行政書士試験の試験日程はいつ?申し込み方法やその期限・受験資格まで徹底解説!
これから行政書士試験を受験する!という方の中でも、試験の日程、申し込み方法など、行政書士試験の詳しいスケジュールなどについてチェックしておきたいという人も多いのではないでしょうか。
試験の日程、申し込み方法、受験当日の持ち物など、しっかり頭に入れておけば安心して受験に臨めるはずです。
この記事では、行政書士試験のスケジュール、申し込み方法、受験に持参できる持ち物などについてまとめています。
受験を考えているという方や、今年受験を受ける方も、ぜひご参考になさってください。
行政書士試験についてざっくり説明すると
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行政書士試験の試験日は毎年11月の第二日曜日
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行政書士試験の申し込みは毎年7月~8月末頃で、郵送とインターネットのいずれかの方法で申し込みが可能
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行政書士試験の受験資格は特になく、誰でも受けることができる
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行政書士試験の日程と申し込み方法
行政書士試験の受験申し込みから合格発表までの流れは、以下の通りになります。
日時 | 内容 |
---|---|
7月第二週~ | (郵送申し込みの場合)受験願書請求 |
7月末~8月末 | 受験申し込み |
10月中旬~下旬 | 受験票送付 |
11月第二日曜日 | 受験 |
1月末 | 合格発表・合否通知表送付 |
2月中旬~下旬 | 合格者に合格証送付 |
なお受験申し込みに当たって、郵送による申し込みとインターネットによる申し込みの2種類の方法があります。
各方法によって手順や日程が大きく変わるため、注意が必要です。
それぞれ整理して詳しく見てみましょう。
受験案内発表と願書の配布
郵送で受験申し込みをする場合、受験願書・試験案内を取り寄せる必要があります。
受験願書・試験案内の配布期間については、毎年7月の第二週より試験センターから案内が出されるので、チェックしておきましょう。
受験願書・試験案内を受け取るには、行政書士試験センターに郵便で請求して郵送してもらう郵送請求と、窓口で受け取る窓口請求の2種類の方法があります。
郵送請求と窓口請求では請求期間の日程が異なるため、注意が必要です。
郵送請求の方法
受付期間内に試験センターに願書請求を郵送し、不備がなければ原則5日以内に願書が発送されます。
詳しい手順については後述しますのでご参照ください。
窓口請求の方法
配布期間内に願書配布場所へ行き、願書を受け取ります。
配布場所は試験センターのホームページで確認が可能です。
注意書きのある場所を除き、土日祝日は配布が行われないので注意が必要です。
インターネットで受験申し込みをする場合
インターネットで申し込みをする場合は願書の請求をする必要はありません。
ただし請求をしないと試験案内の書類を受け取ることができないので、試験センターのホームページで受験案内をしっかり読んでおきましょう。
受験申し込み期間
受験申し込み期間は例年7月末から8月末までとなっています。
申し込み方法には、郵送での申し込みとインターネット申し込みの2種類の方法があります。
それぞれの方法で締め切りが異なり、インターネット申し込みの方が締め切りが短いので注意が必要です。
また、インターネット申し込みの場合は時間にも制限があり、締め切り時間を過ぎると入力中であっても申し込みができなくなってしまうので、余裕をもって申し込みをしましょう。
なお、2020年度の申し込み受付期間は以下の日程で行われました。
郵送 | インターネット |
---|---|
7月27日(月)~8月28日(金)消印有効 | 7月27日(月)9:00~8月25日(火)17:00 |
受験願書の届く時期に注意
前述したように、郵送で願書を請求した場合は願書が届くまで5日以上かかることもあります。
受験申し込み締め切り直前に郵送で願書を請求すると、受験申し込みに間に合わないということも考えうるので、注意しておかなければなりません。
願書請求は早目に済ませておくことが大切です。
試験日程
例年11月の第二日曜日に試験が実施されます。
2020年度の行政書士試験の日程の詳細は以下のとおりです。
試験日 | 入室開始 | 注意事項説明 | 試験時間 |
---|---|---|---|
11月8日(日) | 11:50 | 12:30 | 13:00~16:00 |
合格発表日
例年1月末日が合格発表日となっており、今年2019年度の合格発表日は1月27日(水)です。
9:00から試験事務所の掲示板に合格者の受験番号が公示されます。
また、同日の午前中から試験センターのホームページ上でも合格者の受験番号を確認することができます。
合格者の受験番号の公示後、受験者全員に合否通知書が送付されますが、合否通知書には得点が記載されるので、試験の成績を知ることができます。
申し込みの具体的な流れ
行政書士試験の申し込みでは、郵送による申し込みとインターネットによる申し込みの2種類の方法があります。
それぞれ申し込み方法は異なりますが、両方の手順で受験者の顔写真と受験手数料の払込みが必要です。
- 顔写真
受験当日に、本人確認のために使用されます。
受験願書提出前の3か月以内に撮影したものを用意してください。
郵送申し込みでは受験願書の所定欄に貼付、インターネット申し込みではJPEG形式のデータにしてアップします。
- 受験手数料の払込み
受験手数料として7,000円の払込みが必要となります。
郵送申し込みの場合は、請求した受験願書・試験案内に同封されている専用の振込用紙で払込みをします。
インターネット申し込みの場合は、ホームページの申し込み画面で必要事項を入力した後クレジットカードまたはコンビニエンスストアで払込みをします。
以上を踏まえて、郵送申し込みとインターネット申し込みのそれぞれの手順について、詳しくご紹介します。
郵送による申し込み
受験願書の請求
郵送で申し込みをする場合は受験願書が必要になるので、取り寄せなくてはなりません。
願書請求受付期間内に、郵送請求か窓口請求のいずれかの方法で願書を請求します。
窓口請求の場合は、試験センターのホームページで最寄りの配布場所を確認し、受験願書を受け取ってください。
以下、郵送請求の手順について説明します。
郵送請求で必要なもの
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送信用の長形3号封筒
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送信用の切手82円分
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返信用の角形2号の封筒(A4の受験願書が折らずに入るサイズ)
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返信用の切手140円分
以上を用意したら、③の返信用封筒に住所・氏名を記載し、140円切手を貼付してください。
返信用封筒の準備ができたら、送信用封筒に入れて82円切手を貼り、以下の宛先に送付します。
願書請求宛先
〒252-0299
日本郵便株式会社 相模原郵便局留
一般財団法人行政書士試験研究センター試験課
切手不足などの不備がなければ、試験センターに送付物が到着してから5日以内に受験願書・試験案内が発送されます。
受験願書・試験案内が届いたら、試験案内が入っていた封筒は願書提出の際に使用するので、捨てずに必ず取っておいてください。
受験願書の記入、受験手数料の支払い
受験願書の提出に当たって、顔写真の用意と受験手数料の支払いが必要です。
受験手数料は7,000円で、それとは別に払込手数料として200円かかります。
まず、請求した受験願書・試験案内に同封されている専用の振込用紙に、受験願書に記入したものと同じ住所・氏名を記入していきます。
ATMではなく必ず郵便局・ゆうちょ銀行の窓口で払込みをし、「振替払込請求書兼受領証」と「振替払込受付証明書(お客さま用)」を受け取ってください。
払込みが終わったら、受け取った「振替払込受付証明書(お客さま用)」を願書の所定の欄に貼付します。コピーは不可なので注意するようにしましょう。
受験願書の郵送
願書の記入、顔写真・「振替払込受付証明書(お客さま用)」の貼付が終わったら、試験案内が入っていた封筒に願書を入れ、郵送します。
郵送の際はポスト投函ではなく郵便局の窓口に持っていき、必ず「簡易書留郵便」の手続きをしてください。
インターネットによる申し込み
申し込みページで必要事項を入力
受験申し込み受付が始まると、試験センターのホームページに受験申し込みページへのリンクが公開されます。
そちらのページから必要事項を入力していき、受験願書を作成します。
用意した顔写真はパソコンに取り込んでJPEG形式でアップロードし、登録してください。
受験手数料の払込み
受験願書の入力が終わったら、受験手数料7,000円の払込みを行います。
申し込み本人名義のクレジットカード、またはコンビニエンスストア支払いで払込みが可能です。
クレジットカードでは250円、コンビニ支払いでは270円の決済手数料がかかります。
なお、コンビニ支払いを利用する場合は払込み期限があるので注意が必要です。
申し込み入力が完了した日の翌日から3日間が払込み受付期間となり、期限が過ぎてしまうと初めから願書の登録をやり直さなければならなくなってしまうので、必ず期限内に支払いを完了させましょう。
また、インターネット申し込み締め切り日の23:59以降は払込みができません。
登録完了メールが届く
入力した受験願書と受験手数料が受理されたら、試験センターより登録完了メールが届きます。
これをもって申し込みが完了となるので、メールが届いているのを必ず確認しておきましょう。
行政書士試験の受験資格
行政書士の受験資格は特にありません。
学歴や実務経験の有無に関係なく、誰でもチャレンジすることが可能です。
また、科目免除制度なども存在しません。
試験を受けずに行政書士になる方法も
通常は行政書士試験を合格することで行政書士として登録ができるのですが、例外として試験を免除される場合もあります。
弁護士、弁理士、公認会計士、税理士の資格を取得している人、あるいは公務員として20年以上勤務した人がその対象になり、条件を満たしている人は試験を受けなくとも行政書士登録が可能です。
試験当日の持ち物
試験日当日に持ち込みが可能なものは受験案内に記載されています。
この項では、必ず持参しなければならないものと持参すると便利なものをそれぞれ整理してご紹介します。
試験当日に必ず持参するもの
受験票
必須です。忘れずに持参しましょう。
なお、受験票に記載された試験場以外の会場では受験することができません。
試験場がどの会場なのか、事前に確認しておきましょう。
黒鉛筆またはシャープペンシル・プラスチック消しゴム
こちらも必須です。
鉛筆・シャープペンシルはBかHBのものを使用してください。
上記以外の筆記具を使用すると、解答の判読が困難になり採点することができません。
上履きと下履きを入れる袋(土足禁止の会場の場合)
いざ試験に臨むというときに、試験会場が土足禁止だった場合上履きがなければ試験会場に入場できなくなり、困ってしまいます。
試験会場は試験センターのホームページで確認できるので、あらかじめ自分が受験する会場が土足で入れるかどうかチェックしておきましょう。
その他持参可能なもの
腕時計
試験室内に時計がないことも多いので、持って行った方が良いです。
ただし持参可能なものは1個のみで、計算機能・通信機能などがついている腕時計は使用が認められません。
置時計も不可となっていますが、懐中時計を机上に置いて使用することは可能です。
なお、アラーム機能がついている腕時計を使用する場合は、試験開始前に必ずアラームを解除しておきましょう。
鉛筆削り
小さいもので、中にごみが蓄えられるもののみ使用が認められます。
電動の鉛筆削りは使用できません。
蛍光ペン
蛍光ペンを使って問題用紙にチェックを入れることが認められています。複数の色を使用することも可能です。
必要な人は持参して有効活用しましょう。
マスク・ハンカチ・ポケットティッシュ・目薬・点鼻薬・ひざ掛け・座布団
文具・時計の他に、上記のものが持参可能です。必要な人は準備しておきましょう。
ただしひざ掛けと座布団に関しては、使用に当たって試験監督員の許可を受ける必要があります。
行政書士試験まとめ
行政書士試験まとめ
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行政書士試験の試験日は毎年11月の第二日曜日
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行政書士試験の申し込み方法には郵送とインターネットの2種類があり、それぞれ日程や手続きの方法が異なるが、いずれの場合も余裕を持って手続きをしておくべき
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行政書士試験は誰でも受験することができ、取得済みの資格によっては試験を受けずに行政書士になれることも
ここまで、行政書士試験の日程、申し込み方法やスケジュール、受験当日の持ち物などについて解説してきました。
しっかり準備を整えて、万全の状態で受験できるようにしておきましょう。