【2021最新】公認会計士の予備校・通信講座ランキング|主要5社を徹底比較!
「公認会計士試験のおすすめ予備校・通信講座を知りたい!」
「各講座の詳しい特徴をしっかりと比較したい・・・」
公認会計士試験の勉強を始めるにあたって、ほとんどの人は予備校・通信講座の受講を検討しているのではないでしょうか?
実際試験の難易度も日本三大国家資格に分類されるほど高いものとなっていることから、クオリティの高い講座で学習を進めることが必須となります。
そこで今回は資格Times運営陣が公認会計士の予備校・通信講座を徹底分析して、講座選びで特に重要な
- 講座価格
- 教材・講義のクオリティ
- サポート体制の充実度
- 合格実績
- 会社の信頼性
の5つの観点を基にランキング形式で紹介していきます。
1位:CPA
2位:資格の大原
3位:クレアール
4位:TAC
5位:LEC
公認会計士の予備校・通信講座をまとめて比較
公認会計士講座を選ぶ際に押さえるべきポイント
公認会計士受験の注意点
独学と講座の活用はどちらがベスト?
次回の試験日程を把握しておこう!
公認会計士のおすすめ予備校・通信講座まとめ
1位:CPA
CPAの講座の特徴
- 合格率(2019年度)は驚異の42.9%!
- 考え方を大切にした質の高い講義!
- 講師による徹底した学習サポート!
- 価格はやや高め
CPAは公認会計士の対策に特化した予備校となっており、自慢の講師陣と講座カリキュラムを武器に非常に高い合格実績を誇っています。
合格率(2019年度)は全国平均の約4倍にあたる42.9%となっており、指導力の高さをうかがわせる数字といえるでしょう。
サポート体制も充実していることから、学習教材・支援体制・実績とあらゆる側面で弱点の見当たらない盤石の態勢を敷いている講座なのです。
CPAの評価項目
CPAの公認会計士講座は主に初学者向け・学習経験者向けに分かれており、幅広いニーズに対応した講座を用意しています。
受講者の多い初学者対応の通学コースを見てみると、「1年スタンダードコース」の価格は680,000円(税込)、「2年スタンダードコース」の価格は790,000円(税込)となっています。
これは1年向けの相場費用でみると、一般的な価格であり、2年向けでは10万円ほど高い価格設定となっています。
よって、全体としてみるとやや高めの講座価格といえますが、気になるほどの価格差ではないでしょう。
CPAでは、「考え方」を押さえる指導を徹底しており、この指導の実現のために講義・教材をこだわりを持って開発しています。
具体的には、講義で全体像の理解を講師のわかりやすい説明で押さえ、次にこだわりのテキストを用いて各論点の具体的な考えの定着を図ります。
この王道の学習パターンを洗練させることで、基礎から応用的な内容までばっちり理解することが可能なのです。
CPAでは、各科目の厳選された講師を校舎に常駐させています。全科目複数の講師がいるので、好きな時に疑問点をピンポイントで質問することができます。
これにより、疑問をそのままにせずすぐに解消しながらテンポよく学習を進められるでしょう。
また、講師はほかの予備校・通信講座とは異なり、すべて公認会計士試験合格者をそろえており、受験生の目線に立った有効なアドバイスを送ることができるのです。
「いつでも・どんな質問も・高いクオリティ」の3拍子がそろった非常にクオリティの高いサポート体制であるといえるでしょう。
CPAは圧倒的な合格率が大きな売りとなっており、2019年度の数字でみると合格者は357名・合格率は42.9%となっています。
合格率は全国平均の約4倍の数字となっており、合格者数も大規模予備校に匹敵することから、非常に高い数字であることが伺えるでしょう。
この数字は、生徒の人数を適正化して、1人1人にしっかりとした指導をしていくCPAのスタイルが功を奏した結果であるといえ、CPAの指導方針の信頼性を高める数字であるといえるでしょう。
CPAは公認会計士試験に特化した専門学校であり、これまでに数々の合格者を世に輩出してきました。
創設は1968年にまでさかのぼり、そこから43年にわたり一貫して公認会計士試験の指導を行っています。
これらの事実から、CPAは公認会計士の指導ノウハウを豊富に持ち合わせており、受講することで合格までしっかりと導いてくれる非常に信頼性の高い講座であるといえるでしょう。
CPAの講座を受講した人の口コミ・評判(一部抜粋)
CPAでよかったと思う点は講師の方やチューターの方を中心とする充実したサポート体制と仲間の存在です。
まず講師やチューターの方々はいつでも質問や相談に乗ってくれることが自分の成績面でも精神面でも助けになりました。時には優しく時には厳しい言葉もかけて頂き自分を奮い立たせてくださいました。 CPA合格者の声
テキスト・答練などの教材は重要度の振り分けが細かくあるため、学習を効率的に進められます。
そして、講義も各自の状況別に選ぶことが可能です。すべては「理解」を重視しているものであり、確実に実力を高めることができました。 CPA合格者の声
口コミでは、多くの人がCPAのサポート体制・教材の充実度について絶賛の声を上げていました。
特に講師による丁寧なフォローは受講生の印象に残っており、多くの人が厚い信頼関係の下、懇切丁寧な指導を受けて、合格までたどり着いています。
よって、親身なサポートを受けたいならCPAの公認会計士講座で決まりです!
CPAの詳しい情報はこちらをチェック!
2位:資格の大原
資格の大原の講座の特徴
- 一発合格者数(2019年度)は204名と高い数字を記録!
- 無理なく合格へと導く大原のカリキュラム!
- プロオリジナルのこだわりテキスト!
- 講座価格の高さがネック
資格の大原は、ALL IN ONEカリキュラムのもと、無理なく合格を目指せる講座内容となっています。
具体的には、学習スタートの時期を細かく設定し、その進捗を講師に定期的にチェックしてもらうことで、実力を一歩ずつ上げていくことが可能なのです。
この初心者に無理ないカリキュラムの効果は、一発合格者数(2019年)が204名であることからも証明されているといえるでしょう。
資格の大原の評価項目
大原の講座価格は、全体的に高いものとなっています。
1年学習向けの「1年初学者合格コース」は743,000円(税込)、2年学習向けの「2年初学者コース」は780,000円(税込)とどちらも相場よりも高めの値段です。
特に1年学習向けの価格はほかの講座よりも高いので、1年で合格を目指す人は、他の講座も合わせて検討するとよいでしょう。
大原のテキストは、試験のプロフェッショナルが必要な情報を精査して作った完全オリジナルです。
情報の優先度ごとに識別できる工夫もなされているので、自然と効率よく知識を身につけることができます。
また、このテキストは大原の校舎で一律で使用し、その情報は講師間で共有されていることから、他の講義に振り替えたとしても同等のクオリティの授業が保証されているというありがたいメリットもあります。
大原は公認会計士の常勤講師を述べ119名そろえており、これらの講師から直接指導をもらえる点が非常に魅力的です。
校舎での質問はもちろん、離れていても電話やメールを通じて、いつでも質問を送ることができます。
これにより、学習上の疑問解消はもちろん、進捗状況の相談など、多岐にわたる相談を行うことができるでしょう。
資格の大原の合格実績は2019年度でみると、470名と大手ならではの高い数字を誇ります。
大原独自の特色として、一発合格者の割合が多いことが挙げられ、2019年度は204名でした。
よって、4割を超える人が一発合格を果たした計算になり、多くの人が大原のノウハウを使って最短合格を果たしていることが伺えるでしょう。
資格の大原は、難関国家資格の講座はもちろん、情報系や医療系の講座など多岐にわたる講座を開講しています。
受講生も多く、口コミも豊富であることから、迷ったらまず受講を検討すべき資格学校であるといえるでしょう。
資格の大原受講者の口コミ・評判
先生方はとても親身に、丁寧に対応してくださり、受験勉強をする上で大きな支えになりました。 大原合格者の声より
大原の教材はとにかく分かりやすく知識を定着させるのに最適です。先生方もやさしく指導してくださいますし、仲間たちとも問題を出し合ったりして楽しく学ぶことができました。 大原合格者の声より
公認会計士講座の口コミでは、特に講師とともに合格をつかみ取ったという声が多数挙がりました。
常勤講師体制を生かして、いつでも質問・相談できる充実の環境は、初心者には特にありがたいでしょう。
大原の公認会計士講座の詳細はこちらをチェック!
3位:クレアール
クレアールの講座の特徴
- 相場価格よりも格段に安い講座!
- 非常識合格法に基づいたこだわりのカリキュラム!
- 担任制を採用で通信講座でも安心!
- 合格実績は非公表
クレアールは公認会計士講座としては珍しく、通信講座専門となっていることから、忙しい人を中心に受講がおすすめです。
最大の魅力は、通信講座だから実現できる講座価格の安さであり、通常時でも10数万円ほど、割引を含めると20万円以上安い場合も多くなっています。
よって、従来の講座価格のせいで、講座の受講をためらっている人には特におすすめの講座であるといえるでしょう。
クレアールの評価項目
クレアールの講座価格は、相場と比較しても圧倒的に安くなっています。
具体的には、1年学習向けの「1年合格全力投球コース」で520,000円(税込)、2年学習向けの「スタンダードコース」で544,000円(税込)と、公認会計士講座としては破格の安さを誇ります。
また現在割引を実施中であり、さらに10万円ほど安く受講できる超お得なチャンスとなっているので、ぜひ受講を検討してみて下さい。
クレアールは、効率的な学習方法として、独自の「非常識合格法」を採用しています。
具体的には、内容の頻出度を徹底分析することで、重要ポイントを絞り込み、その部分を中心に学習を進めていくスタイルとなっています。
また、演習もその知識を重点的に練習できるように構成が工夫されていることから、インプット・アウトプットの両面で超効率的な学習を実現できるのです。
クレアールでは、通信講座でネックになりがちな、個々人に対してのサポートを「担任制」という形を取ることで、実現しています。
受講生の状況を基に、スケジュールの立て方や、勉強法の具体的なアドバイスを懇切丁寧に行ってくれます。
これにより、勉強に行き詰ったときや疑問が生じた際にも、それらを素早く解消できる環境が整っているといえるでしょう。
クレアールは通信講座であることから、受講生との接点が予備校と比較した際に少なく十分なデータを集めることが困難となっています。
これらの事情から、合格実績は予備校と異なり公表されていません。
しかし、合格者の声は一定数掲載されていることから、そこまで講座の実績はそこまで問題視するレベルではないでしょう。
クレアールは、1962年の開講から、60年近くの資格指導実績を誇る老舗の通信講座会社です。
難関資格を中心に、合格者体験記は方法に掲載されていることからも、長年実績を出し続けていることがわかります。
よって、指導ノウハウのクオリティは疑いの余地がなく、安心感の高い指導を受けられるでしょう。
クレアールの講座の受講者の口コミ・評判(一部抜粋)
その後に届いたテキストを確認すると、シンプルでありながらも要点がまとまっており非常に見やすく、勉強前から選択に間違いは無かったと確信しました。 クレアール合格者の声より
クレアールのテキスト問題集等だけで合格するだけの力が必ず付きます。他校と比べて勉強する内容が少なく済み、おまけに受講料まで安いとなれば最高のコストパフォーマンスだと感じました。 クレアール合格者の声より
クレアールの声として特に多かったのは、受講料の安さが決め手となったという声でした。
他の講座は軒並み70万円ほどの費用が掛かる中で、それよりもはるかに安い価格で受講できるクレアールの講座は、多くの人から高い支持を集めていることが伺えるでしょう。
クレアールの公認会計士講座の詳しい特徴はこちらをチェック!
4位:TAC
TACの講座の特徴
- トータル合格者は驚きの8,617名!
- TAC自慢の合格カリキュラム!
- 合格者講師による洗練された講義!
- 講座価格は高め
TACの公認会計士講座の最大の特徴は、TACの合格ノウハウが最大限詰まったカリキュラムです。
精鋭講師たちが試験の内容や内容の見直しの是非などを議論に議論を重ねて、作成しており、合格に必要な要素を最大限詰め込んだこだわりのカリキュラムとなっています。
このカリキュラムと充実の教材のもと、多くの合格者を毎年輩出し、高い実績を残しています。
2006~2019年までの14年間で計8,617名もの合格者を生んでいることから、講座の信頼性は大手の名に恥じない高いものであるといえるでしょう。
TACの評価項目
TACの講座価格は、初学者の1年学習コースである「短期集中L本科生」でみると、ビデオブース講義で750,000円(税込)、2年学習の最長コースである「2年L本科生」のAレベルで、790,000円(税込)となっています。
価格は1・2年向けどちらも相場よりも高めの数字となっており、講座の値段はやや張ってしまうといえるでしょう。
TACは実際の公認会計士試験を突破した、「合格者講師」が講義・教材・カリキュラムのあらゆる面に携わることで、高い学習クオリティを実現しています。
講義は試験で必須の知識を中心に、実力アップに必要な知識をバランスよく身につけられるように工夫がなされています。
また、教材は合格に必須の知識を集約したものとなっていることから、効率的な学習が行えるでしょう。
講師が受講生の立場に立って使いやすさもこだわっているため、高い学習効果を得られること間違いなしです。
TACは質問対応などの基本的な学習支援体制に加えて、就職後のサポートもしっかりと行ってくれます。
具体的には、情報提供から面接対策の講義・研修、個別の相談まで、就職活動に必要なサポートをフルラインナップで取り揃えています。
このサポートの幅はほかの予備校と比較しても、幅広いものとなっていることから、トータルサポートによる安心感が欲しいならTACの講座が非常におすすめです。
TACは資格学校の超大手として、圧倒的な数字を残し続けています。
2006~2019年までの数字でみると、累計合格者数8,617名、合格者占有率39.4%と、大手にふさわしい高い実績を毎年残していることが伺えるでしょう。
その年に合った合格に必要な最適な講座内容を常に提供しているからこその数字であるといえるのです。
TACは資格を取得しようと思った人なら誰しも聞いたことのある超大手の資格予備校です。
公認会計士に限らず、ありとあらゆる資格の講座を開講しており、そのほとんどで高い合格実績を残しています。
ここまで幅広い資格で実績を残している予備校はほぼないので、資格の勉強においての信頼性は抜群であるといえるでしょう。
TAC受講者の口コミ・評判(一部抜粋)
TACの講師は試験合格者なので、他の受験指導校とは違い、その科目に特化するだけでなく、全科目を総合的に見てどのように学習すればよいかのアドバイスをいただけます。
会計、監査の本質的な考え方から、解答時の図の書き方、効率のよい解き方まで、詳しく丁寧に教えていただけました。 TAC合格者の声より
教材の良かった点は、要点がコンパクトにまとまっているところです。各科目の範囲が膨大なため、教材に全ての論点を詰め込むとメリハリのある学習ができません。
しかし、要点がまとまっていることで、どういった論点が重要であるかがすぐにわかり、効率的な学習ができました。 TAC合格者の声より
これらの口コミの他にも、合格者講師が監修した講義やテキストを絶賛する声がたくさん上がっていました。
毎年何度も議論を重ねた上で、こだわりを持って作成されていることから、最短ルートでの学習を実現できること間違いなしでしょう。
5位:LEC
LECの講座の特徴
- 手軽に始めやすい価格設定!
- 講師は科目別専門講師制を採用!
- 通信講座による学習機能も充実!
- 合格実績はやや不安が残る
LECの公認会計士講座最大の特徴は、超低価格で講座を始められる点にあります。
講座は短答式と論文式で分けて提供されているので、それぞれニーズが高まるタイミングで講座を受講できるでしょう。
講師は、入門期の講師・応用知識を教える専門講師に分かれており、厳選された講師から一貫して質の高い指導を受けることができる点も大きな魅力です。
LECの評価項目
LECはほかの講座が短答式と論文式の対策をセットにしているのとは異なり、それらを分けて小出しに提供していくことで、価格を削減することに成功しています。
価格は通学でみると、2021年短答合格コースで248,000円(税込)、2021年論文合格コースで230,400円(税込)と、超お手頃価格で対策を始めることができます。
これにより、今まで高額な受講料により受講をためらっていた人も、公認会計士対策を始めることができるでしょう。
LECは特に答練・模試において、数多くの論点を的中させた実績を持っています。
具体的な数字を令和2年の第Ⅰ回短答式試験でみると、企業法は計17か所的中、管理会計論は16か所が的中しています。
これはLECが試験を徹底分析して、演習問題を作成している結果であるといえます。よって、LECの教材を愚直にこなすことで試験に活きる実力をしっかりと身につけることができるでしょう。
LECでは、通信講座での学習サポートも充実しており、忙しい人でも安心して学習を進められる体制を整えています。
具体的には、Web動画・音声DL・スマホでの講義視聴が可能となっており、豊富な受講形態で、いつでもどこでも学習を進めることができるのです。
部活や仕事で忙しい人には非常にありがたいサービスであるといえるでしょう。
LECは通学コースも存在するにもかかわらず、具体的な合格実績を公表していません。
予備校としての規模はそこまで大きくないことから、合格者数は大手と比較するとやや見劣りすることが予想されます。
合格体験記の掲載数も少なめとなっていることから、実績面では不安が残ります。
LECはほかの予備校では対応していないマイナー資格まで幅広く取りそろえる資格学校となっています。
よって、LECに行けばあらゆる資格の勉強を効率よく進められること間違いなしでしょう。
LEC受講者の口コミ・評判
他の予備校の半分に近い価格で会計士試験に合格できる力をつけることができるからです。
もちろん素晴らしい講師の方々やテキスト等、確実に実力のつく講座を提供していただける点もオススメポイントです。
このような有難い講座を破格な価格で受けられることは非常に良かったです。 LEC合格者の声より
私は水道橋校での教室での授業は一度も受けたことはなく、家のパソコンで欠席した授業を視聴するWeb講座を使っていました。
Web講座では、同じ授業を繰り返し見ることが出来たのも本当によかったです。 LEC合格者の声より
LECの口コミの中でも、価格が安かったので手軽に試験対策を始められたという声が多く挙がりました。
従来の予備校の価格ではなかなか手を出しづらいと感じている人には非常におすすめの講座であるといえるでしょう。
公認会計士の予備校・通信講座をまとめて比較
公認会計士の主要5講座の特徴をここでもう1回整理してみましょう。
講座会社 | おすすめポイント | 評価 |
---|---|---|
CPA | 合格率は驚きの42.9% | ◎ |
資格の大原 | 毎年の傾向を徹底分析して作成したテキスト | ◎ |
クレアール | 通信講座ならではの価格の安さ | 〇 |
TAC | 合格者講師による洗練されたカリキュラム | 〇 |
LEC | 短答対策から手軽に始められる講座 | 〇 |
これらの表から、各公認会計士講座の主な特徴を再びおさらいできるでしょう。
特に1位のCPAは、各個人に指導がいきわたる適正規模であるにもかかわらず、大手予備校並みの357名(2019年)という驚きの数字をたたき出しています。
講座の内容も実力をつけるのに申し分ないものとなっていることから、多くの人に受講をおすすめできます。
他にも、価格の安さやカリキュラムの特徴など、各講座それぞれの特色が存在するため、この記事でそれらの特徴を理解したうえでベストな講座選びをできるようにしましょう。
公認会計士講座を選ぶ際に押さえるべきポイント
今回は、上の講座ランキングを作成するにあたって基準とした5つの項目について、より詳しく解説していきたいと思います。
講座価格
公認会計士の講座価格の相場は、1年向け・2年向けでほとんど変わらず67万円ほどです。
よって、受講の際にはかなりの大金を支払う必要があることはあらかじめ押さえておきましょう。
公認会計士講座は特に難易度が高いため、講義内容にとどまらずサポート体制の充実も必須なので、必ず価格だけで講座を選ばず、まずは講座内容の充実度を見るようにしましょう。
そのうえで、そのサービスに対して講座価格がしっかり見合っているかどうかを判断すると、自分の納得いく講座選びができるでしょう。
教材・講義のクオリティ
公認会計士試験は、難易度が非常に高いことから、学習内容の充実は講座を選ぶ際の必須条件です。
内容説明のわかりやすさは前提条件として、初心者でもしっかり実力を積み上げられる構成か・試験に即して重要範囲をしっかりと学べる構成かの2点を重点的に見ていくといいでしょう。
また、各講座独自の指導方針があるので、それらも自分に合うかどうかしっかり見ていくと、自分に適した講座を選べます。
サポート体制の充実度
公認会計士試験は、理解の難しい内容も多いことから、挫折するタイミングは必ず出てきます。
そのようなときにプロの講師から直接サポートを受けられる体制が築かれているかどうかは、実力を伸ばせるかを測るうえで非常に大切な要素になります。
担任制を採用しているか・予備校なら講師と常にコンタクトを取れるようになっているかの2点を特に重点的に見ていくことをおすすめします。
合格実績
多くの講座では合格実績を公表しているので、講座のクオリティを客観的に測定するためには不可欠な要素となります。
実績は主に合格者数・合格率に分かれ、それぞれの数字を見る際に注意するべきポイントが存在します。
合格者数では、ただ数を追いかけるだけでなく、分母数が大きいかを予備校の規模に応じて、ざっくり判断しながら見るようにしましょう。
合格率では、分母の数が極端に少ないかに注意が必要です。10人中4人合格で40%の合格率といっても信頼性は低いので、必ず一定の分母が確保されているかは必ず知っておくようにしましょう。
また、通信講座はその講座特性上合格実績を公表するのは困難であることも必ず押さえておきましょう。
会社の信頼性
公認会計士講座を展開する資格学校はどれも、業界内でよく知られた学校ばかりです。
よって、一定の信頼性は担保されているため、その点は安心していいでしょう。
そのうえで、講座ごとの口コミを見ながら、各講座でしっかりと品質にこだわりながら作成がなされているかを見ることで、その講座会社の本当の信頼性が浮かび上がってくるでしょう。
公認会計士受験の注意点
合格点は短答・論文式でそれぞれ設けられている
公認会計士試験は短答式が「企業法」「管理会計論」「監査論」「財務会計論」の4科目、論文式が「監査論」「租税法」「会計学」「企業法」+選択科目1科目の計5科目となっており、範囲は膨大となっています。
合格ラインは科目・試験毎に設けられており、具体的には
- 1科目でも40%の得点率がないと不合格
- 短答式試験で4科目合計で70%以上の得点率
- 論文式で5科目合計で52%以上の得点率
の3つが必要となります。
よって、苦手科目を放置して勉強してしまうと、科目での足きりに合う可能性が高いので、各科目まんべんなく勉強をこなしていく必要があるのです。
4000時間以上の勉強時間が必要
公認会計士試験に合格するためには、4000時間以上の勉強が必要といわれています。
これは、毎日5時間勉強しても最低2年以上かかる計算であることから、超長期間での試験対策を覚悟していく必要があります。
またこの数字は、学習経験者なども含めた一般的な数字であるため、会計初心者はこれよりも多い勉強時間が必要になります。
よって、暇な時間の多い大学生の受験が有利な場合が多いため、まとまって勉強できる期間で合格を勝ち取ることがおすすめです。
独学と講座の活用はどちらがベスト?
公認会計士試験は、国家資格の中でも最難関の部類に位置付けられるため、勉強期間は長期にわたります。
また、公認会計士の独学用の参考書は、他の宅建士や社労士などと比較するとかなり少ないので、教材面でもかなり不利に立たされます。
よって、独学での勉強はモチベーションや情報面から非常に困難を極めることから、基本的には予備校や通信講座の力を借りて学習を進めるようにしましょう。
各学校が勉強のやりやすさに強いこだわりを持って作成した講座がそろっているので、独学時よりもはるかに勉強がはかどること間違いなしです。
次回の試験日程を把握しておこう!
今年度は日程が変則的になっていることから、試験を受験する際には必ずホームページをチェックして、最新の試験日程を確認するようにしましょう。
令和2・3年度の試験日程はそれぞれ以下のとおりです。
令和2年度試験 | 日程 |
---|---|
第Ⅱ回短答式試験 | 8月23日 |
論文式試験 | 11月14~15日 |
令和3年度試験 | 日程 |
---|---|
短答式試験 | 2021年5月23日 |
論文式試験 | 2021年8月20~22日 |
よって、今から対策を始める場合は、来年度の短答式・論文式の試験に標準を合わせて講座を受講していくといいでしょう。