管理業務主任者試験の直前対策のポイントは?勉強方法から当日の過ごし方まで解説!

「管理業務主任者試験の直前期の勉強は何をすればいいの?」

「管理業務主任者に合格した人の試験の直前期の過ごし方を知りたい!」

このような疑問をお持ちの方、いらっしゃいませんか?

試験の直前期は緊張も高まり、勉強をスパートしなければならない焦りも出てくるため、過ごし方や勉強方法は気になるところですよね。

こちらの記事では、管理業務主任者試験の直前対策や当日までの過ごし方について解説します!

管理業務主任者の直前期対策についてざっくり説明すると

  • 最後まで気を抜かない
  • 多くの教材に手を出さない
  • 苦手はしっかり潰す

管理業務主任者試験の直前対策のポイント

参考書とコーヒー

試験の直前期で気を緩めてしまい、サボってしまうとこれまでの努力が無駄になってしまいます。

やる気はあっても非効率な勉強を続けると同じく不合格になりがちなため、注意する必要があります。

ギリギリまで正しい勉強法で、やるべきことをひたすら積み上げることを心掛けましょう。

試験日まで全力を尽くす

試験の本番が近づいてくると、緊張感が高まる人と逆に気が緩んでしまう人がいます。

直前期において、試験範囲の内容が頭に入ったからといってのんびり過ごしてしまうのは間違った過ごし方です。

人間の脳は学習した内容をすぐに忘れてしまうので、直前までこれまでの勉強の内容を忘れないよう、ひたすら内容の確認を行うべきなのです。

また、油断してのんびり過ごしてしまうことで勉強の気持ちを切らしてしまい、当日にケアレスミスで失点しまうこともあります。

直前期は気持ちが切れてしまう場面がどうしてもあるので、おすすめは事前にスケジュールを作成しておくことです。

勉強時間はもちろん、何をどう勉強するかまでやるべきことを細かく定めておくことで、やるべきことが明確になり気のゆるみが少なくなるでしょう。

過去問は完璧に

管理業務主任者試験は、過去問から似たような問題が多く出題されるケースが多いため、総仕上げは過去問を使うと効果的です。

過去問の答えと解説を暗記してしまうくらい繰り返しに解くと、本試験でも「これ見たことある!」という問題を増やすことが出来ます。

過去問を取り組むにあたり、できれば10年分は網羅すると良いです。

また、1問に時間をかけすぎずに時間内に解き切ることを意識し、試験の流れを体に染み込ませることも重要です。

本番で試験時間が足らずに取り組めなかった問題が無いようにしましょう。

模試や予想問題にチャレンジ

大手予備校などが主催している模試には、できれば参加するようにしましょう。

当日日程が合わなければ、過去の模試を解くのでも構いません。

重要なことは、本番レベルの問題に多く触れることと、本番の試験形式に慣れることです。 模擬試験は「得点を追う」ものではなく、本番の環境を体験する手段と考えるべきです。

管理業務主任者試験の際、効果的な時間の使い方が必須となります。マークシートを適切に塗る実践も、準備として欠かせません。そうしないと、解答は分かっていても時間不足で終了することが考えられます。

また、併せて試験時間内に解き切ることを意識することも大事です。

この試験では通常、2時間で50問の問題が出ます。これは、1問を解くのに約2分しか時間が取れないことを意味します。

勉強段階での過去問の取り組み方とは異なり、試験ではマークシートの正確な記入も求められます。どのセクションからアプローチすべきか、時間内にどのように取り組むべきか、など、実際に試験を体験しないと知り得ないポイントが多いです。

理想的には、全問解答後にマークミスのチェックも行いたいところです。

模擬試験の実践を通じて、本番の管理業務主任者試験への自信をつけることができます。

そして、模擬試験はあくまで「模試」であり、新たな知識を詰め込む場ではありません。既存の知識の確認や、初見の問題へのアプローチを練習する場として活用しましょう。スコアよりも、基本的な内容の確認に焦点を当てることが大切です。

苦手克服に重点をおく

直前期は苦手な論点を集中してやると良いです。

直前期にもなると、得意な分野に関してはすでに完成されているためしつこく繰り返さなくても大丈夫です。(本番のド忘れには注意が必要ですが)

本番で、もし苦手な分野からの出題が多かった場合、合格することは困難になってしまうため、できるだけ本番までに「捨て問題」は少なくしておくべきなのです。

苦手科目はいわゆる「食わず嫌い」のようにしっかりと問題を解いてこなかったことが原因だったりするので、この時期に集中してやることで一気に伸びる可能性も秘めています。

特に、過去の試験での出題頻度が比較的高いものに関しては、要注意です。 苦手な分野の中でも特に出題頻度が高い分野から対策していきましょう。

そのため、苦手意識を持っている分野を潰して本番を迎えることが重要です。

区分所有法の分野を中心に対策

管理業務主任者試験では、区分所有法の出題数は毎年5問前後とあまり多くはありません。

しかし、法律系の問題は区分所有法の知識を前提としているため、重点的な対策が必要です。

区分所有法の制定された目的、基本的な理論や背景などを必ず押さえておくようにしましょう。

マンション管理適正化法・標準管理契約書などは基本問題が中心なため点数が取りやすいと言えます。

これらの点数が取りやすい分野で失点しないように、正解すべき問題は取りこぼさない強い意識を持って勉強していきましょう。

全員が正解できる問題を落としてしまうと、不合格へ直結してしまうため、ケアレスミスは許されず細心の注意が必要です。

直前期におすすめのテキスト・問題集を紹介

ノートにメモ

直前期はやるべきことを明確にするために、問題集を購入して重要箇所を重点的に対策する方法もおすすめです。

ここでは、直前対策に抜群の効果を発揮するおすすめテキスト・問題集を紹介していきます。

おすすめテキストで重要ポイントをしっかり押さえよう

管理業務主任者試験の直前対策としておすすめのテキストとしては、「2023年度版 管理業務主任者 出るとこ予想 合格るチェックシート」が挙げられます。

管理業務主任者 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート 2023年度
1650円
管理業務主任者 出るとこ予想 合格(うか)るチェックシート 2023年度
1650円

@rawhtml このテキストは、試験の最重要論点を50項目に分けて、7日間でしっかりと整理できるようにしています。

「直前フォーカス」で、出題ポイントを確実に押さえてくれ、解き方もしっかりと掲載されています。

説明は、図表を豊富に取り入れて短時間でも要点を取り入れられるようにしており、非常にわかりやすいでしょう。

直前模試で最終調整もばっちり

管理業務主任者試験の直前対策の問題集として最適なのは、「ラストスパート 管理業務主任者 直前予想模試」です。

ラストスパート 管理業務主任者 直前予想模試 2023年度
1980円
ラストスパート 管理業務主任者 直前予想模試 2023年度
1980円

この問題集は、試験の出題傾向を徹底分析して、頻出範囲に的を絞った1冊となっており、3回分・計150問を難易度別に収録してあります。

さらに、直前期に役立つマル秘情報も巻頭にばっちり掲載していることから、法改正情報や今年の狙い目まで丸わかりです。

これで、直前期の最終調整もばっちりでしょう。

直前対策講座は受講すべきか?

大きな疑問

講座 カリキュラム名 費用
TAC 総まとめ講義 20400円
LEC 試験直前ヤマあて講座 5500円(DVD講義)

これら予備校の直前期対策の講座は、その道のプロがやっているものなので、得るものが多く信頼できる講座と言えます。

直前期にやるべきことをしっかりと網羅して提示してくれるので、受講することで一定の成果が見込めるでしょう。

しかし、受講料はかなり高いため、勉強の進捗が芳しくなく、合格に自信がない人向けの最終手段とも言えます。

もちろん受講する選択肢も良いですが、ここまで高い受講料を払うのであれば、まずは自力で直前期を乗りきり試験に臨んでみることを優先すべきです。

万一試験に落ちてしまった場合は、年度試験に向けて通信講座などを受講した方がコスパは良いと言えます。

直前期にやりがちな間違った勉強法とは?

コーヒーとノート

新規でテキストや問題集を購入する

これまで使っていた教材に加えて、新しいテキストなどを買ってしまうのは最もやってしまいがちな失敗です。

市販のテキストを何冊買ったとしても、内容はほとんど同じなので目新しい発見はありません。

無闇に新しい教材に手を出すのではなく、これまで使っていたテキスト・問題集の内容を本当に完璧に理解できているのかを確認すべきです。

よほど悪いテキストなどを使用してない限り、今持っているテキストを完璧にすれば、確実に合格できる学力を身に付けることができます。

今持っているもので、解けなかったところをきちんと復習した方が、コスト面でも効率面でも優れているのです。

完璧主義者になってしまう

管理業務主任者試験の合格ラインはおよそ7割であるため、満点を目指す必要はありません。

日頃の勉強においては安全圏と言える8割以上の得点を目指して勉強を進めるべきですが、「3割は間違えても大丈夫」という割り切りも時には必要です。

民法・区分所有法・建築・維持管理の3つの分野は重点的に対策し、会計・税務は出題数が少ないためあまり時間をかけすぎるべきではありません。

過去問などを通じてこれまでの出題頻度や頻出論点を分析し、メリハリをつけた勉強をすることで合格に近付くことができるのです。

直前期にやれることは思っている以上に少ないので、合格点突破を確実にするための対策に注力するようにしましょう。

直前期の過ごし方で大切なこと

最後のスパート

試験当日の予定は細かく決めておく

当日は、起床時間や頭の回転を良くするための朝食、本番の朝に確認する教材などを予め決めておくようにしましょう。

また、当日焦らないように試験会場への到着時間や移動手段、昼食は何を食べるかなど、些細なことも含め本番の流れをイメージしておくようにしましょう。

試験当日は、試験にだけ集中できるようにすることが大事で、道に迷ったりしないように試験会場などにはできれば下見に行っておくと良いです。

1週間前の日曜日などは実際に本番をイメージした起床時間などを実践してみると良いかもしれません。

試験会場の下見

試験は大学の教室や貸会議室などで行われることが多いです。

本番のイメージをし、当日に緊張しないためにも下見は大切です。

また、本番はトイレが混みがちなのでトイレの位置を確認し、会場の近くで落ち着いて勉強できそうなカフェなどがあるかも確認すると良いです。

ルーティーンの確立

できるだけ試験当日の流れを体に染み込ませておくために、ルーティーンを作ってしまうのも有効です。

例えば、当日5時起きのつもりなら毎朝5時に起きるようして、当日の朝に1時間ほど勉強するつもりであれば、実践してみましょう。

このように模擬体験しておくことで「起床時間をもう少し早めて本番眠くならないようにしよう」「朝は糖分を多く取っておくと勉強が捗る」など、様々な改善点が見えてきます。

このように、当日の流れに向けて身体を慣らしていくのが効果的です。

出来る自分のイメージ

ポジティブなイメージを持つために、本番でスラスラと溶けている自分のイメージをしましょう。実際には、当然わからない問題が出てきますがマイナスなイメージはしないようにしましょう。

不合格になってからのことはその時考えれば良いことなので、目の前の試験に集中することを優先してください。

過去問を何度も解くと、当然答えも覚えてしまいスラスラと解けるようになると思いますが、これこそがポジティブなイメージです。

あまり緊張せずに当日を迎えるためにも、適度にリラックスしてスラスラと問題を解く自分をイメージしておくようにしましょう。

体調管理は万全に!

無理に勉強を続けて、体調を崩すようなことがあってはいけません。

体調を崩してしまうと、これまでせっかく努力してやってきたことも無駄になってしまい、非常にもったいないです。

直前期は、規則正しい生活を送って体調を整えることを優先するべきであり、具体的には早寝早起き、1日3食しっかりと摂ることを心がけましょう。

当日ベストなコンディションで、持てる力をすべて出し切れるような状況にしないと、1年間を無駄にしてしまいかねません。勉強を追い込みすぎないように注意してください。

管理業務主任者の直前期に関するまとめ

管理業務主任者の直前期に関するまとめ

  • 本番のイメージはしっかりと持っておくこと
  • ネガティブなイメージは持たないこと
  • 苦手はできる限り潰しておくこと

試験の直前になると緊張して当たり前です。

緊張することは悪いことではありませんが、普段の実力を出し切れないことが無いように、日頃の準備が非常に重要となります。

あまり気負いすぎずに、ベストを尽くして合格を掴み取ってください!

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