度 7,400円 5,500円
準2級 高校中級程度 6,900円 4,900円
3級 中学卒業程度 5,900円 3,900円
4級 中学中級程度 3,600円 2,600円
5級 中学初級程度 3,000円 2,000円

参考:日本英語検定協会

英検は、本会場と準会場で受けることができ、場所によって受験料が違います。本会場とは、全国230都市400会場より希望の受験地を選ぶことが可能です。準会場とは、学校や塾といった団体で申込み、受験会場として認められた会場になります。

まだ学生である場合は、準会場で受けることも可能なケースもあるので、学校に問い合わせてみましょう。社会人が受験をする場合は、本会場で受験するケースがほとんどになります。

英検Jr.とは?

近年では低年齢のうちから英語に親しむ子ども向けに「英検Jr.」があります。英検Jr.は英検5級よりも難易度が低く、小学生から受験できるのが特徴です。英検のように級の取得ではなく、ブロンズ・シルバー・ゴールドの3つのグレードで表示します。

レベルとしては、小学生を対象にしたリスニングテストになるので、英語を習っている子であれば対応できるでしょう。

TOEIC

TOEIC」は、一般財団法人国際ビジネスコミュニケーション協会が運営している英語の検定です。日本人向けにつくられた英語のスキルを示す資格のなかでは、王道中の王道といえる資格になります。

TOEICはビジネス英語に特化しているためスキルとしても注目している企業は少なくありません。特に、日本の企業ではTOEICを重要視しているので、英語のスキルを示したいのであれば取得しておくのがおすすめです。

一般的にTOEICと認識されているのは、「TOEIC Listening&Reading Test」です。「TOEIC Listening&Reading Test」は、受験者のスキルを10~999点のスコアで示します。

TOEICをスキルとして履歴書に記載する場合は、最低でも平均点以上である650点は取りたいところです。

ただし、英語能力が必須である外資系に就職したい場合は、730点以上の高得点を目指しましょう。試験は年に10回、全約80都市で行われています。1年間に行われる試験回数が多いので、勉強しながら自分の実力を測ることができるのも魅力です。

基本情報について

TOEICには、3つの種類があります。それぞれの特徴と受験料を以下の表にまとめました。

TOEIC 内容 検定料
Listening&Reading 英語の聞く・読む能力試験 6,490円
Speaking&Writing 英語を話す・書く能力試験 10,450円
Speaking 英語を話す能力試験 6,930円

参考:TOEIC

TOEICは、日常会話よりもビジネス会話中心とした試験になります。そのため、企業側ではTOEICの試験点数が高ければ高いほど、ビジネスに役立つスキルを持っているという印象を与えることが可能です。

ただし、先述したようにTOEICは日本の試験なので、世界視野で見るとあまり有名ではありません。海外留学や、海外で就職を考えている方は、別の英語の資格を持っておくのもおすすめです。

TOEIC SWとは?

「TOEIC SW」とは、「TOEIC Speaking&Writing Test」の略になります。

2006年から始まったTOEICの試験で、ビジネスで使える英会話力を示すことが可能です。書く能力も問われる試験でもあるので、ビジネスシーンで発揮できる英語の能力を明確にできるでしょう。

試験は全国にある16会場に設置されたパソコンで行います。「TOEIC SW」は、基本的に英語に関する語彙力や文法能力があるということが前提の試験です。

試験のレベルとしても、「TOEIC Listening&Reading Test」を600点以上の実力がないと難しいため、まずは「TOEIC Listening&Reading Test」を受けてから、「TOEIC SW」に挑戦するのがおすすめです。

TOEIC Bridgeとは?

TOEICには、「TOEIC Bridge」というアメリカの非営利団体が実施している試験があります。試験のレベルとしては、英語学習の初級者から中級者を対象にしたものなので、通常のTOEICほど難しくはありません。

「TOEIC Bridge」はTOEIC同様に、「TOEIC Bridge Listening&Reading Test」と「TOEIC Bridge Speaking&Writing Test」に分かれています。

英語の勉強をやり直した社会人や、TOEICを受ける前におすすめの試験になります。

TOEFL

海外の大学などへ留学をしたいという方におすすめの英語の資格として「TOEFL」があります。アメリカの教育測定機関が発祥の資格なので、あまり耳馴染みがないという方もいるでしょう。国際標準の英語能力テストなので、編入基準としている大学もあります。

海外ではTOEICよりも「TOEFL」の方が認知度が高いです。留学先では英語での授業が可能かどうかの判断にも使われることが多いので、留学を考えている方におすすめしたい資格になります。

基本情報について

TOEFLには、「TOEFL ITP」「TOEFL iBT」の2種類があります。

TOEFL 内容
TOEFL ITP ・読む、聞くの2つのスキル・団体向け試験
TOEFL iBT ・読む・聞く・話す・書くの4つのスキル・TOEFLの公式テスト

参考:ETS TOEFL

TOEFl ITPは、10名以上の団体でしか受けることができません

TOEFLは、120満点のうち、留学先によっては61点以上取得していないと、受け入れないという学校もあります。61点は、目安としては英検2級レベルです。

また、「TOEFL iBT」の受験費用は、USドルで235ドル、日本円で約25,000円程度かかります(2020年4月末時点)。決して安い受験費用ではないので、気合を入れて挑みたいところですね。

TOEFL iBTが一般的

TOEFLで英語能力を示す場合は、「TOEFL iBT」が一般的です。

TOEFL ITPは、TOEFLの過去問題を利用して行われる試験であり、大学などのクラス分けにも使われています。そして、学校単位など所属している団体でしか受けることができません。TOEFL ITPは就職や転職にかかわるアピールには向かないので気をつけましょう。

TOEFLは、TOEICに比べて、ネイティブよりの実践的なテスト内容になるため、難易度としてはTOEFLの方が高いといえるでしょう。

IELTS

日本では知っている人も少ないですが、「IELTS」は日本英語検定協会が主催する、イギリス発祥の英語の資格になります。

海外への留学や移住に特化した英語の資格なので、IELTSを取得すると「海外で暮らすには困らない英語力がある」という証明が可能です。また、イギリスやオーストラリアなどへの海外移住申請にも役立つ資格になります。

TOEFLと同様に、IELTSのスコアを基準以上持っていなくては、留学を認めないという海外の大学もあるので、希望する留学先の条件をよく調べておく必要があります。

基本情報について

IELTSには、「アカデミックモジュール」と「ジェネラルモジュール」の2種類があります。

IELTS 内容
アカデミックモジュール 海外の大学・大学院への進学向け
ジェネラルモジュール 海外への移住・就労、イギリスのVisaの取得希望者向け

アカデミックモジュールは、海外の大学への入学許可の基準となるケースも多いため、留学を希望している方は確認をしておきましょう。

IELTSは、1.0~9.0のスコアになります。留学先によって求められるスコアは異なりますが、少なくとも6.0以上のスコアは必要です。

IELTSの受験費用は25,380円と高く、有効期限も2年と短いのが特徴です。

就職・転職などにおいて役立つ英語資格

ビジネス

就職や転職に英語の能力を生かしたいと思った場合、採用者に示さなくてはいけないのが「ビジネス英語のスキル」です。そのため、ビジネス英語に特化した英語資格を取るのがおすすめになります。

しかし、採用者がその英語の資格を知らなくては、アピールをしても意味がありません。就職・転職をする方が英語力を武器に闘いたい場合、認知度が高く評価される資格である必要があります

そこでおすすめなのが、以下の3つの資格です。

  • 日商ビジネス英語検定
  • 国際連合公用語英語検定
  • CASEC(キャセック)

それぞれについて詳しく解説していきましょう。

日商ビジネス英語検定

日商ビジネス英語検定」は、ビジネス英語を主とした検定になります。検定自体はパソコンで受けることができ、級によっては即日結果が出ます。

そのため、転職を希望している方にとってもすぐに履歴書に書けるというメリットもあるので、急いでいる方におすすめです。

試験内容としては、英語によるビジネス文書の読解力や作成能力、実務的な理解力などが求められます。下級は、1級~3級までに分かれていて、それぞれ求められる能力は以下のようになります。

求められるスキル
1級 ・海外取引の実務経験がある・ビジネスコミュニケーションが英語で問題なく取れる
2級 1~2年程度で身につけることができる英語でのビジネスコミュニケーション能力・英語でのマーケティング能力など
3級 初級程度の英語によるビジネスコミュニケーション能力

就職先として、英語でのビジネストークを必須という職場を選ぶ場合は、取得しておくといいでしょう。

基本情報について

日商ビジネス英語検定の受験料などに就いては以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 コンピューター方式
合格率 非公開
受験料 1級:7,330円 2級:5,240円 3級:4,200円

参考:日商ビジネス英語

2・3級に関しては、受験をしたその場で合否の結果を受け取ることができます。自宅のパソコンでも環境条件が揃えば受験可能です。

国際連合公用語英語検定

国際連合公用語英語検定(国連英検)」は、外務省が後援している資格です。公益財団法人日本国際連合協会が運営しているので、世界経済や人権などよりグローバルに英語を使いこなす能力が必要になります。

国連英検は、E級から特A級までの6つの階級に分かれています。検定自体の目的が、国際社会で通用する人材の育成になるので、出題問題も世界情勢など時事問題も含まれます。

国連英検は、高い英語の知識よりも世界中と円滑な関係を築けるコミュニケーション能力を判断する試験になります。就職として国際公務員や、国際社会で仕事をしたいという方におすすめです。

基本情報について

国際連合公用語英語検定の受験料などは以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 筆記試験(マークシート)・リスニング
合格率 非公開
受験料 E級:3,000円 D級:4,000円 C級:4,500円 B級:7,500円 A級:10,000円 特A級:12,500円

参考:国連英検

認知度では、TOEICには劣るものの、国際機関に勤めたい方には必須の資格であり、警察官の採用試験では成績として加味されます。

CASEC

CASEC」は、先にご紹介した英検Jr.などを開発に携わった教育測定研究所が運営し、オンラインで受験が可能なので、自宅にいながらいつでも受験ができます。

すぐにでも英語のスキルを証明したいと急いでいる方におすすめの英語の資格です。ただ、認知度としては低いので、スキルとして他者に差をつけるには弱い部分があります。とはいえ、CASECを採用基準としてしている企業もあるので注目しておきましょう。

CASECは、スコア制なので資格を取得というよりもTOEICと同じように、自分の実力を数値で表す形になり、履歴書に記載するのであれば650点以上が目安です。

基本情報について

CASECの検定費用などは以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 コンピューター方式での選択・書き取り
受験料 3,667円(チケット制)

参考:CASEC

CASECは、結果を受け取った時にTOEICのスコア目安も表示されます。実力を測るにはうってつけといえますね。よりスキルを磨くために、CASECを受けた後TOEICを受けるという方も多いです。

翻訳などの仕事で役立つ英語系資格

翻訳

プロの翻訳家や、企業の翻訳の仕事に就きたいという方向けの資格もあります。

翻訳という仕事は、作者が書いた英語の文法や言い回しを正確に読み取り伝える仕事になります。そのため、英語の語彙力は必須であり、翻訳家になりたいのであれば、そのスキルを示すことが近道になるでしょう。

そこで、翻訳専用の英語系の資格から、幅広い範囲の知識を必要とする資格など、翻訳の仕事に就きたい方向けの英語系の資格をご紹介しましょう。

JTA公認・翻訳専門職資格試験

プロフェッショナルに翻訳の仕事をしたいのであれば、JTA(一般社団法人 日本翻訳協会)公認の「翻訳専門職資格試験(CPT)」の取得を目指しましょう。

翻訳専門職資格試験は、翻訳を目的とした英語の資格試験のなかでもハイレベルであり、

  • 翻訳文法技能試験
  • 翻訳IT技能試験
  • 翻訳マネジメント技能試験

の3つの科目をそれぞれインターネット上で受験することになります。1科目ずつ受けることも可能ですが、3科目全て受かり、2次試験である実績審査に合格しなくてはJTA公認翻訳専門職に認定されません

基本情報について

翻訳専門職資格試験の検定料などについては、以下の表を参考にしましょう。

項目 内容
受験資格 特になし
試験形式 コンピューター方式
受験費用 1科目:5,500円 2科目:11,000円 3科目:16,500円

各科目はグレードごとに合否が判定されます。各科目、1度合格すると5年間の有効期限があるのでその間に全ての科目と2次試験まで合格するようにしましょう。

JTA公認翻訳専門職は、毎年認定されるのは数%の難関といわれている資格です。もし取得することができれば、他者に差をつけるチャンスともいえます。

JTFほんやく検定

産業系の翻訳を目指すのであれば、「JTFほんやく検定」がおすすめです。

産業系の翻訳というのは、企業の書類の翻訳・作成、マニュアル作りなどといったように、企業向けの翻訳になります。産業系の翻訳は、科学的に技術や政治などその企業に合わせた知識と表現力が必要です。

レベルとしては、5級から1級まであり、基礎レベルと実用レベルに分かれます。

内容 レベル
5級・4級 一般社会問題・科学技術問題 基礎レベル
3級・2級・1級 政治、社会・科学技術・金融、証券・医学、薬学・情報処理のうち1題 実用レベル

実用レベルは、翻訳の完成度に応じて不合格もしくは等級を決まります。そのため、1級を希望して検定を受けるのではなく、翻訳の評価に応じで決定されると覚えておきましょう。

基本情報について

JTF ほんやく検定は、年に2回しかないためチャンスは逃したくないところです。検定料などは以下のようになります。

項目 内容
受験資格 特になし
試験形式 コンピューター方式
受験費用 5級:4,400円 4級:5,280円 実用レベル翻訳:8,800円 実用レベル日英翻訳:8,800円

参考:日本翻訳連盟

JTF ほんやく検定は、自宅のパソコンで試験を受けることが可能です。また、実用レベルの試験に関しては、英日もしくは日英への翻訳といった2つがあり、併願することも可能です。

ビジネス通訳検定

ビジネス通訳検定(TOBIS)」は、特定非営利活動法人通訳技能向上センターが運営する企業での通訳に特化した検定になります。

通訳を目指すのであれば、取得しておきたい資格試験であり、すでに通訳として実績を積んでいる方でも、ビジネス通訳検定を取得とすることによってよりスキルを磨くことができるでしょう

ビジネス通訳検定は、「逐次通訳試験」と「同時通訳試験」の2つの試験からなり、試験の結果によって1級~4級を判定されます。審査員が等級を決めるので、結果ができるまで自分はどのレベルなのかわかりません。

基本情報について

ビジネス通訳検定は、現在のスキルによって検定の受け方が異なります。

試験 受験資格
逐次通訳試験 通訳業務経験者や通訳を目指して勉強中の方
逐次通訳試験+同時通訳試験 同時通訳実務経験2年以上の方や同時通訳専門訓練を修了した方
同時通訳試験 過去2年以内にTOBISを2級取得した方

ビジネス通訳検定を2級取得した方は、向こう2年間は「逐次通訳試験」を免除されるので、よりスキルを向上させるためのチャンスになります。

項目 内容
試験形式 録音方式
受験費用 逐次通訳試験:12,000円 同時通訳試験:15,000円 両方受験:25,000円

参考:ビジネス通訳検定

企業で通訳として活躍したい、外資系の企業で働きたいという方は、取得しておきたいとことです。

翻訳実務検定TQE

自分の翻訳レベルを確認したいのであれば、「翻訳実務検定TQE」がおすすめです。審査員に、「原文読解」「表現力」「専門知識」「文章スタイル」の4つから判断されます。受ける科目は複数あるうちの1つを選ぶのですが、受ける時期によって出題範囲となる科目が異なるので注意しましょう

グレードは1級~5級まであり、検定の結果によってグレードが決まります。3級以上のグレードになると「翻訳実務士」の資格を得ることになります。目安としては70点以上であり、履歴書に記載するのであれば目指しましょう。

基本情報について

翻訳実務検定の受講料などは以下のようになります。

項目 内容
受験資格 特になし
試験形式 コンピューター方式
受験費用 1科目:9,900円

参考:翻訳実務検定

翻訳実務検定は、年に4回チャンスがあります。翻訳家としての道を考えている方はぜひ挑戦してみましょう。

英語以外にも身につく英語系資格

海外旅行

仕事をするためには、英語力に加えほかの知識も必要になるケースは多いです。たとえば、観光のガイドであれば通訳技術のほかに、観光地の知識が必要だというように英語力だけ長けていればいいというわけではありません。

よりプロフェッショナルに自分のスキルを磨き、仕事へ役立てたいと思うのであれば、仕事に関わる資格も取得しておくのがおすすめです。

そこで、英語力意外にも役立つ英語系の資格について解説していきましょう。

米国公認秘書検定

外資系・海外の企業で秘書業務をこなしたいという方は、英語力は当然ですが秘書業務もできなくては話になりません。そういった方におすすめなのが、IAAPの「米国公認秘書検定」です。

米国公認秘書検定では、英語力はもちろんですが、マネジメント能力やビジネス文書能力も問われます。検定を受けることで新たなスキルを身につけることが可能です。

また、米国公認秘書検定を取得することによって、英語の能力はもちろん管理や秘書としても活躍できるという証明になります。

基本情報について

外資系企業や国際的に秘書業務をこなすのであれば、米国公認秘書検定はとても役に立つ資格です。ただ難易度が高く英語力でいえばTOEIC850点以上は必要とされているため、敷居が高いのがわかります。

項目 内容
受験資格 学位なし:4年以上もしくは7,072時間以上の職歴
短大卒:3年以上もしくは5,304時間以上の職歴
4大卒以上:2年以上もしくは3,536時間以上の職歴
試験形式 CBT方式(四肢択一)
合格率 80%程度
受験費用 575米ドル

日本円でいえば約61,000円(2020年4月末時点)がかかります。試験は年に2回とチャンスが少ないため、計画的に勉強を進めていきましょう。

国際秘書検定

すでに秘書として活躍している方が、さらにスキルアップする場合におすすめしたいのが「国際秘書検定(CBS)」です。国際秘書検定は、実務処理能力と英語能力を兼ね備えた人材であるという証明にもなる検定なので、幅広い企業で活躍できるでしょう。

国際秘書検定は、「プライマリー試験」とプライマリー試験を合格して初めて受けることができる「ファイナル試験」の2段階に分かれています。プライマリー試験は年に2回、ファイナル試験は年に1回東京でのみおこなわれる試験で、ファイナル試験に合格すると初めてCBS認定されます。

基本情報について

国際秘書検定の基本的なスペックとしては以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 書き込み・面接
受験費用 9,980円

参考:日本秘書協会

試験内容としては、秘書業務に関するビジネス文書やビジネスマナー、そしてビジネス英語表現などです。仕事として役立つスキルを磨くことができるでしょう。

全国通訳案内士

全国通訳案内士」は、外国人向けの観光ガイドをしたいなど、観光業界で働きたいという方にはスキルアップにつながる資格です。

全国通訳案内士は、ただ英語力があるわけではなく地理・歴史など日本についてさまざまな知識をもったうえで、いかに英語でわかりやすく伝えるかが大切になります。

また、企業でも海外からの取引先を観光案内する場面でも役に立つ資格なので、仕事の幅が広がるでしょう。

全国通訳案内士の試験は「筆記試験」と「口述試験」の2回に分けて行われ、約1年かけて審査されます。ここまでにご紹介した資格のなかでも取得するまでに時間がかかるので、計画的に受験をするよう注意してください。

基本情報について

全国通訳案内士の受験費用などは以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 マークシート方式・口頭
合格率 9.2%程度
受験費用 11,700円

参考:全国通訳案内士

全国通訳案内士は、合格率が低く難関の資格といえます。また、海外からの観光客も多いため、観光協会で働きたいという方は全国通訳案内士の資格を持っておくと、自分のスキルをアピールすることにもつながるでしょう。

観光英語検定

旅行や観光に関したさまざまな英語のいい回しなどを学ぶことができる資格として、「観光英語検定」があります。高校などで習う英語とは違い、観光についての専門的な用語、言い回しが含まれているので、実際に外国人を観光案内している人にも役立つ資格です。

スキルアップとしてはもちろん、これから外国人に対するガイドを務めたいと思っている方にも、実力を充分に証明できるでしょう。また、ホテル業界など海外からのお客様が多い業種にも注目をされている資格でもあります。

観光英語検定は1級~3級まであり、TOEICでいえば220~860程度の英語能力が必要です。

基本情報について

観光英語検定の受験料などは、以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 筆記・リスニング
受験費用 3級:3,800円 2級:4,800円 1級:10,000円

参考:観光英語検定

3級と2級は年に2回、1級は年に1回のみの試験になるので、チャンスを逃さないようにしましょう。

工業英語能力検定(技術英語能力検定)

工業系の専門職に就いている方のスキルアップとして、「工業英語能力検定」がおすすめです。2020年度より、「技術英語能力検定」へ名称を変更しています。

技術英語能力検定は、専門性が高く試験内容としても、科学技術に関わるものになるため難易度が高い検定になります。

また、海外の論文を理解できるほどの英語力が必要です。これから海外との取引なども含めた専門的分野で働きたいという学生にも、注目してほしい検定でもあります。

技術英語能力検定は、科学技術を扱う職場で働きたい、よりスキルアップしたいという方には、専門的な英語を読み解く訓練にもなるので、技術者や研究者は自分の能力を測るために受けるという方も多いです。

基本情報について

技術英語能力検定の概要については、以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 筆記・マークシート
受験費用 3級:2,600円 2級:5,300円 1級:6,400円 プロフェッショナル:16,500円

参考:日本工業英語協会

工業英語能力検定は、1級~3級・準プロフェッショナル・プロフェッショナルの5つのグレードに分かれています。

準プロフェッショナルは、プロフェッショナルと同じ設問になります。また、プロフェッショナルは、特典が50%未満の設問が1問でもあると不合格になってしまうので注意しましょう。

国際会計検定

国際会計検定(BATIC)」は、英語の知識はもちろんですが、英語による簿記などの能力を検定します。日本企業でも国際部門や、外資系の経理業務に就きたいという方に注目してほしい検定です。

試験の内容は、「英文簿記(Subject1)」と「国際会計理論(Subject2)」の2科目を受け、合計1000点満点でスコアが出ます。スコアによって4つのグレードにわかれ、200点未満の場合は判定不可になります。

すでに経理で活躍している方も、さらに国際的に活躍を目指しスキルアップ目的で受験をするという人も多い検定になります。

基本情報について

国際会計検定の概要は、次のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 筆記・マークシート
受験費用 2科目:10,340円

参考:東京商工会議所

試験のレベルとしては、日商簿記3級程度から1級程度までの範囲になるので、すでに日商簿記の資格を持っているという方は、安心してしまうかもしれません。

しかし、実際の設問はすべて英語になります。やはり、英語力がなければ高いグレードを受け取ることはできないでしょう。

貿易実務検定

輸入・輸出といった貿易に関連の仕事に就きたい方や、スキルアップを望む方におすすめしたいのが「貿易実務検定」です。

似た資格として「通関士」がありますが、貿易実務検定では、貿易をするうえでのマーケティング・商談から契約、決済など実務を主に幅広く学ぶことができます。

検定は、A級・B級・C級の3つのレベルから選んで受験することになります。それぞれのレベルに試験日程が違うので注意しましょう。受験日によっては、C級とB級・B級とA級といったように併願も可能です。

基本情報について

貿易実務検定の簡単な概要は、以下のようになります。

項目 内容
受験資格 なし
試験形式 筆記・マークシート
合格率 C級:約70% B級:約55% A級:40%
受験費用 C級:6,270円 B級:7,480円 A級:12,760円

参考資料:貿易実務検定

検定のレベルとしては、1~3年程度実務経験を積んだ方向けのものになります。合格率も悪くないので、貿易関係に勤めたい、通関士を目指したいという方に、特におすすめの資格です。

英語力を身につけるのに最適な勉強順序は?

勉強

ここまで、さまざまな英語系の資格をご紹介してきました。そこで共通しているのは、「英語力があるのがあたりまえ」といった前提で検定があることです。

ご紹介した資格のなかには、英語力を測るための検定もありますが、ある程度の英語力があるうえで受けるものが多く、そして資格によっては難関であることがわかりますね。

そのため、英語の勉強をしたくても何から始めたらいいのかわからないという方も多いのではないでしょうか。そこで、どのようにして資格の勉強を進めればいいのか、英語の勉強方法について解説しましょう。

前提の英語力の基礎を身につけるために

英語系の資格を取得するために、英語の実力をつける必要があります。まずは、英語の基礎ともいえる受験勉強から始めましょう。

受験勉強といっても最低センター試験レベルが必要です。高校の英語文法のマスターは英語系検定を受けるためには、最低限必要なレベルといえるので、まずはセンター試験の勉強をしましょう。

目安としては、センター試験で80~90%程度点数が取れれば、基礎が身についていると判断できます。

効率的に勉強するには

学生時代のように、自分の時間を全て勉強に注ぎ込むことが難しいという方も多いです。そのため効率的に勉強をすすめる必要があります。

その方法として、「音読」がおすすめです。国語と同じように、英語は言葉の勉強になります。声に出して読むことによって、理解が深まりやすく発音や話す練習にもなります。

また、参考書や問題集は何冊もやるよりも、1冊をやりこむことをおすすめします。高校レベルの文法であれば、基本的にどの参考書をとっても言っていることは同じです。

もちろん、言い回しや使っている単語は参考書、問題集によって異なりますが、高校では学ばなければいけないものは決まっているので、1冊の本を暗記するぐらいやりこむことが大切です

次にTOEICで英語力を向上!

センター試験レベルの実力がついたら、次はTOEICの勉強を始めましょう

TOEICは先述したように、英語の実力を見るためのもので、現時点のレベルを数値化してくれます。また、頻繁に試験を行っているので、挑戦しやすいという利点があります。常に自分のレベルを把握し、向上していればモチベーションにつながるというのもおすすめしたい理由です。

センター試験のレベルはあくまで英語力としても基礎です。TOEICの勉強をすることによって、身につけた基礎力をアウトプットし、自分のものにしましょう。

また、TOEICではビジネス英語も使われています。単語やフレーズをしっかりと勉強しなくてはいけないため、アウトプットかつ新しい知識を学ぶことができます

まずはセンター試験の勉強、そしてTOEICへと切り替えるのがおすすめの勉強法ですが、もともとあまり英語が得意ではない方にとって、自分で勉強することは不安に感じるでしょう。

英語に苦手意識をもってしまうと、なかなか勉強は進まないものです。その場合は、不安を抱えたまま勉強を続けるよりも、プロの講師に教わることをおすすめします。

仕事で忙しい社会人におすすめ

英語系の資格を取得する際には、必要な本を買いそろえて学習をスタートさせる人も多いでしょう。

しかし、特に社会人におこりがちなのは、買っても勉強時間が足りなかったり、モチベーションを保てなかったりすることで学習を挫折してしまうことです。

このような悩みを解消する手段の1つとして、資格Timesでは通信講座の受講をおすすめします。

通信講座では、本を見ただけではわからないところを丁寧に解説してくれ、カリキュラムが入念に組まれているためモチベーションも維持しやすいです。

通信講座の中でも特におすすめとなっているのが、「スタディング」の通信講座です。

スタディングはスマホでスキマ時間の学習が可能になっており、通勤中にリスニングを聞いたり、文法の復習をしたりできます。

よってより短時間での学習が可能となっています。

さらに、モチベーションを維持するための機能も豊富についていることから、独学で陥りがちな課題を解消できるでしょう。

ぜひ一度スタディングの講座をチェックしてみてください!

スタディングのサイトはこちら

英語の資格はどれがいいの?についてまとめ

英語の仕事に役立つ資格についてまとめ

  • 英語力を証明するために資格は取得した方がいい
  • 英語の実力だけなら「TOEIC」もしくは「英検」がおすすめ
  • 仕事に役立つ資格であれば、英語力とプラスアルファのスキルを証明しよう

英語の資格でも、就職や仕事に役立つ仕事について解説しました。

今は、日常英会話ならできるという方が増えているため、英語ができるだけでは就職のときに有利になるとはいえません。

そこで、仕事に生かせるスキルとして英語の能力を証明するためには、英語の資格が必要です。採用条件にしている企業もあるので、どの資格がいいのか十分に検討してから、取り組んでいきましょう。

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