JavaScriptの勉強におすすめ資格3選を紹介!試験概要・難易度から取得メリットまで解説
「JavaScriptの勉強を始めたいのだけれどいい方法はない?」
「JavaScriptに特化した資格ってあるの?」
このような疑問をお持ちの方もいらっしゃるのではないでしょうか。
Webデザイナーやホームページ作成において、JavaScriptの知識やスキルは必要不可欠です。JavaScriptの勉強を集中的にやりたいと思う人もいるでしょう。
そこで、JavaScript習得におすすめの資格を紹介します。メリット・デメリットや勉強法も解説しますので、参考にしてください。
JavaScript習得におすすめ資格についてざっくり説明すると
- JavaScriptはWebサイトを動かすために必須の言語
- JavaScriptにおすすめの資格は3つ
- 勉強法は参考書のほかにも講座や学習サイトなど豊富に存在
JavaScriptの概要
JavaScriptは、Webサイトを表示するために必要なプログラム言語です。アプリ解説にもJavaScriptは使われており、使用範囲が大変広いプログラム言語でもあります。
ライブラリやフレームワークなどが多数誕生していることもあり、幅広い層から支持を受けています。それだけさまざまな場面で活用できるプログラム言語だということです。
これからもJavaScriptの必要性や需要は高まっていくため、学習価値の大変高いプログラム言語であると言えます。
JavaScriptを使うメリットは大きい
JavaScriptが幅広く支持されているのは、メリットが大きいからです。その具体的なメリットについて解説します。
初心者でも始めやすい言語
JavaScriptは、ChromeやInternet Exprolerなどのブラウザとテキストエディタさえ整えればすぐに実装可能です。Webサイトを構築する言語には他にも多数ありますが、JavaScriptは参入障壁がかなり低い言語です。
言語の中身はあまり複雑ではなくWebデザイナーでも記述できるレベルなので、幅広い人が学習しやすい言語でもあります。
世界で広く使われている
JavaScriptは、世界中で使われている大変有名なプログラム言語です。プログラミング言語を使用している人は世界で1170万人以上存在し、その中でもJavaScriptは最大級の利用者を誇っています。
国が変わってもプログラミング言語は変わることがありません。利用者が最も多いJavaScriptを学習すれば、日本を飛び出して世界のさまざまな場面でも活躍できるでしょう。
JavaScriptを使える人材のニーズが高い
ネット上での大手求人サイトでは、JavaScriptの技術者を募集する求人が1,000件を超えています。それだけ求めている人が多いということです。
求人が大変多い理由の一つに、Webサイトの運営が挙げられます。多くのWebサイトの制作や運営には、JavaScriptが必要不可欠です。そのため、多くの人たちがJavaScript技術者を求めています。
今後も需要が減ることはなく、むしろ独自のWebサイト構築のためにJavaScript技術者を求める声は高まっていくと予想されます。
多くのブラウザに実行環境がついている
現在、Webサイトを閲覧するために使用するブラウザは数多く存在します。Google ChromeやInternet Explorerはもちろん、SafariやFireFoxで閲覧する人も多くいます。
JavaScriptは、このような多くのブラウザにほぼ対応しています。Google Chromeでは動く画像がFireFoxでは動かない、ということはないのです。
このような汎用性の高さが人気の大きな要因となっているのです。
フロント・サーバーエンドの両方の環境で開発できる
JavaScriptは、もともとはブラウザで閲覧するフロントエンドでの開発がメインでした。しかし、現在はNode.jsと呼ばれるソフトが追加されたことで、サーバーエンドでも開発が可能です。
フロントエンドとサーバーエンドの両方の環境で開発できるようになったことで、JavaScriptが使われる場面や環境はさらに広がりました。それに比例して、JavaScriptの需要はますます高まっていくでしょう。
テンプレが豊富にそろっている
JavaScriptはさまざまな場面で使用されることが多いため、その目的に合わせたテンプレが豊富にそろっています。目的に合わせたフレームワークやライブラリが、すでに用意されているということです。
ゼロから開発する必要がないため、開発のスピードや効率が上がるというメリットが生まれます。初心者でも活用できるテンプレが用意されている点も、魅力と言えるでしょう。
JavaScriptのデメリットもいくつか存在
JavaScriptにあるのはメリットばかりではありません。JavaScriptを使うことで生まれるデメリットもあります。そのデメリットについて解説します。
ブラウザごとに挙動が異なる
JavaScriptはユーザーが使用しているブラウザによって挙動が異なるという問題点がつきものです。
そこで、JavaScriptを使用した場合には、考えられるすべてのブラウザでテストをしてみるがあります。それぞれのブラウザでそのような動きをするのかチェックする、という作業が追加されるのです。
処理速度が遅い
JavaScriptを導入すると、処理速度が遅くなるというデメリットも生じます。閲覧するコンピュータにもよりますが、動作が重くなる可能性があるのです。
処理速度の低下対策として、必要最小限のコードを使用することが重要です。単純なコードなら、処理速度が極端に落ちることは少なくなります。
資格を取るとスキルの証明につながる
就職や転職現場では、採用側は膨大な採用者の実力を知っているケースは少ないです。
よって、この実力を端的に示すために一般的にはポートフォリオを充実させて提出することが求められるのです。
以前からプログラミングに触れていた人はこのポートフォリオに今までの実績を書き記すことができます。
しかし、特に初心者の場合はこの要素がないため、資格取得によって最低限の知識やスキルがあることを示す必要があるのです。
また、取得によって自主的に学習を進めてきたことが評価されることもある点も大きな魅力です。
このように、資格取得によって就職や転職市場で有利に立ち回れるチャンスが増えるので、未経験者の方は特に取っておくようにしましょう。
JavaScriptのおすすめ資格3選
JavaScript関連の資格には、あまり多くありません。ここではおすすめの3つの資格について紹介します。
CIW JavaScript スペシャリスト
CIW JavaScript スペシャリストは、世界基準のJavaScript認定試験です。国際資格なので、海外でも利用できるというメリットがあるため、海外でエンジニアになりたい人には特におすすめです。
ただし、難易度は以下のような理由により高めになっているため、注意が必要です。
- 問題はすべて英語
- 中級者以上の知識とスキルが求められる
プログラマーとして高い知識が求められるだけでなく、高い英語力も必要です。そのため、日本で実施される試験よりも難易度は高いと言えます。
試験概要は以下のとおりです。
内容 | 項目 |
---|---|
試験形式 | CBT方式 |
試験時間 | 75分 |
問題数 | 50問 |
合格基準 | 75%以上の正答率 |
受験資格 | なし |
受験料 | 150$ |
HTML5プロフェッショナル認定試験
HTML5プロフェッショナル認定試験は、HTML5とJavaScriptの両方の基本スキルを測るための試験です。資格を取得することで、両方の知識やスキルがあることの証明になります。
Webデザイナーやフロントエンドエンジニアの職種で歓迎される資格であるため、これらの仕事を目指している人におすすめです。
試験はレベル1とレベル2に分かれており、レベル1は基本的な内容を問う問題なので難易度は低めです。しかし、レベル2は応用力も試されるため、難易度は高めに設定されています。
HTML5プロフェッショナル認定試験については、イベントやセミナーなどで、詳しい学習方法を学ぶことが可能であるため、比較的学習しやすい試験と言えるでしょう。
内容 | 項目 |
---|---|
試験形式 | CBT方式 |
試験時間 | 90分 |
問題数 | レベル1:約60問/レベル2:40~45問 |
認定条件 | 【レベル1】HTML5 レベル1試験合格者 |
【レベル2】HTML5 レベル2試験合格者で、HTML5レベル1認定保有者 | |
受験料(税込) | 16,500円 |
詳細は以下の記事も併せてチェック!
Microsoft 試験70-480 Programming in HTML5 with JavaScript and CSS3
Microsoft 試験70-480 Programming in HTML5 with JavaScript and CSS3は、JavaScriptとHTML5とCSS3の知識やスキルのレベルを測るための試験です。
受験者は、
- プログラムフロートイベントの管理
- データの検証とjQueryを含むデータ収集の使用
- 変数、演算子、式の操作
などの項目について詳しく理解しておく必要があります。
ただし、この試験は2021年1月31日23時59分で終了することが発表されています。受験しようと思っている人は、早めに試験に申し込んで受験しましょう。
JavaScriptの知識は講座での習得がおすすめ
JavaScriptの知識習得には、資格だけでなく講座を活用していく手段もおすすめです。
特に、Udemyは他のプログラミングスクールと異なり、低価格で良質な講師からの講義が受けられるため、多くの人におすすめできます。
今回は、JavaScriptを学ぶにあたっておすすめの講座を2つ紹介していきます。
JavaScript入門におすすめの講座
JavaScriptを始めて学びたい人におすすめの講座として「[HTML/CSS/JavaScript] フロントエンドエンジニアになりたい人の Webプログラミング入門」が挙げられます。
この講座は、Webの仕事に携わる上で必須のHTML・CSS・JavaScriptの3つを学べるように初心者向けに開設した講座です。
実際のWeb制作の現場でどのようにJavaScriptが使われているかを体系的に学ぶことができるので、その後の活用方法もイメージしやすくなるでしょう。
初心者の方は、JavaScriptの具体的なイメージがわかない場合が多いため、まずこの講座を受講してJavaScriptへの理解を深めていくことをおすすめします。
実践的にJavaScriptを学びたい方
実際にプロダクトを作りながら実践的にJavaScriptの知見をためていきたいと考えている人は、「実例でわかる JavaScript 初心者講座」の活用をおすすめします。
この講座は、ブラウザ上で動くWebアプリを作りながらJavaScriptの基本を習得できる講座となっています。
事前知識がない人でも手軽に作れるように、解説が充実しているので楽しくJavaScriptの基本を学びたい方におすすめの講座です。
JavaScript資格取得のための勉強法
JavaScript資格取得のためには、さまざまな勉強法があります。
ここでは、テキストや参考書を使った勉強法と、学習サイトを活用した勉強法について紹介します。
参考書を使った勉強法が基本
基本的なJavaScriptの勉強法は、参考書を使った方法です。JavaScriptに関する参考書は豊富にあり、初心者向けのものも多数出版されています。
また、価格も安いので費用を押さえたい人はもちろん、初学者にもおすすめの勉強法です。
ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩
ノンプログラマのためのJavaScriptはじめの一歩は、技術評論社から2,618円で出ています。
プログラムを書いたことがない人向けに収録された1冊なので、初心者におすすめです。初めての人が難しいと感じるポイントや内容に重点を置いて、わかりやすく解説しています。
例えば、1つのスライドショープログラムを使用し、学習した内容がどのように使われているのかがわかるようになっているので、理解が深まる構成となっているのです。
スラスラわかるJavaScript
スラスラわかるJavaScriptは、翔泳社から2,530円で出ています。初めてプログラムを学習する人のための「スラスラわかるシリーズ」の1冊です。
JavaScriptに関する知識やスキルがまったくない、という人向けに作成されているため、とりあえず始めてみようかな、という人にもおすすめの一冊です。
これ一冊で、JavaScriptに関連した知識やスキルはもちろん、自力でプログラムも作ることができるようになります。プログラミングが苦手な人も、楽しく学ぶことができるでしょう。
JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用まで
改訂新版JavaScript本格入門~モダンスタイルによる基礎から現場での応用までは、技術評論社から3,278円で出ています。
JavaScriptの基本から、オブジェクト指向構文・Ajaxやテスト、ドキュメンテーションなど現場で必須の知識まで網羅した1冊です。
30,000部突破の日本で一番売れているJavaScriptの本であることから、手元に1冊置いておくと安心でしょう。
HTML5プロフェッショナル認定試験レベル1&2
HTML5プロフェッショナル認定試験のレベル1とレベル2は、どちらもマイナビ出版から、レベル1は3,498円、レベル2は3,938円出ています。
どちらもHTML5プロフェッショナル認定試験に合格することを目的とした問題集です。試験に必要な知識とスキルを身につけることが可能です。
HTML5プロフェッショナル認定試験の内容は、実務でも必要とされるものばかりです。試験合格を目指して学習することで、基礎から応用力まで身につけることができるでしょう。
学習サイトが充実
JavaScriptについて基本的な知識やスキルを身につけるには、学習サイトを活用することもおすすめです。実践を通して、必要なノウハウを身につけることができます。
学習サイトの費用は無料のものから月数百円程度のものまでありますが、比較的低コストです。内容は充実しているものが多いので、高いコスパを誇る学習サービスと言えるでしょう。
基本的な知識やスキルは学習サイトで身につけ、その後で参考書を活用して知識やスキルを深めていく、という勉強法がおすすめです。
Progate
Progateは、初心者でもプログラミング言語が楽しく学べるようにイラストを多用している点が魅力です。プログラミングは難しいという固定観念を払拭することができるでしょう。
わかりやすい手順で説明されているので、独学でも着実に知識やスキルを深めていくことが可能です。簡単なプロダクトを活用しながら学習するので、イメージもしやすいでしょう。
ドットインストール
ドットインストールは、1つの授業のボリュームが3分と短時間にまとめられている点が魅力です。スキマ時間を活用して、少しずつ学習を進めることができます。
レッスンは細かく分けられているりやすい手順で説明されているので、段階的にプログラミングを学ぶことが可能です。ゆっくりしたペースで学習を進めることができるので、じっくり学習したい人にはおすすめです。
また、先生に質問できる機能も付いています。わからない部分の答えを自分で見つける、という手間や労力が軽減されるので、スムーズに学習を進めることができるでしょう。
CODEPREP
CODEPREPは、ブックを通じて学習形式である点が魅力です。一塊として学習することができるので、自分が学習している点がどのように活用されるのか、イメージしやすいでしょう。
また、1回10分の穴埋め形式で学習で学習することができます。自分の理解度や抜け落ちている知識などがわかるので、大変便利です。
コードは自由に編集できるので、学習しているところ以外の理解も深めることが可能です。
JavaScript習得におすすめ資格についてまとめ
JavaScript習得におすすめ資格についてまとめ
- 資格取得を目指すと、よりスムーズにJavaScriptが習得できる
- JavaScript習得にはテキストや参考書を活用する
- JavaScript関連のサイトが充実しているので、活用すると理解度が深まる
JavaScript習得におすすめの資格について解説してきました。現在、JavaScript技術者を求める声は高まってきています。実務経験がなくても資格を取得しておけば、仕事に困ることはないでしょう。
JavaScripの資格には初心者向けのものもあります。段階的にレベルの高い資格を取得すると、効率よく知識やスキルを身につけることができるのでおすすめです。