社労士
FP
中小企業診断士
宅建士
行政書士
司法書士
税理士
公務員
簿記
マン管・管業
医療事務
司法試験
公認会計士
注目の資格
  1. 中小企業診断士
  2. 【中小企業診断士2次試験】試験の概要から勉強のコツまで徹底解説!

【中小企業診断士2次試験】試験の概要から勉強のコツまで徹底解説!

更新日時 2019/12/21

「中小企業診断士の2次試験について知りたい!」

「2次試験の勉強法や対策のコツは?」

中小企業診断士を目指す受験生の中にはこのような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。

この記事では、中小企業診断士の2次試験の概要から、対策のポイントまで分かりやすく解説しています!

この記事を読めば中小企業診断士の2次試験対策はバッチリです!

中小企業診断士の2次試験についてざっくり説明すると
  • 中小企業診断士の2次試験は筆記試験と口述試験の2種類存在
  • 合格基準は「総得点の60%以上かつ40点未満の科目がないこと」
  • 2次試験の試験対策は1次試験の勉強時点から始める

中小企業診断士の2次試験の概要

色鉛筆の写真

中小企業診断士の試験は1次試験と2次試験が存在します。

1次試験を合格した人だけが2次試験を受験することができ、2次試験に無事合格すれば見事中小企業診断士の資格を手に入れることができます。

2次試験はどんな試験なのか

中小企業診断士試験の2次試験は、筆記試験と口述試験の2つに分かれています。これらは同日に実施されるわけではなく、筆記試験は10月中旬、口述試験は12月中旬に行われています。

筆記試験は、試験科目が4科目あり、それぞれの科目で2~3ページの企業事例を読み、4~5題の設問に答える試験です。筆記試験の合格者のみ、最終試験である口述試験の進むことが出来ます。

2次試験では、中小企業診断士の実務により近い事例を使った問題が出題され、知識の応用力が試されます。

受験資格

2次試験を受験することが出来るのは、1次試験の合格者のみです

1次試験に合格すると、その年度の2次試験はもちろん翌年の2次試験の受験資格を得ることができます。

例えば、平成30年度の1次試験合格者は平成30年度と31年度の2次試験の受験資格があります。

試験形式

筆記試験は記述式の論述問題です。企業事例1つに対し4~5問の設問からなり、15字から200字程度で記述します。

口述試験は、筆記試験の企業事例の中から4つほど質問をされます。時間は10分程度となります。

試験日程

試験日程は例年以下のようなスケジュールになっています。

日程 実施内容
8月中旬から9月中旬 出願期間
10月中旬の日曜日 2次試験(筆記)
12月上旬 筆記試験合格発表
12月中旬の日曜日 2次試験(口述)
12月下旬 口述試験合格発表

ただし2020年度試験では東京オリンピックの影響で日程が多少前後する可能性があります。

試験日程の情報には注意を払うようにしましょう。

試験実施場所と受験料

2次試験の試験地は以下の7地区です。

札幌・仙台・東京・名古屋・大阪・広島・福岡

受験地区は受験を申し込みする際に希望を出して選ぶことが出来ます。地区によっては、1つの地区で複数の試験会場を設けている所もありますが、試験会場を選ぶことは出来ません。

また、2次試験の受験料は17,200円です。

試験科目

2次試験の試験科目は4科目です。科目、配点、試験時間は以下の通りです。

試験内容 試験科目 配点 試験時間
筆記試験 事例Ⅰ(組織・人事) 100点 80分
事例Ⅱ(マーケティング・流通) 100点 80分
事例Ⅲ(生産・技術) 100点 80分
事例Ⅳ(財務・会計) 100点 80分
口述試験 筆記試験の事例からランダムに出題 - 約10分

合格基準

2次試験の筆記試験の合格基準は、1次試験と同様に総得点の60%以上かつ40%以下の科目がないことです。

口述試験の配点は公開されていませんが、評定が合計の60%以上であることが合格の基準となっています。

合格率

2次試験の合格率は年度により多少の変動があるものの、概ね20%前後で推移しています

口述試験の合格率は例年99%を超えているので、筆記試験の合格率が2次試験の合格率と考えて良いでしょう。

過去5年間の2次試験合格率の推移は以下の表の通りになります。

受験者数 合格者数 合格率
H26年度 4,855人 910人 24.3%
H27年度 4,941人 1,185人 19.1%
H28年度 4,394人 944人 19.2%
H29年度 4,279人 842人 19.4%
H30年度 4,812人 906人 18.8%

中小企業診断士2次試験の試験内容

鉛筆とノート

筆記試験

2次試験では、企業事例から問題が出題され、設問1問につき20字から200字程度で記述していきます。

企業事例は、2ページから4ページに渡って書かれているので文章を読む力も文章を書く力も必要とされます。問題の意図を汲取り、限られた文字数の中に必要な情報を埋め込むことが大切になります。

組織・人事(事例Ⅰ)

この科目では、人事を含む組織の経営戦略や管理に関する事例が出題されます。1次試験の企業経営理論と関係がある科目になります。

組織の再編や改革によってどう組織力を高めるのかや、労働の生産性を高めるための有効な人材活用はどうしたらよいのかなどの戦略が問われます。

近年では、内部組織のみならず、ビジネスモデルや事業戦略について問われることもあります。

マーケティング・流通(事例Ⅱ)

この科目では、マーケティングと流通を中心とした経営戦略および経営管理に関する問題が出題されます。1次試験の企業経営論のマーケティング、運営管理の店舗販売・管理と関連があります

小売り業やサービス業びおいて、ターゲット層とすべき顧客層、それを拡大するための施策等の助言が求められます。この科目は、4つの企業事例の中で最も長文のため、読解力のスピードも必要とされます。

生産・技術(事例Ⅲ)

この科目では、生産・技術を中心とした経営戦略および管理に関する事例が出題されます。1次試験の運営管理で学習する生産管理と関連しており、その知識を応用する力が求められます。

製造業をを中心に出題される傾向があるため、現場経験があると馴染みやすい問題となりますが、そうでない方は苦手意識を感じやすく得意不得意が分かれるでしょう。

財務・会計(事例Ⅳ)

2次試験の事例問題の中でも特に難易度が高いと言われている科目です。

この科目では、財務・会計を中心とした経営戦略および管理に関する事例が出題されます。基本的には1次試験の財務・会計の知識の応用です。

例年、貸借対照表や損関計算書、キャッシュフローを計算する問題が出題されます。

様々な表や指標から経営分析する力を問われるため、与件分は短い傾向があります

解答が数字となるため、他の事例と違い部分点を期待することが出来ません。そのため、間違えた場合のダメージが大きくなってしまうという特徴があります。

口述試験

口述試験は集団ではなく個人で行われます。

受験生1人に対して試験官は3人で行われるのが基本です。質問の内容は、筆記試験の企業事例からランダムに出題されます。例年、企業事例2題から2問ずつ計4つの質問をされることが多いようですが、企業事例4つ題から1問ずつの場合もあるようです。

受験生は資料の持ち込みは出来ないため、事前に筆記試験の問題をきちんと復習して理解しておく必要があります。試験時間は10分程度になります。

口述試験の合格率は99%以上であり、落とすための試験ではありません。中小企業診断士として必要なコミュニケーション能力を確認する意味合いの強い試験と考えて良いでしょう。

口述試験についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

2次試験と1次試験はどっちが難しい?

ハテナが2つ 2次試験と1次試験ではどちらの方が難易度は高いのでしょうか?

合格率だけを比べると、どちらも概ね20%前後とそこまで違いはありません。しかし、1次試験は特に受験資格がない中で実施されるのに対して、2次試験は1次試験を突破出来た人の中での合格率20%です。

このことからも分かるように、2次試験の方が難易度がかなり高いです。

2次試験は1次試験と違い科目免除や科目合格制がありません。また、2次試験は1次試験に合格した年と翌年度しか受験することが出来ないので、2回続けて落ちてしまうと、もう一度1次試験から受験しなくてはならなくなります。

このように2次試験は1次試験と比べてかなり難易度が高いほか、試験内容もより実務に近いことが問われることから中小企業診断士試験は2次試験からが本番だと言われています

先ほども説明した通り口述試験はほぼ全員が合格することの出来る試験になっているため、2次試験の中でも「筆記試験」が本丸といえるでしょう。

2次試験に向けた勉強のコツ

積まれた本

1次試験の段階から2次試験を見据えた勉強をする

中小企業診断士の2次試験は「応用力」を問われる試験と言われており、1次試験で学んだ知識を事例問題でどう使うかが試されます。そのため1次試験を勉強する段階から2次試験を見据えた勉強法をすることが大切です

1次試験だけであれば知識の詰め込みだけでも合格出来るかもしれませんが、2次試験はそうはいきません。2次試験は記述式ですが、問題に対する答えの方向性ははっきりと決められています。

独創的で常人離れした面白い解答であっても、出題者の意図にそぐわなければ点数にはなりません。1次試験の勉強の時から、「なぜこの解答になるのか」「論点はどこなのか」 ということを意識することで2次試験の事例文を読み解く力もついてきます。

1次試験の知識を体系化しておくことも大切です。

2次試験では、1次試験の科目内で出てきた知識同士を結び付けて考える問題もあります。学習分野内での知識の位置づけや科目同士の相互連関を意識しながら勉強しておくと2次試験の対策へ繋がります。

時間配分に気を付ける

2次試験の試験時間は1科目あたり80分です。その限られた時間内で事例文を読み、問題を理解分析して、自分の考えをまとめなければなりません。

企業事例によってはかなりの長文もあるため常に「時間配分」を意識しながら勉強を進めておく必要があります。

時間配分の対策は過去問演習で行うのが最も良いです。演習していく中で自分なりの時間配分がつかめてくるはずです。

もし、自分のペースが適当なのかよく分からないという人は、事例の読解と回答準備に30分、回答作成に50分という配分を目安に演習してみて下さい。

あわせて読みたい

2次試験を受けずに資格を取る方法もある!

時計とお金

繰り返しになりますが、2次試験には1次試験のような科目免除制度はありません。しかし、2次試験を受けずに中小診断士の資格を取る方法があります。

その方法とは「中小企業診断士養成課程」を受講することです。これは、経済産業省が認めた登録機関が実施するカリキュラム全てを受講し修了することで、2次試験および実務補修が免除されるという制度です

このカリキュラムに必要な期間は半年から2年間程度と登録機関によってまちまちです。これは仕事をしながら通う人もいれば、このカリキュラムに集中して通うことも出来る人もいるためです。

養成課程を受講すれば誰でも資格を取得できるわけではなく、登録機関が定めるレベルまで到達出来ていないと判断されると中小企業診断士になることは出来ません。

どの養成講座も受講費用は200万円を超えます。養成課程は時間もお金もかかるため、2次試験を受験により資格を取得するに越したことはないです。

一方でどうしても2次試験に合格できないという人にとっては、中小企業診断士になれる最後の砦ともいえるでしょう。

養成課程についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

中小企業診断士の2次試験まとめ

中小企業診断士の2次試験まとめ
  • 筆記試験の試験科目は4科目で試験時間は各科目80分
  • 口述試験の出題内容は筆記試験の中からランダムに選ばれる
  • 2次試験の方が1次試験よりもかなり難易度が高い
  • 2次試験の内容は1次試験の応用
  • 養成課程を受講することで2次試験を免除できる

中小企業診断士の2次試験について説明しました!

中小企業診断士試験は2次試験からが本番と言われるほど、難易度が高く突破が難しい試験です。

1次試験の勉強時から長期的な対策を立てて、中小企業診断士の合格に向かって動き出しましょう!

あわせて読みたい
人気記事