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【税理士】中小企業診断士とのダブルライセンスの相性とメリットを紹介!

「税理士として働いているが、優良な会計ソフトが出てきており将来が不安・・・」

「中小企業診断士の資格を取ったはいいものの、これといった強みが無い・・・」

「税理士と中小企業診断士のダブルライセンスはどんなメリットがあるのだろう?」

この記事を読まれているあなたは、きっと上記のようなお悩みを抱えられているのではないでしょうか?

税理士が請け負ってきた記帳代行業務や書類作成業務は、今後AIやRPAが主力となっていくことが予想されるため、税理士は今後新たな付加価値を模索していく必要があります。

中小企業診断士は、クライアントからの需要がますます高くなる仕事ではありますが、独占業務が無いため、他の経営コンサルタントに負けない専門性や実力をつけて集客していかなければなりません。

双方の悩みを解決できるのが、税理士と中小企業診断士のダブルライセンスになります。

この記事では、税理士と中小企業診断士のダブルライセンスのメリット、税理士の今後や中小企業診断士の将来性についてまとめました!

税理士と中小企業診断士のダブルライセンスの相性
  • 税理士と診断士のダブルライセンスの相性は極めて良い
  • 2つの資格試験には共通部分が多くダブルライセンスしやすい
  • ダブルライセンスのメリットは非常に大きい
  • 試験難易度は税理士の方が高い

税理士と中小企業診断士のダブルライセンスの相性

握手 結論から言えば、税理士と中小企業診断士のダブルライセンスの相性は非常に良いです。

税理士は、企業や個人事業主の会計処理を代行したり、節税のアドバイスや書類作成を行います。そしてそのクライアントの多くが、中小零細企業となります。

中小企業の経営者は多くの場合、お金に関する事案だけでなく経営課題や将来の事業設計についてもアドバイスをもらいたいと考えています。ですがコンサルタントを何人も契約する余裕がある会社は少なく、 経営に関するアドバイスを税理士に求めています。

税理士の知識だけではそういった依頼に対応することはできませんが、中小企業診断士を取得することでクライアントに対して幅広い提案ができるようになるため、ダブルライセンスを狙う税理士の方が増えています。

中小企業診断士の方の場合、経営コンサルタントとして契約しているクライアントに対して、税理士資格を生かした税務面のアドバイスを行うことでよりクライアントから信頼を得ることができます。

また、独立した中小企業診断士の課題である集客も「税理士の独占業務」を上手く活用することで極めて有利に進められます

このように、税理士と中小企業診断士は双方の課題を補完しあえる極めて相性の良いダブルライセンスなのです。

試験資格の親和性も高い

税理士と中小企業診断士は資格試験の親和性も高いので、どちらか一方を取得している場合、もう片方の試験勉強をスムーズに行うことができます。

中小企業診断士の1次試験には財務会計という科目があり、その内容は簿記とファイナンスの2つに分けられます。

出題割合としては概ね半々となります。税理士資格を取得済みの方であれば簿記についての知識は既に習得済みですので、ファイナンスに特化して学習すればいいということになります。

中小企業診断士の2次試験では、企業の事例に対して診断と助言を行う問題が出題されますが、主な事例4つのうち1つが財務・会計を主とした問題となっています。

簿記にはCVP分析やキャッシュフロー計算などがありますが、税理士資格にてこれらの知識についても既に習得済みですし、税理士の実務経験を2次試験にも生かすこともできます

当然、中小企業診断士の方が税理士資格を目指す場合は、財務会計の知識を試験勉強に活かせるというわけですね。

税理士と中小企業診断士のダブルライセンスのメリット

喜ぶ人 税理士と中小企業診断士のダブルライセンスは多くのメリットがあります。

ここではその魅力について詳しく解説していきます。

集客力が向上する

税理士資格しか所有していない人に比べて、中小企業診断士の資格を併せ持つ税理士の方が、税務面はもちろんのこと経営面についてのアドバイスも行うことができます。

クライアントが抱える様々な悩みに対して、多方面かつ実用的なアドバイスができるようになるため、クライアントの信頼を高めることができ、他の顧客の紹介に繋がるなど、契約率を高めていくことができます

コンサルティング力が向上する

税理士の方は、定量情報の分析を得意としています。この情報をいかに拾い集めて、各企業の経営課題解決の提案を行っていくかがカギとなってきます。

経営課題解決にむけての提案に、経営の知識やフレームワークを活用するスキルは中小企業診断士が特化しています。ダブルライセンスにより他の税理士との差別化を図ることができ、自分の市場価値を大きく高めることができます

転職に有利になる

税理士と中小企業診断士のダブルライセンスは転職の際にも有利に働きます。

税理士事務所に転職する場合、上記でも説明している通り、クライアントが税務面以上のアドバイスを欲しているため、その能力がある証明となります。

他にも、企業の経理職に転職する場合や、コンサルティング業界に転職する場合には、専門性を持った経営コンサルタントとして見られるので、ダブルライセンスは極めて有利に働きます。

税理士資格だけでは将来性が低い

悲しむ人

税理士の仕事は無くなりつつある

税理士の仕事はAI(人工知能)の発展により無くなりつつあります。

税理士の仕事である記帳代行業務や決算・申告書作成業務ですが、これらは作業的要素の大きい業務となります。こうした業務はAIにて代用することができるため、コストのかかる税理士に頼まなくてもいいと考えるクライアントも多くなってきます。

AIは今後ますます進化していくことですから、税理士が行っていた実務はどんどん無くなっていくことが考えられます。

ダブルライセンスでコンサル業務も可能に

野村総研とオックスフォード大学の研究結果によれば、今後10~20年における、主な士業のAIによる代替可能性は以下のようになっています。

士業 AIによる代替可能性
行政書士 93.1%
税理士 92.5%
公認会計士 85.9%
社会保険労務士 79.7%
中小企業診断士 0.2%

この表を見れば、中小企業診断士とのダブルライセンスが如何に税理士の未来を明るくしてくれるかが良くわかるはずです

税理士が中小企業診断士の資格を取得してコンサルティング能力を身につけることができれば、将来性が低いと言われていた立場から一転して、極めて優秀な経営コンサルタントになることができます。

中小企業が抱える経営課題として上位に挙げられるのは、財務体質の改善や資金調達の方法についてよりも、営業力や販売力の強化、人材確保と育成が優先順位として高く設定している企業が多くなっています。そして、経営者が真っ先に相談しようと考えるのは税理士なのです。

税理士は経営者にとって相談相手候補の筆頭

次の表は中小企業庁による「中小企業経営者の事業判断による実態調査」の結果を一部抜粋して示しています。

経営者の相談相手(複数回答可) 割合
顧問税理士・会計士 68.1%
経営陣 27.4%
メインバンク 17.7%
経営コンサルタント 11.0%

表を見てわかるように、税理士は経営者にとって最も頼れる相談相手となっています。この事実を利用しない手はありません。

しかし、税理士のみの知識だと、決算書の数字だけのコンサルティングとなってしまい、説得力の無い内容となってしまいます。

中小企業診断士の知識を活用することで、決算書などから読み取る定量情報に加えて、経営知識を活用したヒアリングによる定性情報を合わせることで、企業毎の実情に合ったアドバイスができるようになります

中小企業診断士だけで独立するのは難しい

悩む人 中小企業診断士として独立しても、それだけで飯を食べていくことは難しいです。なぜなら中小企業診断士には独占業務が存在せず、集客が他の士業よりも難しいからです。

ここで独占業務をもつ税理士の資格が極めて役立ちます。

現状、大半の企業が独占業務の必要性から税理士と契約しています。そして上記の「経営者の相談相手」の表をみて分かる通り、税理士として契約を結んだ顧客は経営コンサルティングを欲している重要な潜在顧客です

税理士の独占業務を生かして契約した顧客に対して、追加サービスとして経営コンサルタントを申し出ることで、集客が極めて楽になります

このように、税理士の資格を持っていることで中小企業診断士の資格単体ではできない集客が可能となるのです。

税理士と中小企業診断士の難易度比較

疑問 税理士と中小企業診断士の試験難易度についてまとめると次のようになります。

税理士 中小企業診断士
受験資格 学識・資格・職歴など要件あり なし
試験科目 5科目 一次:7科目、二次:4科目
合格率 各科目10~15% 一次:20%、二次:20%
勉強時間 3000時間以上 約1000時間

合格率だけで見ると、税理士も中小企業診断士も同じくらいのように感じますが、1科目あたりにかける学習時間を考えると、税理士の方が圧倒的に資格取得難易度は高いです。

以下、それぞれの難易度について詳しく解説していきます。

税理士試験の難易度・合格率

税理士の試験は全部で5科目に合格する必要があります。各科目の合格率は10~15%となっており、1科目ごとの難易度が非常に高いのが特徴です。

その専門性の高さから、合格までに必要な勉強時間は3000時間以上と言われています。

税理士試験は5科目同時に合格する必要はありません。一般的には、1年毎に1~2科目合格することを目指して、何年もかけて試験に挑むことになります。

中小企業診断士試験の難易度・合格率

中小企業診断士の試験は、1次試験と2次試験があります。

1次試験は、経営全般に関する基礎知識に関する試験となっています。マークシート方式となっており、7科目合計700点×6割=420点で合格となります。ただし、1科目でも40点未満があると足切りとなり不合格となってしまうので、各科目満遍なく学習をする必要があります。

2次試験では、中小企業への診断および助言に関する能力の判定試験となっています。短答及び論文形式となっており、4事例合計400点×6割=240点で合格となります。2次試験は模範解答が発表されないため、相対評価の試験であると言われています。

1次試験合格率は20%、2次試験合格率は20%となっており、最終合格率は単純計算で4% となります。

税理士ほどではありませんが、こちらも非常に難易度の高い試験です。特に2次試験では知識の応用力が試されるので、1次試験は突破できるけど2次試験に合格できないという方も多いです

税理士と中小企業診断士の仕事の違い

仕事

税理士の仕事内容

税理士はクライアントからの税金に関する業務をサポートします。税理士には独占業務という税理士にしか行えない業務が存在するのが強みです。

独占業務は、税務書類の作成、税務申告の代理、税務相談の3つになります。

他にも、会社設立の手続きや、経理業務代行、金融機関との折衝立ち合い、M&Aの仲介、事業承継の支援などが挙げられます。

中小企業診断士の仕事内容

中小企業診断士は、中小企業のクライアントからの経営相談を受けたり、業務にする課題解決などについてサポートします。

中小企業診断士には独占業務のない名称独占資格と呼ばれる資格になります。つまり中小企業診断士の資格が無かったとしても、経営コンサル業務自体を行うことができるということです。

将来性が高いのはどっち?

成功 単純な将来性による比較となると、仕事がなくなる心配のない中小企業診断士の方が将来性は高いと言えるでしょう。

しかし、税理士はAIやRPAに仕事を奪われつつあると言われてはいますが、税務の専門家としてはやはり税理士の右に出るものはおらず、企業が税理士を全く雇わなくなるという可能性は低いでしょう。さらに税理士には独占業務が存在するため、顧客も集めやすいです。

一方、中小企業診断士は日本版MBAと言われるほど、その学ぶ内容については重宝されています。ですが独占業務を持たないため、他の経営コンサルタントとは違う能力をPRできなければ、集客に苦労することが考えられます。

したがって、単純な将来性では中小企業診断士に軍配が上がりますが、資格として「こっちの方が良い資格!」と結論づけるのは難しいです。

中小企業診断士の将来性についてより詳しく知りたい方は、以下の記事を参考にしてください。

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ダブルライセンスを取得する勉強法

夕焼けと人

税理士も中小企業診断士も非常に難易度が高く、勉強に自信がある方でも独学で合格するのはかなり難しいです。

どちらも1年以上の勉強はほぼ必須であるため、独学だと特に学習スケジュールの管理やモチベーションの維持ができずに挫折するパターンが多いです。

短期間で確実に取得を目指すのであれば予備校や通信講座を利用するのが無難です。

ただし予備校は費用が高すぎる上に、通学に余計な時間を要してしまうので、資格Timesでは通信講座の受講を一番おすすめしています

試験突破におすすめの通信講座

資格試験突破のための通信講座であれば圧倒的に「スタディング」がおすすめです。

大手資格予備校の1/3以下の値段で受講できるほか、スマホ学習に特化しているので通勤電車の中などの隙間時間を生かした学習が可能です

お試しで無料講座を受けることも可能なので、税理士や中小企業診断士を目指される方はまずは一度講義を体験してみましょう。

スタディングの公式サイトはこちら!

税理士と中小企業診断士まとめ

税理士と中小企業診断士まとめ
  • 税理士が中小企業診断士を取得することで将来性を飛躍的に高めることができる
  • 中小企業診断士が税理士を取得することで集客の課題が大幅に改善される
  • 士業としての将来性は中小企業診断士の方が高い

税理士と中小企業診断士のダブルライセンスについて解説しました!

税理士のスキルである税務関係の知識と、中小企業診断士の経営課題解決の提案能力が合わされば、クライアントからしてもとても心強い経営コンサルタントとして信頼を得ることができます。

税理士の方、中小企業診断士の方で将来を悩まれている方は、是非ダブルライセンス取得を検討してみてはいかがでしょうか?

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