TACの中小企業診断士講座の評判は?費用やカリキュラム・学習サポートまで解剖!
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中小企業診断士
平井東
「TACの中小企業診断士講座の評判について知りたい!」
「TACの中小企業診断士講座のサポート体制などはどうなってるの?」
このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?
TACは有名な資格試験対策の予備校なので、ご存知の方も多いはずです。
多くの資格対策を行っていますが、難関資格として知られている中小企業診断士講座について、詳しく知りたいと思っている方もいるのではないでしょうか?
こちらの記事では、TACの中小企業診断士講座の評判や内容、また受講生へのサポート体制などについて、詳しく解説していきます!
TACの中小企業診断士講座についてざっくり説明すると
- 受講費用はやや高め
- 添削指導も充実しており、2次試験対策もバッチリ
- 合格のノウハウが詰め込まれたテキストとカリキュラムで学習可能
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TACの中小企業診断士講座の特徴
まずは、TACの中小企業診断士の特徴について紹介していきます。
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2023年度合格者数は134名を記録
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内容が簡潔にまとめられたオリジナル教材
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予備校ならではの添削指導が充実
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学習効率を徹底追及したカリキュラムが魅力
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受験指導のプロ講師が試験傾向を徹底的に分析し、分かりやすい講義を展開
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通学だけでなく通信講座も用意
TACは2023年度の中小企業診断士試験において合格者数134名を誇っており、実績は非常に優れています。
この高い実績の背景には、学習効率を重視した戦略的カリキュラムを軸にした質の高い指導が挙げられます。
合格に必要な要素をしっかりと網羅した指導を受けることができるため、初心者でも合格できる仕組みが構築されている点が大きな強みです。
オリジナルの教材も非常に分かりやすい内容になっており、質問対応などの受講生のサポート体制も充実しているので、誰でも安心して受講できるでしょう。
TACの中小企業診断士講座の価格を他社と比較
それでは、TACの中小企業診断士講座の通学講座の価格を紹介していきます。
コース名 | 税込価格 |
---|---|
1・2次ストレート本科生 | 315,000円 |
1次本科生 | 260,000円 |
1・2次速修本科生 | 240,000円 |
以上の表を見ると分かるように、合格までの主要な講座は20~30万円の受講費用となっています。
なお、TACを利用する多くの初心者が受講している「1・2次ストレート本科生」について、他社の予備校と金額を比較すると以下のようになります。
講座 | コース名 | 税込価格 |
---|---|---|
LEC | 1次2次プレミアム1年合格コース | 264,000円 |
TAC | 1・2次ストレート本科生 | 315,000円 |
KEC | 1次・2次ストレート合格マスターコース | 327,800円 |
このように、TACと主要な予備校3社を比較するとやや高めであることが分かります。
どの講座であっても30万円近くの初期費用かかることになるため、費用を無駄にしないためにも自分に合う講座を慎重に選びましょう。
一般教育訓練給付制度もチェック
雇用保険給付の一つに、一般教育訓練制度というものがあります。
これは、在職中の方(条件を満たした離職者の方を含む)がスキルアップを図ることを奨励する目的で創設され、雇用の安定に寄与するための制度です。
この制度を活用すれば受講費用の20%が還元されるため、条件をクリアできる方は積極的に活用するべきです。
なお、TACでは2025年初学者向け合格コース以下の講座が一般教育訓練制度の対象となっています。
- 1・2次ストレート本科生(9月~1月開講)
- 1次本科生(9月~1月開講)
特に、1・2次ストレート本科生を受ける多くの方は要チェックです。
自分が条件をクリアできているかどうかはハローワークで確認できるため、確認してみてください。
TACの中小企業診断士講座の教材を他社と比較
無駄のない学習を実現するカリキュラム
TACは、初心者でも無理することなく中小企業診断士の1・2次試験に合格できるようなカリキュラムを組んでいます。
無理なカリキュラムだと途中で挫折してしまうリスクを高めてしまうので、初学者にとって頼もしい設計であると言えるでしょう。
1次試験は3回転方式で知識を定着
TACでは、オリジナルの「3回転方式」でインプットを行っており、3周することで合格するために必要な知識を身に着けることができます。
「覚える」「覚えなおす」「定着させる」という3ステップを踏むことで着実に知識に吸収できるため、初学者でも安心して学習に取り組むことができます。
基本的な知識の土台を盤石にしておくことで本番の試験でも対応できるようになるため、効率の良い学習方法と言えるでしょう。
早期からの2次試験対策
TACでは、早い段階で1次試験と並行して2次試験対策に取り組むカリキュラムとなっています。
早い段階から2次試験対策に取り組むことで「2次試験とはどういう試験なのか」「2次試験では何が求められるのか」を把握することができ、2次試験のイロハを学べるメリットがあります。
早い段階で2次試験対策に着手できる受験生は多くは無いので、周囲と差をつけるという意味でも非常に有意義なのです。
試験傾向の変化にもばっちり対応したテキスト
TACでは、基本テキストと演習テキストなどの各テキストは試験傾向や法改正をその都度反映した最新版になっています。
試験ではよく直近の法改正や関心度の高い話題が出題されるので、得点力を高めるために効率よく学べる内容となっています。
つまり、合格に必要な要素が漏れなく含まれている構成となっているため、多くの受講生から好評を得ているのです。
以下ではテキストの中でも、「基本テキスト」と「トレーニング集」について紹介していきます。
豊富な工夫がなされた基本テキスト
基本テキストは基本講義を受ける際に使用するテキストで、合格するために欠かせない要素が盛り込まれているため、初学者からも「分かりやすい」と高い評判を得ています。
主に、体系図が書かれており学ぶべき内容の全体像を把握しやすかったり、力を入れて勉強するべきポイントが書かれているため各章ごとの目的意識を持ちやすい構成となっています。
また、重要論点も示してくれているため、勉強のメリハリを付けやすいと評判です。
この基本テキストは勉強の軸となる重要なものなので、何回も繰り返し読んで知識を身に着けていきましょう。
科目ごとの特性に対応したトレーニング集
トレーニング集は各科目のアウトプットや理解度チェックを行い、知識をより定着させるための問題集です。
中小企業診断士試験で問われる各科目の特性を踏まえた上で問題を厳選しているため、本試験で重要となる対応力をしっかりと身に着けることができるでしょう。
実践的なトレーニングをたくさん積むことで得点力は自然と高まっていくので、何周もこなして対応力と応用力を磨いていきましょう。
2次試験はきめ細やかな添削指導で実力アップ
2次試験は筆記式と口述式に分けられており、出題科目は4科目となっています。
2次試験は独学での対策が難しい特徴があり、多くの受験生が対策や勉強方法で苦労しています。
しかし、TACでは2次試験対策のサポートも充実しており、添削指導を講師から直接受けることができます。
この添削指導を受けてフィードバックをもらうことで、自分の弱点を細かく把握することができます。
合格するために欠かせない「正解に近づく考え方」を確実に押さえることができるため、添削課題にしっかりと取り組むことで2次試験対策はばっちりです。
また、この添削課題の採点は毎回の演習ごとに採点・集計しているため、自分の実力を客観的に把握することにも繋がります。
自分の実力を客観的に把握できる機会は多くないため、この点も非常に魅力的と言えるでしょう。
TACはアウトプット量が豊富
TACの中小企業診断士講座の特徴の1つとして、演習などのアウトプット量が非常に豊富であることが挙げられます。
学習効率を上げていくためには講義学習などのインプット作業と演習などのアウトプット作業を効率的に回していくことが必要です。そのため、講義内容と同じぐらい問題復習などのアウトプットも合否を左右してくるといえるでしょう。
アウトプット量が豊富で問題演習が豊富なTACの中小企業診断士講座は、効率的な学習を進めていくうえで最適な環境が揃っているため安心して学習を進めていくことができます。
実際に、「1・2次ストレート本科生」では以下のアウトプット用の教材が用意されています。
演習内容 | 回数 |
---|---|
1次養成答練 | 7回 |
2次過去問演習 | 4回 |
1次過去問題集[TAC出版] | 7冊 |
2次過去問題集[TAC出版] | 1冊 |
2次再現答案分析レジュメ[R2~4][R5] | 2冊 |
1次完成答練 | 14回 |
1次公開模試(問題、解答)/2次公開模試(問題、解答) | 1回 |
2次直前演習 | 12回 |
TACならではの安心サポートが充実
講師に気軽に質問できる環境が整備
TACでは受講生に寄り添う環境が整備されており、気軽に質問することができます。
教室講義では講義の開始前後で講師に質問できる時間があることから、疑問があってもすぐに解決することができます。
また、教室でなくてもメールで質問することもできるため、忙しい方も疑問を放置することは無いでしょう。
ただ注意点として、質問回数はコースによって決められているため、自分が何回質問できるのかはチェックしておきましょう。
疑問が溜まってしまうと勉強が滞ってしまうだけでなくモチベーションも失われてしまうので、疑問があれば適宜質問して解決するクセを付けましょう。
Webフォローで受講できない日も安心
TACではウェブ上でのフォローも行っているため、教室で受講できない日があっても安心です。
スマートフォンやタブレットで講義を視聴できるため、受講期間中は時間や場所を問わずに繰り返し視聴できます。
何度でも視聴できるため、特に苦手分野の定着には効果的であるといえるでしょう。
通学コースで講義を欠席してもしっかりとリカバリーできることから、安心して受講することが可能です。
教室講義は出席フォローも充実
TACではライブ講義の音声を収録した音声ファイルや講義録ファイルをインターネットからダウンロードすることができるフォロー体制が整っています。
講義の内容をスマートフォンなどのデバイスに取り込むことにより、通勤時間などの隙間時間を有効活用できるでしょう。
なお、一度保存した内容はオフライン環境でも再生することができるため、いつでもどこでも視聴することができます。
TACの中小企業診断士講座の実績は圧倒的
気になるTACの中小企業診断士の合格実績は、2023年度で134名でした。
他の予備校や通信講座は合格実績を公開していないため、このような実績を公表できる点を踏まえるとTACは非常に信頼性が高いと言えるでしょう。
このような高い実績を誇っている背景には、戦略的なカリキュラムを組むことにより合格に必要な知識を身に着けることができる仕組みが整っている点が挙げられます。
そのノウハウを講師が最大限使いこなして受講生に対して良質な指導を提供しているため、実力をぐんぐん伸ばすことができるのです。
その結果として多くの受講生が合格を勝ち取っているため、誰でも安心して受講することができるのです。
TACの講座受講時に注意するべき点
受講費用の足かせはネック
TACの中小企業診断士講座の受講費用は主に20~30万円ほどかかり、これは他社の予備校や通信講座と比較してもやや高めの金額となっています。
そのため、受講時の費用負担はどうしても大きくなってしまい、できるだけ受講費用を抑えたいと考えている方にとってはネックに感じてしまうでしょう。
受講費用を抑えたい場合は、圧倒的に安い受講費用で講義を展開しているだけでなく実績も非常に優れてるスタディングの中小企業診断士講座が非常におすすめです。
できるだけ安い価格での講座受講を希望する人は、以下の記事でその価格差を比較してみてください!
講師による指導には差が生まれる
教室講義では立地やコースによって講師が大きく変わってしまうため、当然のことながら指導の質には差が出てしまいます。
特に、知名度が高く多くの受講生がいるTACでは講師の質の差はどうしても生まれてしまうため、この点は致し方ないと言えるでしょう。
つまり、もし自分とは相性が悪く分かりにくい講師が担当になってしまった場合は、高い受講料が無駄になってしまうリスクがあります。
これはTACのみまらず、どの予備校でも共通して言えることなので、あらかじめ理解しておきましょう。
TACの中小企業診断士講座のコース一覧
それでは、TACの中小企業診断士講座の一覧を見てみましょう。
対象 | コース名 | 特徴 |
---|---|---|
初心者 | 1次「財務・会計」先どり学習講座 | 中小企業診断士試験の重要科目「財務・会計」を早期対策で得意科目に! |
初心者 | 1・2次ストレート本科生 | TACのスタンダードコース |
初心者 | 1・2次速修本科生 | 冬から学習を始める方のための短期集中コース! |
初心者 | 1次本科生 | 2024年1次試験合格を目指すスタンダードコース |
学習経験者 | 1次速修本科生 | 1・2次速修本科生の1次試験対策部分を学習! |
学習経験者 | 1.5年本科生 | 科目合格制度を活かして、効率よく2024年の合格を目指す! |
基本的に初心者の方であれば上記の中でも、基礎からしっかりと学習できる「1・2次ストレート本科生」を受講するのがおすすめです。
一方で、短期間で勉強を仕上げたい方であれば短期集中学習に特化している「1・2次速修本科生」がおすすめです。
このように自分のレベルや知識に応じて、ピッタリのコースを選ぶようにしましょう。
TACの中小企業診断士講座に向いている人の特徴
TACの受講をおすすめする人
TACの講座に向いている方の特徴は、以下の通りです。
- 高い合格実績の講座で学習したい人
- 直接指導や学習サポートを受けたい人
- 効率的に学習を進めたい人
TACは知名度も評判も高く、優れた合格実績を誇っています。
そのため、合格実績を重視して講座選びを進めている方であればTACがぴったりでしょう。
また、TACでは予備校という特性を生かして、生徒1人1人の特徴を把握した上で丁寧な指導を行ってくれます。
そのため、じっくりと学校で指導を受けたい方にも非常におすすめです。
TACの受講をおすすめできない人
逆に、TACの講座に向いていない方の特徴は、以下の通りです。
- 安い講座を受講したい人
- よい講師から確実に指導を受けたい人
TACの受講費用は他社と比較するとどうしても高くなってしまうため、費用の面をネックに感じる方にはおすすめできません。
また、TACは多くの受講生を抱えていることから、優れた講師から講義を受けることができるとは限りません。
そのため、確実に実績と評判の高い講師から講義を受けたいという方は、TAC以外の講座を検討すると良いでしょう。
TACの中小企業診断士コースの評判・口コミ
この見出しではTACの中小企業診断士講座に対する評判や口コミについて紹介していきます。良い評判も悪い評判も両方とも紹介するので、自分に講座があっているのか確かめる参考にしてみてください。
TACの中小企業診断士コースの良い評判・口コミ
TACの中小企業診断士講座の良い評判・口コミは以下の通りとなります。
TACの2次対策講義では、オリジナル新作問題の演習をおこなうため、初見の問題を時間内に解く訓練を重ねられてよかったです。 TAC合格者体験記より
合格できたのは、講義を通じて合格点を取れるレベルまで上げていただいたおかげと思っています。ありがとうございました。 TAC合格者体験記より
教室講座の担当講師がとにかく面白く、資格取得はもちろん、その先にもつながる話も交えて毎回の150分の講義を行なってくれたことが最も良かった点です。感謝しかありません。 TAC合格者体験記より
ストレートで合格できるとは正直思っていませんでした。これもTACの教材、カリキュラムのおかげです。ありがとうございます! TAC合格者体験記より
TACの中小企業診断士講座受講者からは、TACの講義のおかげで合格点に達するために十分な学力をつけられたという声が多く挙がっていました。
TACの講師やカリキュラムのクオリティが非常に高いことを裏付ける声が多数挙がっているため、受講者は安心してTACで合格を目指せること間違いなしです。
TACの中小企業診断士コースの悪い評判・口コミ
TACの中小企業診断士講座の悪い評判・口コミは以下の通りとなります。
TACの模試が難しいという口コミが散見されました。ただし、模試が難しかったとしても模試の質に関する悪い評判は見受けられなかったため、安心して模試を受講してください!
TACの中小企業診断士講座まとめ
TACの中小企業診断士講座まとめ
- 独自のカリキュラムで着実に合格を目指せる
- 教材は非常に質が高く、評判も高い
- 合格実績は優れているため、誰でも安心して受講できる
TACの中小企業診断士講座は、基本的にすべての方に自信を持っておすすめできる良質な講座です。
合格実績は高く教材も分かりやすいと評判なので、効率よく合格を目指すことができるでしょう。
とはいえ、費用が少し高くついてしまうなどの惜しい点もあるため、自分に合うかどうかは冷静に見極めるべきです。
こちらの記事を参考にして、ぜひ中小企業診断士の合格を目指してみてください!