マーケティングのおすすめ資格19選を徹底紹介!取得の難易度も併せて解説!

「マーケティングを学ぶならどの資格がおすすめ?」

「難易度が低い資格はある?

などと疑問をお持ちの方もいるでしょう。

マーケティングを勉強したいなら資格を取得するのがおすすめです。試験対策を通して体系的な知識を身に付けることができます。

難易度が低い資格も数多く存在するので、積極的に挑戦してみましょう。

今回はおすすめのマーケティング資格を19個紹介します。合格基準など難易度についても合わせて掲載しているので、是非参考にしてください。

おすすめのマーケティング資格についてざっくり説明すると

  • 資格を取ればマーケティングの知識を網羅的に学べる
  • 就職・転職や昇進などにも好影響
  • Udemyの講座で手軽にプロのノウハウを学ぶのもおすすめ

マーケターの基本的な仕事内容を理解しよう

リポートする男性 マーケティングとは、「売れる仕組み」を作るためのサービスの企画から広報活動までの一連の流れ、もしくはそれら個々の活動を指す広義の概念です。何か特定の業務を指すわけではありません。

顧客に商品・サービスを利用することのメリットをいかに知ってもらうかということがマーケティングの肝と言えるでしょう。

社会に自社製品の意義を知ってもらい、経営を成功させるにはマーケティングの役割が欠かせないのです。

まずは顧客のニーズをつかむことが必須

売れる商品を作るには、まずは顧客を知るということが非常に大切になります。

顧客にどのようなニーズがあるのか、どのような行動をとっているのかなどを分析することによって、次なるヒット商品の特徴が明らかになってくるのです。

いくら良い商品でも顧客の心に迫るものがなければ大ヒットにはならないので、顧客の目線に立って徹底的にニーズを分析するということが最優先事項になります。

調査結果を基に商品のコンセプトを策定

ニーズを分析した上で、実際に商品プランを企画することもマーケターの大切な役割です。

その際は、消費者の行動から明らかになったニーズを、商品の機能に細かく反映させていくということが重要になります。

なお、その機能が技術的に実現可能かどうかという視点も肝心なので、他部署の意見も聞きながら、ニーズの調査を最大限生かせるような商品の機能・コンセプトを策定することが必要です。

実際の販売経路を考える

商品が完成したら、その販売経路を工夫することも重要です。消費者にどのようにその商品を手に取ってもらうかによって、商品の売れ行きは大きく変わってきます。

もちろんこれは自社内で完結する話ではないので、マーケターの一存では決められません。実際の販売元や自社の営業・サポート担当などと協力し、より良い販売経路を確立することが大切です。

よってこの工程には高いコミュニケーションスキルが求められます。

広告の運用も大切な仕事

商品の存在を消費者に知ってもらうには、適切な広告の運用も必要不可欠です。なお、かつてはテレビCMや電車の広告が重視されていましたが、現在は多くの企業がネット広告に力を入れています

ネット広告とは、具体的にはYoutubeやFacebookなどの広告、リスティング広告などです。

これらを上手に活用して、商品をいかに知ってもらえるかが、販売戦略の鍵を握っていると言えるでしょう。

Webマーケターの仕事は異なる点も多い

ここまで解説してきた通り、マーケターはニーズの分析から販売経路の考案までの一連の業務に携わります。

これに対し、WebマーケターはSEOやリスティング広告、アフィリエイト広告、YouTubeの広告などの運用に特化した業務を行うことが多いです。

Web上の広告ならデータの集積及び定量分析がしやすく、PDCAサイクル(計画→実行→評価→改善)によって業務を比較的容易に効率化・最適化できるというメリットがあります。

そうした業務に携わるWebマーケターには、論理的思考力や問題解決能力、実行力などが必要です。

資格取得のメリット・デメリット

指を立てる女性 ここからはマーケティング関連の資格を取得するメリット・デメリットについて解説します。

そもそもマーケターになるために資格は必須?

マーケターは、弁護士や医師のように資格によって独占業務を認められた職業ではありません。そのため、マーケターになるために必須の資格はありませんし、仕事は実際の業務を通して覚えることができます

しかし、資格を取ることによるメリットも存在するため、資格を取った方が良い人も多いです。一方で資格を取る必要はない人も一定数存在します。

よって以下の内容を参考に、自分がどちらに該当するかを考えてみてください。

取得のメリットは豊富

マーケティングの資格を取得するメリットは多いです。

マーケティングの知識を網羅できる

どの資格を取得するかにもよりますが、大抵の資格なら試験勉強を通してマーケティングの知識を網羅的に学ぶことができます。

そのため、例えばマーケティングの部署に異動になり、すぐにマーケティングの知識をインプットしなければならないという人などにおすすめです。

資格で体系的な知識を身に付ければ、実際の業務のイメージもしやすいので、働く上では良い準備になるでしょう。

就職の場で知識をアピールできる

資格を取得すれば、マーケティングに関する一定の知識・技能を有するという証明になるため、就職や転職の際に履歴書に記入すれば、良いアピールになるでしょう。

また面接時の話題として資格が取り上げられる可能性もあるため、総じて良い効果が期待できます。

特にマーケティング未経験の場合は、経験不足を補完する意味でも資格は有意義だと言えるでしょう。

社内での評価につながるケース

資格を取得すれば、企業の評価が上がるというメリットもあります。場合によっては役職や給料が上がることに繋がることもあるでしょう。

またそうした直接的な恩恵はなくとも、資格によって得た知識やスキルは間違いなく業務に活かされるので、その後の活躍が出世に好影響を与えることもあるはずです。

実践スキル向上につながる場合も

マーケティングスキルの中には、実務を通して鍛えた方が効率的であるものもありますが、例えばデータ分析に関しては座学でしっかり知識をインプットすることがで重要です。

データ分析についての体系的な知識を習得できる資格もあるため、そうした資格を取得すればデータ分析を活用した実践力を培うことができるでしょう。

場合によっては役に立たない

すでにマーケターとしての実務経験が十分にある場合は、資格の勉強で学ぶような知識やスキルに関しては、すでに業務の中で身に付けている可能性が高いです。

よって、そのような場合の資格取得はあまり有意義でないと言えるでしょう。

またマーケターとしてのレベルが上がっていけばいくほど、売り上げの数字など仕事での実績の方が重視されるようになるので、資格の存在意義は薄れていきます。

先述した通り、マーケターに必須の資格というのは存在しないので、実力と実績があればそれで十分なのです。

マーケティングの基本知識習得におすすめ資格

親指を立てる少年 以下ではマーケティングの基本知識を習得するのにおすすめの資格をいくつか紹介します。

なお、以下それぞれの最後には資格の基本情報を明記しています。

マーケティング検定

マーケティング検定は、内閣府の認定も受けている権威ある検定試験です。1〜3級までの各レベルのマーケティング知識を証明することができます。なお、各級のレベルは以下の通りです。

レベル 詳細
1級 上級者 企業からのスカウトを受けるほどの
「マーケティング・リーダー」・マーケティング
に関する応用的な実力を保有
2級 中級者 社会においてマーケターとして活躍できる
人材・マーケティングの基礎概念から応用までを幅広く理解
3級 初級者 マーケティングの入門者・マーケティングの基本知識を理解

学生・社会人を幅広く対象とした資格なので、これからマーケティングを学びたいという人にもおすすめです。

項目 内容
試験形式 CBT方式
受験資格 1級は2級合格者のみ(2・3級は受験資格なし)
問題数 2級:40問 3級:30問
合格基準 正答率70%以上
費用(税込) 【一般申込】2級:9,460円 3級:6,600円
【学生】2級:8,360円 3級:5,500円

※今後実施される予定の1級に関してはまだ詳細が公開されていません。

マーケティング・ビジネス実務検定

マーケティング・ビジネス実務検定は、特定の業種や業界に限らない普遍的なマーケティング知識を習得するための検定試験です。

マーケティングの理論的な知識だけでなく、仕事に即活かせるような実務的な知識やスキルも身に付けることができます。

なお、マーケティング・ビジネス実務検定にはA級・B級・C級の3つがあり、それぞれのレベルは以下の通りです。

レベル 詳細
A級 マーケティング・戦略レベル
もしくは
マーケティング・マネジメントレベル
戦略立案・意思決定・
管理・判断業務を
することができる
B級 マーケティング・オペレーションレベル 業務の運営ができる
C級 マーケティング・オペレーションレベル 定型業務ができる

試験の概要は以下のとおりです。

項目 内容
試験形式 正誤式・選択式・語群選択式、四肢択一式
科目 マーケティング知識・マーケティング事例
問題数 【A級】
マーケティング知識:正誤式10題・接続式10題・穴埋式20題・短文記述式5題
マーケティング事例:正誤式5題・穴埋式20題・マーケティング戦略(ケーススタディ・110点分)

【B級】
マーケティング知識:正誤式10題・選択式15題・語群選択式15題・四答択一式10題
マーケティング事例:正誤式10題・選択式5題・四答択一式5題

【C級】
マーケティング知識:正誤式10題・選択式15題・語群選択式10題・三答択一式15題
マーケティング事例:語群選択式10題・三答択一式10題・三答択一式2題
合格基準 A級:2科目の合計点について試験委員長が定める点数
B級:2科目合計点の70%を基準に試験委員長が定める点数
C級:2科目合計点の80%を基準に試験委員長が定める点数
費用(税込) A級:12,760円
B級:7,480円
C級:6,270円
A級・B級併願:20,240円
B級・C級併願:12,500円

WEBマーケの知識を身につける資格は豊富

パソコンを見る女性 WEBマーケティングの知識を習得できる資格のバリエーションは実に豊富です。

JWA Webディレクション検定

企業のWeb担当者や今後Webディレクションに携わる予定のある人が、ディレクションについての情報や知識に加えて、業務に必要な実践力を磨くことができる講座及び検定です。

ワークショップなどを通してWebディレクターの業務に関する「なぜ?」を理解し、実際のディレクションに活かせるスキルを磨くことができます

試験の概要は以下のとおりです。

項目 内容
問題形式 不明
試験範囲 ○プロジェクトの全体像とWebディレクターの役割
○Webサイト制作案件の提案・受注
○Webサイトのプランニング
○Webサイトの設計とデザインディレクション
○プロジェクトマネジメント
○Webコンテンツの制作ディレクション
○Webサイトの制作ディレクション
○Webシステムの開発ディレクション
○Webプロモーションの実施
○Webサイトの運用・改善
○モバイルサイトの構築
○Web技術の応用
費用(税込) 79,920円
(対策講座料金64,800円
+講座テキスト代金4,320円
+検定試験受験料金10,800円)

ネットマーケティング検定

インターネットの特性を熟知し、状況に応じてインターネット・マーケティングを最適化できる人材を評価する検定試験です。

ビジネスの企画・立案に有用なマーケティングスキルを体系的かつ網羅的に学習することができます。実際の業務を想定したシチュエーションの事例問題も出題されるため、仕事に活かせるスキルを磨くことが可能です。

項目 内容
問題形式 四肢択一選択式
試験範囲 インターネットマーケティング総論・各論・関連知識・事例問題
合格率 69.1%
合格基準 得点率70%以上
費用(税込) 6,000円

Webライティング能力検定

Webライティング能力検定は、Webライティングについての有益な情報やノウハウ、SEOに有利な文章の作成スキルなどが学べる検定試験です。

広報担当(コピーライター)からSEOコンサルタントまで、Webライティングに関わる人なら受験して損はない試験と言えるでしょう。

なお、Webライティング能力検定1〜3級のレベルはそれぞれ以下の通りです。

レベル
1級 一般的な仕事だけでなく高度な仕事もこなせるトップレベルのスキルを保有
2級 一般的な仕事は十分にこなせるだけのスキルを保有
3級 一般的な仕事をこなすのに必要な最低限のスキルを保有

1~3級は一律で同じ問題を受験して、正解数に応じてどの級になるかが決まっていきます。

またこの検定の基本情報は以下の通りです。

項目 内容
問題形式 4択・記述式
受験科目 ○国語
○Webライティング基礎
○コピーライティング・メールライティング
○SEO
○法律・倫理・炎上対策
○ミニ論文
合格基準 1級:80〜88点 2級:70〜79点 3級:53〜69点
※88点満点
費用(税込) 13,500円

ウェブデザイン技能検定

ウェブデザイン技能検定は、関連国際標準規格等に基づいてウェブデザインの知識や技能、実務能力などを測定する国家資格です。

Webサイト制作関連では唯一の国家資格なので、Webデザインに携わる人は是非とも取得しておくのが良いでしょう。

試験の概要は以下のとおりです。

項目 内容
問題形式 1級:学科試験(マークシート方式・多肢選択法及び真偽法)・実技試験(ペーパー実技試験および作業実技試験)
2級・3級:学科試験(マークシート方式・多肢選択法及び真偽法)・実技試験(課題選択方式)
試験範囲 【1・2・3級】
学科試験:
○インターネット概論
○ワールドワイドウェブ(WWW)法務
○ウェブデザイン技術
○ウェブ標準・ウェブビジュアルデザイン
○ウェブインフォメーションデザイン
○アクセシビリティ・ユニバーサルデザイン
○ウェブサイト設計・構築技術
○ウェブサイト運用・管理技術
○安全衛生・作業環境構築 実技試験:
○ウェブサイト構築
合格基準 【1・2・3級】
学科試験:100点満点中70点以上
実技試験:100点満点中70点以上
(かつ各作業分類において60%以上の得点)
受験資格 【1級】
実技試験:
○1級学科試験を合格

学科試験:
○7年以上の実務経験
○職業高校・短大・高専・高校専攻科・専修学校・各種学校を卒業もしくは普通職業訓練修了後に5年以上の実務経験
○大学を卒業後に3年以上の実務経験
○高度職業訓練修了後に1年以上の実務経験
○2級技能検定合格後に2年以上実務経験

【2級】
○2年以上の実務経験
○職業高校・短大・高専・高等専攻科・専修学校・各種学校を卒業もしくは普通職業訓練を修了
○大学を卒業
○高度職業訓練を修了
○3級の技能検定に合格

【3級】制限なし
費用(非課税) 1級:学科7,000円・実技25,000円
2級:学科6,000円・実技12,500円(35歳未満は7,000円)
3級:学科5,000円・実技5,000円(35歳未満は3,000円)

Webクリエイター能力認定試験

サーティファイのWebクリエイター能力認定試験は、WWWの利用技術を世界的に標準化するための非営利コンソーシアム・W3Cに完全準拠した初めての試験です。

CSSによるレイアウト指定の方法をマスターし、ユニバーサルデザインに配慮した利便性・汎用性の高いWebサイトを構築できるようになることが目指せます。

また試験問題はHTML5に対応しており、様々な閲覧環境に柔軟に対応できるだけの制作スキルを養うことも可能です。

以下はHTML5対応試験の概要です。

項目 内容
問題形式 スタンダード:実技問題
エキスパート:知識問題(多肢選択形式)・実技問題
試験範囲 【スタンダード】
HTMLの変換・HTMLの作成・
CSSの読込と作成・画像の表示

【エキスパート】
知識問題:Webサイトに関する知識 実技問題:HTMLの作成・CSSの読込と作成・画像の表示・JavaScriptの読込
合格基準 スタンダード:得点率65%以上
エキスパート:知識問題と実技問題の合計得点で得点率65%以上
受験資格 制限なし
費用(税込) スタンダード:5,900円
スキスパート:7,500円

Webアナリスト検定

Webアナリスト検定では、5時間の講座を受講後にオンラインテストを受けることによって、Googleアナリティクスに関する体系的な知識を習得できる検定です。

学習後すぐ実践できるような知識・スキルが短時間で身につくため、現場での分析力を今すぐ高めたいという方におすすめできます。

項目 内容
問題形式 4択形式(オンライン)
試験範囲(公式テキスト) Webアナリストとは・ユーザーフローに沿ったデータ分析の考え方・集客フェーズ・回遊フェーズ・コンバージョンフェーズ・リピートフェーズ・デジタルマーケティング概論・コミュニケーションプランニング・データマネジメント・問題発掘のための調査・分析の手法
合格基準 各カテゴリーで40%以上かつトータルで75%以上の得点率
合格率 約80%
費用(税込) 講座+試験+テキスト:26,400円(試験だけなら17,600円) ※主催者や会場によって異なる可能性あり

ネットショップ検定

ネットショップ検定は、Eコマース業界での実務に必要なスキルを有していることを証明する検定試験です。試験に合格することで「ネットショップ実務士」の資格を手に入れることができます。

なお、ネットショップ検定レベル1・レベル2で習得できる知識及び対象者はそれぞれ以下の通りです。

レベル 知識 対象者
レベル1 基礎知識 新卒予定者・転職希望者・ネットショップ運営初心者
レベル2 実践知識 ネットショップ運営者・転職希望者・EC支援事業者

またこの検定の基本情報は以下の通りです。

項目 内容
問題形式 4択のマークシート方式(CBT方式)
試験範囲(合格評価カテゴリ) レベル1:ビジネス知識・前提知識・実施知識
レベル2:運営業務・Web制作業務・ライティング(書く力)・プロモーション業務
合格基準 70%(70問中49問)以上の正答率かつ各合格評価カテゴリで50%以上の正答率
受験資格 制限なし
費用(税込) レベル1:7,000円 レベル2:7,500円

Google Analytics Individual Qualification

Google Analytics Individual Qualification(GAIQ)は、Googleアナリティクスに関するスキルを評価するGoogle公認の資格です。

この資格を維持するには12ヶ月に1回の頻度で再受験を行い、知識をアップデートしなければなりません。

無料で受験できるので、定期的にGoogleアナリティックスのスキルを学び直す良い機会になるでしょう。

項目 内容
問題形式 選択式
合格基準 正答率80%(70問中56問)以上
受験資格 制限なし
費用 無料

校正技能検定

校正技能検定は、文書における誤字脱字や表記ミスをチェックする「校正」に関する技術を評価する検定試験です。

校正技能検定には上級・中級・初級の区分がありますが、出版業界やマスコミ業界で活かしたいなら上級を狙うと良いでしょう。

なお、初級に関しては所定の教育機関での単位取得によって認定を受けることができます。

項目 内容
問題形式 学科試験・実技試験
試験範囲 【上級】
学科:
○校正作業に必要な知識
○用字用語に関する知識
○一般的知識
実技:
○縦組・横組初校原稿引き合わせ
○再校赤字引き合わせ・素読み
など

【中級】
学科:
○校正作業に必要な知識
○用字用語に関する知識
○一般的知識
実技:
○縦組・横組初校原稿引き合わせ
○縦組データ入稿の赤字確認と通読
合格基準 上級:学科と実技で一定基準を満たすこと
中級:学科と実技で85点以上
受験資格 上級:中級合格者

中級:
○日本エディタースクールの所定コース修了者
○各種教育機関で校正に関する一定の実技訓練を受けた者
○技能検定委員会が前項に準ずると認めた者
費用(税込) 上級:9,900円 中級:8,800円

データ分析のスキルを身につけたい人向けの資格

指差す少年 ここからはデータ分析のスキルを身に付けるのにおすすめの資格を紹介します。

統計検定

統計検定は、データに基づき客観的かつ科学的に物事を判断・解決するために必要な、統計についての知識及び活用力を測定する検定試験です。

以下のように様々な試験区分が存在し、自分に合ったレベルや内容の試験を受けることができます。

試験区分 内容
1級 実社会の各分野でデータ解析を遂行できるだけの専門的な実力
準1級 実社会での課題に適切に対応できるだけの統計学の活用力
2級 大学基礎レベルの統計知識と問題解決力
3級 データ分析の重要概念を理解して身近な問題へと活用する力
4級 データ分析に関する基本的な知識と具体的な場面での活用力
統計調査士 統計に関する基礎知識と利活用のスキル
専門統計調査士 調査全般に関する高度で専門的な知識と利活用のスキル
データサイエンス基礎(CBT) Excelを活用し問題解決のための解釈を行う一連のスキル

また統計検定2級・3級の基本情報は以下の通りです。

項目 内容
問題形式 4~5肢選択問題(マークシート)
試験範囲 2級:
○データソース
○データの分布
○1変数データ
○2変数以上のデータ
○データの活用
○推測のためのデータ収集法
○確率モデルの導入
○推測
○線形モデル
○活用

3級:
○データの種類
○標本調査
○実験
○統計グラフ
○データの集計
○時系列データ
○データの代表値
○データの散らばり
○相関と回帰
○確率
○確率分布
○統計的な推測
合格基準 100点満点中70点以上
※難易度に応じて変動の可能性あり
受験資格 制限なし
費用(税込) 2級:5,000円 3級:4,000円

統計検定の詳しい内容は以下の記事をご覧ください。

ウェブ解析士

アクセス解析をはじめとするウェブの解析スキルを習得し、データを元に正しい施策の判断ができるようになりたいならウェブ解析士がおすすめです。

なお、ウェブ解析士には以下のような区分があります。

区分 内容
ウェブ解析士マスター ウェブ解析士の育成や講師のスキルも保有
上級ウェブ解析士 KPI・戦略立案やコンサルティングスキルも保有
ウェブ解析士 ウェブ解析やマーケティングの知識を保有

またウェブ解析士試験の基本情報は以下の通りです。

項目 内容
問題形式 四肢択一式
試験範囲 ・ウェブ解析と基本的な指標
・環境分析とKPI
・ウェブ解析の設計
・モデルごとのコンバージョン設計
・露出効果の解析
・エンゲージメントと間接効果
・自社サイトの解析
・レポーティング
受験資格 制限なし
費用(税込) 17,600円

データ解析士

データ解析士は、実務教育研究所が開講している多変量解析実務講座を受講することによって取得できる資格です。

講座では回帰分析をはじめとした幅広い分析手法を体系的に学習することができます。

試験の概要は以下のとおりです。

講座名 多変量解析実務講座
受講期間 4か月
受講料 49500円
修了条件 期間内に全ての報告課題を提出・合格して最後の試験にも合格

Web広告関連の知識を身につけられる資格

パソコンを見る二人 以下ではWeb広告関連の知識を習得できる資格をいくつか紹介します。

Google 広告認定資格

Googleのスキルショップアカウントを作成して無料の理解度テストを受験すれば、以下4つの認定資格のいずれかを取得することができます。

資格 内容
Google広告の検索広告認定資格 Google検索キャンペーンの作成と最適化についての専門知識があることを証明
Google広告のディスプレイ広告認定資格 Googleディスプレイ広告を活用して広告への投資の成果を最大化するための専門知識を証明
Google広告の動画広告認定資格 YouTubeとGoogleの動画広告ソリューションで成果を得ることができるスキルを証明
ショッピング広告認定資格 ショッピング広告の使用及び最適化についての知識があることを証明

Google広告は様々な業界・場面で活用されているため、上記の資格が役立つ機会は多いでしょう。

なお、資格の取得準備としてスキルショップの学習コースを利用することも可能です。

項目 内容
試験範囲 検索広告:
○Google広告を使ったビジネス拡大
○Google検索広告の有効性
○Google広告のオークション
など 

ディスプレイ広告:
○ディスプレイ広告のキャンペーンタイプの区別
○自動入札の効率化
○最適なメッセージの配信
など 

動画広告:
○YouTubeの価値の発見
○動画広告フォーマット
○YouTube for Action
など 

ショッピング広告:
○小売ビジネスの拡大
○ショッピングキャンペーン
○ショーケース広告を用いたブランドの宣伝
など
合格基準 80%以上に正解
受験資格 制限なし
費用 無料

Yahoo! プロモーション広告プロフェッショナル認定試験

Yahoo!プロモーション広告提供のスポンサードサーチや、Yahoo!ディスプレイアドネットワークに関する知識や技能を評価する試験です。

試験はベーシックとアドバンスの2種類で、前者では知識レベルが、後者では運用力がそれぞれ試されます。

なお、2019年10月以降はベーシック・アドバンス共に休止となっているので注意してください。

項目 内容
問題形式 多肢選択式
試験範囲 ・スポンサードサーチに関すること
・Yahoo!ディスプレイアドネットワーク(YDN)に関すること
・Yahoo!プロモーション広告サービス全般・マーケティング全般
など
合格基準 1000点860点以上
受験資格 制限なし
費用(税込) 7,179円

IMA検定

IMA検定は即実践できるネットマーケティングスキルが習得できる「実務主義」の検定制度です。

Standardコースではサイト分析とリスティング広告に関するスキルが、Professionalコースではターゲットごとの集客プランの立案やスプリットラン実施ノウハウがそれぞれ身に付けられます。

試験概要は以下のとおりです。

項目 内容
問題形式 オンライン受験
試験範囲 Standardコース:
・インターネットマーケティング概論
・広告配信の仕組みの理解
・適正広告文の開発
など

Professionalコース:
・最新ネットマーケティング情報の入手方法
・インターネット広告の様々な種類
・コンバージョン別のアクセス解析テクニック
など
合格基準 不明
受験資格 Professionalコース受験にはStandardコース合格が必要
費用(税込) Standardコース:19,800円
Professionalコース:27,500円

よりマーケターとしてレベルアップしたい人向けの資格

成功の看板 マーケターとしてさらなる高みを目指すなら、以下の資格に挑戦するのも良いでしょう。

中小企業診断士

中小企業へ経営面でのコンサルティングを行う国家資格である中小企業診断士を取得すれば、企業経営に関する体系的な知識を身に付けることができます。

当然、経営面の知識はマーケティングにも活かすことができ、場合によってはマーケティングのコンサルを専門に活躍できることもあるでしょう。よって難しい資格ではありますが、取得する価値は十分です。

項目 内容
問題形式 第1次試験(筆記・多肢選択式)<>・第2次試験(筆記・口述)
試験範囲 1次試験:
○経済学・経済政
○財務・会計
○企業経営理論
○運営管理(オペレーション・マネジメント)
○経営法務
○経営情報システム
○中小企業経営・中小企業政策

2次試験:
〇事例Ⅰ(組織・人事)
〇事例Ⅱ(マーケティング・流通)
〇事例Ⅲ(生産・技術)
〇事例Ⅳ(財務・会計)
合格基準 1次:総点数60%以上かつ各科目で40%以上
2次:筆記は総点数60%以上かつ各科目で40%以上
口述は60%以上の評定
受験資格 制限なし
費用 1次:13,000円 2次:17,200円

中小企業診断士の試験の詳細は下記の記事も併せてご覧ください。

MBA

MBA(経営学修士)は、経営学を修めることによって取得できる学位で、経営とマーケティングの両方の知識・スキルを習得することができます。

国際的に知名度が高い資格なので、取得すれば活躍の幅は大きく広がるでしょう。

しかし、MBAは学位であることから、取得するにはビジネススクールに通う必要があり、時間はもちろん莫大な費用がかかるということがネックになります。

よって本当にMBAが必要であるかをよく見極めなければいけません。

一流のマーケティングノウハウを学ぶならUdemyがおすすめ

風船と女性 かつてはマーケティングノウハウを学ぶには、資格を取得したり本で自習する方法が一般的でしたが、現在はもっと手軽に一流のノウハウを学べる方法が存在します。

その一つがUdemyです。Udemyではそれぞれのニーズに合わせた様々な講座が開講されており、受講することでプロのノウハウを習得することができます。

指導実績が豊富な講師から直接学ぶ機会も数多く与えられているため、より実践的なマーケティングノウハウを学びたいならぜひチェックしておくべきです。

以下ではおすすめの講座はニーズごとにいくつか紹介します。

マーケティングを始めて学びたい人

マーケティングを始めて学ぶ方におすすめの講座が「【これだけでOK!】あらゆるビジネスに役立つ!はじめての実践マーケティング講座」です。

この講座では、マーケティングのイロハとなる考えから実践で役立つマーケティングノウハウまで、最初に知っておきたい情報が惜しみなく盛り込まれています。

現場で数々の経験を積んだマーケティングのプロ講師がわかりやすい言葉で丁寧に解説してくれるので、初めての導入にはぴったりの講座であるといえるでしょう。

ブランディングのイロハを学習したい人

商品の魅力を最大限引き立てるために不可欠なブランディングのノウハウを学習したい人には、「[NY発]はじめてのブランディング[超基礎から実践]」講座がおすすめです。

この講座は、そもそもブランディングとは何なのかという問いの答えから、他社との差別化を図り自社製品のオンリーワンの価値を作り出す方法まで、気になる情報を一挙解説してくれます。

基本から実践的側面まで一気貫通で教えてもらえるので、実践で役に立つブランディングノウハウを身につけたい人必見の講座です。

デジタルマーケティングを学びたい人

現在多くのマーケティング担当者にとって必須ともいえるデジタルマーケティングの知見を身につけたいなら「2020年度 Google Ads(グーグル広告)基礎・概論編 最新・保存版」講座がおすすめです。

この講座は、デジタルマーケティングの中でも多くの人が活用するGoogle Adsの仕組み・使い方についてわかりやすく解説してくれます。

ネットを使った集客を行いたいけど、やり方がわからずに困っているという人は特に受講することで目から鱗の知識がたくさんの講座といえるでしょう。

SEOを中心的に学びたい人

デジタルマーケティングの中でも、お金をかけずに効率よく見込み顧客にアプローチするSEOについての本質的な情報が得られる講座として「SEO対策はこの3つだけで成功する! もう一生迷わない超本質的なSEO対策マスターコース」をおすすめします。

作成者は100万PVを誇る実績抜群のブロガーであり、近年変化の激しいSEOの中でも変わらない本質的な示唆を与えてくれます。

サイト運営者からこれからアド・アフィを使って生計を立てたい人まで必見の講座となっています。

Webデータ解析を学びたい人

Webデータ解析のツールの中でも、最も一般的なGoogle Analyticsの使い方について体系的に学びたい人は「パフォーマンス改善のためのGoogle アナリティクス活用法」講座がおすすめです。

この講座は、Webサイトのパフォーマンスを向上させるためのノウハウを、実践で役に立つ多様な方法論を基に学ぶことができます。

Google Analyticsの使い方でサイトのパフォーマンスは大きく変化してくるので、Web担当者なら一度は見ておくべき講座であるといえるでしょう。

おすすめのマーケティング資格まとめ

おすすめのマーケティング資格まとめ

  • 経験が浅い場合は資格が有用
  • すでに実務経験が豊富なら資格はいらない場合も
  • 資格と合わせてUdemyの講座もチェック

おすすめのマーケティング資格を難易度などと共に解説しました。

資格を取得すれば、試験勉強を通してマーケティングに関する知識を網羅的に学ぶことができます。またその知識を客観的に証明することもできるので、特にマーケターとしての経験が浅い人にはおすすめです。

経験不足をカバーすることができるので、就職や転職、昇進などに好影響があるでしょう。

またマーケティングノウハウを学ぶには、Udemyの講座を活用するのもおすすめです。一流の講師から手軽にスキルを学ぶことができます。

以上を参考に、ご自身に合った方法でマーケティングを学んでみてください。

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