司法書士試験の日程は?合格発表までの計画をしっかり立てよう

更新日時 2019/12/13

司法書士試験は試験範囲が広く、覚えることが多いのが特徴です。

そのため、いつまでに何をすべきか計画を立て、システマティックに行うことが重要です。

計画を立てるには司法書士試験の日程をしっかりと把握しておく必要がありますが、ここでは試験の日程について詳しくご紹介します。

試験に向けてスケジュールを立てる参考にしてください。

願書提出までの流れ

疑問のイメージ 司法書士試験を受験するには、願書の提出を確実に行うことが大前提です。

そのためには、司法書士試験の願書の配布場所や配布時期、提出に必要なもの、提出期限などを確認する必要があります。

ここでは、願書の入手方法や提出方法、提出期限について解説します。

願書はどこでもらえるのか

願書の入手方法は、直接受け取る方法と郵送してもらう方法の2種類があります。直接受け取る場合、法務局及び地方法務局の総務課を窓口として願書を受け取ることが可能です。

配布期間は、例年4月上旬から5月中旬までとなります。窓口で受け取れる時間帯は、土曜日・日曜日を除く8時30分から正午、13時から17時15分です。

願書は受験案内書とセットになっており、受験案内書には試験の詳細や受験申請方法、受験申請の締め切り日などが記載されています。

郵送で受け取る場合、封筒の表に「司法書士請求」と朱書きし、郵便番号、氏名、住所を記入して郵便切手を貼った角型2号の封筒を同封して請求します。

郵送においても、願書の請求期間は直接窓口で受け取るのと同様に4月上旬から5月中旬までとなりますが、受け取りに時間がかかるため提出期限に慌てなくて済むよう4月中に入手しておくのが賢明です。"

提出方法と提出期限

願書を提出する際に必要な書類は、「司法書士試験受験申請書」と「写真票」、「筆記試験受験票」の3つです。

「写真票」は5センチ×5センチの写真を所定の位置に貼りつけ提出しますが、受験時に眼鏡をかける場合、眼鏡を着用した写真を貼り付ける必要があります。

背景がなく、正面を向いて脱帽した写真に限ります。また、受験手数料として8,000円が必要ですが、収入印紙を貼り付けての納付となります。何らかの事情で受験できなかった場合、受験手数料は変換されません。

願書の提出先は、受験しようとしている試験場の所在地を管轄する法務局、もしくは地方法務局の総務課となります。

一度願書を提出すると、受験地の変更は認められないので注意しましょう。願書の提出期限は例年5月初旬から中旬の間ですが、詳細は法務省が公開する受験案内で確認できます。申請受付期間は10日程しかないため、素早く提出するようにしましょう。

司法書士試験・筆記試験当日のタイムスケジュール

色鉛筆 願書提出後は、司法書士試験の筆記試験が待ち構えています。筆記試験は例年7月の中旬に行われ、1日の間に午前(択一式)、午後(択一式)、午後(記述式)の3つの試験が行われます。

ここでは、午前と午後の試験スケジュールや筆記試験の合格発表の流れについてご紹介します。

午前のスケジュール

司法書士試験の筆記試験の午前の部の試験時間は、9時30分から11時30分までとなります。

試験開始時間の30分前までに着席することが定められており、試験開始時刻に遅れた場合はどのような理由があっても受験することができません。そのため、不測の事態に備えて時間に余裕を持って行動することが大切です。

公共交通機関は運休や臨時運休なども起こりうるため、事前に交通情報を確認しておきましょう。午前の部の試験科目は、「憲法」・「民法」・「刑法」・「商法」の計4科目となります。

司法書士試験の筆記試験では、出題数が多いものが主要4科目と呼ばれており、全出題数の80%以上を占めます。午前の部では「民法」と「商法」が主要科目であり、「民法」は20問、「商法」は9問の出題となります。

特に「民法」は20問と主要4科目の中で出題数が最も多く、筆記試験においての最重要科目です。ただし、主要4科目が重要だからといって他のマイナー科目を疎かにして良いわけではありません。

午後のスケジュール

司法書士試験の筆記試験の午後の部の試験時間は、13時から16時までとなります。午前の部と同様に、試験開始時間の30分前には着席しておきましょう。

遅刻した場合は、遅刻時間の長短に関わらず試験は受けられません。午後の部の試験科目は、「民事訴訟法」・「民事保全法」・「民事執行法」・「司法書士法」・「供託法」・「不動産登記法」・「商業登記法」の7科目となります。

午後の部での主要科目は「不動産登記法」と「商業登記法」で、「不動産登記法」は16問、「商業登記法」は8問出題されます。

基準点などの発表と筆記試験合格発表

グラフの写真 筆記試験受験後、約1か月程すると解答や基準点が法務省のホームページにて公開されます。

基準点とは司法書士試験の難易度を上げている要因の1つで、簡単に言うと「足切り点」のことです。

司法書士試験の筆記試験は午前の部、午後の部に分かれていますが、両方の部で基準点以上の点数を取っていないと合格できません。

午前の部で満点であっても、午後の部が基準点に達していなければ不合格になってしまいます。基準点はそれぞれの年度の司法書士試験の難易度によって変動しますが、70%から85%となるのが通例です。

また、午前の部の方が午後の部よりも基準点が高い傾向があります。筆記試験の合格発表は、10月頃に行われます。

筆記試験合格後は口述試験を受験

マイクの写真

筆記試験合格後は、口述試験を受験することになります。

口述試験は司法書士試験の中で最後に行われる試験で、筆記試験と比較すると合格率は高い傾向があります。

平成30年度の司法書士試験の筆記試験合格点は212.5点以上で累計686人が合格し、その後実地された口述試験の合格者数は621人と不合格者は多くありません。

しかし、例年数十人は口述試験で不合格となっているため、口述試験の内容についてもしっかり把握しておいた方が良いでしょう。ここでは、口述試験の大まかな流れについてご紹介します。

口述試験はどのようなものか

口述試験とは筆記試験とは異なり、口頭で質疑応答が行われるタイプの試験です。

試験は一人あたり15分間で、択一式とは異なる精度の高い回答が求められます。

口述試験は10月中旬に行われますが、詳細は法務省の受験案内で確認できます。試験は管区法務局ごとにそれぞれ指定された場所で行われ、口述試験受験票にも記載されているので確認しておきましょう。

口述試験の試験科目

口述試験の試験科目について、受験案内には筆記試験と同一内容と記載されています。

しかし、実際のところ「不動産登記法」、「商業登記法」、「司法書士法」の3科目からのみ出題されます。

質問内容も、筆記試験に合格した人ならそれほど難易度が高い問題ではありません。口頭試験では二人の試験官と対峙し、1人が問いを行いもう1人が採点をするという形式で行われます。また、途中で問いを行う試験官が交代することもあります。

口述試験後の最終合格発表

口述試験の最終合格発表は、口述試験後1か月程経過した10月下旬もしくは11月上旬に行われます。

午後4時に受験地を管轄する法務局もしくは地方法務局において、最終合格した受験者の受験番号が掲示されます。

また、法務局のホームページにも同日に受験番号が掲載されるほか、11月下旬には官報にも最終合格者の受験番号が掲載されるため、直接合否の確認に行けなくてもスマホやパソコンから確認することが可能です。

司法書士試験の日程を把握し計画性をもって試験に挑もう

司法書士試験を受験するにあたっては、願書の提出期間や試験のスケジュール、試験内容を把握することが非常に大切です。

勉強をして準備万全を整えても、願書の提出期限を過ぎたり、試験に遅刻したりしては試験自体が受けられなくなってしまいます。

司法書士試験を受験する場合は、本記事を参考にし、計画性を持って試験に挑むようにしましょう。