宅建は高卒でも取れる資格なの?取得メリットや年収・就職先を解説!
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宅建士
関口秀人
「資格を取りたいけれど何の資格を取得すべきか分からない・・・」
「宅建は高卒でも取れる資格なのだろうか?」
最近では資格の取得を目指す人が多いですが、様々な資格があって何を受験すればいいのか分からない方も多いと思います。
また、就職に向けて高卒でも取りやすい資格がないか、探している方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか。
そこでこの記事では高卒の方におすすめな宅建の資格について解説していきます!
宅建の受験資格や難易度、取得によるメリット等、宅建を取得することが如何に魅力的なのかが分かるはず!是非参考にしてみて下さい!
高卒者におすすめな宅建についてざっくり説明すると
- 受験資格に制限がなく誰でも受験できる
- 宅建試験の合否に学歴や年齢は関係ない
- 宅建を取得すると年収大幅アップなど様々なメリットがある
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宅建資格は高卒でも取得できるのか
資格取得を目指す際に受験資格は必ず確認すべき事項の1つです。
資格を取得する際の試験には、「誰でも受験できる資格試験」と、「大卒など一定の受験資格を満たさないと受験できない資格試験」の2種類があるからです。
また、受験資格とは別に資格登録に一定の条件がある場合もあります。
そこでまずはじめに、宅建資格の受験資格と資格登録について解説していきます。
受験資格は存在しない
宅建の試験には受験資格がなく、学歴や年齢などに関係なく誰でも受験できます。
大卒などの条件がある訳でもないので高卒でも受験が可能で、高卒でも多くの方が合格している資格です。
実際、働き盛りの社会人の他にも中学生からお年寄りの方まで、非常に幅広い層の方々が宅建にチャレンジされています。
資格登録に注意
よく勘違いされることなので注意が必要なのが、宅建の資格登録のルールです。
宅建士として業務を行うためには宅建試験に合格するだけでなく、資格として登録をし、宅建士証の交付を受ける必要があります。
この資格登録の際に、一定の条件を満たしていなければならないのです。
資格登録は20歳以上にならないとできないので、未成年者が試験に合格した場合でも登録して業務を行えるのは20歳になってから、ということになります。
ただし、試験に合格すれば一生涯有効なので、早めに試験を受験して合格しておけば20歳になってすぐに登録することができます。
宅建試験の難易度と学歴の関係
宅建試験の合格率は毎年およそ15%前後となっています。士業系資格の中では合格率が比較的高く、取得しやすい資格であると言えるでしょう。
毎年3万人もの人が合格する試験なので様々な人に合格のチャンスがあり、決して高学歴の人だけが合格する、というような試験ではありません。
学歴と合格率の相関を示すようなデータがある訳でもなく、高卒・大卒関係なく取得を目指せる資格です。
試験内容としては、民法などの法律科目があるので法学部生に多少有利な側面はあります。ですが、そのような受験生はかなり少ないですし、あくまで試験範囲の一部なのでそこまで大きなハンデにはならないでしょう。
宅建士試験の内容には難解で理解に苦しむような部分もほとんどないので、しっかり勉強すれば誰にでも合格するチャンスがある資格と言えます。
では実際に宅建の難易度や必要とされる勉強時間について確認していきましょう。
どれくらいの勉強時間が必要?
合格のために必要な時間は300時間程度と言われています。
1日2時間勉強すれば5カ月で300時間になるので、10月中旬の試験日に向けて5月から勉強すれば間に合う計算になります。
もちろん勉強すること自体に苦手意識がある人もいるかもしれませんが、その場合でも3月や4月など早めの時期から取り組むことで十分合格は見えてくるでしょう。
独学でも合格できる?
宅建は独学でも十分に合格できる資格です。
しかし、どんな資格試験の勉強でも言えることですが、自分に合った効率的な勉強方法を実際に実践できるかどうかが合格に向けた重要なポイントとなります。
大学受験を経験した大卒者の方が「効率的な勉強方法」を既に学んでいる場合が多く、逆に高卒者の場合はそれが分からずに非効率な勉強になってしまう可能性は否めません。
自己流で非効率な勉強を続けて不合格を繰り返すよりも、予備校代や通信教育代を払って1発合格を目指す方が良い場合もあります。
高卒者が独学で取得を目指す場合にはこの点に注意し、見極めていく必要があるでしょう。
宅建試験の独学についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
1発合格を狙うなら通信講座がおすすめ
上でも述べたように、独学だと非効率な勉強に陥ってしまう可能性が高いため合格から遠ざかるケースが多いのが現状です。
よって、1発合格を狙うなら通信講座で賢く対策をするのがおすすめです。
宅建は人気資格であるため、たくさんの講座があって迷う方も多いでしょうが、特にフォーサイトの講座の受講はおすすめといえます。
フォーサイトは合格点主義を掲げていることから、試験で頻出する範囲に的を絞ったテキストで勉強を行うため、合格の最短ルートを歩むことができる設計となっています。
特に高卒の人は勉強が苦手で膨大な量のテキストをこなせない人も多いでしょうから、この点は非常に助かります。
他にも合格を強力にアシストする機能が満載で、合格実績も極めて優れていることからぜひ一度サイトでその充実ぶりを確認してみてはいかがでしょうか?
高卒の人が宅建資格を取るメリット
これは宅建資格のみならず他の資格を取得した際にも言えることですが、頑張って勉強して合格すれば、頑張った分だけ多くのメリットを享受することができます。
以下では特に高卒の人が、数ある資格の中でも特に宅建資格を取るメリットについて紹介していきます。
不動産業界への就職・転職に有利になる
不動産業の中の1つである宅地建物取引業では、5人に1人の割合で宅建士を配置しなければいけないという義務が全ての会社に課されているため、宅建士の需要が高くなっています。
また、宅建業を行う際に必要な業務の中には、重要事項の説明など宅建士の独占業務もあります。
そのため宅建資格を持っていると就職や転職で有利になり、さらに以下で紹介する理由から自身のキャリアの中でも大きく役立つことになります。
学歴不問または高卒以上の求人が多い
不動産業界の求人では、学歴不問もしくは高卒以上というケースが多く見られます。
学歴は関係ないので大卒・高卒でも同じであり、そこでアピールポイントとなる宅建資格を持っていれば他者との差別化ができて有利です。
不動産業界以外にも通用する
不動産に関する知識は不動産業界以外でも通用するので、職の幅が広がり様々な業界の求人に応募できるようになることもメリットの1つです。
特に、土地・建物に直接的に関わる建設業や、資産管理・資産運用で土地に関わることも多い金融業などで活躍できます。
会社の事務所を構える土地の購入や賃貸契約の締結など、不動産関連の部署は多くの会社にあるので宅建資格保有者の活躍の場は非常に広いと言えます。
国家資格を取得した努力が評価されることも多く、宅建資格を取得することで様々な業界で活躍できる人材になれることも魅力のひとつです。
就職後は学歴に左右されない
一度どこかの会社に入社すればその後は学歴は関係なくなるので、高卒という事実が不利に働くこともなくなります。
宅建資格を持つことで就職・転職を有利に進めていけば、大卒・高卒に関係なく、自分の持つ能力を存分に発揮して会社や社会に貢献することができるのです。
年収が大幅に上がる
宅建資格を持つと収入が大幅に上がることも大きな魅力です。
これは、宅建士の資格を持っていることで高給与の会社に勤めやすいことや、資格保有者に対して資格手当などといった形で給与を上乗せしてくれる企業も多いことが理由です。
実際に、宅建士として働いている人の年収と、一般的な高卒者の年収とを比較してみましょう。
高卒者 | 宅建士 | |
---|---|---|
平均年収額 | 約290万円 | 約500万円 |
令和元年賃金構造基本統計調査によると、高卒者の平均年収は292万円と言われています。
それに対して、宅建士の平均年収は500万円前後と言われているので、資格を頑張って取得すればその頑張りは、収入の大幅アップという形で現れてくるでしょう。
このように、宅建士の資格を持っているだけで持っていない人に比べ有利に進めていくことができるのです。
試験が受験しやすい
ここまででは、資格を取った後の利点についてご紹介してきました。ですが、実際に資格を取る段階で不便な点があっては困りますよね。
しかし宅建試験ではそのようなことはありません。以下では宅建試験が他の試験に比べて受験しやすい理由について、試験日と試験会場の2点からご紹介します。
スケジュール発表・試験日・合格発表日
6月の第1金曜日に、官報と不動産適正取引推進機構HPに詳細な内容が掲載されます。
試験日は基本的に10月の第3日曜日です。士業系資格の中には税理士試験のように平日に試験が実施される資格もありますが、宅建試験は日曜日に実施されるので社会人でも受験しやすいことが利点です。
合格発表は11月の最終水曜日又は12月の第1水曜日に行われるので、合格発表後に転職活動を始め、翌年4月の新年度採用枠に向けて動くということも可能です。
試験会場
士業系資格の中には試験会場が主要都市のみの数か所しかなく、遠距離の移動や宿泊が必要になるケースも多々あります。
しかし宅建試験では基本的にそのようなことはなく、全国各地に試験会場が設けられるので住んでいる都道府県で受験することが可能です。
高卒でも取れるおすすめの資格
高卒でも取れるおすすめの資格は宅建以外にもたくさんあります。
以下で紹介するものは学歴が受験資格にならない資格であり、取得すればその後の人生の中でも非常に役立つ資格です。
それぞれの資格を取得するメリットと共に紹介していくので、是非検討対象として参考にしてみてください。
ファイナンシャルプランナー
お金に関する幅広い知識を持つファイナンシャルプランナー(=FP)は、取得を目指す人が多い資格の1つです。
FPの資格にはいくつかの種類がありますが、基本的事項を学ぶだけの3級ではなく2級以上を目指すのが良いでしょう。お金に関する顧客の様々な悩みを解決して貢献できるのがFPという仕事です。
FPを高卒で取得するメリットについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
ITパスポート
エンジニアを目指す人が受ける情報処理系の試験の中で最も基本となる試験がITパスポートです。
この資格も、独学で合格することは十分に可能です。
IT関連企業への就職を目指す場合だけでなく、パソコン・ITに詳しいということで事務系職種の採用でも有利になることがあります。
ITパスポートの概要については下記の記事を詳しく参考にしてください。
中小企業診断士
経営・経済・財務等に関する専門的な知識を活かして企業経営者へアドバイスを行うのが中小企業診断士です。
難易度がかなり高い資格ですが、合格を勝ち取ることができれば就職・転職で大きなアピールポイントになることは間違いありません。企業経営者を支える存在として社会的にも意義の大きな資格です。
中小企業診断士を高卒で取得するメリットについては、以下の記事を参考にしてください。
高卒で宅建を取得するメリットまとめ
高卒で宅建を取得するメリットをざっくり説明すると
- 受験資格がないので高卒でも受験できる
- 宅建試験には学歴は関係なく、努力次第で十分に合格できる
- 取得すると就職活動や就職後の仕事でも大きな役に立つ
- 試験日程や会場についての心配が少ない
今回は高卒で宅建を取得するメリットやその難易度について紹介しました。
国家資格の中でも比較的合格しやすい宅建資格は、取得すればその後の人生で大いに役立つ資格です。
どの資格を受験しようか迷っている場合には、宅建資格をぜひ検討してみて下さい!