公認会計士に必要な勉強時間は?勉強法からスケジュール作成方法まで徹底解説!

更新日時 2020/04/06

「公認会計士試験に合格するためにはどれくらいの勉強時間が必要なの?」

「試験までの勉強スケジュールが知りたい!」

このようにお考えの方も多いのではないでしょうか?

公認会計士の合格率は、非常に低い事でも知られているように公認会計士は難関の試験です。

そこで今回は公認会計士の試験に合格する為に必要な勉強時間や勉強方法、スケジュールの作成方法まで紹介していきますので、ぜひ参考にしてみて下さい!

公認会計士の勉強法やスケジュールの作成方法についてざっくり説明すると

  • 試験の出題傾向と形式を知ることが大事
  • 勉強時間は4000時間が必要
  • 公認会計士はダブルライセンスもおすすめ

公認会計士の難易度はどれくらい?

勉強方法 公認会計士の合格率は低いと紹介しましたが、実際に公認会計士試験の難易度はどれくらいのものなのでしょうか?

いざ勉強を開始したとしても、まず何から学べばいいか分からない方も多いと思います。

今回は受験をする上で、押さえておきたい公認会計士の基本的な情報や勉強時間等を詳しく紹介します。

公認会計士試験の出題傾向と形式

公認会計士の試験は、大まかに紹介すると短答式試験・論文式試験に分かれています。

この二つについて詳しく紹介していくと、まず担当試験に関しては4科目でマークシート一択一式となっています。

論文式試験は5科目で、科目別に筆記試験です。 公認会計士になるためにはこの合計9科目を徹底的に勉強する必要があります。

一つ一つの科目が難しいので、全て合格して公認会計士になるというのは決して簡単な事ではありせん。

しかし、冒頭でも少し紹介したように公認会計士というのは資格所得後のメリットが大きいので、目指す方が多いのが現状です。

合格後、バリバリと働く自分の姿をイメージしながらコツコツ受験勉強に励む事が大切です。

勉強時間は4000時間以上必要

公認会計士を目指すため、勉強する時間はなんと4000時間以上が必要とされます。4000時間なんて、想像できますか?

公認会計士と比較される事の多い税理士という資格、こちらの受験に必要な時間は大体3000時間以上と言われています。

この事から、税理士よりも公認会計士を目指す際の勉強時間が長い事がわかります。

しかし三大国家資格として比較される事が多い弁護士取資格取得の勉強時間は6000時間以上なので、弁護士と比較すると簡単になっています。

勉強期間は2年が目安

上記では公認会計士になるための勉強時間は4000時間以上必要と紹介しましたが、大体受験準備に必要な日数は約2年間です。

もし仮に2年間毎日欠かさずに勉強すると、仮定しても1日の勉強時間は5時間半以上となります。

学生や時間に余裕がある方はまだしも働きながら公認会計士を目指すとなると毎日、勉強時間を確保するのは、難しいのではないでしょうか。

2年間というのはあくまで最低必要な日数であり、実際はこれ以上かかる事が当たり前で、長時間でかなりの学習量をこなす必要があります。

勉強時間は人によって変わる

上で少し紹介しましたがアルバイトや正社員として働いたり学生をしながら等、環境によって勉強時間は当然大幅に違ってきます。

そこで、ここからは大学生・社会人・資格に専念して勉強する人に分けてどれほどの勉強時間・勉強法が必要なのかを詳しくご紹介します。

大学生

勉強する事が主な大学生は公認会計士を目指す上での勉強時間を一番多く確保できるであろうと考えるのが普通です。

しかし、全ての学生が実家もしくは仕送りで生活しているわけではなく、アルバイトをしている学生も多くいます。

またサークル活動もあるので、サークルやアルバイトとの両立を考えながら勉強法を考えなければいけません。

優先順位を自分で決めながら受験プランを考えていく事が最も重要です。

ちなみに、アルバイトやサークル等を両立しながら公認会計士を目指す事を考えると学習時間の目安は1.5年~2年程と言われています。

社会人

現在働いている社会人は、忙しい仕事の合間を見つけながら勉強をします。ですから、まとまった勉強時間を確保するのが難しいのが現状です。

その場合、まずは短期間で勉強する事を諦めて、長期プランで自分なりのスケジュールを立てて勉強をすすめる事が大切です。

合格までの学習時間の目安は大体2年~3年です。

資格に専念して勉強する人

現在学生及び社会人をしておらず、資格所得する事に専念して勉強できる人は、当然まとまった勉強時間を毎日確保する事が出来ます。

人間というのは、時間に余裕があるとつい勉強を後回しにしてしまう傾向があります。

ですから常に一定時間、勉強する為のモチベーション管理が大切となります。

何かと両立しながらというわけではない為、時間がある分どの科目を優先的に勉強すべきなのかを事前にしっかりとスケジュールを立てます。

このようにきちんと、計画を立てる事で充実した勉強時間を使用できるという利点が生かせます。

合格までの学習時間の目安は1年~1.5年です。

合格率は低くきちんとした対策が必要

合格者数 合格率
H26年 1,102人 10.1%
H27年 1,051人 10.3%
H28年 1,108人 10.8%
H29年 1,231人 11.2%
H30年 1,305人 11.1%

先ほど、公認会計士試験は短答式試験と論文式試験があると紹介しました。

大体の合格率を別々に見てみると、短答式試験の合格率は12%前後で推移しています。

2006年には受験者数が2万人程度でしたが、徐々に減少傾向になり2000年代後半には1万人を切りました。

しかし、最近では徐々に回復傾向にあります。合格率は高い年では31%、低い年では4%です。論文式試験をみてみると、わりと合格率は高く平均では約35%と毎年安定しています。

受験者数も、その年にもよりますが2014年が一番低くそこから徐々に回復をみせています。

他の国家資格と比較しても公認会計士の合格率は11%前後と低いので、勉強時間もかなり必要である事は間違いないです。

公認会計士の出題内容

本

繰り返しにはなりますが、公認会計士試験は出題範囲が非常に広い為、多くの勉強時間が必要になります。

公認会計士試験では、分野ごとに難易度及び出題範囲が大きく事なってしまう為、合格するためにはどれほどの理解力が必要なのかを前もって知っておく事が大切です。

事前準備をしておくだけで公認会計士の合格率は上がります。

試験の全体を把握

公認会計士の試験科目は短答式試験が4科目、論文式試験が5科目と多いのが特徴です。

ここからは、短答式試験及び論文式試験の出題範囲についてをそれぞれ説明しまうので参考にしてみてください。

会計学

論文式試験においては、財務会計論と管理会計論を合わせ会計学として出題されます。

会計学というのは、株式・取引先等の利害関係者に向けて財政状態や経営成績を決算書類を用いて報告しなければいけません。

ですから正確な記録をするためにもルールや仕組みをしっかりと理解しておく事が重要です。

現在処理している事が全体の中でどのような意味を持っているのかも把握しておくと安心です。

監査論

公認会計士という資格というのは、大企業が公表する決算書にお墨付きを与えるという大切な業務である「財務諸表監査」を担う為の大切な資格です。

その中で監査論というのは、資格公認会計士が備えなければいけない価値観を含め、財務諸表監査等様々なルールの内容について学びます。

財務諸表監査等とにかくこまごまとしたルールが存在しますので、その意味やそれがなぜ必要であるのかまでをかみ砕いて、理解しておくと安心です。

企業法

会社法の中心である科目企業法は、企業の組織をはじめ運営や活動など、企業においての様々な関係を規律ために必要な法律です。

特に大切なのが株式会社に関する項目となってくるので、設立・運営にはじまり消滅するまでの諸規定を頭に入れておきます。

法律が絡んでくる科目であるため、法律特融の言い回しになれる事が大切です。

租税法

監査証明業務を行うためにも大切な科目租税法、法人税法の計算及び基礎理論をはじめとし、所得税法や消費税法等正しい構造的理解が問われます。

租税法は、幅広い分野からの基礎的概念の出題とされています。

会計法との関係性が非常に深い分野となりますので、租税法攻略につなげるためにもしっかりと勉強しておく事が大切です。

選択科目

公認会計士の試験では、自由に選択する事ができる選択科目試験もあります。経営学・経済学・民法・統計学の4つです。

自由に選択する事ができるので得意分野で受験するのもいいのですが、特に何を受験するか考えていない方は、経営学を選択する事をお勧めします。

理由としては、他の選択科目に比べボリュームが少なく、就職後も現場で生きる知識である事が挙げられます。

基本的な論点を広く浅く抑える事を大切にして効率的な学習を心掛けるようにしましょう。

ダブルライセンスもおすすめ

ダブルワーク 公認会計士という資格だけでもいいのですが、仕事の幅や開業のしやすさなどを考えると、税理士や弁護士、行政書士等の資格を複数持つことがおすすめです。 ここからは、ダブルライセンスのおすすめについてを紹介します。

税理士と相性がよい

公認会計士は税理士試験を受験せずに、登録する事が可能です。

税理士に登録する事で税務代理及び税務書類作成等も同時に行う事が可能です。

これらの業務は、会計業務と密接に関連するので、ダブルライセンスにする事で、より付加価値の高いサービスが出来ます。

USCPA取得でグローバルに活躍できる

USCPAというのは、米国の公認会計士資格の事を言います。

公認会計士がこの USCPAを所得しておく事で、一定の英語能力や米国会計基準等、基礎知識がある事を証明できます。

この事により、国際的な案件に関わりやすくなりチャンスが広がります。 嬉しい事に国際的案件は国内と比較しても非常に高い報酬を受け取れるケースが多い為、年収を上げていくチャンスにもつながります。

弁護士・行政書士とのダブルライセンスも

弁護士資格というのは、誰もが分かるように法律系資格の最高峰といわれるものです。

この弁護士の資格を取得する事により法律・会計・税務等ほぼすべての業務が行えるというメリットがあります。

また会社法や金融商品取引法の訴訟が得意なので、会社法及び金融商品取引法等を得意として、開業するケースが多いです。

行政書士は、税理士の資格と同様に無試験で登録する事が可能となっています。

行政書士が作成できる書類は1万種類を超えると言われていますので、業務の幅が広がります。なので登録しておく事をお勧めします。

スケジュールと勉強法はどうすればいいか?

スケジュール ここまでは、公認会計士を受験する際の試験範囲の特徴を解説しました。ここからは、実際に合格するためにはどのような勉強法がいいのかを詳しく紹介します。

勉強計画を立てていく

社会人や学生等、それぞれの環境により試験までに勉強できる時間というのは異なります。

ですから、1日の勉強時間やどれくらいの期間勉強しないといけないのかを決める必要があります。

ほぼ共通して言える事が、独学になるという事です。一つ一つのステップの目安時間を理解した上で、無理なく勉強する事が大切です。

様々な勉強方法があるのですが、基礎知識を詰める入門期は大体6時間程度、また過去問等の演習を行う機関には9時間ほど必要です。

長い時間を勉強にあてないといけないので、モチベーションが下がらないように無理のないスケジュールを立てる事が必要です。

各科目の勉強配分

公認会計士の試験はとにかく試験範囲が広い為、ひとつひとつの科目に時間をかけないといけません。

しかし独学での勉強法になるので、つい時間配分が偏りがちになる事もあります。

ですから各科目にどれほどの時間を当てないといけないのかを決める事が、最も重要です。

ちなみに短答式と論文式の両方に出てくる会計分野の財務会計論に関しては配点が高いので、全体の勉強時間の三分の一以上を当てるようにしておきましょう。

それ以外の科目は、苦手分野に応じて勉強時間を調整しておくと安心です。

独学合格は難しい?

公認会計士の勉強を独学でするという事は、自分のペースに応じて時間を設定したり、勉強科目を選択できるなどのメリットがあります。

しかしもちろんデメリットも多く、特にモチベーションの維持が難しかったり、テキストが少なく内容を十分に理解する事が出来ない事もあります。

上記で紹介した勉強時間はあくまでも目安なので、実際はそれ以上にかかる事も覚悟しておかないといけません。

独学をする際はまず勉強法を身につけよう!

公認会計士試験で独学で受験をせざるを得ないという人もいるのではないでしょうか。

その場合には実力が伸びる効果的な勉強法を身につけることで合格までの距離を縮めることができます

そんなときに読むとおすすめなのが資格学校のクレアールが出版している「非常識合格法」です。

この本では合格するためにどの部分を重点的にやればいいかといった合格に役立つ様々な情報がこれでもかと詰め込まれています。

現在このノウハウ本が先着100名様に無料でプレゼントされています。 このチャンスにぜひ手に入れておすすめ勉強法を学んでみましょう!

公認会計士の勉強時間まとめ

公認会計士の勉強時間まとめ

  • 公認会計士の試験は9科目もある
  • 合格までに約4000時間の勉強が必要
  • 合格率が低いので、きちんとした対策が必要
  • 弁護士や行政書士とのダブルライセンスもおすすめ

公認会計士の試験を受験するための勉強方法や対策を様々な側面から解説してきましたが、いかがでしたでしょうか。

勉強期間は約4000時間以上必要なのですが、これはあくまでも目安なので、その人の環境により勉強時間は、大幅に異なります。

公認会計士は所得する事で将来独立し、安定した収入につながりますので、ぜひ一度公認会計士の資格所得を検討してみてはいかがでしょうか!