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行政書士に独学で合格するには?勉強時間の目安やおすすめ参考書も紹介!

更新日時 2019/10/11

「行政書士は独学でも合格できるの?」

「テキスト選びや勉強法はどうしたら良いのかな・・・」

このように、行政書士試験に独学で挑戦しようとすると、気になることが次々に出てくることでしょう。

独学で合格を目指す場合は、テキスト選びから勉強法に至るまで、自分自身で決め、必要な勉強時間を確保する必要があります。

ここでは行政書士に独学で合格するために必要な勉強時間の目安や、おすすめ参考書も紹介しつつ、勉強法やスケジュールについても考察していきます!

この記事を読めば行政書士に独学で合格するためにはどのような勉強をしたら良いかがイメージできるはずです!

独学での行政書士合格をざっくり説明すると
  • 独学で行政書士試験に合格するには、初学者の場合600~800時間ほど必要
  • 独学で合格するのは難しいが、正しい勉強法で挑戦すれば不可能ではない
  • テキスト選びや問題集選びにも注意する

独学での行政書士の合格に必要な勉強時間

時計の写真

行政書士の主な業務には 「官公庁などに提出する書類の作成」「作成した書類等の提出代行」 があげられ、行政書士は約10,000種類の書類を扱えると言われています。

また、独立開業して3,000万円以上の年収を得る人もおり、行政書士はさまざまな人が目指す人気の難関国家資格です。

行政書士試験の勉強には、独学、通信講座、通学などのスタイルがありますが、ここでは「独学での行政書士合格」について詳しくみていきたいと思います。

独学に必要な勉強時間は600~800時間

何時間ぐらい勉強すれば行政書士に合格できるのか?

これは多くの方が知りたい情報ではないでしょうか。

合格のために必要な勉強時間は、法律に関しての知識量や職務経験に大きく左右されてしまうため、ネットで調べてもサイトによって「100時間~1,000時間」と大きくぶれてしまっており、あまり参考になるとはいえません。

このことを踏まえた上で、勉強時間の目安は、以下のように設定されています。

  • 大手通信講座では500~600時間
  • 通学型の大手資格スクールでは200~300時間(講義時間のみで自習時間は含まず)

このようにプロの講師の力を借りても500~600時間が必要になることが分かります。

初学者が独学で行政書士を目指すのであれば、600~800時間が必要と考えるのが自然でしょう。

法学部出身者や宅建資格保持者の勉強時間は?

法学部出身者や宅建資格保持者など法律の基礎知識がある人は、この限りではありません。

法学部出身や宅建の資格がある人は、法律の学習経験がありますし、宅建と行政書士では民法の出題範囲が重なっており、身についた知識が行政書士試験の勉強にも役立ちます。

かといって行政書士試験に絶対的に有利になるというわけではありませんので、それ相応の勉強は必要です。

独学で行政書士を目指すメリット

携帯と星

独学にもメリットはある

行政書士の独学にはどんなメリットがあるのでしょうか?

まず、自分のペースで学習が進められることです。都合の良い時間に自分のスケジュールに合わせて、好きな場所で勉強を進めることができ、勉強量も調整できます。

時間と場所の制約がなく、自分に合った勉強法で学習が進められるので、社会人や子育て中の主婦など、まとまった時間を取りにくい人でも勉強しやすいのです。

次に、コストが抑えられるということです。独学だと通学や通信講座に比べてテキスト代や諸経費もはるかに安く済むので、経済的にも無理なく勉強が続けられます。

独学のデメリットは?

独学にはメリットだけでなくデメリットもあります。

スクールなどで決められたカリキュラムに沿って勉強するわけではないので、スケジュールを立てるのも勉強法を考えるのも、自分自身でやらなければなりません。

自由に勉強できる反面、環境によっては誘惑があったり挫折しやすくなるので、意思の強さと徹底した自己管理が必要になります。

また、身近に質問できる人がいなければ、分からないことを自分で解決しなければなりません。

途中でつまづいたり、勉強が間違った方向にいってしまう可能性もかなり高くなってしまいます。

独学で合格をつかむための勉強法

ノートと鉛筆

行政書士試験を突破するには 「行政法」「憲法」「民法」「商法」「会社法」など、幅広い法令を効率よく勉強する必要があります。

そして独学で合格を目指すには、最初にしっかりとした戦略を立てることが重要です。

ここでは行政書士の試験科目ごとの勉強ポイントやスケジュールの立て方など、独学で合格するために必要な勉強法について詳しくみていきたいと思います。

試験形式

行政書士試験では、行政書士業務に必要な法令等の知識についての出題が46問、行政書士業務に関連して必要な一般知識についての出題が14問あります。

法令等の出題範囲
  • 憲法
  • 民法
  • 行政法(行政法の一般的な法理論、行政手続法、行政不服審査法、行政事件訴訟法、国家賠償法、地方自治法など)、
  • 商法・会社法
  • 基礎法学
一般知識の出題範囲
  • 政治・経済・社会への理解
  • 情報通信・個人情報保護
  • 文章理解

問題形式は「5肢択一」「多肢選択(法令問題のみ)」「記述(法令問題のみ)」とバラエティに富んでいます。また、行政書士試験は絶対評価方式180点以上取れば合格です。

行政書士試験の出題形式と配点

行政書士試験の科目別の出題形式と配点は次のようになっています。

法令科目と一般知識科目の合計で300点満点であり、法令科目の方が圧倒的に配点が大きいことが分かります。

法令科目の出題形式と配点

科目 出題形式 問題数 配点
基礎法学 5肢択一式 2問 8点
憲法 5問 20点
行政法 19問 76点
民法 9問 36点
商法・会社法 5問 20点
憲法 多肢選択式 1問 8点
行政法 2問 16点
行政法 記述式 1問 20点
民法 2問 40点
合計 46問 244点

一般知識科目の出題形式と配点

科目 出題形式 問題数 配点
政治・経済・社会 5肢択一式 7問 28点
情報通信・個人情報保護 4問 16点
文章理解 3問 12点
合計 14問 56点

行政書士試験の合格基準

行政書士試験は出題形式がバラエティに富んでおり、対策が難しいです。

行政書士試験では相対評価ではなく絶対評価方式で合否が決まります

法令科目で122点以上、一般知識科目で24点以上の得点を取りつつ、2科目合わせた合計点が180点以上であることが試験合格の条件です。

特に一般知識の対策を怠ると合格基準を満たせないことがあるので注意する必要があります。

掟①まず、民法・行政法より始めよ

上記の表をみてもわかるように、「行政法」「民法」の2つの科目の配点が全体の配点の65%を占めています。

行政法と民法をしっかりと勉強して、この2つで150点以上稼いでしまうのが最もコスパのいい戦略だといえます。

勉強の順番は、民法→行政法の流れが鉄則です。その理由は「民法では~~だが、行政法では?」という聞き方の問題が出ることがしばしばあるため、初学者は最初に民法の前提をしっかりと把握しておく必要があるからです。

掟②商法・会社法は捨ててもよい

商法、会社法は、範囲が広く難しい内容にもかかわらず、配点はたったの20点なので、この二つに勉強時間を多く費やすべきではありません。

勉強のコスパが悪いので最悪捨てても良いといえます。商法、会社法に時間を割くより、民法や行政法などの優先度が高い科目に集中して取り組むのがおすすめです。

掟③判例はすべて覚えようとしない

多肢選択式分野は判例からの出題が多いです。判例を覚えようと勉強を頑張る人も多いですが、むしろそれはコスパが非常に悪いのでおすすめしません。

文脈と選択肢から正誤を絞り込むことができるので、読解力と推測力を磨く勉強をするほうが効率的です。

ただし重要な判例は覚えておくと役に立つことがあります。正解にたどり着くためには、結論だけを覚えるのではなく、結論に至るまでの判断過程を意識することが大切です。

掟④記述式はキーワードを正確に

記述式では、約40字程度の記述問題が、民法で2問、行政法で1問、出題されます。1問20点が3題で合計60点の配点です。試験に占めるウエイトは大きいといえます。

採点のポイントは、いかにキーワードとなる言葉を適切な文脈で用いることができるかにあるため、日頃の勉強から語義をしっかりおさえておくことが、もっとも良い対策になります。

記述式問題を完璧にしようとして掘り下げすぎるのは、かえって逆効果です。部分点を狙うつもりで論点をおさえて勉強することが肝心です。

スケジュールを組んで早め早めの対策を

以上、説明してきたように、行政書士は範囲が広く、独学では思ったように勉強時間を確保できないことも多いです。

とにかく合格までの時間を逆算して勉強スケジュールを作成し、周りよりも早めに勉強を始めて、試験1ヶ月前までにしっかりと基礎固めを終わらせましょう。万全の対策を行って試験に臨みましょう。

スケジュールを組むときのポイント

独学でスケジュールを立てるときに気をつけたいことがあります。まず、スケジュールは無理のないように組むことが大切です。ハードな計画は挫折しやすくなるので注意が必要です。

仕事、病気、家族のことなど、さまざまな事情から思うように勉強が進まないことがあるかもしれません。スケジュールに幅があれば軌道修正することができるので、勉強が継続しやすいです。

そして、自分が一日に勉強できる時間をピックアップすると良いでしょう。通勤時間、移動時間、休憩時間、家事の合間など、生活の中に勉強時間を組み込んでいくと、学習習慣がつきやすくなります。

独学者が勉強する際の注意点

勉強する人

ここでは独学で行政書士試験の勉強をするときに注意したいポイントをお伝えします。

綺麗なノート作りに拘らない

受験生でやっている人もいるかもしれませんが、綺麗なノートを作ることそのものは、得点力の向上には繋がりません。ノートに書き込むことによる記憶の定着は見込めます。

ノートを作ることが悪いというわけではなく、ノートの使い方を工夫することが大切です。そもそもノートを作る主な目的は書き込んで記憶定着させることなので、殴り書きでも良いのです。

また、図表などを描いて横断的な学習をする場合は、丁寧にノートに書き込むことは、内容が頭に入ってくるという意味でも良い勉強法のひとつだといえます。

過去問対策は早めに行う

行政書士を独学で取得する上で、過去問がとても重要になります。過去問をこなすことで「どの分野から多く出題されているか、どんな問われ方をしているか」といった出題傾向を知ることができ、試験問題をイメージしやすくなります。

過去問を解いたとき、同じ分野を何度も間違えたりすることがあれば、そこは重点的にチェックしたほうが良い部分です。

過去問を繰り返し解くことで、自分の得意分野や不得意分野が客観的に見えてきます。

注意点として、過去問で対策することは大切ですが正解と解説を丸暗記するのはおすすめできません。違った角度から出題されたときに対応できないからです。結論に行き着くまでの考え方を理解することが大事です。

あわせて読みたい

行政書士のおすすめテキスト・問題集

積み上がった本

ここでは行政書士の独学におすすめのテキストや問題集などを、ご紹介します。

おすすめ参考書シリーズ

基本的に必要なのが、基礎の理解を深めるテキスト(2~3冊)+演習書(1~2冊)です。

基礎理解に関して、人気の書籍は以下の通りです。

演習では、以下が人気です。

購入する際は自分が受験する試験年度対象のものであるかもしっかりと確認しましょう。

テキストと問題集の選び方

テキストは、自分に合うもので「これを使って勉強したい」と実感できるものを選ぶのが良いでしょう。

一般的にはカラーのほうが見やすいですし、図表やイラストが豊富であるほうが視覚的にも理解しやすいです。

問題集はテキストに準拠しているものを使用するのがおすすめです。 問題集で間違えた部分、わからないところをテキストで確認しながら学習が進められるからです。

また、理解を深めるためにも正誤だけでなく、詳しい解説が載っているものを選ぶと良いでしょう。

独学者が勉強法のコツを学ぶ方法

これまで独学者向けの勉強法の基本をお伝えしてきましたが、これらの基本をしっかりと押さえても、法律に触れたことのない全くの初学者が独学合格するのはやはり難しいです

「とはいえ通信講座の受講にはなかなか踏み切れない・・・」

そう思われた方に朗報なのですが、通信講座に通わずとも大手資格学校の勉強ノウハウを知る方法があります

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独学での行政書士合格まとめ

独学での行政書士合格まとめ
  • 初学者が独学で行政書士試験に合格するには500〜600時間必要
  • 配点の高い民法と行政法を優先して勉強する
  • 多肢選択式分野対策では判例を全て覚えようとはしない、記述式問題対策として日頃から語義をおさえておく、といったおすすめの勉強法もある
  • 無理のないスケジュールを組み、自分にあったテキストで勉強を進め、過去問対策を早めに行うことが大切である

ここまで、行政書士に独学で合格するためにはどうしたら良いか、勉強時間の目安やおすすめ参考書、勉強法、スケジュールなど、あらゆる角度から詳しく考察してきました。

勉強時間を確保し、適切な勉強スケジュールを組むこと、また正しい勉強法をいかに取り入れられるかが合格へのカギとなります。

また、独学で行政書士に合格するには、意思の強さと自己管理が大事になります。「行政書士になりたい」という思いをモチベーションにして勉強を頑張ってください!

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