ファイナンシャルプランナーが主婦におすすめの理由とは?取得メリットも併せて解説!
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ファイナンシャルプランナー
FPこう
「何か資格を取ってみたいけど、どの資格が良いのか分からない・・・」
こんな風にお悩みの主婦の方はいらっしゃいませんか?
この記事では主婦の方に特にオススメの「ファイナンシャルプランナー」という資格についてご紹介します!
魅力いっぱいのファイナンシャルプランナーを取得して、あなたの生活を今以上に素敵にしちゃいましょう!
ファイナンシャルプランナーと主婦の相性をざっくり説明すると
- 資格勉強を通じて家計を守る知識が身につく
- 履歴書にかける国家資格であり再就職や副業に生きる
- 試験難易度が低く短期間で取得可能
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主婦に大人気のファイナンシャルプランナーとは
ファイナンシャルプランナーは毎年15万人以上が受験している大人気の国家資格です。
ファイナンシャルプランナーは、個人の家族構成や収支、資産状況、負債など様々な情報をもとにして、生活設計や資金計画についてアドバイスを行う職業で、略してFPとも呼ばれます。
「マイホームを建てたい」「子供の大学入学に向けてお金を貯めたい」など、人生設計において「お金」に関わる部分を幅広い専門知識でサポートすることが出来るのがファイナンシャルプランナーなのです。
ファイナンシャルプランナーの資格で学ぶこと
ファイナンシャルプランナーになるためには、ファイナンシャル・プランニング技能士(以下FP技能士)という国家資格が必要になります。
「国家資格なんて難しそう・・・」 と思ってしまうかもしれませんが、ファイナンシャルプランナーの資格で学ぶことの出来る分野は、生活に直結した身近な話が多いので取り組みやすく、また難易度も他の国家資格と比較して低いです。
ファイナンシャルプランナーの資格で学ぶことの出来る分野は、大きく分けると以下の6つです。
FPで学ぶことの出来る6つの分野
- 年金関連
- 貯蓄や投資信託、株式、債券などの金融商品と資産運用
- 税金
- 生命保険や損害保険などの保険商品
- 不動産に関する法律や税金
- 相続に関する法律、課税等
このように、ファイナンシャルプランナーの資格を通じて学ぶことの出来る分野は、お金に関する身近なテーマばかりです。
よって、資格の内容を普段の生活にも生かすことができるでしょう。
ファイナンシャルプランナーの資格試験の種類
国家資格であるFP技能士は、1級から3級までの3段階のレベルがあり、それぞれに学科試験と実技試験があります。
3級→2級→1級の順番に難しくなっていき、受験資格にも違いがあります。
ちなみに、試験を実施している機関は日本FP協会と金融財政事情研究会(きんざい)の2種類ありますが、どちらで受験しても同じ資格が取得できます。
試験日程と学科試験の問題は共通ですが、実施機関によって実技試験で選択出来る科目が違いますので、受けたい科目によってどちらで受験するのかを決めるのが良いでしょう。
FP試験の受験資格
FP3級技能検定
- 受験資格の制限なし
FP2級技能検定
- 3級技能検定合格者
- FP業務に関し2年以上の実務経験を有する者
- 日本FP協会認定のAFP認定研修を修了したもの
- 厚生労働省認定金融渉外技能審査3級の合格者
3級については、FPを学びたい人であれば、誰でも受験することが出来ます。そして、FP技能士は、一度取得すれば、更新などはなくずっと保有することが出来る資格なので、資格の更新などは必要ありません。
1級の取得はかなり難しいので、お忙しい主婦の方であれば、まずは3級または2級の取得を目指すのが良いでしょう。
また、FP資格の中には他にも民間資格であるAFPとCFPが存在します。
これらはFP技能士とは違って定期的に資格の更新が必要ですが、その代わり常に最新のFPの知識を取り入れることができるというメリットがあります。
AFPはFP2級と同時に取得できる場合がほとんどになりますので、FP2級を目指される主婦の方はAFPの取得も一緒に検討しておきましょう。
主婦がファイナンシャルプランナーの資格を取得するメリット
家計のやりくりが上手になる
日々、家庭の内のお金の管理をしてやりくりをしているのは、圧倒的に主婦の方が多いのではないでしょうか。家計簿をつけたりしながら、収支の管理をしていることと思います。
労働によって得ることの出来る収入は、そう簡単には変えることは出来ません。しかし、出ていくお金については、税金や保険商品の選び方、支払方法次第で変わる可能性が多いにあるため、腕の見せどころになります。
収入が変わらなくても、出ていくお金が少なくなれば、家計に残るお金は増えることになるので、家計のお金を上手にやりくりできることに繋がるのです。
また、ただ口座に置いてあるだけのお金や、わずかな利息で寝かせている定期預金のお金も、資産運用の知識を活かせば増やすことが出来るかもしれません。
お金に関する知識がつく
FP技能士の勉強は、お金について専門的に学ぶことが出来ます。そしてそれは、日常生活で役立つ知識も多々含まれています。
例えば、税金の計算などは、会社に勤めていれば会社でやってくれるので計算をすることはあまりないと思います。
しかし、どのような計算で、何の税金がいくら引かれているのかなど、税金について知ることは大きなメリットといえるでしょう。
例えば、住宅ローン控除といった制度を知ることで、まとまったお金を戻す機会を手にすることができます。
また、専業主婦がパートで働く場合、いくらを超えると税金や社会保険の面でメリットがあるのかなど、家計の中にあるお金の疑問や問題を自分で解決出来るようになります。
更に、今話題のふるさと納税やNISA、確定拠出年金(iDeCo)など聞いたことはあるけれど、実際はよく分かっていない様々な最新の節税術や投資方法の制度や仕組みを学ぶことが出来ます。
これらの知識は、家計管理の強い味方となってくれるでしょう。
身につけた知識が将来役立つ
FP技能士の勉強で得られることは、今すぐに必要としている知識ばかりではありません。
今後直面するであろう相続の問題や、退職後に年金はいくらもらうことが出来るのかなど将来に役立つ知識も身につけることが出来ます。
いつかは必ずやってくる問題に対して、全く知識がないのとざっくりとでも知識を持っているのでは全然違いますよね。
例えば、相続税については、事前に対策をすることで節税できる方法もあります。年金などの基本的な社会保険制度についても、今から考えることで葬儀などの将来に備えるお金を準備する方法がたくさんあるのです。
特に葬儀費用については地域によっても差が大きいです。東京都の葬儀は比較的全国平均に近い費用なので、事前にチェックして目安を知っておくと良いでしょう。
このように家族のライフプランを考えながら将来の資金計画を自分で立てることが出来るようになるのです!
資格を生かした副業が出来る
最近では、パソコンを使った「在宅ワーク」による副業が主婦にも注目を集めています。
簡単なデータ入力やアンケートから専門的知識が要されるWebデザインなど様々な案件が用意されています。
なかでも、主婦にとって1番取り組みやすく人気があるのが「ライティング業務」です。
これは、用意されたテーマやキーワードに沿って文章を作成するお仕事で、節約術や金融商品などお金に関する案件も多数あります。
このような案件では、より詳しい知識を持つ人材を求めていることも多く「FP資格を有するもの」という条件が多く見受けられます。
お金に関する記事は、専門的な知識が必要なので報酬も高いことが多く人気があります。
これらのライティングは一般的なライターよりも他との競争が少ないため、希少性が高く、報酬が通常の水準よりも高くなる傾向にあるのです。
副業においてもファイナンシャルプランナーの資格を持っていると有利になるということですね。
子供に良い影響を与えることが出来る
勉強なんてしばらくしていないなぁという主婦の方もたくさんいらっしゃるのではないでしょうか?
「勉強しなさい!」と子供にイライラしながら毎日のように言っていませんか?
子供は親の背中を見て育つものです。資格試験に向けて、頑張って勉強している母親の姿は子供にも何か響くものがあるかもしれません。
もしかしたら、自分も勉強頑張ろう!と刺激を受けてくれるかもしれませんね。
子供にも良い影響を与えることが出来て、生活に役立つ知識も得ることが出来れば一石二鳥ですね。
自分に自信がつく
資格試験に挑戦することは、やれば出来るんだ!という自分の自信にも繋がります。
また、お金の相談はなかなか他人にはしずらいものですが、FP資格を持つことで、その多くは自分自身の知識で対処できるものになるはずです。
家計管理がしっかり出来、今後のライフプランに合わせて金銭面で見通しを持つことが出来れば、より自分に自信を持つことが出来るのではないでしょうか。
主婦でもファイナンシャルプランナーの資格は取得できるの?
前述の通り、FP技能士の資格は3級から1級に近づくにつれて難易度が上がります。また、2級以上は受験資格が必要となるので、まずは3級の取得を目指すのが良いと思います。
したがって、ここではFP3級の難易度についてお伝えします。
FP3級の難易度
主婦にとってメリットがたくさんあるファイナンシャルプランナーという資格ですが、肝心な資格の難易度はどれくらいなのでしょうか?
FP3級の試験は回答は全て2択または3択のマークシート式で行います。
試験の合格率は年度により差はあるものの学科試験は65%前後で70%を超える年もありました。実技のほうは更に高く70%を超える合格率となっています。
つまり、単純に考えて受験者の半分以上が合格している試験なのです。
また、受験資格もなく誰でも受験可能なことから、学生や主婦、社会人まで幅広い年齢層が受験しています。そのことから、受験者の中にはあまり勉強せずに受験している人や、申し込みしても結局受験しなかったという人も一定数いると思われます。
そのことも考慮すると、実際の合格率はさらに高いと予想されます。FP3級試験は国家資格の中でもかなり簡単な部類の試験なのです。
FP3級取得に必要な勉強時間
一般にFP3級取得に必要な勉強時間は、30時間から100時間程度といわれています。
30時間だとしても、毎日1時間の勉強でたったの1ヶ月です。毎日は無理でも、少しずつ進めて2ヶ月あれば十分間に合います!
取得に必要な勉強時間が短く、家事や育児の合間の勉強でも合格できるところも主婦に人気な理由です。
FP3級の難易度についてより詳しく知りたい方は、以下の記事をご覧ください!
ファイナンシャルプランナーの試験は主婦の方が有利!
経験を生かして解ける問題も多い
先にも記述したように、FPの試験内容は、主婦にとっては身近なテーマが多く、勉強しなくても経験から解くことの出来る問題も多数あります。
例えば、
-
マイホームを購入したので、住宅控除の申請を行った。
-
保険の見直しをするために相談に行った。
-
結婚して旦那さんの扶養内でパートをしている。
-
年末に保険料の控除申請をした。
-
親が亡くなり、相続の手続きをした。
-
銀行で積み立て型の投資信託をすすめられて説明を聞いた。
など、主婦の方であればこういったお金が絡んでくる経験は多数あると思います。
すでに知識を持っているものは経験と照らし合わせながら勉強することが出来ます。
また、「あの時のあれはこういうことだったのか!」と疑問が解決していけば、1から勉強するよりも、各段に頭にも入ってきやすくなります。
資格を生かした再就職も可能
FP資格は、日常生活でも十分に役に立ちますが、それだけではありません。
FP資格は、履歴書にも記載することの出来る立派な資格です!
資格を持っていると有利になる可能性が高い求人例
- 生命保険会社や損害保険など保険会社
- 金融機関
- 企業の経理や総務
- 不動産会社
- 証券会社
- 税理士などのアシスタント
これらの業種は、特にお金に関する業種なのでFPの知識を生かすことが出来るため、有利になる可能性が高いです。求人条件にも、FP資格のある方と記載されていることも多く見受けられます。
特に保険会社の場合、営業の方の名刺に、ファイナンシャルプランナーの肩書が書かれていることが多いです。保険会社を狙うなら、FP資格を取得して応募すれば断然有利になるでしょう。
また、直接FP資格に関係ない職種であっても、アピールポイントとなること間違いなしです!
FP3級でも就職において効果はありますが、資格を就職に本格的に活かしたいとお考えの方はFP2級まで取得するのがおすすめです。
FP資格を生かした就職については以下の記事で詳しく解説しています!
家事の合間に効率よく勉強する方法
「長い間勉強なんかしてないし、家事も育児も忙しいし、自分の力だけでやりきる自信がない・・・」
そんな風にお考えの主婦の方もいらっしゃると思います。
ファイナンシャルプランナーの試験は難易度が低いため、独学での合格も不可能ではありません。ただし、やはり独学だとモチベーションが保てず途中で勉強をやめてしまう人が多いことも事実です。
そこでおすすめなのが通信講座の受講です。通信講座と聞くと高額なイメージをお持ちかもしれませんが、スタディングの通信講座であればたったの4,950円でFP3級講座を、FP2級講座は29,700円(それぞれ税込価格)で受講することができます。
FPの勉強を通じて身に着けられる節約スキルを考えれば、この上なくお得な買い物ですよね。
しかもスタディングでは動画講義をスマホで見られるので、お忙しい主婦の方でも家事や育児の合間に講義を流して学習できます。
他にも様々な合格サポート機能がついており、FP3級の取得を目指すのであれば非常におすすめな通信講座となっています。この機会に一度チェックしてみてはいかがでしょうか。
ファイナンシャルプランナーと主婦まとめ
ファイナンシャルプランナーと主婦まとめ
- 家計を握る主婦にとってお金に関する知識は重宝する
- ファイナンシャルプランナーは主婦の副業や再就職にも役立つ
- 資格の難易度は低く忙しい主婦でも取得しやすい
お金や様々リスクへの備えは、あるに越したことはないし、気持ちの余裕にも繋がってくる大切なことですよね。
ファイナンシャルプランナーの勉強を通じて学ぶことの出来る知識は、そんな思いを自分自身の力で形に出来るものばかりです。
そして、再就職を考える主婦にとっても、選択肢を増やすことの出来る力強い味方になります。
是非、この機会にFP技能士の資格取得にチャレンジしてみてはいかがでしょうか。