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司法書士を目指す人必見!資格取得後の流れや着用するバッジの特徴を解説

更新日時 2019/12/23

司法書士は資格取得後に司法書士会に入会しないと司法書士を名乗って働くことができません

ここでは司法書士の資格取得をした後の流れや、司法書士会に入会する理由、司法書士が着用しているバッジの取り扱いなどを解説しています。

さらに、司法書士会に入会した後のメリット・デメリットについても触れていますので、これから司法書士として働く人はぜひ参考にして下さい。

司法書士登録の流れをざっくり説明すると
  • 司法書士連合会へ登録申し込みをする
  • 新人研修を受ける
  • 研修を済ませ費用(30万円前後)を支払えば登録手続きは完了
  • バッジを受け取り開業または勤務司法書士として業務を行う

司法書士試験の難易度と合格率

考える人 司法書士試験は難易度の高い試験です。

例えば平成30年度の司法書士試験の合格率は全体の約4.3パーセントで、毎年の平均合格率は3パーセントから4パーセント程度です。

合格者の内訳をみると、男性が77.1パーセントに対し、女子は22.9パーセントと男性が多いのが特徴です。

同じく難解な試験として知られる宅建業法試験の合格率は15パーセントから17パーセント、行政書士試験の合格率9パーセントから10パーセントほどです。

これらの試験と比較しても、司法書士試験が非常に難しいことが分かるでしょう。

司法書士試験は法律系の国家資格の中でも難関と言われている試験で、弁理士や公認会計士、医師などを並んで合格することが難しい国家資格のひとつです。

司法書士として働くまでの流れ

苗の写真 この段落では司法書士の資格試験に合格した後、司法書士として働くことができるまでのステップについて解説します。

ステップ1.資格の取得

司法書士になるためには、なによりも資格の取得を欠かすことはできません。

司法書士の試験は筆記の一次試験と口述の二次試験に分かれ、両方をクリアして合格となります。

一次試験では午前中に択一問題、午後には択一問題と記述問題が出題されますが、3つのうち1つでも基準点を下回った場合は不合格です

合格は総合点においても基準点をクリアすることが条件となります。また、成績上位者の一部を合格とする相対評価試験という点が大きな特徴です。

二次試験は一次試験をクリアした人のほとんどが突破することが可能なので、やはり一次試験が難関だと言えるでしょう。

司法書士試験の問題内容は、憲法・刑法・民法・会社法などの知識に加え、司法書士法や民事訴訟法からも出題されます。

司法書士試験に合格するためには3000時間以上の学習時間が必要だと言われています。

もちろん独学で司法書士試験を受けて合格する人もいますが、幅広い知識と合格条件の厳しさから独学では限界を感じる人も多いでしょう。

できるだけ早期で司法書士の資格取得を目標にしている場合は、予備校や通信講座などを活用して勉強することがおすすめです。

ステップ2.日本司法書士連合会への登録

司法書士試験に合格しても、それだけでは司法書士と名乗ることはできません。

司法書士として業務をするためには、試験合格後に日本司法書士連合会への登録が必要となります

日本司法書士連合会に登録するためには司法書士名簿への登録が必要ですが、法人の場合は同時に管轄の司法書士会へ入会手続きも行います。

入会する時は登録料をはじめとする諸費用の支払いを行いますが、司法書士として登録を継続する場合は毎年年会費を支払う必要があります。

さらに、日本司法書士連合会に登録するためには各種研修会に申し込みをして受講を行うことも必要です。

研修会の主な種類は、中央新人研修とブロック新人研修、配属研修、特別研修などがあります。

費用の支払いと名簿登録、研修を済ませると登録手続きは完了です。完了後には登録の証である司法書士バッジが貸与され、司法書士を名乗って仕事を始めることが可能になります。

ステップ3.勤務司法書士または独立して働く

司法書士の主な業務は、依頼者の代理で登記申請の書類を作成したり、裁判所や法務局などに提出するための書類を作成したりすることです。

司法書士の資格を活かして働く場合は、司法書士事務所で働く勤務司法書士、または独立のどちらかを選ばなければいけません

年収を比較すると勤務司法書士より独立した司法書士の方が年収は高いことが一般的ですが、資格取得後にいきなり独立して働く人はあまりいません。

多くの人は資格取得後に司法書士事務所で働き、経験を積んでから独立を検討します

知識を持つだけでなく経験を積んでいくことも一人前の司法書士としてスキルアップするために必要なことなのです。

日本司法書士連合会とは?

木製のはてな 日本司法書士連合会は司法書士法によって定められた団体で、東京都新宿区に所在地があります。

司法書士会は北海道に4会、それ以外の各都道府県には1会ずつ、合計50会がありますが、日本司法書士連合会はこれらの取りまとめを行っています。

その歴史は長く1927年に設立されてから実に90年以上にもなります。

司法書士を行う場合は、資格試験に合格した後に司法書士会への強制入会が司法書士法の第57条と第73条によって定められていますので、司法書士会へ入会しない限り司法書士として仕事をすることはできません

入会する理由は、司法書士の扱う仕事内容の社会的責任が大きいことにあります。

司法書士は依頼者の権利や財産と深くかかわり、またそれらを守らなければいけません。

その他にも日常生活で発生するトラブルを法的な解決へ導くなど、法律の専門知識も必要とされる職業です。

これらのことから、司法書士会はすべての司法書士に対して倫理観を高めて品位を保持させ、さらに団体として社会に対しての責任体制を整えることを目的としています。

この目的を維持するために強制入会が定められているのです。

司法書士会に登録するメリットとデメリット

2択のイメージ 司法書士と名乗って仕事をするためには、先に述べたとおり司法書士会に登録する必要があります。

ここでは司法書士会に登録するメリットとデメリットをそれぞれ説明します。

入会するメリットは大きい

司法書士は資格取得をするだけでは司法書士を名乗ることができません。司法書士として業務をするためには司法書士会に登録をする必要があります。

司法書士会に登録すると、司法書士としての仕事を受注することができるだけなく、専門的な業務も行うことも可能になります。

司法書士会に登録することで正規の司法書士ときちんと認識されますので、お客様からの信頼度もアップするでしょう。

業務内容だけでなく、司法書士会が行っている研修も必要に応じて受講することが可能になります

研修は無登録でも受講可能なものもありますが、定員オーバーになりそうな場合は会員が優先されます。

法律は常に改正されますので、司法書士はそれに対応するために勉強を欠かすことができません。そのため司法書士会が行う研修は法律の勉強をする場として非常に重要なのです。

このように周囲からの信頼性を高めたり、業務の専門的知識を深められたりすることが司法書士会登録の大きなメリットだと言えるでしょう。

費用面でデメリットが存在

司法書士会に登録するデメリットは、入会すると様々な費用が発生することです。

例えば入会する時には登録費用などの初期費用が発生しますし、登録した後も毎月の会費などの継続的な出費が発生します

仕事の受注があれば問題ありませんが、まだ司法書士の仕事を始めたばかりで受注があまりない、または受注が安定していない場合には、これらの費用を支払うことが負担になってしまうこともあります。

しかし、最初は費用を負担に感じても、司法書士を継続することで仕事の受注が少しずつ増加する可能性は高いです。

そのため長い目で見ると初期費用の高さは致命的なデメリットではありません。

司法書士として業務を継続するためにも、初期費用がどれくらいになるのかをあらかじめ理解し登録を行いましょう。

司法書士会への登録にかかる諸費用

時間のイメージ 司法書士会への登録にかかる諸費用は総額で約30万円です。

その内訳はまず入会金が2万5千円から5万円ほどです。また、登録後に支払う月会費が毎月1万5千円から2万5千円ほどかかります。

さらに資格登録にかかる国税の登録免除税は3万円、会員データ管理費や交付金などの登録手数料は約2万5千円となっています。

費用として支払う金額は、全国の司法書士会によって変動がありますので全国一律ではありません

また、会費の納め方は司法書士会によって異なります。毎月会費を請求する司法書士会もありますが、3ヶ月払いや年払いを行っているところもあります。

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司法書士バッジ(徽章)の特徴

団結のイメージ

司法書士バッジは司法書士会に登録することで貸与されるバッジのことで、「司法書士徽章」または「徽章」とも呼ばれます。

この段落では司法書士バッジのデザインや大きさ素材など、バッジの特徴について解説します。

大きさ・素材

司法書士バッジの大きさは直径が約13ミリで厚さが約3ミリから3.3ミリ。他の士業バッジと比較するとサイズは小さめです。

弁護士バッジと比較してみると、大きさや厚みは半分程度です。司法書士バッジの地金の素材は不明ですが、全体に18金プラチナメッキが施され、バッジの裏面には素材を表す「Pt.F」「18K」が記載されています。

裏面にはその他にも貸与する側である日本司法書士会連合会の名前と5ケタの通し番号が刻印されていますが、この通し番号は司法書士バッジ独自のものです

弁護士バッジの裏面にも5ケタの番号がありますが、これはバッジを交付された時の弁護士の登録番号です。

一方司法書士バッジの番号は製造番号のようなもので、司法書士個人の会員番号ではありません。

司法書士会では会員番号とバッジの番号は紐づけされているので、誰がどのバッジを持っているのかは問い合わせをすればわかりますが、そのままではわかりません。

また、万が一バッジが紛失した場合は新しい番号のバッジが貸与され、以前使用していたバッジの番号は欠番となります。

バッジの番号に紐づいた情報は司法書士会しかわからないようになっているため、バッジを悪用した偽造や司法書士のなりすましを防ぐことができます。

このことから司法書士バッジは非常に安全性が高いと言えるでしょう。

デザイン

司法書士バッジの表面には中央に「五三桐花(ごさんのきり)」がデザインされています。

桐紋はかつて皇室専用の紋章として使われていた歴史があります。

その後菊花紋が皇室専用の紋章として使用されるようになってからも、菊花紋に準ずる国章として扱われるなど、日本にとってとてもなじみ深いものです。

司法書士バッジは日本国政府を表すデザインにも良く似ていると言われていますが、日本国政府の紋章は「五七桐花(ごしちのきり)」を採用しているので、よく見ると花の数が異なります。

一方で法務省の標章は司法書士バッジと同じ「五三桐花」が採用されています

このことからもわかるように、司法書士バッジの「五三桐花」は、司法書士が法務省所管の国家資格ということを表しているのです

仕様

司法書士バッジはタイタック式とネジ式の2つの仕様があります

タイタック式は後ろに1ミリ未満の針がついていて、衣服に針を刺し、それにキャッチを重ねて固定するタイプのバッジ。

ネジ式はバッジ本体とキャッチにそれぞれギザギザがつき、それをネジのように回して固定することで身につけるタイプのバッジです。

男性の場合はスーツの襟部分に穴が開いているので、そこにバッジを差し込んで固定するネジ式を選択する人がほとんどのようです。

女性の場合は男性とは異なりスーツの襟部分に穴がないことが多いため、衣服に針を通して固定できるタイタック式を選ぶ人が一般的です。

司法書士バッジの着用義務

司法書士が所属している司法書士会では会則にバッジ着用を義務付ける内容が記載されていることもあり、司法書士会の多くは、司法書士が仕事をする際にはバッジの着用と会員証の携行を義務づけています

バッジの着用は左側の襟元の部分で、依頼人からもすぐに確認できる位置です。

司法書士バッジを着用すると、本物の司法書士だという証拠になるのはもちろん、簡易裁判所に入る時の持ち物検査をする必要がないなど信頼性が非常に高いです。

司法書士バッジの紛失・損傷と再発行

司法書士バッジを紛失または破損した場合は、司法書士会に連絡し再交付申請書を提出する必要があります

紛失が理由でバッジの再交付を希望する時は、その理由を書面に添付しなければいけません。

これはバッジだけでなく会員証を紛失した時も同様の対応になります。

バッジを破損した場合は、損壊したバッジを書面に添付して再交付を行います。

司法書士のバッジは裏面に5ケタの通し番号が記載されています。そのため紛失や損壊、または司法書士会を退会で返却されたバッジは欠番扱いとなるので今後使用されることはありません

紛失や損壊後に発行されたバッジはこれまで使用していたものとは異なり、新たな番号が刻印されたものが貸与されます。

資格取得後の流れをイメージして資格取得を目指そう!

司法書士の登録まとめ
  • 司法書士会への登録にかかる費用は入会金や月会費、データ管理費など総計30万円ほど
  • 司法書士バッジには番号がついており、他人が悪用することはできない
  • 司法書士会は基本的にバッジの着用を義務付けている

合格率が低く難関だと言われている司法書士試験ですが、試験合格後も日本司法書士連合会へ登録し、司法書士会へ入会手続きと諸費用の支払いを行わなければ司法書士だと名乗ることはできません。

また司法書士会から貸与されるバッジをつけないと、司法書士の仕事を行えないので、バッジは常に着用が必要です。

資格取得後にどのような流れで仕事を行うかをイメージした上で司法書士試験にチャレンジしましょう。

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