基本情報技術者試験の配点はどうなっている?中身の内訳から合格点まで徹底解説!

更新日時 2020/05/10

「基本情報技術者試験の配点って決まっているの?」

「基本情報技術者試験の合格基準はどこ?」

そんな疑問を持っている人も多いのではないでしょうか?

基本情報技術者試験は合格率が20%~30%程度と難しい資格ですが、しっかり対策すれば合格できます。

この記事では、スケジュールや戦略を練るのに欠かせない、配点や合格基準について紹介しています。

試験の特徴を把握して、ぜひチャレンジしてみてください。

基本情報技術者試験の配点をざっくり説明すると

  • 午前試験、午後試験ともに6割以上得点するのが合格の条件
  • 午前試験は1問1.25点でテクノロジ系出からの出題が多い
  • 午後試験は大問により配点が異なる

基本情報技術者試験の概要

クエスチョン

基本情報技術者試験はITエンジニアの登竜門として位置づけられている、人気の試験です。令和元年春期では54686人もの人が受験しました。

IT に関連業務に携わる人、携わっていく人向けの試験で、公式サイトによると「高度IT人材となるために必要な基本的知識・技能をもち、実践的な活用能力を身に付けた者」を対象とした試験です。

基本情報技術者試験の難易度は

合格率は20~30%程度です。近年では20%前半のことも多く、易しい試験とはいえません。

基本情報技術者試験を行う独立行政法人情報処理推進機構(IPA)では、数多くの情報処理に関する国家試験を行っています。その中で基本情報技術者試験は、技術レベル2に位置づけられています。一番上はレベル4まであります。

基本情報技術者試験の試験形式・内容

ノートと鉛筆

基本情報技術者試験は、午前試験と午後試験に分かれており、1日かけて実施されます。

午前試験は9:30~12:00の150分、午後試験は13:00~15:30の150分と長丁場のため、高い集中力が必要です。

午前試験では知識を、午後試験では技能を問う問題が出されます。

午前試験午後試験、ともにマークシート方式です。午前試験は四肢択一式で出題数は80問となっています。

午後試験は、多肢選択式で11問のうち5問を回答します。必須回答問題と選択回答問題があるのが特徴でしょう。

基本情報技術者試験午前の出題範囲

午前に行われる基本情報技術者試験の範囲は、大きく3分野に分けられます。

出題範囲の詳細は、以下の通りです。

  • 午前 テクノロジ系
大分類 中分類
基礎理論 基礎理論、アルゴリズムとプログラミング
コンピュータシステム コンピュータ構成要素、システム構成要素、ソフトウェア、ハードウェア
技術要素 ヒューマンインタフェース、マルチメディア、データベース、ネットワーク、セキュリティ
開発技術 システム開発技術、ソフトウェア開発管理技術
  • 午前 マネジメント系
大分類 中分類
プロジェクトマネジメント プロジェクトマネジメント
サービスマネジメント サービスマネジメント、システム監査
  • 午前 ストラテジ系
大分類 中分類
システム戦略 システム戦略、システム企画
企業と法務 企業活動、法務
経営戦略 経営戦略マネジメント、技術戦略マネジメント、ビジネスインダストリ

この中でテクノロジ系の大分類技術要素、中分類セキュリティが重点分野に指定されています。

基本情報技術者試験午後の出題範囲

基本情報技術者試験午後の部の出題範囲は、以下の通りです。

  1. コンピュータシステムに関すること(ソフトウェア・ハードウェア、データベース、ネットワーク)

  2. 情報セキュリティに関すること

  3. データ構造及びアルゴリズムに関すること

  4. ソフトウェア設計に関すること

  5. ソフトウェア開発に関すること

  6. マネジメントに関すること(プロジェクトマネジメント、マーケティングマネジメント)

  7. ストラテジに関すること(システム戦略、経営戦略・企業と法務)

午後の試験は、大問1問の中にいくつか設問が設けられている形で、長文問題が出されます。

必須回答問題と選択回答問題があり、大問11問のうち大問5問を答えます。

必須回答問題とされているのは、情報セキュリティに関することとデータ構造及びアルゴリズムに関することです。

またデータ構造及びアルゴリズムに関することとソフトウェア開発に関することは配点が高いため、対策が必須です。

基本情報技術者試験の配点はよく確認しよう

グラフとコーヒー

配点を確認することで、重点的に勉強すべき箇所が見えてきます。

着実に合格するためにも、把握しておきましょう。

午前試験の配点は一定

午前試験の配点は、どの問題も1問あたり1.25点と一定です。

100点満点で、全部で80問出題されます。

分野別でみると例年、テクノロジ系から50問前後、マネジメント系から10問前後、ストラテジ系から20問前後出題されることが多いです。

出題数の割合が多いテクノロジ系が、合格不合格を左右しやすいと言えるでしょう。

テクノロジ系の大分類技術要素の中に含まれている中分類セキュリティは、重点分野にも指定されています。

深く理解する必要があるため、多くの勉強時間を割り当てておくとよいでしょう。

午後試験の配点には要注意

午後試験の配点は、以下の通りです。

問い番号 回答数 配点割合
1 1 20点
2~5 2 各15点
6 1 25点
7~11 1 25点

午後試験には、必須回答問題と選択回答問題があり、11問中5問を答えます。大問ひとつにつき、いくつかの設問があります。

問い番号1の情報セキュリティ と問い番号6のデータ構造及びアルゴリズムは、必須回答問題です。

問い番号2~5では、ソフトウェア・データベースやシステム戦略などの幅広いジャンルから4問出題され、2問回答できます。

また問い番号7~11では、C、Java、Python、アセンブラ言語、表計算ソフトの中から1問のみ回答します。

問い番号6のデータ構造及びアルゴリズムと問い番号7~11で選択するプログラミングで総得点の半分を占めるため、ここをいかに得意にして点数を取っていくかが大切です。

合格点はどちらも6割

基本情報技術者試験に合格するには

  • 午前の試験で100点満点中60点以上獲得
  • 午後の試験で100点満点中60点以上獲得

の両方を満たす必要があります。

合格点はその年の難易度や受験人数、全体の成績に左右されることはありません。

配点を考えると、午前試験ではテクノロジ系、午後試験ではデータ構造及びアルゴリズムとプログラミング分野を押さえておくことが合格のカギとなります。

難しく、苦手とする人も多い分野です。

配点が多い箇所はしっかり時間をとって対策しましょう。また60点以上は本番での合格ラインのため、練習問題を解く際は80点以上を目安にしておくのがよいでしょう。

勉強方法は3種類

机とPC

基本情報技術者試験の勉強方法は、大きく分けて

  • テキストを利用した独学
  • 通学講座を受講する
  • 通信講座を受講する

の3つです。

どの方法もメリット、デメリットがあるため、自分に合った方法で合格を目指しましょう。

独学で勉強するメリット

独学での取得の一番のメリットは、なんといっても費用面でしょう。

出題範囲の基礎知識や実務経験がある人、自分の力を試したい人に特に向いています。

またどんな問題が出るのか雰囲気をつかんでから勉強方法を決めたい人もおられるでしょう。

過去問は春・秋の開催ともに10年分以上、公式ホームページに掲載されています。午前試験、午後試験ともにあり、解答もついているので参考にしてみてください。

通学講座を受講するメリット

通学講座を利用するメリットには、

  • 効果的に勉強できる教材が用意される
  • 初心者でも分かりやすい
  • プログラミングの勉強ができる環境がある

などが挙げられます。

通学講座なら、どの教材がいいか選ぶ手間が省けます。

用意されたスケジュール通りに勉強を進めていけば、多くの人が合格できるように作られているので、安心して進められる点がメリットと言えるでしょう。

また基本情報技術者は独学で合格する人もいますが、特有の用語も多く初心者には少しハードルが高いかもしれません。合っているか不安に思いながら一人で勉強するより、通学講座を受講するほうが未経験者でも分かりやすいでしょう。

通信講座を受講するメリット

通信講座のメリットは、

  • 教材の準備が楽
  • 居住地を問わず受講できる
  • 隙間時間で勉強しやすい

などが挙げられます。

通信講座も通学講座と同様、合格点まで着実に積み上げられるような教材が準備されていることが多いです。教材やスケジュールの組み立てに悩みにくいのがメリットといえるでしょう。

通学講座と異なり、全国各地で受講できるのも利点です。近くに講座がないといった人にもおすすめでしょう。

また、社会人など決まった日を空けるのが難しい人、隙間時間を利用して勉強したい人にも向いています。

通信講座・通学講座なら午前試験が免除になる場合も

受講した講座によっては、午前試験免除制度の対象となる場合があります。

午前試験免除制度とは、この試験を運営する独立法人情報処理推進機構が認定した講座を受講し、午前免除認定試験に合格すれば、1年間午前試験が免除されるという制度です。

基本情報技術者試験は通常午前午後合わせて300分の長丁場です。午前試験を免除できれば、負担は減るでしょう。基礎から効率よく合格までたどり着きたい人にもおすすめです。利用したい人は必ず、対象の講座か確認しましょう。

基本情報技術者試験の配点まとめ

基本情報技術者試験の配点まとめ

  • 合格するには午前試験、午後試験ともに60点以上必要
  • 午前試験はトータル80問出題され1問1.25点
  • 午後試験は大問により配点が違う
  • 午後試験はデータ構造及びアルゴリズムとプログラミング分野が合格を左右しやすい

基本情報技術者試験の配点について解説してきました!

基本情報技術者試験を通してITの基礎を学ぶことで得られることは多いでしょう。

基本情報技術者試験は絶対評価で、配点や合格基準があらかじめ決まっているため、合格プランを練りやすい面もあります。

是非一度取得を検討してみてはいかがでしょうか。