基本情報技術者科目B試験(旧午後試験)とは?対策方法からおすすめ勉強法まで解説!

「基本情報技術者の科目B試験(旧午後試験)ってどんな出題がされるの?」

「基本情報技術者の科目B試験の対策を知りたい!」

このような疑問などをお持ちの方、いらっしゃいませんか?

基本情報技術者はIT業界で働いていく上では欠かせない資格で、10万人を超える人が受験しています。

試験は新試験制度以降に伴い、従来の午前試験と午後試験の区分から、新しく科目A試験と科目B試験の区分へと生まれ変わりました。

科目B試験はA試験と比較して難易度が高く多くの受験者が苦労しています。

こちらの記事では、基本情報技術者の科目B(旧午後試験)の試験内容や勉強法について解説していきます!

基本情報技術者の科目B試験についてざっくり説明すると

  • 6割以上の得点が合格ラインであるため、メリハリをつけた勉強が重要
  • 科目A試験とは違って過去問題を解きまくる対策だけでは足りない
  • 文章の読解力も鍛えておく必要がある

基本情報技術者科目B試験(旧午後試験)の概要

大きな疑問

デジタル人材の登竜門とも言われる基本情報技術者試験では、科目A試験(旧午前試験)と科目B試験(旧午後試験)の2種類に分かれます。

その中で科目B試験は、従来の午後試験が長文問題形式で多くの受験生の頭を悩ませてきたように、続けて応用的な力を問うものとなります。

ただ、制度改定で大問形式が廃止され、全て小問形式での出題となることから、従来の午後試験と比較して難易度は下がると予想されます。

ただ、問題数自体は増えることになるため、タイムマネジメントなど従来とは異なる方向性での対策が必要となるでしょう。

科目B試験は出題分野が大きく変更

科目B試験の試験概要は次のとおりです。

項目
採点方式 IRT方式
合格基準 1,000点満点中600点
試験 試験時間:100分
出題数:20問
解答数:20問(選択問題なし)

科目B試験の出題範囲は次のとおりです。

<データ構造及びアルゴリズム(擬似言語による出題)>

出題範囲(大項目) 出題範囲(小項目)
プログラミング全般に関すること 実装するプログラムの要求仕様(入出力,処理,データ構造,アルゴリズムほか)の把握
使用するプログラム言語の仕様に基づくプログラムの実装
既存のプログラムの解読及び変更
処理の流れや変数の変化の想定
プログラムのテスト
処理の誤りの特定(デバッグ)及び修正方法の検討 など
プログラム処理の基本要素に関すること 型,変数,配列,代入,算術演算,比較演算,論理演算,選択処理,繰返し処理,手続・関数の呼出し など
データ構造及びアルゴリズムに関すること 再帰,スタック,キュー,木構造,グラフ,連結リスト,整列,文字列処理 など
プログラミングの諸分野への適用に関すること 数理・データサイエンス・AI などの分野を題材としたプログラム など

<情報セキュリティ>

出題範囲(大項目) 出題範囲(小項目)
情報セキュリティの確保に関すること 情報セキュリティ要求事項の提示(物理的及び環境的セ キュリティ
技術的及び運用のセキュリティ)
マルウェアからの保護
バックアップ
ロ グ取得及び監視
情報の転送における情報セキュリティの維持
脆弱性管理
利用者アクセ スの管理
運用状況の点検 など

出典:試験要綱Ver5.0

新試験では、これまで解答必須とされていた「情報セキュリティ」「データ構造およびアルゴリズム(擬似言語による出題)」の2分野での出題がメインとなり、それぞれ4問、16問の出題がなされます。

従来の試験と比較して、アルゴリズム・プログラミングの知識をしっかりと問われるようになっており、今まで以上に当該分野に対する対策が必須となります。

また、アルゴリズム・プログラミングの範囲が苦手な場合でも選択式であったため、他の得意分野でカバーすることができましたが、新試験ではその手法が通用しなくなっています。

よって、苦手意識を抱えていらっしゃる方は、早いうちにそれらの苦手を克服するように学習を進めていくようにしましょう。

科目A試験は午前試験から大きな変更はない

科目B試験のベースとなる知識を問う科目A試験の出題範囲は、テクノロジ・マネジメント・ストラテジ系の3分野に大きく分かれており、出題は従来の午前試験に準ずるものとされています。

ただ、出題数や試験時間は従来と比較して短縮されており、従来試験からの試験形式の違いをこの機会に押さえておく必要があります。

項目
採点方式 IRT方式
合格基準 1,000点満点中600点
試験 試験時間:90分
出題数:60問
解答数:60問(選択問題なし)

科目A試験(旧午前試験)は免除制度が存在

基本情報技術者試験では、科目A試験に免除制度が設けられており、事前にIPA認定講座を受講・科目A試験免除修了試験に合格することで、当該制度が適用されます。

本番当日は科目B試験に集中できるなどメリットが大きい制度ですので、ぜひこちらの制度活用もご検討ください。

科目B試験のおすすめ対策法

勉強する子供

科目A問題は過去問がそのまま出題されやすい傾向があるため対策は比較的容易です。

しかし、科目B試験はある一定の試験範囲は決まっているものの、応用レベルの知識が問われるため問題の難易度はかなり高くなっています。

実際、科目A試験は合格ラインをクリアしたけど科目B試験で合格ラインを下回ってしまう人が多いため、科目B試験の対策の是非が試験全体の合格に影響すると言えるでしょう。

まずは科目A試験対策を

科目B試験の問題は、まず科目A試験対策を入念に行いIT知識をしっかり身に着けてからでなければ、解けるようにはなりません。

科目A試験の内容は基礎的で比較的容易なので、まずは基礎となる科目A試験の対策を万全に行うべきです。

いきなり科目B問題の過去問を見ても、出てくる用語が分からないというケースは多いです。

そのような状況で科目A問題を解いても文章の内容を理解できず、非効率な勉強になってしまいます。

そのため、対策としてはインプットをまず重視するべきであり、知識の土台作りを入念に行いましょう。

テキストを通読しながら問題を適宜解くことで、徐々に基本知識をマスターできるようになるためおすすめです。

科目B問題の長文を読んでそれらの内容がスラスラ理解できるレベルになるまで、用語理解を徹底して行いましょう。

読解力の強化が大切

科目B試験では科目A試験と比較して長めの条件文を読むことが要求されるため、題意を汲みとるための読解力が要求されます。。

読解力を身につけることで問題を読むスピードが上がり、問題文の状況や全体像を客観的に掴めるようになります。

また、出題の意図も見えてくるようになるため、スラスラと問題を解くためにも読解力は鍛えておきましょう。

読解力を鍛えると言っても、小中高と国語の時間でやってきた基本的な能力があれば十分で、速読などの特別なスキルは不要です。

もし科目B試験の文章の内容が理解できているにも関わらず問題にうまく答えられなかった場合は、読解力が不足している可能性が高いです。

客観的に文章の状況を正しく理解できておらず、出題の意図を掴めていないことが考えられます。

文章を読む際には、主語述語の関係性や文章の起承転結や原因結果の論理関係を意識して読むことが読解力向上の対策としておすすめです。

もし読解力を鍛えたいのであれば、大学受験用の現代文の問題を解いてみるなど、工夫してみましょう。

解いた後は必ず復習

過去問の演習中に、間違えた設問に関してはきちんと復習することが大切です。

間違えた問題をあまり復習せずに放置してしまうと、本試験でも似たような問題が出てきたときに同じミスをしてしまいます。

具体的には、自分が知識系の設問でミスをしたのか、文章読解の設問でミスをしたのかを分析し、「どのような理由で間違えたのか」を理解しておくことがとても重要です。

知識系の問題のミスであればテキストに戻ってインプットをやり直し、文章読解の問題のミスであれば自分がどの部分で文意を取り違えたかを把握するようにしましょう。

「次は同じミスをしない」という強い意志を持ちながら復習しないと、効果的な復習になりません。

しっかり復習することにより問題の癖も発見できるため、より自分の知識を改善することにつながります。

試験講評は新試験では公表されないので注意

基本情報技術者試験を主催している情報処理推進機構は、試験実施後に試験講評を行っています。

以前は試験講評が公開されており、この内容を見ることで今後の対策指針を練ることができました。

ただ、現在はCBT方式の通年受験型の試験に変更されたため、この試験講評は公開されていません。

講評を参考にされようとお考えだった方は注意するようにしましょう。

新試験はプロに伴走してもらうのがおすすめ

上述したように、基本情報技術者試験は2023年4月を境に大きく試験の色が変わりました。

そのため、対策に注力すべきポイントも変更されており、結局どこから対策を始めようかお悩みの方も多いでしょう。

そのような方は、合格者147名を輩出し隙間時間で基本情報技術者合格を目指せるスタディングの通信講座がおすすめです。

新試験制度にもプロ講師がバッチリ対応しており、合格に向けて効果的な対策を打つことができるため、ぜひこの機会にスタディングで学習を始めてみてください。

科目B試験の実際の解き方

喜ぶ子供

科目B試験は長文の読解をしながら問題を解いていくため、設問の意図を素早く汲み取らなければなりません。

そこで、設問で聞かれている部分の把握・問題を解くときにかける時間を調節した上で取り組むようにしましょう。

設問の意図を把握

まず1つ目に意識するべき事項は、文章を読む前に設問を見て、聞かれている箇所を把握することです。

設問には問題を解く上で重要ではない部分もあるため、聞かれていることをまず把握して重要な箇所をまず押さえるようにしましょう。

これを行うことにより、長い文章を最初から最後までだらだら読む必要がなくなり、必要な部分を重点的にメリハリを持って読むことが可能になります。

過去問演習の中では、設問内容や問われているものは何なのかを意識したうえで、文章を正しく読解していく練習が必要となります。

長文に読み慣れていない人は最初は苦労しますが、地道に繰り返すことで徐々に読み方をマスターできるようになります。

途中で諦めずに、粘り強くコツコツと練習していくことが何よりも大事です。

必ず所要時間を決める

2つ目に気をつけるべき点は問題ごとに取りかかる所要時間を決めておくことです。

科目B試験は従来の午後試験と比較して問題数が増加したため、一つの問題に時間をかけすぎると他のすべての問題に取りかかる時間が足りなくなってしまう恐れがあるのです。

そこで、あらかじめ一問に取りかかる時間制限を決めておくと良いでしょう。

日頃の問題演習から意識してコツコツと練習を積むことで、制限時間の中で回答していくコツを掴むことができます。

慣れないうちは時間に追われて大変ですが、慣れていくにつれて文章を読む力が鍛えられるため心配する必要はありません。

特に、配点割合の高いアルゴリズムとプログラミング言語の大問に対しては、できるだけ多くの時間を割けるようにするべきです。

逆に、配点があまり重くない問題は手短に済ませるなど、自分の中で様々な工夫を重ねていくと良いでしょう。

基本情報技術者の科目B試験のまとめ

基本情報技術者の科目B試験のまとめ

  • アルゴリズム・プログラミングの出題ウェイトが大きく増加
  • 選択問題はなくなり全問解答必須に
  • 単語の理解がおぼつかない場合は科目A試験対策に戻るのが吉

基本情報技術者の科目B試験は科目A問題よりも難易度が上がります。

そのため、ポイントを押さえつつ1問に使う時間を決めて問題を解いてみるなど、様々な工夫が必要になります。

また、問題ごとに配点が違ったりするため、配点が高い問題を重点的に対策すると合格により近付くことができます。

取得メリットが多く、有益な知識を身に着けることができるため、ぜひ基本情報技術者の取得を目指してみてください!

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