FPの資格は就活に有利?大学生が目指すべきおすすめ資格とメリットを解説!
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ファイナンシャルプランナー
FPこう
「もうすぐ就活が始まるけど採用もらえるか不安・・・」
「とりあえず資格があれば採用してもらえるのでは?」
「どんな資格を取得すれば評価されるだろう?」
この記事を読んでいるあなたはきっと上記のようなお悩みをお持ちの方だと思います。
いよいよ就職活動が始まります。企業説明会に足を運んでみたり、就職サイトとにらめっこしたりしている方も多いのではないでしょうか?
就活中の方で気になるポイントとしてよく挙げられるのが、資格を持っていたら就活で有利になるのかどうかという点です。
資格というのはその分野においてある一定の能力があるということを示すものですから、対象の企業を受ける場合には優位に働くことは間違いありません。
ここでオススメするのはFP資格です。FPはお金に関するスペシャリストであることを示す資格です。お金は企業活動において必ず関わるものであり、私生活においても知識として役に立つためオススメしています。
ここでは、FP資格の有用性、大学生のうちに受講するメリット、FP以外にオススメする資格について解説していきます。就活中でお悩みの方は是非ご一読ください!
FP資格について簡単に解説すると
- FP3級は受験資格もなく気軽に受験可能
- 就活での評価を考慮するとFP2級を目指そう
- 金融・保険・不動産業界では特に有利
- 勉強時間が確保しやすい大学生がオススメ
大学生でもFPの受験資格はある?
FP試験には受験資格要件を満たす必要があるものもありますが、大学生のうちに資格を取得することが可能です。
FPは非常に人気の国家資格であり、3級・2級の受験者数は毎年20万人を超えています。資格取得の目的として、就活を有利に進めるために取得を目指す大学生も多くいらっしゃいます。
3級や2級の試験は年3回実施されるので、3年生の中旬頃から勉強を初めたとしても、就活までには十分間に合わせることが可能です。
FP3級は誰でも受験可能
FP3級には受験資格がありません。そのため大学1年生の方でも問題なく受験申し込みをすることができます。
試験自体の難易度も低くなっているので、比較的気軽に挑戦できる資格だと言えます。
FP2級を受験する手順
FP2級になると受験資格要件を満たす必要がでてきます。大学生がFP2級の受験資格を得る方法としては、主に次の2つが挙げられます。
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FP3級の資格を取得する
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日本FP教会が認定するAFP認定研修を修了する
中でもAFP認定研修を修了した場合はAFP登録も可能になるので一石二鳥です。
「AFP認定研修を受ける≒予備校・通信講座の対象講座を受講する」
ということなので、もしFP2級の取得を目的とするのであれば、3級を経由せずに最初からFP2級講座を受講した方が、3級のテキスト代や受験料、3級の学習に充てる期間を節約しながら、講座を受講して高確率で合格を狙うことができます。
FP資格で就活は有利になる?
FP資格を取得すると就活においてどのような効果が得られるのでしょうか?
ここでは3級であったとしても評価してもらえるのかどうかなど様々な視点から見ていきたいと思います。
就活で実際に活きるのは2級以上
FP3級の知識は自分の私生活において役立ちますので非常に有用な資格ではありますが、資格自体の難易度はかなり低いため、就活という点で資格を持っていることが評価に繋がるということは基本的にありません。
一方でFP2級になると3級に比べて難易度がグッと上がりますので、就活においてもアピールポイントとして効果を発揮することができる機会が増えるでしょう。
もし就活で資格を評価してもらいたいと考えるのであれば、FP2級の取得を目標とするのが良いでしょう。
3級でも面接時の話のネタになる
FP3級は評価に繋がらないとは記載しましたが、全く就活に影響がないかと言われればそんなことはありません。
FP3級でも資格を取得をしておくことで面接の際の話のネタになりやすいため、面接対策が取りやすくなります。
また、聞かれた際に自分の向上心や知的好奇心、先を見据える力などをうまくアピールすることができれば、面接でも好印象を与えることができます。
3級を取得しておいて何も言わないのはもったいないので、面接時の活用方法もこの機会に熟知しておきましょう。
FP資格が生かせる就職先
FP資格は言わずもがなお金に関するスペシャリストであることを示す資格となっています。
以下ではFP資格を有効に生かせる業界について紹介していきたいと思います。
金融業界
FPはお金についてのスペシャリストですので、金融業界への就職にはとても相性の良い資格となります。銀行や証券会社への就職を検討されている方は、FP資格を持っておいて損はありません。
この業界は入社後にFP資格の取得を促す企業も多いので、事前に持っておくと仕事内容のイメージがつかみやすくなり、余裕が生まれます。
保険業界
顧客の人生設計のサポートを提案する保険業界においてもFPの知識を有効に活用することができます。
例えば顧客の資産状況やマネープランを基に、それぞれに合った商品提案を行うことができるようになるのです。
保険業界でも入社後にFP2級の取得を求められるケースがあるので、先に2級を取得しておくことは非常に良いアピールになるでしょう。
不動産業界
人生の三大費用の一つであるマイホーム購入は、顧客も憧れを持ちながらローン返済のことや資金繰りのことで不安を抱えています。
FPの知識を活かすことで資金計画や住宅ローンの提案を行うことができるので、顧客に安心感を与えることができるようになります。
不動産業界の場合は、他にも宅建士の資格を併せて持っておくと、より一層就活で有利になるでしょう。
FPは大学生におすすめの資格
FP2級の合格率は約35%とあまり高くはありません。ですが、国家資格の中ではそれほど高い部類ではなく、きちんと勉強さえすれば一発合格も十分に狙える試験となっています。
FP資格は更新作業が不要な資格ですので、試験に合格さえすればその効果は生涯有効であることもメリットであると言えます。
大学生のうちに資格取得を勧める理由としては、勉強時間が確保しやすいためです。
社会人になると日中は仕事です。残業を終えて家に帰り、家事や風呂を済ませて夜遅くからわずかな時間しか勉強をすることができません。
かたや大学生は毎日授業に拘束されるわけでもないため、まとまった時間を勉強時間に充てることができます。
さらに図書館や大学の学習スペースを活用することができるので、集中して勉強をする環境が社会人よりも圧倒的にそろっています。
遊んだりバイトをしたりすることも今しかできないことなので大切なことではありますが、その時間の少しでもいいので将来の投資として資格取得に充てるのもアリなのではないでしょうか?
FP以外で就活に役立つ資格は?
FP以外にも就活に役立つ資格はあります。ここでは取得しておくと評価が高くなる資格についてまとめました。
宅建
宅建とは「宅建建物取引士」の略称です。不動産取引における仲介を担うことができる資格になります。
不動産業界においては、不動産業を営む場合には従業員の5人に1人は宅建士を所属させることが法律で義務付けられているため、需要が無くなることはまずありません。
他にも、金融や保険業界においても、住宅ローンや不動産投資を扱う際に、不動産の専門知識が求められるため、宅建を取得しているとアピールポイントとして働きます。
宅建が就活にどのように生きるのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
簿記
簿記とは、企業活動における財務諸表の記録作成を行い、資金の流れについて把握するための資格となります。日商簿記検定が有名ですね。
経理職や財務に従事したいと考えている人は必須の資格であると言えます。
簿記は財務諸表を読み取る力をつけることができるので、営業職においても、得意先の与信管理において非常に役立ちます。
就活で簿記資格を活かせる場面については、以下の記事で詳しく紹介しています。
ITパスポート
ITパスポートとは、ITに関する基礎知識を証明できる国家資格となります。
ITの進化に伴い、我々のビジネススタイルは急速に変化を遂げていっています。
見積や資料を紙面管理していたものがデータで管理されるようになったり、商談においてもipadなどを活用してより顧客にわかりやすく伝えられるようになっています。
これらの動きについていけなければ業務に大きな支障が出ることは明らかです。ITという分野は苦手意識を持つ人も多いので、この知識があることを示すことができるITパスポートは大きなアピールになるでしょう。
ただ、ITパスポートはFP3級と同様にそれ単体でのアピール効果は薄いため注意が必要です。
ITパスポートと就活の関係についてより詳しくは、以下の記事をご覧ください。
難関だが中小企業診断士という選択も
じっくり勉強に取り組める環境が整っているのであれば、難関資格である中小企業診断士にチャレンジするのもオススメです。
中小企業診断士とは、中小企業に対して財務・労務などの経営診断を実施し、その企業に合った提案を行う言わば経営コンサルタントの国家資格になります。
毎年の合格率は1次試験と2次試験合わせて4%前後と難易度の高い資格となっています。
そのため資格を取得することができれば、高難度資格保有者として能力の高さをPRできることにもなりますし、中小企業診断士や税理士・他の士業の方と人脈を作る機会を得ることができます。
20歳代の中小企業診断士は全国でも数千人しかおらず、ライバルと差をつけるにはもってこいの資格です。
中小企業診断士の資格が就活でどのように生きるのかについては、以下の記事で詳しく解説しています。
就活は資格以外に強みも磨こう
資格を持っていれば就活においてアピールポイントになることは上述にも記載してきましたが、一点注意していただきたいことがあります。それは、資格さえあれば就活は楽勝ということではないということです。
当然資格が無いよりもあるほうが有利であることは間違いありません。向上心がある、能力が高いと評価してくれることもあるでしょう。
ですが、就活において最も重要なのは、なぜその会社を選んだのかという熱意の部分です。熱意さえあれば会社に入ってからでも学習して資格取得することも可能なわけです。
採用側もなぜ当社に入りたいと思ったのか、当社でどのように活躍できるのか、というところを最も重要視しています。
そのためには、自分のアピールポイントを把握しておく必要があります。 まずは自分がどういう人間なのか、何にやりがいを感じるのか、どういった能力があるのか、といったことを整理しましょう。
そうすると企業選びに軸ができるため、よりマッチングする可能性が高くなります。
自己分析をせずに資格ありきで就活を行うと、本当にそれがやりたいことなのかどうか悩んでしまう場合があります。
理想は自己分析をしてやりたい仕事・業界が見つかった上で、それに役立つための資格を取得することです。
ただし、そうはいってもまだまだ先のことは分からないという方も多いかと思います。
その場合は、ひとまず幅広い業界で通用するFP資格を取っておくというのはやはりおすすめと言えるでしょう。
FP資格と大学生の就活まとめ
FP資格と就活まとめ
- FP以外にも宅建、簿記、ITパスポートも汎用性の高い資格
- 中小企業診断士を取得できれば市場価値が高まる
- 資格があれば楽に就活できるということではないので注意
- 幅広い業界で活躍できるFP資格は、希望業種が定まっていない大学生にもおすすめ
今回は大学生にオススメする資格について解説してきました。
ここでオススメした資格はどの業界・企業に勤めたとしても知識を活用しやすい汎用性の高い資格となっています。
現時点でやりたいことが明確になっていない方でも、取得しておいて損することはない資格です。
ただし、資格は本来自分がやりたいことを達成するための知識を補うためにあるため、くれぐれも単なる資格マニアにならないように気を付けてください。
資格の取得が目的になってしまっては、自分が一体何をしたいのかわからなくなってしまいます。採用側としても、この人は色んな資格を持っているけど一体何がしたいんだろう?と疑問に思ってしまいます。
自己分析をしっかり行って、資格を上手く活用することが理想です。皆さんの夢がかなえられる会社に入れることをお祈りしています。