社労士は独学だとどれくらいの期間が必要?勉強開始の時期はいつ頃?

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のんびり社労士いけい

「社労士を取得したいけれどどれくらいの勉強期間が必要だろう?」

「試験日のどれくらい前から勉強を始めたら合格できるのだろう?」

社労士は多くの人が受験する人気資格ですが、合格率が1桁の難関資格でもあるので相当な勉強期間が必要になります。

どれくらいの勉強期間が必要なのか、独学で合格を目指す人にとっては特に気になるはずです。

そこでこの記事では、独学で社労士に合格するために必要な勉強期間について紹介します!

適切な時期から勉強を始めて適切な勉強期間を確保することが合格への第一歩です!

社労士取得のためにぜひ参考にして下さい!

独学で社労士に合格するために必要な勉強期間についてざっくり説明すると

  • 勉強期間として10ヶ月から1年程度は見積もるべき
  • ただし社労士試験の特性を考えると2年以上かかる場合が多い
  • 短期間で合格するには正しい勉強方法で学習することが大切

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社労士の独学に必要な期間

日程を確認する人 社労士合格に必要な勉強時間は1,000時間程度と言われています。1日に確保できる勉強時間は人によって違うので、1,000時間に達するまでに何日かかるのかを見積もることがまずは大切です。

ただし1日の勉強時間を多くしてその分期間を短くしても合格できるかと言えば、決してそうではありません。

試験に合格できるレベルに達するには、ある程度の期間に渡って勉強を継続・反復して知識を確実に定着させることも大切だからです。

そこで以下では最低でも見積もるべき勉強期間について解説します。

3ヶ月で合格は無理

ネット上では「3ヶ月の勉強で社労士に合格できる」といった内容の記事をよく見かけますが、このような記事を信じてはいけません。

社労士試験を受験したこともない人が虚言を吐いているだけのケースがほとんどだからです。

もちろん天才型の人が生まれ持った才能を活かして合格するケースがないとは言いませんが、これは一般の人には参考にならない話です。

また例えば1日10時間勉強して3ヶ月間で1,000時間に達することは理論上は可能ですが、社労士は働きながら取得を目指す人が多い資格なので現実的な勉強法とは言えません。

そもそも3ヶ月だけの勉強では期間として短いため、知識がしっかりと定着するとは言い難く、合格できる確率もかなり低いと言えます。

そのため社労士試験に3ヶ月で合格するのは到底無理なので、最低でも一定の勉強期間を最初から見積もることが大切です。

最低でも半年は見積もる

1日4~5時間勉強すれば半年で合格できる可能性はあります。しかし勉強期間が短いことに変わりはなく、効率的に勉強できるかがポイントになります。

過去問を中心にした学習が効率的なので過去問を繰り返し解いて知識をとにかく詰め込むことが大切です。

また、復習も忘却曲線を意識して、きちんと短期間で定着できるように順序よく実施することが必要となるため、効果的な学習方法をあらかじめ会得しておくことが必要となります。

ただし半年という勉強期間はあくまで最低限確保すべき期間です。十分な期間とは言えないので、合格できるかどうかは運次第です。

基本は10ヶ月から1年程度

独学でしかも1発合格を狙うのであれば、10ヶ月から1年程度は勉強してじっくりと試験に備えるべきです。

社労士試験の合格を目指す上では、長い期間をかけて継続して勉強して知識をしっかりと定着されることが重要になります。これは勉強時間が単純に合計で1,000時間に達するかどうかとは別の話です。

勉強しない期間を作らないようにして確実に勉強を継続するとともに、1日に2~3時間程度は勉強する癖を付けるべきでしょう。

1年程度の期間をかけて1,000時間の勉強時間を確保することが、独学で社労士に合格するために意識すべき勉強期間と言えます。

独学だと2年以上かかる?

勉強する様子 試験に一発で合格して社労士資格を取得することは誰でも夢みることですが、残念ながら初受験で合格できるほど甘くはありません。

少なくとも2年以上かかるものと考えておくべきですし、合格するまでに5回以上受験する人も多いのが社労士という資格です。

合格率が低い理由は社労士試験特有の形式にも理由があるので、その点も踏まえつつ最低でも2~3年はかかると考えておくべきでしょう。

科目別の合格最低点があるので合格率が低い

社労士試験の合格率が低い理由の1つに科目別に合格最低点が設定されていることが挙げられます。

仮に総合点の合格最低点をクリアしていても、科目別の基準点に達しなかった科目が1つでもあれば不合格になるのが社労士試験です。

苦手科目をなくし、それぞれの科目で合格レベルの知識をバランスよく維持し続けることは非常に難易度が高いことなのです。

多数の科目でバランスよく実力をつけることの難しさは、特定の科目で僅か1~2点足りずに不合格になってしまうケースが多いことからも読み取ることができ、そのために何年も受験する羽目になる人が多いのも実情です。

そのため独学の場合に3ヶ月で合格しようとするのが無謀なことは当然として、半年や1年でも合格できる可能性は決して高くありません。

なるべく短期間で独学合格するには

短期間で独学で合格するためには、勉強する期間や1日の勉強時間を適切に見積もるとともに効率良く勉強することも重要です。

極端に短い勉強期間だけで合格しようとしても結局不合格になって更に1年必要になってしまうことも多く、逆に十分な勉強時間を確保しても勉強法が間違っていたら結局合格できません。

短期間で独学合格する上で意識すべきポイントを以下で紹介します。

一発合格するのが最短合格の最良の手段

社労士試験の場合、勉強期間をしっかりと確保した上で一発合格を狙うことが最良の手段と言えます。

例えば半年の勉強期間だけで合格しようとしても不合格になる可能性が高く、さらに1年延びてしまって合計で1年半になってしまいます。

元々予定していた半年よりも1.5倍の1年半になるというのは心理的にも辛いものがあり、全てが後手に回ってしまう可能性さえあります。

不合格になって結果的に勉強期間が延びることがないように、最初から1年間など適切な勉強期間を見積もることが最良の手段です。

アウトプットを大切にする

テキストを読むだけで勉強した気になる人がいますが、試験に合格するためにはインプットだけでなくアウトプットも大切です。

「テキストを読む」というインプットに加えて「ノートに書く」「問題を解く」といったアウトプットも意識しなければいけません。

社労士試験の場合には記述式の設問がないので知識を書き出す能力までは不要と考える人もいますが、選択式であろうと記述式であろうと知識をアウトプットできるレベルになければ合格できないからです。

1日あたりの勉強時間を増やす

日によっては忙しくて勉強時間を十分に取れない日もあるはずですが、1日に10分だけでも良いので勉強することが大切です。

そして勉強時間を多めに取れる日には2~3時間などに拘ることなく、更に勉強時間を増やしてしっかりと勉強することも必要になります。

1日あたりの勉強時間を少しでも増やす意識を持つことが継続につながり、社労士試験の確実な合格につながります。

まずは勉強法から学ぶ

大学受験などで効率的な勉強法を学んだ方であれば社労士試験でもそれを応用することができるかもしれません。

一方で長年勉強から離れていた人や法律系の勉強が初めてだという方であれば、自己流で勉強してもかなり非効率になってしまうことがほとんどです。

資格予備校のクレアールでは社労士試験の勉強法を体系的にまとめた書籍を無料配布しているので、こうした書籍を活用して勉強のノウハウを学ぶのも有効です。

なお、当書籍の配布は先着100名様限定なので、お早めに受け取ることを推奨します。

独学にこだわる必要はない

独学は費用が安く済むことがメリットですが、予備校や通信教育を活用した場合に比べて合格できる確率が下がることがデメリットです。

自分の勉強法が正しいのか間違っているのか気付ける機会も少なく、効率の悪い勉強を続けて何年も不合格になる可能性もあります。

そのためお金を払ってでも予備校や通信教育を活用して、一発合格を狙ったほうが効率的と考えることもできます。

独学には向き不向きもあるので必ずしも拘る必要はありません。

通信教育であれば費用もあまり掛かりませんし、自分にとっての最良の勉強方法によって合格を勝ち取りましょう。

以下の記事では合格率の高い通信講座も紹介されています。ぜひ参考にしてください。

独学の開始時期はいつが良いのか

カレンダーの画像 独学で社労士試験に合格するために必要な勉強期間が10ヶ月~1年程度であることは既に紹介しました。

この点を踏まえながら、独学で勉強を開始した時期に応じてどのような意識を持って勉強に臨むべきかを紹介していきます。

理想は8月から10月に勉強開始

社労士は毎年8月に試験が行われます。そこから逆算して考えると1年前の8月10ヶ月前の10月に勉強をスタートさせるべきです。

十分な勉強期間を確保することで繰り返し勉強して知識を定着させることができます。

本番までに最低3周はする

知識を定着させて試験に合格するためには反復が欠かせません。

本番までに最低でも3周は勉強すべきで、1周目に半年、2周目に3ヶ月、3周目に1ヶ月のイメージで勉強すると良いでしょう。

ちなみに1年程前から勉強を開始すれば3周目が終わった後に少し期間が余る計算になりますが、4周目を行うかどうかはその人次第です。

苦手分野を集中的に勉強して科目別基準点で足切りにならないように備えても良いですし、過去問演習を中心に勉強しても良いでしょう。

なお直前対策に関しては以下の記事も参考になります。気になる人は是非読んでみて下さい。

3月から5月スタートの場合

社労士試験を受験することを3月~5月に決めた場合、8月の試験日までは数ヶ月しかありません。そもそも受験申込が5月までなので、申込自体がギリギリの時期でもあります。

その年の8月の試験を受験すること自体は経験にもなるので良いものの、合格するのは翌年8月の試験を前提として考えるべきでしょう。

短期間の勉強だけで無理に合格しようとすると無茶苦茶な勉強をすることになってしまい、無駄な時間を過ごすことにもなり兼ねません。

長期的に見れば非効率ですし、最初から1年3~4ヶ月間勉強して合格するつもりで考えてしっかりと勉強をしたほうが良いと言えます。

6月や7月スタートの場合

6月や7月に社労士試験を受験することを決めた場合は、そもそも受験申込が終わっていてその年の8月の試験は受験できません。

必然的に翌年の8月に受験することになるので、1年以上の勉強期間を確保できることになります。

ただし勉強期間が長いと集中力を保つことが難しくなるので要注意です。勉強をサボらないように継続できるかがポイントになります。

11月から2月スタートの場合

11月~2月に勉強を開始する場合、8月の試験での一発合格を諦めるほどではないものの勉強期間が十分ではないので、効率的に学習を進められるかがポイントです。

1日あたりの勉強時間を増やしたり、場合によっては通信講座を利用するなど効率アップを図ることを心掛けましょう。

独学で社労士に合格するために必要な勉強期間まとめ

独学で社労士に合格するために必要な勉強期間まとめ

  • 10ヶ月から1年程度の勉強期間を確保して試験に臨むべき
  • 2年以上かかることも多く、一発合格は決して簡単ではない
  • 効率良く勉強することが短期間での合格につながる

今回は独学で社労士に合格するために必要な勉強期間について紹介しました。

独学での合格は決して簡単ではありませんが、努力次第で独学でも合格できる可能性が十分にあるのが社労士資格です!

独学での社労士合格に向けてぜひ頑張って下さい!

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