宅建の直前模試は受けるべき?注意点やおすすめの模試まで徹底解説!

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この記事は専門家に監修されています

宅建士

関口秀人

「宅建試験を受験する予定だけど、直前模試って受けた方が良いの?」

こんな疑問を抱えている方もいらっしゃるでしょう。

結論としては、直前模試を受けることで本番の雰囲気を感じたり、自分の今の実力を確認することが出来るので、是非受けることをおすすめします。

この記事ではおすすめの直前模試の選び方や、直前模試を受けることのメリット、加えてデメリットや注意点も詳しく解説します!

記事を読んで直前模試を受けるメリットを知ることで、周りの受験生よりも有利に試験対策をしましょう。

宅建直前模試についてざっくり説明すると

  • 直前模試の最大のメリットは本試験の雰囲気を感じられること
  • 出来るだけ大規模な会場での受験がおすすめ
  • 直前模試を受けるデメリットもある

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直前模試は受けた方が良い

階段を昇る人 直前模試は本試験さながらの形式で行われるので、解答の時間配分や解答形式に慣れたり、会場の雰囲気を知ることが出来るというメリットがあります。出来るだけ受けることをおすすめします。

ただ、直前模試を受けるにはデメリットもあるので手当たり次第にたくさん受けることはおすすめしません。

また、直前模試の中には自宅受験するものもありますが、会場の雰囲気は会場で受験することでしか感じることは出来ません。可能な限り本試験に近い形を体感するために直前模試も会場で受けましょう。

本番の雰囲気に慣れる

懸命に勉強して宅建試験に臨んだものの、いざ会場に入ったら独特の雰囲気に緊張してしまって本領を発揮できなかったということはよくある話です。

直前模試を受けることで試験開始を待つ時間の使い方、試験中に他の受験生が問題を解く音、解答方式や時間配分などを実際に体感することが出来ます。

大規模な会場で直前模試を受けることでより本番に近い雰囲気を体感することが出来ます。是非受験して雰囲気に慣れておきましょう。

多くの問題に触れることができる

過去問や問題集を繰り返し解いていると理解したような気になります。しかし見たことのない問題や普段と異なる角度からの問題に取り組むことで、自分の苦手分野や理解度を知ることが出来ます。

さらに直前模試は過去の出題傾向から、その年の本試験に出題される可能性が高いと予想されるものが出題されるので、本試験までの間に勉強すべき箇所を把握することも出来ます。

また、新しい問題を解くことで対応力を鍛えることができるので、実際に本試験で見たこともない問題に直面した時に落ち着いて取り組む練習にもなります。

自分の立ち位置がわかる

直前模試を受けると順位や偏差値が出るため客観的に自分の立ち位置を知ることができ、自分の感触と現在の実力がどれくらい対応しているかを確認することが出来ます。

直前模試の段階で「どれくらい合格に近づいているのか」「なんの知識が足りないのか」「あとどのくらい努力すれば良いのか」を把握することが出来れば、モチベーションが維持され、残りの時間を効率よく合格に向けての学習に使うことが出来ます。

現在の実力や苦手分野、弱点が把握できたら、足りない部分を集中的に補強して合格できるように、本試験に向けて対策を立てていきましょう。

直前模試のデメリット

三角形の写真 宅建試験合格を目指すにあたって受けるメリットの多い直前模試ですが、受けることによるデメリットも存在します。

せっかく直前模試を受けたのに「時間の無駄だった」「こんなはずじゃなかった」なんていうことにならないように、デメリットについても事前に確認しておきましょう。

丸一日消費する

直前模試も本試験と同じように試験時間は2時間設けられています。さらに模試によっては終了後に解説を行うこともあります。試験の前後の時間や移動時間を考えると、その時間で自分の勉強を進めた方が効率が良いと言えます。

特に過去問演習などが不十分で「本番に間に合うか分からない」という人は直前模試を受けるよりも、まずは一通りの勉強が終わった状態で本試験に臨めるように、効率を重視して自分の勉強を優先させましょう。

受験料がかかる

直前模試は有料で行われることがほとんどなので、当然何回も受ければそれだけお金がかかります。

先述の通り、直前模試のメリットは本試験の雰囲気を体感することと、実力を把握することです。

むやみにたくさんの直前模試に申し込んでも時間とお金の無駄になりかねないので気を付けましょう。

メンタルに影響する

試験中に周りの雰囲気にのまれたり、思うように問題が解けなかったりすると「本番でも同じことになるかもしれない」と不安になったり焦ったりすることがあります。

しかし繰り返し言いますが、直前模試は本試験の空気感を体感するために受けるもの。「思ったより緊張した」「意外とうまくいかなかった」と体感できたことが収穫です。

不安になったり自信喪失したりするのではなく、この経験から「本試験に向けてどう対策するか」を考えて課題に取り組んでいくことが重要です。

おすすめの直前模試の選び方

パソコンを見る男性

大手であればどの模試も大きな差はないので、自分のスケジュールや学習ペースに合わせて選びましょう。

ただし本試験は数百人が収容できるほどの大きな教室で行われることが多いので、本試験に近い環境を体感するために出来るだけ大規模な教室で実施する模試を選ぶことをおすすめします。

少人数の模試や自宅受験では本試験を体感するという目的は満たすことができません。

直前模試は何回受験すべき?

基本的には一回受ければ十分です。

しかし初めて受験する人や緊張しやすい人、今まであまり資格試験の経験がない人などは会場の雰囲気に慣れるために2回受験するのも良いでしょう。

各社の直前模試一覧

2020年の9月・10月に行われる各社の直前模試の日程を紹介します。

自宅受験は解答をWEBで入力するものと、郵送するもので締め切りが異なるので注意してください。

会場受験

模試名 実施会社 受験料(税込) 日程 備考
ジ・オープン・モギ 住宅新報、日建学院、資格の大原、Kenビジネススクール(4社共同) 5,500円 9/22 全国120か所以上
宅建士模試 LEC、総合資格学院、三省堂、プラチナ出版(4社合同) 5,500円 9/20、21、23 全国32会場・いずれか1日のみ
全日本宅建公開模試 実戦編 LEC 3,850~4,320円 会場による 全国33会場
ファイナル模試 LEC 3,300~3,850円 会場による 全国33会場
全国統一公開模擬試験 日建学院 5,400円 10/6 全国
全国公開模試 TAC 3,900円 9/30~10/4 全国27会場

自宅受験

模試名 実施会社 受験料(税込) 締切日 備考
ジ・オープン・モギ 住宅新報、日建学院、資格の大原、Kenビジネススクール(4社共同) 5,500円 9/18 10:00~9/22 23:59 試験時間は左記の2時間以内
全日本宅建公開模試 実戦編(WEB) LEC 1回3,330円 8/25、9/1、8 全3回・WEB入力
全日本宅建公開模試 実戦編(DVD) LEC 1回4,400円 9/4、11、18必着 全3回・WEB入力も可
ファイナル模試(WEB) LEC 2,750円 9/28 WEB入力
ファイナル模試(DVD) LEC 3,850円 9/25必着 郵送・WEB受験も可
全国統一公開模擬試験 日建学院 5,400円 10/20 WEB入力
全国公開模試 TAC 3,900円 10/2必着 郵送

AIで出題予測した予想問題が貰える!

資格学校である資格スクエアではAIを使った出題予測を元に作成した予想問題「未来問」を無料配布しています

未来問による予測の精度はかなり高く、昨年2019年度宅建試験の予測をした際はカテゴリー的中率74%という極めて高い的中率を叩き出しました

本番試験に向けた総仕上げとしてはこの上なく優れた模擬試験です。受験生であれば手に入れておかない手はないでしょう。

冊子の直前模試集は購入すべき?

本を背負った人 直前模試集を使えば本番の形式で問題に取り組むことが出来るため、本試験の解答方法や時間配分、問題を解く順番などをシミュレーションできます。会場受験のように本試験の雰囲気を掴むことは出来ませんが、試験慣れするために有効と言えます。

しかし試験慣れは過去問でも可能ですし、過去問の方が重要なので、過去問が完璧でないならまずは過去問を優先して学習しましょう。

直前模試集は、過去問を10年分完璧にしていて、まだ演習量が足りないのであれば購入しても良いでしょう。

また模試集は難易度にかなりばらつきがあります。目標は難しい問題が解けるようになることではなく、本試験に合格することなので模試集は参考程度にして学習を進めましょう。

直前模試集一覧

ここでは直前模試の中でも特に信頼度の高い、大手予備校による直前模試集を紹介していきます。

出る順宅建士|当たる!直前予想模試

2022年版 出る順宅建士 当たる直前予想模試【模試4回分 + 最新過去問2回分/解説動画/問題冊子/マークシート付】
1760円
2022年版 出る順宅建士 当たる直前予想模試【模試4回分 + 最新過去問2回分/解説動画/問題冊子/マークシート付】
1760円

出る順宅建士は大手資格予備校であるLEC東京リーガルマインドが作成するシリーズです。

このうち直前予想模試は特に人気が高く、この出る順シリーズは直前模試の中でも随一の人気を誇っています

4回分の直前模試を手に入れることができる上に、購入者はWEB上で解説講座を受けることもできるので、対策としては十分でしょう。

本試験をあてるTAC直前予想

本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士 2022年度
1760円
本試験をあてる TAC直前予想模試 宅建士 2022年度
1760円

TAC出版の資格教材は極めて人気が高く、このTAC直前模試の予想問題集の中で売上NO.1の実績を誇っています

LECと同じくWEBで解説講義が受けられるほか、特典として本試験に持ち込める「直前つめこみBOOK」が貰えるのも嬉しいポイントです。

掲載されている直前模試は3回分となっています。

これで合格!宅建士直前予想模試

これで合格! 宅建士 直前予想模試 2022年度版
1540円
これで合格! 宅建士 直前予想模試 2022年度版
1540円

日建学院の出版する直前模試は先ほど紹介した2冊よりも少々安い値段で手に入れることができます。

一方でWEBによる講義は「法改正データ解説」のみなので、特典は上記大手2社と比べると若干劣ります。

掲載模試数は3回分です。

宅建直前模試まとめ

宅建直前模試にまとめ

  • 直前模試を受けることで会場の雰囲気や自分の実力を知る
  • 本番の環境を体感する上で、直前模試は大きな会場で受けるのが良い
  • 直前模試は基本的に一度受ければ良い
  • 直前模試の経験と結果を本試験合格のために活かすことが重要

直前模試を受けて本試験の雰囲気を体感したり自分の実力を把握することは、本試験合格に向けて非常に有効です。

直前模試で自分の弱点や学習不足な箇所を把握して補強することで、効率よく宅建合格を目指せるよう学習に取り組みましょう。

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