司法試験&予備試験の予備校・通信講座ランキング|おすすめ9社を徹底比較!
「司法試験を目指して勉強したいけど、どの予備校を選べば良いか分からない…」
「予備試験対策におすすめな予備校ってどこなのかな…」
このような悩みをお持ちの方もいらっしゃるかと思います。
確かにどの予備校も同じような講座を提供していて、どこを選んだらよいのかわかりにくいですよね。
司法試験合格までは最短でも2年間の勉強をすることになるうえ、実際予備校ごとに講座内容や実績はかなり異なります。そのため自分にとって最適な予備校を選べるかという段階からすでに司法試験対策は始まっているといっても過言ではありません。
そこでここでは、資格Times運営陣が実際に予備試験と司法試験に合格された方の意見をもとに予備校・通信講座をあらゆる面から徹底的に分析し、講座選びにもっとも大切な
- 講座費用
- 教材の質
- 学習サポート
- 合格実績
- 会社の信頼性
の5つのポイントをもとにランキング形式で紹介します。
このページにはプロモーションが含まれています
司法試験のおすすめ予備校・通信講座ランキング
資格Timesでは実際に予備試験と司法試験に合格した司法修習生の方や現役弁護士の方に取材を行い、合格者のアドバイスを踏まえて予備校各社を徹底比較しました。
以下では司法試験対策のおすすめ予備校・通信講座ランキング9選を一挙紹介していきます。
1位:アガルート
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 932,800円(予備試験最短合格カリキュラム)と標準的。ただし合格すれば受講料全額返金。 |
教材の特徴 | 明快なテキストと精鋭講師による講義が特徴。講師は全員新司法試験の合格者。 |
サポート | 100通以上の添削指導やチューター制度など、手厚いサポートを受けられる。個別指導は高額オプションが必要なので注意。 |
合格実績 | 641名の司法試験・予備試験合格体験記を掲載(令和5年度)。 |
学習スタイル | オンライン中心。オプション利用者はラウンジ自習室が利用可能。 |
対応地域 | 全国 |
アガルートの司法試験講座は、ベテラン講師による講義と万全の受講生サポート、そして業界トップクラスの合格実績を併せ持った大人気講座です。
2015年に開講された比較的新しい講座ですが、令和5年度では641人の司法試験・予備試験合格者を輩出するなど、極めて優れた合格実績を上げている通信講座です。
中でも最も人気講座である「予備試験最短合格カリキュラム」は、予備試験ルートから法科大学院ルートまであらゆる対策が可能であり、初学者の方でも短期集中で学習を進め、最短合格を目指すことを可能にしています。
こうしたアガルートの品質の高さは受講生の間でも話題となっており、利用者数は破竹の勢いで増えています。まさに今一番おすすめの司法試験講座だと言えるでしょう。
アガルートの評価項目
コース名 | 金額(税込価格) |
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予備試験最短合格カリキュラム(2025・2026年合格目標) | 932,800円 |
予備試験最短合格カリキュラム ライト(2025・2026年合格目標) | 822,800円 |
予備試験最短合格カリキュラム フル(2026・2027年合格目標) | 998,800円 |
予備試験最短合格カリキュラム ライト(2026・2027年合格目標) | 888,800円 |
論文基礎力養成カリキュラム | 350,240円 |
司法試験インプットカリキュラム | 289,130円 |
司法試験アウトプットカリキュラム | 518,829円 |
マネージメントオプション | 866,800円 |
総合講義300/全7科目 | 291,060円 |
総合講義300/憲法 | 61,578円 |
総合講義300/行政法 | 41,085円 |
総合講義300/民法 | 61,578円 |
総合講義300/商法 | 41,085円 |
総合講義300/民事訴訟法 | 41,085円 |
総合講義300/刑法 | 61,578円 |
総合講義300/刑事訴訟法 | 41,085円 |
アガルートアカデミーでは2025年・2026年合格目標の方向けに、「予備試験最短合格カリキュラム」講座を開講しており、932,800円(税込)で受講可能です。※2025年・2026年合格目標講座は998,800円
また、アガルートを受講して予備試験に合格すると上記カリキュラムの受講料が全額返金される破格すぎる合格特典が用意されています。
高額な予備校代を実質無料にできる驚くほどお得な特典なので、出費を極限まで抑えつつ法曹の道を目指したい方はアガルートの受講をおすすめします。
また、現在「分割手数料0円キャンペーン」が開催されており、最長12回の分割払いまでの分割手数料をタダにして講座を手軽に受講することができます。
画像出典:アガルート公式HP
月々の出費を大きく抑えて受講を始められるため、司法試験学習を始めたいとお考えの方はぜひこの機会に受講をご検討ください。
画像出典:アガルート公式HP
アガルートでは伊藤塾などの伝統的な対面講座とは一線を画しており、設計段階からオンラインでの受講を想定してテキスト等の教材が作成されています。
主要テキストはフルカラーで構成され、難解な法律事項も視覚的に理解しやすくなっています。
テキストの文字が色付けされることで、重要事項を自分でマークする手間が省け、重要事項がすぐにわかるという点で学習効率を高めることができます。
さらに内容は司法試験・予備試験の合格に本当に必要な内容を凝縮して、各科目必要最小限のインプット量に留めています。
例えば、民法のテキストはその内容の膨大さ故に2〜3冊の分厚い冊子になることも珍しくありませんが、アガルートならたった1冊で試験に必要なインプットをバッチリとこなせるのです。
また、講義や添削指導では、全員が新司法試験合格者かつ総勢20名以上の精鋭講師陣が解説するため、法律初学者の方でも内容をしっかりと理解した上で学習を進めることが出来るのです。
画像出典:アガルート公式HP
アガルートでは受講生限定のFacebookグループで直接講師に質問できるため、疑問が生じてもすぐに解決できます。
また、論文問題もひとりあたり100通から最大250通もの添削指導が受けられます。
1〜2年コースでは50~100通ほどの添削指導が目安と言われているため、アガルートでは十分量の添削を受けられるのです。
さらに最新版のカリキュラムでは「導入ガイダンス」や「学習カウンセリングチューター」、「論文マンスリーゼミ」も追加され、学習開始〜学習中のモチベーション維持までフォローする充実したサポート体制になっています。
なお、通常コースの値段にプラス866,800円(税込)を支払うことで、個別指導の「マネージメントオプション」(通称:マネオプ)をつけることができます。
ただし上述のようにマネオプなしでも十分合格が狙えるサポート体制が整っているうえ、マネオプをつけると受講料総額が180万円以上かかってしまうので、基本的にオプションの利用は検討しなくとも良いでしょう。
画像出典:アガルート公式HP
アガルートアカデミーは2015年に指導を開始した比較的新しい通信講座ですが、2023年度には早くも司法試験合格者1,781人中36%にあたる641人もの合格者を輩出したという抜群の合格実績を誇ります。
また予備試験指導においては、講師による個別指導(個人別マネージメントオプション)を受講した方は全国平均合格率(2020年)の4.16%の実に4.9倍にあたる20.29%が予備試験に合格しています。
このように、予備試験と司法試験の両方でかなりハイレベルな合格実績を記録しているため、合格実績の面から見てもアガルートは極めておすすめの通信講座といえるでしょう。
アガルートアカデミーは法律・教育を軸にテクノロジーを掛け合わせイノベーションを下支えすることを理念として掲げている予備校です。
看板講師で司法試験合格者でもある工藤(岩崎)北斗氏が設立した予備校であり、特に司法試験講座にかける思いは熱いという社風があるといわれています。
そうした熱意は質の高いテキストや講義という点に現れ、実際に多くの受験生に支持されているので、運営会社の信頼性という面でも十分と言って良いでしょう。
アガルートの講座が向いている人
アガルートは高い合格実績と、伊藤塾等と比較して割安な価格で受講できる点が魅力の講座なので、費用を抑えつつも確実に合格を目指したい方にはピッタリです。
特に合格実績は通信講座としては異例の高さを誇るため、アガルートを活用することで合格への最短経路を外れることなく学ぶことが出来るでしょう。
ただし、アガルートの強みは分かりやすい教材や添削指導等の親身な学習サポートであり、オンライン学習の利便性という点では資格スクエアやスタディングに軍配が上がります。
また、アガルートの提供する「マネージメントオプション」は極めて高額なので、選択するコースによっては他社よりも大きな出費が必要になる点にも留意しましょう。
アガルートを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
特に未修者の場合、法科大学院のカリキュラム如何にかかわらず、なるべく早期に基本7科目を一通り学習するのが効果的だと考えたため、学習したい箇所をピンポイントかつ任意のタイミングで受講できるというメリットが大きく、完全にオンラインで完結するカリキュラムを提供している予備校として、アガルートアカデミーを選びました。 アガルートを受講した予備試験合格者の声
基本的な論点を完全に網羅しており、このテキストを何度も回すことで、答案の組み立て・論点の所在の把握のスピードおよび精度を高めることができた。 アガルートを受講した予備試験合格者の声
二色刷りでテキストがとても見やすいことや、調査官解説、著名な参考書等に裏打ちされた秀逸な内容に惹かれました。
これらの点は、実際に受講した後も変わることはなく、本当に受講してよかったと思っています。 アガルートを受講した司法試験合格者の声
アガルートアカデミーはスタッフの方の対応も素晴らしいと思います。
講座の申し込み後の商品発送は早いですし、問い合わせに対するレスポンスも早く安心して利用することができています。 アガルートを受講した予備試験合格者の声
アガルートは、教材のクオリティや講師の指導力が高いと口コミで評判でした。
また、試験内容が膨大な予備試験の対策であってもストレスを溜めにくい学習環境が整っていたという声が多く上がりました。
このように、充実した指導とサポート体制、そして圧倒的な合格実績を誇るアガルートの講座は、業界でも最もおすすめできる司法試験・予備試験対策講座といえます。
項目 | 内容 | ポイント |
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価格 | 932,800円(予備試験最短合格カリキュラム) | 標準的な講座費用 合格すれば受講料全額返金 |
カリキュラム | アウトプット重視のカリキュラム | 最新の試験傾向にもバッチリ対応 アウトプット量が多いカリキュラムで短期間で実力が身に付く 論文対策を学習初期から重点的に進められる |
講師 | 東浩作、丸野悟史、渡辺悠人、石橋侑大など | 総勢20名以上の精鋭講師陣による指導が受けられる 講師は全員新司法試験合格者 |
オンライン教材 | 講義動画、音声ダウンロード | 講義とテキストが同時に画面に表示されるのでオンラインで学びやすい |
合格実績 | 2023年度は651名の司法試験・予備試験合格者の声を掲載 | 毎年業界トップクラスの合格実績を記録 2022年度の司法試験合格者の45.3%がアガルート生 |
サポート体制 | 質問対応、月一のホームルーム動画、論文マンスリーゼミ、定期カウンセリング、個別指導オプションも存在 | 大手予備校と同水準の抜群のサポート体制 個別指導は高すぎるので受講は要注意 |
アガルートのキャンペーン・割引情報
割引名 | 期限 | 対象講座 | 割引内容 |
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合格特典 | - | 予備試験最短合格カリキュラム(ライト含む) 法科大学院入試(ロースクール入試)対策オプション |
合格者は受講料全額返金 |
アガルートについてあわせて読みたいおすすめ記事!
2位:資格スクエア
項目 | 内容 |
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価格 | 759,000円(合格フルパッケージ)と非常にリーズナブルに受講可能。 |
教材の特徴 | 戦略的に合格を目指す効率的なカリキュラムが特徴。短答攻略クエストや判例フィルなど利便性が高いWEB教材でいつでもどこでも何度でも学べる。 |
サポート | 「学習習慣化プログラム」で挫折せずに続けられる。205通もの論文答案添削付き。 |
合格実績 | 受講生の予備試験合格率は25.9%と非常に高い。全国平均の7.24倍の合格率を記録。(令和5年度実績) |
学習スタイル | オンライン |
対応地域 | 全国 |
資格スクエアはオンライン学習の高い利便性と最短ルートでの合格が目指せるカリキュラムが強みの司法試験・予備試験講座です。
脳科学的根拠を背景にアウトプット徹底主義でインプット講義時間が他講座と比べて短く、スキマ時間にも学習を進めやすい構成になっています。
実際、令和5年の予備試験では全国平均の7.24倍となる25.9%もの合格実績を記録しており、カリキュラムの有用性はこの数字からも明らかです。
そのため、大学や仕事でまとまった学習時間が取れない方に特におすすめの講座と言えるでしょう。
資格スクエアの評価項目
コース名 | 価格(税込) |
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合格フルパッケージ | 759,000円 |
合格フルパッケージ(製本テキストなし) | 719,400円 |
資格スクエアのメイン講座となる「合格フルパッケージ」は、基本講義から添削・答練指導までついた充実のセット講座であり、759,000円(税込)で受講可能です。
こちらは月1回の合格者によるフォローアップ等も全てついているので、とてもリーズナブルな価格と言えます。
実際、大手予備校である伊藤塾で添削指導込みの講座を受講し予備試験対策をした場合は120万円近い費用がかかるので、実績・質ともに優れた講義をこの価格で受けられるという点は非常に魅力的です。
また、資格スクエアでは現在「講座説明会」への参加で受講料が50,000円割引となるクーポンを配布中です。
こちらのクーポンを受け取ることで「合格フルパッケージ」コースは709,000円(税込)で受講可能となるため、ぜひ説明会に参加するようにしましょう。
画像出典:資格スクエア公式HP
資格スクエアの司法試験予備試験講座は、戦略合格を目指すためのカリキュラムです。
最速で合格点に到達する実力を身につけるために、出題確率が高く合格に必要なマストを重点的に学習する絞り込みの戦略をカリキュラムへ反映させています。
インプット・アウトプット共に効率よく学習が進められるよう無駄を徹底的に省いたカリキュラムとなっており、総講義時間は約540時間と他の講座よりも200~300時間程少ない学習時間で試験合格の素養を養うことができます。
また、このカリキュラムに則って学習を効果的に進められるよう、以下のような教材を提供しています。
- 最適解をカリキュラム化した「合格ロードマップ」
- やるべき「To do」を明確化した「ステップ学習シート」
- 学習中の判断に大いに役立つ「合格読本」
画像出典:資格スクエア公式サイト
これらを有効活用することで学習を効果的に進めることができるのです。
さらにオンライン特化型学習システムも完備されており、利便性抜群のWEB講座をいつでもどこでも受講できる点も資格スクエアの強みといえます。
レジュメへの書き込みや単語帳の作成などもオンライン上で可能なため、外出先やちょっとした隙間時間もスマホで効率よく学習が進めることができます。
通信講座でありながらサポート体制が極めて充実している点も資格スクエアの司法試験・予備試験講座の魅力の一つです。
特筆すべきは論文添削指導の手厚さであり、資格スクエアは同じアガルートの添削指導数の約2倍の205通もの論文答案を添削してくれます。
1つ1つのフィードバックも以下の参考画像のように丁寧におこなってくれることから、自分の納得いく状態まで答案のクオリティを引き上げることができるでしょう。
※こちらの画像は事前に受講生様の許可をいただいた上で掲載しています
また、講義を聞きながらでも問題を解きながらでも、わからない点があればすぐにWEB上で回数無制限で質問できる点もありがたいサポートの一つです。
こちらの質問対応はレスポンスが早い点も大きな魅力となっています。
資格スクエアの集計したデータによると、年々オペレーションシステムが改良されたことにより、レスポンスの速度は早まってきており、2022年ではなんと1日に満たない時間で返信が返ってくるのです。
画像出典:資格スクエアより提供
よって、疑問をその日のうちに解消してスピーディーに学習を進めることができるでしょう。
さらに資格スクエアでは参加希望者から似た環境の方で10名前後の目的別に応じたチームを結成し、4ヶ月1つの学習目標に向かってメンバーと学習を進める「学習習慣化プログラム」を実施しています。
こちらのプログラムは、予備試験合格最大の壁である「学習継続」を強力に推進するプログラムとなっており、実際にプログラムを検証した結果プログラム参加者の学習量がそうでない方と比べて8倍以上にアップしたというデータも出ています。
このような魅力的なサポート体制が格安価格で受けられる点は大きな魅力と言えるでしょう。
画像出典:資格スクエア公式サイト
資格スクエアの予備試験講座はまだ10期目ですが既に確かな合格実績を記録しており、この実績を資格スクエアを選んだ理由として挙げる人も多いです。
実際、資格スクエアの予備試験合格実績は全国平均合格率の7.24倍となる25.9%を記録しており、その実績の高さは大きな魅力です。(2023年度実績)
また、海外勤務を続けつつわずか11ヶ月の学習で予備試験の論文試験に1位合格した社会人受験生の方も資格スクエア出身でした。
上記の事実は時間がない方や働きながら学習を進める方でも、資格スクエアの逆算思考法カリキュラムやオンライン学習システムを使うことで、十分合格を目指せることを示しています。
資格スクエアは代表の鬼頭政人氏のもと、先進的な学習方法を模索し続ける注目の資格講座です。
特に脳科学に基づく出題予測問題集「未来問」はその取り組みの代表例であり、受講者の内容理解度に合わせて取り組むべき問題をAIで自動的に抽出してくれます。
これらの意欲的な取り組みは多数のメディアでも取り上げられていることからも、その注目度の高さは明らかです。
また、こうした先進的な取り組みをしっかりと試験の結果に結び付けている点も大きな評価ポイントであると言えるでしょう。
資格スクエアの講座が向いている人
資格スクエアの最大の強みは、効率の良い学習を実現する「逆算思考合格術」と隙間時間でも学びやすい高機能なオンライン学習システムです。
これら2つの特徴が相まって、短期で十分合格を狙える講座となっているので、多忙でなかなか勉強時間が確保できない方には相性抜群の講座となります。
一方、全体として効率性を重視していることから、試験範囲の網羅性は不十分という側面もあります。
そのため、大学生の方など比較的時間に余裕があり十分な学習時間を確保できる方は、講義量が充実していて抜け漏れなく学べる伊藤塾も併せて検討してみることをおすすめします。
資格スクエアを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
8時半始業なんですけど、早起きな方なので7時に出勤して始業まで1時間半勉強して昼休みの1時間は20分くらいで食事を済ませて、30分を勉強に充てていました。あとは、電車の中でもスマホとかで短答アプリなどを使って学習を進めていました。 資格スクエアを受講した予備試験合格者の声
スマホでいつでも聞けるので両立するという感覚なく学習できるなと。移動中や子供のお迎えとかスキマ時間にとにかく講座を聞いて、基礎講座は4-5回聞きました。 資格スクエアを受講した予備試験合格者の声
良かった点は、入門講義の高野先生の基礎講義がすごくわかりやすかったという点です。 しかも講義時間が他社と比べても結構コンパクトになっていたので、早く勉強の概観というのを掴んで、その上でアウトプットに移ることができたなと思っています。 資格スクエアを受講した予備試験合格者の声
資格スクエアは、ただ膨大な勉強量をこなしていくことを強いるのではなく、スピード感をもって効率よく学習できると口コミで評判でした。
学習初期のインプットが他社の講座と比較しても早いペースで進むものの、大切なポイントはしっかりと授業内で強調されるためその後の復習もサクサク進む点、インプットで削減した時間を問題演習にしっかりと割り当てることができる点がカリキュラムの強みといえるでしょう。
さらに、資格スクエアは1人で学習する方の心強い味方となるフォローアップ体制を兼ね備えており、懇切丁寧な対応により受験生一人一人の悩みに親身に寄り添ってくれている様子が口コミからわかります。
オンライン講義の「ワンクリック質問」が便利でした。講義で分からなかったところをすぐに質問できるのが良かったです。 資格スクエアを受講した予備試験合格者の声
資格スクエアは、こうした優れたカリキュラム・受講生フォローを武器に確かな合格実績をあげている大人気講座なので、是非とも一度はチェックしておきたい司法試験・予備試験講座だと言えるでしょう。
項目 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
価格 | 759,000円(合格フルパッケージ) | 他社の講座よりも安価でコスパは抜群 |
カリキュラム | 戦略合格カリキュラム | ”合格点”に到達することを目的とした徹底アウトプット主義 「合格ロードマップ」「レベル別学習シート」で迷子にならず最短合格できる |
講師 | 樋田早紀、斉藤伸明、佐々木一彦、宮武広 | 実力派の講師が勢揃い 科目担任制で短答対策から論文対策まで一気通貫した指導が魅力 |
オンライン教材 | 講義動画、問題集アプリ、AI作成の模試 | スマホやPC・タブレットでいつでもどこでも学習できる 「オンライン機能の満足度」は96% |
合格実績 | 予備試験最終合格率25.9%(2023年度実績) | 全体の予備試験合格率の約7.24倍 |
サポート体制 | 質・量共に充実したサポート | 205回にも及ぶ充実の論文添削指導 合格者へのワンクリック質問機能 コンサルタントによる定期的なフォローアップ |
資格スクエアについてあわせて読みたいおすすめ記事!
3位:伊藤塾
項目 | 内容 |
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価格 | 受講料は1,182,700円(合格プレミアムコース)と非常に高い。 |
教材の特徴 | 講師も教材も業界最高クラス。レジェンド級の講師から直接学べる。 |
サポート | 講師やマネージャーに直接質問や学習相談ができる。 |
合格実績 | 合格者占有率は予備試験ルートから司法試験合格93.3%(令和5年度)。業界最高の合格実績が最大の魅力。 |
学習スタイル | 通学・オンライン |
対応地域 | 通学:東京(4ヶ所)・京都・大阪・愛知・宮城 通信:全国 |
伊藤塾は予備試験・司法試験ともに圧倒的な合格実績を持つ、言わずと知れた業界最大手の予備校です。
膨大な受験指導のデータをもとに設計された質の高い講義が強みで、数多くの合格者を輩出してきた現役弁護士講師陣の白熱の講義を受けることが出来ます。
また、講義では実務の土台となる知識を重視し、必要十分量の法律知識を網羅しているので、合格後のキャリアも見据えて盤石の知識を身につけたい方にも嬉しい内容となっています。
このこだわりの指導が功を奏し、伊藤塾は数ある予備校の中でもずば抜けた実績を持つに至り、長年にわたって司法試験受験者から絶大な支持を集めています。
ただし講座の費用は110万円程と、他の司法試験対策予備校に比べてかなり高めであるため、相当の出費を覚悟しなければならないでしょう。
伊藤塾の評価項目
伊藤塾の講座費用は初学者段階から司法試験最終合格を徹底サポートする「司法試験入門講座 合格プレミアムコース」で1,182,700円(税込)からと、他の司法試験講座と比べても高めの値段設定です。
そのため、出来るだけ支出を抑えられる安い講座を選びたいと考えている方にとっては、伊藤塾を選ぶことをためらう要因になると考えられます。
とはいえ教材の質やサポート体制、合格実績などを考慮すれば決して理解できない金額ではなく、価格にあったサービスを提供してくれると信頼して良いでしょう。
画像出典:伊藤塾講義動画
伊藤塾は伊藤真塾長を始めとする豪華な講師陣の講義をライブで受けられることが強みです。
伊藤塾に入ることで、伊藤塾長以外にも横山えみこ講師、呉明植講師といった現役弁護士による法律の講義を聞くことができます。
このように、他の予備校であれば看板講師とされるような講師が複数在籍しており、校舎でライブ授業を受けた後に講師に直接質問したりすることもできる点が、伊藤塾の圧倒的な強みだと言えるでしょう。
また、厳選された内容の基礎マスター講座と論文マスター講座は司法試験対策歴の長い伊藤塾だからこそ提供できるものであり、これさえ受けていれば予備試験・司法試験合格レベルに到達可能と評判です。
一方で、元々対面指導をベースとした予備校であるため、スマホ等で学べるオンライン教材の充実度はアガルートや資格スクエアと比べて劣ります。
伊藤塾の講義は校舎に通学して受講できない場合でも、パソコンやスマートフォンを使っていつでもどこでも講義を視聴することが出来ます。
また、校舎で講師やクラスマネージャーに疑問点を質問できるだけでなく、WEB上でもマイページからクラスマネージャーに法律知識の質問や学習スケジュールなど、試験に関するあらゆる不安について相談することも可能です。
このように伊藤塾では、仕事の都合などでたとえ校舎に足を運べない場合でもしっかりとフォローできる制度が整っていると言えるでしょう。
さらに基礎・論文といった基本的な講義は入塾から4年間何度でも受講することができる点も魅力的です。
画像引用:伊藤塾公式HP
司法試験予備試験における伊藤塾の有料受講生の合格者数は433人、また司法試験合格者のうち約87%にあたる1,556人が伊藤塾の有料講座受講生でした。(2023年度実績)
さらに、就職時に特に優秀とみなされる予備試験ルートでの司法試験合格者(2023年度)をみても、全体の93.3%が伊藤塾の有料講座受講生でした。
このように、伊藤塾は司法試験の指導校として絶大な実績を持っていると言えるでしょう。
伊藤塾は普段の法律講義のほかにも、「明日の法律家講座」など、法律家としての素養を養うのに大変役に立つ任意参加のプログラムも充実しています。
こうしたイベントでは、普段はなかなかお目にかかれないような各界の第一人者の話がきけるので、将来法曹界に進もうと考えている方とっては極めて魅力的な機会です。
また、普段は勉強仲間と交流する機会のない方でも、こうしたイベントを通じてモチベーションを保つことが出来るという点も伊藤塾がおすすめの理由です。
こうした伊藤塾の教育体制は、「真の法律家を育成する」という伊藤塾の指導理念をよく表していると言えるでしょう。
伊藤塾の講座が向いている人
伊藤塾は数ある司法試験対策講座の中でも特出した合格実績を誇る予備校であるため、合格実績や知名度を重要視する方にはぴったりの講座です。
ただし、講座価格は100万円を超えるものが多く、気軽に受講を決められる金額ではありません。
合格はしたいけど予算面の制約があり伊藤塾の受講が難しい方は、リーズナブルな価格が売りの資格スクエアやアガルートの受講を検討してみるとよいでしょう。
伊藤塾を実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
伊藤塾の魅力のひとつは、網羅的な内容の入門講義テキスト(基礎マスターテキスト)にあると考えています。本番では現場思考問題もよく出題されますが、合否を分けるのは基礎的な部分であり、テキストにしっかり掲載されている内容だと思います。基礎マスターでは、講師が論点ごとにA、Bといった重要度を示してくれるので、自分のテキストに重要度を書き込んだうえで、AランクやB+ランクの論点を優先的に復習しました。 伊藤塾を受講した予備試験合格者の声
伊藤塾は講義の質が高く、フォロー制度などもしっかりしているので、安心して勉強を進めることができます。伊藤塾で学習していなければ司法試験に合格できたかわからないので、伊藤塾を利用して本当に良かったと思います。ここまで導いてくれた講師や勉強の相談などに乗ってくれたスタッフの方にはとても感謝しています。 伊藤塾を受講した司法試験合格者の声
伊藤塾で予備試験・司法試験の対策をする場合、基礎マスター講座でじっくりとインプット学習を進め、2年目以降に論文マスター講座で論文の書き方を習得するというサイクルで学ぶことになります。
伊藤塾の講座では資格スクエアやアガルートほど早いペースではインプット講座が終わらないため、じっくりと時間をかけてコツコツと学習を進めたいという方には向いている講座といえるでしょう。
項目 | 内容 | ポイント |
---|---|---|
価格 | 1,182,700円(合格プレミアムコース) | 非常に高額な高級講座 |
カリキュラム | 大手ならではの洗練されたカリキュラム | ゼロから短期・上位合格を目指すことが可能 |
講師 | 伊藤真、本田真吾、山本悠揮など | 総勢17名の有名講師が在籍 |
オンライン教材 | 短答式過去問演習、基礎力確認演習、重要判例学習 | オンライン教材は必要最低限 演習はオプション費用が必要なものもある |
合格実績 | 合格者占有率は司法試験80.7%・予備試験85.1%(2022年度実績) | 他社の追随を許さない圧倒的な実績 |
サポート体制 | マイページでの質問・相談対応 校舎で直接講師に質問もできる |
カウンセリングは予約制 個別指導は別途料金が必要 |
伊藤塾についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
4位:スタディング
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 138,000円(予備試験合格コース総合) |
教材の特徴 | スマホで隙間時間に勉強できる |
サポート | オンライン上で講師に質問可能 他社と比べると少ない |
合格実績 | 非公表 |
学習スタイル | オンライン |
対応地域 | 全国 |
スタディングは業界最安値の司法試験・予備試験講座であり、89,100円から講座を受講可能です。
この価格は他の司法試験対策予備校の10分の1から5分の1程度という破格のものとなっていますが、これは「費用の面で諦めることなく誰でも司法試験対策ができるよう」にという講座の想いが反映されたものです。
講座内容は小村仁俊講師が自身の司法試験の受験・合格経験から生み出した「アウトプットを重視した効率的学習法」が採用されており、法律未修者でも基礎からわかりやすく学ぶ事が出来ます。
また、1講座30分程度という短い講義時間設定である上に倍速受講も可能なため、スキマ時間の学習にも適しています。
スタディングの評価項目
コース名 | 価格 |
---|---|
予備試験合格コース(基礎) | 89,100円 |
予備試験合格コース(総合) | 128,000円 |
司法試験合格コース(総合) | 119,900円 |
法科大学院生のための司法試験合格コース(総合) | 119,900円 |
書ける!判例論証講座 | 77,000円 |
予備試験論文対策コース | 76,780円 |
スタディングは講座費用の安さが最大の特徴であり、「予備試験合格コース(基礎)」を89,100円(税込)、「予備試験合格コース(総合)」を138,000円(税込)という破格の値段で受講することができます。
実際、伊藤塾の予備試験・司法試験対策総合講座はおおよそ120万円、アガルートの予備試験・司法試験対策総合講座はおおよそ75万円であることを考えるとスタディングの司法試験対策総合講座の価格は圧倒的に安価だと言えるでしょう。
さらに学生であれば講座を20%OFFの料金で受講可能な「学割キャンペーン」が利用できるので、こちらを用いることで驚異の71,280円(税込)で講座を受講することができます。
もちろん講座内容として他と比べるとやや充実度に欠けますが、「独学は不安だけど何十万も払えない…」とお悩みの方であれば、学習の柱としてスタディングを取り入れるのは極めておすすめです。
画像出典:スタディング公式サイト
スタディングの講座は1コマ30分程度とかなりコンパクトになっているほか、紙媒体のテキスト等を使用しないオンライン受講で完結した教材となっているので、移動時間中でもハンディなく勉強できます。
また、講義は図や具体例などを用いて進められるため、初学者でも置いて行かれることなく理解が進みます。
他にもスマホ上でそのまま講義ノートを作成したりなど、スマホ学習機能の使いやすさは業界トップクラスです。仕事や学校の合間を縫って勉強したい方にとって、スタディングは非常に心強い味方となるでしょう。
スタディングでは最適な順番で段階的に無理なくアウトプットをしていく「学習フロー」が設計されている点が強みです。
学習フローではビデオでインプット学習をした後、すぐに各種問題演習機能を使って問題練習をしつつ基礎力を固められます。
特にスタディング独自の「セレクト問題集」では間違った問題が繰り返し出題されるようになっているので、短答試験合格レベルの確かな実力を身に付けられるでしょう。
しかし、スタディングには論文試験の基礎講座はあるものの、論文試験対策用の添削講座がありません。
そのため、スタディングの講座を中心に勉強する場合には、司法試験合格者の添削指導や他の予備校の論文添削指導を受けることがおすすめです。
スタディングを利用した司法試験合格者は毎年輩出されていますが、一方で「具体的に何人がスタディングを使って試験に合格しているのか」は非公開など、実績に関してはいまだ情報が不十分な面もあります。
そのため、実績の面で言えば、アガルートや伊藤塾に軍配が上がるでしょう。
スタディングの各種資格のeラーニング講座の有料講座累積受講生数は16万人を突破しています。
スタディング独自のオンライン学習システムが多くの方から支持されていることが伺える数字であると言えます。
また、年々スタディングのラインナップは増加しており、現在では司法試験講座の他にも31もの講座を提供しているほどの人気講座です。
このようにスタディングは近年急成長中の講座であるため、今後更なる躍進が期待できるでしょう。
スタディングの講座が向いている人
スタディングの最大の売りはこれまでの常識を覆すほどの価格の安さです。
これほど低価格な司法試験・予備試験講座は他にないため、プロの講義を受けたいけど出費を最低限に抑えたい方におすすめです。
また、法科大学院に通いつつ司法試験合格を目指したいという方にも、スタディングの低価格かつ無駄のないオンライン教材はピッタリでしょう。
ただし、添削指導などはついておらずスタディングだけで十分な対策が出来るとは言えないので、大学(院)の授業や市販教材等で足りない部分を 補う必要があります。
費用は抑えつつも1つの講座だけで合格を目指したいのであれば、合格実績の優れたアガルートや資格スクエアの方が向いているでしょう。
スタディングを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
スタディングは、学習時間を多くとれない方でも十分司法試験に合格できるよう、どこまでの法律知識を教えるのか、そしてそれをどのような形で受験生に理解してもらうのかについて、徹底的に考え抜いて講座設計がされていると思います。 スタディングを受講した司法試験合格者の声
一番の理由は、費用の面です。過去の受験経験から、どこかの講座を受講する必要があるだろうと感じていましたが、大手予備校の講座は予算オーバー。内容面でも、残業をしながら勉強するには分量が多すぎて、現実的ではありませんでした。それに対し、スタディングは手ごろな価格で、さらに社会人を強く意識したコンセプトとなっていて、学習時間・学習量が現実的だった点も気に入って、受講を決めました。 スタディングを受講した司法試験合格者の声
ロースクールへは電車通学だったため、電車の中でもスタディングで提供していただいた教材や問題集を用いて勉強することができました。 スタディングを受講した司法試験合格者の声
スタディングの司法試験・予備試験講座は働きながら司法試験合格を目指す方や、ロースクールでの学びを補強したいという方に特に向いている講座といえます。
未だ合格者の輩出数ではおすすめ上位3位の講座には劣りますが、「費用を抑えて司法試験の論文問題に対応できるほど質の高い講座である」という司法試験合格者の声もしっかりと確認できます。
スタディングでは十分に勉強時間が取れないことを前提に講座が設計されている点も、多忙な受験生にとっては嬉しいポイントでしょう。
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5位:LEC東京リーガルマインド
項目 | 内容 |
---|---|
価格 | 1,160,000円(2年合格コース) |
教材の特徴 | 全科目一貫指導が売り |
サポート | Zoom配信によるフォローが充実 |
合格実績 | 入門講座出身司法試験合格者数5,312名(1993~2022年) |
学習スタイル | 通学・オンライン |
対応地域 | 全国 |
LECは1979年から司法試験受験生の指導をしている歴史ある予備校であり、全国各地に多数の校舎を構えています(提携校含む)。
LECの司法試験・予備試験講座は44年に及ぶ司法試験指導から編み出した短期合格カリキュラムが売りです。
具体的には
- 効率的に学習を進められる体系
- 1人の講師から7科目一貫指導を受けられる
- 演習講座を標準装備
- 3STEP学習で短期合格可能
の4つのストロングポイントが備わっており、これにより無駄な学習を極力抑えて合格を目指すことができます。
LECの評価項目
LECの通学講座の受講料は「2年合格コース」で1,160,000円(税込)であり、その価格の高さは伊藤塾に迫ります。
よって、LECの通学講座の受講を検討している場合、ほぼ同額の受講料で確かな合格実績の発表のある伊藤塾の通学講座もあわせて検討してみてもよいでしょう。
LECでは法律科目の7科目すべてを1人の講師に教わることができます。
全科目を1人の講師から教わるメリットとして、「科目間のバランスを意識した学習が可能」「科目間の内容のつながりを指導してもらえ、記憶の定着に効果的」などが挙げられます。
なお、LECの入門講座では4人の敏腕講師から好みの講師を選択できる点もメリットの一つです。
LECの司法試験・予備試験講座では、Zoom配信を最大限活用して受講生の日々の学習をアシストします。
授業はZoomを活用してライブ配信されるため、だらけがちな通信生でもメリハリをもって学習を進められます。
また、講義内容についてZoomのチャット機能を活用して直接質問できるため、授業中に出てきた疑問はその場で講師に聞くことが可能です。
LECの合格実績を確認すると、LEC入門講座出身の司法試験合格者数は5,312名(1993~2022年)に上ります。
しかし、この数字はLECの入門講座申し込み後7年以内に司法試験に合格した人数であること、また直近の司法試験・予備試験の具体的な合格人数が公開されていないなど、実績には不明瞭な点が少なくない点に注意しましょう。
ただし、LEC専任講師の田中正人講師のゼミは、少人数ながら高い予備試験合格実績を誇っており、2021年に受け持った「予備試験1年合格専用コース」の受講生のうち3名が1年で論文合格を果たしています。
そのため、LECで学ぶ場合はこのような少人数ゼミに参加することがおすすめといえるでしょう。
LECは44年もの司法試験指導歴を誇り、これまでに数々の受講生を合格に導いてきました。
これは時代に合わせて指導法を柔軟に変化させ、その時々に応じた最適な講座を提供してきたからこそなせる業であり、信頼性は高いといえます。
LECを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
本番はミスを連発し、不合格を覚悟しましたが、それでも合格できました。
今振り返れば、運が味方したことはもちろんですが、あれだけのミスをしても合格する力をつけられたともいえ、LEC講座のカリキュラム、田中先生の指導力の凄まじさが証明されたかと思います。 LEC 予備試験 合格体験記
テキストは余白もあるため、先生の説明を随時書きこみ、オリジナルテキストにしました。ブレークスルーテキストは表も充実しているため、コピーを取って壁に貼り付け何度も見るようにしました。森山先生のオリジナル講義ノートも非常に分かりやすく、苦手な分野を理解するのに役立ちました。 LEC 司法試験 合格体験記
LECの司法試験・予備試験講座は「アウトプットへの移行が早く論文の練習が多くできた」など、カリキュラム設計の秀逸さや入門講義のわかりやすさが高く評価されていました。
LECの司法試験・予備試験講座の詳細はこちらをチェック!
BEXA
BEXAは講座をレベル・科目別に分けて開講することで、受講生の細かいニーズにも対応していることが特徴の司法試験・予備試験講座です。
BEXAなら「民法だけ」「会社法だけ」といった柔軟な受講方法も可能なので、メインの予備校とは別に特定の科目だけを強化したいという方には特におすすめです。
この受講生に寄り添ったシステムが実を結び、今や司法試験合格者の3人に1人に利用される講座へと成長しています。
BEXAの評価項目
BEXAの講座は各講師が個人で講座を配信しており、講座によってその対策内容やボリュームは大きく異なります。
これによりBEXAの価格も講座ごとに大きく変化するので、一概に料金を他社と比較することは難しいでしょう。
下記では、ランキング上位の講座価格を一部抜粋して掲載します。
コース名 | 講師名 | 価格(税込) |
---|---|---|
[予備試験・司法試験]『4S基礎講座』 7科目セット | 中村充 | 268,000円 |
[予備試験・司法試験]吉野勲先生による王道基礎講座『吉野勲司法試験道場』 コアプラン | 吉野勲 | 380,000円 |
BEXAでは幅広い経歴を持つ講師陣がそれぞれ講座を提供しているので、各講座ごとの品質にはばらつきがあります。
また各講座の目的も千差万別であるため、この2点に注意した上で自分の学習状況に合った講座を選び取る必要があります。
BEXAでは基本的に予備校で見られるような質問対応や答案の添削サポートなどのサービスを提供していません。
ただし受講する講座によっては個別指導等を受けることができるので、質問等が必要であればサポート付きの講座を選んで受講するのが良いでしょう。
また、レジュメ・テキストのPDFファイルでのダウンロードや音声ダウンロードなどのサポートはついています。
BEXAの講座を受講された方の合格者数は516名(2021年度実績)となっており、全合格者に対する占有率は35.5%となります。
ただ、BEXAの講座は軸としている予備校+αの形で講座を受講しているケースが大変多く見られるので、BEXAの講座だけをとって合格を果たされた方はそれほど多くないと考えられます。
BEXAの運営会社は2015年に設立されたかなり新しい資格予備校です。
自分の好きな講座を取捨選択して受講できる新しいスタイルがたくさん受験生から支持を集めているので、今後もさらなる規模拡大が見込まれる今大注目の予備校です。
BEXAを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
BEXA個別指導の体験で、剛力先生にR4民法を添削していただきました。 「問題文の事実と向き合う」「条文と向き合う」ことが、具体的にどういうことなのかがよくわかりました。刑事系公法系は、インプットしながら添削を受けるのが有効とのことなので、募集再開したら正式に申し込む予定です。 Twitterより
BEXAの各コースで「目から鱗の指導を受けることができた」「指導がわかりやすい」など、指導内容を高く評価する声が聞かれました。
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Wセミナー(TAC)
Wセミナーは司法試験指導を長年行っており、司法試験対策参考書も多く出版している予備校です。また、校舎は都市部を中心に全国に35校あります(TAC校舎・提携校含む)。
指導力に定評があり、法律知識0からでも司法試験合格へと導いてくれる講師の指導を受けられる点はWセミナーの魅力です。
ただし、Wセミナーの合格実績には不明な点も多く、合格者データは公表されていません。
そのため、Wセミナーの司法試験対策講座の受講を検討している場合、同水準かそれ以下の価格で確かな合格実績のあるアガルートの受講もあわせて検討して見て下さい。
Wセミナーの評価項目
Wセミナーの受講料は他の予備校・通信講座と比較してとても安く、「予備試験2年合格スタンダードパック」は受講料相場の半額となる549,000円(税込)で受講可能です。
受講料を極力抑えたい方におすすめの講座となります。
現行の司法試験・予備試験で合格を狙うためには、知識量をただ闇雲に増やすのではなく、知識をいかに有効活用できるかが大きな鍵を握ります。
この点に着目してWセミナーでは「超速インプット」で頻出知識を出来るだけ効率よく習得し、その知識をもとに運用力を磨くための論文を書く練習に多くの時間を割いたカリキュラムを採用しています。
これによりトータルでバランス良く合格に必要な力を身につけることができるのです。
Wセミナーでは、TACの全国22校舎の自習室を無料で使うことができるため、多くの方が最高の環境で学習を進めることができます。
勉強場所の確保に苦心せずに済む点は、Wセミナーの大きなメリットであるといえます。
Wセミナーの合格実績は現在非公開となっています。また、実際の受講生による口コミもあまり多く確認できません。
伊藤塾やアガルートが圧巻の実績を公表していることを鑑みると、少々不安が残ります。
Wセミナーの司法試験講座は上場企業である資格予備校TACが運営しているので、講座の信頼性は十分に高いです。
自身の合格の命運を託すに相応しい予備校であるといえます。
Wセミナーを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
上原講師の持論も交えた講義のおかげで興味を持ちながら法律を勉強でき、モチベーションを維持できました。 「超速シリーズ」受講生の声より
全体をスピーディーに総復習出来るような講座を探していた私にとって、ちょうどピッタリの講座でした。 「超速シリーズ」受講生の声より
Wセミナーの中でも1年の短期間で予備試験合格を目指す「超速シリーズ」受講者の声からは、上原講師の講義を絶賛する声や、スピード感をもって学習できる点を評価する声が挙がりました。
Wセミナーについてあわせて読みたいおすすめ記事!
辰巳法律研究所
画像引用:辰巳法律研究所公式HP
辰巳法律研究所は、1973年の誕生以来、半世紀弱にわたり数多くの司法試験合格者を世に送り出してきました。
辰巳法律研究所には原考至先生という名物講師がおり、司法試験全国模試や司法試験対策書籍などで知名度も高いです。
かつては司法試験対策専門校であったことからもわかるように、45年以上という長い司法試験指導実績がある点も魅力です。
辰巳法律研究所の評価項目
辰巳法律研究所の初学者向け講座である「予備試験・上位LS併願スタンダードスキーム(予備試験受験対策・Web)は835,300円となっています。
100万円を切る価格なので、比較的安く受講することができます。
辰巳法律研究所では、論文式合格のために必要な答練・模試の受験機会が充実しています。
インプットと並行して答練講座が始まるので、記述に際して必要な知識やノウハウを効率よく身につけることができるでしょう。
また、トップクラスの母集団を誇る模試は自身の立ち位置を測るためにうってつけの教材となります。
辰巳法律研究所は答練への注力が特徴的であり、答練に関するサポート体制が充実しているとの口コミも多数寄せられています。
答案では的確なフィードバックが送られてくるので、演習による効果を最大限得ることができるのです。
インプットを終えた過年度生の中には、辰巳法律研究所の答練のみを受講して試験に挑む方もいることからも、そのクオリティの高さは証明済みです。
辰巳法律研究所の合格実績は予備試験・司法試験共に非公表です。
長い歴史を誇る司法試験予備校であるため合格者を毎年一定数輩出しているものの、具体的な合格者数が見えないことから昔ほどの勢いはない印象を受けてしまいます。
辰巳法律研究所は1973年に司法試験受験指導機関として誕生し、それから半世紀弱に渡り多数の合格者を法曹界に輩出し続けています。
長年に渡る指導経験から蓄積されたノウハウが講座にも反映されているので、合格を勝ち取る実力を身につけるために相応しい講座と言えます。
辰巳法律研究所を実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
辰巳法律研究所の受講生による口コミは好意的なものが多く、満足度の高いサービスを提供していることが伺えます。
問題も良問ばかりで解答例も実践的だったのでとても助かりました。
特に辰已の配点表はとても細かく、どのポイントを書けば点が入るのか、特にどこの論点を厚く書くべきなのか把握することができ、メリハリのついた答案作成の仕方を学ぶことができました。 辰巳法律研究所 合格体験記
ただ、近年では圧倒的合格実績を誇る伊藤塾・新進気鋭のオンライン講座であるアガルートかのいずれかを選択する司法試験・予備試験受験生が多くなっています。
こうしたライバルの台頭により、なかなか合格者数を伸ばせていないというのが、辰巳法律研究所の現状のようです。
加藤ゼミナール
加藤ゼミナールは金銭的余裕があまりない方でも受講可能な講座価格の安さが特徴的です。
また、講師陣は指導力に定評のある加藤喬講師と高野泰衡講師の2名が主に担当しており、講義のわかりやすさも魅力の一つです。
ただ、通常コースでは実力アップに必須のサポートである質問対応や答案添削はついておらず、大きな不安も残ります。
加藤ゼミナールの評価項目
加藤ゼミナールの初学者向けコースである予備試験合格パックは「2年合格プラン-選択科目あり」を657,800円で受講できます。
また、通常コースに答案添削ゼミをプラスした「答案添削ゼミ付特別プラン」は928,000円(税込)で受講可能となっており、こちらは学習のペースメーカーとして非常に有用な講座となります。
司法試験講座の相場は100万円程度と言われているので、お財布に優しい講座と言えます。
一般的な司法試験講座では、講義は担当講師、テキストは司法試験合格者のアルバイトの講師を中心に作成されているケースがあり、
- テキスト内で内容の整合性が取れていない
- 不適切な内容がそのまま放置されている
などのデメリットが生まれています。
一方、加藤ゼミナールでは、テキスト・講義をすべて加藤講師 or 担当講師自ら作成しており、
- 講義とテキストの内容がしっかり連動する
- 正しい内容をしっかりと吸収できる
など、インプット学習・アウトプット学習ともに大きなメリットを享受することができるのです。
このような教材・講義の作成品質の高さは加藤ゼミナールの大きな魅力であると言えるでしょう。
加藤ゼミナールでは、受講料が安い代わりに通常コースでは答案添削や質問対応などのサポートが付属していません。
特に答案添削は論文式試験で自身の実力を引き上げるために必須の工程であるため、これがないのは大きな弱点であると言わざるを得ないでしょう。
ただ、上述した「答案添削ゼミ付特別プラン」を受講することで答案添削のサポートを別途受けることができるため、添削サポートが欲しい方はこちらのコースも合わせてご検討ください。
加藤ゼミナールは開講してからまだ日が浅いものの、令和4年度司法試験では有料講座受講生から110名もの合格者を輩出しています。
上位合格者や短期合格者も多く輩出しており、新規の講座としては十分な結果を残しています。
指導に際して「時間と手間をかけて、真の合格実績を本気で追求いたします。」と設立者の加藤講師が明言しており、このような丁寧な指導方針がこのような合格者輩出に結びついているといえます。
加藤ゼミナールでは、多数の合格者を輩出してきた加藤講師と高野講師がメインの講義を担当しており、この点において高い信用度を誇ります。
ただ、予備校としての歴史はまだまだ浅いと言わざるを得ないので、大手予備校のような安心感を得づらい点は難点であるといえます。
加藤ゼミナールを実際に使った人の口コミ(一部抜粋)
テキスト自体が基本書をベースにして作成されており、メモ欄には、逐一、基本書の該当ページが記載されていました。
そのため、テキストの気になった箇所についてはすぐに基本書で調べることができました。 合格者の声より
参考文献も記載してあるので、裏取りに安心感もありましたし、気になるところは原典にあたることも容易でしたので、大変使用しやすいという実感がありました。 合格者の声より
加藤ゼミナールの合格者からは、そのテキストの質の高さに対して評価する声が多くあがりました。
学習の軸となるテキストの質が担保されている点は加藤ゼミナールの大きな強みでしょう。
加藤ゼミナールの詳細はこちらをチェック!
司法試験&予備試験のおすすめ予備校・通信講座比較表
順位 | 講座名 | 特徴 | 総合点 | 価格 | 教材 | サポート | 合格実績 | 信頼性 |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
1 | アガルートアカデミー | 641名もの司法試験・予備試験の合格体験記を掲載 | 95 | 17 | 19 | 20 | 20 | 19 |
2 | 資格スクエア | 低価格で高い合格実績 | 94 | 19 | 19 | 20 | 18 | 18 |
3 | 伊藤塾 | 圧倒的指導実績 | 93 | 14 | 19 | 20 | 20 | 20 |
4 | スタディング | 費用を抑えて勉強できる | 86 | 20 | 17 | 16 | 16 | 17 |
5 | LEC | 44年の長きにわたる指導歴 | 83 | 14 | 18 | 17 | 17 | 17 |
おすすめの司法試験・予備試験講座上位5社を比較した表は以上の通りとなります。
合格実績を最重要視するのであれば、業界トップの合格者占有率を誇る伊藤塾をまず検討することになるかと思います。
一方で、アガルートの司法試験講座も非常に高い合格実績を記録しているほか、近年はその実績をますます伸ばしつつあります。
さらに価格も伊藤塾よりかなり安いことを考えれば、おすすめの講座第1位はアガルートに軍配が上がるでしょう。
費用・価格面で講座を比較
まずは予備試験対策講座と司法試験対策講座の主に2つの価格比較表を見ていきましょう。
予備試験
ランキングTOP5の予備試験講座の価格を安い順に並べると以下のようになります。
講座 | コース名 | 価格(税込) |
---|---|---|
スタディング | 予備試験合格コース(総合) | 138,000円 |
資格スクエア | 合格フルパッケージ | 759,000円 |
アガルート | 予備試験最短合格カリキュラム | 932,800円 |
LEC | 1年合格専用コース | 1,102,870円 |
伊藤塾 | 司法試験入門講座 合格プレミアムコース | 1,182,700円 |
ここでは、主に予備試験対策を総合的に行えるコースを比較対象としました。
各講座で価格差はかなり大きく、特にスタディングの破格の安さが際立っているといえるでしょう。
司法試験
講座 | コース名 | 価格(税込) |
---|---|---|
スタディング | 司法試験合格コース(総合) | 119,900円 |
LEC | 短答論文フルコース | 321,200円 |
伊藤塾 | 司法試験過去問・答練フルパック+司法試験 集中講座 100+ | 563,000+152,100円 |
アガルート | 司法試験インプット+アウトプットカリキュラム | 311,300+536,800円 |
ここでは、予備試験合格者を対象とした司法試験対策のスタンダードな講座を比較対象としています。
司法試験対策講座も同様にスタディングが最安値となっています。
ただ、スタディングほどではないものの資格スクエアの価格の安さも際立っているので、価格で選ぶなら主にこの2つを検討するとよいでしょう。
司法試験&予備試験の料金順の講座ランキングも併せてチェック!
入門期の講義を比較
講座名 | 講義デバイス | 講義形式 | 講義時間 |
---|---|---|---|
アガルート | Web(コースによっては対面指導もあり) | 講義の様子とWebテキストを同時表示 | 397時間 |
資格スクエア | Web | 講義の様子とオンラインレジュメを同時表示 | 約300時間 |
伊藤塾 | 通学・Web | 黒板に板書して講師が説明 | 600時間 |
スタディング | Web | 見やすいスライドを活用した講義 | 198時間 |
LEC | 通学・Web・DVD | テキストを画面に映して講義 | 321時間 |
表を見ると、各予備校・通信講座ともにWeb講義に対応しているため、ライブ(対面)で講義を受けられない方も安心して学習カリキュラムについていくことができます。
また、通信での学習をメインに据えたいとお考えの方は各予備校のWeb講義を実際に視聴して、自分にあった講義スタイルを事前にリサーチすることが大切になります。
各講座の講師陣を比較
講座名 | 講師数 | 看板講師 | 講師の特徴 |
---|---|---|---|
アガルート | 21名 | 工藤北斗 | 簡潔でわかりやすい講義に定評あり |
資格スクエア | 4名 | 佐々木一彦・樋田早紀 | 難解な法律用語を図表を用いてわかりやすく解説 |
伊藤塾 | 16名 | 伊藤真・呉明植 | 伊藤誠:司法試験界のカリスマ 呉明植:わかりやすさは業界一との評判も |
スタディング | 2名 | 小村仁俊・小倉匡洋 | 小村仁俊:理系フリーターから司法試験上位1.3%合格 小倉匡洋:わかりづらい知識を論理的にも感覚的にもわかりやすく指導 |
LEC | 8名 | 田中正人 | 確かな指導力で多くの受講生を合格に導く |
表のように各予備校・通信講座でそれぞれ名物講師が存在します。その圧倒的な指導力やカリスマ性は受験生にとって大きな魅力となるでしょう。
ただ、どんなに優れた講師でも人によって合う合わないはあるので、ネームバリューだけで判断するのではなく、実際にサンプル講義を視聴して自分とマッチする講師を選択することが大切になります。
テキストを各講座で比較
講座名 | 製本 | Web対応 | 特徴 |
---|---|---|---|
アガルート | ○ | ○ | 重要論点に絞って掲載したフルカラーテキスト |
資格スクエア | ○ | ○ | 図表をふんだんに使ったテキスト |
伊藤塾 | ○ | ○ | 出題範囲の大半をカバーした網羅性に優れたテキスト |
スタディング | × | ○ | Webテキストの使いやすさが抜群 |
LEC | ○ | - | 学習段階に即したテキスト |
予備校や通信講座の方針が異なればそれだけテキストでの学習量も変化してくるので、事前のテキスト閲覧などで分量をチェックするのがおすすめです。
また、忙くてまとまった学習時間を取れない方は、スマホで手軽にみられるテキストが学習を進めるにあたって重宝するので、Webテキストに対応しているか否かも予め確認しておくとよいでしょう。
論文カリキュラムを比較
講座名 | 添削数 | 特徴 |
---|---|---|
アガルート | 111通 | 早い段階から答案作成の機会を豊富に用意 |
資格スクエア | 205通 | ステップ形式で早い段階から演習を開始 |
伊藤塾 | 記載なし(実質制限なし) | 論文マスター講座で基本の答案作成能力をマスター |
スタディング | なし | 講義を通じて答案の作成方法や実戦での立ち回りを学ぶ |
LEC | 不明 | インプットとアウトプットをバランスよく行える |
論文対策のカリキュラムについては、各予備校ともに独自のものを準備しているため、進め方が自分に合う合わないを中心に比較検討するとよいでしょう。
また、論文の精度を上げるために添削は必須となります。
何度も添削を受けることで記述の制度もおのずと上がるため、添削回数はしっかり確認しておきましょう。
受講生フォロー・サポートを比較
講座名 | 質問回数 | 相談体制 | 特徴 |
---|---|---|---|
アガルート | 無制限 | ○ | 高品質な論文指導で確実に合格に近づける |
資格スクエア | 200回(基幹講座) | ○ | 講義画面から直接質問可能+合格者への月1相談付き |
伊藤塾 | 無制限 | ○ | 一流講師に直接質問・相談可能 |
スタディング | Q&Aチケット1枚2,000円〜 | Q&Aチケット1枚2,000円〜 | スマホ学習向けのサポートが充実 |
LEC | 無制限 | ○ | Zoomを活用した学習フォローも完備 |
表から、各予備校・通信講座にて、質問対応や学習相談といった基本的なフォロー制度をしっかりと整えていることが伺えます。
司法試験・予備試験は学習すべき分量が極めて多く、勉強の進め方に疑問を持つ場面も多々あるので、いつでも相談できる環境は効率的に合格を勝ち取るためにとても大切な要素になります。
合格実績を比較
講座名 | 実績(予備試験) | 実績(司法試験) |
---|---|---|
アガルート | 全国平均の4.9倍の合格率20.29% (マネージメントオプションコースの2020年実績) |
合格者占有率36%(合格者1,781名中641人がアガルート生) (2023年試験) |
資格スクエア | 全国平均の7.24倍となる25.9%(2023年度実績) | - |
伊藤塾 | 最終合格者479名中433名が伊藤塾有料講座受講生(2023年度試験) | 合格者1,781名中1,556名が伊藤塾有料講座受講生(2023年度試験) |
スタディング | - | - |
LEC | - | 入門講座出身司法試験合格者数5,312名(1993~2022年) |
やはり合格実績を見比べると、伊藤塾とアガルートの2社の実績が際立ちます。
そのため実績重視で選ぶのであれば、まずはこの2社から見比べるのが良いでしょう。
なお、各社の合格者数の合計が試験全体の合格者数よりも多いのは、司法試験対策をするうえで複数社の講座を併用したり、1年目と2年目で別の予備校を利用したりする方も多いからです。
働く社会人におすすめの講座は?
働きながら予備試験または司法試験の合格を目指すのであれば、オンラインメインで学びつつ手厚いサポートが受けられるアガルートがおすすめです。
アガルートならわざわざ校舎に通わずとも高品質な講義をいつでもどこでも観られるので、多忙な社会人の方でも仕事の合間を縫って勉強することが可能です。
さらに添削を含むサポート体制は通信講座の中でも特に充実しており、通信講座の弱点である「学習進捗の管理」もしっかりと支えてもらえます。
毎回終わった時、できないことを落ち込むだけでなく、足りないからこそ頑張ろうと前向きになることができ、勉強も精神面も大変助けになりました。 予備試験合格者の声より
このようにアガルートのサポート体制は受講生からの口コミ評価も非常に高いです。
「時間を有効に使いたい」「社会人向けのサポートもしっかりした講座を選びたい」とお考えの方には、アガルートはまさにピッタリの講座と言えるでしょう。
司法試験講座は予備校と通信講座どちらを選ぶべき?
司法試験・予備試験合格を目指す際には通学講座と通信講座(オンライン講座)の利用で悩む方も多いでしょう。
通学では学習リズムが整いやすい反面、多くの校舎・講師を抱えている性質上通信講座と比べてかなり費用が高い点、オンライン学習システムが不十分であることが多い点がデメリットです。
一方、通信講座であれば料金がかなり安く抑えられる上に、スキマ時間も使いつつ勉強を進める事ができるため、仕事の都合などで校舎に週に2・3回通学するのが厳しい方にもおすすめです。
特にオンライン学習システムが進化した現在では、価格もリーズナブルで時間の融通も効く通信講座で学ぶ方が主流になりつつあります。
通信講座としては、今回おすすめ第1位となったアガルートがおすすめです。通信講座でありながら論文添削指導もバッチリ受けられますし、何より確固たる実績を叩き出している講座なので、安心して司法試験対策を任せることができるでしょう。
【合格者に聞いた】司法試験・予備試験講座選びの5つのポイント
ここでは、司法試験&予備試験の通信講座・予備校ランキングを作成するにあたって使用した、講座を見る最重要項目5点について詳しく紹介します。
今回は、実際に予備試験・司法試験ともに合格を果たしたHaruka様と、現役弁護士として大活躍中の平木太生様に、司法試験・予備試験講座の選び方についてアドバイスをいただきました。
第74期司法修習生のHarukaです。2019年に予備試験に合格、2020年に司法試験に合格しました。
あくまでも私個人の意見にはなってしまうのですが、自身の受験経験を元にコメントさせていただきます。参考になりましたら幸いです!
弁護士・公認会計士の平木太生です。主に弁護士として活動しつつ、予備校講師として教育にも携わっています。
司法試験や公認会計士試験など、複数の難関国家試験に合格した経験をもとにコメントさせていただきます。
講座の価格・費用
司法試験・予備試験講座の費用は非常に高く、答練や添削指導等のサポートを全て含めると100万円程度かかるのが一般的です。
スタディングの司法試験講座なら10万円台で受講することができますが、基本は50万円以上の出費は覚悟しておいた方が良いでしょう。
また、司法試験・予備試験講座は、講座のオプションが極めて多いため、特に初学者向けの基本講座同士で価格を比較することがおすすめです。
ただし司法試験は超難関試験なので、合格するための講座選びのために最もプライオリティを置くべき箇所は、あくまでも学習クオリティになる点は注意しておきましょう。
教材の質
教材のクオリティは、司法試験・予備試験講座を選ぶ際に最も重視したい部分になります。
教材の質を図る観点として
- わかりやすい言葉で書かれているか
- 学習効果を高めるための工夫がなされているか
- 講義の場合は講師の実績や教え方はどうか
という観点で判断していくとよいでしょう。
また、カリキュラムが一定の方向性のもと、論理的にみて合格までたどり着けそうなものかについても見ておくのが良いでしょう。
教材別の選び方を合格者が伝授
予備校のテキストについては、重要度や頻出度が明示してあるものを使用すると、強弱をつけて学習を進めることができて効率的です。
また、条文知識や判例・学説を表でまとめられているもの、手続等を図を用いて説明してあるものもおすすめです。
基本書については、現在の主流学説を唱えている学者が執筆したもの、また多くの受験生が使用しているものをリサーチして使用することが、試験対策上良いと思います。
論文演習書については、初学者の方は論文答案例までついているものを選ぶと、論文のイメージがつきやすいと思います。既習者の方でも、少なくとも解説付きの演習書を選択することをおすすめします。
司法試験や予備試験はとにかく学習範囲が広い試験です。学習範囲が広い試験では、いかにやるべきことを絞って勉強を進めることができるか、が合格への鍵となります。
教材は、各科目でテキスト系のインプット教材を一冊と、問題集系のアウトプット教材を一冊程度に絞り、何度も回転すると効率よく勉強することができます。市販されている基本書でもいいですし、予備校を利用するのであれば予備校テキストでいいので、やると決めたことをやり続けられるかが勝負になります。
なお、私の場合は予備校テキストに絞って学習を進め、市販の教材は一切手を出さなかったほどです。とにかく手を広げすぎない、これが非常に重要になります。
学習サポート
難易度の高い司法試験・予備試験を突破するためには、学習内容だけでなく、その理解を支えるための学習サポートが欠かせません。
まず前提条件として、内容の質問が気軽にできるかという観点は必ず確認しておきましょう。
そのうえで、個別指導や論文添削など、その講座の付加価値となる学習サポート体制がどれほど整っているかチェックするのがおすすめです。
自分の性格や環境とも相談
スケジュール管理機能は、自分で計画的に勉強が進められる人や、周囲と監視し合いながら勉強を進められる環境に身を置く方は、あまり必要ないように感じます。
質問対応は、司法試験合格者が対応してくれるもので、度々利用しました。(予備試験口述対策もしていただき、私自身とても効果的でした。)
カウンセリングは、司法試験合格者が勉強の進め方等の相談に乗ってくれるものです。具体的には、勉強計画を立てる際のサポート、司法試験関連の情報をあまり持っていない社会人・他学部出身者受験生への情報の共有、仕事との両立に悩む方へのアドバイス等をしてくれます。悩みに応じて適宜利用していくと良いと思います。
予備校によって、サポート体制は大きく異なります。
- 質問対応の方法(メールか、電話か、対面かなど)
- 質問回答の速さ(1日程度で返信が来るのか、1ヶ月経っても返ってこないのかなど)
- 質問回答の質(講師が回答するか、合格者が回答するか、非合格者が回答するかなど)
などは、予備校によってまちまちです。これらは予備校に入る前に、利用者の感想などを収集した方が良いでしょう。
なお、予備校のサポート体制をどれほど使うかは人それぞれです。
私の場合は「分からないところも何回か回転していればいずれわかるようになる」と考え、正直そこまで利用していませんでしたが、計画の立て方やモチベーションを維持するという意味では予備校を「うまく使う」と良いと思います。
合格実績
合格実績は、その講座が謳っている学習メソッドがどれほど実際の試験に通用するのかを測るための最も信頼できる指標です。
合格実績には「合格率」と「合格者数」の2パターンの表示方式があり、どちらも受講者全体の分母を見ることがポイントとなります。
特に合格率を見る場合は注意が必要です。数人しか受けていないにも関わらず合格率100%などと謳っていた場合、その数字は到底信用できるものではないため、算出時の分母の数字には注意を払う必要があるでしょう。
会社の信頼性
会社の信頼性は、勉強が苦しい際にも講座を最後まで信頼してやり切れるかの目安となる指標です。
信頼性の指標を見るためには、その会社がどれほど長く資格指導に当たってきたかや、そのほかの講座での指導実績を確認することが大切になります。
また、実際に受講された方の口コミもチェックしておくのも良いでしょう。
司法試験・予備試験を目指す上で気をつけるべきこと
まずは全科目を網羅することが大切
司法試験・予備試験が最難関資格試験と呼ばれる理由はその試験範囲の膨大さにあります。
現に予備試験ルートで司法試験に合格するには、行政法や選択科目を含めて8科目の法律を勉強する必要があります。
したがって、一度で全てを完璧にインプットしようとしてもうまくはいかないため、複数回科目に触れ、合格レベルの知識にまでブラッシュアップしていける講座が優れた講座といえるでしょう。
こうした観点から見ると、「基礎マスター」と「論文マスター」という2段階で学習ができる伊藤塾の講座はやはり優れています。
また、徹底的に練られた綿密なカリキュラムにより、1年間で試験範囲を完全網羅できるアガルートの司法試験・予備試験講座も司法試験合格に最適化されていると言えるでしょう。
特に記述試験対策を重視した講座を選ぶべき
司法試験・予備試験では論文試験の配点が大きいため、特に論文対策に多くの力を費やすことが合格への必須条件になります。
現在では、司法試験合格者のほとんどが講座での添削指導を含めた充実した学習環境で勉強しており、合格答案のレベルも非常に高いです。
そのため、試験対策をする上では論文問題の答案例を読むだけではなく、実際に自分の手と頭をフル活用して論文問題に解答し、司法試験の指導歴のある人による添削指導を受けられるという学習環境を整えることが重要だと言えるでしょう。
こうした事情を踏まえ、論文の添削指導体制までを完備した、予備校・通信講座を利用することを強くおすすめします。
独学での司法試験への挑戦は避けるべき
試験範囲の膨大さ・スケジュール管理の難しさを考えると、司法試験や予備試験に独学で合格することは、法学部出身者であっても難しいです。
例えば独学の場合、民法の条文数や論点数の膨大さに圧倒されてしまう人が多いです。そのためいつまでも民法のインプットの目途が立たず、既に学んだ科目の復習ができないうちに知識が失われて何年も不合格を繰り返してしまうというのが、典型的な独学受験生の失敗パターンです。
こうした事態を避けるため、ペースメーカーとして通信講座や通学講座を利用することが、合格のための戦略として考えられます。
司法試験合格が1年早くなれば、その分1年早く高収入の職につくことができるということなので、講座購入のための出費は費用対効果で考えれば実は得である場合が多いのです。
司法試験・予備試験のおすすめ予備校・通信講座まとめ
おすすめの司法試験・予備試験講座まとめ
- 1位:アガルート
- 2位:資格スクエア
- 3位:伊藤塾
- 4位:スタディング
- 5位:LEC
ここでは司法試験・予備試験の予備校・通信講座について、各社それぞれの特徴を紹介しました。
あなたに合った司法試験・予備試験対策講座を利用して、一年でも早く司法試験合格を勝ち取ることを心からお祈りしています。