中小企業診断士の予備校・学校のおすすめ人気ランキング|厳選11社を徹底比較!


「中小企業診断士の勉強のために予備校を探してるけど、数が多くてどこを選べばいいのか分からない…」
そんな風にお悩みの方もいらっしゃるかと思います。
中小企業診断士の試験は極めて難易度が高く、合格を掴むために予備校や通信講座を利用する人は非常に多いです。
その需要に合わせて数多くの学校が中小企業診断士講座を展開していますが、正直どこがどう違うのかよく分からないという方が多いのが実情です。
そこでここでは中小企業診断士講座を開講している予備校11社を徹底調査して、それぞれの講座の特徴やおすすめの選び方まで解説します。
これを読めば中小企業診断士の講座選びはバッチリです!
中小企業診断士の予備校の選び方
それぞれの予備校の特徴を確認する前に、まずは予備校選びの際に意識しておくべき「4つのポイント」をご紹介します。
①通学か通信かをまず決める
資格学校が開講している中小企業診断士講座は、校舎に通って勉強する「通学」と、スマホやPCを活用して場所や時間の制約なしで学習を進める「通信」の大きく2つに分けられます。
強制力を働かせて毎週決まった時間に勉強したいという方や、他の受講生の姿をみて刺激を受けたいという方は予備校に通学するのがおすすめです。
一方で、仕事が忙しく予備校に通う時間が取れないという方や、移動時間などのスキマ時間を活かして勉強したいという方は通信講座の方が向いているでしょう。
ちなみに予備校でも校舎に足を運ばずに受講できる「通信コース」が用意されていますが、通信の場合は「通信講座専門の会社」を選択するのが無難です。
なぜなら、通信講座を専門とする会社と比べて、予備校が提供する通信コースは価格が10万円以上高くなってしまう上に、通信に特化した会社の方が概してスマホを活かしたオンライン学習システムが優秀だからです。
したがって、通学を希望するのであれば予備校を、通信であれば通信講座専門の会社を選ぶのがおすすめです。
②受講料の相場を知る
予備校と通信講座ではその費用相場が大きく異なります。
予備校の場合、通学コースの費用相場はおよそ26万円前後となっています。通信コースの場合は講座料金はやや安くなり、23万円前後が相場となります。
通信講座を専門とする会社の場合、相場価格は8万円です。予備校との価格差が非常に大きいですが、これは通信講座では校舎の維持費などの固定費が予備校に比べて極めて小さいことなどが主な理由となっています。
特に予備校の費用は非常に高いので、できるだけ講座費用を抑えたい方は通信講座の中から講座選びを進めるのが良いでしょう。
③講座ごとの推しポイントや強みを知る
中小企業診断士講座を開講している予備校・通信講座は数多くありますが、その強みや優れている点はそれぞれ異なります。
各講座が提供してくれる価値を正確に把握して、自分が求めるポイントに合った講座を選ぶことが大切です。
また注意すべきなのが、価格が高い講座が必ずしも優れたサービスを提供しているとは限らないという点です。
受講料が高い講座をチェックする際は、本当にその価格に見合うサービスなのかも考える必要があるでしょう。
④通学する場合は立地も重要
予備校の通学コースを受講する場合は立地が非常に大切になります。
予備校への通学に1時間もかけてしまうと、日々の学習時間が大きく減ってしまう上に、交通費や移動のストレスも無視できません。
自宅や職場、学校から通いやすい予備校を選ぶことが極めて大事なので、それぞれの予備校がどこに校舎を構えているのかはしっかりと把握しておきましょう。
中小企業診断士の予備校・通信講座ランキング
1位:スタディング
中小企業診断士の通信講座で最もおすすめなのがスタディングです。
スタディングは仕事が忙しい人でも合格を目指せるように、スキマ時間を最大限生かした効率学習が大きな売りとなっています。
また、短期間で合格した人の勉強法を徹底分析したうえで講座を開発していることから、忙しい人でも短期間で合格できるという驚異のクオリティを誇る講座に仕上がっています。
クオリティの高さは合格実績の高さにも表れており、令和4年度の2次試験合格者数は162名に上ります。
実績もしっかり伴っており、1番のおすすめ講座であると言えるでしょう。
忙しい社会人に特におすすめの講座
画像出典:スタディング公式HP
スタディングの講座は、数ある通信講座の中でも特にスマホ学習機能に優れており、通勤電車の中などの隙間時間を活用して効率よく勉強を進めることができます。
講義動画を中心に、多様なニーズに対応する問題集や、2次試験では解答のプロセスを理解するための講座が用意されているなど、スマホ1つで1・2次試験の対策をしっかり行える学習体制が整っています。
これにより、多忙な社会人でも十分な実力を身につけて合格まで突き進むことができるでしょう。
教材面だけでなく、学習継続に役立つ各種学習サポート機能も備えており、社会人の方々の強い味方となってくれること間違いなしです。
スタディングを受講した人の声
やはり学習領域の広い資格ですので、コツコツ継続することが重要になってきます。その点スタディングを使ったスマホ学習では、場所を選ばず、また自分の生活の中にあるスキマ時間や、生活”しながら”の学習が可能となり、毎日コツコツ学習することができます。特に働きながら効率よく資格学習したい方にオススメです。 スタディング 中小企業診断士 合格者の声
1次試験対策用として、大変有益な通信講座でした。 各教科のビデオ講座は、スマホにダウンロードすることができます。通勤中の電車の中など、外出先でも通信料を気にすることなく、スキマ時間を有効に活用することができました。スマホでできる問題集は非常に使い勝手がよく、自宅でソファに寝転がりながらでも勉強することができます。
おかげさまで無事、ストレート合格することができました。ありがとうございました。 スタディング 中小企業診断士 合格者の声
短期間で合格するには、①勉強効率の向上、②隙間時間の活用の二点が鍵になると考え、スタディングを活用することに決めました。結果、大正解でした。 スタディング 中小企業診断士 合格者の声
スタディングの中小企業診断士講座を受講した人からは、スタディングの教材のわかりやすさや使い勝手の良さを評価する声が多く挙がりました。
また、働きながら隙間時間に勉強して合格を勝ち取ったという口コミも大変多かったです。
スタディングは、仕事をしながらの資格学習でも効率よく合格が目指せる充実の教材であることが伺えるでしょう。
講座価格の安さは大きな魅力
スタディングの中小企業診断士講座は、1次・2次試験対策がセットとなっている講座と、1次試験の科目別講座が用意されています。
また、試験直前期には直前対策講座も開講されます。
1次・2次試験対策がセットになった講座の受講価格は次のようになっています。
コース名 | 料金 |
---|---|
ミニマムコース | 48,400円 |
スタンダードコース | 53,900円 |
コンプリートコース | 69,300円 |
スタンダードコースは合格に必要な教材・サービスが全て揃って5万円台となっています。また、コンプリートコースはこれに加えて模試やQ&Aチケット(質問券)がついて7万円以下です。
これは、通信講座の相場である8万円と比較すると2~3万円ほど安い値段であり、極めてリーズナブルな価格で質の高い試験対策を行うことができます。
また、コンプリートコースは教育訓練給付金制度の対象講座となっており、条件を満たすことで20%OFFで受講が可能です。
忙しくて勉強時間をあまりとれない人や、低価格で講座を受講したい人に特におすすめの講座であるといえるでしょう。
スタディングの詳細はこちらも併せてチェック!
2位:資格の学校TAC
ロゴ出典:TAC公式HP
TACは資格学校として圧倒的な認知度を誇る大手予備校です。
数多くの資格講座を取り扱うTACですが、その中でも中小企業診断士講座は主力講座の1つです。
TAC出版の市販テキストも毎年売上1位を記録しており、信頼度はこの上なく高いと言えるでしょう。
合格実績に優れた予備校
画像出典:TAC公式HP
TACは予備校の中でも非常に優れた合格実績を持っており、2022年度の中小企業診断士合格者数(2次試験合格者数)はなんと166人でした。
スタディングと同等レベルの合格者を輩出しており、その指導力は確かなものであると言えるでしょう。
ここまで多くの合格者数を輩出している予備校は他になく、中小企業診断士講座の中でも随一の存在感を放っています。
この結果からもTACの講座クオリティの高さが伝わってくるでしょう。
TACの講座評判
TACの中小企業診断士講座を受講した人の感想として
合格できたのは、講義を通じて合格点を取れるレベルまで上げていただいたおかげと思っています。ありがとうございました。 TAC 令和元年度 合格者の喜びの声
ご指導いただいた櫻井先生や八重洲校で知り合った勉強仲間の皆様に感謝しております。 TAC 令和元年度 合格者の喜びの声
など、合格実績に見合う講座内容を絶賛する声や、予備校ならではの仲間との出会いに助けられたという声も聞かれました。
講座費用はベーシック
TACの中小企業診断士講座の受講料は以下の表のようになっています。
<2023年度合格目標 1・2次ストレート本科生>
コース | 価格(税込) |
---|---|
Web通信講座 | 295,000円 |
DVD通信講座 | 325,000円 |
教室講座 | 295,000円 |
ビデオブース講座 | 295,000円 |
TACの講座は1次対策・2次対策がセットで295,000円〜となっています。
これは、予備校の通学コースの相場価格とほぼ同じであることから、ベーシックな価格帯で講座を受講することができるでしょう。
TACの中小企業診断士講座の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
3位:診断士ゼミナール
診断士ゼミナールは中小企業診断士の講座を専門に扱う会社です。
診断士ゼミナールの魅力は受講生の試験合格率が一般受験生よりも数倍高いところです。 実際に2021年度受講生の1次試験合格率は一般平均合格率の2.03倍の74.0%、2次試験合格率は一般平均合格率の1.95倍の35.6%と高い水準をキープしています。
ここから、多くの方々から支持を集める信頼ある講座であることが伺えるでしょう。
合格に一歩ずつ近づくこだわりの教材
画像出典:診断士ゼミナール公式HP
診断士ゼミナールの教材は合格にとことんこだわったクオリティの高いものとなっています。
フルカラーで図表を多用したわかりやすいテキストや、自慢の講師が重要ポイントを中心に丁寧に解説してくれる映像講義など、難易度の高い中小企業診断士の内容をわかりやすく理解できるものとなっています。
これらのこだわりの教材は診断士ゼミナールならではといえるでしょう。
また、1度受講すれば3年間分の講座が受講できるなど、非常に手厚いフォロー制度も高い人気の理由です。
診断士ゼミナール受講者の評判
圧倒的にコストパフォーマンスが高く、3年間の受講延長が可能であった診断士ゼミナールを選択しました。 診断士ゼミナール 受講者の声
7教科すべて一からの学習でしたが、すべての科目がとても分かりやすく解説されており、途中で諦めることなく最後まで勉強することができました。 診断士ゼミナール 受講者の声
テキストと動画の説明が分かりやすく、1次試験は過去問を含めてこの診断士ゼミナール一本でした。スマホ等でスキマ時間に学習できるので、忙しい社会人には最適だと思います。また動画のため繰り返し見返すことができるのも魅力でした。 診断士ゼミナール 受講者の声
診断士ゼミナールの口コミでは、講座を選んだ理由として「価格の安さ」を挙げる方が大変多くいらっしゃいました。
また、受講生からはこだわりの教材のわかりやすさ・使いやすさについて高く評価する声が続出しており、低価格なのに質が高いと評判でした。
さらに、オンライン講座なので自宅等でもスマホやパソコンで講義が受けられる点も人気を集めていました。
リーズナブルな講座価格で受講可能
診断士ゼミナールの講座価格一覧は以下のとおりです。
コース名 | 価格(税込) |
---|---|
1次2次試験プレミアムフルコース | 59,780円 |
1次試験コース | 51,200円 |
2次試験コース | 27,280円 |
メインのコースとなる「1次2次試験プレミアムフルコース」の講座料金は59,780円(税込)と、通信講座の相場よりも2万円以上安い値段です。
さらに合格すればお祝い金として30,000円が贈呈されるので、診断士ゼミナールは全ての中小企業診断士講座の中で最も出費を抑えられる講座となっています。
診断士ゼミナールの詳細はこちらも併せてチェック!
4位:LEC東京リーガルマインド
ロゴ出典:LEC公式HP
LECはビデオブースで講義動画を視聴する形態が主流の予備校です。
一部の校舎では教室で講義が行われますが、基本的には通学の場合も録画したビデオ講義を教室で受講する形になります。
通学でもWEB講義がメイン
出典:LEC公式サイト
上述のようにLECはビデオ講義がメインなので、それぞれの校舎で担当の講師が違っているということはなく、地域によらず人気講師の講義を体験することができます。
ただし、教室講義と比べると強制力がやや弱くなる点や、他の受講生との交流の機会が少ない点には注意が必要です。
LECの受講生の口コミ
LECの中小企業診断士講座を受講した人の声として、
分からないことがあった際に、チューター機能を利用して、丁寧な回答をいただくことができました。チューターの方の対応が非常に熱く(笑)、モチベーションの維持にも繋がりました。 LEC 中小企業診断士 合格体験記
学習期間が自分自身の結婚式の準備期間などと重なり、講義を受講できないことがありましたが、そのような時、Web講座がフォローアップに大いに役立ちました。
また、受験できない模試について事務局スタッフの方に相談したところ、個別の資料配布と添削指導に対応いただき、模試の機会を無駄にせずに済みました。柔軟な対応には本当に感謝しています。 LEC 中小企業診断士 合格体験記
など、LEC自慢のオリジナル教材の質の高さを評価する声が多かったほか、サポート体制も充実していたという声も上がりました。
比較的低価格なので受講しやすい
LECの中小企業診断士講座の価格は次のようになります。
コース | 通学・通信価格(税込) |
---|---|
1次2次プレミアム1.5年合格 | 286,000円〜 |
1次2次プレミアム1年合格 | 264,000円〜 |
1次2次プレミアム速習合格 | 253,000円〜 |
初学者向けの1.5年合格コースで286,000円〜と、相場通りの価格で講座を受講できるでしょう。
また早期割引として、数万円の割引を受けられる講座も多いのでそちらも忘れずにチェックするようにしてください。
LECの中小企業診断士講座の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
5位:クレアール
クレアールは通信講座でありながら予備校に近いレベルのサポート体制を持っているのが特徴です。
特に通信講座では珍しく添削指導がついているのが魅力的であり、2次試験対策もしっかり行うことができるようになっています。
独自のメソッドの非常識合格法が売り
出典:クレアール公式HP
クレアールでは独自の学習メソッドである「非常識合格法」による講座内容が大きな売りとなっています。
これは、過去問の傾向を徹底分析して合格に必要な知識を厳選することで、最も効率よく合格ライン突破を狙える学習スタイルとなっているのです。
このメソッドのもとテキストや講義がしっかりと練られていることから、自然とクレアールこだわりのメソッドを実践できるのです。
クレアール受講者の口コミ
クレアールの中小企業診断士講座を受講した人の声として
ストレート合格することができたのは、とにかく手を広げずにやるべきテキストを絞り込んで繰り返すことで基本を習得したことに尽きると思います クレアール 中小企業診断士 合格体験記
受講生の皆様にも是非クレアールのカリキュラムを信用して取り組んでもらいたいと思います。思うような結果が出なくとも信じて継続していけば着実に力が付いてきます クレアール 中小企業診断士 合格体験記
クレアールの答案練習や模試での成績は常に中位程度(偏差値50前後)でしたが、焦ることなく他にも手を広げずクレアールの教材を最後まで信じて勉強を続けた結果、無事に合格を果たすことができました。クレアールの合理的な指導なくして合格はなかったと確信しております。ありがとうございました。 クレアール 中小企業診断士 合格体験記
など、クレアールのこだわりの非常識合格法を使って合格までたどり着くことができたという声が特に多く挙がりました。
講座価格は通信講座の中では高め
クレアールの講座価格一覧は以下のとおりです。
(1次2次ストレート合格スタンダードコースは「スタンダード」、1次2次ストレートパーフェクトコースは「パーフェクト」と省略して表示しています。)
コース名 | 通常価格(税込) | 割引価格 |
---|---|---|
スタンダード | 200,000円 | 128,000円 |
パーフェクト | 250,000円 | 160,000円 |
※割引価格は2022年12月末時点のものを掲載
講座価格は通常価格で20万円を超えるなど、予備校とほぼ変わらない値段設定となっています。
しかし、現在割引価格として10万円台前半から1次・2次試験対策を同時に行えるようになっています。
この機会にぜひクレアールの講座を受講してみてはいかがでしょうか?
クレアールの詳細はこちらも併せてチェック!
6位:KEC中小企業診断士講座
ロゴ出典:KEC公式HP
KECは中小企業診断士の受験生には有名なハイレベル予備校です。
教室でのライブ講義がメインであり、会社自体の規模はそこまで大きくはないものの、確かな合格実績を持つ注目の予備校です。
少人数指導が魅力
KECの最も大きな特徴は少人数クラスによる「双方向ライブ授業」です。
講義では講師から受講生に対して沢山の質問が飛ばされるので、一方的に講義を聞くだけの状態にならず、常に主体的に学習に取り組むことができます。
また2次試験対策となる講師を交えたディスカッションの機会も豊富であり、確実に実力をつけることができるでしょう。
KEC受講生の評判
KECの中小企業診断士講座を受講した人の声として
かなり面倒な質問にも丁寧に対応していただきました。また、勉強方針に迷った時も、いつでもしっかり答えていただきました。 KEC 合格体験記
2次過去問演習後に受講生同士でグループディスカッションを行うということで、多面的思考法が習得できるのを魅力的に思いました。 KEC 合格体験記
など、KEC自慢の少人数制授業によって知識を深められたという声が多く挙がりました。
講座費用は最高値
KECの受講料は次のようになっています。
ただしコース名は「1次2次ストレート合格パーフェクトコース」を「1次2次パーフェクト」のように略記しています。
コース | 価格(税込) |
---|---|
1次2次パーフェクト | 404,800円 |
1次2次プレミアム | 492,800円 |
1次2次上級(経験者) | 308,000円 |
2次パーフェクト | 272,250円 |
KECは中小企業診断士講座の中で最も講座費用が高く、初学者向けコースのうち最高のものはなんと45万円も必要となります。
予備校の相場よりも20万円近く高額なので、受講するかどうかは慎重に判断する必要があるでしょう。
KECの中小企業診断士講座の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
7位:資格の大原
ロゴ出典:資格の大原公式HP
電車内の広告などで資格の大原を目にされたことのある方も多いかと思います。
大原も中小企業診断士講座を全国で展開しているので、職場や学校の近くに校舎があるという方も多いでしょう。
教材は分かりやすさ・使いやすさを重視
大原の教材は使用感に拘って作成されており、テキストは見開き左側のページに解説、右側のページで図解という構成になっているので、視覚的に理解を深められるようになっています。
また中小企業診断士講座は通学だけでなく通信にも力を入れており、通信コースである「中小企業診断士30」は予備校の中ではトップクラスの利便性を持つオンライン講座となっています。
講座費用はやや高め
大原の受講料は以下のようになっています。
コース | 価格(税込) |
---|---|
1次2次合格コース(通学) | 298,000円 |
1次2次経験者(通学) | 300,000円 |
【診断士30】1次2次合格コース | 105,000円 |
大原の講座費用は通学だと30万円ほどの値段であり、やや高めの価格設定であるといえるでしょう。
しかし、通信コースは相場価格程度となっているので、受講の際には検討をおすすめします。
大原の中小企業診断士講座の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
8位:資格スクール大栄
ロゴ出典:大栄公式HP
大栄は全国に100校舎以上という圧倒的なネットワークを持つ大手資格学校です。
通学コースはもちろん通信コースにも力を入れており、通信のオンライン学習システムは通信講座である「資格スクエア」と提携し、その技術を活用しています。
資格スクエアは通信講座に特化した資格学校なので、通学がメインである他の予備校よりもスマホやPCを使った学習の利便性は高いと言えるでしょう。
一方で、通信で受講することを検討しているのであれば、そもそも最初から通信講座特化の講座を選んだ方が良い場合が多いです。
2次対策のみを実施している予備校を比較
予備校の中には2次試験対策に特化しているものも存在します。
1次試験は合格できたけど2次試験がどうしても合格できない、という方におすすめの予備校となっています。
講座費用は100,000円から200,000円の間であり、決して安いとは言えません。
AAS
AASは通学コースと通信コースのどちらも存在する2次試験専門校です。
講師の方はベテラン講師だけでなく近年の試験で合格した方もいらっしゃるので、自分と近い目線で合格をサポートしてくれるのが魅力です。
校舎は東京や大阪、名古屋などの大都市にしかないので、通学できる距離にない場合は通信コースを選ぶことになるでしょう。
TBC受験研究会
TBCは1979年に発足した歴史のある2次試験専門校です。
9人の主任講師を中心に、非常に多方面で活躍されている方が講義を行ってくれます。
中小企業診断士の試験後に受ける理論政策更新研修の講師として活動している方もいらっしゃり、講師陣のレベルは非常に高いと言えるでしょう。
TBCの中小企業診断士講座の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
MMC
3つある2次試験対策予備校の中でも、最も受講生に広く知られているのがMMCです。MMCは合格実績の高さが人気の予備校であり、これまで数多くの合格者を輩出しています。
一方で講座費用は3校の中で最も高く、1年間の通期コースで270,000円となっています。
MMCの中小企業診断士講座の詳細は下記の記事をチェックしてみてください。
中小企業診断士講座の比較表
ここでは、今まで紹介した中小企業診断士講座を一覧表にして比較していきます。
講座の特徴や安さで比較
講座 | 講座の特徴 | 講座費用 |
---|---|---|
スタディング | おすすめNo.1講座 | 激安 |
TAC | 業界随一の合格実績 | 高額 |
診断士ゼミナール | 最安値の診断士講座 | 激安 |
KEC | ハイレベル少人数指導 | 超高額 |
クレアール | 予備校と通信の中間 | 安い |
LEC | WEB講義がメイン | 普通 |
大原 | 割安な通信コース | 高額 |
大栄 | 資格スクエアと提携 | 高額 |
AAS | 2次専門 | 高額 |
TBC | 2次専門 | 高額 |
MMC | 2次専門 | 超高額 |
このように並べてみると、一口に予備校といってもそれぞれ特徴や魅力・推しポイントが違うことが分かります。
また、オンラインで学べる通信講座は総じて非常に低価格であり、費用を大幅に抑えて講義やサービスを利用することができることが分かるでしょう。
特に1位のスタディングは価格の安さと教材のクオリティの高さを併せ持っているので、講座選びにお悩みの方はまずはスタディングから検討を始めてみてはいかがでしょうか。
合格率・合格者数で予備校を比較
中小企業診断士の予備校・通信講座で合格者数や合格率を公開しているところはほとんどありません。
現時点で確認できる各社の合格実績をまとめると次のようになります。
講座名 | 合格実績 |
---|---|
TAC | 2021年度 2次試験合格者200名 2022年度 2次試験合格者166名 |
スタディング | 2022年度 2次試験合格者数162名 |
診断士ゼミナール | 2021年度 1次試験合格者数438名 2021年度 2次試験合格者数156名 |
MMC(2次試験のみ) | 通学者の2次試験合格率は全国平均の約2倍(説明会での発言より) |
通学できる予備校ではTACが、オンラインで学ぶ通信講座ではスタディング・診断士ゼミナールが、頭ひとつ抜けた合格実績を誇っていることが窺えます。
また、2次試験対策予備校のMMCも合格率の高さに定評があります。
中小企業診断士試験の初学者におすすめの講座
ここまで様々な講座を紹介しましたが、ここでは資格タイムズが初学者に特にお勧めする予備校・通信講座を紹介します。
講座名 | おすすめポイント |
---|---|
スタディング | スマホ学習に特化してるため初学者でも挫折しにくい |
TAC | 校舎が多いため通いやすく、仲間とも切磋琢磨できる |
診断士ゼミナール | 1度で3年間分の講座を受講でき安心 |
試験初心者が最も陥りがちな失敗が「勉強の結果が出る前にモチベーションが続かず挫折してしまう」というものです。
この挫折を回避するための講座がスタディングとTACです。
スタディングはスマホ学習に特化しているため、わざわざ机に向かわずとも勉強を始めることができます。難関試験の合格には、まず1日10分からでも毎日の勉強習慣をつけることが大切です。その習慣形成にスタディングはうってつけと言えます。
また、TACは校舎で同じ目標を目指す仲間を作りやすくモチベーション維持には最適といえます。最新の試験情報の交換やレベルの高い仲間と高めあいたいという方にTACはお勧めできます。
働きながら受験する社会人におすすめの講座
仕事の合間を縫って勉強をする社会人の方には、スマホであらゆる学習が可能なスタディングがおすすめです。
出勤時の移動時間や昼休憩の時など、日常のちょっとしたスキマ時間にスマホで勉強できるので、多忙でなかなか勉強時間が取れない社会人の方にはぴったりの講座となっています。
実際、「勉強できるときにすぐに始められるのが良かった」「手軽に学べるので毎日の学習習慣がついた」など、スタディングを利用して合格を勝ち取った社会人の口コミは大変多いです。
時間的な制約で資格取得を諦めたくない方は、ぜひスタディングのオンライン講座を利用してみてはいかがでしょうか。
中小企業診断士に独学は無謀?
中小企業診断士を目指す方の中には、独学でチャレンジされる方も一定数いらっしゃいます。
しかし中小企業診断士の資格は非常に難易度が高く、独学での合格は想像以上に困難な道のりです。
2次試験の存在により戦略的にも不利
中小企業診断士試験の独学合格が難しい要因として2次試験の存在が挙げられます。
中小企業診断士の2次試験では非常に高度な論述問題が出題されます。
そして問題文のポイントはどこなのか、どういったことに気をつけて解答を作成すれば良いのかといったことは、試験のプロによる指導がほとんど必須となっています。
なぜなら独学で学習を進めていると自分の考え方の間違いに気づけず、いつまでたっても点数が上がらないという事態に陥りやすいからです。
もちろん独学でテキストから解答のコツを学んでいくことも不可能ではありませんが、講義を聞いて理解するよりも学習効率は大きく落ちてしまうでしょう。
合格までに4年以上かけてしまう人も
中小企業診断士試験の合格率は1次・2次共に20%前後しかなく、総合合格率は僅か4%前後しかありません。
このように競争率の激しい資格なので、合格ラインを争う受験生はほとんどが予備校や通信講座を利用して勉強しています。
予備校などで学んだ人たちとの競争に打ち勝ち、独学で上位4%前後に入るのは困難を極めます。
実際、合格するまでに何年もかけてしまう人も多く、合格者の15%が4年以上かけてようやく合格を手にしているというのが現状です。
中小企業診断士の試験内容・難易度や合格率
中小企業診断士試験とは
中小企業診断士試験は1次試験・2次(筆記・口述)試験に分かれており、1次試験では企業経営やコンサルティングに関する基本的な知識を、2次試験では企業の問題点や改善点などを問われます。
1・2次試験ともに、全科目の平均が60点以上かつ40点未満の科目が無ければ合格となります。
科目合格制度を利用できる
「科目合格」とは、過去の試験の科目での合格を申請することで次回から一部試験が免除になる制度を指します。
1次試験の7科目総合点で合格基準を満たせず不合格になっても、科目別の合格が翌年・翌々年の試験で反映されます。つまり、個別の合格基準を一度満たすことができれば、翌年・翌々年は免除を受けることができるため、他の科目の勉強に集中できます。忙しい社会人の方でも勉強戦略をたてれば十分試験合格を目指せる制度なのです。
しかし中小企業診断士試験の各科目の難易度には例年バラつきがあるため、受験生は「次年度受ける科目の難易度が高くなるリスク」を抱えながら今年度合格を目指す科目をえらび受験することとなります。
科目合格制度を利用する場合は予備校などからの助言を受けながら慎重に計画をたてましょう。
受験資格はなし
中小企業診断士試験の1次試験は年齢・性別・学歴などによる制限はありません。
そのため、学生や女性・高齢の方でも受験・合格を目指すことができます。
中小企業診断士試験の合格率・難易度
中小企業診断士試験の難易度はかなり高く、1次・2次試験を同年に合格する受験生は4%程度しかいません。
実際1次試験(7科目選択式筆記)で合格率約18~42.5%、2次試験(4科目論述式、口述)は合格率約20%前後です。
コロナ禍で一時的に合格率がグッと上がりましたが、それでも1次・2次双方に合格する確率は約3~8%を推移しています。
合格率の低さの理由としては、科目の多さや2次試験の対策の難しさが挙げられます。
中小企業診断士試験の勉強時間
中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間は約1,000時間と言われています。
1年の勉強で合格する場合、勉強期間は毎日3時間程度(1週間当たり約20時間程度) が必要となります。 しかし実際の平均学習期間は約3年と、数年での合格を見据えるのが一般的です。
試験範囲が広く膨大な勉強量をこなさなければならないため、科目ごとの学習の順番・各科目にかける学習時間を事前に計画するのがおすすめです。
中小企業診断士の試験日程
令和5年度の中小企業診断士試験の日程は次のようになっています。
イベント | 日程 |
---|---|
1次試験申込 | 令和5年 4/27〜5/31 |
1次試験日 | 令和5年 8/5・8/6 |
1次合格発表 | 令和5年 9/5 |
2次試験申込 | 令和5年 8/25〜9/19 |
2次筆記試験日 | 令和5年 10/29 |
2次筆記合格発表 | 令和6年 1/11 |
2次口述試験日 | 令和6年 1/21 |
最終合格発表 | 令和6年 1/31 |
試験対策を始めるのであれば早いに越したことはありません。早めの対策を取ってライバルに差をつけましょう!
中小企業診断士の予備校まとめ
中小企業診断士講座まとめ
- 予備校は通学コースがおすすめだが、立地も重要になってくる
- 通信で学びたい場合は通信特化の会社の方が圧倒的に低価格なのでおすすめ
- 2次試験対策特化の予備校も存在する
中小企業診断士の予備校について説明しました。
中小企業診断士の資格を取得することで、業種によらず活躍できる人材として一目置かれる存在となることができます。
予備校や通信講座を活用して中小企業診断士試験を突破し、キャリアアップへの第一歩を踏み出しましょう!