【最新版】ファイナンシャルプランナーの試験日程と具体的な受検手順
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ファイナンシャルプランナー
FPこう
「次のFP試験の日程を知りたい!」
「受験のための手続きの流れはどうなっているの?」
こんな疑問をお持ちの方はいませんか?
今回はこんな疑問を解決すべく、FP試験の受験申請から合格発表までの流れ、今年度の試験日程を分かりやすく解説します。
この記事を読めば、FP試験に向けて今すべきことが分かります。FP試験を受験する際の参考にしてください!
FP試験の日程と手順をざっくり説明すると
- FP試験は年3回、47都道府県で行われる
- 合格発表は約1ヶ月後にホームページにて行われる
- FP3級は受験資格が不要な分、人気が高い資格
ファイナンシャルプランナーの試験日程
ファイナンシャルプランナーの試験は毎年1月・5月・9月の3回実施されています。
2020年度のFP2級および3級の試験日程は、FP協会より以下の通り発表されています。
試験日 | 受験申請期間 | 合格発表 |
---|---|---|
2020年5/24(日) | 3/12(火)~4/2(火) | 6/30(水) |
2020年9/13(日) | 7/6(木)~7/28(火) | 10/23(月) |
2021年1/24(日) | 11/10(水)~12/1(火) | 3/5(金) |
2021年の1月のFP試験日程
FP試験の申請は、個人の場合インターネットでの申し込みと書面を郵送しての申込みの2種類があります。
今回は2020年1月実施予定のFP試験受験にインターネットで申し込みする場合を例にFP受験の流れを説明します。
受験申請期間
2021年1月のFP試験の受験申請期間は、2020年11月10日(火)から12月1日(火)までとなってます。
受験料手数料の支払い期間
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クレジットカード払いは受験申請締切日17:30まで
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コンビニエンスストア払いは受験申請締切2日後まで
受験申請は受験料を納めることで完了します。クレジットカード支払いを選択すると、受験申請と同時に即時決済となります。
コンビニ納付を選択した場合には、納付期限は受験申請締切2日後までとなります。この期間を過ぎてしまうと受験出来ません。
手続き完了後「受験手数料支払い完了」「受験申請完了」の2つのメールがきちんと届いているかどうかを確認しましょう。
受験票が郵送される
受験票は1月6日(水)に発送されます。
ただし受験票到着時期は、住所や交通の事情により異なります。試験会場も受験票において通知されます。
試験日時
試験は2021年1月24日(日)に実施されます。試験の時間割は次の通りです。
資格 | 学科試験時間 | 実技試験時間 |
---|---|---|
FP3級 | 10:00~12:00 | 13:30~14:30 |
FP2級 | 10:00~12:00 | 13:30~15:00 |
試験開始20分前から試験についての説明があるので、その時間には席に着きましょう。また試験開始から1時間経過すると途中退席が可能です。
合格発表は試験の約1か月後
合格発表は、2020年3月5日(金)の10:00から行われます。
合格発表は、FP協会またはきんざいのホームページで見ることが出来ます。受験した試験団体のホームページから受験番号で検索して確認しますので、受験票は大切に保管しましょう。
合格発表から1週間程度で結果通知書が郵送されます。
結果通知書には、科目ごとの得点など詳しい試験結果が記載されており、合格者には合格証書も同封されています。
ファイナンシャルプランナーの受験資格
FP技能士の資格試験では、受ける級によって受験資格に違いがあります。
FP3級は「FP業務に従事している者または従事しようとしている者」とされており、FPの知識を得たいと思う人であれば誰でも受験することが出来ます。
しかし、FP2級以上になると受験資格が必要になります。
FP2級の受験資格
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FP3級に合格していること
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厚生労働省認定金融渉外技能審査3級に合格していること
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FP業務に従事し2年以上の実務経験のあること
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FP協会認定のAFP認定研修を修了したこと
上記のいずれか1つの条件を満たしていればFP2級を受験することが出来ます。
ちなみに金融渉外技能審査とは以前行われていた職業能力検定の1つで現在は行われていませんが、資格自体は有効です。またAFP認定研修とは、FP協会が行っているFP業務の実務的な研修です。
FP試験の内容
FP試験では世の中のお金に関する知識を6つの出題分野に分けて出題されます。
FP試験の出題分野
- ライフプランニングと資金計画
- 金融資産運用
- タックスプランニング(税金)
- リスク管理(保険)
- 不動産
- 相続・事業承継
FP試験には学科試験と実技試験の2つがあり、実技試験は選択科目方式になっています。資格取得には両方の合格が必要ですが、同時に合格する必要はなく片方ずつ受験することも可能です。
合否判定も別々に行われるため、どちらか一方だけ合格した場合は一部合格として試験実施年度の翌々年度末まで持ち越し可能です。
出題形式と合格基準については下記の通りです。なお、学科試験は全てマークシート形式です。
学科試験の出題形式
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FP3級は択一式およびマルバツ問題60問
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FP2級は4択式問題60問
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いずれも60点満点中36点以上で合格
実技試験の出題形式
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FP3級(FP協会)はマークシート形式で3択20問(100点満点中60点以上で合格)
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FP3級(きんざい)は筆記試験方式で事例問題5題(50点満点中30点以上で合格)
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FP2級(FP協会)は筆記試験方式で40問(100点満点中60点以上で合格)
-
FP2級(きんざい)は筆記試験形式で事例問題5題(50点満点中30点以上で合格)
試験の難易度
FP3級は、ファイナンシャルプランナー入門レベルで比較的優しい試験です。合格率も毎回50%は超えているので受験者の半数以上は合格しています。
FP2級は、FP3級に比べると内容は実務により近くなり難しくなります。しかし合格率は35%前後となっていることから、国家資格の中では難易度はそれほど高くなく比較的合格を目指しやすい試験と言えます。
試験当日の持ち物
試験当日に必須の持ち物は以下の4つです。
試験当日の持ち物
- 受験票
- 本人確認書類(写真付き)
- 筆記用具
- 電卓
受験票には写真が必要な場合があります。写真の規格サイズも決まっていますので忘れず貼付しておきましょう。
本人確認書類は運転免許証や学生書、住基カードなど写真入りのものが必要です。
筆記用具はマークシートを塗りつぶすのに適当なHBかBの鉛筆またはシャープペンシルが良いでしょう。
電卓ですが、いわゆる関数電卓やスマートフォンの電卓機能はNGです。忘れても貸出はありませんので気をつけて下さい。
他には、試験会場に時計がないこともあるので腕時計があると安心です。
試験会場
FP試験では47都道府県全てに試験会場が設置されます。受験の申請の際に受験地の希望を出しますが、どの会場で受験するかは送られてくる受験票にて通知されます。会場の指定は不可です。
試験会場は、受験地域内の大学や専門学校、市民会館などが多いです。
試験の受験手順まとめ
FP試験の受験まとめ
- 毎年1月・3月・9月の3回、47都道府県全てで実施される
- 学科試験と実技試験は同時合格の必要がなく、一方合格は持ち越せる
- FP試験は他の国家試験と比較して取得しやすい
この記事を読んで、FPの受験手順やFP試験のイメージが掴めたのではないでしょうか?
FP試験は比較的取得しやすいのにも関わらず、魅力たっぷりの資格です。
試験日からスケジュールを確認して、早速次のFP試験合格に向けて動き出してみましょう!