中小企業診断士合格に必要な勉強時間は?最短合格が狙える勉強法も伝授!

中小企業診断士合格に必要な勉強時間は?最短合格が狙える勉強法も伝授!

この記事は専門家に監修されています

中小企業診断士

平井東

「中小企業診断士の資格が取りたいけれど、勉強時間はどのくらいかかるの?」

「短期間で合格するための勉強法が知りたい!」

このようにお考えの方も多いと思います。

この記事では中小企業診断士試験に合格するために必要な勉強時間や効率的な勉強法について、試験の内容や難易度、合格率などもあわせて詳しく解説します。

中小企業診断士試験の勉強時間や勉強法の悩みを解消しましょう!

中小企業診断士試験の勉強時間についてざっくり説明すると

  • 中小企業診断士合格には約1000時間の勉強時間が必要
  • 試験勉強と仕事の両立も可能
  • 最短合格するには勉強法に工夫が必要
  • 独学で合格するのは簡単ではない

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中小企業診断士の勉強時間は1,000時間が目安

中小企業診断士の勉強時間表

中小企業診断士試験の合格に必要な勉強時間は1,000時間ほどが目安です。1年の勉強で合格する場合、勉強期間は毎日3時間程度(1週間当たり約20時間程度) が必要となります。

ただ、実際の平均学習期間は約3年と、数年単位での合格を見据えるのが一般的です。

以下では、中小企業診断士の詳しい勉強時間の詳細を多様な観点から解説していきます。

科目別の勉強時間はどれくらい?

1次試験は7科目でマークシート方式、2次試験は4つの事例問題が出題される形式で、記述式に加えて口述試験があります。

試験範囲が広く膨大な勉強量をこなさなければならず、効率的に学習することが大切になります。勉強法については、やみくもに手をつけるのではなく、科目ごとの学習の順番、各科目にかける学習時間を考えておくことが重要です。

科目別勉強時間の目安

科目ごとの勉強時間(目安)と難易度についてみていきます。

科目 勉強時間 難易度
財務・会計 220時間
経済学・経済政策 180時間
企業経営理論 140時間
経営法務 140時間
経営情報システム 120時間
運営管理 120時間
中小企業経営・政策 80時間

科目が難しくなるほど勉強時間も多くなることが分かります。また、2次試験との関連度が高い科目はその分勉強時間も長くなっています。

暗記中心の科目だったり、理解することが大切な科目だったりと科目ごとにも特徴があります。

独学でも通信講座を利用した場合でも、学習する順番や学習時間の配分に注意して、科目ごとの特徴に合った勉強法を意識することも大切です。

2次試験は時間よりも質が大切

ここでは2次試験の勉強時間を見ていきましょう。2次試験の勉強時間はおよそ200~300時間と言われています。

科目 勉強時間
事例Ⅰ/Ⅱ/Ⅲ 100~150時間
事例Ⅳ 100~150時間

中小企業診断士試験の2次試験は記述式であり、これまで自身が身に付けた知識を応用して解答を作成する必要があります。

そのため、2次試験の勉強では単に知識を詰め込むのではなく如何に知識を応用するかを意識し、自分の頭で徹底的に考える学習を実践する必要があるのです

実際、1次試験合格後に150~200時間程度の勉強で2次試験に合格したという方もいれば、500時間近くかけて100事例の問題演習を行ったものの不合格になったという方もいらっしゃいます。

中小企業診断士の2次試験対策では、勉強の質によって大きく勉強時間が変わってくるということを覚えておきましょう。

人によって必要な勉強時間の差が大きい

中小企業診断士の勉強時間は一般的に1000時間といわれていますが、実際は人それぞれによって勉強時間も変わってくるということがいえます。

なぜなら受験者それぞれで、これまで経験した職種、出身大学や学部、所持している資格など、経歴もバックグラウンドもさまざまであり、こうしたバックグラウンド知識が中小企業診断士試験には大きく影響してくるからです。

具体的には、簿記資格をすでに保有されている方は、財務・会計の学習時間を上記の目安よりも大きく短縮できるでしょうし、経済学部を卒業された方の場合、経済学・経済政策に割くべき時間を減らすことができるのです。

また、難関大学の受験を突破した経験がある人は、合格を見据えた勉強法を知っているでしょうし、すでに中小企業診断士の関連知識を持っている人は、知っている単元の勉強時間は少なく済むこともあるでしょう。

独学だと勉強時間が長引きやすい

中小企業診断士試験は学ぶ内容が非常に広範囲であり、たくさんの分野の学習をしなければならないので、学習のペースが掴みにくいです

闇雲に学習しても要領の悪い勉強法となってしまうことも多く、結果として勉強時間が長引いてしまいやすいです。このことは独学での合格が難しい要因の1つだといえます。

さらに独学だと2次試験の記述対策が難しく、どのように書けば点数が貰えるのかが掴みにくいです。

そのため、独学だと受験期間が1〜2年ほど、勉強時間で言えば400〜800時間ほど長引いてしまう恐れがあります。

中小企業診断士合格までに必要な期間・年数

合格のイメージ

中小企業診断士試験に合格するまでにはおよそ1000時間の勉強が必要となります。

それでは、実際に合格された方々は何年ほどで合格しているのでしょうか。

平均受験回数は3回

中小企業診断士合格者の平均受験回数は3回となっています。試験は年に1回(1次・2次で一回ずつ)ですので、合格までには平均3年かかっていることが分かります。

なお、こちらはあくまでも無事に合格を手にした方々のデータに基づいているという点に注意が必要です。

実際には合格叶わず挫折してしまった人も一定数いるので、合格するためには真剣に試験と向き合う必要があると言えるでしょう。

中小企業診断士に合格するまでの年数については、以下の記事でより詳しく考察しています。

学習に専念できるかどうかで大きな違いが生まれる

中小企業診断士試験合格に必要な期間は、受験専念生と仕事をしながら学習を進められる方で大きな違いが生まれます。

以下では、それぞれのタイプの受験生がどれくらいの学習期間で合格可能かについて考察していきます。

受験専念生の場合

受験専念生は毎日5~7時間、週に換算すると35~49時間ほどの学習時間を確保し、必要な勉強時間を1,000時間と仮定した場合、5~7ヶ月の学習期間を最低でも確保する必要があります。

ただ、学習開始時期やその他の予定との兼ね合いも考慮すると、1発合格を狙う際には、1年ほどの学習期間を見積もると良いでしょう。

仕事と両立して受験する場合

仕事と両立される方は、平日2~3時間、休日7~8時間の学習期間、週換算でし24~31時間ほどの学習時間を確保し、必要な勉強時間を1000時間と仮定すると、最低でも8~10ヶ月の学習期間を確保する必要があります。

ただ、会社員の場合は受験専念生と比べて、残業や休息日などの影響で学習できない期間を多めに見積もる必要があるため、最低でも1年半ほどの学習期間を想定しておく必要があります。

働きながら合格している人が多い!

ここで、令和4・令和3年度の中小企業診断士試験データを例に、中小企業診断士試験の合格者を年代別割合にみていきます。

1次試験合格者の年代 割合
20歳未満 0.5%
20-29歳 14.9%
30-39歳 28.7%
40-49歳 29.0%
50-59歳 20.7%
60~69歳以上 5.7%
70歳以上 0.6%

(四捨五入した割合・令和4年度試験)

2次試験合格者の年代 割合
20歳未満 0.1%
20-29歳 17.7%
30-39歳 42.9%
40-49歳 26.0%
50-59歳 12.1%
60~69歳以上 1.2%
70歳以上 0%

(四捨五入した割合・令和3年度試験)

表から、合格者は30代から40代に多いことが分かります。

働く世代に合格者が多いということは、受験勉強と仕事を両立させながら合格を目指すことができることの証明だと言えるでしょう。

また、ほとんどの方が働きながら資格取得を目指しているということは、資格取得までの年数が長くなっている原因の一つだと言えそうです。

科目合格を利用した2年計画の人も多い

中小企業診断士試験には、1次試験に科目合格という制度があります。

たとえば、1年目の試験で7科目のうち40%未満の点数の科目があると、試験は不合格になりますが、60%以上の点数を取れた科目については、科目合格として3年間有効となり、3年目の試験まで申請による免除ができます

この科目合格という制度を利用して、1年目は1次試験にしか出ない科目だけに注力し、2年目に2次試験まで一気に合格を目指すという2年計画を組む方も多いです。

日々の仕事が忙しく、1年でストレート合格するのが難しそうだと感じる方は、2年計画での学習スケジュールを検討しておくと良いでしょう。

難易度・勉強時間を他資格と比較

女性が疑問を持っている感じの写真 中小企業診断士は難易度の高い資格といわれていますが、仕事と両立しながら合格を目指すことも可能です。では一体、中小企業診断士試験はどのくらい難しい試験なのでしょうか?

他の国家資格との比較、勉強時間や勉強法も交えて、中小企業診断士の難易度についてみていきたいと思います。

他の国家資格と比較した難易度

年度によっても変わりますが、1次試験と2次試験をあわせた中小企業診断士の合格率は約4%です

数字だけを見るとハードルが高いようにも思えますが、実際はどうなのでしょうか?

中小企業診断士の勉強時間を他の国家資格と比較すると以下のようになります。

資格 勉強時間
公認会計士 3000時間以上
税理士 3000時間以上
司法書士 3000時間
中小企業診断士 1000時間
社会保険労務士 1000時間
行政書士 500時間

こうしてみると中小企業診断士は確かに難関資格ではあるものの、他の有名国家資格と比べるとむしろ難易度は易しい部類であることが分かります。

公認会計士・税理士・司法書士との比較

資格 勉強期間 合格率
公認会計士 2~3年 約11%
税理士 2~5年 各科目10~15%
司法書士 2~3年 約4%

上記の資格に共通することは、勉強期間が長期間に及び、試験の難易度が非常に高いということです。なかでも公認会計士は超難関といわれており、非常に難しい試験です。

公認会計士試験の合格率は約11%ですが、合格者に学生が多いことも特徴で、多くの試験科目と膨大な勉強量と向き合わなければなりません。

勉強に専念するまとまった時間が必要になりますので、働きながら受験勉強をするのは難しいでしょう。

公認会計士などと比較すると、中小企業診断士は働きながらの合格がしやすいといえます。

公認会計士の難易度については、以下の記事で詳しく解説しています。

社会保険労務士・行政書士との比較

資格 勉強期間 合格率
社会保険労務士 1~3年 6~7%
行政書士 0.5~1年 10~15%

中小企業診断士、社会保険労務士、行政書士、3つの中でどの資格を取得しようか、迷われる方も多いのではないのでしょうか?

どれも決して簡単な試験ではありませんが、頑張り次第で誰でも合格を目指すことができる資格です。ダブルライセンスを持っている人も珍しくありません。

試験の内容、出題内容、勉強法がそれぞれ違うので、中小企業診断士よりと比べて、どれが易しいか難しいかを一概には語ることができません。

いずれも仕事と勉強の両立が可能ですが、仕事や日常生活の中に勉強する時間を上手く取り入れることが合格のカギとなります

社労士試験、及び行政書士試験の難易度については、それぞれ以下の記事を参考にしてください。

中小企業診断士の試験の特徴

砂時計の写真 中小企業診断士試験の勉強法に入る前に、まずは試験の特徴をおさらいしましょう。

1次試験の特徴

1次試験はマークシート形式で行われます。

受験資格は特に存在せず、年齢や学歴などによる制限はありません

試験の合格基準は「全科目の総得点の60%以上で、かつ各科目で40%未満のものがないこと」となっています。

1次試験の日程と試験科目

試験日は、例年8月第1週の土曜日・日曜日の2日間で行われます。

試験時間、科目と配点については下記の通りです。

科目 時間 配点
経済学・経済政策 60分 100点
財務・会計 60分 100点
運営管理 90分 100点
企業経営理論 90分 100点
経営情報システム 60分 100点
経営法務 60分 100点
中小企業経営・政策 90分 100点

なお、1次試験の受験料は14,500円です。2次試験の受験料は別途かかりますので注意が必要です。

1次試験の合格率

過去14年間の1次試験の合格率は以下のようになっています。

合格率
2009年 24.1%
2010年 15.9%
2011年 16.4%
2012年 23.5%
2013年 21.7%
2014年 23.2%
2015年 26.0%
2016年 17.7%
2017年 21.7%
2018年 23.5%
2019年 30.2%
2020年 42.5%
2021年 36.4%
2022年 28.9%

表をみて分かる通り、年によって合格率が大きく変動しています。毎年合格者数を一定に保つためか、受験者数が多い年ほど合格率は下がる傾向があります。

また直近4年間では合格率が安定せず、2019年から2021年まで30%以上を立て続けに記録したものの、2022年の合格率は20%台へと落ち込みました。

2次試験の特徴

2次試験には筆記試験と口述試験があります。

2次試験の筆記は、マークシート方式の1次試験とは異なり記述問題で、課題を抱える企業の事例に対して提案する形の、いわば紙の上でコンサルティングさせる試験です。

なお、2次試験の受験料は17,800円です。

1次試験の受験料14,500円と合わせると、中小企業診断士試験の受験料は合計で32,300円かかります。

2次試験の科目と日程

筆記試験

試験日は、例年10月第4週の日曜日に行われます。

試験時間、科目と配点については下記の通りです。

科目 時間 配点
事例1 80分 100点
事例2 80分 100点
事例3 80分 100点
事例4 80分 100点

口述試験

筆記試験の合格者が対象に、例年12月に行われます。

口述試験は、筆記試験の事例などをもとに約10分間の面接形式で行われます。

実は口述試験で落ちる人はほとんどいないので、筆記試験さえ突破すれば合格は目前となっています。

2次試験の合格率

毎年20%程度で、1次試験ほどの変動はありません。相対評価の試験と言われているので、いかに周りよりも高い得点を叩き出すかが大切になってきます。

1次試験の科目合格制度の注意点

1次試験の科目合格制度を利用したいと考えている方も多いかと思いますが、科目合格の免除申請にも注意が必要です。全科目を受験することで得意科目で不得意科目をカバーすることができますが、免除申請をすると残りの科目だけで6割以上の点数を取らなければなりません。

つまり、免除される科目が得意科目であった場合は、免除せずに全体の得点率を高めた方が良い場合もあるということです

メリットとデメリットをじっくり検討してから、免除申請するかどうかを判断するとよいでしょう。

1次試験に最短合格するための勉強法

本が複数重なっている写真 中小企業診断士の試験範囲は広範囲にわたります。7科目を手当たり次第、むやみやたらと手をつけるような勉強法はおすすめできません。

1次試験に合格するためには、各科目で確実に合格基準点を取るための勉強が必須になります。適切な勉強法を実行することで余分な勉強時間をおさえることができるので、スケジュールを立てて効率的に学習することが大切です。

それでは以下では中小企業診断士試験に向けた効果的な勉強法について、勉強する科目数や順序、1次試験と2次試験のつながり、6割を取るための勉強法なども合わせて、具体的に見ていきましょう

1度に学習する科目を多くしない

中小企業診断士は、範囲が広い分だけ勉強量も多くなります。たくさん勉強しなければならないといっても、全ての科目に同時に手を広げるのは得策ではありません。

1日に全7科目勉強するのは非現実的

1日に全ての科目を勉強するとしても、7科目それぞれの学習内容が入り混じって理解につながらず、断片的で中途半端な学習はかえって逆効果です。

かといって、1日1科目を何時間もかけて勉強しても、煮詰まってしまったり、他の科目に手が回らなくなる心配もあります。

では一体、何科目を勉強するのが現実的なのでしょうか? 1日に2、3科目1時間ずつを目安に学習計画を立てることがおすすめです。 適度に学習科目を切り替えることで集中しやすくなり、相互の勉強の効率性も上がります。

時間のかかる科目

経済学・経済政策と財務・会計は、マスターするのに多くの勉強時間が必要な科目なので、早い段階で勉強を開始することをおすすめします。覚えるというよりは理解することで得点に結びつく科目で、理系的な要素があります。

数字が苦手な方は苦戦されるかも知れませんが、ポイントを一つ一つおさえて体系的に理解していけば、初学からでも十分対応できる科目です。

勉強に時間のかかる科目ですが、いったん理解できると知識が定着し、勉強した分だけ得意科目になることが期待できます。

暗記科目

経営法務、経営情報システム、中小企業経営・政策は、比較的時間がかからない暗記系の科目です。理解系の科目に比べれば勉強時間が少なくて済むことはメリットですが、学習する順序にも注意が必要です。

最初から学習に取りかかってしまうと、時間の経過とともに覚えたことを忘れてしまう心配もあります。したがってこれらの科目は後半に集中して学習することがおすすめです。

暗記科目だからといって、ただ単に詰め込めば良いということではなく、要点をチェックしながら効率的に学習を進めることが大切です。

テキストと問題集の効果的な使い方

テキストと問題集のどちらか一方を単体で使用するのではなく、両方をセットで使うことがおすすめです。テキストで一単元の学習が済んだら、時間を空けずに問題を解いてみましょう。

分かりにくい問題や曖昧な箇所は、すぐにテキストに戻ってポイントを確認することが大切です。また、計算問題は紙に書いて手を動かしてみることで、内容が頭に入りやすくなります

テキストと問題集をリンクさせることで、自分の勉強法が合っているか、理解度を確認しながら学習を進めることができ、学習内容も浸透しやすくなります。一度限りで終わらせるのではなく、何回も繰り返し行うことが大切です。

1次試験と2次試験のつながりを意識する

中小企業診断士試験は、1次試験は知識を問う問題、2次試験がその知識の応用力を試す試験です。

1次試験の先には2次試験が待っています。中小企業診断士試験の合格を見据えて、1次試験と2次試験のつながりを意識して勉強することが合格への近道となります。

2次試験との関連が深い科目として、企業経営理論、財務・会計、運営管理、情報システムの4科目があります。

1次試験の勉強をしている時点で2次試験を意識しておけば、効率性も上がり、得点につながりやすくなります。

合格ライン6割を確実にとる勉強

中小企業診断士試験は6割得点できれば合格できる資格です。満点を取る必要はありません。完璧を目指せば、余分な時間と労力を費やして失敗を招くことにもなりかねません。

特に初学者は全範囲を網羅的に学習して満点を狙うのではなく、頻出トピックは何かを意識しながら6割取れる勉強をすることを心がけるべきです。

確実に得点しなければならない部分、軽くおさえておけばよい部分、捨てる部分などを見極め、全体的なバランスを考えながら勉強法を工夫していくことが大切です。

学習範囲の絞り方

効率よく勉強するためには学習範囲を絞るのが大切と分かってはいても、自分の力だけだとなかなか重要度を判断しづらいですよね。そんな時は資格試験のプロの意見を参考にするのが近道です。

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2次試験に最短合格するための勉強法

ここでは二次試験で最短で合格するための勉強のコツを見ていきましょう。二次試験は一次試験と異なり唯一の回答がありません。

そのため、二次試験の勉強では過去問の模範解答から自分なりに答えを分析し、応用力を形成する必要があります。

過去問を5年分以上解いて慣れる

過去問を解くことは、中小企業診断士試験の二次試験を知るうえで最も重要です。 出題の傾向を把握するためにも、5年分以上の過去問を解いておきましょう

過去問の問題と模範解答を丸暗記しても、根本的に理解していなければ得点には結びつきません。過去問で分からなかったところは、テキスト等に戻ってポイントを確認し、知識として定着させることが肝心です。

またいくら問題が解けても、試験本番では制限時間内に解き終わらなければ意味がありません。時間内に問題が解けるかどうかも過去問で実験してみると良いでしょう。

過去問の活用法についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

自分の解答手順の確立

過去問で答案の流れの大枠を掴んだら、次はそれぞれの設問の解答手順を確立していきましょう。

その際のポイントは、様々なテキストの解答手順をつまみ食いするのではなく、一つのテキスト・講座の解答手順を徹底的に覚えて自分のものにすることです。

例えば、すでに予備校や通信講座を受講していればその講座の解答手順のみをマスターすることを優先しましょう。

その理由は、先述の通り2次試験は公式の模範解答が存在せず、各予備校やテキストが模範解答を独自に解釈し提供しているためです。解答手順のつまみ食いは自分の頭を混乱させ、勉強効率の低下につながってしまうのです。

勉強は独学か通信講座か

夕日と人 難易度の低い資格であれば、通信講座を利用せずに独学で取得した方が良い場合も多いですが、中小企業診断士の場合は話が変わってきます

1000時間前後の勉強を一人でやり遂げるのは学習スケジュールの管理やモチベーション維持の観点でも極めて困難です。ましてや企業に勤めながら資格取得を目指すならなおさらです。

最も不幸な事態は「長い勉強時間を費やした挙句、結局途中で諦めてしまう」ことです。こうした事態を避けるためにも、中小企業診断士を目指すのであれば圧倒的に通信講座の受講がおすすめです

中小企業診断士のおすすめ通信講座は?

通信講座の中で一番おすすめなのが「スタディング」の中小企業診断士講座です。

スタディングはスマホ学習に特化した通信講座であり、総受講者数160,000人以上の大人気講座です

スタディングの講座費用は5〜6万円と他社の講座と比べても圧倒的に安い上に、教材のクオリティも極めて高いです。

特に優れているのがAIも搭載された最先端のスマホ学習システムであり、日々仕事や家事で忙しい方でも通勤時間などのちょっとした隙間時間を活用して効率よく勉強することができます

中小企業診断士の通信講座をお探しの際は、ぜひ一度チェックしておきましょう。

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中小企業診断士試験に役立つ経験

男性が図を書いている写真 中小企業診断士の出題分野には、実務に関連した知識が問われることもあり、出題内容に関連する業務経験があると、合格までに必要な勉強時間を大きく短縮できる可能性があります。

ここでは、中小企業診断士の受験勉強に役立つ経験について、仕事や大学の専攻なども交えてみていきたいと思います。

金融機関や経理の経験

金融機関での経験、経理の経験は「財務・会計」の勉強にとても役に立ちます。

仕事で決算書に目を通したり、日頃の経理業務等を通じて身についた経験が試験勉強にも生かされます。

金融機関に勤めていたり、経理の仕事をしている人は、経営資源である「カネ」にまつわる知識があり、関連した単元の勉強にスムーズに入っていきやすいです。

IT企業やシステムエンジニアの経験

「経営情報システム」 では情報に関する知識が必要になりますが、IT企業での経験、システムエンジニアの経験があれば、経験から得た専門用語の知識を試験勉強に生かすことができます。

企業経営にとって「情報」の管理や活用は必要不可欠なものになります。IT企業での経験は、試験勉強だけでなく中小企業診断士の仕事でも役立つといえるでしょう。

中小企業診断士試験で有利になる学部は?

中小企業診断士は、文系理系を問わず、さまざまな学部出身の方が合格を目指すことができる資格です。

「この学部だと有利になる」といったことは特にありませんが、関連知識を大学で既に習得していれば受験勉強の助けになります。

中小企業診断士の試験科目と関連性においては、経済学部、経営学部、商学部、法学部出身だと、大学で学んだことが生かされやすいです。

中小企業診断士の勉強時間まとめ

中小企業診断士試験の勉強時間まとめ

  • 勉強時間はこれまでの経験や所持資格によっても左右される
  • 働きながら合格を目指すことは十分可能
  • 合格の秘訣は要点をおさえた効率の良い勉強法にある

中小企業診断士の勉強時間や勉強法について説明してきました!

中小企業診断士は難関資格ですが、取得すればキャリアアップに直結する極めて魅力的な資格です。

この記事を読まれた皆様が無事試験を突破し、中小企業診断士としてご活躍されることを心より祈っております。

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