宅建試験の持ち物は?当日の流れや試験会場での過ごし方を確認しよう!
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この記事は専門家に監修されています
宅建士
関口秀人
とうとう宅建試験の本番が近づいてきました。
「持ち物は大丈夫かな」
「当日って具体的にどんな感じなんだろう?」
日頃の勉強の成果を発揮する日には、普段抱かない疑問が浮かんでくるものです。
緊張してしまう人もいるかもしれませんが、ベストを尽くして悔いが残らないようにしたいですよね。
これまでの努力を無駄にしないためにも最後まで気を抜いてはいけません。
準備は万端ですか?せっかくこれまで努力してきたのに、忘れ物をしてしまったがために全てを水の泡に、なんて事があって欲しくないですよね。
そこで、今回の記事では、宅建試験当日の持ち物や試験の流れ、会場での過ごし方などについて紹介していきます。試験当日に最大限の力が発揮できるように、是非、試験本番直前に一読してみてください。
宅建試験の持ち物・当日の流れをざっくり説明すると
- 持ち物は前日までに準備し、直前に慌てないようにする
- 試験時間がピークとなるように試験当日を過ごす
- 難問に遭遇しても最後まであきらめない
宅建試験に必須の持ち物
宅建試験当日に必須となる持ち物を以下に挙げていきます。
当日の朝にあたふたしないように、前日までに準備を済ませておくと良いでしょう。加えて、当日の朝は最終確認等に時間を費やす方が多いと思いますが、出発直前には必ずもう一度チェックするようにしてください。
筆記用具
先ず、何よりも必要となるのが筆記用具です。
- マークシート用鉛筆 (多少先端が丸い方が塗りつぶしやすい)
- メモ用のシャープペンシルで、使い慣れているもの
どちらも複数本用意しておきましょう。また、シャーペンの芯も忘れないようにしましょう。濃さはいずれもBまたはHBのものとなりますが、鉛筆はBの方が塗りつぶしやすいので、好みに合わせて準備しましょう。
- 消しゴム
こちらも複数個。細かく消せる、角のあるものが良いでしょう。
なお、他に「鉛筆削り」も持ち込みできます。
腕時計
試験会場によっては時計がないこともあり、また、たとえ時計があったとしても、自分の席からは見にくい場合も想定される為、必ず腕時計を用意しておいてください。
腕時計が壊れたといった最悪のケースも考慮し、複数個持っておくのも良いかもしれません。
ただし、Apple Watchなどのスマートウォッチや、時計機能以外の計算機能や検索機能などがあるものは持ち込み不可です。
また、携帯電話やスマートフォンを時計代わりに使うことはできないので、注意してください。
なお、スマートフォンなどについては、試験前に所定の封筒に入れるよう指示されることもあるようですので、その際は試験官の指示に従いましょう。
受験票
試験当日に忘れたら受験ができませんので、忘れたり落とすことのないように注意してください。行きの車の中や電車の中など、移動中も必ず一度は確認しておくようにしてください。
物を出し入れしない所に入れて持ち運ぶ等、随時工夫すると良いでしょう。
その他用意しておくと良いもの
直前に復習する教材
これは、自分を落ち着かせる際に効果的です。また、早めに試験会場に着いた時の時間つぶしにもなります。
これまで学んできたことの最終確認も兼ねて、使い慣れたテキストや、要点をまとめた自作のノートなどがオススメです。
事前に「これを直前にチェックする」というものを決めておきましょう。
着脱が容易な上着や毛布
宅建試験は10月中旬です。会場は暑い時も寒い時もあり、空調が自分に最適な温度に設定されているとは限りませんので、どんな温度にも対応できるように、着脱可能な上着などを持参するようにしましょう。
交通系ICカード
電車で移動する人限定ですが、忘れないようにしましょう。
これを忘れてしまうと、想定していた時間通りに動けなくなるため、普段のリズムを崩して試験内容に直前まで集中できなくなる可能性が高いです。
よって、前日までにかばんや財布に忘れずに入れておくのがおすすめです。
お菓子などの軽食
糖分補給のためのチョコや、集中力アップや眠気覚ましにもなるガムなどがおすすめです。
ただ、普段食べ慣れていないものを食べて体調を崩す、といったことのないように気をつけましょう。
財布
忘れると焦ってしまうので、使う機会がなくても持っておきましょう。
また、最悪筆記用具などの持ち物を忘れてしまったとしても、お金があればコンビニなどで購入できます。
目薬やティッシュ
ティッシュはあった方が何かと便利でしょう。目薬が必要な方はお忘れなく。
また、お腹が弱い人は下痢止めの薬も持っておくと安心です。
マスクもあると安心
現在は新型コロナウイルスにより、会場受験ではウイルスの感染リスクが高まっています。
普段は何気なく身に着けているマスクも、試験当日だと緊張のあまり忘れてしまう可能性も考えられます。
マスクがないと周りの人にも迷惑をかけてしまう可能性があるため、事前に持っていく鞄の上に置いておくなど必ず忘れない工夫をするようにしましょう。
当日の流れは細かく決めておく
以下の点をあらかじめ事細かに決めておけば、当日は試験だけに集中できますので、以下のことを事前に決めておくことをオススメします。
- 当日の朝は何時に起きて何を食べるのか
- 朝に勉強する内容は何か
- 昼食はどこで何を食べるのか
- 何時頃にどの交通機関を使って会場に向かうのか
- 試験会場では何を勉強するのか
- 試験中わからない問題に当たったらどうするか
試験当日の注意ポイント
試験会場までの道のりは確認しておく
試験会場の中まで入ることはできないことも多いですが、会場の前までは必ず事前に下見しておきましょう。
宅建試験の試験会場は以下の記事で確認できます。
昼食は少し早めに済ませておく
試験当日は昼食時間も重要となってきます。食べた直後は消化にエネルギーを使うため、頭に血が回りにくくなってしまい、その結果、眠気や集中力の低下につながってしまいます。
そのため、試験開始は13時からですので、2時間前の11時頃には昼食を済ませたいところです。
また、昼食を食べ過ぎると消化に時間がかかるので、いつもよりも少なめに食べることや、バナナなど消化に良いものを中心に食べることを心掛けた方が良いでしょう。
時間に余裕を持って出発する
当然のことですが、早めの行動を心掛けましょう。
万が一遅刻してしまった場合
たとえ機関の遅延などが発生した場合であっても間に合うような出発・到着時間を計画することが大前提ですが、それでも遅刻してしまった場合には、試験会場に設けられている「相談係」もしくは他の係員に事情を説明したうえで、その指示に従うようにしてください。
なお、原則として、13時30分を過ぎた遅刻者は入室できないという扱いになっていますので、その点は十分に注意してください。
途中退出はできないので注意
試験時間は2時間となっており、その間途中退出はできません。時間いっぱい使って見直しなどを行うようにしましょう。また、トイレは尿意がなくても直前に必ず行っておきましょう。
自分の回答はメモしておく
問題用紙は持ち帰ることができます。帰宅した後で自己採点できるように、自分がどの答えを選んだか分かるように、丸印などを付しておきましょう。
最後まであきらめないことが大事
試験本番で難しい問題が続いたりしたら、心が折れたり、諦めそうになったりするかもしれません。
しかし、自分が難しいと思った問題は、他の受験者も同じように難しいと感じているはずです。その中でも、最後まで粘って食らいつくことができる人がきっと合格することでしょう。最後まであきらめない気持ちで試験に臨みましょう。
当日の心構えについてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。
宅建試験の持ち物・当日の流れまとめ
宅建試験の持ち物・当日の流れまとめ
- 持ち物は前日までに必ず準備し、当日も再確認
- 試験当日の過ごし方もあらかじめ決めておく
- 最後まであきらめない気持ちが宅建試験合格を引き寄せる
今回は宅建試験の持ち物や、試験当日の流れについて紹介してきましたが、いかがでしたでしょうか?
今回の記事を参考にしながら、是非試験本番に向けて準備を進めてみてください。