Webデザイナーにおすすめの資格10選を紹介!試験概要や難易度を解説!

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「Webデザイナーになるにはどうすれば良いの?」

「Webデザイナーを目指しているのだけれど、おすすめの資格はどれ?」

このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか?

一口にWebデザイナーと言っても、Webデザイナーに関する資格は数多くあります。どの資格を取得すれば良いのかわからない、という人も一定数存在するでしょう。

そこで、今回はWebデザイナーにおすすめの資格10選を詳しく紹介します。具体的な仕事内容についても解説しますので、ぜひ参考にしてください。

Webデザイナーにおすすめの資格についてざっくり説明すると

  • Webデザイナーと言っても仕事の幅は広い
  • Webデザイナーの資格を取得するメリットは多い
  • 資格は目的と難易度を踏まえた上で選択するのがおすすめ

そもそもWebデザイナーとは?

原っぱと山と太陽のイラスト Webデザイナーとは、Webサイトをデザインする人たちのことです。具体的にはPhotoshopやIllustratorなどのグラフィックソフトを使用し、Webサイトをデザインしていきます。

以下ではWebデザイナーの仕事内容や必須のスキルまで詳しく解説していきます。

Webデザイナーの仕事内容

Webデザイナーの主な仕事は、依頼されたWebサイトのデザインを練って作成していくことです。依頼人は企業もあれば個人の場合もあります。

クライアントには自分のイメージがあり、そのイメージに沿ったデザインに構成していく必要があります。具体的な手順について、詳しい内容と共に以下で解説します。

構成・レイアウト決め

クライアントと話し合いながら、レイアウトや構成を決定していくところからスタートします。クライアントが頭の中で思い描いているイメージを、正確に形にしていく必要があるため、話し合いは必要不可欠です。

話し合いだけでは、具体的な構成やレイアウトのイメージは明確になりません。そこで、希望のサイトにするための基本構成やボリューム感などを調整しながら、簡単なデモデザインを作成するケースもあります。

その上で、Webデザイナーの知識やスキルを盛り込みながら、Webサイトを見る人の琴線に触れるようなイメージに作り上げていきます。ここは、Webデザインの腕の見せ所でもあります。

Webサイトの根幹となるデザイン作成

次にWebサイトの根幹となるデザインを作成します。この段階では、クライアントと話し合いながら簡単な根幹を作成することもあります。実際に見てもらいながら、大まかな根幹を決定するのです。

実際のデザイン作成にはIllustratorやPhotoshopといったグラフィックソフトを使用していきます。

ここで、Webサイトの配色やロゴ・アイコンの配置等を決めていくのです。

ここは、Webサイト作成でも重要な部分なので、クライアントとの対話は欠かせません。

実際にコーディングを行う

クライアントに確認してもらいながらレイアウトがある程度決まったら、次はコーティングを行う作業に移ります。コーティングとはhtmlやcssなど活用して、さらにレイアウトデザインを形にしていく作業です。

文章や画像はhtmlで表示し、配置やフォントのデザイン・色・サイズはcssで指示します。更にJavaScriptで、文字や画像などの動きを表現します。

コーティングは最終的なデザインの調整です。htmlやcssなどの言語が間違っていると、イメージとは異なるデザインになってしまいます。

また、htmlやcssを使ってミリ単位での調整も行います。レイアウトが1㎜違うだけで、サイトのイメージは異なるからです。

これらからコーティングの作業には、集中力と根気強さが必要不可欠です。

完成後のフォローに回ることも

Webサイトが完成したからと言って、それで仕事は終了になるわけではありません。Webサイト作成を依頼した人の中には、運営方法がわからない人もいるからです。

Webサイトは定期的にメンテナンスをしたり更新したりする必要があります。依頼者がこれらの作業に慣れていない場合は、Webデザイナーがメンテナンスや更新を行うということもあります。

クライアントとの対話は常に必要

ホームページ作成は、クライアントからのヒアリングが必要不可欠です。時間をかけてホームページ作成をしても、クライアントのイメージにそぐわなければ意味がありません。

クライアントのイメージや希望は、その都度変化していきます。そのため、こまめに対話を行いながらホームページ作成をしなければいけません。正確に希望やイメージを知るためにも、コミュニケーション能力は必須です。

しかし、Webディレクターが間に入ることで、クライアントとの接触がない場合もあります。その場合は、Webディレクターとこまめに対話をし、情報を聞きながらホームページ作成を行います。

Webデザイナーの働き方は主に4つ

一口にWebデザイナーと言っても、実際の働き方は大きく4つに分けることができます。

まず1つ目は製作会社に勤めるという働き方です。基本的にはクライアントの要望に合わせてホームページ作成を行います。会社の規模にもよりますが、さまざまなジャンルに携わることになるでしょう。

2つ目はインハウスデザイナーです。簡単に言えば会社のお抱えデザイナーで、自社のホームページ作成や運営などを行います。

3つ目はフリーランスという働き方です。引き受ける仕事の内容や仕事量の調整が可能である点が大きな魅力となります。仕事はリモート作業で行うこともあれば、事業所に常駐するケースもあります。

4つ目は派遣です。Webデザイナー専門の派遣会社に登録し、ホームページ作成などの仕事を行います。フルタイムで働くケースもあれば、短時間や短期間で働く場合もあります。

Webデザイナーとして必須の知識・スキル

Webデザイナーとして活躍するには必要不可欠な知識やスキルが2つあります。それは以下の通りです。

  • グラフィックを作成するためにPhotoshopやIllustratorなどの知識とスキル
  • コーティングを行うためにhtmlやcssやJavaScriptなどの知識とスキル

上記2点の知識とスキルがなければ、ホームページ作成やWebデザインを行うことは難しいでしょう。最低でもこれら2点のスキルや知識はしっかり保有していなければいけません。

Webデザイナーの年収

Webデザイナーの平均年収は300~400万円程度と言われています。しかし、会社の規模や働き方によって年収は変動するため、必ず平均年収程度の収入があるとは限りません。

年収を上げるためにはhtmlやcssとは別に、JavaScripや最近ではWordPressについての知識もあると良いでしょう。すると年収は400~500万円程度に上がります。

特定の仕事内容だけでは高い収入は得にくいため、Webデザイナーとして高い年収を得るためには、幅広い仕事を引き受ける必要があります。

このように幅広い仕事を引き受けられるようになると、希少価値は上がり給料もアップするでしょう。

Webデザイナーになるための方法

Webデザイナーになるためにはどうすれば良いのでしょう。具体的な方法について紹介します。

資格は必須でないことは理解が必須

Webデザイナーは独占業務ではありませんし、独占業務が存在する仕事もありません。そのため、特別な資格がなくてもWebデザイナーとしての仕事を請け負うことは可能です。

基本的には資格の有無や経験・年齢を問わず、誰でもなることができる職業です。しかし、実際にはそんなに甘い業界ではありません。

デザインスキルがあると有利

Webデザイナーは独占業務ではないため、資格の有無や年齢などを問わず誰でもなれる仕事です。しかし、Webデザイナーに求められるスキルがあった方が、就職や転職はスムーズに進みます。

Webデザイナーに求められるスキルは、上の項目で紹介したグラフィックとコーティングの2つです。これらを身につける方法として、主に次の3つが存在します。

  • 市販のテキストを購入して独学
  • 通学や通信の講座を活用する
  • Webデザイナーのアシスタントとして経験値を伸ばす

特別な資格は必要ないため、上記いずれかの方法で必要な知識やスキルを身につけることが可能です。

選考時にポートフォリオを提出する必要がある

Webデザイナーとしての仕事を請け負う時、書類選考としてポートフォリオの提出を求められるケースが多くあります。クライアントのイメージと合致しているかどうかを事前にチェックするためです。

申し込みは殺到するため、採用担当者は膨大なポートフォリオのチェックをしなければいけません。ここで、独自のスタイルや特徴をアピールできなければ、選ばれる可能性は低くなるでしょう。

Webデザイナーに向いている人の特徴

Webデザイナーに向いている人の特徴として、以下の3つが挙げられます。

  • 創作意欲が強い人
  • 強い探求心がある人
  • 自分なりのこだわりがある人

Webデザイナーは、ただ単にクリエイティブな能力があるというだけでは不充分であることが、上の特徴からわかるでしょう。

特に「自分なりのこだわりがある人」は大変重要な素質です。独創的な発想で新しいものを生み出す能力が高いと言えるからです。

他者と似たようなデザインを求める人はほとんどいません。会社ともなればなおさらです。独創的なデザインや発想で、見る人の琴線に触れることができるWebサイトを作ることが求められます。

そのためには、上記3点の特徴がある人が向いていると言えます。中でも「自分有のこだわりがある人」は、特にWebデザイナーに向いていると言えるでしょう。

Webデザイナー資格を取得するメリットは豊富

高くジャンプする男性と女性 Webデザイナーになるために資格は不必要です。しかし、実際に就職活動や転職活動を行う際には、資格があった方が有利です。

ここでは、Webデザイナーが資格を取得することで得られるメリットについて紹介します。

基本知識を体系的に習得できる

Webデザイナーが資格を取得することで、仕事で必要な基本的知識を習得することが可能です。資格試験で出題される内容の多くは、実務で必要となる知識やスキルでもあるからです。

資格取得を目指して勉強した方が、着実に必要な情報や知識を身につけることが可能です。「合格」と言う文字があることで、気持ちやモチベーションがさらに上がること間違いなしでしょう。

未経験でも一定の能力をアピールできる

資格取得をしていると、未経験でも一定の能力をアピールできるというメリットもあります。未経験の人は、面接などで自分をアピールする材料がほとんどないからです。

想像してみてください。未経験のWebデザイナー希望者が2人面接に来たとします。1人はWebデザイナーに関する資格を保有していますが、もう1人は資格もありません。どちらが選ばれるかは、容易に想像できるでしょう。

また、1人が資格なしの経験者であっても、求めるスキルや知識がないとなれば、未経験でも求めるスキルや知識が含まれた資格を持っている人が選ばれることもあります。

よって、資格は持っていることに越したことはないのです。

Webデザイナーのおすすめ資格10選

本棚に並んだたくさんの本 Webデザイナーに関する資格は数多く存在します。ここではその中でも特におすすめの資格を10個に絞り込んで紹介します。

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、Web資格の中で唯一国家資格として認定されている試験です。合格すればウェブデザイン技能士として仕事をすることが可能です。

ウェブデザイン技能検定は1~3級まであります。1級や2級は受験資格が設けられていますが、3級は誰でも受験することが可能です。ちなみに3級に合格してもウェブデザイン技能士として仕事をすることができます。

試験は筆記と実技試験の2つが行われます。国家試験という点も考慮に入れて、Webデザイナーとしての実力を証明するには大変良い資格試験と言えるでしょう。

国家資格と言うと難しいというイメージがありますが、3級の難易度はあまり高くありません。門戸も広く開かれているので、これからWebデザインとして活躍しようと考えている人にはちょうど良い試験でもあります。

ただし、2級や1級は国家資格と呼ばれるにふさわしい高い難易度です。特に1級は受験資格の内容も厳しいため、受験する際は覚悟が必要です。しかし、その分高いスキルを持ったウェブデザイン技能士として認められます。

Webデザイナーとして長く仕事に携わるつもりなら、ウェブデザイン技能検定を受験して国家資格でもあるウェブデザイン技能士を目指すことをおすすめします。

資格の概要は以下のとおりです。

項目 内容
試験方式 学科試験は筆記試験:「多肢選択法」「真偽法」形式
課題選択方式
試験時間 3級 学科45分 実技60分
2級 学科60分 実技120分
1級 学科90分 実技180分 ペーパー実技60分
合格基準 学科 70点以上
実技 70点以上(各作業分類において配点の60%以上を得点すること)
受験資格 【3級】ウェブの作成・運営の業務に従事しているまたは従事する予定のある者
【2級】2年以上の実務経験がある者/職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了した者/協会が認めた大学または高度職業訓練を卒業・修了した者/3級の技能検定に合格した者
【1級:実技試験】2年以内に1級の技能検定の学科試験に合格した者
【1級:筆記試験】7年以上の実務経験がある者/職業高校、短大、高専、高校専攻科、専修学校、各種学校卒業又は普通職業訓練修了後、5年以上の実務経験がある者/協会が認めた大学卒業後、3年以上の実務経験がある者/協会が認めた高度職業訓練を修了後、1年以上の実務経験がある者/2級の技能検定に合格した者で、その後2年以上の実務経験がある者
受験料 【3級】学科: 5,000円 / 実技: 5,000円 (35歳以上)または3,000円(35歳未満)
【2級】学科: 6,000円 / 実技: 12,500円(35歳以上)または7,000円(35歳未満)
【1級】学科: 7,000円 / 実技: 25,000円 (ペーパー実技を含む)

上記の合格基準のうち、「実務経験」として認められているのはWeb作成や運営業務です。それ以外は認められていないので注意してください。

Webクリエイター能力認定試験

Webクリエイター能力認定試験は、サイトの制作からデザインの手法までWebサイトに必要な知識を一通り学ぶことができる資格です。累計14万人が受験する信頼性の高い資格でもあります。

試験はエキスパートとスタンダードに分かれており、具体的な内容は以下の通りです。

試験 内容
エキスパート レイアウトや色彩などを考慮したWebデザインの表現ができる。マルチデバイス対応やスクリプトを用いた新規サイトの構築ができる。
スタンダード セマンティックWebの理解とHTML5のマークアップ。htmlの構造を維持したcssの活用とレイアウト表現。

合格率は2019年度で90.5%とかなり高く、難易度は低いと考えられるため、初心者が受験するにはちょうど良い資格と言えるでしょう。

試験概要は以下のとおりとなります。

項目 内容
試験方式 【エキスパート】知識問題:多肢選択形式/実技問題:課題についての解答データを提出
【スタンダード】実技問題:課題についての解答データを提出
問題数 【エキスパート】知識問題:20問/実技問題:1テーマ
【スタンダード】1テーマ
試験時間 【エキスパート】知識問題:20分/実技問題:200分
【スタンダード】130分
合格基準 【エキスパート】知識・実技の合計点で65%以上の得点
【スタンダード】実技試験の合計点で65%以上得点
受験料(税込) 【エキスパート】7,500円
【スタンダード】5,900円
受験資格 なし

上記はHTML5対応の試験内容です。XHTML1.0やHTML4.01に対応した試験も実施されていますが、現在主流となっているのはHTML5です。

Webクリエイター能力認定試験については以下で詳しい内容をご覧ください。

Webデザイナー検定

Webデザイナー検定は、Webデザインに必要な知識が網羅的に学習できる資格です。コンセプトの考案から実践的な作業、評価や運用まで行います。

試験はベーシックとエキスパートの2つに分かれています。ベーシックの方が内容の難易度は低めなので、初心者におすすめの資格です。

項目 内容
試験方式 マークシート
問題数 10問
試験時間 【ベーシック】60分
【エキスパート】80分
合格基準 100点満点中70点
受験料(税込) 【ベーシック】5,600円
【エキスパート】6,700円
受験資格 なし

Webクリエイター能力認定試験については以下で詳しい内容をご覧ください。

Photoshop®クリエイター能力試験

Photoshop®クリエイター能力試験は、画像編集ソフトPhotoshopの操作スキルを測るための試験です。画像ファイルの作成や特定作品の作成などの認定を行います。

試験内容は実践的であるため、試験勉強や本番での試験を通じて実践的なPhotoshopのスキルを身につけることが可能です。

試験はスタンダードとエキスパートに分かれています。合格率は2019年度での平均が75%とかなり高く、難易度は低い試験であるため、入門的な試験と言えるでしょう。

試験概要は以下のとおりです。

項目 内容
試験方式 【スタンダード】実技問題と実践問題:共に実技形式
【エキスパート】知識問題:多肢選択形式/実技問題と実践問題:実技形式
問題数 【スタンダード】実技問題:7~9問/実践問題:1テーマ
【エキスパート】知識問題:4~6問/実技問題:4~6問/実践問題:1テーマ
試験時間 【スタンダード】第1部:40分/第2部:90分
【エキスパート】第1部:50分/第2部:90分
合格基準 【スタンダード】実技問題:65%以上/実践問題:70%以上
【エキスパート】知識問題:65%以上/実技問題:65%以上/実践問題:70%以上
受験料(税込) 【スタンダード】7,600円
【エキスパート】8,600円
受験資格 なし

Photoshop®クリエイター能力認定試験の詳細は下記の記事をチェックしてください。

Illustrator®クリエイター能力認定試験

Illustrator®クリエイター能力認定試験は、グラフィックソフトIllustratorの操作スキルを測るための試験です。基本的な操作はもちろん、ニーズに合わせたコンテンツ作成などを行います。

Illustratorは出版業界や印刷業界では使えることが当たり前になっているソフトです。試験を通じて実践的なスキルを身につけることで、出版業界や印刷業界への就職や転職の道が拓けるでしょう。

2018年の合格率は70.4%と比較的高めのため、難易度はあまり高くないことが予想されます。

項目 内容
試験方式 【スタンダード】実技問題と実践問題:実技形式
【エキスパート】知識問題:多肢選択形式/実技問題と実践問題:実技形式
問題数 【スタンダード】実技問題:7~9問/実践問題:1テーマ
【エキスパート】知識問題:4~6問/実技問題:4~6問/実践問題:1テーマ
試験時間 【スタンダード】第1部:40分/第2部:90分
【エキスパート】第1部:50分/第2部:90分
合格基準 【スタンダード】実技問題:65%以上/実践問題:70%以上
【エキスパート】知識問題:65%以上/実技問題:65%以上/実践問題:70%以上
受験料(税込) 【スタンダード】7,600円
【エキスパート】8,600円
受験資格 なし

Illustrator®クリエイター能力認定試験の詳細は下記の記事をチェックしてください。

アドビ認定試験のおすすめは主に2種類

Webデザイナーの試験として、アドビ認定試験もおすすめです。その中でも特におすすめの試験を2つ紹介します。

アドビ認定アソシエイト

アドビ認定アソシエイトとは、アドビ製品のソフトのスキルがどれくらいあるかを測るための試験です。

アドビ認定アソシエイトの試験にはPhotoshopとIllustratorの2つの科目があります。それぞれに独立した試験なので、各科目ごとに認定されます。

項目 内容
試験方式 選択問題(択一・複数)、並び替え問題、操作問題
問題数 40~45問
試験時間 50分
受験料(税込) 10,780円
受験資格 なし

上記は「Photoshop CC」と「Illustrator CC」の2科目の試験内容です。方式や問題数、合格基準など、上記で挙げている項目はすべて同じです。

Adobe認定エキスパート

Adobe認定エキスパートとは、アドビ製品の中でも主力である「Photoshop」と「Illustrator」の専門的知識やスキルを測るための試験です。デザインはもちろん、映像編集などを行う人にとってもおすすめの試験です。

検定名に「エキスパート」とついているように、普段では使用しないようなスキルも問われるため、難易度はかなり高めと言えるでしょう。

項目 内容
試験方式 CBT形式の選択問題
問題数 60~90問
試験時間 1~2時間
受験料(税込) 19,800円
受験資格 なし

HTML5プロフェッショナル認定資格

HTML5プロフェッショナル認定資格は、HTML5やCSS3JavaScripと言った最新のマークアップに関するスキルや知識を測るための試験です。

マルチデバイス対応や最新のマルチメディアに対応したコンテンツの開発などの能力が問われます。ホームページ作成に必要不可欠な知識やスキルが、高いレベルで習得できるでしょう。

項目 内容
試験方式 CBT形式のマウスによる選択方式
問題数 【Level2】40~50問
【Level1】約60問
試験時間 90分
受験料(税込) 16,500円
認定基準 【Level2】HTML5 レベル2試験合格者で、HTML5レベル1認定を持っている者
【Level1】HTML5 レベル1試験の合格者

HTML5プロフェッショナル認定試験の詳細は下記の記事をチェックしてください。

マルチメディア検定

マルチメディア検定は、デジタルコンテンツや情報技術の知識とマルチメディアへの応用スキルを測るための試験です。

試験で問われる内容は、主にビジネスシーンで活躍する知識やスキルがほとんどです。取得しておけば、企業常駐のWebデザイナーという道も拓けるでしょう。

試験はエキスパートとスタンダードの2種類があります。スタンダードは基礎的な知識のみとなっており、エキスパートは専門的知識を必要とする問題が多く出題されます。

項目 内容
試験方式 マークシート
問題数 10問
試験時間 【ベーシック】60分
【エキスパート】80分
受験料(税込) 【ベーシック】5,600円
【エキスパート】6,700円
受験資格 なし
合格基準点 100点満点中70点

マルチメディア検定試験の詳細は下記の記事をチェックしてください。

色彩検定

色彩検定はWebデザイン系の資格ではありません。しかし、Webデザインでは色の感性を磨くことが必要不可欠であるため、色彩感覚を鍛えるには色彩検定の受験がおすすめです。

色彩検定は1~3級と、ユニバーサルデザインに特化したUC級の4つに分かれています。UC・2・3級の難易度は比較的低めですが、1級の難易度はやや高めです。

試験概要は以下のとおりです。

項目 内容
試験方式 【3級】マークシート
【2級・UC級】マークシート(一部記述)
【1級】1次:マークシート(一部記述)/2次:実技(一部記述)
問題数 【2級・3級】約100問
【UC級】約80問
【1級】1次:約100問/2次:4~5問
試験時間 1級:1次2次それぞれ90分/2級:80分/3級:70分/UC級:60分
合格率(2019年度) 1級:44.7%/2級:67.4%/3級:74.4%/UC級:88.6%
合格基準 満点の70%前後
受験料(税込) 1級:15,000円/2級:10,000円/3級:7,000円/UC級:6.000円
受験資格 なし

色彩検定の詳細は下記の記事をチェックしてください。

Webデザインは講座でも学べる

金融ビル

ここまで、Webデザインのスキルを学ぶ方法として、資格取得という方法を紹介してきましたが、他にも講座を使ってプロから直接指導をもらい知識を習得するという手段もあります。

特に、Udemyでは一流の講師に低価格で指導をもらえることから、非常に実りの多い機会を提供してくれるでしょう。

Webデザインの講座はたくさんあるため、今回はその中でも特におすすめの講座を2つ紹介します。

初心者がまず受けたい講座

初心者の方にまず受講をおすすめしたい講座は、「未経験からプロのWebデザイナーになる! 400レッスン以上の完全マスターコース」が挙げられます。

この講座は、全422レッスンが詰まっており授業とチャレンジ課題をこなしていくことで実力を身に着けていく仕組みとなっています。

Webの基本知識からHTML・CSSのコーディング、Photoshopの使い方まで、サイトを作るうえで必須の知識が盛りだくさんの講座となっているので、Webデザインに興味のある人はぜひ一度チェックしてみるといいでしょう。

Udemyの公式サイトはこちら

ホームページ制作の技術を習得したい人

ホームページの製作技術を習得したい人におすすめの講座として、「HTML5+CSS3  手を動かしてマスターする WEBデザイン/プログラミング動画講座」が挙げられます。

この講座は、最新のHTML5とCSS3を活用してWebサイトを制作することに特化した内容となっており、実際の作業を一つずつ体験しながらHPを作ることができます。

実戦での活用を重視した講座となっているので、サイト作成に必須のノウハウを効率よく学びたい人におすすめです。

Udemyの公式サイトはこちら

Webデザイナーにおすすめの資格についてまとめ

Webデザイナーにおすすめの資格についてまとめ

  • 取らなければならない資格はない
  • 資格を取得しておくと就職や転職で有利になる
  • おすすめはWeb資格で唯一国家資格のウェブデザイン技能検定

Webデザイナーのおすすめ資格について解説してきました。Webデザイナーは独占業務ではないため、絶対に必要な資格はありません。

しかし、就職や転職する際には資格取得は強みになります。目指すのなら唯一の国家資格であるウェブデザイン技能検定をおすすめします。アピールポイントとして大きな役目を果たしてくれるでしょう。

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