公認会計士は高卒で合格可能?就職した際の年収から学歴と合格率の関連まで徹底解剖

更新日時 2020/04/06

「高卒だと公認会計士として就職できないの?」

「高卒で公認会計士になると不利な点やデメリットはあるの?」

このような疑問や不安をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

公認会計士は難関資格であるため、高学歴の人じゃないと合格できないイメージがありますが、実際は中卒の人や高卒の人でもなることができます。

就職した際の年齢や学歴別の合格率など、気になる点がある人も多いと思います。

こちらの記事では、高卒の人が公認会計士を目指すときの注意点などについて解説します!

高卒の公認会計士についてざっくり説明すると

  • 受験資格は一切無いため、高卒でも公認会計士になれる

  • 収入も高く、大卒以上の金額を稼ぐことも可能

  • 独立することで、さらに高い収入を狙うことも可能

  • 本気で合格を目指しているならば独学ではなく予備校などを利用するべき

公認会計士は高卒でもなれるの?

笑顔の女性

社労士や税理士などの士業系の国家資格では、受験資格が設けられている場合が多いです。

これらの多くは大卒以上の学歴を必要としているため、高卒ではこれらの資格を生かして就職できないことになります。

公認会計士試験も大卒以上じゃないと就職できないと思われがちですが、実際には受験資格が設けられていないため、学歴に関係なく中卒でも高卒でも受験することができます。

また、学歴以外にも実務経験や性別も関係ないため、門戸が広い資格となっています。

実際、受験される方は学生から社会人まで、実に多種多様です。

高学歴でなくても正しい勉強を行うことで合格することができるため、誰にでも平等な魅力的な資格と言えるでしょう。

自分が高卒で「何か武器になる専門的な資格が欲しい」と考えている人にとっては、誰でも平等に受験できる公認会計士は魅力たっぷりです。

高卒で公認会計士を目指すのはおすすめ?

参考書の画像

公認会計士は誰でも目指すことができますが、高卒の人が公認会計士資格を取得するのは簡単なことではありません。

果たして、困難を乗り越えてまで公認会計士の資格を目指す価値はあるのでしょうか?

公認会計士の業務内容

公認会計士の独占業務に、監査業務と税務業務があります。

監査業務とは、企業の財務会計資料である財務諸表が正しく作成されているかを第三者の視点からチェックすることです。

この監査業務が行われないと、企業が数字をいじって粉飾決算ができてしまいます。

粉飾決算が行われてしまうと、企業の信頼のみならず日本企業全体の信頼が損なわれてしまいます。

その結果、日本企業への投資意欲が抑制され、日本の景気に悪影響が出てしまうことにつながるのです。

このような自体を防ぐために、公認会計士が監査して日本の経済に寄与しているのです。

一方、税務業務とは税金に関する幅広い業務のことを指します。

具体的には確定申告や法人税の申告書などの際の税務書類の作成や、節税のアドバイスなどです。

法人税の申告はかなり複雑なので、一般企業の事務員だけで対応するのは非常に困難です。

そのため、企業経営者にとっては法人税の申告納付に関しては公認会計士に仕事を依頼したほうが確実なので、多くの公認会計士が活躍しています。

公認会計士に頼むことで計算の誤りを防ぐことができ、法人税の追徴課税などを未然に防ぐことにもつながるのです。

ちなみに、公認会計士は税理士としても登録することができるため、公認会計士に合格すると同時に税理士になることもできるのです。

資格取得のメリットは大きい

高年収を期待できる

それでは、中卒〜大卒の平均月収と年収を見てみましょう。

最終学歴 平均月収 平均年収
中卒 280,600円 3,805,900円
高卒 296,900円 4,236,500円
高専・専門卒 302,000円 4,399,400円
大学・大学院卒 398,900円 6,077,700円

公認会計士平均年収は892万円であり、これは一般的なサラリーマンの平均年収の2倍以上の数字です。

また、大卒の平均年収よりもさらに高い数値となっており、高給取りであることが分かります。

監査法人は役職が決められており、役職を上げることによって年収を上げることができます。

また、独立することで自分の営業努力次第で更に年収を上げることも可能となり、一般的な高卒の人よりも自分の可能性を広げやすいのです。

更に、公認会計士の資格を持っていると転職時にも公認会計士の資格の価値や実績が優先され、学歴で判断されることは少なくなります。

そのため、仕事の実績を着実に残していくことで、一般的な公認会計士と同じようなキャリアを歩むことも可能です。

高学歴の人と変わらず就職しやすい

公認会計士には有資格者しか行うことができない独占業務が多くあるため、就職活動の際には大きな武器となります。

資格を持っていることで自分の評価を大きく高めることができ、学歴はあまり重要視されなくなります。

また、公認会計士の人手は不足している状況にあるため、今後も高い需要が見込まれています。

つまり、公認会計士は学歴に関係なく就職できない状況になることは考えづらいのです。

就職・転職先で多くの選択肢がある

監査法人への就職以外にも、一般企業の経理や経営コンサルタントとして活躍できるなど、幅広い就職・転職の選択肢が出てきます。

また、資格がないと「高卒」や「中卒」という学歴をメインで見られてしまいがちですが、公認会計士を持っていると資格に注目してもらえるようになるため、自然と評価も高まります。

つまり、公認会計士を持っていることで学歴のデメリットを打ち消して、就職や転職で大卒以上に有利になる場合もあり得るのです。

学歴だけで判断されなくなる

独立すると、学歴は全く関係なくなり仕事を受ける上で学歴で判断されることはありません。

公認会計士として実務経験があるか、実績があるかどうかが重要であるため、学歴を気にせず自分のスキルを活かしてのびのびと働ける環境と言えます。

また、公認会計士の仕事は専門性が高く顧客から頼りにされるやりがいのあるものであるものです。

難関資格であることも相まって、社会的に尊敬を集めることができる存在になれるでしょう。

少ないがデメリットも存在

高卒で公認会計士を目指すデメリットとしては、何度受けても合格できず受験を断念した時に、自分の経歴に何も残らないことが挙げられます。

履歴書でアピールできる経歴や資格が無いと、当然ながら就職などは厳しくなってしまいます。

しかし、事前に自分が公認会計士としての適性があるかどうかの判断しておくことで、選考の場でうまくアピールすることはできます。

また、公認会計士の難易度は高いため少なくとも2〜3年は勉強中心の生活とすることは覚悟しなければなりません。

人によっては奨学金などの借り入れも視野に入れ、お金の調達をどうするのか目処をつけておくことは必須です。

もし不合格を繰り返してしまうと、借金が重くのしかかることも覚悟しておかなければなりません。

このような金銭的なリスクも踏まえて判断するようにしましょう。

高卒での公認会計士合格は可能?

女性の疑問

公認会計士の合格率は11.2%前後であり、国家資格の中でも難易度はトップクラスです。

そのため、合格率を見て諦めてしまう人も実際に多いです。

しかし、実際には高卒で合格されている人もいる試験であり、学歴問わずチャレンジできる試験なのですぐに諦めるのはもったいないです。

知識不足がネックになってしまう?

公認会計士試験で学ぶ知識は、学校などで学ぶ機会がほとんどありません。

経営学部・経済学部等で簿記などを学んでいた人は事前知識があり有利になることはありますが、受験生で公認会計士の範囲をきちんと把握している人は少ないのです。

つまり、難関大学にいても事前知識があるとは限らず、学歴によって事前知識にほとんど差は無いため、スタートラインは同じなのです。

実際に高卒の人で公認会計士として活躍されている人もたくさんいるため、受験において学歴は全く関係無いことがわかります。

学歴と合格率の関係性

まず、大学の偏差値と公認会計士試験合格率との関係のデータはありません。

公認会計士試験の合格者の約7割が大学生や予備校などの専門学校に通っている生徒であるため、受験者の大部分は大卒者で占められていることが分かります。

しかし、大卒だからと言ってこれらの人たちの合格率が高いといえばそんなことはありません。

学生の合格率は2019年度の試験では15%程度と、合格率としてそこまで高くはないのです。

つまり、学歴が高いからといって公認会計士の合格率も高いとは言えず、日頃の勉強の質と量が合格に直結しているのです。

日頃から丁寧にインプットとアウトプットを繰り返して本試験を意識した勉強をしていれば、自然と学力がついて合格ラインに到達することができるのです。

高卒の公認会計士受験生が陥るミス

高卒の方がよく陥りやすい失敗があるため、以下のような点には注意が必要です。

長期間継続して勉強できない

学歴に関係なく、勉強している中でわからない問題やいまいち理解しづらい論点に直面することは誰にでも出てきます。

学歴が高い人でも、インプットが中途半端になってしまい思うように点数が伸びないことは有り得るのです。

このような困難に直面した場合に、自分が高卒だからとネガティブに考えて自信を失ってしまい勉強を辞めてしまう人も多くいます。

しかし、繰り返しになりますが学歴に関係なく苦手分野や分からない問題は出てくるため、過度に心配する必要はありません。

基本的に学歴は関係ない試験なので、高卒・中卒であることを不利な条件だと思う必要は全くありません。

コツコツと正しい勉強を継続して、苦手分野などの困難に直面しても丁寧に勉強を進めて理解するように努める姿勢が何より大切なことなのです。

長期間に渡って計画的に勉強を進めていくためにも、学習スケジュールを組んでおくことは重要です。

無理のないスケジュールを組み、自分でモチベーションを持続できるように工夫していきましょう。

我流の勉強法に頼り勝ち

勉強に慣れていない人でもの場合、自己流の勉強法で勉強を進めてしまいがちです。

中卒の人や高卒の人は勉強に慣れていないことが多く、非効率な勉強をしてしまいがちなので注意しましょう。

我流の勉強法だと、自分の苦手分野は何か、得意分野な何かに気づきにくく、誤った分析をしてしまいがちです。

自分の得意不得意の分析を間違えてしまうと、同じミスを繰り返してしまいいつまでも苦手分野を攻略することができません。

結果、非効率な勉強を長期間し続けることになり、何年も不合格になり続けることも珍しくないのです。

せっかく頑張って勉強してきた時間を無駄にしてしまうだけでなく、テキスト代なども無駄になってしまう結果になるため、気を付けましょう。

もし我流の勉強で不安があったり、質問できないことでモチベーションが失せてしまう人は、予備校や通信講座を利用しましょう。

合格へのノウハウが詰め込まれている講座や教材を使うことで、合格できる可能性を飛躍的に高めることができます。

高卒で公認会計士の合格するには?

考える子供

公認会計士を目指す際の勉強法には、「独学」「通学制の予備校に通う」「通信講座を利用する」という3通りがあります。

高卒の人が公認会計士を目指す場合、独学でのチャレンジはデメリットが多くオススメできません。

情報をきちんと集めて判断

公認会計士の試験に関して、何の情報も知らないまま勉強を始めるのは非常に危険です。

闇雲にテキストを買って勉強しても、勉強のコツや試験の全体像を掴みづらいため、まずは情報収集を行って「これから自分はどのような勉強をしようとしているのか」を把握するようにしましょう。

具体的には、ネットや通信講座・予備校のパンフレットを取り寄せて情報を集めていくのが基本です。

合格者の体験記を読んでおいてポジティブなイメージを持っておくのも良いでしょう。

特に、通信講座や予備校の講座パンフレットには、試験に関する良質な情報が含まれているので何種類か資料請求して目を通すべきです。

予備校や通信講座のパンフレットは、信用できる情報ばかりなので、積極的に活用しましょう。

一方、インターネットなどには間違った情報なども含まれているので注意が必要です。

インターネットで情報を集める際には、正しい情報かどうかよく吟味しながら、自分で納得したうえで行動を選択することが必要です。

信用できない情報やデマに踊らされて勉強のモチベーションを損なわないように、気を付けましょう。

勉強法をクレアールの「非常識合格法」で身につけよう

公認会計士の勉強法に関する情報を集めたくても情報量が多すぎて何が大事なのかよくわからないという人も多いのではないでしょうか。

もし間違った勉強法をしてしまうと実力が上がらないなんてことにつながりかねず、努力の成果が正しく反映されません。

正しい勉強法で実力を上げて最短合格へ導いてくれるうってつけの1冊が資格学校のクレアールが出している「非常識合格法」となっています。

ここにはどの範囲を優先的に行うべきかといった情報から採点のからくりまで知って目からうろこの情報が多数載っており、読むことで今後の進むべき道がはっきりしてくるでしょう。

現在クレアールの「非常識合格法」が先着100名様に無料でプレゼントされています。この本を手に入れて公認会計士の勉強法についての情報をしっかり手に入れましょう!

合格を目指す強い意志を持つ

どの受験生にも言えることですが、長期間に渡る勉強をする上では合格を目指す強い意志が必要です。

強い意思がないとモチベーションを失いづらく、合格の可能性を秘めているのに勝手に一人で挫折してしまうこともあるので、挫けそうになったときは気を付けましょう。

特に、高卒の場合は「無理でしょう」など、ネガティブな言葉をかけられることが多く、心が折れてしまうような場面が多いです。

合格を目指すのであれば、見返すつもりでこれまで以上に勉強を頑張るくらいの強い意志が重要です。

強い意志を持ち続けることで勉強のモチベーショに保つことができ、勉強を長期間続けられるのです。

きちんとしたテキストを使う

高卒の方の場合、簿記の勉強はしたことがあっても公認会計士の試験範囲を学んでいたという方はかなり少数でしょう。

そのため、教材は初学者でも学びやすく全体像をイメージしやすいものを選ぶと良いでしょう。

最初は初歩的なテキストを使い、徐々に難しいテキストや応用の利いた問題集を使うのも効果的です。

特に、公認会計士試験の独学用テキストでは「スタンダード財務会計論」がとてもおすすめです。

このテキストは元試験委員が作成しており、試験の頻出内容を詳しく解説しているため、勉強方向性を間違えることなく効率の良い勉強が可能です。

テキスト選びに迷い、どのテキストを買うべきな悩んでしまった場合は、「スタンダード財務会計論」を選ぶと良いでしょう。

独学合格はかなり厳しい

大卒の人は勉強経験が豊富で、勉強のコツを掴んでいるかどうがが高卒の人と学歴が高い人たちとの大きな差となります。

もちろん高卒でも地頭が良い人はいますが、大学受験や資格試験などを受けている大学生の方が勉強のコツを掴んでいることが多いのです。

この差を埋めるためには、独学ではなく予備校や通信講座を利用してプロの指導を受けるべきです。

そこで、正しい効率的な勉強のやり方を教えてもらい、身に着けていくことで確実に力がついていきます。

実際に、独学でチャレンジして失敗した人が、通信講座等を利用して無事に合格したという話は非常によくあります。

独学で何年も不合格になり続けてしまうと、就職や転職、独立機会といったチャンスを逃すことになってしまい、貴重な時間を無駄にしてしまいます。

その結果、実務経験を積むこともできず公認会計士を取得するメリットを十分に享受できなくなる恐れがあるのです。

そのため、勉強に不安を抱えている人は最初から効率の良い勉強法を選択し、一発合格を目指すのが良いでしょう。

特別な事情が無い限りは、独学は避けるべきなのです。

公認会計士に向く性格と向かない性格

働く女性

学歴は関係ない、公認会計士の向き不向きを紹介します。

几帳面で正義感が強い人は向く

公認会計士の代表的な仕事である監査業務は、企業の粉飾決算を防ぐ意味でも非常に社会的意義があります。

ここで、「ちょっと違うけどまぁいいか」と流してしまったりすると大問題となってしまうため、正義感の強い人が公認会計士に向いています。

また、細かいミスも見逃さない正確な仕事や計算能力が求められるため、几帳面であることも公認会計士の資質として求められます。

これらの性格は学歴とは全く関係ないため、実際の職務をイメージしながら日頃の勉強も行うようにしましょう。

大雑把で適当な人は向かない

一方で、ケアレスミスが多かったり計算ミスを見逃してしまったりと、大雑把な性格の人は公認会計士に向きません。

ミスを見逃してしまうことで公認会計士の信頼そのものに傷が付くだけでなく、多くの人に迷惑をかけてしまいます。

責任感を強く持ち、適当な仕事ぶりでは納得できないような人でなければ、公認会計士は勤まりません。

高卒の公認会計士まとめ

高卒の公認会計士まとめ

  • 多くの企業で活躍することができ、キャリアの選択肢も大きく広がる

  • 取得すれば学歴を見られることはほとんど無く、のびのびと就活ができる

  • 大卒だからといって合格率が高いわけではないため、学歴を気にする必要はない

  • 難関試験なので、勉強に不安があれば予備校や通信講座を利用するべき

公認会計士は大卒以上じゃないと就職できないというイメージが覆ったと思います。

実際には誰でも目指すことができ、取得することで高収入を狙うことができる資格であるため、中卒の人でも高卒の人でも積極的に取得を検討してみてください。

しっかりと長期間に渡って努力し、勉強を重ねて試験に備えれば、十分に合格できる学力を身に着けることができます。

独立を考えている人にとっても非常に使い勝手が良い資格なので、キャリアアップのためにも収入アップのためにも、公認会計士の勉強を始めましょう!