TOEICのコツ・テクニック35選|直前でもスコアアップできる攻略法をパート別に紹介
「TOEICの解き方のコツやテクニックが知りたい!」
「テスト直前でもスコアアップできる方法はある?」
TOEICの勉強をしている方、受験の予定がある方の多くはこのように思っているのではないでしょうか。
この記事では、TOEIC全体の解き方のコツ・テクニックや、各パートごとの解き方のノウハウ、おすすめの参考書までくわしくご紹介しています。
特に、各パートごとの解説では、そのパートの特徴を挙げながら、その特徴に合った具体的な攻略法をお伝えしています。
思うようにスコアが伸びない方、時間がなく対策をまだしていないという方も、この記事を参考にしてぜひ大幅なスコアアップを狙いましょう!
TOEICのコツについてざっくり説明すると
- スコアを落とさない解き方のコツとして、パート7に1時間残せるような時間配分が大切
- リスニングは頻出フレーズや頻出ジャンルを覚えておくことが重要
- パート3・4を攻略には次の設問を先読みして内容を把握することが有効
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TOEIC全パートで使える解き方のコツ
TOEICテストは、解き方のコツやテクニックを知っているか知らないかでスコアが大きく異なってきます。
今回は、試験直前に確認をするだけでスコアアップに直結するようなテスト攻略法を網羅的に紹介していきます。ぜひ参考にしてみてください。
問題演習の際には時間配分を意識
TOEICテストでスコアを大きく落としてしまう原因のほとんどが「時間不足」「時間配分のミス」です。
時間不足になったり、時間配分のミスをしてしまったりしないようにするためには、パートごとに使うことができる時間を決めておくのがよいでしょう。
初心者の場合は、パートの一問ごとに使う時間まで決めてしまうこともおすすめです。
目安としてパート7には1時間程度を残せるよう、得意不得意も考えた上でパートごとに時間配分をするようにしましょう。
リーディングセクションは全体として75分であるため、パート7に1時間残すとするとパート5と6は合わせて15分で終わらせなければなりません。
パート5と6の時間配分は、得意な方をできるだけ短くする方法や、苦手な部分を捨てて得意な部分にだけ時間をかけるなど、目標スコアによってもさまざまな方法が考えられます。
演習を重ねることで自分に合った時間配分を見つけ、その時間配分でできるだけ高スコアが取れるように勉強していきましょう。
普段からマークシートで勉強するのもアリ
特にリスニング問題では、自分の頭の中で答えを思い浮かべるのと、マークシートを塗りつぶしながら問題を解くのとでは大きな違いが出てきます。
マークシートを塗るのは意外と時間がかかるため、効率よくマークシートに解答しながら問題を解くには慣れが必要です。
普段の勉強で問題を解くときにもマークシートを使い、決められた時間内で解き終わる方法を身に付けるのがよいでしょう。
マークシートは問題集に添付されている場合もありますが、市販されているものもあります。
手元にない場合は購入しておき、毎回マークシートを使って問題を解くことをおすすめします。
本文の単語が選択肢にある場合に注意
TOEICテストでは、本文中の単語がそのまま選択肢でも使われることはほとんどありません。選択肢では同じような意味の単語に言い換えられていることが多いのです。
そのため、選択肢で本文中と同じ単語が出てきたら、その選択肢はひっかけ問題である可能性が高いと言えます。
同じ単語でありながら、選択肢では別の意味として使うことでひっかかるように作られているのです。本文中と同じ単語が出てきたら、その選択肢は除外しても問題ありません。
目標スコアに応じて捨て問を決めておく
TOEICにはパートごとに簡単な問題、難しい問題が散りばめられている傾向があります。
よってパートの出題パターンごとに、捨てる問題をあらかじめ決めておくこともおすすめです。
特に、パート7の最後の方は難易度の高い問題が出ますので、それを最初から捨てて、他の比較的簡単な問題に専念するという解き方にした方が、最終的なスコアがよくなる場合もあります。
ただし、830点以上を目指す場合は捨て問を作ることは避け、時間配分を正確にして問題を全部解けるようにしておきましょう。
マークシート用の文房具を使おう
リスニングセクションでは、マークシートを塗りつぶすのに時間がかかり、次の問題の冒頭が聴き取れない場合があります。
そのため、マークシートを素早く塗りつぶすためにマークシートに適した文房具を準備しておきましょう。マークシートを塗るには、塗りやすさの面から考えて、シャープペンシルより鉛筆の方が適していると言えます。
また、シャープペンシルの場合、マークシートを機械が読み取る際にエラーが出るなどのトラブルが起こる場合があります。トラブル防止のためにも、鉛筆を使う方がよいでしょう。
TOEIC Part1のコツ・テクニック
TOEICはパート1~4までがリスニング形式となっています。パート1は写真描写問題となっており、写真を見ながら質問を聴き、答える問題が6問出題されます。
質問はテスト用紙には記載されておらず、リスニングで聴き取る必要があるため、最初のパートですが高い集中力が必要です。
パート1は、点数を落としやすい要素がたくさんあることが特徴です。逆に言えば、そういった仕組みであることを把握して、適切な解き方や裏技を身に付ければ、対策がしやすいパートであるといえるでしょう。
また、パート1は最初のセクションであり、ここでスタートダッシュをかけることができればその後の問題もスムーズに解くことができるため、非常に重要なパートであると言えます。
次にご紹介するコツ・テクニックを実践して、よいスタートダッシュを切れるようにしましょう。
写真に無い名詞を含む選択肢を除外する
選択肢の中に写真とは関係ない名詞が含まれている場合、その選択肢は不正解です。写真に関係ない名詞が聞こえてきたら、すぐその選択肢は除外しましょう。
写真を見てわかることを答えるのがパート1の写真描写問題です。写真から勝手な想像をして自分でストーリーを考えたりせず、見えるものだけから判断するようにしましょう。
正しい選択肢を見つけるだけではなく時間を節約するためにも、写真とは関係ない名詞が含まれる選択肢はすぐに排除することが大切です。
写真の全体を把握する
写真の中心的なものが人物、動物、車などになっている場合でも、それらのものにだけ意識を向けるのではなく、写真全体を見ることが大切です。
人物、動物、車などいかにも問題になりそうなものではなく、端の方に写っているものや背景に写っているものが問題になっていることも往々にしてあるからです。
例えば部屋に人物がいる場合、その人物ではなく後ろにある棚や花瓶、絵など、よく見なければ見落としてしまいがちなものが問題として出題されることがあります。
そのため、写真は全体を見て見えるもの全てを把握するようにしましょう。
動詞の時制に特に注意
動詞が現在形なのか進行形なのか現在完了形なのかといった時制もきちんと聴き取ることが重要です。
時制によって、動作が静止しているのか動いているのかが変わってくるため、時制を正しく聴き取ることは、選択肢の正誤に大きく関わります。
特に受け身の進行形については注意が必要です。「be動詞+過去分詞」で「されている」と表すべきところを、進行形の「being+過去分詞」を選び「~されている最中」という意味の選択肢を選んでしまうケースはよくあるミスです。
演習をたくさんこなすことで、自分の苦手な文法事項がわかってきます。文法でしてしまいやすいミスのパターンをしっかり覚えておき、本番では同じミスをしないようにすることが大切です。
問題の構成を意識して文章を聞く
パート1で出題される問題は「主語+動詞+目的語+何らかの情報」で構成されたシンプルな文章であることが多くなっています。この構成を意識して、それぞれの選択肢を聴き取りましょう。
聴き取るときには、それぞれの品詞に対してどのような単語が使われたのか意識しながら解くとスムーズに問題が理解できます。
その上で、それぞれの品詞で使われている単語が写真に適している選択肢を選ぶことができれば、間違えることはまずありません。先ほども述べたように、写真に適していない単語が出てくる選択肢は不正解です。
TOEIC Part2のコツ・テクニック
TOEIC パート2もリスニングセクションとなっており、応答問題が25問出題されます。応答問題とは、質問文に対して適切な応答文を3つの選択肢から選ぶ問題です。
パート2も選択肢の記載がなく、視覚で得られる情報が一切ないため、高い集中力が必要です。また、ひっかけ問題も登場しますが、その傾向を知っておけば正しい答えが選択でき、スコアアップが望めます。
以下に、その他に知っておくべきコツ・テクニックをご紹介します。
同様の単語が出てくる選択肢を除外
TOEICの正解の選択肢には、設問と同じ単語がそのまま出てくることはまずありません。必ず言い換えられた表現が使われるため、選択肢に設問と同じ単語が出てきたらすぐ除外するという解き方がおすすめです。
設問と選択肢で同じ単語が使われる場合、選択肢ではその単語が別の意味で使われ、ひっかけ問題になっていることがあります。
この点を意識して解けば、半分近い問題の選択肢を絞ることができます。設問と同じ単語が使われている選択肢を除外することは、必ず覚えておきたい裏技です。
似たような発音の選択肢も除外
設問で出た単語と似ている発音の単語が選択肢に出てきた場合も、似ている発音の単語が出てくる方の選択肢を選ばせるひっかけ問題である可能性が非常に高いと言えます。
設問で聴いた単語と似た発音の単語がある選択肢は、すぐ除外することがおすすめです。
「or」が入る設問は答え方に注意
「A or B」の形で選択を求める疑問文は2パターンに分かれることが多いため注意が必要です。
まず「by train or by bus」のような場合、「Either is fine.」や「It doesn’t matter.」のように「どちらでもいいです」という意味の決まり文句が正解になることが多いです。
一方、「ホテルを予約しましたか?それとも今夜の飛行機で帰りますか?」のようなパターンは、どちらかを選ぶ応答になりやすく、どちらでもいいという意味の決まり文句にはならないことが多くなります。
このように、同じ「A or B」でも答え方が変わりますので、違いをしっかり覚えておきましょう。
冒頭の疑問詞は絶対に聞き取る
設問の疑問文文頭の疑問詞は「何を聞いてるのか」についての核となる部分なので、聴き逃しのないように注意する必要があります。
特に「Why don’t you~」(勧誘)や、「How about~」(提案)は紛らわしい部分なので、よく覚えておきましょう。
これを聴き逃すと、その後の文章を聴いても何について聞いているのかわからなくなってしまう可能性が高いです。
また、文頭全体をしっかり聴き取らないと「Whyだから理由を聞いてる」「Howだから方法を聞いている」などと単純な間違いをしてしまう可能性もあります。
TOEIC Part3のコツ・テクニック
パート3のリスニングセクションでは、2人もしくは3人の会話形式問題が39問出題されます。選択肢は4つになっており、設問自体も長くなっているため、より高い集中力が必要です。
以下の説明では、下記で示す例題を基に考えていきます。
- part3 例題
Men:Hi,I bought this jacket here yesterday, but it’s too large for me. I’d like to exchange it for a smaller size.
Women:Sure, do you have the receipt?
Men:… …
1.Where most likely are the speakers?
(A)At a train station.
(B)At a retail shop.
(C)At a travel agent.
(D)At a post office.
2.What is the man planning to do?
(A)Reserve a seat.
(B)…
…
冒頭の会話に攻略の鍵がある
パート3対策をする上では「会話の冒頭の5秒からできる限りの情報を引き出す」ということが非常に大切です。
上記の問題では、最初に男性が「bought」「jacket」「exchange」と言っていることから「服屋でジャケットを買った男性が、サイズの交換に来ている」という会話のイメージを掴むことができます。
ここを聴き逃すと何の会話かよくわからず、その後の設問で間違ってしまう可能性が高くなります。冒頭の部分は会話の内容を把握するために最も大切なパートなのです。
設問を先に読んでしまう
一つ前の問題を解き終わって時間の余裕ができた場合や、音声を聴く前の時間に、次の設問をできる限り先読みして問われる内容を確認しておくという裏技がおすすめです。
設問を先読みすることで、設問を聴きながら問われている部分を探すことができるため、問題の得点率が上がります。
例えば上記の設問1「Where most likely are the speakers?」を先読みしていれば、どのような場面なのか聴きながら想像する必要があるとあらかじめ理解することができます。
会話の状況をイメージしながら聴く
会話文では、誰でも想像がつく一般的な日常のシーンが登場します。そのため実際のシーンをイメージしながら問題を解くことがおすすめです。
英文をただ聴くだけではなくイメージすることで、会話の場面や登場人物の行動などが想像しやすくなります。また、会話のイメージを掴むことで、会話が聴き取りやすくなるという効果もあります。
その結果、問題それぞれの解答がしやすくなってきますので、会話のリスニングでは常にどんなシーンなのかイメージしながら練習しましょう。
リスニングではマークシートを少し塗る
選択肢を選んだあとマークシートを塗りつぶす作業を行っていると、次の設問の冒頭部分をしっかり聴けないという事態になりかねません。
そのため、少しだけ塗る、薄く塗るなどマークシートに解答の目印を簡単に付けておくという裏技を使い、時間を節約してすぐ問題に戻り、リスニングに集中できるようにしておきましょう。
マークシートは、リスニングが全て終わってから塗りつぶせばよいですので、リスニングの間は、あとからマークシートを見たときにどの選択肢を選んだかわかるようにだけしておけば問題ありません。
設問の順番と最初の一問を意識
パート3では、設問が出題される順番と、その設問の答えとなる内容が会話で出てくる順番は一致していることがほとんどです。
パート3では、一つの会話につき、会話の前半・中盤・終盤に分けて3問の設問があることが多い傾向があります。つまり、1問目は会話の前半、2問目では会話の中盤、3問目は会話の終盤の内容が問われることが多いということです。
そのことから、1問目で聞かれているのが会話のどの部分なのかわからないと、以降の設問でも該当範囲が見つけられないという事態に陥りかねません。
1問目がどの部分を聞かれているのか把握し、確実に正解するという意識を持っておくとパート3は解きやすくなります。
設問のパターンを暗記しておく
TOEIC パート3では、設問のパターンがある程度決まっており、設問文は定型文であることが多くなっています。
一例として「場所」「話題」「職業」に関する定型質問を紹介しますので、覚えておくと効率よく設問文の先読みができるでしょう。
- 「場所」に関する設問
Where does the conversation take place? (この会話はどこで行われていますか)
Where most likely are the speakers? (話してたちはどこにいると考えられますか)
Where does the man most likely work? (男性はどこで働いていると考えられますか)
- 「話題」に関する設問
What are the speakers discussing? (話し手たちは何について相談していますか?)
What is the topic of the conversation (この会話のテーマは何ですか?)
- 「職業」に関する設問
Who most likely are the speakers. (話し手たちは誰だと考えられますか)
Who most likely is the man/woman? (男性/女性は誰だと考えられますか)
TOEIC Part4のコツ・テクニック
TOEIC パート4では、1人の人物が何かをナレーションするという形式のリスニング問題となっており、全30問が出題されます。
パート4での解き方のコツ・テクニックをご紹介します。
Part3の攻略法がそのまま使える
パート4はナレーションの形式になっていますが、内容自体はパート3の会話形式からモノローグ形式に変わっただけですので、基本的にはパート3の攻略法がそのまま使えます。
冒頭の内容をよく聴くこと・設問を先読みすること・状況をイメージしながら聴くこと・マークシートの使い方など、パート3の対策項目を実践すれば、パート4の対策としては十分です。
一方、パート4の一人で話す形式は会話形式より単調であることから、パート3よりも高い集中力が要ると感じる人も少なくありません。
パート4が単調で苦手だという方は、パート4のリスニング量を増やして一人の音声に慣れておくことが大切です。
リスニングのジャンルを判断する
パート3と異なる点としては、どのようなジャンルについて話をしているのか、文章の冒頭ではわかりにくい場合があるという点が挙げられます。
以下に頻出ジャンルをご紹介しますので、こちらを参考にしてまずはどのようなジャンルの話をしているのか判断するようにしましょう。
part4の頻出ジャンル
- advertisement (広告)
- announcement (アナウンス)
- broadcast (放送)
- excerpt from a meeting (会議の一部)
- introduction (セミナー等の導入)
- news report (ニュース報道)
- radio broadcast (ラジオ放送)
- recorded message (自動音声メッセージ)
- talk (話)
- telephone message (留守番電話)
状況判断を素早く行うことに注力する
パート4では、話の話し手・聞き手がどんな人物なのか、最初はよくわかりません。
まずは、話し手がどのような人物なのか、聞き手とはどのような関係なのかなど、どのような目的で話をしているのかなど、状況を判断することが必要となります。
例えば上下関係があるのか、仕事仲間なのかなど、話し手と聞き手の関係を理解することで、設問の答えやすさが大きく変わるのです。
「話し手は誰なのか」「聞き手は誰なのか」「話し手の職業は何か」などを問う問題もよく出ますので、話し手と聞き手についてはしっかり把握しておきましょう。
TOEIC Part5・6のコツ・テクニック
パート5からはリーディングセクションです。パート5、パート6ともに穴埋めの問題となっており、パート5は短文穴埋め問題、パート6は長文穴埋め問題ですが、 基本的には両者とも同じようなコツ・テクニックで対応することが可能です。
Part5・6は特に試験時間を意識
パート5・6は、最も時間がかかるパート7の直前のパートであり、できる限り時間をかけずに問題を解きたいところです。
しかし、パート5、パート6に時間がかかってしまいがちな構成になっているところがTOEICの特徴でもあります。
そのため、パート5、パート6ではまず解ける問題を優先して解くことを意識して、時間がかかりそうな問題は捨ててしまっても構いません。
パート7には1時間ほど残すのが理想ですので、パート5とパート6は合わせて15分ほどで解き終わるのが目安です。解ける問題は速いスピードでテンポよく解いていき、捨てる問題も瞬時に判断すると時間が節約できます。
次の問題に進むスピードを早くする
パート5・6では時間を節約することが大切ですので、答えがわかったら即マークをして、次の問題に進むことが理想的な解き方です。
ときには直感で解くことになってしまう場合もありますが、速さをキープするためには直感も使いながら解答することが大切です。
特にパート5の問題では1問を○○秒以内に解くと決めたら、必ず守るようにしましょう。ちなみに、高スコア保持者の方は、パート5の場合1問につき10秒以内で解いている方もいます。
また、ひっかけ問題もいくつかちりばめられている点を意識しながら解くと、一問にこだわりすぎない思考が身に付くでしょう。
焦らずに品詞分解を行う
パート5で出題される、当てはまる品詞を選ぶ品詞問題では、冷静に品詞分解をすると解ける問題もあります。選択肢から品詞問題であることがわかったときは、まず品詞分解から始めると誤読を減らすことができます。
以下に例題を出しますので、どれが答えなのか考えてみてください。
TOEIC part4 例題
Q,Furniture ------ made online may be returned or exchanged at any Tex Furniture location within 14 days of the original order date.
(A) purchase
(B) purchases
(C) purchased
(D) purchasing
- 品詞分解と解答解説
正解は(B)
Furniture ------ made online / may be returned or exchanged / at any Tex Furniture location within 14 days of the original order date. のように主語、動詞、追加情報として品詞分解ができる
主語の部分の------については動詞であるmadeの後にあることから名詞であると考えられる
ここで、purchaseには「購入(名詞)」の意味もあることから、(A)(B)のいずれかに絞られる
「make a purchase」で購入するという意味であるが、この文章に「a」が存在しないため、正解は(B)となる
このように品詞分解をすることによって、間違いやすい品詞問題にもスムーズに対応することができるようになります。
品詞分解は初めは難しく感じるかもしれませんが、日々のトレーニングによって慣れれば難なくできるようになります。品詞分解は日々の勉強に積極的に取り入れていきましょう。
文章挿入問題の出題パターン別テクニック
パート6の文章挿入型の空欄は文頭・文中・文末のいずれかに分類できます。それぞれ解き方のテクニックが異なりますのでご紹介します。
文頭に文章を挿入するパターン
文頭に文章挿入問題がある場合、空欄には文章全体で述べる内容の目的や、内容の要約などを述べる選択肢が入る場合が多いです。
そのため、まずは文頭の空欄の部分の問題は飛ばし、他の問題を先に解きましょう。
文章全体のテーマを理解すると文頭にどのような文章を入れるのが適切かわかるため、文頭の文章挿入問題は最後に解くと正解がわかりやすくなります。
文中に文章を挿入するパターン
文中に文章挿入問題がある場合は読解力が必要となるため、難易度が高く解くには比較的時間がかかりやすくなります。
選択肢を一つずつ入れて自然な文章になるか確かめるのもよいですが、時間がかかる上に全部選択肢を当てはめてみても正解がわからないこともあります。
その場合時間の無駄になってしまいますので、目標スコアによっては捨ててしまってもよいでしょう。
文末に文章を挿入するパターン
文末に文章を挿入する場合は、その文章の締めとなる内容が入る場合が多くなります。
例えば「お返事お待ちしております」や「質問があればどうぞ」といった定型表現が頻出する傾向があるため、頻出フレーズを暗記しておくのがよいでしょう。
パート6対策用の参考書にはそのような頻出フレーズがまとめられていることが多いですので、頻出フレーズが収録されている参考書を使い暗記しておきましょう。
TOEIC Part7のコツ・テクニック
パート7は長文問題となっており、全54問が出題されます。
長文が一つだけのシングルパッセージ問題、長文が2つのダブルパッセージ問題、長文が3つのトリプルパッセージ問題があるのが特徴です。
パート5、パート6でしっかり時間を節約し、このパートでは1問につき1分程度の時間が確保できていると理想的です。
また、パート7にはパート4のリスニング内容がそのまま文章になっただけの部分もありますので、パート3、パート4のコツ・テクニックがそのまま使える場合があります。
まず設問を読み長文は全て読まない
パート7は長文問題となっていますが、設問を読めば、長文を最初から最後まで全部読まなくても解ける問題が非常に多いです。
設問を読む中で何を聞かれているかを意識し、鍵となる単語を見つけ出すと、長文の中で設問の内容に該当する部分がわかりやすくなります。
鍵となる単語には「固有名詞」「言い換えを含む動詞」「日付」などが挙げられます。
長文を全部読まずとも、この鍵となる単語の前後の文章を読めば、正しい選択肢がわかるのです。
文章のジャンルから本文の内容を予測する
パート7は、各設問の冒頭に、以下のようにその文章のジャンルが記載されています。
- Questions 147 - 148 refer to the following letter.
(設問147-148は次の手紙に関する問題です)
文章を読む前にジャンルが何なのか把握しておき、そのジャンルについての知識を思い起こすことで読解をスムーズに進めることが可能です。
パート7のジャンルは頻出するものがある程度決まっているので、それぞれのジャンルでどのようなやりとりが行われるのかを演習する中で把握しておくとよいでしょう。
part7の頻出ジャンル
e-mail (Eメール)
letter (手紙)
text message chain (チャット)
notice (告知)
advertisement (広告)
article (記事)
report (レポート)
information (情報)
coupon (クーポン)
form (フォーム)
web page (webページ)
review (レビュー)
追記・補足情報にヒントが隠れていることも
パート7のダブルパッセージ問題は、2つの文章を読んで5問に答える問題です。
ダブルパッセージ問題では、文章の下に追記情報・補足情報が記載されていることがよくあります。そこに4問目、5問目の設問の直接的なヒントが隠されている場合が多いです。
設問の順番と、本文中で該当する文章の順番は一致する傾向があります。例えば、第1問目は、一つ目の文章の冒頭の方にヒントがあります。
このような仕組みなので、最後の追記情報・補足情報に4問目、5問目の設問のヒントが出てきやすくなっています。忘れずにチェックしておくようにしましょう。
自分の得意なパターンを優先して解く
先ほど述べたように、パート7にはシングルパッセージ・ダブルパッセージ・トリプルパッセージの3つの出題パターンがあります。
このうち、シングルパッセージ>ダブルパッセージ>トリプルパッセージの順で解きやすい傾向があります。
高スコアを目指す人は全ての問題が解けるようになる必要がありますが、目標スコアが600点くらいの受験者の場合、難易度が一番高いトリプルパッセージは捨ててもよいという意識で、まずはシングルパッセージとダブルパッセージをしっかり解くことに集中してもよいでしょう。
「ピンポイント型設問」を狙って解く
パート7の設問パターンには「ピンポイント型設問」というものがあります。
以下のような設問がピンポイント設問です。
- ピンポイント型設問の例
Q,When will the conversation begin?
(A) In June
(B) In July
(C) In August
(D) In September
このように、具体的な情報を答えるのがピンポイント設問です。このような設問は文章を読み設問の内容を把握しておくことで、文章の中から該当部分を見つけやすくなり、簡単に問題が解けるようになります。
また、ピンポイント型設問には、以下のパターンもあります。
ピンポイント型設問の例
- Where will the tour most likely start?
- When does the library plan to close?
- Who should call the dentist?
このように、かなり具体的な情報を問うタイプのピンポイント型設問は得点に繋がりやすいため、しっかり答えを見つけて正解しておきましょう。
TOEICテスト直前のテクニック・過ごし方
TOEICだけではなくテスト全般に言えることですが、前日・当日をどのように過ごすかによって得点が大きく変わる場合があります。
ここからは、テスト直前の過ごし方のテクニックを解説します。このテクニックを実践することにより、自分の実力が安定して出せるようになります。
前日・当日は早寝早起きを心がける
前日・当日は早寝早起きをして万全のコンディションでテストに臨みましょう。
早く起きて脳を目覚めさせておけば、テストを受ける時間になる頃には脳のコンディションはよくなっています。
前日の過ごし方としては、重要な知識の確認のみに留めておき早く寝て、テスト当日のコンディションを整えることを優先しましょう。
眠れないからとスマホを触ってしまうと睡眠を阻害するため、スマホはできるだけ寝るところからは遠ざけた場所に置いておきましょう。
直前の食事にまで気を使うのがおすすめ
当日のコンディション作りとしては、食事にも気を使うことが必要です。
消化がよく、かつ炭水化物やビタミンB1が豊富なものを食べましょう。炭水化物は 消化されるとブドウ糖になり脳を活発に働かせます。
また、ビタミンB1はブドウ糖をエネルギーに変えるため、さらに脳の働きが活発になるのです。
ブドウ糖により脳の働きが活発になりますので、食事でブドウ糖を取り入れるだけではなく、試験直前にもブドウ糖やチョコレートを摂るとよいでしょう。
緊張は悪いものでないという前提を持つ
適度な緊張状態はパフォーマンスを高めてくれます。逆に、全く緊張していない状態の方がパフォーマンスは低下してしまいます。
この前提知識を持っていると「当日にパフォーマンスが落ちるかもしれない」といった不安が解消されるため、ぜひ覚えておきましょう。
また、前日に緊張して眠れない場合は交感神経が優位になっている状態ですので、副交感神経を優位にするようにしましょう。
具体的には先ほども述べたようにスマホを近くに置かない方法の他、「温かい飲み物を飲む」「深呼吸をする」などの方法を取ると副交感神経を優位にすることができ、眠気が感じられるようになってきます。
TOEICの攻略法が学べる参考書
ここまでご紹介したさまざまなコツ、テクニックの他にも、以下にご紹介する参考書を読み込むことで、解き方のテクニックやテスト直前でのスコアアップの方法を習得することができます。
TOEIC® L&Rテスト 直前の技術
『TOEIC® L&Rテスト 直前の技術』は、11日間で効率よくスコアアップするために作られた参考書で、解き方のテクニックなども紹介されています。
忙しくて勉強する時間が取れなかったという方でも、テスト直前の11日間でこの参考書を読めば、大幅なスコアアップが狙えるでしょう。
TOEIC® L&Rテスト スコアアップの奥義
『TOEIC® L&Rテスト スコアアップの奥義』は、スコアが伸び悩んでいる方に向けて、スコアアップのテクニックを伝授している参考書です。
スコアが伸び悩む原因や、リスニング・リーディングの学習法などが10章に分けて解説されており、今のスコアから脱したい方にぴったりの一冊となっています。
TOEIC® L&Rテスト 超即効スコアUPテクニック114
『TOEIC® L&Rテスト 超即効スコアUPテクニック114』は、ハーバード大学の研究所に在籍経験のある筆者が、スコアアップするためのテクニックを解説している参考書です。
英語の基礎から学びたい方、目標スコアが400~680点の方におすすめです。
TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ
TOEIC学習で定番の『金フレ』と親しまれる 『TOEIC L & R TEST 出る単特急 金のフレーズ』 は、試験に出てくる単語・フレーズがたくさん登場します。
数週間金フレの単語の暗記をするだけでも得点はぐんと上がります。
初心者から上級者までおすすめできる単語帳です。
スタディサプリの神講義でコツを習得
スタディサプリの講座は、実績抜群の講師が要点を押さえた神講義を展開してくれるため、スキマ時間に何度も聞くことでTOEIC試験対策のコツを効率よく押さえることができるおすすめ講座です。
プログラムは、TOEIC試験を徹底研究して生まれたものであることから、試験のコツが満載の講義内容となっています。
講座は無料で体験できることから、気になる方はぜひ一度授業を体験してみてください。
効率的にスコアアップを狙うならベルリッツ
効率よくTOEICのスコアアップを目指される方はベルリッツの通信講座がおすすめです。
ベルリッツのTOEICコースは、実際に会話で使われる英語の表現をマスターすることを目指しています。
そのため、中学校や高校の授業のような文法や訳文に重点を置いた学習とは異なり、ベルリッツでのロールプレイや実践的な練習は、実用的な英会話スキルを身に付け、英語の能力を底上げさせることに役立ちます。
さらにベルリッツでは、TOEICで目標とするスコアに応じて、550点、650点、750点を目指すための3つの異なるレベルのコースが用意しているため、難易度が高すぎる問題や既に理解している内容の不必要な繰り返しを避けることができ、英語力の効果的な向上が見込めます。
TOEICのコツについてまとめ
TOEICのコツについてまとめ
- リスニングはマークシートを薄く塗るだけにしておき時間を節約し、リスニングが全て終わってから綺麗に塗るという裏技がある
- パート7に時間をかけたいので、パート5とパート6では時間がかかりそうな問題は捨てても構わない
- パート7では、長文は全て読まず、設問を読んで質問を把握し、質問に該当する部分の文章だけ読む
今回は、各パートごとの具体的な解き方のコツ・テクニックや意識するべき点などを詳細に解説しました。
TOEICは、解き方のコツ・テクニックを知っているだけでも大幅なスコアアップが狙えるテストです。逆に言えば、そのようなコツ・テクニックを知らないと、なかなかスコアが伸びないこともあります。
今回ご紹介したコツ・テクニックを実践すれば、リスニングが聴きやすくなったり、リーディングでもチェックすべてき点がわかり解きやすくなったりして、これまでよりも手ごたえを感じることができるのではないでしょうか。
今回ご紹介したコツ・テクニックは、試験直前でも効果的なものばかりです。ぜひ実践してスコアアップを狙いましょう!