マルチメディア検定ってどんな資格?エキスパートの難易度・過去問・合格点まで解説!
「マルチメディア検定ってどんな資格なの?」
「難易度がどのくらい?履歴書に書ける?」
などと疑問をお持ちの方も多くいると思います。
マルチメディア検定は、マルチメディアを中心にICTに関する知識が幅広く問われる検定試験です。ビジネスに有用な知識が学べるため、履歴書に書けば一定のアピールになるでしょう。
今回はマルチメディア検定について、難易度や過去問の有無、合格点などを解説します。
これを読めば、マルチメディア検定の全体像がよく分かると思います。
マルチメディア検定についてざっくり説明すると
- 合格率はベーシックが60%以上・エキスパートが20〜30%程度
- 合格点は100点満点中70点
- 公式サイトから過去問PDFが入手可能
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マルチメディア検定ってどんな資格?
まずはマルチメディア検定の概要を、主催団体やマルチメディアの意味と共にお伝えします。
マルチメディア検定とは
マルチメディア検定は、ビジネスシーンで有用なマルチメディアやICTの知識を証明するための検定試験です。
第一回試験が実施されたのは1996年で、20年以上の歴史を持つ試験になります。
マルチメディア検定で問われるのは、マルチメディア関連のデジタルコンテンツや情報技術の知識です。またビジネスや日常生活へマルチメディアを応用するスキルも試されます。
検定にはベーシックとエキスパートの2種類があります。ベーシックでは基本的な知識が問われるのに対して、エキスパートでは専門的な知識とその応用能力が試されます。
試験の想定職種は学生・ビジネスパーソンであり、マルチメディア関連の情報技術分野やコンテンツ制作を分野をはじめ、ビジネス全般に活用可能な資格となっています。
マルチメディア検定の主催団体
マルチメディア検定は、公益財団法人画像情報教育振興会(通称CG-ARTS協会)の主催で実施されています。
CG-ARTS協会は、コンピュータグラフィックスに関わる人材の育成を目的に、検定試験や文化振興活動などを行う団体です。
ちなみにマルチメディア検定には毎年3,000人ほどが受験しています。
CG-ARTS協会は他にも、CGクリエイター検定やCGエンジンニア検定、Webデザイナー検定などを実施しています。
そもそもマルチメディアとは
マルチメディアとは、コンピュータでデジタル化された映像や音声、文字などの複数の情報を総合的に取り扱うメディアを指します。日本語訳は複合媒体です。
またパソコンやスマートフォンなどのICT機器を連携させることをマルチメディアと呼ぶことがあります。
情報技術の進歩によりあらゆる情報がデジタル化され、コンピュータ上で統合的に管理することが可能になったため、従来メディアからの脱去が実現しました。
例えば、音楽配信サービスが携帯型デジタル音楽プレイヤーと連携することでCDメディアの存在感が低下したことは、マルチメディアによる従来メディアからの脱去の好例です。
ちなみにマルチメディア検定では、インターネットをはじめとする多様なメディアを活用したコンテンツ作成能力が重要視されています。
正式名称の変遷には注意しよう
マルチメディア検定は、2009年後期試験まで2級と3級という試験区分で行われていました。
また2005年後期試験までは「画像処理技能検定マルチメディア部門3級/2級」という正式名称が用いられていた過去もあります。
一方で現在の正式名称は「マルチメディア検定」です。履歴書等に書く際は間違えないように注意しましょう。
なお、検定の名称や出題内容は時代に対応する形で変更されていますが、昔に取得した資格は現在でも有効です。
マルチメディア検定の難易度
ここからはマルチメディア検定の難易度について、各レベルの試験内容や合格率、合格ラインなどを解説します。
試験の内容を確認しよう
マルチメディア検定ベーシックでは、マルチメディアの活用方法やインターネットを用いたコミュニケーション技術についての基礎知識が問われます。またそれを様々な生活場面で利用する能力も必要です。
一方でエキスパートでは、ネットワーク技術やコミュニケーション技術、プレゼンテーション技術などマルチメディアに関する専門的な知識が問われます。
さらにアプリケーションシステムや製品の開発にそれらの知識を応用できるかどうかも重要です。
ベーシック
ベーシックでは以下の9分野から出題がなされます。
分野 | 内容 |
---|---|
マルチメディアの特徴 | ディジタルの定義やマルチメディアの構成要素など |
ディジタル端末 | マルチメディアコンテンツの操作・作成・視聴などに用いるディジタルコンテンツの基礎知識 |
コンテンツ作成のためのメディア処理 | 文書・画像・音・映像・Webなどを加工・編集・発信するための基礎知識 |
インターネットと通信 | インターネットと通信に関する基礎知識 |
インターネットで提供されるサービス | インターネットで提供されるサービス及びそれを用いたコミュニケーションに関する基礎知識 |
インターネットビジネス | オンラインショッピング・金融サービス・コンテンツ配信・広告などのインターネットビジネスに関する基礎知識 |
ディジタルとネットワークで進化するライフスタイル | ディジタル放送やテレビなどのマルチメディア機器やロボットなどICT技術の普及による生活の変化に関する基礎知識 |
社会に広がるマルチメディア | 産業分野・公共サービスなどに普及するマルチメディアとICTを扱う上でのセキュリティや情報保護に関する基礎知識 |
知的財産権 | 知的財産権に関する基礎知識 |
試験時間は60分です。マークシート方式で10問が出題されます。
エキスパート
エキスパートでは以下の8分野が出題されます。
分野 | 内容 |
---|---|
人間の知覚とヒューマンコンピュータインタラクション | マルチメディア情報を扱うのに必要な人間の感覚機能とディジタルコミュニケーションに関する基礎知識 |
マルチメディアの処理技術 | 文書・音声と音響・色・画像・動画などのメディアの処理技術に関する基礎知識 |
コンピュータの仕組みと技術 | コンピュータのハードウェアやソフトウェア・仮想化技術やクラウドなどのサーバ及びネットワークの周辺技術とそれらを構築するプログラミングやデータベースの基礎知識 |
ネットワークと通信 | コンピュータネットワーク・インターネット・伝送のための無線通信とこれらのセキュリティに関する基礎知識 |
マルチメディアアプリケーションの実現 | マルチメディア情報の処理及びアプリケーションサービスの構築・運用についての技術に関する基礎知識 |
インターネットの応用 | インターネットの応用技術と様々なサービス・ビジネスやその利用に関する基礎知識 |
社会に広がるマルチメディア | ICT技術が生活に与える影響・ICTの応用例・セキュリティと情報リテラシに関する基礎知識 |
知的財産権 | 知的財産権についての基本的な知識 |
エキスパートの試験時間は80分です。ベーシック同様、マークシート方式で10問が出題されます。
なお知的財産権に関しては両レベル共通の分野ですが、エキスパートでは特に著作権や産業財産権、不正競争防止法に関する内容が掘り下げられます。
合格率はベーシックで60~75%・エキスパートで20~30%
マルチメディア検定の合格率はベーシックが60〜75%、エキスパートが20〜30%程度です。
以下は2018年前期から2019年後期までの合格率のデータになります。
試験時期 | ベーシック | エキスパート |
---|---|---|
2018年前期 | 72.0% | 22.9% |
2018年後期 | 61.0% | 30.4% |
2019年前期 | 65.3% | 25.0% |
2019年後期 | 71.8% | 22.1% |
合格率を見ると、ベーシックは比較的合格しやすい試験である一方で、エキスパートはやや難しい試験と言えるでしょう。
合格点は70点以上
マルチメディア検定及びCG-ARTSが主催する全試験の合否基準は、100点満点中70点と定められています。ただし、難易度によって若干変動する場合があるようです。
合格率の違いを見れば明らかですが、合格点は同じでもベーシックとエキスパートの難易度は大きく異なります。
またどちらの試験でも問題は10問しか出題されないため、1問のウェイトが大きい試験です。単純計算で、10問中7問以上に正解する必要があります。
合格までに必要な勉強時間は数ヶ月が目安
マルチメディア検定の合格に必要な勉強時間ですが、ベーシックの場合は情報系の知識をある程度持っているなら約45時間と言われています。つまり期間にして1ヶ月程度の勉強です。
一方で初学者の場合、2ヶ月以上の勉強が必要になります。
またエキスパートに関しては情報系の勉強をしたことがある人なら、最短1ヶ月合格できることもあるようです。その反面、半年近くかかるケースも少なくはありません。
初学者がエキスパートに挑戦する場合は、45時間から135時間程度の勉強が必要と言われています。よって、1日平均1.5時間の勉強を続けるとして、2ヶ月から半年程度かかるという計算です。
特に初学者の場合は、どちらの試験を受けるにしても数ヶ月間勉強しなければいけないので、余裕を持った学習スケジュールを立てるようにしましょう。
マルチメディア検定は、MOSのように随時試験を受けられるわけではないので、試験対策の進みが悪いと大幅に資格取得が遅れる可能性があります。
仕事に活用したいと考えるなら、常に早めの対策を心がけましょう。
マルチメディア検定の取得がおすすめの人
マルチメディア検定ではICTに関する様々な知識を身に付けることが可能です。
マルチメディアを中心に、クラウドやプログラミング、データベースに関する内容も学べるため、これからICTスキルを身に付けたいという人におすすめです。
マルチメディア検定で問われる内容は基本的な事項が多いので、初学者でも十分挑戦することができます。
また情報セキュリティや知的財産権など、昨今企業が重要視するようになったトピックについても学べるため、就職や転職においても一定のアピールが可能です。
さらにエキスパートでは、視覚や聴覚など人間の知覚についても学べるため、好奇心をそそられる人も多いでしょう。
マルチメディア検定の勉強法を考察
マルチメディア検定の試験対策には、以下の内容を参考にしてください。
マルチメディア検定の独学合格は可能?
マルチメディア検定は独学でも合格が可能な試験です。独学で勉強する際は、まず参考書の読み込みから始めましょう。
テキストを3周程度読み返し、基本的な知識の定着を図ります。繰り返し読むうちに自然と内容が頭に入ってくるため、最初は理解できなくても根気よく読み進めることが肝心です。
インプット作業が済んだら、問題集や過去問を利用したアウトプットに進みましょう。間違えた問題や不安な部分は、その都度テキストで復習することが大切です。
問題は何度も反復して解くべきですが、2周目以降は間違えた問題を中心に演習を行いましょう。苦手な箇所を残さないように、テキストでの復習と解き直しで知識の穴をきちんと埋めることが重要です。
おすすめテキストは「入門マルチメディア」
マルチメディア検定の独学におすすめのテキストは「入門マルチメディア」です。CG-ARTSがマルチメディア関連書籍に指定するテキストで、ベーシックの試験範囲に対応しています。
初心者でも理解できる分かりやすい解説に定評のあるマルチメディアの入門書です。
またエキスパートの対策には同じシリーズである「実践マルチメディア」を用いると良いでしょう。
エキスパートに試験内容は幅広く解説されており、マルチメディア関連のプロフェッショナルには欠かせない一冊です。
さらに問題集には「マルチメディア検定エキスパート・ベーシック公式問題集」を使うと良いでしょう。
過去問を中心にベーシック・エキスパートの練習問題がそれぞれ3回分掲載されています。アウトプット作業には最適の一冊です。
過去問PDFも有効活用してしっかり対策しよう
CG-ARTSでは公式サイトでは、ベーシック・エキスパートそれぞれの過去問PDFを閲覧できます。
マルチメディア検定の問題には一定の傾向があるため、過去問演習を通してそれを把握しましょう。
また過去問演習は時間を測って行うことをおすすめします。試験時間以下で解くようにして、本番での時間配分を確認しておきましょう。
さらに過去問演習で間違えた問題は復習や解き直しを入念に行い、解法をマスターしておくべきです。
本番で全く同じ問題が出題されることはありませんが、過去問演習を徹底的に行うことで大半を類似問題として処理できるようになります。
対策講座も活用してみよう
CG-ARTS検定の対策講座として、大阪工業大学の「CGエンジニア検定・画像処理エンジニア検定(ベーシック)併願講座」などの講座が開講されています。
マルチメディア検定の資格取得となると、専門学校への入学などが、主な対策手段となるようです。
以前は、1ラーニング「CG検定対策講座」などの対策講座が受講可能でしたが、現在サービスを終了してしまっているようです。
マルチメディア検定の勉強をするメリットは?
マルチメディア検定の取得には以下のようなメリットがあります。
マルチメディアに関する新たな知見が得られる
我々は普段から様々なメディアが発する膨大な情報に囲まれて生活しています。そのため、情報リテラシーを身に付けておくことは非常に重要です。
情報リテラシーを持つことで、情報の多さに困惑したり、誤った情報を鵜呑みにしてしまう危険を回避できます。
マルチメディア検定では、マルチメディアとの適切な関わり方や情報セキュリティなどの勉強を通じて情報リテラシーを高めることが可能です。
試験勉強から得られるマルチメディアに関する新たな知見は、情報社会における様々なリスクから自らを守る心強い手段となるため、マルチメディア検定は非常におすすめできます。
履歴書でもアピールでき就職・転職の際の武器になる
マルチメディア検定を取得することで、就職・転職やキャリアアップに劇的な好影響があるわけではありませんが、基本的なICTスキルを身に付けているとして一定の評価は得られます。
特にマルチメディア関連の技術職やコンテンツ制作会社などへの就職・転職では、役に立つ資格と言えるでしょう。
履歴書やエントリーシート、面接などで資格を活かしたい場合は、資格を取得した動機やマルチメディア関連の知識と絡めた自分の強みなどを含めてアピールするのがおすすめです。
新卒の場合、採用側は資格よりも人間性を重視する傾向があるため、そのようなアピール手法が効果的と言えます。
また将来的にSOHOのような形で独立・開業を考えるなら、マルチメディアの扱いや情報セキュリティなどの知識を身に付けておいて損はないでしょう。
エンジニアとして突き抜けるきっかけになる
エンジニアとして身に付けるべきスキルとしては、HTML5やJavaScriptといったプログラミング言語などが第一に挙げられるでしょう。
しかし、それらの技術の習得はエンジニアとしての成功の十分条件ではありません。場合によっては行き詰まってしまうこともあるでしょう。
マルチメディア検定では、ICTスキルを身に付けることに加え、「いかに生活を豊かにするか」という観点で情報通信技術を考えることが求められます。
そのため、マルチメディア検定の勉強を通してそうした観点を身に付ければ、エンジニアとしての引き出しを一つ増やすことが可能です。
マルチメディア検定で得られるスキルがエンジニアとして突き抜けるきっかけになる可能性もあります。エンジニアとして高みを目指したいなら、是非とも取得するべきです。
マルチメディア検定の試験日程・会場・申し込み方法
ここからはマルチメディア検定の受験に必要な基本情報をお伝えします。
マルチメディア検定の試験日程
マルチメディア検定は年に2回実施されます。前期試験が7月上旬頃、後期試験が11月下旬頃に行われるのが通例です。
MOSやLinuCなど随時受験が可能なIT系資格も多い中で、年2回しか受験機会がないのは難点と言えるでしょう。
初学者の場合は数ヶ月の勉強期間を要するため、余裕を持った試験対策で確実に合格を勝ち取りたいところです。
特に後期試験で失敗すると次のチャンスは半年以上先になるため、入念な試験対策を心がけましょう。
試験会場は全国20カ所に設置
マルチメディア検定は20都道府県で実施されます。また団体受験の場合は、事前申請を行うことで個別の受験会場を設置することも可能です。
ちなみに2019年度は各団体用に約160会場が設けられました。
受験希望地は先着順に割り振られるため、出願は早めに行うのがおすすめです。出願者が多い場合は他の受験地に回されることもあるため、出願が遅れると遠方の試験会場になる恐れがあります。
受験地はこちらから検索してください。
受験資格は無制限
マルチメディア検定に受験資格はありません。年齢や学歴、性別などを問わず、誰でも受験が可能です。
よっていきなりエキスパートに挑戦することもできます。また併願も可能なので、午前にベーシック、午後にエキスパートを受験するのも良いでしょう。
また身体などに障がいのある場合は、特別措置を希望することも可能です。
受験料はベーシック5,600円・エキスパート6,700円
マルチメディア検定の受験料は、ベーシックが5,600円、エキスパートが6,700円です。
またCG-ARTS協会が主催する5つの検定に関しては、1日で最大4検定(午前:ベーシック2検定・午後:エキスパート2検定)まで併願が認められています。
併願の場合、受験料及び試験時間のパターンは以下の通りです。なお、検定にはそれぞれベーシックとエキスパートがあります。
受験パターン | 受検検定数 | 受験料 | 試験時間 |
---|---|---|---|
ベーシック併願 | 2 | 11,200円 | 午前100分 |
ベーシック単願・エキスパート単願 | 2 | 12,300円 | 午前60分・午後80分 |
エキスパート併願 | 2 | 13,400円 | 午後150分 |
ベーシック併願・エキスパート単願 | 3 | 17,900円 | 午前100分・午後80分 |
ベーシック単願・エキスパート併願 | 3 | 19,000円 | 午前60分・午後150分 |
ベーシック併願・エキスパート併願 | 4 | 24,600円 | 午前100分・午後150分 |
上記より、マルチメディア検定のベーシック・エキスパートを併願する場合の受験料は12,300円です。
申し込みはCG-ARTSの公式サイトから可能
個人受験の場合、申し込み方法はインターネット経由と郵便局経由の2通りです。
インターネットから申し込む場合は、CG-ARTSの公式サイトから申請が行えます。また、郵便局にある「振込取扱票」で受験料を支払って申し込むことも可能です。
ちなみに団体受験という選択肢もあります。団体責任者がまとめて申し込むことで、複数人の受験が可能です。団体受験には以下の3パターンがあります。
-
団体が指定した学校や会議室などで受験
-
団体受験者全員が同一の受験地にて受験
-
各受験者が別々の受験地で受験
マルチメディア検定と合わせて取りたいおすすめ資格を紹介
マルチメディア検定と合わせて他のIT系資格を取得するのも良いでしょう。
以下で紹介するのはいずれもCG-ARTSが主催する検定試験です。Webや情報通信に関するこれらの資格を取得することで、現代社会に必要なICTスキルを身に付けることができます。
ICT人材として周りと差別化を測るには最適のチャンスと言えるでしょう。
なお、いずれの試験もベーシックとエキスパートの二つがあります。
CGクリエイター検定
CGクリエイター検定は、CGディレクターやCGアニメータなどCGを活用したデザイナーやクリエイターを対象にしています。
映画やアニメーション、CMなどの幅広い分野で活用することが可能です。シナリオや日程などの条件に沿って、映像表現やCGに関する知識、CGソフトウェアを適切に活用するスキルが試されます。
CGクリエイターの出題範囲は以下の5分野です。
-
表現の基礎
-
2次元CGと撮影
-
3次元CG
-
知的財産権
-
関連知識(プロダクションワークなど)
マルチメディア検定同様、専門知識に加えて知的財産権に関する理解も求められます。
Webデザイナー検定
Webデザイナー検定では、コンセプトメイキングから運用までWeb制作に関する一連の知識を習得することが可能です。
WebデザイナーやWebプロデューサーをはじめ、広報や営業、販売など様々な職種に活用可能な知識が身に付きます。
コンセプトメイキングに始まり、制作、テスト、評価を経て運用に到るというWebサイトデザインの一連の工程における知識や技術が必要です。
そのため、Web制作やWeb運用、インフォメーションアーキテクトなどの分野で活躍したい人に取得をおすすめします。
Webデザイナー検定の出題範囲は以下の通りです。
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表現の基礎
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制作準備
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Webサイトの制作と運用
-
知的財産権
Webデザイナー検定の詳細は以下の記事もご覧ください。
画像処理エンジニア検定
画像処理エンジニア検定では、エンジニアやプログラマに必要な画像処理分野の開発・設計に関する知識が身に付きます。
映像通信やコンピュータ周辺機器、ロボットビジョン、医療応用などの分野で活躍したい人におすすめの資格です。
専門知識を駆使して、ソフトウェアやハードウェア、システムの開発を行うスキルが求められます。
画像処理エンジニア検定の出題範囲は以下の通りです。
-
基礎(ディジタルカメラモデルなど)
-
画像信号処理
-
パターン認識・計測
-
メディア処理・符号化
-
画像処理システム
-
知的財産権
画像処理エンジニア検定の詳細は以下の記事も併せて確認してください。
マルチメディア検定についてまとめ
マルチメディア検定についてまとめ
- ベーシックは比較的合格しやすい試験
- 通信講座などはないため独学が基本
- おすすめテキストは「入門マルチメディア」
今回はマルチメディア検定について解説しました。
マルチメディア検定では、マルチメディアに関する内容を中心にビジネスで活用可能なICT知識が身に付きます。そのため、就職・転職でも一定のアピールが期待できる資格です。
勉強方法としては独学が基本になります。講座は一応存在しますが、やはりおすすめテキストや過去問の反復の方が、確実に合格を目指せると言えるでしょう。
また難易度は、試験によって変動し、ベーシックは比較的易しい試験ですが、エキスパートになるとやや難易度が上がります。
そのため「実践エキスパート」などのテキストをよく読み込むようにしましょう。公式が公開している過去問PDFの活用もおすすめです。