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司法書士になるためには?試験科目を把握し効率的な学習を!

更新日時 2019/12/13

司法書士になるための勉強をしている皆さん、まさかとは思いますが、試験科目や試験の種類を把握しないまま学習を進めていませんか。

司法書士試験には出題数の多い主要4科目と呼ばれる試験科目があります

試験対策をする場合、何を最初に勉強するべきなのかを理解しておくことで、合格に向けた効率的な学習を行うことができるでしょう。

ここでは司法書士試験の試験内容や試験科目を紹介します。日々の学習に役立ててください。

司法書士試験についてざっくり説明すると
  • 試験は筆記試験と口述試験に分かれている
  • 試験科目は11科目あるが、主要4科目と呼ばれる科目が履いてんの大部分を占める
  • 主要4科目は「民法・不動産登記法・商法(会社法)・商業登記法」である

司法書士の試験は筆記と口述の2種類

疑問のイメージ 効率的な学習を行うためには、試験について把握する必要があります。

把握するべきことは試験問題の内容だけではありません。先に、司法書士の試験はどのように行われるのかを知っておきましょう。

司法書士の試験の内容は大きく分けて2種類あります。それは、筆記試験と口述試験です。それぞれ別の日程で行われます。

筆記試験に合格した方のみが、後日開催される口述試験に進むことができるのです。

筆記試験は3部に分かれています。午前の部は択一式の試験のみ。そして午後に択一式の試験と記述式の試験があるという構成です。

また、筆記試験の記述式の問題は、択一式の問題で一定以上の得点がなければ採点されません。この基準となる得点は、85%だとされていますが各年度の試験問題の難易度によって変動します。

たとえ記述式の問題で満点を取れたとしても、択一式の問題が基準未満では合格できないということです。先ほど少し紹介した主要4科目は、択一式の問題の約75%を占めます。これだけでは合格することはできませんが、重点的に対策が必要な科目であるといえるでしょう。

筆記試験の試験科目

グラフに書き込む様子

それでは筆記試験の試験科目を確認しましょう。

筆記試験の試験科目は各種法律に関するもの。全部で11科目です。これから、平成30年に行われた試験をもとに出題された試験科目を紹介します。

午前の部(択一式)、午後の部(択一式)、午後の部(記述式)のそれぞれについて紹介するのでぜひ確認してください。

午前の部(択一式)

先ほどお伝えした通り、午前の部は択一式の試験のみです。マークシートを使用します。

試験時間は2時間。問題は計35問です

主要4科目と呼ばれる4科目のうち、民法と商法(会社法・その他商法分野に関する法令)が出題されます。

試験内容を詳しく見ると、憲法が3問、民法が20問、刑法が3問、商法が9問という構成でした。出題内容を整理すると以下のようになります。

試験科目 出題数 割合
憲法 3問 8.6%
民法 20問 57.1%
刑法 3問 8.6%
商法 9問 25.7%
合計 35問 100%

民法の問題は全体の半数以上を占めています。最重要科目であるといえるでしょう。合格のためには民法の学習が欠かせないことがわかります。

午後の部(択一式)

午後の部は択一式の試験と記述式の試験があります。先に択一式の試験の内容を確認しましょう。

午前の部同様、マークシートを利用して解答します。択一式の問題の数についても、午前の部と同様に35問です

しかし、午後の部は記述式の問題と合わせて3時間で解答する必要があります。択一式の問題数は同様ですが、全体の時間配分は午前と同じとは限らないことを知っておきましょう

午後の部の択一試験の出題内容を整理すると以下のようになります。

試験科目 出題数 割合
民事訴訟法 5問 14.3%
民事執行法 1問 2.9%
民事保全法 1問 2.9%
司法書士法 1問 2.9%
供託法 3問 8.6%
不動産登記法 16問 45.7%
商業登記法 8問 22.8%
合計 35問 100%

主要4科目からは不動産登記法と商法登記法が出題されます。平成30年度の試験は民事訴訟法5問、民事執行法1問、民事保全法1問、司法書士法1問、供託法3問、不動産登記法16問、商業登記法8問という構成でした。

不動産登記法が16問出題されていることに注目しましょう。午前の部の民法は20問でしたが、不動産登記法はそれに次いで多く出題されています。民法と合わせて重点的な学習が必要である科目といえるでしょう。

午後の部(記述式)

それでは、午後の部の記述式の問題について確認しましょう。

記述式の問題は2問出題されます。記述式のためマークシートではなく、自分自身で解答を作成する必要があります。そのため、択一式の問題に比べて難易度が高いといえるでしょう。

出題は、主要4科目である不動産登記法と商業登記法から1問ずつです。問題に対して、実務に直面した登記申請書を作成する必要があります。記述式の問題への対策は、申請書作成の際のひな形を押さえることが重要です。

また、商業登記法の記述問題では、計算を必要とするものもあることを知っておきましょう。計算が必要となるのは主に、募集株式の発行に関する登記についての出題がされた場合です。

会社法の知識を実際に活用して、資本金の額などをその場で計算する必要が生じます。

記述式の問題の中で突然計算が出てくると戸惑う方もいるかもしれません。そうした問題が出てくる可能性を頭に入れておいてください。

口述試験の試験範囲

本を開く人 続いて、口述試験の試験とその範囲について確認しましょう。

口述試験は、筆記試験とは別の日程で行われます。筆記試験に合格した方のみ受験することができるというのは、先にお伝えした通りです。

試験は2人の面接官と1人の受験生が口頭でやりとりをするという形式で行われます

試験時間は、1人あたり15分が目安だと考えると良いでしょう。口述試験の試験範囲は、筆記試験全体の内容とされています。

しかし、実質的な試験範囲は、不動産登記法、商業登記法、司法書士法が主です。加えて、司法書士として業務を行うために必要な知識が要求されていることも知っておいてください。

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どの試験科目から学習するべき?

成功のイメージ

司法書士試験の科目は紹介した通り、全部で11科目あります。当然ですが、これら11の科目はすべて知っておくべきものです。

しかし、手当たり次第に学習をするというのは、科目の多さを考えると現実的ではありません

学習するべき科目が多くて何から手を付けて良いか悩んでいるという方もいるでしょう。

そうした方に向けて、優先して学習を始めるべき科目を紹介します

出題数の多い主要4科目を中心に攻める

これまでにも何度か触れましたが、司法書士試験には主要4科目と呼ばれる科目があります。主要4科目は、民法、不動産登記法、商法、商業登記法の4つです

これら4科目は、試験範囲である11科目の中で特に出題数が多いためこのように呼ばれています。どのくらい出題数が多いのでしょうか。

午前の部の試験と午後の部の試験の択一式の問題を合わせて考えると、主要4科目は出題数の約75%を占めています。かなり大きな割合だということが伝わるでしょうか。

出題数が多いということは、それだけ試験における重要度が高いということです。真っ先に学習が必要な科目だといえるでしょう。

さらに、主要4科目はその他の試験科目の基礎になる科目です。初めに勉強して身につけておくことで、他の科目を学習する際の助けになるでしょう。そうした理由から、どの科目から学習するべきか悩んでいる方は主要4科目から勉強することをおすすめします。

マイナー科目もおろそかにすべきではない

主要4科目以外の7科目は「マイナー科目」と呼ばれることがあります。マイナーと呼ばれていることから、おろそかにしても問題ないと考える方がいるようです。

しかし、これらの科目は択一式問題の約25パーセントを占めます。司法書士の試験は、択一式の問題の85パーセントを正答しなければ、記述式の問題については採点すらされません。

マイナー科目は各科目の出題数が少ないとはいえ、おろそかにして良い科目ではないことを知っておきましょう

また、すべての科目の内容は司法書士として活躍する際に必須の知識です。司法書士として業務を行う際にマイナーな内容は把握していないという事態にならないように、学習を怠らないようにする必要があります。

主要4科目を最初におさえておこう!

司法書士試験についてまとめ
  • 特に民法と不動産登記法の出題数の多さが目立つ
  • 択一式で十分な点数が取れないとその時点で不合格になるので注意
  • 口述試験の実質的な試験範囲はおおよそ決まっている

司法書士試験に向けて学習する方向けに試験科目を紹介しました。

学習について何から手を付けて良いか悩んでいる人は、主要4科目を最初に押さえておくべきです。主要4科目を押さえることができれば、その後の学習が理解しやすくなるでしょう。

もちろん、主要4科目だけでなく、マイナー科目についてもしっかりと学習してから司法書士試験に臨んでください。

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