【宅建士試験】直前対策の方法は?勉強法や当日の過ごし方まで徹底解説!
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宅建士
関口秀人
「宅建士試験もいよいよ間近。どういう勉強が効率的だろう」
「試験日までどのように過ごせばいいだろう」
この記事を読まれているあなたは、きっと上記のような疑問をお持ちなのではないでしょうか?
宅建士試験に向けて学習を続けてきていよいよ試験直前。自信満々という方もいれば、落ちたらどうしようと不安を感じているかたもいらっしゃると思います。
ここでは、宅建士試験の直前期におけるおすすめの学習方法、試験日直前の過ごし方について解説していきます。
宅建士試験を控えている方は是非一度参考に読んでみてください。
宅建士試験の直前対策についてざっくり説明すると
- 暗記科目である「法令上の制限」と得点源の「宅建業法」が学習の中心
- 直前対策講座は有効だが、値段がとても高い
- 当日までパフォーマンスを高く保つ方法を知っておく
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宅建士試験の直前対策方法
宅建士試験の直前期では一体どのように過ごせばいいのでしょうか?直前期における学習方法について解説していきます。
試験日まで手を抜かない!
まずはこれが一番大切なことです。
宅建士試験直前期となると、試験範囲全て頭に入っていると自信を持っている方も中にはいらっしゃるのではないでしょうか?
あとは試験日までゆっくりしようと考えている人もいると思います。ですがそれでは宅建士試験で合格を勝ち取ることはできません。
人間の脳というのは忘れるようにできています。 この直前期に学習をサボってしまうと、これまでの努力が全て無駄になってしまいます。 試験が終わってからいくらでもゆっくりすればいいのです。もうひと踏ん張り頑張りましょう。
効率の良い勉強法を模索する
宅建士の試験勉強では、ただがむしゃらにやればいいというものではありません。非効率な勉強法を取ってしまうと、それだけ得点チャンスを失うことになりますので、合格の道は険しくなっていきます。
効率の良い勉強法を会得し、ただひたすらにやるべきことを積み上げていくことが合格への近道です。
過去問を完璧にする
宅建士試験では、過去問の類題から多く出題される傾向にあります。よって、宅建士の学習では過去問攻略が最も得点効率の高い学習法であると言えます。過去問については答えを覚えてしまうくらい徹底的に解きまくりましょう。過去問については過去10年分は網羅するようにしましょう。
また過去問に取り組む際には1問1問に時間をかけて解くのではなく、試験時間を想定して時間内に解き切ることを意識しましょう。試験の流れを身体に覚えさせることが重要です。
模試や予想問題にチャレンジする
宅建士試験直前期では、模試や予想問題にも積極的に取り組んでいきましょう。 内容は過去の模試でも構いません。
過去問学習の項目でも述べておりますが、とにかく本番の試験形式に慣れることが重要です。時間内に全ての問題を解き切ることを意識しましょう。
AIで出題予測した予想問題も効果的
資格学校である資格スクエアではAIを使った出題予測を元に作成した予想問題「未来問」を無料配布しています。
未来問の予測精度はとても高く、昨年2018年度宅建試験の予測をした際はカテゴリー的中率78%という極めて高い的中率を叩き出しました。
直前期の予想問題としてはこの上なく優れています。受験生であれば是非とも入手しておきましょう。
法令上の制限を中心に詰め込む
宅建士の試験範囲である法令上の制限は暗記科目なので、直前期の学習にはとても効果的であると言えます。
一つでも多く覚えて得点源にしていきましょう。法令上の制限以外では、得点に直結する宅建業法に取り組むのもオススメです。
宅建試験の法令上の制限について詳しく知りたい方は下記記事をチェック!
直前対策におすすめテキスト・問題集
直前期は、専用のテキストを買って大事なポイントを効果的に復習するのも効率的な勉強方法の一つであるといえるでしょう。
ここでは、直前期に特に効果を発揮するおすすめテキスト・問題集を紹介していきます。
直前期の要点整理はこの1冊で決まり
宅建試験の要点整理を行うなら、「これで合格 宅建士要点整理 2022年度版」がおすすめです。
この本は、合格のために絶対に理解しておきたいポイントを厳選して掲載しており、もち運びにも便利なコンパクトテキストに仕上がっています。
解説は図表を使って非常にわかりやすく解説されているので、知識を短時間でしっかり復習できるでしょう。
著者は、企業研修で3年連続合格率100%を達成した実績豊富な田中謙次講師であることからも、信頼度が非常に高いこともおすすめポイントです。
実践演習で試験のポイントを押さえよう
直前模試の形で、演習を行いたいという人には、「2022年版 出る順宅建士 当たる! 直前予想模試【模試4回分/法改正対応】」がおすすめです。
この本は、4回分の模試が付属しており、ばっちり本番のシュミレーションを積める1冊となっています。
内容は宅建試験に長年携わってきたLECが、試験を徹底分析して厳選したものとなっていることから、本番に直結する内容を効果的に演習できるでしょう。
直前対策講座は受講すべき?
宅建士試験では各予備校が直前対策講座を用意しています。一例を紹介します。
予備校名 | 講座名 | 料金 |
---|---|---|
TAC | 直前対策講義[全4回] | 18,000円 |
LEC | 直前3兄弟パック[全8回] | 24,300円から |
日建学院 | 直前攻略コース | 50,000円 |
どの直前対策講座においても宅建士試験のプロが実施しているものなので、内容的には信頼できるものとなっていますが、表の通りどれもかなり高額となっています。利用するのであれば最終手段として考えましょう。
直前対策講座にここまで高い値段を出すのであれば、まずは利用せずに自分の力で試験に臨んでみて、万一落ちたら次年度試験に向けて通信講座などを受講するという考え方もあります。
コスパで考えると後者の方が優れています。自分にとってどちらの選択がいいのか考えて決断してみてください。
やりがちな直前期の間違った勉強法
直前期でやってはいけない間違った勉強法とはどのようなものになるのでしょうか。効率よく学習するためにも必ず目を通してみてください。
新しいテキストや問題集を買う
今まで使ってきたテキストも一通り学習することができたので、新たなテキスト・問題集を購入して学習しよう。これは最もやってしまいがちな勉強の失敗パターンになります。
購入する前に、もう一度今使用しているテキスト・問題集の内容を完璧に理解しているのか確認してみてください。ほとんどの人が理解できていないことに気づくはずです。
宅建士試験は、よほど悪いテキストで学習をしていない限り、そのテキストを完璧に理解することができれば確実に合格できるようになっています。
新しいテキストや問題集を買うのではなく、今持っているテキストで解けなかったところをきちんと復習して理解を固めることが重要です。
全てを完璧に理解しようとしない
宅建士試験の合格ラインはおよそ7割と言われています。つまり100点満点を目指す必要がないということです。
特に民法などは難しいので、7~8点取れれば十分です。細かいところまで時間をかけて勉強するのではなく、全体をザックリ理解するくらいのイメージで学習するくらいがちょうどいいです。
宅建士試験直前期の過ごし方
直前期の学習方法についてはご理解いただけたかと思います。いよいよ試験も間近。ここでは試験前日及び当日の過ごし方について解説していきます。
試験当日の予定は細かく決めておく
いよいよ宅建士試験を受ける日がやってきました。あなたが今まで多くの時間をかけて学習を積み重ねてきたのも全てはこの日のためです。
何かしらの原因で試験に100%の力を発揮できなかったとなれば悔やんでも悔やみきれません。そのためにも当日のスケジュールは事前に細かく設定するようにしましょう。
具体的には、朝は何時に起きるのか、朝食は何を食べるのか、本番の朝に確認する教材は何か、何時にどうやって会場に向かうのか、昼食は何を食べるか、試験の休憩時間中はどうやって過ごすか、などです。
試験日の1日の動きを事前にシミュレーションしておくことで行動に余裕が生まれます。 これにより余計なことを考えることなく、試験に集中することができます。
試験会場の下見に行く
余裕があれば試験会場には事前に下見へ行きましょう。
スマホのナビがあるから大丈夫と考えている人もいるかもしれませんが、電車の乗り継ぎ方や、最寄り駅からのルートなどを自分自身が把握しておけば、当日迷子になったりナビの不具合でパニックになる心配が無くなります。
移動中も試験に集中することができるため気持ちに余裕が生まれます。
ルーティーンを確立する
直前期では、試験当日のスケジュールと同じルーティーンを作って身体を慣らしていくことをオススメします。例えば、試験当日が5時起きなのであれば、毎朝5時に起きるようにしましょう。当日朝1時間勉強するつもりなのであれば、同じように取り組みましょう。試験開始時間に合わせて過去問を解くのもおススメです。
当日の流れに向けて身体を慣らしていくことで、試験でも100%の力を発揮することができるようになります。
出来る自分をイメージする
直前期になり、もし試験に不合格になったらどうしようとネガティブな気持ちになる人もいるかもしれませんが、この段階でそのようなことを考えたとしても全く意味がありません。
それよりもこの試験で100%の力を出せるための努力を最後まですることが大切です。
もし仮に不合格になったとしても、その時はその時にどうするか考えるくらいの気持ちでいましょう。あなたがどれだけ学習を積み重ねてきたかはあなた自身が一番理解しているはずです。そんな自分に対して自信を持って試験に臨みましょう。
体調管理は万全に!
宅建士試験は10月に行われます。季節の変わり目で風邪を引きやすい季節になりますので、体調管理には十分気を付けましょう。
過度な飲酒や夜更かしは避けてできるだけ規則正しい生活と、健康的な食事をするように心がけましょう。
宅建士試験の直前対策まとめ
宅建士試験の直前対策まとめ
- 試験当日まで手を抜かず勉強を続けること
- 過去問、模試や予想問題を徹底的にこなすこと
- 予備校の直前対策講座の受講はよく考えて
- 新たな教材に手を出すのではなく、手持ちの教材をマスターすること
- 試験当日のスケジュール、ルーティン作りをしていこう
宅建士試験の直前期の過ごし方について解説してきました。
ここまできたら自分を信じて試験に臨むしかありません。この記事を読まれている方が一人でも多く合格することができるよう応援しています。頑張ってください!